文献名1霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日
口述場所
筆録者
校正日
校正場所
初版発行日1934(昭和9)年12月30日
愛善世界社版
八幡書店版
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm818801
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本文
塗炭屋根に雪のなだるる音すなり
陸奥路を渡る風もゆるみて〈第3章(初)〉
みちのくの風は寒しも地の上を
ましろに包む雪の風景
(昭和九年十二月五日)〈第3章(初)〉
みちのくの雪に埋もれ獅子吼するも
非常時日本を思へばなりけり
(昭和九年十二月五日)〈第4章(初)〉
非常時の日本を救ひ生かさむと
いたづきの身を陸奥に運べり〈第5章(初)〉
寒風は肌をつむざく真夜中の
青森駅に出迎ふまめ人〈第5章(初)〉
今日一日青森分所に安居して
いたづきの身を養ひにけり
(昭和九年十二月五日)〈第5章(初)〉
行くとして可ならざるなき我旅も
陸奥路の雪に屁古垂れにけり〈第6章(初)〉
屁古垂れて我止むべきや国の為
神聖運動に邁進するのみ〈第6章(初)〉
蛙等は日比谷ケ原に集まりて
ふところ寒く啼き立つるなり
(昭和九年十二月五日)〈第6章(初)〉
みちのくの雪を見ながら我魂は
いやますますに振ひ立つなり〈第7章(初)〉
身を忘れ家を忘れて国の為に
雪の陸奥路に獅子吼するなり〈第7章(初)〉
鉄瓶の湯のたぎる音を聴きながら
心安けく窓の雪見つ
(昭和九年十二月五日)〈第7章(初)〉
陸奥の雪の大野に立ちながら
満洲派遣の宣伝使を思ふ〈第10章(初)〉
年の瀬も早近づきてみちのくの
大野をわたる風は酷しも〈第10章(初)〉
夜もすがら御代を思ひて眠られず
我たましひは遠近にとぶ
(昭和九年十二月五日)〈第10章(初)〉
右左雪の襖に閉ぢられて
御国生かすと旅を続くる〈第10章(初)〉
教子の文見る度に涙しぬ
吾みちのくの旅の夕べを〈第10章(初)〉
非常時の御国の状をながむれば
心の駒の足掻き止まずも
(昭和九年十二月五日)〈第10章(初)〉
風の音窓に聴きつつ吾はいま
天祥地瑞の校正を為す〈第11章(初)〉
行きつまりたる世の中に
師走の陸奥は雪につまれり
(昭和九年十二月五日)〈第11章(初)〉
雪雲の四方にふさがる陸奥は
昼も電燈点じて書を読む〈第12章(初)〉
一足も戸外に出でず夕べまで
身のいたづきを養ひにけり〈第12章(初)〉
黄昏れて大劇場に出席し
神聖発会式にて獅子吼す
(昭和九年十二月五日)〈第13章(初)〉
今日一日風はなけれど夕されば
寒さ身にしむみちのくの旅〈第14章(初)〉
やがて今発会式にのぞまむと
思ふもさむしいたづきの身は
(昭和九年十二月五日)〈第14章(初)〉
いたづきをこらへてしのびて寒国の
旅に立つなり国を思ひて〈第15章(初)〉
一日の猶予もならじわが国の
現状見つつ安んずべきやは〈第15章(初)〉
道の子はおのもおのもに真心を
つくして御国の為に動けり〈第15章(初)〉
形ある宝を捨てて世の為に
働く道の子の心愛しも〈第15章(初)〉
吾は今教の道の子に守られて
この雪国を安く旅すも〈第15章(初)〉
折々は風のまにまに聞え来る
北海の波の高き陸奥なり
(昭和九年十二月五日)〈第15章(初)〉
百万の敵もおそれぬ吾にして
旅になやむは足痛なりけり〈第16章(初)〉
草の根にすだく虫の音消え果てて
冬来りつつゆきつまりたり〈第17章(初)〉
みはるかす陸奥の大野は白雪の
外に見るものなかりかりけり〈第17章(初)〉
天地の恵みはふかし雪国に
今日暖かく安居するかも
(昭和九年十二月五日)〈第17章(初)〉
神聖会運動に吾たちしより
たち上りたり信徒ことごと〈第18章(初)〉
天国を地上に建てむと朝夕を
かけめぐるなり国の遠近
(昭和九年十二月五日)〈第18章(初)〉
警笛の音聞ゆなり夕庭に
神聖発会の迎へなるらむ
(昭和九年十二月五日)〈第19章(初)〉
青森の発会式の壇上に
現はれさやぐ狂神ありたり〈第20章(初)〉
大本の大神直ぐに取消せと
訳の判らぬ事を言ふなり〈第20章(初)〉
壇上に立ち上りたる反対者を
傍観したる昭青弱しも〈第20章(初)〉
妨害に対して司会者一言を
たしなめざりしは迂潤ならずや〈第20章(初)〉
政党解消聯盟支部長と名告りつつ
発会式を妨げむとせり〈第20章(初)〉
天地神総てを大本大神と
奉唱せるを知らざるたは言
(昭和九年十二月五日)〈第20章(初)〉