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文献名1霊界物語 第3巻 霊主体従 寅の巻
文献名2後付よみ(新仮名遣い)
文献名3附録 岩井温泉紀行歌よみ(新仮名遣い)いわいおんせんきこうか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-12-24 03:06:50
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年11月13日(旧10月14日) 口述場所 筆録者栗原七蔵 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月3日 愛善世界社版298頁 八幡書店版第1輯 修補版 校定版309頁 普及版 初版 ページ備考岩井温泉紀行歌は愛世版では第3巻末に収録されている。校定版では第5巻末に収録されており、注意書きとして「編集上の都合により、旧版では第三巻に記載されていた『岩井温泉紀行歌』を、聖師様が同温泉で口述されていた本巻の末尾に掲載させて頂きました。」と書いてある。
OBC rm039901
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本文       瑞月

   岩井温泉紀行歌
 瑞の御魂に縁由ある  壬戌の一月の
 雪降りつもる銀世界  黄金閣をあとにして
 八日午前の巳の刻に  身魂の垢を清めむと
 岩井温泉さして行く  湯浅篠原植芝や
 松の大本の竹下氏  恵みの風も福島の
 近藤の湯治を送らむと  信仰かたき石の宮
 家並は古く朽ちぬれど  名は新町の正中を
 足並速き自動車に  揺られて綾部の駅につく
 汽笛一声汽車の窓  記者の外山氏加藤女史
 西村徳治を伴ひて  心も勇む石原の駅
 煙をあとに初瀬の橋  飛びたつばかり進み行く
 科戸の風の福知山  聞くも恐ろし鬼ケ城
 見捨てて走る山間の  上川口や下夜久野
 降り来る雪を突破して  安全守る上夜久野
 梁瀬を渡りゴウゴウと  輪音も高き和田山や
 篠竹しげる養父の駅  八鹿江原を打ち過ぎて
 外山に包みし豊岡の  昇降客のいと多く
 但馬名所の玄武洞  右手にながめて城ノ崎の
 温泉場を振り返へり  竹野や佐津の駅も過ぎ
 日本海をながむれば  雪雲とほく香住駅
 山腹包む鎧田の  雪つむ景色面白久
 谷を埋むる白雪は  山陰寒気の表徴と
 ながめて走る汽車の窓  煙草正宗菓子饅頭
 お茶お茶弁当の売声に  空しき腹を満たすとは
 ま坂思はぬまうけもの  車のすみに居組つつ
 いよいよ汽車も申の刻  岩美の駅に降りけり
 雪より白きお梅さま  雲井の上の雪の空
 緩高梅の田舎道  ホロの破れし自動車に
 一行六人ぶるぶると  自身神也屁の車
 廻る駒屋の温泉宿  湯治々々と月代の
 一同夕餉も相済みて  腹もポンポコ湯冠りの
 ヤレヤレヤレの拍子歌  いと面白き雪の庭
 なが夜を茲に明しける  大正十年十二月
 十の二日の未明  新暦一月九日に
 激しき吹雪降りすさみ  寒さに凍えた瑞月
 炬燵の中の侘住居  横に立ちつつ千早振
 神世の奇しき物語  外山加藤井上氏
 筆を揃へてかくの通り
    ○
   来訪者名読込歌
 温泉の神と現れませる  出雲に坐す大己貴  (出口王仁三郎)
 岩井の湯口細くとも  薬の王と聞えたる
 神の仁慈の三ツ御魂  心地も日々に朗かに
 病の根まで断り払ふ  効験は岩美に名西負ふ  (西村徳治)
 田舎の村の湯の御徳  療治を加ねて藤くより  (加藤明子)
 明々つどひ遊び来る  男子と女子の宿りたる
 これの駒屋の温泉は  外に又なき客の山  (外山豊二)
 豊二暮す玉の井の  この上もなき御神徳  (井上留五郎)
 留る三階に五郎々々と  ねころびながら霊界の
 ありし昔の物語  石より堅き信仰の  (石渡馨)
 丹波に馨る神の道  常磐堅磐の岩よりも  (岩淵久男)
 かたき誠の教の淵  汲取るものは久方の
 天より降る変性男子  この世の峠や嵯峨の根に  (嵯峨根民蔵)
 さまよふ民蔵救はむと  誓ひ出ます神の世に
 生れ大野は只ならじ  深き因縁の著次郎く  (大野只次郎)
 田づね来て見よ神の村  天地を兼太郎大神の  (田村兼太郎)
 黄色の色や白梅の  佐和に佐木たる神の苑  (佐々木清蔵)
 清き蔵昔のそのままの  紙より白くすがすがし  (紙本鉄蔵)
 世の大本の金鉄の  身魂蔵めし万代の
 亀のよはひの本宮山  二代教主にかかりたる  (亀山金太郎)
 金勝要の太み神  肌への色は山吹の
 清郎比ぶるものもなき  景色も藤や田子の浦  (藤田武寿)
 よはひも今は武寿の  古き昔を田どる時  (古田時治)
 治まる波路を加露ケ浜  船にて越え来し三保の関  (船越英一)
 英米須の神を祭りたる  山陰一の神霊地
 稜威も高嶋あとに見て  浪路を進むゆかしさよ  (高嶋ゆか)
 神の御魂を迎遠藤  綾部に居ます牛虎の  (遠藤虎吉)
