文献名1霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻
文献名2第1篇 神慮洪遠よみ(新仮名遣い)しんりょこうえん
文献名3第3章 千騎一騎〔648〕よみ(新仮名遣い)せんきいっき
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-03-30 17:23:20
あらすじ高山彦は、聖地を指して白瀬川のほとりにやってきた。降り続く五月雨に河水は氾濫して渡れない。高山彦は悔しそうに世継王山を見ていると、後から黒姫が追いついてきた。黒姫は早く河を渡れ、と高山彦をせっつく。高山彦は、どうしてこの激流が渡れようかと黒姫に返すが、黒姫はたちまち大蛇の姿となって河を渡ってしまった。高山彦はそれを見て震えている。黒姫の大蛇の体から黒雲が出て、高山彦を包むと、高山彦を河の向こうに渡してしまった。黒姫は大蛇から元の姿に戻った。高山彦は、黒姫の大蛇の姿を見てすっかり恐れをなしてしまった。黒姫は構わず、高山彦を前に立てて世継王山に進んで行く。世継王山の館では、馬公と鹿公が夜の門番をしていた。二人は月を見ながら俳句を読み合っている。すると、二人は黒姫と高山彦がやってくるのを見つけた。鹿公は、門内に入ると馬公を外に置いたまま、錠を閉めてしまった。黒姫は、門を開けてくれと頼むが、鹿公は錠を下ろしたまま青彦に注進した。黒姫は馬公が門外に締め出されているのを見つけ、人質にしてしまう。門の内外で、黒姫と青彦、紫姫、鹿公は互いの主張を言い合って譲らない。黒姫は馬公を人質に取っていても役に立たないと、馬公を放した。紫姫が天の数歌を歌うと、黒姫と高山彦は逃げてしまった。鹿公は馬公を門内に迎え入れた。馬公は、黒姫は自分を縛るとき、神様にお詫びをしてきつく縛らなかった、と報告すると、青彦はこれを聞いて首を垂れて思案に沈んでしまう。紫姫は感謝の祝詞を上げるが、玉照姫は激しく泣き出した。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年05月06日(旧04月10日)
口述場所
筆録者外山豊二
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年2月28日
愛善世界社版31頁
八幡書店版第4輯 40頁
修補版
校定版31頁
普及版13頁
初版
ページ備考
OBC rm1903
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