文献名1霊界物語 第43巻 舎身活躍 午の巻
文献名2第2篇 月下の古祠よみ(新仮名遣い)げっかのふるほこら
文献名3第7章 森議〔1158〕よみ(新仮名遣い)しんぎ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2023-11-21 20:50:17
あらすじ玉国別は物音を大黒主の軍勢だと悟り、森蔭から様子をうかがおうと三人に目配せして祠の裏深く木陰に身を隠した。祠の前は少し広庭があって、森の中からはハッキリと見えている。道公はバラモン軍だと見てとり、ここで言霊を打ち出して進軍を食い止めようと玉国別に進言した。玉国別は道公をいさめ、自分は今頭が痛んで肉体を修理しないと言霊を完全に使用できないから、様子をとっくりと見定めた上で臨機応変の策を施せばよいと諭した。どうしても行動したいという道公を、玉国別は叱り、師の権限で押しとどめた。玉国別は様子をうかがいながら、確かに斎苑館へ攻め入るバラモン軍の先鋒隊だと認め、首途の功名を表す絶好のチャンスだと独り言を言った。はやる道公に対して純公は、玉国別には深い思慮があるのだとたしなめた。純公はやはり道公をなだめつつ、自身の体がうずいて仕方がないと本心を洩らした。玉国別は、バラモン軍の先鋒隊を通過させてから、後からやってくる治国別の一行とはさみうちにしようとの作戦を抱いていたのであったが、三人の部下に披露しなかった。しかし道公が決死の覚悟でバラモン軍に突撃しようとしているのを知り、道公だけには耳打ちして秘策を知らせた。バラモン軍たちは、神素盞嗚大神を悪と弾じ滅ぼさんとする進軍歌を声勇ましく歌っている。この歌を聞いた伊太公はのぼせ上り、物も言わずに金剛杖を振りかざして暴れこんだ。バラモン軍はどよめきたち、けわしい谷道を右往左往し喚き叫ぶ声が谷間に響いた。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年11月27日(旧10月9日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年7月25日
愛善世界社版96頁
八幡書店版第8輯 62頁
修補版
校定版102頁
普及版37頁
初版
ページ備考
OBC rm4307
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