文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2後付よみ(新仮名遣い)
文献名3附録 第一回高熊山参拝紀行歌よみ(新仮名遣い)たかくまやまさんぱいきこうか
著者出口王仁三郎
概要
備考参拝者200人の名前が織り込まれている。
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データ凡例
データ最終更新日2018-02-22 18:38:38
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1921(大正10)年10月26日(旧09月26日)
口述場所
筆録者谷口正治
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年1月27日
愛善世界社版261頁
八幡書店版第1輯
修補版
校定版269頁
普及版
初版
ページ備考大正12年(1923)12月3日に参拝。
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本文
王仁
高熊山参拝者名簿
(大正十年十二月三日)
千引の岩石打破る 日本男子の大丈夫と (石破馨)
色香も馨る女丈夫が 世界をま森国々の (森国幹造)
助けの幹を造らむと 東や西や北南
日出る国のまめ人が 善男善女を誘ひて (西出善竜)
竜宮城に参集ひ 浦保国を永遠の
珍の住処と歓びて 神の啓示を次々に (保住啓次郎)
宣べ伝へ行く言霊は 円満晴朗澄の江の
天竜藤に登る如 我日の本の権威なる (藤本十三郎)
一と二三四五つと六ゆ 七八九つ十り三年
今よりきよく田なびかむ 村雲四方にかき別けて (今きよ)
六合兼太る我国土 真奈井の海の洋々と (田村兼太郎)
渡も静かに浦靖の 国の栄えも九重の (土井靖都)
玉の都や小都会 深山の奥も押並べて (小山貞之)
忠勇仁義孝貞之 道明らけく治まれる
三十一年如月の 梅ケ香匂ふ九日の
月をば西に高熊の 神山に深くわけ井りて (高井寿三郎)
聖寿万歳祈らんと 三ツ葉つつじの其上に
村肝清く端坐しつ 言霊彦の神教を (上村清彦)
耳を澄ませてマツの下 吹き来る風もいとひなく (同マツ)
岩窟の前に寛ぎつ 心の中の村雲も (同寛)
かすみと共に消え行きて 稍清新の魂となり (中村新吉)
神の恵みに浴しける 今日は如何なる吉日ぞ
吉や屍を原野に曝すとも 国常立の大神や (吉原常三郎)
三ツの御魂の教なら などや厭はむ鈴木野や (鈴木延吉)
深山に足を延ばすとも 心持吉き岩清水 (水戸富治)
戸閉さぬ国と賑はしく 富みて治まる君ケ御代
五十鈴の流れ清くして 大川口や小川口 (大川ロトク)
水は溢れてトク川の 泥にまみれし幕政も
茲に亡びて大小名 名主庄司に至るまで (庄司キツ)
なキツ倒れつ四方に散る その状実に憐れなり
かかる例しも在原の 丑寅金神太元に (在原丑太郎)
現はれまして前の世の 神と田美との有様を (前田美千香)
説き教へたる三千年の 一度に香ふ白梅の
花咲く春の山の根に 菊太に目出度神言を (山根菊太郎)
天地の神に奏上し 三千世界の改造を
チカへ玉ひし雄々しさよ 四尾と本宮の山の根に (山根チカヘ)
経と緯との神の機 錦の糸の絹枝姫 (同絹枝子)
