番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1001 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第11章 暗狐苦〔1713〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/タ=9 | ... デカタン高原の西南方に当つて......タラハン国と云ふ、人口二十万を有する地味の......国王はカラピン王と云ひ、国の中心地点なるタラハン市に宏大なる城廓を構へ、ウラル教を......け、自分が、とつて代つて左守の職につき、タラハン国の主権を吾手に握らむ事を希求して......家及国家の一大事と死を決して、妻のハリスタ姫と共に王宮深く進み入り、王に改心を迫り......く左守に斬りつけむとした。左守の妻ハリスタ姫は王と左守の間に立ち塞がつて、『恐れ乍......で厶います。国家の柱石なくして、どうしてタラハン国が保てませうか。まづまづ心静かに......共に刀の錆だ。観念せよ』と云ひ乍らハリスタ姫の左の肩から右の脇へ袈裟掛に、切れ味の... | 1001 |
1002 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第12章 太子微行〔1714〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/タ=6 | ...生活を逃れて心の駒の進むまま膝栗毛に鞭ちタラハン城の東北に当る樹木鬱蒼たる城山を目......た百鳥、木の間にチユンチユンと囀り、デカタン高原名物の風は今日は殊更穏かに吹き渡り......つて四方を見渡しながら、『オイ、アリナ、タラハンの市街は......タラハンの首府といつて、随分広い広いと誰も......査して見る積りだ。左様なら』と云ひ乍らスタス......タと尾上を伝ふて北へ北へと進み往かむとす。... | 1002 |
1003 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第13章 山中の火光〔1715〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...もなき大空を、隈なく照らして居る。此処はタラハン国にて有名なるトリデ山と云ふ。太子......上ませぬ。どうか冷静にお考へ下さいませ。タラハン国の人情や大王様の御心中や臣下の胸......放した。杖はアリナが立つて居る左の方へパタリとこけた。ア『殿下此の通りで厶います。......慄ひ戦いて居る。ア『モヽ若し、デヽ殿下、タヽ大変な事になつて参りました。コヽ今夜ド... | 1003 |
1004 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第14章 獣念気〔1716〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ... タラハン城市を去る正北十里の地点に、......タニグク山といふ高山が聳えてゐる。南西北の......水は此東口より流出するやうになつてゐる。タニグク山の山麓には天然の大岩窟が穿たれて......部下が殖えて来た。そして其部下を夜私かにタラハンの城下を始め各地に派遣し、富者の家... | 1004 |
1005 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第15章 貂心暴〔1717〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...いやうに御賢察を願ひます、ホヽヽヽヽ。アタ阿呆らしい、妾は何といふ馬鹿だらう。こん......下るのは玄真さまぢやないか。俺達の前で、タカが女の一疋や半疋に肱鉄をかまされ、赤恥......にもまがふなる 姿の優しいダリヤさま タニグク山の山麓に 岩窟を構へしシャカン...... 之から夫婦が相助け 悪人輩を平げて タラハン国の災を 科戸の風に吹払ひ 天晴... | 1005 |
1006 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第16章 酒艶の月〔1718〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...らう、と遷延又遷延、どこ迄もズルズルベツタリ引伸ばして人をつらくる考へでせう。そん......『ホヽヽヽ、天帝の化身天真坊様の奥方が、タツ......タ三百円の枕金とは安いものぢや厶いませぬか......飲み度くはないわ』 玄真坊は酔ひ潰れてグタリと前後も知らず眠つて了つた。ダリヤ姫は......バルギーの頬をギユツと抓つた。バル『アイタヽヽヽ、決して姫様、疑ひませぬよ、真剣に... | 1006 |
1007 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第17章 晨の驚愕〔1719〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...得ない。なぜ貴様監督をして居ないのだ。アタ卑しい酒を喰ひやがつて同じ様に寝ると云ふ......安心して脂下つて惚けて居るものだから、アタ阿呆らしい、馬鹿らしい、ネンネコなんどと... | 1007 |
