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文献名1霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
文献名2第2篇 一陽来復
文献名3第10章 言葉の車〔403〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ五月姫は四十五清音を読み込んだ契りの歌を歌った。珍山彦は駒山彦に祝歌を促す。駒山彦が祝歌を披露した後は、正鹿山津見が珍山彦に促されて歌を歌った。
その歌には、かつて聖地エルサレムでの自らの悪政の失敗と、日の出神の救い、海底竜宮での苦労、高砂洲での宣伝から今に至るまでの経歴と、改心の誓いと喜びが読み込まれていた。
珍山彦は松代姫に親子対面の祝いの歌を促す。
主な人物 舞台ウヅの館 口述日1922(大正11)年02月13日(旧01月17日) 口述場所 筆録者河津雄 校正日 校正場所
OBC rm0910
本文の文字数3603
本文のヒット件数全 1 件/瑞の御魂=1
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本文  五月姫は立つて唄ふ。
『あふげば高し天の原  い行き渡らふ日の神の
 うづの都の守護神  えにしの糸に繋がれて
 おしの衾の永久に  かはらざらまし何時までも
 きよく正しき相生の  くにの護りと現はれて
 けしき卑しき曲津見を  こらしてここに神の国
 さかゆる松も高砂の  しま根に清く麗しく
 すみきる老の尉と姥  せぜの流れは変るとも
 そろふて二人松の葉の  たがひに心を合はせつつ
 ち代も八千代も永久に  つると亀との齢もて
 てらす高砂島の森  ときは堅磐に治めませ
 なみ風荒き海原を  にしや東や北南
 ぬひ行く船の徐々と  ね底の国の果てまでも
 のどかにしらす天津神  は留の国をば立ち出でて
 ひ照りきびしき砂原を  ふみわけ進む四人連れ
 へり譲れとの御教の  ほまれは四方に響くなり
 まさ鹿山津見神様の  みのいたづきを救ひつつ
 むすぶ縁の温泉場  めぐり会うたる妹と背の
 もも世の契百歳や  や千代の固め睦まじく
 いや永久に永久に  ゆみづ湧き出る珍山の
 えにしも深き旅の空  よは紫陽花の変るとも
 わが身に持てる真心は  ゐく千代までも変らまじ
 うづ山彦の御神に  ゑにしの糸を結ばれて
 をさまる今日の夕かな』
と、四十五清音の言霊歌を歌ふ。
駒山彦『ヤア、恐れ入りました。四十五清音の祝ひの御歌、どうか始終御静穏でゐらつしやいますやうに』
珍山彦『オイ、駒山さま、大分によう転ぶな』
『きまつた事だ。山の頂辺から、駒を転がしたやうなものだよ。アハヽヽヽ』
『サア駒山さま、山の頂辺から駒を転がすのだよ。一つ言霊歌を聴かして貰ひませうかな』
『歌は御免だ、不調法だからな』
『この目出度い場所で、御免だの、不調法だのと、是非言霊の宣り直しをやつて貰ひたいものだ。主人側の五月姫さまが言霊でお歌ひになつたのだもの、お客側の貴公がまた言霊で返歌をするのは当然だ。吾々は一度歌つたから最早満期免除だ。サアサア早く早く、言霊の駒を山の上から転がしたり転がしたり、珍山彦の所望だ』
 駒山彦も、
『こまつたな、止むに止まれぬこの場の仕儀、オツトドツコイ祝儀だ。
 あふげば高し山の端を  いづる月日のきらきらと
 うづの都を照すなり  えにしは尽きぬ五月姫
 おしの衾の暖かに  かたみに手に手をとり交し
 きのふも今日も睦まじく  くらせよ暮せ二人連れ
 けはしき山を乗り越えて  ここに漸く月の宵
 さかづき交す目出度さよ  しま根に生ふる松ケ枝に
 すずしく澄める月影は  せん秋万歳尉と姥
 そろふ夫婦の友白髪  たかさご島の守護神
 ちよに八千代に色深く  つるの巣籠る神の島
 てらす朝日は清くして  とこよの闇を晴らすなり
 なつの半の五月空  にしに出で入る月照彦は
 ぬば玉の世を照らしつつ  ね底の国まで救ひゆく
 の山もかすみ笑ふなる  はる(巴留)の栄えは桃の花
 ひらく常磐の松代姫  ふたりの娘御諸共に
 へぐりの山をあとにして  ほのかに夢の跡尋ね
 まぎて来りし父の国  みたり逢うたり今日の宵
 むすぶ夫婦の新枕  めでたかりける次第なり
 もも上彦は年長く  やちよの春の玉椿
 いづみのみたまの御教を  ゆはより堅く守りませ
 えにしは尽きじ月照の  よは紫陽花の変るとも
