文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3三種の神器よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年03月号
八幡書店版397頁
愛善世界社版210頁
著作集
第五版46頁
第三版46頁
全集
初版26頁
OBC kg488
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本文
天津教の武内家に三種の神器があらはれ、之を皇室に奉献するといつて騒いでゐたやうであるが、今日の人々の浅慮無知も亦甚だしい。元来日本の国体上、三種の神器は皇室にあるのが本当であつて、肇国の初めより万世一系の皇統天津日嗣の陛下が天祖大神を奉斎し、三種の神器の御威徳によつて天ケ下を知し召される神定めなのである。之が即ち皇道であり惟神の大道である。だから古来、国司や酋長等は此の儀に神習ひ、此の日本神国の国体を重んじて必ず神を斎り、璽鏡剣を作り神殿に奉安して、それぞれ祭事に奉仕したのである。今日も尚神社や教会などは此の三種の神器を御神体として神祭りをしてゐる。武内家にあらはれたといふのは、とりも直さず武内家の祖先が神祭りをする時に用ひたものであつて、断じて皇室のものではない。もしそれが本当なら由々しい大問題である。日本神国の国風を知らぬから、そんな間違つた事を平気で言ひ出すのである。要するに吾等は皇国皇道から考へても、あれは武内家の祖先が祭典に用ひたものと推定するより外考へやうがない。