1008 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第18章 月下の露〔1720〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/タ=14 | ... シャカンナはタニグクの山の麓なる岩窟に附属せる建物を全......人、独りで、営々と稼いでをるのですよ。アタ厭らしい笑ひをして下さるな。エー、一月前......に辞儀をし乍ら、力なき声にて、アリ『私はタラハン城に住んでゐる若者で厶いますが、つ......して頂いてをつた所で厶います』シャ『何、タラハン市の住人とな。フーン、併し乍ら兎も......にかくれて了つた。シャ『お前さまは、最前タラハン市の住人だと云つたが、此頃の人気は......ら、実にみじめなものです。大きな商店がバタバ......タと次から次へ倒れて行く有様です。そこへバ......うな綺麗な、気品の高い御人だが、ヤハリ、タラハン市の御生れですかな』アリ『ハイ、私... | 1008 |
1009 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第19章 絵姿〔1721〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...に打ち任せて、思はぬ深山の奥へ迷ひ込んだタラハン城の太子も、又太子の意を迎へて山野......浮沈するは世の倣ひ、花にも月にも譬へ難きタラハン城内の太子と、背は少しく低く、色は......かいふ糞蛸坊主が、女神様の様な女と共に、タニグク山の岩窟に乗込んで来て、大酒を喰ひ......。それが何ぞや、親分御大の旧主人だとか、タラハン城の太子様だとか、左守の悴だとか、......お嬢さまお嬢さまと云つて、其成人を待ち、タニグク山の名花を手折らむものと楽み暮した......たのも、深い縁の結ばれた事で厶いませう。タラハン国の窮状を救ふ為、太子様のお伴をし......厶る』太『左守、余の頼みだから、余と共にタラハン城へ帰つてくれる気はないか』シャ『... | 1009 |
1010 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第20章 曲津の陋呵〔1722〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ... タラハン城内カラピン王の御前に左守右守を初......多き次第で厶います。風前の燈火にも等しきタラハン国の形勢、国家を未倒に救ひ、大廈の......く、国民尊敬の中心となり、仮令小なりと雖タラハンの国家を維持して来たものだ。然るに......子が帰城するにしても、彼は余が後をついでタラハン国に君臨する事は好まないだらう。一......ハルチンに抱きつかれ無念の歯噛みし乍らバタリと短刀を床上に落した。右守は此隙に乗じ......なかつたが、右守のサクレンスは脛を折りノタノ......タと四這ひとなり生命カラガラ吾家を指して猫... | 1010 |
1011 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第21章 針灸思想〔1723〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...罪を着せ、大王の手をかつて左守の妻ハリスタ姫を斬り殺し、なほ飽き足らず左守の命を取......の悪逆無道を罵り、且つ憎んで居りますよ。タラハン国が今日の如く乱れかかつて来たのも......。私の身体は太子様の杖柱とお頼み遊ばす、タラハン城に無くてはならない国宝ですよ。も......青二才の分際として小田の蛙の鳴くやうにゴタゴ......タ云ふても納まらないぞ。総て政治の秘訣は圧......い精神におなりなされたのだ。云はば貴様はタラハン国を覆へす悪魔の張本だ。あゝもう仕......『あゝあゝ兎やせむ角や線香の煙となつて、タラハンの国家は滅ぶのかなア』(大正一三・... | 1011 |
1012 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第22章 憧憬の美〔1724〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/タ=6 | ...ハイ、流石は御賢明なる太子様、それでこそタラハンの国家は万代不易、微臣の私も旱天に......云ひ、お前といひ、能くもマア亡国の因虫がタラハン城にはびこつたものだのう。イヤ余は......にかかる臣下を持つて、政治をとられてゐるタラハン国家は、危い哉である。余は一人も知......やうです。親爺が第一改心してくれないと、タラハンの国家が持てないですからなア』ハル......が彼れシャカンナを説き伏せ、スバール姫をタラハン市迄、迎へて来ませうか』太『さうし......うが、日頃殿中へお出入を致す、生花の宗匠タールチンを、黄金の轡をはめて買収し、彼が... | 1012 |
1013 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ... 本巻は前巻の後をうけて、印度タラハン王国の太子スダルマンを中心とせる、......の寵臣アリナの活躍に依つて、深山の名花はタラハン市の片ほとり、茶の湯の宗匠......タルチンが離れ座敷に移植されて、満足せられ......なり、民衆怨嗟の炎は城下の過半を焼尽し、タラハン城下は阿鼻叫喚の地獄道と急変し、太......などを主たる問題として、滅亡の淵に瀕せしタラハン王国は、階級打破上下無差別、祭政一... | 1013 |
