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文献名1霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻
文献名2第3篇 秘露より巴留へ
文献名3第12章 身代り〔362〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじそこへ淤縢山津見が現れて、日の出神に向かい、大道別命ではないか、と日の出神の旧名を呼ぶ。よく見れば、淤縢山津見は元大自在天の宰相であった、醜国別であった。
醜国別はかつて、聖地エルサレムの宮を壊して神罰により、帰幽したはずであった。醜国別の淤縢山津見は、根底の国に落ち行くときに国治立大神によって救われ、海底の竜宮でその恩に報いるために門番となって勤務している身の上を語った。
日の出神は奥殿への案内を淤縢山津見に促した。奥殿には、海神たちに囲まれて、美しい女神が控えていたが、日の出神を見るより座を降りて差し招いた。
日の出神は堂々として高座についた。日の出神は女神に名乗りをあげ、竜宮城の騒々しい物音について女神に尋ねた。女神は、神伊弉冊命が黄泉国に出でまし、黄泉国の穢れを竜宮城に集めたもうたのだ、と今の竜宮の有様を語った。
日の出神は神言を奏上した。すると辺りを照らす大火光が日の出神の身体より放射し、巨大な火の玉となって竜宮を照らし出した。
すると母神である神伊弉冊命が、身体を雷にさいなまれ、身辺には黄泉神の群れがたかり、目も当てられぬ惨状を呈していることが明らかになった。
竜宮城の女神・乙米姫は自分が身代わりになって伊弉冊命を解放しようと、雷の群れに飛び込んだ。乙米姫の身代わりによって、伊弉冊命は雷の難を脱することができた。
面那芸司は伊弉冊命を救うべく日夜必死の力を尽くしていたが及ばず、連日連夜、闘い続けるその声が、怪しい物音となって門外にあふれていたのであった。
日の出神は神文を唱えて大亀を呼び、伊弉冊命を守りつつ面那芸司、淤縢山津見、正鹿山津見とともに竜宮城を脱して海面に浮き出た。そして常世の国に渡り、ロッキー山に伊弉冊命を送っていった。
その後海底の竜宮城は八種の雷神の荒びがすさまじく、体主霊従・弱肉強食の修羅場と化し、ついに黄泉比良坂の戦いを勃発することになる。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年02月07日(旧01月11日) 口述場所 筆録者東尾吉雄 校正日 校正場所
OBC rm0812
本文の文字数1955
本文のヒット件数全 3 件/底の国=3
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本文  日の出神は、ただ一人茫然として怪しき物音に耳を澄ませ思案に暮るる折りしも、以前の門番の淤縢山津見はこの処に現はれ、
『貴下は大道別命に在さずや』
と顔を見つめゐる。日の出神は、
『貴下の御推察に違はず、吾は大道別命、今は日の出神の宣伝使なり。吾竜宮へ来りしは、黄金山の宣伝使、面那芸司竜宮に来れりと聞き、一時も早く彼を救はむがためなり。速かに乙米姫命にこの次第を奏上し、面那芸司を吾に渡されよ』
と言ひつつ、淤縢山津見の顔を見て、
『オー、貴下は大自在天大国彦の宰相、醜国別にあらざるか。貴下は聖地ヱルサレムの宮を毀ち、神罰立所に致つて帰幽し、根底の国に到れると聞く。然るにいま竜宮に金門を守るとは如何なる理由ありてぞ。詳細に物語られたし』
 醜国別は、
