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文献名1霊界物語 第75巻 天祥地瑞 寅の巻
文献名2第1篇 玉野神業よみ(新仮名遣い)たまのしんぎょう
文献名3第2章 言霊の光〔1896〕よみ(新仮名遣い)ことたまのひかり
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
紫微天界は、スの言霊の水火(いき)によって鳴り出でたがゆえに、一切のものがわかわかしくやわらかく、神はまた幽の幽にまし、意思想念の世界である。

軽く清いものは高く上って天となり、重く濁ったものは、降って地となる。

この真理によって、紫微天界は五十六億七千万年の後、修理固成の神業が完成するとともに、重さを増して行き、次第に位置を大空中の低い場所に変えた。

われわれの地球こそ、紫微天界のやや完成したものであると理解するべきである。

たとえば、紫微天界の山はほとんど気体であり、柔らかく膨れて伸び広がったものである。国土生み、神生みの神業も、柔らかい気体の世界を物質の世界に修理固成するまでには五十六億七千万年かかった、ということである。紫微天界の神々の活動は、無始無終、連続して止まらない。

神代では、情動も起こってはたちまち消え去る、極めて淡白なものであった。しかし、世が下るにつれて、人情が濃厚・執拗になってきた。そこで、愛・恋の乱れや争闘が起こってくるようになった。

これが、主の大神が天之道立の神に、世の混乱を防ぐよう教え導き、乱れ行く世を正しく建てるように方策を授けた理由である。

神代の神人は、気体であったので、柔らかい地上を歩いても何の支障もなかった。国土の修理固成が進んで硬度を増すにしたがい、神々も体重を増し、ついに人となって地上に安住するようになったのである。

このように主の大神をはじめ、神々の努力の結果完成した地上に人と生まれ、安住できる恵みと徳は、とうてい書き尽くせるものではない。

われわれは、主の大神がお住まいになる紫微天界が完成期に近づいた地球の中心、葦原の中つ国である日の本に生まれた。万世一系の皇神国(すめらみくに)の天皇(すめらぎ)に仕え、神の宮居となり、神の子となって仕える幸福は、三千大千世界の宇宙をみても、到底求めても得られないほどの仁恵に浴しているのである。