1014 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第1章 貞操論〔1725〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/タ=12 | ...それより外に聞くものもなき此山奥に、其昔タラハン国の左守の司と仕へたるシャカンナは......恰も天から降つて湧いたる如く思ひがけなきタラハン国のスダルマン太子が吾政敵なる左守......と復活したるが如き心地し、日夜腕を扼してタラハン城の空を眺めて再生活躍の希望を漲ら......の玉を伸べたる如き腕も脛も露に惜気もなくタニグク颪に散り来る木の葉の屑に弄ばれ、一......司の職掌を退き君側に蟠る奸邪侫人を打払ひタラハン国城下の安寧秩序を保ち、一は王家の......トホト世の中が嫌になり、お前も知る通り、タニグク谷の山寨に火を放つて、玄真坊の後を......肉の嘆に堪へず、一層のこと此世の思ひ出にタラハン城へ只一騎乗り込み、君側に蟠まる悪......べき玉は一つも見当らなかつた。六才の時、タラハン城を後に、此山奥に父の手に育てられ... | 1014 |
1015 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第2章 恋盗詞〔1726〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 20 件/タ=20 | ... 政治学の研究や、新思想の探究に没頭し、タラハン国上下の現状を痛歎の余り心身疲労し......万斛の涙を心中深く湛え乍ら、アリナと共にタラハン城内へ帰つて来た。 女と云ふものに......を抱いて帰らねばおかぬと雄健びしながら、タニグク山の山口、玉の川の下流、岩瀬の深森......いで俺の持論に賛意を表したく成るだらう』タンヤ『堂々たる天下の男子が、女々しい恋愛......あるまい。先づ聞き玉へ、俺の名論卓説を』タ『今日は僕も死んだ女房の命日だから、供養......か。僕は何うも左様な考へは持てないのだ』タ『ヘン、国家危急の場合に当つた今日、恋愛......けて了ふ方が余程人間らしいぢや無いか。アタ阿呆らしい、学問上道徳上から見ても恋愛な......、僕は人間の屑だと思つて居る』ハ『オイ、タンヤ、君は無味乾燥な心理を持つて居る様だ... | 1015 |
1016 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第3章 山出女〔1727〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/タ=14 | ...く馬鹿の奥に潜伏してゐる時だ。 ハンナ、タンヤの両人は又馬鹿者の選に洩れない代物で......、捨場所のない真馬鹿者である。 ハンナ、タンヤの二人は、左守の悴アリナが追跡してゐ......う一も取らず二も取らず、やむを得ずして、タニグク山の岩窟に帰つて見れば、こはそもい......も乾児の吾々として、情に於て忍びないと、タンヤと二人が互に抱き合つて泣きました。本......。私は真心より親方を愛して居ります。のうタンヤ、お前いつも俺の言葉を聞いてゐるだら......く、親方の名を呼ばなかつた事はなからう』タ『ウン、そらさうだ、お前のいふ通り、俺の......。何と云つても心が正直なものだから、メツタに親分の前で、嘘は云はうとも思はず、云は......天下一人の知己を得たりといふべしだ。のうタンヤ、此親分にして此乾児ありだ。何と恐ろ... | 1016 |
1017 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第4章 茶湯の艶〔1728〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/タ=12 | ... タラハン市の町外れ、裏は薄濁つた可なり広い......りとした余り広からぬ屋敷の中に茶湯の宗匠タルチンの形ばかりの茅屋が建つてゐる。家は......全に達せむ為の準備である。 茶の湯の宗匠タルチンは朝早うから、坊主頭に捻鉢巻、腰衣......はるる位、有情男子の肝魂を奪つた。宗匠のタルチンは妙齢の美人に向つて得意の茶道に就......ふべき、スバール姫たる事は云ふ迄もない。タル『姫様、女の最も習つておかねばならない......に限らず何事も御指導をお願ひ申します』 タルチンは笑を満面に浮べ、低い鼻をピコつか......こすりつけ、言葉迄も荘重らしく粧ひ乍ら、タル『抑茶の湯は三ケの綱領を以て本とされて......ら料紙箱より硯、筆、墨、巻紙等とり出し、タルチンの読み上げる歌を記し初めける。タル... | 1017 |
1018 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第5章 変装太子〔1729〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ... タラハン城太子殿の奥の間には、スダルマン太......所有力を尽すのは当然で厶います。併し乍らタルチンの家は見る影もない茅屋で嘸お窮屈で......屈の御境遇察し奉ります。併し乍ら、殿下はタラハン国の君主たるべく使命をもつて、天よ......でせうなア』太『趣味津々どころか天も地もタラハン城は云ふも更なり、自分の命迄どこか......風が吹くだらう。あゝ愉快々々。もう何だかタラハン国の国王になつたやうな気がする。イ... | 1018 |
