文献名1霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
文献名2第6篇 宇宙大道よみ(新仮名遣い)うちゅうたいどう
文献名3第33章 至仁至愛〔183〕よみ(新仮名遣い)しじんしあい
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ聖地にて、桃上彦の就任を祝い、広宗彦・行成彦退職を慰労する宴会が開かれた。常世姫、八王大神常世彦、大鷹別、各地各山の八王らがこの宴に居並んだ。桃上彦は簡単に新任の挨拶を述べた。一方広宗彦と行成彦は沈痛な面持ちで退職の辞を述べた。そこへ奥殿より国祖自ら宴の席に出で来たり、広宗彦以下の今回の処遇について、天地の律法に基づく処置とは言え、熱鉄を呑む心地であることを一同に明かした。国祖は続けて、神の愛は宇宙一切万有を美しい神国に安住させ、勇んで神界経綸のために奉仕させようと、日夜苦心している、万有一切に対して至仁至愛の真心をもって臨み、忍耐に忍耐を重ねて神人の資格を保持するように、と諭した。国祖は上座のとばりを捲くり上げ、一同に真澄の大鏡を見せた。神々はその威厳に打たれて思わず平身低頭したが、鏡面を拝すると、そこにはこれまで悪行の果てに滅びた邪神たちが、再び肉体を得てまめまめしく国祖に仕えている様が見て取れた。また、国祖は自らの後頭部を示した。それは毛髪を抜かれて痛々しく血が流れ、無残にただれていたのである。一同の神々は大神の慈愛に涙し、ただ一柱も面を上げる者はなかった。悪神が天則違反により身を滅ぼしたとき、国祖はそのあがないとして、自らの毛髪を抜いて救いとしていたのである。かつて教祖が頭髪を罪深い信者の守りとして与えたのも、この国祖の行いにならったものであった。
主な人物
舞台
口述日1921(大正10)年12月25日(旧11月27日)
口述場所
筆録者外山豊二
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年3月30日
愛善世界社版203頁
八幡書店版第1輯 444頁
修補版
校定版213頁
普及版91頁
初版
ページ備考
OBC rm0433
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