文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻
文献名2第3篇 白梅の花よみ(新仮名遣い)しらうめのはな
文献名3第13章 神雨〔1563〕よみ(新仮名遣い)しんう
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年05月05日(旧03月20日)
口述場所
筆録者隆光
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年10月16日
愛善世界社版170頁
八幡書店版第11輯 83頁
修補版
校定版185頁
普及版60頁
初版
ページ備考
OBC rm6113
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本文の文字数2263
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本文
第一二二
一
御恵みの雨しげく降る神の園に
千花百花咲き薫るなり。
二
木枯の吹き荒ぶなる此身にも
花を咲かせよ恵みの雨に。
三
春雨のいと長閑なる姿より
まさりて楽し恵みの雨は。
四
瑞御魂清き誓ひに頼りつつ
常世の春を仰ぎ待たなむ。
第一二三
一
古の神代の如く厳御魂
長閑なる世と恵ませ玉へ。
二
瑞御魂吾身に充ちて古の
神代の人とならしめ玉へ。
三
瑞御魂降り玉ひて萎れたる
心の花を霑し玉へ。
四
瑞御魂弱き吾身に降りまし
珍の力に富ましめ玉へ。
五
瑞御魂汚れし魂を清めつつ
清めの道に入らしめ玉へ。
第一二四
一
厳御魂与へ玉へる恵こそ
生命を守る宝なりけり。
二
苦みの深き谷間に落ちしとき
生命の綱となるぞ此神書。
三
死の影の暗路に迷ふ時こそは
明燈とならむ此の神書は。
四
天津日の光を仰ぎまつる迄
導き玉へ厳の大神。
第一二五
一
厳の神書瑞の言葉は此上も
なき生命の御綱とこそ知れ。
二
暗路往く道の燈火渇きたる
喉を霑す水の流れよ。
三
御教は厳の生命の糧なるぞ
いざ諸人よ来り繙け。
四
日の守り夜の守りと月と日の
あれます限り何か恐れむ。
五
かくれたる神勅の奥を悟るべく
誠の智慧をわかたせ玉へ。
第一二六
一
大空の広きは神の御栄光を
完全に詳細に示すなりけり。
二
限りなく空に輝く星影は
神の宣勅を現はしにけり。
三
天伝ふ月日の光キラキラと
神の力を声なく語る。
四
御教の書見る度に思ふかな
神の御審判厳かなるを。
五
瑞御魂宣らす言霊神書見れば
深き恵みの露ぞ滴る。
六
村肝の心も暗き世の旅に
迷ふ世人を照らす神はも。
七
御光を日に夜に受くる嬉しさは
教の神書の賜物とぞ知る。
第一二七
一
永遠の生命を賜ふたる 神の言葉はいと清し
瑞の御魂の言霊は 底ひも知らぬ奇びさよ
目に見ぬ神の御心を 具に諭し神姿を
いと明かに現はせり 厳の言葉は生命なり
瑞の言葉は薬なり 奇びなる哉神の経綸。
二
厳の御魂の御教 瑞の御魂の言の葉は
いと慕はしき珍の声 普く四方に轟きて
迷ひ悩める罪人を 天津御国に救ひます
崇めよ称へよ神の徳 慕ひまつれよ神の愛。
三
五六七の御代の近づくと 宣らせ玉ひし訪れの
たえず聞ゆる嬉しさよ 赦罪と歓喜栄光をば
授くる神の御恵み 光となりて現身の
世界に清く現はれぬ あゝ惟神々々
感謝し仕へ奉れ。
第一二八
一
賤田巻数ある神書の其中に
誠の書は厳の神書。
二
奥山の暗き谷間を潜るとも
神の恵みは行く手を照す。
三
世の中の物識人の踏みしてふ
道を諭すはこれの神書。
四
幾度も繰返しつつ眺むれど
神書の旨をはかり兼ねつつ。
五
如何にして神書の旨を悟るべき
智慧も力もなき身なりせば。
六
惟神道の誠の尊さは
踏みての後に悟りこそすれ。
七
許々多久の書の心は悟るとも
神の神書は悟りがたかり。
八
皇神に祈らざりせば百千度
読むも悟らじ神の心は。
九
愚なる人も誠にかなひなば
神の心は悟り得られむ。
一〇
円山に燃ゆる躑躅の色赤き
魂をうつして神に仕へむ。
一一
天の涯地の極みもおつるなく
照す光と現はれし岐美。
一二
神の書繙く毎に新しく
思ふは神の恵なりけり。
第一二九
一
大空ゆ下りて人となりましし
教の主の御教守れよ。
二
厳の神書瑞の言葉は世に迷ふ
暗き心を照らす御鏡。
三
限りなき智慧の言葉を連ねたる
神の神書は世の宝なる。
四
弥広く此神の世を照せよと
神の授けしこれの神書。
五
如意宝珠黄金の玉も此神書に
潜みてありぬ探りて受けよ。
六
狭霧こむ大海原を行く船の
燈火とぞなる厳の神書。
七
風荒く波猛るなる海原を
安く導く瑞の言霊。
八
雲は晴れ暗は消え失せ世を照らす
主を拝む厳の神書。
九
惟神神の光を身に受けて
万の国を照させ玉へ。
第一三〇
一
瑞御魂千座の置戸の贖罪に
国の礎みたて玉ひぬ。
二
国々に御名を変へさせ玉ひつつ
清めの為に降ります主。
三
争ひは四方に起りて人々の
艱難払はむ為に来ましぬ。
四
皇神は祈祷を聞きて人々の
歎きを歌と変らせ玉はむ。
五
現世に残りし人も死りし
人をも共に守ります神。
六
永久の安き生命を待ち佗びて
岐美の来ますを祈る民草。
第一三一
一
永久の岩の礎いや固に
神の都は栄光充ちぬる。
二
皇神は愛の石垣囲らして
民の安きを守らせ玉ふ。
三
つくるなき愛の泉は永遠に
生命の水と湧き出でにけり。
四
永久に恵みの露に霑ひし
神の御子等は渇く事なし。
五
皇神の守らせ玉ふエルサレム
上る人こそ楽しかるらむ。
六
塵の世の人の嘲り何かあらむ
神に生きたる吾身なりせば。
七
露の如忽ち消ゆる楽みや
空しき富に迷ふ曲人。
八
惟神厳の恵みに霑ひて
情なき此世を安く渡らむ。
(大正一二・五・五 旧三・二〇 北村隆光録)