『御推量に違はず、吾は畏れおほくも大自在天の命を奉じ、聖地の宮を毀ちし大罪人なり。天地の法則に照され、根底の国に今や墜落せむとする時、大慈大悲の国治立尊は、侍者に命じ吾を海底の竜宮に救はせ給ひたり。吾らは其大恩に酬ゆるため、昼夜の区別なく竜宮城の門番となり、勤務する者なり。あゝ、神恩無量にして量る可からず、禽獣虫魚の末に至るまで、摂取不捨大慈大悲の神の御心、何時の世にかは酬い奉らむ』
と両眼に涙を湛へ、さめざめと泣き入る。日の出神は、
『汝が来歴は後にてゆるゆる承はらむ。一時も早く奥殿に案内せよ』
 醜国別は止むを得ず、力無き足を運ばせながら先に立ちて、奥深く進み入る。奥殿には数多の海神に取り囲まれて、中央の高座に、花顔柳眉の女神端然として控へ、日の出神を一目見るより、忽ち其の座を下り、満面笑を湛へて、先づ先づこれへと招待したり。日の出神は堂々と、何の憚る所も無く高座に着きける。女神は座を下つて遠来の労を謝し、且つ海底の種々の珍味を揃へて饗応せり。日の出神は、これらの珍味佳肴に目もくれず、女神に向ひ、(海底とは遠嶋の譬也)
『吾は神伊弉諾の大神の御子大道別命、今は日の出神の宣伝使、現、神、幽の三界に渉り、普く神人を救済すべき神の御使、今この海底に来りしも、海底深く沈める神人万有を救済せむがためなり。かの騒々しき物音は何ぞ、包み秘さず其の実情を我に披見せしめよ』
と儼然として述べ立てたまへば、女神は涙を湛へながら、
『実に有難き御仰せ、これには深き仔細あり、高天原に現はれ給ひし神伊弉冊命、黄泉国に出でましてより、黄泉国の穢れを此処に集め給ひ、今まで安楽郷と聞えたる海底の竜宮も、今は殆ど根底の国と成り果てたり。妾は最早これ以上申上ぐる権限を有せず、推量あれ』
と涙に咽びけり。
 日の出神は神言を奏上したまへば、忽ち四辺を照らす大火光、日の出神の身体より放射し、巨大なる火の玉となりて竜宮を照破せり。見れば母神の伊弉冊命を、八種の雷神取り囲み、その御頭には大雷、御胸には火の雷居り、御腹には黒雷、陰所には拆雷居り、左の手には若雷居り、右の手には土雷居り、左の足には鳴雷居り、右の足には伏雷居り命の身辺を悩ませ奉りつつありければ、日の出神は、火の玉となりて飛び廻りける。探女醜女、黄泉神の群は、蛆簇り轟きて目も当てられぬ惨状なり。かかる処へ乙米姫神現はれ来り、
『妾は神伊弉冊命の御身代りとなつて仕へ奉らむ、伊弉冊神は一時も早くこの場を逃れ日の出神に護られて、常世の国に身を逃れさせ給へ』
と云ふより早く、八種の雷の神の群に飛び入りぬ。八種の雷神、其他の醜神は、竜宮城の美神、乙米姫命に向つて、前後左右より武者振り附く。伊弉冊命に附着せる枉神は、一つ火の光に照されて残らず払拭されたり。面那芸司は伊弉冊命を救ふべく、必死の力を尽して戦ひつつありけれども力及ばず、連日連夜戦ひ続け、その声門外に溢れ居たりしなり。これにて竜宮の怪しき物音、阿鼻叫喚の声の出所も、漸くに氷解されにける。
 日の出神は神文を唱へたまへば、忽ち以前の大亀現はれ来り、門外に立ち塞がりぬ。日の出神は、伊弉冊命を守り、面那芸司および正鹿山津見、淤縢山津見と共に、八尋の亀に跨り海原の波を分けて、海面に浮き出で、常世の国に渡り、ロッキー山に伊弉冊命を送り奉りたり。
 其後の海底竜宮城は、体主霊従、弱肉強食の修羅場と化し、八種の雷神の荒びは日に月に激しくなり来り、遂には黄泉比良坂の戦ひを勃発するの已むなきに立到りける。
(大正一一・二・七 旧一・一一 東尾吉雄録)
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