スダルマン太子は、父カラピン王に面会し、今までのことを謝し、心を改めて後を継ぐことを誓った。そして父王の死後、カラピン王2世となり、仁政を敷いた。アリナ、バランス、シャカンナはそれぞれ国政に就き、スダルマン太子を助けた。
大宮山の盤古神王の社は、梅公別の指揮で、社が三棟に造営された。
中央には大国常立尊と豊雲野尊、左の宮には神素盞嗚尊と大八洲彦尊、右側の宮には盤古神王と国魂の神を鎮祭した。
以下、神殿造営に関わる歌を抜き出します。
新王(スダルマン太子)「三五の神の教を今よりは あが国民に教へひろめむ」
妃(スバール姫)「天つ神国津御神を斎ひつつ 吾が神国の御民を治めむ」
アリナ「大神と吾が大君の御ために 心も身をも捧げまつらむ」
梅公別「皇神の貴の御光現はれて 世の基をば開く今日かな」
梅公別は新王をはじめ重臣たちに神の教えを説き諭し、再び白馬にまたがり、師、照国別の隊に合流すべく、駈けて行った。