神の助けの有が田や 鶴九皐に高く鳴き (有田九皐)
岸に登りし緑毛の 亀のよはひの長のとし (高岸としゑ)
ゑびす大黒福の神 真奈井の上に舞ひ遊ぶ (井上あや)
あやに尊き神の苑 海の内外別ちなく
山野河海の神々の 介けの道も昭々と (外山介昭)
植ゑ拡め行く道芝の 盛りの花も隆々と (植芝盛隆)
薫る常磐の神の森 良きも悪しきも仁愛の (森良仁)
神の恵みは変りなく 竹の御園の下斯芸琉 (竹下斯芸琉)
御国の誉れ照妙の 綾の高天に北東の (東尾吉雄)
神尾伊都吉て雄々しくも 教は広瀬の仁義邦 (広瀬義邦)
昇る旭は高橋の その勢ひも常永に (高橋常祥)
開き行く世ぞ祥たけれ 誉れもたかき瑞祥の
やかたに基いを固めつつ 遠津御国も近村も (津村藤太郎)
すさぶ曲津を藤太郎 秋津島根の田広路に (島田頴)
千頴八百頴実のりゆく 稲木の村の中心に (木村研一郎)
霊魂研きを第一と 教へ導く白藤の (藤井健弘)
井や栄え行く健げさよ 誠の教を遠近に
弘むる時や北の空 村雲四方に掻き別けて (北村隆光)
隆々のぼる日の光 本宮山や玉の井の (宮井懿子)
空に映え行く御懿徳に 浴する魂ぞ浦山し (浦山専一)
霊魂修行を専一と 深山の奥に分け入りて
佐とり了ふせし高熊の イワ屋の内も賑はしく (山佐イワ)
朝日夕日を笠として 祝詞奏上や神の詩を (日笠吟三)
吟じて進む三ツ御魂 藤の仙人芙蓉坊が
穴太の村に伊智はやく 現はれ来たりて大神之 (藤村伊之吉)
吉き音信を宣り伝へ 石より固き信仰を (石井孝三郎)
井や益々も励みつつ 忠孝敬神愛国の
三ツの綱領怠らず 加たく御魂に納めつつ (加納録平)
心に録して平けく たとへ野山の奥の奥 (山口佐太郎)
率土の浜も宣べ伝へ 口佐賀あしき悪太郎が
そしり嘲り山ぬ内 布教伝道厭トイなく (山内トイ)
四方の国中大日本 日高の村の佐男鹿の (中村鹿三)
妻呼ぶ如き有様に 世人を思ふ三千年の
神の光りは西東 村雲四方にかき理けて (西村理)
大海原も平けく 波も鎮まる八洲国 (海原平八)
神須佐之男の神魂 沢田の姫が現はれて (佐沢広臣)
教を広く君臣の 中を執持つ一条の (中条勝治郎)
至誠に勝るものはなし 明治の廿五年より
佐藤りの開く大善の 艮神の四郎し召す (佐藤善四郎)
梅花の開く神の世は 老も若きもおしなべて
五六七の御世の活動を 汗と油をしぼりつつ
山田の果ても伊藤ひなく くさきり耕やせ三伏の (伊藤耕三郎)
暑さも涼し高野原 円く治まる太平の (高野円太)
風に黒雲吹き払ひ 四方の沢ぎも静まりて (黒沢春松)
さながら春の如くなり 常磐の松や白梅の
枝にて造りし神の杖 菅野小笠に身を包み (菅野義衛)
仁義の教衛らむと 京都をさして谷波より (京谷朝太郎)
出口の教祖は朝まだき 綾の太元立出でて
海潮純子諸共に 昨日や京屋明日の旅 (京屋フク)
風フク山路をすくすくと 字司朗も見ずに足早に (同司朗)
飛田つ如く進まるる 豊かなそのの梅香り (飛田豊子)
五六七の御代に逢坂の キミの恵みに報いむと (同香)
鞍馬をさして出でて行く 出口の守の雄々しさは (逢坂キミ)
日本魂の鏡なり 月に村雲花に風 (村松タミ)
浮世の常と聞きつれど 松の神世のタミ草の
心はいつも春の空 深山の奥も仁愛の (山崎珉平)
花崎にほひ王民の なか平けく安らけく
