文献名1霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
文献名2後付よみ(新仮名遣い)
文献名3附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二)よみ(新仮名遣い)たかくまやまさんぱいきこうか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ(池沢原次郎、池沢原治郎、池沢原二郎)
データ凡例
データ最終更新日2020-10-16 17:32:37
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年02月12日(旧01月16日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年7月5日
愛善世界社版297頁
八幡書店版第2輯
修補版
校定版311頁
普及版
初版
ページ備考
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本文
王仁作
高熊山参拝者名簿(二)
(大正十一年四月十三日 旧三月十七日)
(三)
頃は弥生の三の月 十七日の未明より (日笠吟三)
神の恵を笠に着て 各自に神歌を吟じつつ (志摩泰司)
三志摩ひ調へ泰然と 神の教の司人 (佐藤くめ)
道を佐藤りし信徒等 くめども尽きぬ清新の (新井真子)
御井に湧き出す瑞真魂 皇大神の教子が (亀田親光)
亀岡さして田どり行く 御親の神の御光に (大場徳次郎)
皆照らされて大道場 神徳殊に著次郎く (氏家力雄)
永井の氏は家内中 誠の道に信仰の (同しげ)
力雄合せ茅しげる 深山の霊地に武勇の士 (同武勇)
植芝柔術六段に 負はれてふみこむ大本の (同ふみこ)
出口瑞月始めとし 一行勇み登り行く
湯浅仁斎先導に エチエチ上る胸突の (湯浅仁斎)
目まで窪んだ老人や 純雄塗った様な黒い面 (上窪純雄)
白い化粧の淑女たち 極上品な御園白粉 (上園あい)
実にあいらしき美人まで 高天原野はるるごと (高野はる)
よろこび雨に瓜生身も いとはず高く秀太郎 (瓜生秀太郎)
神山さして大木の ふも戸掻き別けぐさぐさと (大木戸さと)
四辺美馬はし邦の祖 元つ御神二まかせつつ (美馬邦二)
上りて谷底ながむれば 瓜や茄子は生えねども (瓜生さち)
溢るる斗りの神のさち 魔神は藤井の善太郎氏 (藤井善太郎)
遠き国より北村の 花咲く山の八重桜 (北村八重)
山本惣勢元気吉く 小松林や杉林 (山本惣吉)
神の祐けに百千太郎 家庭赤山小幡川 (小林祐太郎)
うしとらよりの穴太まで やうやう現はれ北の村 (赤川とらよ)
イラ力も光る祥たさよ 高山低山立並ぶ (北村光祥)
景色四方八方朗らかに 眼に入るぞ床しけれ (高山八朗)
(四)
竹の林に包まれた 田舎の村に細々と (竹田たつえ)
静かな煙たつえ並 土を力に井そしみて (土井三郎)
太郎次郎や三郎が 安く楽しくいと達者 (安達儀一郎)
礼儀は一つも知らねども 家庭を衛る藤とさよ (衛藤寛治)
心は寛かに治まりて 岩城の如き田人等が (岩城由雄)
由りて仕ふる雄々しさよ 田中に聞ゆる雅楽の声 (田中雅楽治)
治まる御代の尊とさに 東の空に朝日子の (東良俊)
光も別けて良俊や 月も同じく照り渡る (同佐多之)
世は日佐加多之末長く 日々に新に進みゆく (新島船良)
島漕ぎ渡る大船も 良とあしとの難波潟 (同のし子)
八重のしほ路を乗り子えて 加良国迄も開きゆく (加まち)
まちに待ったる関森の 神と仕へし茂頴が (関森茂)
梅花も薫る宮垣地 生れついての馬鹿太郎 (宮地鹿太郎)
腕白小僧と世に高く 名をたたへ岸太平の (高岸平八)
御代の恵みは八方に 潤ひ都も稲村も (稲村寿美)
寿美きり晴れて永遠野 千代万代を幸吉と (永野万吉)
祝ひ暮らすも神界に 尽せしための報いかな (同ため)
雲霧四方に達麿や 枉津の猛ぶ暗の世を (同達麿)
明圭て介くる神の道 永いねがひもやうやくに (同圭介・同いね)
叶ひて今日は高熊の 神の御山へれい参り (同れい)
心も加藤明らかに 前むも嬉し沢々に (加藤明子)
信徒伴なひ治郎右衛門 大き小さき山こえて (前沢治郎右衛門)
神の貞め之神霊地 ながめ吉野の桜木も (小山貞之)
殊更めでたく光る俊 穴太西条の村外れ (吉野光俊)
心の色も新らしく 三葉ツツジの謎の山 (西村新三郎)
雲井の上に亮かに 秀でて高き神の前 (井上亮)
沢田の姫の現はれし 元の由縁を菊子連れ (前沢菊子)
村々々と多人数 亀岡道場あとにして (村岡卯市)
