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文献名1霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
文献名2第2篇 禊身の段よみ(新仮名遣い)みそぎのだん
文献名3第29章 言霊解三〔459〕よみ(新仮名遣い)げんれいかい三
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-07-16 01:01:12
あらすじ神直日神は、宇宙主宰の神の直霊魂である。大直日神は、天帝の霊魂の分け御魂である人間の霊魂を完全にしようとする直霊である。これが伊吹戸主神である。八十禍津日神、大禍津日神は瀬織津姫神である。伊都能売神は、速秋津彦神、速秋津姫神という。神素盞鳴神を速佐須良姫神と言う。以上の四柱の神々を総称して、祓戸の大神、というのである。大禍津日神は大神の神勅を奉じて邪神を討伐する大首領の神である。八十禍津日神はその指揮下で働く将卒である。さらに、直霊について大要を示す。直日の霊は、四魂のいずれにも含有される。四魂の中で美しく細しき霊の名称であり、善々美々なるものと言う。直霊は過失を未然に消滅する力がある。直霊は平時には現れない。事があったときに発動する。神直日とは、天帝の本霊である四魂に備わる直霊魂である。大直日とは、天帝から賦与された吾が魂の中に備わる直霊魂のことである。曲霊曲霊を、八十曲津神、大曲津神という。八十曲津神は霊魂の外に存在しており、災禍をなす曲霊である。大曲津神は自分の霊魂中にひそむ曲霊である。曲霊が荒魂を乱すと争いが起こる。和魂を乱すと悪になる。幸魂を乱すと逆となる。奇魂を乱すと狂になる。曲霊は、体を重んじ霊を軽んじて生り出た悪霊である。いわゆる悪魔、邪神、妖魅、探女である。神明の戒律省みる、恥じる、悔いる、畏れる、覚るの五情は、霊魂の中に備わっている。すなわちこれが、神明の戒律である。みだりに外に戒律を作るべきではない。むしろ、外的な戒律は社会の発達、人智の開明に大いなる害をなすものである。省みる=直霊、恥じる=荒魂、悔いる=和魂、畏れる=幸魂、覚る=奇魂のはたらきである。直霊五情曲霊の解荒魂は勇である。勇のはたらきは進、果、奮、勉、克である。和魂は親である。親のはたらきは平、修、斎、治、交である。幸魂は愛である。愛のはたらきは益、造、生、化、育である。奇魂は智である。智のはたらきは巧、感、察、覚、悟である。義義は四魂のおのおのにそなわっている。奇魂である智は、「裁」である。これが裁智である。和魂である親は、「制」である。これが制親である。荒魂である勇は、「断」である。これが断勇である。幸魂である愛は、「割」である。これが割愛である。過ちを悔改めるのは、四魂それぞれに備わった義のはたらきによる。欲欲は四魂より出るものである。欲はそれぞれの義を対応している。ゆえに、義のはたらきである裁・制・断・割に対して、名・位・寿・富となる。名は美を欲し、位は高を欲し、寿は長を欲し、富は大を欲す。経の魂である荒・和二魂の主宰する神魂を厳の御魂という。緯の魂である奇・幸二魂の主宰する神魂を瑞の御魂という。厳瑞合一した至霊を伊都能売御魂という。
主な人物 舞台 口述日1920(大正9)年01月15日(旧11月25日) 口述場所 筆録者谷村真友[#講演筆録] 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年8月20日 愛善世界社版218頁 八幡書店版第2輯 470頁 修補版 校定版225頁 普及版99頁 初版 ページ備考
OBC rm1029
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本文 『次に其の禍を直さむと為て成りませる神の御名は、神直日神、次に大直日神、次に伊都能売神』
 神直日神は宇宙主宰の神の直霊魂にして、大直日神は天帝の霊魂の分賦たる吾人の霊魂をして完全無疵たらしめむとする直霊である。所謂罪科を未萠に防ぐ至霊にして、大祓の祝詞に、之を気吹戸主神と謂すのである。又八十曲津日神、大曲津日神は、大祓祝詞に、之を瀬織津姫神と謂ひ、伊都能売神を速秋津彦神、速秋津姫神と謂ひ、神素盞嗚神を速佐須良姫神と謂すのである。以上の四柱の神様を総称して祓戸の大神と謂ふのであります。
 即ち伊邪那岐命が黄泉津国の汚穢混濁を払滌せむとして、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に、禊身祓ひの神業を修し玉ひし時に生れませる大神なるは前陳の通りである。
 大曲津日神は、大神の神勅を奉じて邪神を誅征し討伐し玉ふ大首領の任に当る神であつて八十曲津日神を指揮し使役し玉ふ神である。之を現界に移写する時は、大君の勅命を畏みて征途に上る総司令官の役目である。以下の将卒は、即ち八十曲津日神様であります。猶ほ更に直日(直霊)と曲霊について左に大要を示して置きます。

