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文献名1霊界物語 第32巻 海洋万里 未の巻
文献名2第3篇 瑞雲靉靆
文献名3第20章 瑞の言霊〔911〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ神素盞嗚大神は奥殿より神司たちを従えて現れ、一同に向かって愉快気に目礼をし、座の中央に立ち給いて喜びの歌を歌い給うた。
その歌は、国治立大神のご退隠の昔から歌い始め、神伊弉諾大神の御子と生まれたご自身が大海原に漂う島々を治めたこと、さらに天の誓約の故事から千座の置戸を負って高天原を追われたことを歌っていた。
地上をさすらった神素盞嗚大神は、八岐大蛇を言向け和しつつ瑞の御霊と現れて、旅の果てにフサの国のウブスナ山脈の最高地に館を定め、日の出神に守らせた。
このたび末子姫がさすらいの旅の末に、ウヅの国にたどり着いてこの国の救世主と任じられたその初めは、バラモン教に乗っ取られたメソポタミヤの顕恩郷を言向け和すために、自らの八人の娘たちを遣わしたことだった。
大神は、斎苑の館を出でてここに来てみれば、教えの御子たちがアマゾン河の悪神たちを言向け和した功に勇み立ち、祝い言葉をかけるためにここに現れたのだ、と歌った。
そして、神より万人に与えられた真心によって神政に仕えて天職を立て、その真心を決して汚すことなかれ、と諭して祝歌を終えた。
主な人物 舞台ウヅの館 口述日1922(大正11)年08月24日(旧07月02日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所
OBC rm3220
本文の文字数2847
本文のヒット件数全 2 件/豊国姫=2
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本文  神素盞嗚大神は奥殿より、末子姫、言依別、国依別其他の主なる神司を従へ、宴席に現はれ給ひ、一同に向ひ、さも愉快気に目礼を与へ、座の中央に立たせ給ひて、喜びの歌をうたひ給うた。其大御歌、

『久方の天津御空のいや高く
 雲押分けて降ります
 神伊弉諾の大御神
 神伊弉冊の大御神
 筑柴の日向の橘の
 小戸の青木が原と聞えたる
 天教山の中腹に
 撞の御柱いや太く
 御立て給ひしあが御祖
 国治立の大神は
 天地百の神人の
 百の罪科負ひ給ひ
 烈火の中に身を投じ
 根底の国に至りまし
 豊国姫の大神は
 阿波の鳴門に身を投じ
 又もや根の国底の国
 完美に委曲に取調べ
 ここに二柱の大神は
 再び地上に現はれて
 野立の彦や野立姫
 神の命と世を忍び
 天地百の神人を
 安きに救ひ助けむと
 心悩ませ給ひつつ
 黄金山やヒマラヤの
 峰に現はれましまして
 三五教を樹て給ひ
 再び五六七の神の世を
 開き給ひて万有を
 一切残らず救はむと
 経と緯との機を織り
 深遠微妙の神業を
 開かせ給ふぞ尊けれ
 豊国姫の分霊
 神素盞嗚のあが魂は
 神伊弉諾の大神の
 教の御子と生れ来て
 大海原に漂へる
 島の八十島八十の国
 完美に委曲に治らす折
 八岐大蛇の醜身魂
 勢猛き醜狐
 曲鬼などの此処彼処
 現はれ来りて八洲国
 世は刈菰と紊れ果て
 山河草木は枯れほして
 常世の闇となりにける
 神伊弉諾の大神は
 此惨状をみそなはし
 日の稚宮を出で立ちて
 天教山に降りまし
 我れに向つて宣はく
 汝の治らす国ならず
 月の御国に到れよと
 涙片手に宣り給ふ
 千万無量の御心を
 拝しまつりて久方の
 高天原に参上り