上野おこなひ下ならひ 国は豊かに足御代は (上野豊)
業務を伊藤ものも無く 正しき男の子女子が (伊藤正男)
大内山の御栄えを 春かに祝ひよろこびつ (大山春子)
君に捧ぐる真心の 強きは波田野国人の (波田野菊次郎)
菊もまれなる次第なり 澆季末法の世の瀬戸に (瀬戸幸次郎)
現はれ玉ひし艮の 神の御幸は次々に
いやちこまして国民は 同じ心のきみが御よ (同きみよ)
四方の山々内外の 風も静かに笹川の (山内静)
水にも神光煕り渡る 雄々しき清き葦原の (笹川煕雄)
神の御国ぞたふとけれ 日本御魂の大丈夫が
勇気も古井現し世の 濁りを清め市村野 (古井清市)
戸口も佐和に佐和佐和に 五六七の御世を松の色 (野口佐七)
本つ御魂も幸ひて 長閑な春の政事 (松本春政)
国常立の分御魂 仁義の道を一と筋に (国分義一)
守るや洋の西東 山の尾の上に出入る月 (西山勝)
光り勝れし大御代に 立て直さむと昔より
水野御魂の大御神 貞めなき世を弌らんと (水野貞弌)
道も飯田の神の詔 千代の松ケ枝澄み渡り (飯田千代松)
昇る月影高橋の 夜の守りとありがたき (高橋守)
御代に太田の楽もしや 神の御国に伝はりし (太田伝九郎)
九つ花の咲き匂ふ 深山の奥の寒村も (奥村芳夫)
大和心の芳ばしき 大丈夫須佐の大神を
斎ひ藤とみ惟神 御霊幸ひて吉祥の (斎藤幸吉)
聖の御代ぞたふとけれ
道の蘊奥を塞ぎ居る 村雲四方にかきわけて (奥村友夫)
心も清き友の夫が 至誠を内外に長谷川の (長谷川清一)
清きながれも一と筋に 久米ども尽きぬ川水に (米川太介)
濁世を洗ひ太介んと 田庭綾辺の政雄等が (田辺政雄)
神の御声をいや高き 雲井に告げよほととぎす (雲井恒右衛門)
恒の誠のおこなひは この右衛門なき神の笑み
その身の佐賀も康正の 実にも鈴し木忠と孝 (佐賀康正)
慈悲を三つ楯戸して 田助澄まして国の祖 (鈴木孝三郎)
古き昔の神代より 高き神徳次ぎつぎに (戸田澄国)
かくれて御世を守りつつ 忍び玉ひし大神を (古高徳次郎)
斎きまつるぞ藤とけれ 吉きもあしきも三吉野の (斎藤吉三)
花と散りしく大八嶋 長き平和の夢さめて (大島長和)
西洋の国原見渡せば 神を敬ふ人もなし (西原敬昌)
物質文明昌ふとも 心の花は散りにけり
谷波の国にあらはれし 出口の神の御教は (谷口清満)
清く天地に満ちぬらむ 桧杉原かきわけて (杉原佐久)
梅佐久そのを杉の山 見当てに進む日本一 (杉山当一)
長閑けき風も福の井の 大精神は平らかに (福井精平)
神の林に著二郎く 鳴り渡るなり高倉の (林二郎)
高き厳に八重むぐら 青き苔蒸し小田牧野 (林八重子)
蔓さえ光る万世の 亀の歓吉て岩の上 (牧野亀吉)
鶴さへ巣ぐふ高倉の 三ツ葉つつじ之御助に (上倉三之助)
小野が御田間を研きつつ 生れ赤子と若がへり (小野田若次郎)
次第々々にたましひを 石とかためて世を渡り (石渡たみ)
四方のたみ草同一に 神の真道に進ましめ (同進)
御代の栄えを内外に 照らすは神の大本ぞ
谷波の国は狭くとも 広く賢こき神の道 (谷広賢)
雲井の上も海原も 神武と仁徳かがやきて (井上武仁)
神の守りの金城は 所在神の守りにて (城所守息)
神々安息遂げたまふ その聖世美馬ほしと (美馬邦二)
心の清き神人が 御邦二つくす真心は
大小高下の差こそあれ 林のナカの下木まで (小林ナカ)