だから、我が皇神国に生まれた大御民(おほみたから)は、海外の諸国よりも特に、敬神・尊皇・報国の誠を披露して恵みと徳に報いなければならないのである。

紫微天界が完成した神国であるので、わが国を「皇神国(すめらみくに)」と言い、その君を「天皇(すめらぎ)」と言うのである。
主な人物 舞台 口述日1933(昭和8)年11月03日(旧09月16日) 口述場所水明閣 筆録者加藤明子 校正日 校正場所 初版発行日1934(昭和9)年2月3日 愛善世界社版 八幡書店版第13輯 298頁 修補版 校定版37頁 普及版 初版 ページ備考
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本文  抑紫微の天界はスの言霊の水火によりて鳴り出でませるが故に、天地万有一切のものいづれも稚々しく、柔く、現在の地球の如く山川草木修理固成の域に達し居らず、神また幽の幽にましまし、意志想念の世界なれば、到底現代人の想像も及ばざる程なり。清軽なるものは高く昇りて天となり、重濁なるものは降りて地となる。これの真理によりて紫微天界は五十六億七千万年の後、修理固成の神業完成すると共に、其重量を増し、次第々々に位置を大空中の低処に変ずるに至りたれば、我地球こそ、紫微天界のやや完成したるものと知るべし。
 紫微天界に於ける数万丈の山岳と雖も殆ど気体なれば、柔かく膨れあがり、伸びひろごりたるもの、次第々々に収縮作用を起し、最高二万数千尺の山岳を止むるに至りたるなり。紫微天界に於ける国土生み、神生みの神業も、この柔かき一切の気体界を物質界に修理固成する迄の年処は、五十六億七千万年の久しきを経たるなり。故に紫微天界の神々の御活動は、無始より無終に連続して止む時なし。故に神代に於ける愛の情動も、亦現代人の如く濃厚執拗ならず、時、処、位に応じて愛の情動起り、忽ち消散して後なき極めて淡泊なる情動なりしなり。併しながら世の次ぎ次ぎ下るに従ひて、山川草木其の硬度を増し、人情又濃厚執拗となりて、遂には愛恋の乱れ、争闘を起すに至れるも自然の結果止むを得ざる事と言ふべし。故に主の大神は紫微天界の最初にあたり、天之道立の神をして、世の混乱を防ぐべく、天津真言の道を天地万有に永遠無窮に教へ導き給ひ、乱れゆく世を建正すべく経綸されたるは深き神慮のおはします事なり。
 紫微天界に於ける山川大地は、浮脂のごとく漂へるを以て、現代人の如き重濁なる身をもつては、殆んど空中を行く如く、水上を歩むが如く、如何ともすべからざれども、神代の神人は気体にましませば、浮脂のごとき柔かき地上を歩みて何の支障なく、恰も現代人の現界地上を歩むと異なるところなきなり。国土の修理固成なりて硬度を増すに従ひ、神々も亦体重を増加し、遂には人となりて地上に安住するに至りたるなり。我地球の今日の如く確固不動に修理固成さるるまでは、五十六億七千万年の年処を経たるを思へば、神界の経綸の幽遠なるに畏敬の念をはらはざるべからざるなり。
 斯くの如く主の大神を初め、種々の神等の努力の結果完成したる地上に人と生れ、安住せしめらるる其広慈大徳は到底筆紙に尽すべき限りに非ず。況んや全地の中心にして四季の順序調和したる中津国に生を享けたる人生に於てをや。我々は主の大神の住はせ給ひし紫微天界の完成期に近づける地球の中心葦原の中津国なる日の本に生れ、万世一系の皇神国の天皇に仕へまつりて、神の宮居となり、神の子となりて仕へまつる幸福は、三千大千世界の宇宙の世界中到底求め得べからざる仁恵に浴せるものと知るべし。故に我皇神国に生れたる大御民は、海外の諸国に比して特に敬神尊皇報国の至誠を披瀝し、其大慈洪徳に報いまつらずむばあるべからず。紫微天界の完成したる神国なるが故に、我国を皇神国と称へ、其の君を天皇と申し奉るなり。

 ためしなき此神国に人と生れ
  清き身魂を濁すべきかは

 久方の天津皇国を生みませし
  神の御稜威を夢な忘れそ

 言霊の水火は次ぎ次ぎ固まりて
  この美しき天地は成れり

 智者学者数多あれども天界の
  なり出で初めたる真相を知らずも

 主の神の恵思へば地の上に
  住むもつつしみの心湧くなり

 神々の恵も知らず世の中を
  はかなみ思ふ愚かなる人よ

 愛善の光にみつる神の国を
  火宅とをしへし曲津の教かな

 現世も亦幽界も主の神の
  領有ぎたまふ国土と知らずや

 久方の天より降りて中津国を
  永久に知召す主の神の御子よ

 葦原の国なり出でし遠因を
  思ひて敬神尊皇に尽せよ

 言霊の生ける活用白雲の
  空に迷へる学者あはれ

 もろもろの学びあれども言霊の
  真言の学び悟れるはなし

 世の中に学びは数多ありながら
  学王学の言霊知らずも

 言霊の学びは総ての基なり
  其他の学びは末なりにけり

 根本を悟らず末の学びのみ
  栄ゆる此世は禍なるかな

 世の中の一切万事は言霊の
  光によりて解決するなり

 言霊の真言の道を知らずして
  此神国の治まるべきやは

 我は今神の依さしの言霊の
  学びに真道を説かむとするなり

 皇神国の大本を知るは言霊の
  生ける学びによるの外なし

(昭和八・一一・三 旧九・一六 於水明閣 加藤明子謹録)
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