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文献名1霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻
文献名2第4篇 神花霊実
文献名3第13章 握手の涙〔759〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ招き入れられた友彦を、蜈蚣姫やスマートボールはやや疑いの面持ちで迎えたが、黄竜姫は、友彦が真に改心をしてテールス姫と共に地恩城にやってきたことに対し喜びを表した。
友彦は黄竜姫と蜈蚣姫に、来し方の悪事を心から詫びて悔悟の涙を流した。それに対して黄竜姫は心から打ち解けた様を表した。
友彦は地恩城と讃える歌を歌い、自分が開いたネルソン山以西の地域も三五教の光によって救うように、黄竜姫に懇願した。それに対して梅子姫は、メソポタミヤの顕恩郷の故事を引き合いにした歌を歌って、友彦の神業を讃えた。
友彦夫婦は黄竜姫の部下となり、全島に三五教を流布することとなった。一同は宣伝歌を歌い、友彦夫婦は貴賓として地恩城に数日間滞在した。
主な人物 舞台地恩城 口述日1922(大正11)年07月11日(旧閏05月17日) 口述場所 筆録者加藤明子 校正日 校正場所
OBC rm2513
本文の文字数4894
本文のヒット件数全 1 件/豊国姫=1
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本文  天恩豊な地恩城  春秋冬も夏景色
 木々の木の葉は麗しく  果物豊に実りつつ
 衣食の道に身をもがく  難みも要らぬ一つ島
 顕恩郷を立ち出でて  錫蘭島に立て籠り
 閨の友彦後にして  大海原を渡り来る
 小糸の姫の行先を  鵜の目鷹の目つけ狙ひ
 三十路に余る男の頃の  島に渡りて彼方此方と
 行方求めてバラモンの  道を開きし友彦が
 時の力に助けられ  蜈蚣の姫に邂逅ひ
 命の瀬戸の海中に  堅磐常磐に浮びたる
 小豆が島に名も高き  国城山の岩窟に
 遇ふた嬉しさ恐ろしさ  洲本の庄の酋長が
 捕手の者に縛られて  何の言ひ訳淡路島
 東助夫婦の情にて  犯せし罪もうたかたの
 水泡と消えて釣小舟  清武鶴の三人と
 馬関の関の浪を越え  千引の岩に船をあて
 命危ふき折からに  三五教の神司
 玉治別の一行に  惜しき命を救はれて
 蜈蚣の姫や高姫の  漂着したるアンボイナ
 南洋一の竜宮に  上陸すればコハ如何に
 小糸の姫の生の母  蜈蚣の姫に再会し
 何の云ひ訳荒波を  乗り切り乗り切り沓島や
 オーストラリヤの浮島に  蜈蚣の姫の一行と
 命からがら上陸し  小糸の姫の住ひたる
 地恩の城に来て見れば  情を知らぬ国人に
 手も無く叩き出だされて  傍の林に潜みつつ
 黄竜姫の宿の夫  嬉し嬉しの再会を
 悦ぶ間もなく夢醒めて  四辺を見れば岩の上
 腰の骨さへ打ち砕き  身動きならぬ悲しさに
 漸く息を休めつつ  三五教の神言を
 赤心籠めて宣りつれば  神の恵は忽ちに
 身もすくすくと風荒き  尾の上を伝ひてネルソンの
 峰の頂上に辿り着き  後振り返り眺むれば
 一望千里の雲の奥  地恩の城は何処ぞと
 眼を見はりつつ憧憬るる  時しもあれや烈風に
 吹き捲くられて友彦は  風にゆられて鷹鳶の
 翼無き身は如何にせむ  ジヤンナの郷に墜落し
 人事不省の折柄に  此地に住める郷人は
 不思議と傍に立ち寄りて  よくよく見れば昔より
 待ち焦れたる救世主  曲がりながらも赤鼻に
 喜び勇み雀躍りし  ジヤンナイ教の本山に
 担ぎ帰りし面白さ  ジヤンナイ教の神司
 テールス(照子)姫に思はれて  ここに夫婦の新枕
 月日を重ね往くうちに  三五教の感化力
 ジヤンナの郷にゆき渡り  三五の月の御教は
 朝日の昇る勢で  四方に拡がり栄え行く
 友彦夫婦は意を決し  地恩の城に神徳の
 花を開かす黄竜姫  御許に到り其昔