よろこび祝ふ細し矛 千田琉の国の神の徳 (細田徳治)
円く平穏に治まりて 身椙の元も二三太郎 (椙元二三太郎)
広き新道進むより 神の大道踏める身は
笹原義登と悉後藤く いと康らか仁進み行く (笹原義登)
無事平安の神の道 達るは神の温たかき (後藤康仁)
あまき乳房にすがる児の 太郎次郎の生命の (安達房次郎)
親の光りと松の御代 上田の家に生れたる (松田文一郎)
三文奴の只一人 神の御前にぬかづきて (前田茂寿)
世人を田すけ守らんと 昼はひねもす夜茂寿がら
愛宕の山の片ほとり つづきが岡のふもとなる (片岡幸次郎)
小幡神社の幸ひに 祈願の効もいち次郎く
大河口や小川口 教を日々にトク人の (大河口トク)
心の丈けは庄司きに シウジウの苦辛を耐へつつ (庄司シウ)
安く達せん大神の 心は清き白ユキの (安達ユキ)
黄金の世界銀世界 真鯉の上る滝津瀬の (上滝美祐)
さま美はしき神祐に 心の垢を洗ひつつ
西山林谷の道 作り治めて登り行く (西谷作治)
四十八個の宝座ある 高倉山に崎にほふ (山崎耕作)
三ツ葉つつじの花の下 耕し作る田男の
中にも邨で新しき 由緒を知れる由松の (中邨新助)
道の手引に助けられ 万寿神苑立出でて
詣づる信者二百人 出口の海潮を先導に
田舎の村の小幡橋 金神竜神一同に (村橋金一郎)
渡り田所は宮垣内 鹿蔵住むなる松林 (田所鹿蔵)
紅葉は散れど青々と 茂る木の葉のうるはしき
豊かな冬の木の本に 四方の景色を覚めつつも (豊本景介)
婦人子供に至るまで 介々しくも谷川を (谷前貞義)
飛び越え前み貞勇き義 近藤初めて修業場と (近藤貞二)
神の貞めに一同は 第二霊地と感謝しつ
祝詞の声も晴やかに 木魂に響く床しさよ
勝又五六七の神政に 水野御魂があらはれて (勝又六郎)
久米ども尽きぬ真清水の かはく事なき吉祥の (水野久米吉)
命の親の神心 仰ぐも高し田加倉の (高田権四郎)
神の権威は四ツの海 珍の国土も井や広に (土井理平)
摂理は届く公平の うましき御世は北村の
人は勇みて神寿ぎの 祭祀の道も庄太郎 (北村庄太郎)
日本の国は松の国 浦安国と日五郎より (松浦国五郎)
御三木清めし神の国 善一と筋の世の元の (三木善建)
神の建てたる御国なり 外国人に惑はされ
御国の精華も白石の 五倫五常の道忘れ (白石倫城)
難攻不落の堅城と 神の造りし無比の園 (比村中)
心にかかる村雲を 払ふて清め腹の中
神の授けし御魂をば 汚さむ事を鴛海つつ (鴛海政彦)
国家の政り家政り 彦と夜毎にいそしみて
たとへ悪魔の襲ふとも 少しも鎌はず田力男 (鎌田徴)
日本心を微かに 照して見せよ三日月の
敏鎌の光り鋤の跡 稲田も茂る八百頴野 (鎌田茂頴)
間田なき秋にアイの空 瑞穂の国の中国の (野間田アイ子)
誉れを西洋までノブエ姫 姫氏の国の豊の年 (中西ノブヱ)
稔も吉田の花ぞサク 清き水穂にフク風の (吉田サク子)
薫りは外に比類なき 富貴の草香村肝の (清水フク子)
心の美佐尾芳ばしく 続鎌ほしや曇りたる (比村美佐尾)
世を田貞か江て神の世に なれば曲事かくろひて (鎌田貞江)
吉きこと斗り村幸の 雲間を照らす神のトク (吉村トク)
まコトを那須の神人は 神にすがりツヤはらぎつ (同コト子)
吾身のことを打捨てて 多田道のためクニのため (那須ツヤ子)
