文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3蛭子の神よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1932(昭和7)年12月号
八幡書店版56頁
愛善世界社版55頁
著作集
第五版160頁
第三版161頁
全集
初版132頁
OBC kg605
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本文
エベス、大黒と云つて福の神とあがめて居るが、其エベスと云ふのは蛭子の神のことである。伊邪那岐、伊邪那美二神が、御子生みの神業の時に、伊邪那美命が先づ言葉を掛け給うた。其時に生れたのが蛭子の神で、之は天地顛倒の神業であつた為め、蛭のやうに骨なしで、グニヤグニヤであつた。故に御子の列に入れられず、葦舟に乗せ流し捨てられた。それが今の兵庫県西の宮に流れ着いたので、漁夫等が之を拾ひ祀つた。それで西の宮の蛭子と云ふ言葉が出た。しかしグニヤグニヤの神で蛭の様であつたので、現在、出雲の美保の関に祀つてある言代主命をも合せ祀つたのである。それが後に至つてエベスは言代主命と思はれる様になつた。