1019 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第6章 信夫恋〔1730〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/タ=12 | ...く、私かに忍んで参りました』 此奥女中はタラハン城市の豪商の娘で、行儀見習ひとして......進みより、穴のあく程アリナの顔を見て、ニタニ......タ笑ひ乍ら、『オツホヽヽヽ、何とマア、能く......の思召、何しに反きは致しませう。どうかエターナルに愛して下さいませ』ア『併しシノブ......幸ひに、貴方はどこ迄も太子となりすまし、タラハン国の王者となり、そして妾を王妃にお......なる恋愛のみに魂を奪はれませうか。現在のタラハン国を根本的に救済せむとする大人物は......は、何奴も此奴も虫の喰つた古い頭のガラクタ許りだと思つてゐたのに、お前のやうな新知......せう』とソロリソロリと心を後に残して、ニタツと微笑乍ら吾居間さして帰り行く。 アリ... | 1019 |
1020 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第7章 茶火酌〔1731〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 19 件/タ=19 | ... 向日の森の片辺に住む茶湯の宗匠タルチンは、思はぬ福の神の御来臨と笑壺に入......ふくろ」と共に酒汲み交し舌鼓を打ち乍ら、タルチン『オイ、袋、人間の運と云ふものは不......甘い汁を吸ふ事は出来ぬぢやありませぬか』タル『何心配するな、太子様が、よしんば家来......れちや、宅の会計がやりきれませぬからな』タル『エー、酒が理におちて甘くないわ。今日......からな。ほんとにいけすかない薬鑵爺だよ』タル『こらこら何を云ふか。貧乏はして居つて......らこら何を云ふか。貧乏はして居つても俺はタラハン城に歴仕する茶の湯の宗匠さまだよ。......をパクつかせ、飯を焚かすれば焦げつかす、タマ......タマ焦なかつたと思へば半焚きの心のある飯を... | 1020 |
1021 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第8章 帰鬼逸迫〔1732〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ... タラハン市の大火災は市の過半を焼き払ひ、遂......強盗、強姦、殺人など、所在暴逆を逞ふし、タラハン市は蚊の鳴くが如き憐れな有様で厶い......臣共と相談の上復興院を創立して、再び元のタラハン市に復帰すべく勉めて呉れ。太子、汝... | 1021 |
1022 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第9章 衡平運動〔1733〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...血腥き風は四方に吹き荒び、流石安逸なりしタラハン国も、今は漸く修羅の巷と成つて了つ......他の各種の団体は期せずして都大路に集り、タラハン国の創立記念日なる五月五日を期して......盛ンに起り、人心恟々として安からず、今にタラハン国は滅亡の悲運に向ふべしなどと人々...... 勇めよ勇め民衆よ 女乍らも吾部下は タラハン国の山に野に 幾十万の生身魂 腕......、出来るなら遣つて見よ。此バランスの命はタラハン国全体とつり代の命だ。数十万の吾部......のの行状は何だ。向日の森の畔に住む茶坊主タルチンの茅屋に年若き女を忍ばせ、夜な夜な......見ても推して知るべしで有る。此バランスはタラハン国民衆全部の代表者だ、決して嘘は言... | 1022 |
1023 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第10章 宗匠財〔1734〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 29 件/タ=29 | ...暗に紛れて城内を逸走して了つた。茶坊主のタルチンは厳しく縛られたまま、大目付頭の前......た。大目付役『其方の姓名は何と申すか』 タルチンは長い禿頭を二つ三つ振り乍ら、やや......ハイ、私は向日の森の傍に住む茶の湯の宗匠タルチンと申すもので厶います。何ぞ折入つた......請求をすると云ふ事があるものか、エーン』タルチン『如何なる処へ参りましても、ヤツパ......ます。左守の司の邸へ参つても、又畏多くもタラハン城内の茶寮に参りましても、相当のお......たと申したが、その女房は何と申すものか』タル『ハイ、私の女房は思ひの外のドテンバで......うして其千両の金を所持致して居つたのだ』タル『之は又妙な事を仰せられます。お金と云......とは云はぬ、どうして拵へたかと云ふのだ』タル『之は又大目付頭にも似合はぬお言葉、ど... | 1023 |
