文献名1霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻
文献名2第6篇 百舌鳥の囁よみ(新仮名遣い)もずのささやき
文献名3第35章 北光開眼〔285〕よみ(新仮名遣い)きたてるかいがん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2020-05-01 12:11:20
あらすじ今度はもう一人の漂浪人が、自分は強者に片目をえぐられ、何とか敵を取ろうと旅をしているが、これを忘れて敵を赦すことができるでしょうか、と質問した。北光天使は答えて言う:憎しみが憎しみを生むことによって、鬼や悪魔が人間にとりつくのであり、そこをよく忍耐しなくてはならない。怨みは忘れなければならない。先方が悪いのであれば、神様はきっと敵を討ってくださる。人はただ、己を正しくして善をなせば、神様の御心にかなって幸福になるのである。あなたが非道い目にあったのも、因縁であり、そこをよく直日に見直し聞き直さなければならない。善悪正邪の判断は、人間にはできないのであり、神の他力によって救われるにみである、と。最初に小便をかけた漂浪人の甲は、この教えを聞いて怒り心頭に達し、怒鳴り散らすと竹槍でもって北光天使の片目をぐさりと抉った。北光天使は泰然として竹槍を抜き取り、天に向かって感謝の祈りを捧げた。甲は北光天使を罵ると、竹槍でもう一つの目も突こうとした。東彦はとっさに甲の手を掴んで押しのけた。甲はよろよろとして倒れ、エデン川に真っ逆さまに転落してしまった。北光天使はとっさに河中に飛び込んで、甲を助け出した。この北光天使の行為に、さしも猛悪な甲も慈心に感じて悔改め、弟子となった。宣伝使は甲に、清河彦と名を与えた。北光天使は、天岩戸開きにあたって偉勲を立てた、天の目一箇神の前身である。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年01月22日(旧12月25日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年5月10日
愛善世界社版212頁
八幡書店版第1輯 703頁
修補版
校定版212頁
普及版88頁
初版
ページ備考
OBC rm0635
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