文献名1霊界物語 第48巻 舎身活躍 亥の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3総説よみ(新仮名遣い)そうせつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ現代欧米諸国における霊魂学に関する研究はようやく盛んになり、学識人格ともに世界的な定評ある知名の士の研鑽によって、我が国の学者の中にもその萌芽がみられるようになったことは、霊界のために実に欣喜の至りである。
日本人の通弊は、何事も外人の口と手を通したものでなければ信じられないことである。この霊界物語も、欧米学者によって成ったものであったなら、日本人にも尊重され歓喜をもって迎えられるであろうが、残念なことに、純粋な日本人の口より出たことを以て、邦人には顧みられないのである。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年01月12日(旧11月26日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年10月25日
愛善世界社版3頁
八幡書店版第8輯 587頁
修補版
校定版3頁
普及版1頁
初版
ページ備考
OBC rm480002
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本文
現時欧米諸国に於ける霊魂学に関する研究は漸く盛んになり、哲学界、文学界、実業界等に於て学識人格共に世界的定評ある知名の士即ちロツヂ、ジエームス、ロムブロゾー、マーテルリンク、フラマリオン、ヒスロツプ、コナン・ドイル、ヘーア、バアレツト、クロフオード、チエリス、クルツクス、ヘンスロー、メーオ等の研鑽によりて発表される言論文章を以て唯一の研究材料となし、心霊の情態を探らむとするもの、吾国学者有識者の間に其萌芽を見るに至つたのは、霊界のために実に欣喜の至りである。併し日本人の通弊は何事も外来品を尊重し、自国品を軽視するを以て文明人士の採るべき態度となし、如何なる哲理と雖も、外人の口と手を通したものでなければ信じられないのだから、実に困つたものである。この霊界物語も右に列挙せる欧米学者の口より出で手に成りしものならむには、軽薄な日本人には或は尊重され歓喜を以て迎へらるるであらうが、惜しむ可し、純粋なる日本人の口より出でたるを以て邦人には顧みられないのである。
◇本巻は三日間にして口述筆記せり。
大正十二年一月十二日 於湯ケ島 王仁識