1024 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第11章 宮山嵐〔1735〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/タ=9 | ... タラハン城より正南に当つて三千メートル許り......よき小高き独立したる山がある。是を国人はタラハンの大宮山と称へて居る。山の周りに深......神王が宮柱太敷建て、開闢の昔より鎮祭されタラハン王家の氏神として王家の尊敬最も深く......曳くもの引きも切らない有様である。然るにタラハン市の大火災が起つてからは時鳥を聞き......を煽動して水も漏らさぬ計画の下に、クーデターを決行しようぢや無いか。今日のやうにス......永久に鎮まります盤古神王塩長彦命の大前にタラハン城の柱石と仕へまつる左守の司ガンヂ......は平年の御寿命も難からうと存じます。今やタラハン国は、各地に暴動起り国家の危急目前......致しませぬが、今此際私が目を眠りますればタラハン国は瞬く間に滅亡致し、王家は滅び、... | 1024 |
1025 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第12章 妻狼の囁〔1736〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...みつつ 悲しき声を張上げて 神の造りしタラハンの 国の行末歎つなり 李杏も梅の......心もせいぜいと 希望に充てる折もあれ タラハン市街の大火災 忽ち暴徒蜂起して ......時か又 大騒動が起らむと 期待されたるタラハンの 城下の人心恟々と 安き心もな......く様は螳螂が 斧を揮うて立てる如 其スタイルの可笑しさよ 心汚きサクレンス 此......迫つて来たやうだ。此儘に放任しておけば、タラハンの国家は言ふに及ばず、王家も吾々階......堪へず、又彼が悴のアリナは踪跡を晦まし、タラハン国はすべての重鎮を失はむとしてゐる......如く国家の重鎮に大損傷を来した上は、最早タラハン国に於ける最大権力者は右守家を措い... | 1025 |
1026 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第13章 蛙の口〔1737〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...位につかせ、自分は王妃となつて栄耀栄華にタラハン国の名花と謳はれ暮すつもりで厶いま... | 1026 |
1027 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第14章 会者浄離〔1738〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/タ=6 | ...命は既に已に滅亡して居るのである。実にやタラハン国のスダルマン太子は、尊貴の家に生......家の為め惜しい事だ。どうか父を助けて再びタラハン城の柱石となり、余が意志を継いでは......は太き吐息をつき乍ら、『あゝ是非もない。タラハンの国家は最早滅亡したのかなア』 ス......惟神々々 霊幸倍ましませよ 吾行く後のタラハンの 神の造りし御国を いとも平に......御代の為め 天が下なる人草を 労り助けタラハンの 国の司と歌はれて 名を万世に......たまへ大御神 偏に祈り奉る 先づ第一にタラハンの 君の太子とましませる 若君様... | 1027 |
1028 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第15章 破粋者〔1739〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...筋骨立つて竹細工に濡れ紙をはつたやうなスタイルになつては恋も宮もあつたものかい』サ......冥加が悪いぞ。オイ汝、何とかして焼芋のヘタでも買つて来て、ソツと放込んだら何うだ。......の内にチツと位同情の涙を払つて、焼芋のヘタ位は恵んでおく方が、自己愛の精神上最も賢......ばすとは実に恐れ入りまして厶います。私もタラハン国の国民の一人で御座いますれば、何......よ。何と云つても偉い者だらう。畏れ多くもタラハン城の太子を一言の下に叱咤するといふ... | 1028 |
1029 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第16章 戦伝歌〔1740〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...折 巽の方に鬨の声 炎々天を焦しつつ タラハン城市の大火災 救はにやならぬと雄......とアラが見えて却て威厳のないものだ。チツタ訳の分らぬ事を囀る方が、余程奥があるやう... | 1029 |
1030 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第17章 地の岩戸〔1741〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/タ=8 | ...公別は白馬に跨り、渺茫として天に続くデカタン高原の大原野を東へ東へと那美山の南麓を......等の云ふ事は些とも要領を得ない。要するにタラハン城の太子様を右守に頼まれて何処かへ......人かどうだ』 二人は互に一言づつ、『フ、タ、リ、サ、マ、デ、ゴ、ザ、リ、マ、ス。ソ......テ、ヒ、ト、リ、ハ、ス、ダ、ル、マ、ン、タ、イ、シ、サ、マ、ヒ、ト、リ、ハ、ス、バ......葉さえ出し得なかつた。梅『承はれば殿下はタラハン城の太子様、又貴女はスバール姫様と......な所に永居は恐れが厶います。これから私がタラハン城へお送り致しませう。今迄の間違つ......貴方の恋を完全に成功させませう。承はればタラハン国は紛擾絶間無く国家は危機に瀕して......さいますやう』梅『やア早速の御承知、遉はタラハン国の太子様、私も満足致しました』ス... | 1030 |
