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文献名1霊界物語 第3巻 霊主体従 寅の巻
文献名2第7篇 崑崙山よみ(新仮名遣い)こんろんざん
文献名3第25章 邪神の滅亡〔125〕よみ(新仮名遣い)じゃしんのめつぼう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-01-19 15:31:29
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年11月20日(旧10月21日) 口述場所 筆録者外山豊二 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月3日 愛善世界社版147頁 八幡書店版第1輯 313頁 修補版 校定版151頁 普及版66頁 初版 ページ備考
OBC rm0325
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本文  吾妻別、吾妻姫二人の間に、月世姫、月照姫、五月姫の三人の娘生れたり。長女の月世姫は、その性質粗暴にして常に邪神の群に出入し、邪神と結託して、蛸間山を混乱紛擾せしむることにのみ全力を集注しゐたりけるが、吾妻別の重臣たる日出彦は、平素月世姫の行動ますます暴逆の度を加へ、非事醜行止まざるを歎き、涙をふるつてしばしばこれを諫めたれども、月世姫は一言半句も耳をかさず、つひには日出彦を讒訴してこれを排除せむとくはだて、百方手段をつくして蛸間山城の神人を籠絡し、市守姫、畑野彦、田長彦、国平別、竹代彦らを股肱の臣となし、昼夜謀計をめぐらし、日出彦に失敗を来さしめむとし、ここに芳香姫といふ美はしき女性に策を授けて、日出彦を陥いれむとしたりけり。
 日出彦は八王神の命を奉じて、竜宮城に使ひせむとする時、芳香姫は門に立ふさがり日出彦の袖をひきてこれをとどめ、かつその顔色を熟視していふ。
『貴下は何故に妾を平素詐りたまひしや、残念々々』
と身をふるはし、声をくもらせ涕泣する。日出彦は芳香姫の言、少しも合点ゆかず、ただ呆然として芳香姫の様子を怪しみ眺めゐたるのみ。
 芳香姫はたちまち日出彦に抱きつき、
『無情非道のわが夫よ。しらじらしきその御様子。アヽ妾は今まで貴下の玩弄物とされゐたるか。死なば諸共死出の山、三途の川もともどもに渡らむものと誓ひし仲をも顧みず、竜宮城に御使ひの旅出に、ただ一言の御相談もなく妾を捨て、はるばると出行きたまふは余りの無情。アヽ残念や、口惜や』
と歯をくひしばり、大地にドツと打ち伏し、声をかぎりに泣き叫びける。
 日出彦は藪から棒の出来事に、月世姫一派の奸計とは知らず、
『芳香姫は発狂せしか、不憫の者よ』
といひつつも、直ちに手をとり抱きおこし労はり介抱せむとする折しも、時を待ちゐたる月世姫は、市守姫、畑野彦、田長彦、国平別、竹代彦らの一味と共にその場に現はれ、
『天地の律法を破れる不義もの、日出彦を縛れよ』
と下知の声とともに、田長彦らは何の容赦もなく荒縄おつとり、手足をしばりて八王神の御前にまかりいで、
『天地の律法を破り、芳香姫を玩弄せし曲者捕へたり。かかる曲者を城内に止めおくは、風儀を乱し秩序を破るの恐れあるのみならず、八王神の御名の汚れなり。すみやかに厳罰に処し、当城を追放し禍根を絶ちたまへ。証拠は吾ら数名の実地目撃せるところなり』
と言辞たくみに無実の奏上をなしたりしが、日出彦は、神色自若として恐るる心なく、
『ただただ賢明なる八王神の御裁断を請ひ奉る』
と言ひしまま、一言も発せざりける。
 八王神は、黙然としてこの訴へを聞きつつありしが、何の言葉もなく、ツト立ちて宮殿の奥深く入りたまひ、ただちに神前に端坐して神教を請ひたまひ、日出彦、月世姫その他一同を召し出し列を作らしめ、日出彦にむかつて叮嚀に言葉をかけ、吾が長女月世姫の不都合きはまる行動を謝し、かつ、懇ろにこれを慰撫したまひ、月世姫に向つて今後を戒め、その他の神人にも厳しく訓戒したまひ、ここにいよいよ神示によりて日出彦の疑ひは氷解され、正邪の判断は、日月のごとく明らかとなりにける。
 日出彦は無実の疑ひ、まつたく神の明白なる教示によりて晴れわたりたれば、天地にむかつて拝謝し、急ぎ竜宮城さして出発したりける。
 月世姫は謀計のガラリはづれたるに失望し、いかにもして初志を達せむと、蛸間の滝に芳香姫をともなひ、悪竜の神に七日七夜祈願を籠めけるが、芳香姫は忽然として六面八臂の邪鬼と変じ、中空に駆けのぼるよと見るまに、東北の天に怪しき雲塊あらはれ、たちまち西北の空にむかつて延長し、昼夜を弁ぜざる常暗の空となり、あまたの黒竜は月世姫の頭上目がけて降りきたり、盛ンに毒気を吹きかけ、火炎の舌を出して月世姫を喰ひ殺さむとす。このとき月世姫は声をあげていふ。
『汝は芳香姫の変化にあらずや。妾の汝に命ずるところは、妾を苦しめよとには非ず。日出彦を悩ませ滅亡せしめむがためなり。何をまちがへてかかる反対的行動をとるや』
と絶叫したりしに、その時黒雲の間より声ありて、
『汝は実に悪逆無道なり。芳香姫は今や悪竜となりて汝を滅ぼさむとす。他を呪はば穴二つ、自己に出るものは自己に還る。天の賞罰は、寸毫もたがふことなし、思ひ知れや』
と言葉の下より鎗の穂尖は雨の降るがごとく、危険身にせまりて寸毫も免るるの余地なかりけるが、辛うじてわが居室に逃げいりホツト一息つぐ間もなく、家の四隅より毒竜あまた出現して瞬くうちに火炎と化し、烟は身辺をつつみ、猛火炎々として天に冲し、月世姫は黒焦となりて敢なくも亡びける。今まで稍さえたる月世姫も、神の懲罰によりて暗路をたどり幽界のふたたび刑罰を受くるの破目に陥りしなり。アヽ天地に依怙なし、善を助け悪を亡ぼし、世界の神人を戒めたまふこと、実に明鏡の物を写して余蘊なきがごとし。慎むべきは悪事にして、恐るべきは天地神明の大道なり。神はかかる暗黒無道の世に出現して、神、幽、現の三界の立替立直しの神業を開始し、真善美の天国を地上に樹立したまはむとす。神の国に生れ、神の国の粟を食む神の子孫たる吾人は、つつしみて神業に奉仕し、神恩に報いたてまつるべき責任の重大なるを深く自覚すべきなり。
(大正一〇・一一・二〇 旧一〇・二一 外山豊二録)
(第二四章~第二五章 昭和一〇・一・一六 於亀の井旅館 王仁校正)
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