文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻
文献名2第2篇 神国の春よみ(新仮名遣い)みくにのはる
文献名3第10章 神厳〔1560〕よみ(新仮名遣い)しんげん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年05月03日(旧03月18日)
口述場所
筆録者隆光
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年10月16日
愛善世界社版131頁
八幡書店版第11輯 71頁
修補版
校定版142頁
普及版60頁
初版
ページ備考
OBC rm6110
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本文
第九二
一
朝日輝く神の国 その真秀良場に築きたる
神の御庭に上ります 天津使の瑞御魂
御魂幸ひましまして 罪の重荷に苦しめる
百の身魂をいと安く 珍の御前に導き玉へ。
二
瑞の御魂と現はれて 災多き世の中の
艱難の道も悲しみの 山も安々過ぎ玉ふ
此世の旅に迷ふなる 青人草を導きて
明き神国へ進ませ玉へ。
三
天津御国の御使を 率ゐて再び現世に
現はれ玉ふ時とこそ 今や全くなりにけり
厳の御魂の御側に 吾等が身魂を導きて
つきぬ喜び栄光をば 得させ玉へと願ぎ奉る
神は愛なり権威なり 珍の御前に伏し拝む。
第九三
一
現身の姿その儘天津国に
上りて行かむ身こそ楽しき。
二
八雲立つ出雲小琴の音に合ひて
神と人との息は揃へる。
三
根の国の御門は神に砕かれて
天津大道に妨げもなし。
四
死出の山醜の川辺も何かあらむ
恵の神の導きあれば。
第九四
一
月日輝く大空を 八重棚雲に打乗りて
上り行きます瑞御霊 栄光の主の神姿を
眺めて迎ふ天使 百の音楽奏でつつ
御門を開き迎へ入る 称讃の歌は天地に
響き渡るぞ畏けれ。
二
五六七の殿は賑しく 寄り来る人は笑み栄ゆ
言霊軍を統べ玉ふ 瑞の御魂は死の長の
御手より此世をとり返し 生命の国を開きつつ
勝の祝を平かに いと安らかに謳ひ玉ふ。
三
元津御神と諸共に 神の大道を歩みなば
生命と滅亡と別るる道の 八衢街道も何のその
目にも止まらず皇神の 栄光の国へ上るべし
神は言霊権威なり。
四
土の上にて朽ち果つる 人の命を憐れみて
栄え久しき天津国 千代の御園に昇らせて
恵みの露を垂れ玉ふ 清めの神の御後をば
慕ひまつれよ人の子よ 振りさけ見れば大空に
吾等が行くべき千代の里 いともさやかに見え渡る。
第九五
一
千座の置戸を負ひましし 栄光の主の瑞御魂
その名を聞くも潔し 青人草を生かさむと
八束の髯を抜きとられ 手足の爪を除かれて
血潮に染り身に罪を 負はせ玉ひて世の人を
清むる神業を詳細に 遂げさせ玉ふ尊さよ。
二
厳の御魂の大神の 右に居まして永久の
珍の住居を構へつつ 吾等を守る瑞御魂
深き恵みを嬉しみて 賞めよ称へよ御栄光を
人は神の子神の宮。
三
瑞の御魂の御恵み 清き稜威は世に広く
現はれましていと高く 妙に尊き大神業
天津使と相共に 世人挙りて主の名の
輝き栄ゆる有様を 賞めよ称へよ真心に。
第九六
一
三五の神の教の司等
瑞の御魂の徳を仰げよ。
二
天津日の神の御裔とあれませる
珍の御子をば敬ひ奉れ。
三
許々多久の罪や穢を身に負ひて
世人清めし主を崇めよ。
四
皇神の恵みと主の悩みとを
思ひ出して神を称へよ。
五
千万の国の益人御前に
平伏し御稜威を畏み崇めよ。
六
永久の厳の御歌に声合せ
万司の主を崇めよ。
第九七
一
世を洗ふ厳の御魂や瑞御魂
その聖顔は伊照り輝く。
二
天地に類もあらぬ清め主
天津使も挙りて仕ふ。
三
世の人を憐み玉ひ千座をば
負ひて落ち行く主ぞ尊き。
四
根の国に落ち行く身魂憐みて
天津神国に生かす君はも。
五
限りなき恵みを受けし人の身は
心の限り仕へまつれよ。
第九八
一
世の人を恤り玉ふ瑞御魂 御声は妙に天地に
響き渡りぬ世の民よ 厳の御魂の吾主に
栄光の冠を献れ。
二
天津使も打伏して 厳の御魂の御光を
あこがれ拝む尊さよ いざ諸人よ清めの主に
栄光の冠を捧げよや。
三
矢叫びの声鬨の声 俄に止みて戦ひの
庭は神国となり変る 祈りと歌との言霊は
天と地とに響きけり 四方の民草平和の主に
宝の冠を献れ 御空の極み地のはて
残る隈なく御栄光の 珍の光は照り渡る
厳の御魂や瑞御魂 此世を知らす神柱に
栄光の冠献れ。
第九九
一
総ての司とあれませる 清めの主の瑞御魂
賞めつ称へつ神の声 世人の声は海山に
隈なく響き渡りけり 厳の御魂よ瑞御魂
諾なひ玉へ惟神。
二
栄光の主よ厳御魂 瑞の御魂よ神の世を
弥永久にしろしめし 神の稜威の御光を
洽く天地に輝かし 凡てを生かし玉へかし
珍の御前に願ぎ奉る 厳の御魂や瑞御魂
守らせ玉へ惟神。
三
清めの主よ来りませ 珍の御声を嬉しみて
吾等が身魂を清めつつ 命の糧と仕へなむ
仮令天地は失するとも 吾等は主の御恵みを
弥永久に喜びて 黄金の琴をかき鳴らし
稜威を仰ぎ奉るべし 厳の御魂や瑞御魂
来らせ玉へ惟神。
第一〇〇
一
烏羽玉の暗き闇夜は消え去りて
東の空に茜さすなり。
二
美はしき主の御影を伏し拝み
光の主と仕へまつらむ。
三
神国の光といます厳御魂
瑞の御魂の御稜威畏し。
四
皇神の恵みの露に生ふる民の
歓喜栄光何に譬へむ。
五
大空の星にも勝る民の数
恵ませ玉ふ神ぞ畏き。
第一〇一
一
厳御魂瑞の御魂の名に優る
清きは他にあらじとぞ思ふ。
二
いと貴き神の御子にしましませど
世を洗ふため降りましぬる。
三
八千座の上に掲げし珍の名を
万国民今や仰がむ。
四
皇神の右にぞ坐して神の世と
現世しらす君ぞ畏し。
(大正一二・五・三 旧三・一八 北村隆光録)