1031 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第18章 救の網〔1742〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...る玉野川の下流をインデス河と云ふ。此河はタラハン国の中心を流れ、北より南に遠くカル......ハン国の中心を流れ、北より南に遠くカルマタ国の牛の湖水に注いでゐる。左守の悴アリナ......味なさらぬと間違が出来ますよ。お前さまはタラハン城の大権力者、右守司の職掌を勤めて......八尺の身を任せ、諸国を遍歴致してゐるが、タラハン国は大変な騒動が起つた様子で厶るな......い』サク『ハイ、有難う厶います。実の所はタラハン国の大王殿下は命旦夕に迫り、太子様......王位にのぼせ、幸王女バンナ姫を后となし、タラハン国家の復興を企てつつある最中で厶い......なる法律を撤回し、四民平等の神意に基き、タラハン国の政治を根本的に改革致し度く念願... | 1031 |
1032 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第19章 紅の川〔1743〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...ナアニ、あの地点は攻むるに難く防ぐに易きタラハン国第一の険要の喉首だ。彼処にさへを......波の上に 瞬き初めて麗しく 飛沫の音はタラハンの 国家復興を歌ふ如 耳をすまし......バランス団長に負はれつつ 河辺を伝ひスタス......タと 吾等一行に加はりて 此処迄無事に帰......、まさかの時には言霊を以て霊縛せむものとタカをくくつて、何食はぬ顔し乍ら、一行五人... | 1032 |
1033 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第20章 破滅〔1744〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...殿下となり、肝心の兄貴は臣下となつて、アタ阿呆らしい、神妙に仕へねばならぬのだ。然......は慌しく帰り来て、『右守様に申上げます。タヽヽ大変な事が突発致しました』 右守は此......か』カ『ハイ申上げるつもりで吾々両人がスタス......タと慌てて帰つて参つたのです。申上げなくて... | 1033 |
1034 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第21章 祭政一致〔1745〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...マン太子は宣伝使に送られ、一行と共に無事タラハン城内に立帰り、父の大王に面会し、今......正に努めた。又向日の森の辺に住む茶坊主のタルチンはスバール姫に終身仕ふる事となつた......の遷宮式並に太子の即位式や結婚式等にて、タラハン城市に全国より祝意を表して集まり来......る者引も切らず、期せずして大火災に会ひしタラハン市は一年ならずして復興し、以前に優......を携へて政 輔けまつらむ事の嬉しさ。 タルチンの館に三年忍びつつ 仇に返せし事......ちたる曲業も 御代を救はむ心なりけり』タルチン『力なき小さき吾身も御恵の 露に......神の教を諄々と説き諭し、再び白馬に跨り、タラハン城を後に眺めて、照国別の隊に合すべ... | 1034 |
1035 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 前付 | 巻頭言 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...婆アの眉毛造りに、ハイカラ青年の赤いネクタイ、白頭爺の鍋墨顔、女学生の巻煙草、風呂......人の記者に取まかれ おもはず費やす貴のタイムを。 数十人珍のまめ人あつまりて ......。 又しても二人の記者が訪づれて 吾スタイルを怪しげに見る。 野も山も春めき初め... | 1035 |
1036 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第1章 大評定〔1746〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...ツと飲んで、顎鬚にしたたる露を、分の厚いタオルでクリクリと二三遍拭ふた。伊佐『御老... | 1036 |
1037 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第2章 老断〔1747〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...大きに失礼さま、ホヽヽヽヽ』と笑ひ乍らスタス......タと廊下を伝うて奥殿に進み入る。二人は少時... | 1037 |
