文献名1霊界物語 第3巻 霊主体従 寅の巻
文献名2第12篇 霊力体よみ(新仮名遣い)れいりょくたい
文献名3第50章 安息日〔150〕よみ(新仮名遣い)あんそくび
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-06-15 00:02:22
あらすじ天地の剖判に先立って、宇宙の大元霊である無声・無形の一神があった。これを神典では天之御中主大神という。神界では、大六合常立尊と称える。西洋ではゴッド、仏教では阿弥陀如来、中国では天帝・天主というも、みな同じである。ここでは仮に、天主という言葉を使う。天主は過去現在未来に一貫して、無限絶対無始無終の大神霊である。そして、園絶対の霊威を発揮することによって、宇宙の一切万有を創造したのである。大宇宙の太初、きわめて不完全な霊素が出現し、それが次第に発達して霊の活用を発生するまでの歳月は、ほとんど十億年を費やしている。これを神界ではヒツカ(一日)という。次に霊の発動力である霊体(幽体)なるものが、宇宙間に出現した。これをチカラと称える。チは霊または火、カラは元素である。この宇宙に元素が活用するまでにいたる歳月は、また十億年を費やしている。神界ではこの十億年をフツカ(二日)という。次にこの元素に霊気が発生して、現顕の物体を形成するに至るまでの歳月は、また大略十億年を要している。これがミツカ(三日)である。つまりミツカまでの間に、霊、力、体の三大勢力が発揮して、無数の固形体や液体が出現したのである。次の十億年で、太陽、太陰、大地、諸星が発生した。これがヨツカ(四日)である。次の十億年で、動植物の種(生命?)が天地の間に現出した。これがイツカ(五日)である。さらに六億年を経て、宇宙一切の万物に水火の活用が加わり、森羅万象の大根源が確立した。この六億年間をムユカ(六日)という。こうして、天主は宇宙一切をムユカのうちに創造された(五十六億年間)。そのあと天主は一大金剛力を発揮して世界を修理固成し、完全無欠の理想世界である五六七の神代・松の世を建設される。その工程が七千万年であり、これがナナカ(七日)である。ナナカの神霊の活用が完了した暁には、至善至美至真の宇宙が完成する。これが安息日(ナナカ)である。安息日の七千万年は、宇宙の創造が終わった後に、それを修理固成するために活動する時代のことである。幸いなことに、五六七の歳月もほとんど満期に近づいている。現代はその過渡的な時代である。ナナカメ(七日目)の言霊:ナは宇宙万有一切を兼ねて統一する、ということ。⦿の凝る形であり、行き届く言霊、天国の経綸を地上に移すこと。⦿の確定、調理、成就。水素の形。押し鎮める言霊の活用。カは乾かし固める活用。晴れて見る。一切の物の発生の神力。巧妙となる活用。メは世界を見るの活用。起こり初める。本性を移し、女子を生み、天岩戸を開き、草木の芽、眼目となる活用。
主な人物
舞台
口述日1921(大正10)年12月10日(旧11月12日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年3月3日
愛善世界社版293頁
八幡書店版第1輯 364頁
修補版
校定版295頁
普及版133頁
初版
ページ備考
OBC rm0350
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本文の文字数1991