文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2第3篇 神戦の経過よみ(新仮名遣い)しんせんのけいか
文献名3第14章 水星の精〔64〕よみ(新仮名遣い)すいせいのせい
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2020-05-01 15:25:51
あらすじ田依彦と中裂彦は、稚桜姫命を慰めるために、ヨルダン河の上流で千引の岩をとり、広い石庭を造った。すると稚桜姫命はにわかに身体に大痙攣を起こし、激烈な腹痛に悩まされることになった。言霊別命が天津神の神示を受けたところによると、ヨルダン河上流の水星の精から出た長方形の霊石を掘り出して、庭園の石として地上に放置したため、水星の精が警告を発したものである、とわかった。また神示には、まわりの岩石を取り除いて、霊石を黄金水で清め、宮を作って鎮祭すれば、稚桜姫命の病は癒えるだろう、とあった。果たしてそのとおりに取り計らうと、不思議にも稚桜姫命の病は癒えた。しかし、この霊石を掘り出してから、ヨルダン河の水は土砂を流して濁水の川になってしまった。また、中裂彦は心狂ってヨルダン河に身を投じ、悪蛇と変化して死海に流れた。水星の霊石を祭った宮は、言霊別命が斎主として奉仕することになった。稚桜姫命は病は癒えたが、その後の健康は勝れず、ときどき病床に臥すことがあった。常世姫はそれを聞いて、信書を兄の真道知彦に送った。真道知彦は稚桜姫命の長男である。常世姫の信書には、言霊別命が水星の精によって稚桜姫命を日夜呪詛しており、それが命の病の原因である、というものであった。それを聞いて怒った稚桜姫命は、水星の霊石を打ち砕くことを命じた。言霊別命はやむなく天に謝して霊石を芝生の上に投げうった。すると霊石から旋風が起こり、高殿の稚桜姫命を地上に吹き落とした。これより稚桜姫命は不具となり、歩行に困難を覚えることとなった。言霊別命は梅の杖を作って奉った。また、霊石は新たに石造りの宮を作り、月読命の従神として永遠に鎮祭した。
主な人物
舞台
口述日1921(大正10)年10月30日(旧09月30日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年1月27日
愛善世界社版71頁
八幡書店版第1輯 183頁
修補版
校定版73頁
普及版34頁
初版
ページ備考
OBC rm0214
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