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文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2第1篇 神界の混乱よみ(新仮名遣い)しんかいのこんらん
文献名3第6章 モーゼとエリヤ〔56〕よみ(新仮名遣い)もーぜとえりや
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-12-23 07:01:39
あらすじ言霊別命はまた、稚桜姫命、大八洲彦命の命により、オコツク方面の猛将・岩高彦を招くことになった。しかし岩高彦は、オコツク方面には邪神が多くはびこっているため、自分がこの場所を開けて地の高天原に参向するわけには行かない、代わりに部下の滝津彦を遣わそう、と提案した。言霊別命は、その言を地の高天原に奏上しようと述べた。そこへ、天の一方から雷鳴が一時に百も轟くほどの大音響を発して、黒雲を押し分けて降ってくる巨神人があった。たちまち天に群がる悪竜・邪鬼を、左右の鉄棒で打ち悩ませると、降ってきた。そして、自分は天神の命によって国治立命の補佐を命じられた神である、と明かした。この神の名を天道別命といい、後のモーゼの神となって神則を定めた神である。またの名を天道坊と言う。また、西方のから雲霧立ち上り、中天で天地を輝かす明るい玉となって大陸を越えてオコツクに落ち、面に渦巻きを立てると、その波間から現れた巨神人があった。これを天真道彦命、またの名を天真坊と言う。天真坊は、国治立命が天地を創造した際に、神命を奉じて中に玉となって沈み、神命が下るのを待っていた神である。この混乱期に現れて、予言警告を発して神人を戒める、エリヤの神である。言霊別命は、天道別命、天真道彦命、オコツクの部将・滝津彦の三神人を得て、天にも上る心地で相伴って竜宮城に帰還した。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月28日(旧09月28日) 口述場所 筆録者外山豊二 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年1月27日 愛善世界社版31頁 八幡書店版第1輯 169頁 修補版 校定版33頁 普及版15頁 初版 ページ備考
OBC rm0206
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本文  言霊別命は稚桜姫命、大八洲彦命の命を奉じ、原彦命の部下の猛将岩高彦はオコツク方面にありと知り、これを高天原に招致せむとされた。
 言霊別命は天の磐楠船に乗りて、浪風荒き原を酷烈なる寒気を冒して進まれた。ここに岩高彦は神命を聞きおほいに喜び、われに優渥なる神命の下りしは実に光栄身にあまる次第なり、しかしながら当方は邪神もつとも多く、寸時もわれの不在を許さず、あまたの悪竜神は今やオコツクを八方より占奪せむとするの真最中なり。ゆえに折角の御神勅なれども命に応ずることを得ず。もしこの一角を魔軍に占領されなば、竜宮城も地の高天原も保ちがたし。われはこのに隠れて大神のために死力をつくさむ。されども神命を拒否するは心許なければ、部下の神将滝津彦をわれに代つて参向せしめむと答へた。
 言霊別命は、
『理義明白なる貴下の御言葉、げにもつともなり。われは帰りて大神に貴下の赤誠を奏上し奉らむ』
と満腔の感謝を述べられた。このとき天の一方より百雷の一時に轟くごとき大音響を発し、黒雲を押分け降りくる巨神人あり。たちまち天上に群がる悪竜邪鬼を、左右の手に鉄棒を振り廻し縦横無尽にうち悩ませ、悠々として降りきたり、岩高彦に向つて、
『今や地上の世界は悪霊のために大混乱に陥らむとするの兆あり。われは天神の命によりて地上の神政を輔翼し、国治立命とともに、天上の制度を地上に布かむがために降れり』
といと厳かに述べられたり。この神再来して後にモーゼの神人となり、すべて神則を定められた。この神の御名は天道別命といひ、また天道坊と仮称する。
 ここに遠く西方のより雲霧立昇り、中天において光茫天地を輝かす明玉となつて、大陸を越えオコツクに落ち、水煙を立て、かつ面に渦巻をたて、山岳のごとき波間より現はれ出たる巨神人あり、これを天真道彦命といふ。また天真坊と仮称する。
 この神は国治立命の天地剖判のとき、神命を奉じて中に明玉となつて沈み、神命のくだるを待ちたまうた神である。いまや神界は混乱に混乱を重ね、邪神悪鬼の跳梁跋扈する時機なり、神司は善悪正邪の区別なく右往左往に迷ふのをりからなれば、天地の諸神司にむかつて宇宙一切の道理を説き、因果の神律を開示せむとして現はれたまうた。この神人再生して天下に現はれ、予言警告を発して神人を戒めたまふた。これをエリヤの神といふ。
 言霊別命は二神人の出現に力を得、天にも上る心地して四神人相ともなひ竜宮城に目出度く帰城し、ここにいよいよ大神の神慮を遍ねく天上天下に拡充された。
(大正一〇・一〇・二八 旧九・二八 外山豊二録)
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