つくしの果の人々も 海河こえて田庭路の (多田クニ)
神の御親の膝元に 直子の刀自の跡慕ひ (河田親直)
滋しげ通ふ楽もしさ 小柴田間萩米躅躑 (同滋子)
茂れる山路ふみ別けて 同じ心の一隊は (柴田米子)
神の恵與と勇みつつ 清水湧き出る宮垣内 (同一與)
上田の家も市々に 立出で田渡る野山路 (内田市子)
心せきセキヨぢ登る 新池馬場を一斉に (田渡セキヨ)
進めば砂止山の神 祠の跡を右に見て (馬場斉)
谷の村杉潜りぬけ 真の道の友垣は (谷村真友)
山奥見かけ村々と 貞めの場所雄さして行く (奥村貞雄)
黄昏近く湯ふ浅の 空に出口の王仁が (湯浅仁斎)
岩屋の神を斎ひつつ 降雨も知らぬ森の中 (雨森松吉)
松葉の露の一雫 味はひ吉しと喜びて
呑みし昔の思ひ出に 水の冥加を藤とみつ (加藤明子)
天地神明の洪徳を 感謝しまつる此一行
折も吉野のときつ風 吹かれて顔の湯煙りも (吉野とき子)
御空になびく浅曇り 霊魂を研く三柱の (湯浅研三)
神の宝座の大前に 東尾さして神吉詞 (東尾吉三郎)
拍手三拝上々の 坂えの声をきくの年 (上坂きく)
山の尾の上を崎わけて 昇る旭日のあけの空 (山崎あけ子)
小男鹿妻恋ふ高熊の 見るも勇まし一つ岩 (小高一栄)
栄え久しき神国の 牧の柱とまめ人の (牧慎平)
慎み仕え大前に 低頭平身祈りつつ
松のお千葉もいと清く 月も見五郎の十五日 (千葉清五郎)
大山小山の中道を おのが寿美家へ雄々しくも (大山寿美雄)
松岡神使に誘はれて 本の古巣へ帰りける (岡本尚市)
尚き教へを市早く 上田の炉辺に宣ぶる時 (田辺林三郎)
小松林の神憑り 三ツの御魂が現はれて
近藤二度目の立替は 御国を思兼の神 (近藤兼堂)
現はれまして堂々と 小畠の宮の山の跡 (畠山彦久)
本宮神宮の聖邑に 国武彦の大神は
世も久方の天津神 月見の神や天照す (佐藤かめ)
皇大神の神言もて 世人を佐藤し身をたかめ (平野千代子)
天下太平野千代の基 佐藤りて三よしの花の春 (佐藤よし)
お土の井とく水の恩 正しき御木の宮柱 (土井とく)
千本高知りてきんぎんや 珠玉を飾る三体の (正木きん)
神の御舎殿荘厳に 大宮小宮建て並べ (小宮きゑ)
深きゑにしを説き諭す 高天原の神の道 (原竹蔵)
松のみさをは神の国 竹蔵即ち外国に
たとへて東尾日の本と さきはひ玉ふぞ尊とけれ (東尾さき)
板り尽せしあがなひの 千倉の置戸を負ふ神の (板倉寛太郎)
寛仁太度の胸の内 同じ教も寛々と (同寛文)
文化の魁け梅の花 御空は清く山青く (青野都秀)
野村も都会も秀れたる 神の大道に従ひて
日東帝国安らけく 日五郎の信仰現はれて (東安五郎)
安全無事の世の中に 到達せしめ聖哲の (安達哲也)
教は四方に響く也 同じ天地に生ひ立ちし (同佐右衛門)
草木で佐右衛門色艶を 増して歓こぶ君が御代
世は古川の水絶えず 万寿の苑は亀岡の (古川亀市)
市中に高く聳えつつ 曇れる社会を照らし行く
神の仕組の万寿苑 瑞祥閣の芽出度けれ。
○
教の花の桜井愛子 中野祝子の太祝詞 (桜井愛子)
同じく作郎青年も 巌の上田に参ゐ詣で (中野祝子)
各自気分も由松の 前駈し田るは十四夜の (同作郎)
稲田を照らす月の影 風も清けき秋の末 (上田由松)
此一行廿二人 巻尾に記して証となす。 (前田満稲)
(以上)