1038 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第3章 喬育〔1748〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...倒し、女たらしの野良苦良者、こんなガラクタ人間を末子姫様の婿になさつた所で駄目です... | 1038 |
1039 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第4章 国の光〔1749〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...程与へられ、ヘイヘイハイハイと米つきバツタ宜しくといふ体裁で生活を送つてゐるのだが......政党でも組織して衆生を教導し、捲土重来、タコマ山の風雲をまき起し、一挙にして天教地... | 1039 |
1040 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第5章 性明〔1750〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...余り横柄に云はないやうにして呉れ。之でもタツ......タ今普選施行になれば天下の代議士だからなア......へ来てゐるのだ。さうした所、此国州にベツタリコと出会し、互に胸襟を開いて、大いに天......呑ましてやりたいと思ふて爆発させたのだ。タコマ山でもチヨイ チヨイ爆発するだないか......のは浅公である。浅公は門口から、『オイ、タヽ大変だ。クヽ国依別のセヽ悴、国照別が、... | 1040 |
1041 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第6章 背水会〔1751〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...や、愛州の乾児でげして、照公と申し、チツタア、珍の都で名を知られた、ケチな野郎でげ... | 1041 |
1042 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第8章 春乃愛〔1753〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...来不格好な女性である、到底夫の愛し相なスタイルではない。かう毎晩家を外にして、国家......し、悋気の角を生やし、おみつ狂乱の様なスタイルで髪を逆立て、眉毛を縦にして、吐息を......ス病みて夜昼あれ狂ふ 烈しき性欲に狂ひタルの姫。 吾は今正義の為に捕へられ ま... | 1042 |
1043 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第9章 迎酒〔1754〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...かりだと聞いて、欣喜雀躍して珍の都のスカタン・ホテルへ、蟻の甘きに集ふ如くやつて来......と相談した上、珍全国の親分株を集め、スカタン・ホテルへ行つて、それから老中へ電話を......にも覚悟がある……と槍を一本入れて、スカタン・ホテルへ帰つて来ると、老中局から十数......そこへ横波が恐る恐るやつて来て、米搗バツタの様にペコペコ頭を下げ……皆さま遠方御苦... | 1043 |
1044 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第12章 悪原眠衆〔1757〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...の敷石の上にドスンと尻餅をつき……『アイタ......タツ......タ』と面顰めて居る。新公『お蔭で、其騒も鎮......事を歌ひましたら、不思議な者でげすな、ピタリと争闘が止まりました。然しながら其エン......になつて、階段を昇つて来ると、妹の馬とベタリ出会し、松依『こんな狭い所を馬に乗りや... | 1044 |
1045 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第13章 国別〔1758〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...くれれば嬉しいが ウントコドツコイ、アイタツ......タ メツ......タに左様なうまい事 あらうと思はぬボンの糞... | 1045 |
1046 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第14章 暗枕〔1759〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...斐もありますが、こんな淋しい山の奥で、エタイの分らぬ化物に喰殺されちや本当に犬死で......浅『親分さま、貴方は神さま侠客だからメツタに嘘は仰有る気遣ひはありますまい。さうす... | 1046 |
1047 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第15章 四天王〔1760〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...に任して押へつけた。浅公は驚いて、『アイタヽヽヽ、ナヽ何をさらすのだ。コリヤお前達......つて……何俺が悪い事したか……モシ親分、タヽ助けて下さいな』 国照別は剛力に押へら... | 1047 |
