文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3蓑笠の起原よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年05月号(八幡版)?1933(昭和8)年03月号(愛世版)
八幡書店版36頁
愛善世界社版42頁
著作集
第五版151頁
第三版152頁
全集
初版124頁
OBC kg595
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本文
高天原を退はれ給ひ、流浪の旅に上らせ給うた素盞嗚尊様は、風の朝雨の夕、昨日は東今日は西、あて途もなく世界各地を足に任して御歩きになる、何処に行つても誰一人として、宿めて呉れる人もなく、憩まして呉れる家もなかつたので、雨露を防ぐ為に、蓑笠を自ら作らせ給うて、山に寝ね、野に伏し、果しも知らぬ旅のお傷はしい御姿であつた。
太古は五風十雨といつて十日目に雨が降り五日目に風が吹き、少しも変ることなく、いと穏かに世は治まつてゐたのであるが、上記の如く素尊に迫害を加へ奉つて以来、其天罰によつて今日の如く大風や大雨が時ならぬ時に起り、冬雷が鳴つたり、春の終りに雪が降つたりする様な乱調子を呈するに至つたのである。