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文献名1霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻
文献名2第4篇 言霊神軍よみ(新仮名遣い)ことたましんぐん
文献名3第21章 火の洗礼〔1009〕よみ(新仮名遣い)ひのせんれい
著者出口王仁三郎
概要
備考
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あらすじ突然吹き荒れた山おろしに城下は破壊され、城からは出火し火炎に包まれた。竜雲やケールス姫も館の中で黒煙に巻かれてしまった。人々が救いを求めて叫ぶ声の中、宣伝歌の勇ましい言霊が聞こえてきた。それはサガレン王一行の宣伝歌であった。サガレン王は炎と黒煙の中、宣伝歌を歌いながら数多の部下を指揮し、城内の人々を救うべく努力している。君子姫と清子姫は奥殿深く猛火の中に進み入り、竜雲とケールス姫を救いだし、城の広場に運んできた。どこからともなく、天の目一つの神(北光神)の宣伝歌が聞こえてきた。そして、この日の洗礼によって城内に立てこもっていた曲津神の眷属たちは逃げ去ったと告げた。そして竜雲やケールス姫も改心した今、竜雲に仕えて体主霊従を行っていた人々は、皇大神にその罪を謝罪するようにと促した。天の目一つの神は杖をつきながら、人々が非難する広場に微笑を浮かべて現れた。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年09月24日(旧08月4日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1923(大正12)年12月30日 愛善世界社版234頁 八幡書店版第6輯 666頁 修補版 校定版243頁 普及版104頁 初版 ページ備考
OBC rm3621
本文の文字数3989
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本文  サガレン王に真心を  捧げて仕へまつりたる
 誠忠無比の神司  アナン、セールを始めとし
 ユーズの司シルレング  数多の同志と諸共に
 義勇の軍を召集し  夜陰に乗じて竜雲が
 秘む神地の城塞に  破竹の勢凄じく
 侵入するや竜雲が  深き企みの陥穽
 ありとも知らず軽進し  思はぬ奇禍に陥りて
 高手や小手に縛せられ  無残や四人は牢獄に
 投入れられて朝夕に  サガレン王の身の上を
 案じ煩ひまちまちの  噂をなして日を送る
 時しもあれや曲津神  牢番頭のベール奴が
 曲津の神の命令を  固く守りて朝夕に
 四人の司の身辺を  監視するこそ恐ろしき
 如何はしけむ竜雲は  俄に心機一転し
 四人の司を牢獄より  一時も早く解放し
 救ひ出せよと下知すれば  醜のベールはブツブツと
 小言タラタラ面をば  南瓜の如くふくらせて
 スタスタ来る牢の前  いろいろ雑多と押問答
 四人は一同口揃へ  竜雲如き悪神の
 指図をうけて吾々は  いかで此場を動かむや
 それより汝を初めとし  曲津の憑りし竜雲が
 一時も早く悔悟して  誠の道を表白し
 尻尾を下げて吾前に  来るにあらずば何時迄も
 出獄ばかりは拒絶すと  やり返したる健げさよ
 ベール司は怪しがり  固き鉄扉を引あけて
 思はず知らず中に入り  一言二言言霊の
 征矢を放ちし間もあらず  無残やベールはアナン等が
 同士に拳固の雨霰  所構はず打撲され
 悲鳴をあげて救ひをば  求むる折しも牢獄を
 見まはり来りし獄卒の  敏くも耳に轟きて
 靴音高く駆来る  ヤツトは驚きベールをば
 救ひ出さむと戸を開き  一足二足進み入り
 あたり見まはす折もあれ  アナン、セールやシルレング
 ユーズの四人は二人をば  高手や小手に縛しめて
 悠々牢獄を立出でぬ  二人は歯がみをなしながら
 目を剥き口を尖らして  曲者今や逃れたり
 数多の獄卒逸早く  彼等四人を縛せよと
 声を限りに呼ばはれど  何の響もなくばかり
 吠え面かわくを一同は  尻目にかけて嘲笑ひ
 悪の報いは此通り  早く改心現はせと
 言葉を残してどことなく  思ひ思ひに城内の
 あなたこなたに隠れける  俄に吹来る山颪
 大木を倒し枝を裂き  無残に家屋を滅茶々々に
 吹飛ばすこそ物凄き  風の力に城内の
 建築物の中よりは  炎々濛々噴き出す
 煙の中よりペロペロと  紅蓮の舌をばはき出して
 瞬く間に館をば  将棋倒しに嘗めつくす
 数多の男女は右左  うろたへ廻りて泣き叫ぶ
 阿鼻叫喚の地獄道  見るも無残の次第なり
    ○
 ケールス姫や竜雲は  火焔の舌に包まれて
 息もふさがり闇雲に  うろたへ騒ぎ息の根の
 今や切れむとする所  忽ち聞ゆる宣伝歌
 ゴウゴウ ガラガラ バタバタと  館の棟のおつる音
 勢猛き風の鳴り  老若男女の声限り
 救ひを叫ぶ叫喚の  声を圧して聞え来る
 其言霊の勇ましさ  甦りたる心地して
 尊き神の御救ひと  仰ぎ喜ぶ胸の内
 咫尺弁ぜぬ所迄  煙に包まれ苦しみし
 ケールス姫は意外にも  俄に心をおちつけて