 姉大神の御前に
 到りて心の清きこと
 詳さに現はし奉らむと
 御側に参りさむらへば
 姉大神は怪しみて
 八洲の河原を中に置き
 誓約をせよと宣り給ふ
 われは畏み忽ちに
 姉のまかせる美須麻琉の
 五つの玉を請ひ受けて
 天の真名井にふり滌ぎ
 姉大神はわが佩ける
 十握の剣を手に取らせ
 天の真名井にふり滌ぎ
 高皇産霊の大神の
 御前に畏み侍らひて
 善悪邪正の魂分けを
 祈り給へば姉神は
 厳の御霊とあれましぬ
 清明無垢のあが霊は
 瑞の御霊と現はれぬ
 厳と瑞との霊しらべ
 善悪邪正は明かに
 鏡の如くなりにけり
 さはさりながら八十猛
 神の命は怒らして
 あが大神は誠なり
 瑞の御霊の救世主
 いづくに曲のあるべきか
 答へあれよと詰めよつて
 畔放ち溝埋め頻蒔し
 其他百の荒び事
 伊猛り狂ふ恐ろしさ
 姉大神は畏みて
 天の岩戸に隠れまし
 豊葦原の瑞穂国
 再び常世の暗となり
 黒白も分かぬ悲しさに
 百の神等相議り
 八洲の河原に集まりて
 五伴の男の神司
 鈿女の神の演技に
 目出度く岩戸は開きける
 神素盞嗚の我が魂は
 天地百の神人の
 千座の罪を負ひながら
 高天原を退はれて
 豊葦原の瑞穂国
 当所も知らぬ長の旅
 此世を忍ぶ身となりぬ
 さはさりながら伊弉諾の
 皇大神の御心
 秘かに我れに伝へまし
 八岐の大蛇を言向けて
 天地を塞ぐ村雲の
 大蛇の剣を奪ひ取り
 姉大神に献れ
 豊葦原の神国は
 頓て汝の治らす国
 心を煩ふ事勿れ
 斯く宣り終へて久方の
 御空に高く去りましぬ
 瑞の御霊と現はれて
 百八十国を駆けめぐり
 フサの国なるウブスナの
 大山脈の最高地
 我隠れ家と定めつつ
 新木の宮を建て並べ
 日の出の別に守らせて
 八人乙女を中津国
 メソポタミヤの顕恩の
 郷に遣はしバラモンの
 教の司を三五の
 誠の道に言向けて
 心を平に安らかに
 世界の神人睦び合ひ
 松の神世の瑞祥を
 千代に八千代に立てむとて
 心を配る我が身魂
 八人乙女の末の子と
 生れ出でたる末子姫
 仕組の糸に操られ
 高砂島に渡り来て
 アルゼンチンのウヅ館
 現幽二界の救主ぞと
 敬はれつつ神の道
 開きいますと聞きしより
 斎苑の館を立出でて
 鳥の磐樟船に乗り
 やうやう此処に来て見れば
 言依別の神司
 国依別や高姫や
 鷹依姫や竜国別の
 神の司の相並び
 アマゾン河に潜みたる
 八岐大蛇の残党や
 猛き獣を悉く
 あが三五の大道に
 言向け和し帰り来る
 其勇ましき有様を
 見るより心も勇み立ち
 汝等正しき神の子に
 神祝ぎ言葉を述べむとて
 此場に現はれ来りしぞ
 あゝ惟神々々
 神の大道をよく守り
 五六七の神世の神政に
 清く仕へて天地の
 神の柱となれよかし
 神は汝と倶にあり
 人は神の子神の宮
 小さき欲に踏み迷ひ
 宝の宮を汚すなよ
 心の空は冴えわたり
 真如の日月晃々と
 いや永久にかがやきて
 下界の暗を照臨し
 神の御子たる天職を
 堅磐常磐に立てよかし
 あゝ惟神々々
 神に誓ひて宣り伝ふ
 神に誓ひて宣り諭す
 朝日は照るとも曇るとも
 月は盈つとも虧くるとも
 如何なる悩みに遇ふとても
 神より受けし真心を
 汚し損ふ事勿れ
 これ素盞嗚が汝等に
 真心こめて宣り伝ふ
 誠の道の言霊ぞ
 世界を救ふ神言ぞ
 あゝ惟神々々
 御霊幸はひましませよ』

と歌ひ終り給ひて、正座に着かせ給ふ。
(大正一一・八・二四 旧七・二 松村真澄録)
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