卯市々々と進み来る 人も幸村文治郎 (幸村文治郎)
深き神慮は白石の 善男善女は野辺の道 (白石みちき)
あれを先にとみちきたる 浦安国の太元の (安元務)
誠の道の務ぞと 東西南北遠近尾 (東尾吉雄)
通じて三百五十人 吉き事のみ雄求めつつ
青野ケ原を邦もせず 秀た神山の森さして (青野邦秀)
良き仁ばかり詣で行く (森良仁)
(五)
世界の浄土と聞えたる 天の真奈井の神の園 (土井靖都)
浦靖都の中心地 世の大本と賀ざまつる (大賀亀太郎)
亀の齢の浦島太郎 再びこの世に現はれて
清けき水の魂となり 誠心のあり竹を (清水竹次郎)
世にいち次郎くそそぎ行く 池沢沼も草原も (池沢原治郎)
原始の神世に克く治め 日本御魂の荘園を (本荘宰甫)
神のまにまに宰しつつ 教の道を甫めたる
皇大神は押並べて 近き藤きの隔なく (近藤桃三)
桃花もかをる三月三日 万の苦難も伊藤ひなく (伊藤孫四郎)
孫心尽して四郎しめす 黄金世界の和知の川 (金川善作)
善の御魂を作らむと 四方の村霧吹岡し (村岡つね)
教へつねがひつ鈴木野を 開いて輝す吉祥日 (鈴木輝吉)
川入れ火弥吉万の 罪を払ひて美はしき (同弥吉)
生命のつなを延ばしつつ 体主霊従の行動を (同延吉)
互に戒め吉田中 心の丈雄打明けて (田中丈雄)
山成す思ひ円次郎 大本塚んだ御利益は (山成円次郎)
惣次て世人の夢にだも 知らぬ尊とき限りなり (大塚利惣次)
(六)
敏鎌の月は中空に 田真をかざして日光に (鎌田喜惣治)
光を喜惣ひ治山の 高根に上る神人の (山根菊太郎)
珍の声をば菊太郎 四方の国まで三五の (四方国達)
教を広く達せむと 西洋の村雲かきわけて (西村隆男)
隆々輝く桂男の 露にうるほふ村野人 (村野滝洲)
落つる滝水洲々と 岩石起伏の草原や (石原繁)
木立繁れる山中の 森の下蔭つたひつつ (中森篤正)
信仰篤き正人の 咽さへ樋々川かせつ (樋川徳太郎)
神徳太かき神の前 清郎至浄の春風も
涼しく吹いて北村の 隆熊山の花も光る (北村隆光)
伊豆のま森の義一が 誠一つの御教を (森義一)
馬鹿西田とて神直日 心も広く直詔し (西田直太郎)
聞直し太郎神の道 腹も竜田の紅葉の (竜田富太郎)
都は如何に富太郎かも 大山小山すみ寿美の (大山寿美雄)
花雄かざして神の世に 成田る春は常永に (成田常衛)
清きま衛のさくくしろ 五十鈴の滝の稜威たかく (同さく)
鳴り渡り岸神の国 八島の彦の三ツ御魂 (岸彦三郎)
小松林の現はれて 世を安静に治めむと (小林静子)
道も勝れし神人は 又もや進む神のいき (勝又いき子)
山の尾ノ上に崎匂ふ 花の一りん手折らむと (山崎りん)
勇気を古い汗の川 流してことこと登り行く (古川こと)
市間人形の産心 克く謙り二心なく (市間謙二郎)
神と道とに誓田中 清き人々次々に (田中清次郎)
固き石井の胸の内 藤吉加喜の隔てなく (石井藤吉)
心の合うた信徒が 神の御徳を御田村の (御田村たく)
目出たく爰に山路を 伊藤ことなく正直に (伊藤正男)
男々しく彼岸に渡辺の しづかに同じ道子行く (渡辺しづ)
神は此世に真島して 我等を守らせ給ふなり (同道子)
良弥神なき世なりとも 心の奥の村雲を (真島良弥)
宮比古とばに詔り直し 御国も人も押なべて (奥村宮古・同よしの)
運気よしのの神の国 一つ心に城かため (一城溪三)
溪波の国に現はれし 三ツの御魂のとう藤井教へ (藤井ちよの)
ちよの礎つき固め 一同勇み合ふ田中 (同勇)
恵の露も沢々二 頂く我等は日の本の (田中沢二・同すゑの)
神の御すゑの珍の御子 高天原の大橋を (高橋守)
守る誠の神柱 峻し木山も健かに (木山健三郎)
三の御魂に誘はれて 菅の小笠はなけれども (小笠原のぶ)
青野ケ原にしのぶ身の つまつ田所は神のさと (田所さと)
輔佐する人も沢々に 集まり来り末広く (佐沢広臣)
君と臣との大道を ちから限りに神の子が (同ちか)
こころいそいそ石の上 古事記を川水の (同神子)
流るることく説き諭す 三ツ葉ツツジの肉の宅 (古川こと・三宅たけ)
国たけ彦の大神の 伊都の御楯藤村肝の (藤村伊之吉)
伊之知限りに吉々と 生井の内の浅吉まで (井の内浅吉)
汲みて呑み込む原の中 田寿けの道をたどりゆく (原田寿道)
同じ心のともききて 尊き神の御教を (同ともき)
雲井の上までまき上げて 天地の真理をはつ揚し (井上まき・同はつ)
谷の川水常永に 清く流るる土井の川 (谷川常清)
世界を洗ひ限りなき 神の御幸雄四方の国 (土井幸雄)
鈴木の原や鹿ぞ住む 三山の奥の奥までも (鈴木鹿三郎)
世界改造の神界の 経綸の由夫開きゆく (同由夫)
(以下次巻)