 蜈蚣の姫や小糸姫  母娘の者を悩ませし
 深き罪をば詫びむとて  テールス姫に来し方の
 事情細かに物語り  漸く妻の諒解を
 得たる嬉しさ夫婦連れ  ジヤンナの郷の人々に
 暫しの暇を告げながら  供をも連れず入り来る
 其真心ぞ雄々しけれ  あゝ惟神々々
 神の御幸を蒙りて  前非を悔いし友彦が
 母娘の前に手をつきて  心の曇を晴らしつつ
 三五教の柱石と  仕へまつりし古き世の
 清き尊き物語  神と神との御水火より
 組み立てられし瑞御霊  神の使の瑞月が
 粗製濫造の蓄音器  把手に撚をかけながら
 不整調なるレコードの  又もや廻転始めける
 あゝ惟神々々  御霊幸倍ましまして
 黄竜姫や友彦の  搦みあうたるローマンス
 恋の縺れの糸口を  サラリサラリと淀みなく
 宣らせ給へよ天津神  国津御神や大八洲彦
 神の命の御前に  慎み敬ひ願ぎまつる。
    ○
 友彦夫婦は、小糸姫に誘はれ奥殿深く進み入る。友彦の来訪を聞いて胸踊らせた蜈蚣姫、スマートボールや其他の一同は、珍らしさと忌はしさの混乱したる如き面持にて、中腰になりながら出迎ふ。黄竜姫は友彦の手を固く握り、二三回揺ぶり、
『ジヤンナーサール、ウツポツポ、サーチライス、友彦、テールス、テールスヘーム、タープリンス タープリンス、ケーリスタン、イジアン、ノールマン、シールンパーユエーギエル、シユライト』
と宣る。
『ジヤンナの郷に天降りました友彦の救世主よ、妻のテールス姫殿、御無事で御神業によく仕へて下さいました。妾も貴方が今迄の態度を改め、誠の道に御活動遊ばすを仄に聞き、愛慕の念に堪へず、何とかしてお便りを聞き度いものだ、又神様のお許しあれば一度会見をして今迄の御無礼を謝し、互に了解を得て御神業に参加したく思つて居りました。能くマア御遠方の処遥々お入来下さいました』
との意味であつた。(これから解り易いやう日本語を用ふ)
友彦『ハイ有難う御座います。鬼熊別様、蜈蚣姫様の御両親に対し、若気の至りとは申しながら、天にも地にも一粒種の貴方様を、悪魔の為に吾精神を魅せられ、あのやうな不都合な事を致しました私の罪を、お咎めも下されず、唯今の御親切なる打ち解けたる御挨拶、実に痛み入りました。私は過ぎ来し方の御無礼を思ひ出す度に神の光に照らされて、五体をぐたぐたに神様から斬り虐まれるやうな苦痛を感じ、寝ても覚めても居られないので、恥を忍び直接女王様に拝顔を得、心ゆく迄お詫を申上げ、且つお恨みのありたけを酬うて貰ひ、さうして自分の罪を赦され、至粋至純な元の御魂に立ち帰り、安心して御神務に奉仕したく存じまして、女房にも事情を打ち明け、態とに供人も召し連れず、昔の友彦となつてお詫びに参りました。何卒今迄の御無礼を、神直日大直日に見直し聞き直し、お赦し下さらむ事を、偏にお願ひ致します』
と涙をハラハラと流し、真心より詫び入る。黄竜姫は、
『ハイ有難う御座います。罪は却つて私に御座います。お慈悲深い神様に何事もお任せ致しまして、正しき清き御交際をお願ひ申上げます』
と心の底より打ち解ける其殊勝さ。友彦は一同に向ひ歌を詠んで挨拶に代へた。
『沖に浮かべる一つ島  地恩の城に現れませる
 神威輝き天地の  恵も開く梅子姫
 三千世界に神徳を  隈なく照らす黄竜姫
 神の命を始めとし  母とまします蜈蚣姫
 泥にまみれし世の中を  スマートボールや宇豆の姫
 千歳祝ぐ松の世の  梢に巣ぐふ鶴公の
 右守の神の御前に  神の教の友彦が
 赤き心を打ち明けて  居並びたまふ三五の
 司の前に敬ひて  言解き詫し奉る
 朝日は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 仮令大地は沈むとも  誠の道は何時迄も
 変るためしもあら尊と  教の御子と選まれて
 ミロクの神の神業に  仕ふる吾等の頼もしさ
 此世を造りし神直日  心も広き大直日
 唯何事も人の世は  直日に見直し聞き直し
 身の過ちは宣り直す  神の尊き言霊の
 底ひも知れぬ御恵  吾人共に大前に