 館の棟のバチバチと  燃え行くさまを打眺め
 覚悟をきはめ居たりしが  之に反して竜雲は
 あわてふためき右左  前や後とかけめぐり
 柱に頭を打つけて  アイタヽヽツタあゝ苦しい
 息はふさがる血は滲む  誰か忠義の人が来て
 われをば救ひ出せよと  もがき苦しむ憐れさよ。
    ○
 間近く聞ゆる宣伝歌  其言霊を調ぶれば
 サガレン王を始めとし  瑞の御霊の君子姫
 タールチン司や清子姫  キングス姫を始めとし
 エームス、テーリス、ゼム、ルーズ  ヨール、レツトやターレンの
 涼しき声と聞えたり。
『あゝ惟神々々  神が表に現はれて
 善悪正邪を立て別ける  此世を造りし神直日
 心も広き大直日  只何事も人の世は
 直日に見直し聞き直し  竜雲司の過ちは
 只今ここで焼き直す  三五教やバラモンの
 教に仕ふる宣伝使  吾は君子の神司
 吾は国別彦の神  神の力を身に受けて
 神地の城に立て籠る  曲津の魂を焼き直し
 火の洗礼を施して  すべての汚れを焼き清め
 焦熱地獄は忽ちに  高天原と一変し
 仁慈無限の大神の  教を伝へ仁政を
 布き施して国民を  安きに救ひ助けむと
 吾等はここに向うたり  曲のかかれる竜雲や
 ケールス姫を始めとし  テール、ハルマや其外の
 醜の醜人悉く  汝が胸に秘みたる
 八十の曲津を追ひ出し  誠の道に帰れよや
 神は至愛にましませば  いかに心の曲りたる
 汝等なりとて徒に  命は取らせ玉ふまじ
 あゝ惟神々々  神の恵を尊みて
 一日も早く村肝の  心を直せ身を清め
 元つ身魂になれよかし  神地の城は今日よりは
 サガレン王のしろしめす  珍の聖場となりにけり
 牢獄の中に繋がれし  アナン、セールやシルレング
 ユーズの司は今何処  早く此場に現はれて
 彼等曲津の逃げまどひ  苦しみ悩む友輩を
 煙の中に飛び込んで  一人も残さず救ひ出せ
 神は吾等を守りまし  尊き清き汝等を
 厚く守らせ玉ふらむ  進めよ進めいざ進め
 紅蓮の舌を吐き出す  火焔の中も何のその
 神に叶へる吾々は  火にさへ焼けず水にさへ
 溺るる事なき強者ぞ  あゝ惟神々々
 御霊幸はひましませよ』
 サガレン王は黒焔の中に立つて、宣伝歌を歌ひ乍ら、数多の部下を指揮し、城内の老若男女を救ひ出さしめむと努力して居る。
 君子姫、清子姫は奥殿深く猛火の中に進み入り、死を決し、観念の臍を固めて、泰然自若たるケールス姫を小脇に抱へ城の馬場に救ひ出し、清子姫は甲斐々々しく、度を失うて狂ひ居る悪魔の張本人竜雲を引抱へ、君子姫に従ひて、城の広場に救ひ出しぬ。其外数多の人々を一人も残さず、サガレン王の率ゐ来れる至誠の勇士、煙の中をかけ巡り、無事に人命を救ひたるこそ、全く神の御助けと知られける。どこともなしに又もや聞ゆる宣伝歌、敵と味方の区別なくいと殊勝げに耳に入る。
『此世を造り固めたる  誠の神が現はれて
 善悪正邪を立別ける  われは北光神司
 神素盞嗚大神の  神言畏み斎苑館
 後に眺めてはるばると  フサの国原横断し
 月の国中南行し  海を渡りてシロの島
 サガレン王や君子姫  竜雲司やケールスの
 姫の命を助けむと  雲路を分けて下り来し
 天の目一つ神なるぞ  火の洗礼は恙なく
 神のまにまに終りけり  此城内に立籠る
 八岐大蛇や醜狐  曲鬼共の眷族は
 火の洗礼に怖ぢおそれ  黒雲起し雨を呼び
 風のまにまに逃げ散りぬ  今や神地の聖場は
 汚れも曲も払拭し  水晶の如く清まりぬ
 あゝ惟神々々  神の御水火を授かりて
 此世に生れ出で来る  万の物の霊長と
 称へられたる人の身は  神に等しきものなれば
 いかでか曲のあるべきぞ  名位寿富の正欲に
 清き心を悩まされ  遂には体主霊従の
 悪魔の風にそそられて  利己一辺の魂となり
 清き身魂は忽ちに  そこなひ破れ汚れはて
 曲の棲処となるものぞ  曲津の巣くふ竜雲も
 心に悔悟の花咲きて  今は罪なき神の宮
 汚れも咎めも更になし  ケールス姫を始めとし
 竜雲司に諂ひて  体主霊従をきはめたる
 百の司や下人よ  老若男女の嫌ひなく
 心を安らに平かに  吾身の前に現はれて
 今迄犯せし過ちを  皇大神の御前に
 早く謝罪し奉れ  大恩受けしサガレン王の
 神の命は今ここに  魂の光りを現はして
 清く現はれ玉ひけり  神素盞嗚大神の
 八人乙女の其中に  目立ちて健げな君子姫
 御供に仕ふる清子姫  タールチン司やキングス姫の
 貴の命やエームスの  清き司も今ここに
 汝等百の人々を  救はむ為に現れましぬ
 あゝ惟神々々  かくなる上は天ケ下
 四方の国には仇もなく  曇りも汚れもなきものぞ
 老若男女の隔てなく  上と下との分ちなく
 城の馬場のいや広く  心を清めて一所に
 集まり来れよ惟神  神に誓ひて目一つの
 神の司が今此処に  汝の為に宣り伝ふ
 あゝ惟神々々  御霊幸はひましませよ』
と歌ひ了ると共に、天の目一つの神は煙を分けて、コツコツと杖をつき乍ら、一同が避難の場に微笑を浮べつつ現はれにける。
(大正一一・九・二四 旧八・四 松村真澄録)
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