 神の吉詞をかしこみて  やうやう平田にたどりつき
 田植の中の道芝を  神のま盛りに踏みて行く  (植芝盛隆)
 降々昇る旭影  竹はなけれど松梅の  (竹下斯芸琉)
 御杖を下げて道草の  斯芸琉野路を勇ぎよく
 東の空の色良しと  俊老いたまふ大教祖  (東良俊)
 桑原田原の道別けて  喜び一行幽世を  (桑原道善)
 知食します大社  栄ゆる松や神の田の  (松田政治)
 尊き政治を偲びつつ  苔むす藤のいと高く  (藤松良寛)
 からむ社の千代の松  心持良く胸寛く
 進む小林神の森  秀づる尾の上の弥仙山  (小林秀尾)
 鶴山亀山右左  神威を保つ一の鳥居  (小林保一)
 稲田の姫の命をば  救ふて得たる村雲の  (稲村寿美)
 劔の光寿美渡り  須賀の宮居を建了へて
 横暴無道の悪神の  山田の大蛇を斬放り  (横山辰次郎)
 ひの川上に辰雲の  光も殊にいち次郎く
 神の功ぞ尊とけれ  諸木の下を潜りたる  (木下泉三)
 谷の泉も素鵞の川  三山の奥村芳りつつ  (奥村芳夫)
 夫婦はここに八雲立  出雲八重垣つまごめに
 八重垣作る八重垣の  誉れは今にコン近藤  (近藤繁敏)
 栄えて繁る長の敏  我日の本のあななひの
 道を教へし大己貴  浦安国の田のもしく  (安田武平)
 武力絶倫国平の  鉾を皇孫に奉り
 君の御尾前仕へなむ  これの誓ひは万代も
 田賀へじものと手を拍つて  青紫垣にかくれたる  (田賀鉄蔵)
 事代主の金鉄の  堅き御言蔵尊とけれ
 すぎ西むかしの物語  神有村の老人に  (西村菊蔵)
 詳しく菊蔵ありがたき  地の高天原にあれませる  (原祐蔵)
 神の祐蔵うれしみて  詣でし一行十五人
 神徳岡さぬ皇神の  重き御命を拝しつつ  (徳岡重光)
 神の光を照さむと  藤き山路や原野越え  (藤原勇造)
 勇み来る造艮の  神の生宮直子刀自
 社の前に田知よりて  祈る誠の美千香る  (前田美千香)
 この音づれを久方の  雲井の空や土の上に  (井上敏弘)
 いと敏やかに弘めかし  神の真毛利は八洲国  (毛利八弥)
 弥常永に伝はりて  栄え目出度瑞穂国
 秋の足穂の御田代は  太田の神に神習ひ  (田代習)
 教の苗を植付ける  国常立大神の
 高木勲を寿ぎて  三柱神の神の教  (高木寿三郎)
 田中も山も佐嘉栄吉し  五六七の御代に住山の  (田中嘉栄吉)
 人の心は泰平蔵  雲井の上も葦原も  (住山泰蔵)
 熊蔵なき迄住渡る  清けき富士の高山に  (上原熊蔵)
 金銀竜の二柱  世人を真森田すけむと  (住山竜二)
 御心くまらせ玉ひつつ  大矢嶋国栄えゆく  (森田くま)
 祥たき御代を松の世の  浦安国の磯輪垣の  (矢嶋ゆく)
 秀妻の国蔵尊とけれ  元気も吉田の一行は  (松浦秀蔵)
 身魂勝れて美はしく  聖地を西にあとに見て  (吉田勝美)
 町や山村伝ひつつ  又蔵降り来る五月雨を  (西村伝蔵)
 おかして伊佐み田庭路の  福知へ帰り喜一郎  (伊佐田喜一郎)
 途上つはりの心地して  二代スミ子は澄渡る
 石原の小泉すくひ上げ  教祖手づから清泉を  (小泉熊彦)
 口に富熊せ玉ひつつ  国武彦の真森田る  (森田勘太郎)
 綾の勘部の太元に  雨の中尾ば六月の  (中尾豊弘)
 四日に豊かに弘前に  神徳高く山の如  (山本惣吉)
 頭にいただき帰ります  大本役員惣一同
 今日の生日の吉き日をば  祝ひ納むる吉祥の  (同納吉)
 宴を平木て大神の  御稜威かしこ美山川の  (平木稜威美)
 供物を献じ石の上  古き太初の皇神の  (山川石太郎)
 直なる武の田ぐひなき  誉れを今に伝へける  (武田なを)
 大正三年の春の頃  十三才の直霊嬢
 瑞月柳月の三人が  出雲大社へ礼参り
 其往きがけに岩美駅  馬車にゆられて晃陽の
 やかたに再び逗留し  いよいよ三度の入浴に
 身魂の垢を洗ひつつ  五ツと六との霊界の
 昔語りを新らしく  天地宇宙の外に立ち
 言葉も清くいさぎよく  まはる駒屋の温泉場
 心の垢をあらひつつ  あらあらかくは識しけり
 皇道発祥の霊地日向国宮崎市の公会堂に於て昭和神聖会支部の発会式を盛大に挙行したる翌朝七時四十分、同市神田橋旅館の二階の間大淀河の名橋や清流を眺めつつ誌し置く。いよいよ霊主体従寅の巻の校正を終る。
(昭和一〇、一、一九早朝)

附言

 明治三十四年旧五月十五日、教祖様神勅を受けて、八雲立出雲の国の天日隅の宮に御参拝の節、山陰道を徒歩し一行十五人、岩井温泉駒屋に一泊せられ、帰路ふたたび同家に宿泊されたる、大本にとつて由縁浅からざる温泉なり。瑞月は大正三年の春、三代直霊、梅田信之氏とともに一泊したることあり。今回にて三度目の入浴なり。静養かたがた霊界物語の口述をなすも、神の御仁恵と歓びのあまり、筆記者および信者の訪問して色々と御世話下されし其の厚意を感謝するため、諸氏の芳名を読込み、長歌を作りて第三巻の巻尾に附する事となしぬ。
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