文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治35年旧4月3日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1902(明治35)年5月10日(旧4月3日)
神霊界掲載号大正7年6月15日号(第64号) 8頁
神霊界八幡書店復刻版第2巻 446頁
七巻本第4巻 30頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻39頁
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成18頁
OBC os121
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本文
艮の金神が稜威発揮神と現はれて、二度目の世の立替への守護を致すぞよ。世が逆様に成って居るのを、艮の金神が表面へ出て出口の取次で世を本へ戻すぞよ。斯神が表になりたら、次ぎに龍宮の乙姫様が現はれなさるぞよ。改心の早く出来た御方から、出世をさすので在るから、今度は、自我を張りて居るほど出世が遅くなるぞよ。変性女子もチト我を折らんと、皆が難渋を致すぞよ。今度の仕組は艮の金神が申すやうに致さねば、緯の経綸で行ろうと思ふたとて、先へ行く程行き當りて、物事が遅れて、皆が苦しむ斗りで在るから、一日も早く守護に掛らんと、却々大望であるぞよ。斯大本に、世界の所作柄が為して見せて在るから、この大本の様子を能く見ておくが宜いぞよ。大本に在りた事は、世界に皆あるぞよ。明治二十五年から出口に言はす事は、一つも変りた事は言はして無いぞよ。同じ事ばかりが言はしてあるぞよ。世界中の事であるから、筆先に出した事は、皆世界から段々と出て来て居るのに、未だ疑ふて、誤解を致して居るぞよ。人が死のふが、世界が潰れやうが、多勢の人民が苦しまふが、自分さえ良けりや良いといふやうな心で居ると、我が先に泥溝へ陥って、苦しむ事が出来てくるぞよ。人を人をと思ふ、誠の善の精神でさや在りたなれば、神が見届けて、其上で、その人を助ける神で在るなれど、信心をいたして、間違ふた心で斯大本へ来ておると、大変に辛い事に成るぞよ。此大本は、世界の調査を致す尊い所であるのに、皆のものが、罪科を持って来てをいて、我の甘い目的が外れたと申して、反対に大本を恨めるやうな心で居りたら、肝腎の罪科が取れずに殖える斗りで在るから、長らく苦しみがあるから、斯大本へ這入って居りて、神や出口を恨めるやうな精神で在りたら未だ未だ苦しみが出来るぞよ。茲へ引寄して、早く改心さして、良く為て行りたいと思ふて致す事を、逆に取るから物事が逆様に覆りて了ふぞよ。夫れで、筆先が合はむと思ふたら、自分の腹の中を考えて見よれと申すのじゃ。違ふ精神が在りたら物事が違ふて来ると申して筆先が出してあろうがな。此筆先は一つも違ふ事は書してないぞよ。遅し速しはあるなれど、永らくの経綸であるから、直きに来る事斗りは無いなれども嘘はチットも書かして無いぞよ。能く見て御在れよ、追々と出て来るぞよ。世に出て御在る御方にチット激しき神様斗りが表に顕はれなさると世界は激しくなるから、そこに成ると世界の罪穢が皆判りて来るから、各自の罪穢の在る事は判らむから、未だ未だ神を恨めるものが多数に出て来るぞよ。罪穢償却の出て来るのは、世界は是からで在るぞよ。高ひ処へ上りてエラソウに致して居りた人民、チット是からは気の毒な事に変るぞよ。そこになりてから神に縋りたとて、聞済みは無いぞよ。目の醒る人民世界には大分出来るぞよ。世は持切りには為せんと申して毎度筆先に出してあろうがな。斯世が来るから出口に口で言はせ筆先に書して知らして与りたなれど、疑いが永きゆへ、曙の烏と致して眼を覚して見せるぞよ。遅くなる程世界は悪くなるぞよ。斯大本は世に出て御在る神様と、世に落ちて居る神とは思ひが異ふから心が合はむ筈の事じゃぞよ。モウ世が余り乱れて持てんやうに成りたから、世に表はれて世を立直しを致す神と、此儘で何時までも続かして行うとする神との戦いで在るから、斯大本は六ケ敷のじゃぞよ。今度は今迄に世に出て居りて、世を持荒した神と力競べを致すので在るから、今は神界では神と神との大戦争ひであるぞよ。斯の綾部の大本は世界に出来てくる事を、前に実地の形がして見せて在るから、十分に気を附けて考えておくが能いぞよ。大本は病気直しのやうな小さい所で無いから、誰も大きな心で来て貰わむと、量見が違ふぞよ。何事なりとも頼めば聞き済みはあれども、艮の金神は此の乱れた世を立直しを致す、大望な御役目であるから、手を合はして拝みて居るばかりでは何も解らんぞよ。今迄の汚ない心を捨て了ふて、誠一つの神心になりて来んと、何も判らんぞよ。いつも改心改心と申すのは、今迄の心を薩張り代えて呉れと申すのじゃぞよ。大本の道は為安い信心の出来にくい御道であるぞよ。甘い事申して人を引寄して、陽気信心するやうな教会の行り方とは違ふから、何彼に附けて骨が折れるなれど、三千年の此仕組の花の開く時節が参りたのであるから、弥々今度は上下へ覆るのであるから、神にも仏にも人民にも知らして在れども、今に置き未だ未だ此の儘で此世が先へ行けるやうに思ふて我を張りて居ると、誰に由らず上げも下ろしも成らん事になりて来るぞよ。先の見えるが誠の神であるぞよ。誠と云ふものは、豪いものであるなれど、誠なき人は途中で物が変るから、今度の事は誠を貫かねばならんから、艮の金神の教は骨が折れるなれど、貫いたならば、斯世には恐いものの無き神であるぞよ。今の人民に此の御用を勤め上げる身魂は少ないぞよ。人民の身魂は元は神の分身魂であるから、磨けば良く成るなれど、今の曇りた人民は却々早速に研けむから、是だけに骨が折れるなれど、斯大本の御用いたす身魂は多人数は要らぬなれど、何程神が言い聞かしても聞く人民が一寸も無いから、世界の物事が遅くなるのであるぞよ。何時まで同じ事を申して居りても、世が逆様になりて居るのであるから、良き事を申せば悪く見えるなり、悪い事を致しても人を詐りても、羽振能く致せば今の時節は人から賞る時節であるから、心が合いさうな事は無いなれど、是でも時節が参りたから悪ではモウ立ちては行かぬから、早く改心いたして、誠の心になりて、日本の人民の行状を致さぬ事には、神は聞済み無き事になりたぞよ。日本も外国と同じ精神に成り切りて了ふて居るから、二度目の世の立替がはじまりたら、余り大きな取り違いで、門へも出られむやうに恥かしう成るから、改心するなら今の内であるぞよ。今に天地が覆りて来て、上が下になり下が上に成りて、三千世界は一度に開く梅の花、梅一輪の経綸の生き花が咲く時節が近よりたぞよ。