文献名1霊界物語 第46巻 舎身活躍 酉の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2023-03-07 16:21:55
あらすじ現代の科学の目から見れば、この物語は価値なきものと見えるでしょう。また凡夫の心から観察する時は不道理と矛盾と撞着で充満しているでしょう。現代人の耳に入りそうなことはないと思われる。
しかしながらこの物語は、現代人に対して二三年未満の愛読者を求めるものではない。幾千万年の後までも言葉の光を輝かすのが真の目的なのである。
ただ、一人なりとも多く読んで神界の真相を悟り、治国平天下・修身斉家の基本となすに至れば口述者にとって望外の喜びであり、かつ世道人心に裨益すること大なるべきと思って止まないのみである。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年12月15日(旧10月27日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年9月25日
愛善世界社版前付 1頁
八幡書店版第8輯 359頁
修補版
校定版前付 1頁
普及版前付 1頁
初版
ページ備考
OBC rm460001
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本文
現代の天文地文学、物理学、化学、幾何学、機械学、解析学、心理学、哲学、歴史、文学、批評、言語等、所謂科学の眼から見れば、この物語は実に文厘の価値もなきものと見えるでせう。十悪無一善の凡夫心から観察する時は、不道理と矛盾と撞着で充満してゐるでせう。ベルグソン、オイケンの流行で、生命や生活又は生だのと色々論議され、近頃はまたプロレタリヤにブルジヨアに文化生活、相対性原理説など頻りに主唱さるる世の中だから、現代人の耳に入りさうなことはないと思ふ。然しながら、槿花一朝の夢にも等しき現代の流行書『死線を越えて』とか『新約』『旧約』『復活』『出家と其弟子』『懺悔の生活』等の如く、現代人、而も二三年未満の愛読者を求むるのではない。幾千万年の後までも言葉の光を輝かすのが真の目的なのである。故に現代人に容れられむことを望むのでない、唯々一人なりとも多く読んで神界の真相を悟り、大にしては治国平天下のために、小にしては修身斉家の基本となすに致らば、口述者に取つて望外の喜びなるのみならず、世道人心に裨益する所大なるべきを思うて止まぬのみであります。
大正十一年十二月十五日 王仁識