 広大無辺の神恩を  畏み感謝し奉る
 あゝ惟神々々  御霊幸倍ましまして
 地恩の城は永久に  朝日の豊栄登るごと
 栄え栄えて果も無く  輝き渡る天津日の
 御蔭蒙りネルソンの  山の彼方の国人を
 一人も残さず三五の  神の恵に救ひ上げ
 野蛮未開の魔の郷を  開きて進む神の徳
 東と西に分れたる  ネルソン山の頂きに
 立たせ給ひて黄竜の  姫は雄々しく此島の
 救ひの神と現れませよ  吾は友彦テールス姫と
 力を一つに合せつつ  汝が命の神業を
 助けまつりて永久に  国治立大神の
 仁慈無限の御心に  酬いまつらむ村肝の
 心撓まぬ桑の弓  射貫かにや止まぬ鉄石の
 胸打ち明けていつ迄も  固き心を誓ひ置く
 あゝ惟神々々  御霊幸倍ましませよ』
 梅子姫は総代的に立ち上つて祝歌を歌つた。
『無限絶対無始無終  仰ぐも高き大宇宙
 〓怜に委曲に造りたる  国治立大神は
 仁慈無限の御心を  三千世界の万有に
 残る隈なく与へむと  遠き神代の昔より
 心を千々に配らせつ  天津神達国津神
 百の神達千万の  青人草や海川や
 草の片葉や鳥獣  昆虫の末に至る迄
 心を配り給ひつつ  大海原に漂へる
 泥の世界を清めむと  清き御魂を幸はひて
 高天原のエルサレム  此処を聖地と定めつつ
 三五教の御教を  四方に開かせ給ひけり
 神の最初の出現は  珍の都のエルサレム
 人の歴史の初まりは  埃及国を元となし
 オリバス神を礼拝し  印度の国はクリシユーナ
 波斯の国ではミスラスの  神を伊仕へ南米の
 高砂島の国人は  クエルザコールを礼拝す
 神の初めのエルサレムは  国治立大神を
 祀ると云へど其元は  清き流れのイスラエル
 自転倒島に現れませる  神の教も皆一つ
 バラモン教やウラル教  ウラナイ教やジヤンナイの
 教と云へど人の世の  風土や人情に画されて
 其名を異にするのみぞ  黄竜姫も友彦も
 過ぎし昔はバラモンの  神に仕へし身なれども
 其根本に立ち帰り  此世を造りし神直日
 心も広き大直日  国治立や豊国姫
 神の命の霊の裔  埴安彦や埴安姫
 貴の命と現はれて  教を四方に開きます
 いとも尊き御恵に  如何で隔てのあるべきや
 いよいよここに三五の  神の教に天が下
 四方の国々島々を  残る隈なく統一し
 此世を救ふキリストの  神業清くミロク神
 十字の架を背に負ひて  ノアの方舟操りつ
 天教地教の山の上に  世人を救ふ神の業
 其神徳の一滴  此処に滴り竜宮の
 名に負ふ珍の一つ島  メソポタミヤの顕恩郷
 聖地に比すべき地恩郷  青垣山を繞らして
 珍の真秀良場永久に  治め給へる黄竜姫
 教の御子の友彦が  心の底より打ち解けて
 東と西を隔てたる  ネルソン山の青垣を
 苦もなくここに打ち払ひ  名詮自称の一つ島
 一つ心に真実を  籠めて仕ふる神の道
 三千世界に隈もなく  一度に開く梅子姫
 心も勇み身も勇み  父大神が三五の
 清き御旨に叶ひつつ  教の道の永久に
 開け行くこそ尊けれ  あゝ惟神々々
 御霊幸倍ましまして  天は地となり地は天と
 変る艱難の来るとも  地恩の郷に三五の
 厳の御柱弥高に  瑞の御柱永久に
 顕幽揃うて立つ上は  如何で揺がむ国治立の
 神の尊の御仰せ  心清めて朝夕に
 仕へまつれよ諸人よ  神の恵は天地と
 共永久に変らまじ  あゝ惟神々々
 御霊の幸を賜へかし』
 茲に目出度く友彦は黄竜姫と再会し、麻柱の至誠を捧げ、東西相和し相助け、友彦は黄竜姫の忠実なる部下となつて大神の大道を、全島に力の限り拡充する事となつた。いよいよ一同打ち揃ひ、神前に例の如く祝詞を奏上し、宣伝歌を歌ひ終り、十二分の歓喜に満たされて一旦各自の館に帰り、友彦夫婦は貴賓として鄭重なる待遇を受け、数日城内に滞留する事となつた。
(大正一一・七・一一 旧閏五・一七 加藤明子録)
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