 わかやぐ胸を素手抱きて  ゐきと水火とを合せつつ
 うつし世幽世隔てなく  ゑらぎ楽しめ神の世の
 をさまる五月の今日五日』
と歌ひ了れば、珍山彦は膝を打つて、
『ヤア、転んだ転んだ、駒公がころんだ』
駒山彦『これで駒山は除隊ですかな』
 珍山彦は、
『ヤア、じよたいのない男だな。それよりも五月姫さま、アヽこの館の奥さまとならば、じよたいのうしよたいを保つのだよ。心の底から水晶に研いて研き上げて、華を去り実に就き、曲津の正体を出してしまふのだ』
 五月姫は小さき声にて、
『ハイハイ』
とばかりうなづく。
珍山彦『サア、これから御主人公の番だ。まさか否とは言はれますまい。サアサア祝ひ歌を歌つて下さい。珍山彦の註文だ』
正鹿山津見『皆さまの立派な御歌を聴いて、恐れ入りました。私の言霊は、充分研けて居りませぬから、耳ざはりになりませうが、今日は思ひ切つて、神様の御力を借りて歌はして頂きませう。
 あゝ思へば昔其の昔  高天原に生れませる
 心もひろき広宗彦の  兄の命に助けられ
 神の真釣を補ひの  かみと代りし桃上彦の
 神の命のなれの果  心の駒の進む間に
 八十の曲津に使はれて  恵も深き広宗彦の
 兄の命に相反き  二人の兄を退けて
 かみのまつりを握りたる  高天原の主宰神
 常世の闇の深くして  心は雲る常世彦
 常世の姫に謀られて  恋しき都や三柱の
 愛しき御子を振り捨てて  行方も知らぬ流浪の
 身のなり果ては和田の原  浪に浮べる一つ島
 竜宮の島に渡らむと  高砂丸に身をまかせ
 常世の浪の重浪を  渡る折しも吹き来る
 颶風に船は打ち破られ  吾は儚なき露の身の
 朝日に消ゆる悲しさを  闇を照らして昇り来る
 日の出神の御光や  琴平別の救ひ舟
 背に跨り遥々と  千尋の海の底の宮
 乙米姫の知食す  竜の宮居の金門守る
 賤しき司と仕へつつ  涙に沈む折からに
 浪を照して出で来る  日の出神に救はれて
 神伊邪那美の大神や  従属の神と諸共に
 音に名高き竜宮を  亀の背中に乗せられて
 躍り浮びし淤縢山祇の  神の命や和田の原
 つらなぎ渡る浪の上  大海原の真中に
 皇大神と右左  袂を別ち高砂の
 朝日も智利の国を越え  珍の都に辿り着き
 日の出神の任けのまに  名さへ目出度き宣伝使
 巴留の御国を救はむと  山野を渉りはるばると
 吾は都に竜世姫  三五の月照る真夜中に
 威勢も高き鷹取別の  醜の軍の戦士が
 鋭き槍の錆となり  沙漠の中に埋められて
 やうやう息を吹き返し  闇に紛れて帰り往く
 負傷は痛く足蹇へて  一足さへもままならぬ
 破目に陥る谷の底  流るる水を掬ぶ時
 香り床しく味もよき  瑞の御魂の幸はひを
 喜び谷間を攀ぢ登り  温泉のいさに浴して
 百の負傷は癒えたれど  如何はしけむ玉の緒の
 命の絶ゆる折柄に  淤縢山津見や五月姫
 珍山、駒山現はれて  神の救ひの御手をのべ
 助け給ひし嬉しさよ  茲に五人の神の子は
 さしも嶮しき珍山の  峠を越えて千引岩の
 上に一夜を明しつつ  天雲山をも打越えて
 木の花姫の分霊  大蛇の船に助けられ
 もとの住家に立帰り  憩ふ間もなく淤縢山祇の
 神の命の御執成し  珍山彦の真心に
 今日は妹背の新枕  天津御神や国津神
 百神等に永久の  誓約をたてし今日の宵
 清き心の玉椿  八千代の春の梅の花
 開いて散りて実を結ぶ  みろくの世までも変らまじ
 朝日は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 高砂島の永久に  妹背の仲は睦まじく
 親子夫婦は睦び合ひ  花咲く御代を楽しまむ
 花咲く御代を楽しまむ  此世を造りし神直日
 心も広き大直日  ただ何事も人の世は
 直日に見直し聞直し  身の過は宣り直し
 光眩ゆき伊都能売の  神の御魂と現はれて
 天地四方の国々を  守る諸神諸人と
 共に生代を楽しまむ  共に足代を楽しまむ』
と、声もすずしく歌ひ終る。一同は手を拍つて感嘆の声を漏らすのみ。珍山彦は、
『サアサア、これで婚礼組の歌は一通り済んだ。これから親子対面の御祝ひだ。モシモシ松代姫様、貴女のお番です。御遠慮なく親の前だ、お歌ひなさいませ』
 松代姫は、
『ハイ』
と答へて立ち上りぬ。
(大正一一・二・一三 旧一・一七 河津雄録)
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