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文献名1霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
文献名2第9篇 宇宙真相よみ(新仮名遣い)うちゅうしんそう
文献名3第47章 神示の宇宙 その二〔197〕よみ(新仮名遣い)しんじのうちゅう その二
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-04-03 00:41:48
あらすじ大宇宙の間に存在する小宇宙は、互いに牽引しあっている。太陽もまた、諸星に牽引されてその位置を保っている。太陽の光は大空へは放射されず、すべて大地に向かって放射されている。地球は球体ではなく、大地の中心にある一小部分である。大地はすべて氷山である。月は中空にあって一ケ月で中空を一周する。宇宙の万物は月の運行に微妙かつ重大な関係がある。月が上線を運行しているとき、われわれの眼に見える。これは月読命の活動である。下線を運行しているときは、素盞鳴尊の活動である。銀河とは、太陽の光が大地の氷山に放射され、それが大空に反射して大空の暗星が見えているのである。銀河の外べりにある凸凹は、氷山の高低が見えているのである。小宇宙を外から見ると、大空は薄い紫、赤、青などの霊衣に覆われている。大地は黄、浅黄、白等の厚い霊衣で覆われている。小宇宙全体は、紫色をしている。これを顕国の御玉という。小宇宙は、他の小宇宙とそれぞれ霊線をもって蜘蛛の巣のように四方八方に連絡し、相通じている。それぞれの小宇宙が、無数の霊線の中心にある。他の小宇宙にも神々はあるが、地球と同じような生物は存在していない。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年12月15日(旧11月17日) 口述場所 筆録者桜井重雄 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月30日 愛善世界社版290頁 八幡書店版第1輯 474頁 修補版 校定版294頁 普及版132頁 初版 ページ備考
OBC rm0447
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本文  前節に述べたるところを補ふために、更に少しく断片的に説明を加へ置くべし。併し自分の宇宙観は凡て神示の儘なれば、現代の天文学と如何なる交渉を有するや否やは全然自分の関知するところにあらず。
 自分は神示に接してより二十四年間、殆ど全く世界の出版物その物から絶縁し居たり。随つて現在の天文学が如何なる程度にまで進歩発達しゐるかは無論知らざるなり。故に自分の述ぶる宇宙観に対して、直ちに現代の天文学的知識を以て臨むとも、俄に首肯し難き点少なからざるべし。
 前節に引続き太陽のことより順次述ぶる事とせり。
 太陽は暗体にして、太陽の色が白色を加へたる如き赤色に見ゆるは、水が光り居るが故なり。暗夜に赤布と白布とを比較して見れば白布の方がハツキリ見ゆるものなり。これに依りて見るも水の光りゐることが判じ得るなり。
 大宇宙間の各小宇宙は互に牽引してゐるものにして、それと同じく太陽がその位置を支持するは諸星の牽引力によるものなり。故に天主は太陽を支持する為に先づ諸星辰を造りたり。(第一篇天地剖判の章参照)
 太陽と我が地球との距離は、小宇宙の直径五十六億七千万里の八分の一に当り、而て大空の諸星は皆それ自体の光を放ちつつ太陽の高さ以上の位置を占めゐるなり。太陽の光は、決して大空に向つては放射されず、恰も懐中電燈の如く、凡て大地に向つてのみ放射さるるなり。
 普通我々は太陽の昇る方角を東としてゐるが、本来宇宙それ自体より言へば、東西南北の別なし。仏説に、
『本来無東西何処有南北』
とあるも、この理に由る。今、東西南北の区別を立つれば、大地の中心たる地球が北極に当る。北とは気垂、水火垂、呼吸垂、の意なり。南とは皆見えるといふ意味の言霊なり。
 地球は前述の如く、世の学者らの信ずる如き円球にあらずして地平なり。我々の所謂地球は、大地の中心なる極めて一小部分にて、大地は第一図に示す如く、悉く氷山なり。而て其の氷山は所謂地球を相距る程愈嶮峻になり行く。普通氷山の解けるといふことは、地球の中央に接近せる氷山の解けるのみにして、大部分の氷山は決して解くることはなきものなり。
 地球説の一つの証拠として、人が岸に立ちて沖へ行く舟を眺める場合に、船が段々沖へ行くに従つて、最初は船体を没し、次第に檣を没して行くといふ事実を挙げられるやうだが、それは我々の眼球がすでに円球に造られてあるが故である。望遠鏡は凹鏡であるから、人間の瞳との関係で、遠方が見えるのである。故に地球説を固執する人々は先づ人間の眼球そのものの研究より始めねばなるまい。
 地球は又一種の光輝を有し、暗体ではない。
 宇宙全体の上に最も重大なる役目を有するのは、太陰即ち月である。太陽の恩恵によつて万物の生成化育し行くことは誰でも知つてゐるが、蔽はれたる月の洪大無辺なる恩恵を知る者は殆ど全く無い。
 宇宙の万物は、この月の運行に、微妙にして且つ重大なる関係を有つてゐる。月は二十九日余即ち普通の一月で、中空を一周する。但し、自転的運行をするのではなく、単に同一の姿勢を保つて運行するに過ぎない。大空に於ける月の位置が、たとへば月の三日には甲天に、四日には乙天と順次に変つて行くのは、月が静止してゐるのでなくして西より東に向つて運行してゐる證拠である。
 月が我々の眼に見えるのは、第一図の上線を月が運行してゐる場合で、下線を通過してゐる時は全然我々には見えない。月が上線を運行する時は、月読命の活動であり、下線を運行する時は素盞嗚尊の活動である。
 次に月を眺めて第一に起る疑問は、あの月面の模様である。昔から猿と兎が餅を搗いてゐるといはれるあの模様は、我々の所謂五大洲の影が月面に映つてゐるのである。それ故、何時も同じ模様が見えてゐる。蝕けた月の半面に朧げな影が見えるのは、月それ自体の影である。つまり月の半面たる火球の部分が見えてゐるからである。
 月蝕の起るは、月が背後から太陽に直射された場合である。日蝕は、月が太陽と地球との中間に入つて、太陽を遮ぎつた場合である。
 銀河は、太陽の光が大地の氷山に放射され、それが又大空に反射して、大空に在る無数の暗星が其の反射の光によつて我々の眼に見えるのである。銀河の外椽に凸凹あるは氷山の高低に凸凹あるが為めである。
 又彗星は大虚空を運行し時に大地より眺められる。大虚空とは此の小宇宙の圏外を称するので、青色を呈してゐる。大空の色は緑色である。併し、我々は大空の色のみならず、青色の大虚空をも共に通して見るが故に、碧色に見えるのである。
 此の小宇宙を外より見れば、大空は大地よりはずつと薄き紫、赤、青等各色の霊衣を以て覆はれ、大地は黄、浅黄、白等各色の厚き霊衣を以て包まれてゐる。そしてこの宇宙を全体として見る時は紫色を呈してゐる。これを顕国の御玉といふ。
 わが小宇宙はこれを中心として他の諸宇宙と、夫れ夫れ霊線を以て蜘蛛の巣の如く四方八方に連絡し相通じてゐるのであつて、それらの宇宙にも、殆ど我々の地球上の人間や動植物と同じ様なものが生息してゐない。但此の我が小宇宙に於ける、地球以外の星には神々は坐ませども、地球上に棲息する如き生物は断じてゐない。この小宇宙と他の宇宙との関係を図によりて示せば、第五図の如くである。
[#図 第五図 大宇宙の図]
(大正一〇・一二・一五 旧一一・一七 桜井重雄録)
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