文献名1霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻
文献名2第5篇 金言玉辞よみ(新仮名遣い)きんげんぎょくじ
文献名3第24章 三五神諭その五〔1549〕よみ(新仮名遣い)おおもとしんゆ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ大正四年旧十一月二十六日大国常立尊が上中下の霊魂に目鼻をつけて皆を喜ぶように致すのは根本のこの世を想像するよりも何ほど気骨が折れることである。悪神の頭を露わにしてとことん往生をさせ、次に中の守護神を改信させ、下の守護神も続いて改信させなければ神世にはならない。これだけ気を付けて知らせているのに改信ができない悪魔に成りきっている霊魂の宿った肉体は、可哀そうながら天地に定まった規則通りの成敗に致す。これからは悪神の守護神の好きなこと、悪いことができないように天地から埒を附けるから、もう一度気を付けておく。天の大神様がいよいよ諸国の神に命令を降しなされたら、艮金神国常立尊が総大将となって、雨、風、岩、荒、地震の神たち八百万の眷属を使うといったんは激しいから、なるべく鎮まりて世界の守護をさせる。もう神からはこの上人民に知らせる事は無いから、大峠が出てきてから改信するから赦してくれと言っても赦すことはできない。今の上に立っている守護神は科学ほど結構なものは無いとして、悪で末代建てて行こうというとんでもない目的であったが、もう悪の霊や学の世の終わりとなった。大正四年旧十二月二日二度目の天の岩戸開きは戦争と天災で済むように思って人民は大きな取違をしているが、戦争と天災で人の心が直るのならまだいいけれども、今度の天の岩戸開きはそんなたやすいことではない。昔から立て替えはあったが、臭いものに蓋をしたような事ばかりがしてあったので、もうこの先は曇りが懸らないように万古末代、世を持っていかなければならないから、なかなか骨が折れることである。悪い霊魂を絶滅してしまうならたやすいが、悪の霊魂を善へ立て替えて、この世一切の事のやり方を替えて、神法をかえて、新しい世の純粋の元の水晶魂にしてしまうのであるから、今の人民が思っていることとは天地の大違いであることを毎度筆先で気を附けてある。綾部の大本は世界の鏡が出るところである。世界が良くなるほど、この大本は良くなる。もう悪に霊が利かない時節がめくってきて、悪神が往生する世になってきた。この神国には深い経綸が世の元から致してあって、九分九厘まで来た。神の国には外の御霊には判らない経綸がしてあるから、人も善し、吾も善し、上下揃っていかなければ世は永久に続かない。国の取り合いをする見苦しい生来では駄目である。善の道は苦労が長いが、善の方には世の元から行がさしてあるから、この先は悪のし放題に行無に出て来た守護神が辛くなる。善の守護神は数は少ないが、どんな行もさせてあるから何ほど激しきことの中でも、気楽に神界の御用ができる。神の本には肝心の時に間に合う守護神がこしらえてあって、世界の止めを刺すのである。天地の御恩も知らずに利己主義で昇り詰めてきた悪の守護神に改信のさせかけが出来ないので、何事も遅くなると総損害になるから、気を附ける。判った御魂の宿っている肉体であれば、どんな神徳でも授ける。この神徳を受ける御魂に使われていたら、一荷に持てないほど神徳を渡すから、そのもらった神徳に光を出してくれる人民でないと、持ち切りにしては天地へ申しわけが立たない。大正五年九十一月八日あまりこの世に大きな運否があるから、世界中枡掛け引いて、天と地との先祖の誠で万古末代善一つの道で世を治めて、いさかいのないように致す。天は至仁至愛真神(みろくさま)の神の王なり、地の世界は根本の国常立尊の守護で、神国の万古末代動かぬ神の道である。吾よしのやり方ではこの世はいつまでも立たない。この世界は一つの神で治めない事には、人民では治まらないのである。天地の先祖の神々を粗略にし東北に押し込めておいて、悪の血筋と何も知らない眷属の悪魔を使ってとんでもない経綸をしているが、世の本からの天地をこしらえた、そのままで肉体の続いている煮ても焼いても引き裂いてもビクともしない生神が、天からと地からと両鏡で、世界の事を帳面に附けてあるように判っているから、世界の人民は一人なりと一日も早く大本へ参って神の御用を致し、世界中を神国に致す差し添えになってくだされよ。岩戸開きの真っ最中になってくると、知識でも学でも金銀を何ほど積んでも、誠の神力でないと大峠を越すことはできない。今度は神がこの世にあるかないかを分けて見せてやる。悪に覆っている身魂でも、善に立ち返らなければ神の造った陸地の上には居れないようになる。改信というのは何事に由らず、人間心を捨ててしまって知識や学を便りにせず、神の申すことを一つも疑わずに生まれ赤子のようになって神の教えを守る事である。これだけはびこった悪の世を治めて善一つの神世に致すのであるから、この変わり目に辛い身魂が多人数ある。早い改信は結構なれど、遅い改信は苦しみが永いばかりで何も間に合わない。経綸通りが世界から出てきたら物事が早くなるから身魂を磨いていないとならない。大本の辛い行を勇んでいたす人民なら、神が何ほども神力を授けるから、取違をせずに慢心の出ないよう、心得ていてくだされ。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年04月27日(旧03月12日)
口述場所竜宮館
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年8月12日
愛善世界社版321頁
八幡書店版第10輯 708頁
修補版
校定版336頁
普及版
初版
ページ備考
OBC rm6024
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