   直霊

○直日の霊は荒魂の中にも、和魂の中にも、奇魂の中にも、幸魂の中にも含有さる。四魂中各自極めて美はしく、至つて細しき霊の名称にして、善々美々なるものを謂ふ。
○直霊は過失を未萠に消滅せしむるの能力あり。四魂各自用ゐて直は其中にあり、之れ即ち直霊なり、神典之を神直日大直日と云ふ。始祖の所名なり。
○直霊は平時に現れず、事に当つて発動す。
○神直日とは、天帝の本霊たる四魂に具有せる直霊魂を謂ふ。
○大直日とは、吾人上帝より賦与せられたる吾魂の中に具有せる直霊魂を謂ふ。
[#図 直霊の図表]
   曲霊

○曲霊は神典之を八十曲津神、大曲津神と謂ふ。
○八十曲津神は吾人の霊魂以外に在りて災禍を為す曲霊なり。大曲津神は吾人の霊魂中に潜みて災禍を為す曲霊なり。
○曲霊なるものは悉く罪悪汚穢より湧出するものなり。
○曲霊、荒魂を乱るときは争ひとなり、和魂を乱るときは悪となり、幸魂を乱るときは逆となり、奇魂を乱るときは狂となる。
○曲霊は体を重んじ霊を軽んずるに因りて成り出づる悪霊なり。
○曲霊は世俗の所謂悪魔なり、邪神なり、妖魅なり、探女なり。
[#図 曲霊の図表]
   神明の戒律

○省、恥、悔、畏、覚の五情は霊魂中に含有す、即ち神明の戒律なり。末世の無識、妄に戒律を作り、後学を眩惑し、知識の開発を妨害す、神府の罪奴と謂ふ可し。
[#図 神明の戒律の図表]
○釈迦の十戒と謂ひ、基督の十戒と謂ひ、其他の学者神道者の唱導する戒律は、悉皆浅薄偏狭、頑迷固執にして社会の発達、人智の開明に大害を為すものなり。
○人は天帝の御子なり、神子たるもの、真の父たり母たる上帝より賦与せられたる至明至聖なる戒律を度外視し、人の智慮に依つて作為したる不完全なる戒律を楯と頼み、以て心を清め徳を行ひ、向上し発展し、立命せむとするは愚の骨頂にして、恰も木に縁つて魚を求めむとするが如し。
○省る。この戒律を失ひたる時は、直霊直に曲霊に変ず。
○恥る。この戒律を失ひたる時は、荒魂直に争魂に変ず。
○悔る。この戒律を失ひたる時は、和魂直に悪魂に変ず。
○畏る。この戒律を失ひたる時は、幸魂直に逆魂に変ず。
○覚る。この戒律を失ひたる時は、奇魂直に狂魂に変ず。

   直霊五情曲霊の解
[#図 直霊五情曲霊の図表]
○荒魂は勇なり、勇の用は進なり果なり奮なり勉なり克なり。
○和魂は親なり、親の用は平なり修なり斎なり治なり交なり。
○幸魂は愛なり、愛の用は益なり造なり生なり化なり育なり。
○奇魂は智なり、智の用は巧なり感なり察なり覚なり悟なり。
[#図 四魂の体と用の図表]
   義

○義は四魂各之れ有り、而して裁、制、割、断を主る也。
○之れを四魂に配せば裁は智なり、制は親なり、断は勇なり、割は愛なり。
○裁は弥縫補綴の意を兼ね、制は政令法度の意を兼ね、断は果毅敢為の意を兼ね、割は忘身殉難の意を兼ぬ。
 ▲政は正なり、令は理なり、法は公なり、度は同なり。
○過を悔い改むるは義なり。
[#図 義の図表]
   欲

○欲は四魂より出でて而して義を併立す。故に義の裁制断割に対して、名、位、寿、富となる。名は美を欲し、位は高を欲し、寿は長を欲し、富は大を欲す。
[#図 欲の図表]
[#図 伊都能売の図表]
 経魂たる荒和二魂の主宰する神魂を厳の御魂と云ひ、緯魂たる奇幸二魂の主宰する神魂を瑞の御魂と云ひ、厳瑞合一したる至霊を伊都能売御魂と云ふのである。
(大正九・一・一五 講演筆録 谷村真友)
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