1048 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第16章 波動〔1761〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...に宣り上げて ソぐりし身魂を救ひ上げ タすけて生かす高砂の チとせ栄ゆる松の教 ......だ。今に珍の国にはソヽヽ騒動が起るから、タヽヽ互に霊を練つて、生死のチヽヽ巷にかけ......て、あんなこと吐いたのだらう。エー、ケツタクソの悪い、誰が何と云つても俺が一の枝だ... | 1048 |
1049 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第17章 琴玉〔1762〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 5 件/タ=5 | ...ヤレ嬉しや、之で一安心と笑顔をつくり追従タラ......タラ機嫌を取り乍ら、頭を二つ三つ掻いて、両......返事をお待ち申上げます』と言葉を残してスタス......タと此場を去つて了つた。清香姫はニ......タリと笑ひ、又もや琴を取よせて思ひの丈を歌... | 1049 |
1050 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第18章 老狽〔1763〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...姫の居間の前に駆つけて見ると、琴の音はピタリと止んで居る。秋山『姫様、御免』と云ひ... | 1050 |
1051 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第19章 老水〔1764〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 18 件/タ=18 | ...恋々たる元の地位に居据り、之で天下太平とタカをくくつてゐた所、又もや妹君清香姫の思......コ ドツコイ ドツコイと蛙が跳たやうなスタイルで、息もせきせき追つかけて行く。 秋...... ウントコドツコイ ドツコイシヨ アイタヽ......タツ......タ木の株に 足をつまづき脛むいた ウンウ......クギクと 下らぬ小言をいひ出した アイタヽ......タツ......タ アイタツタ』 モリスは倒れてゐる秋山別... | 1051 |
1052 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第20章 声援〔1765〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...つた春子姫の言葉に稍ド胆を抜かれたが……タカが知れた女の二人、自分は十数人の命知ら......らうぞ、卑怯未練な男だなア』源『ナアニ、タカが女の一人や二人、片腕にも足らねども、... | 1052 |
1053 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第21章 貴遇〔1766〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...て乍ら、『オイ乾児共、何を躊躇して居る。タカが侠客の四人や五人、ばらして了へ』と下... | 1053 |
1054 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第22章 有終〔1767〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...を請ふべくアリナ山の頂上迄登つた所、ベツタリ国照別の一行に出会し、詳細に珍の国刻下... | 1054 |
1055 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ... 本巻は印度デカタン高原に於ける、トルマン国の物語でありま... | 1055 |
1056 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第1章 信人権〔1768〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...云ふべき国である。さうしてウラル教はデカタン高原の一角に、相当に勢力を保ち、バラモ......る目的にて出発せしめたのである。扨てデカタン高原内の最も土地肥たるトルマン国は余り......日のやり方だ。好景気時代に、己れ先づシコタマ信徒の油を搾り懐中をふくらせやがつて、......ておき乍ら、己れは依然として甘い汁をシコタマ吸収し、そして吐すことを聞けば………宗... | 1056 |
1057 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第2章 折衝戦〔1769〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...、昨夜半頃頻りに門戸を叩く者あり。門番のタマ、......タルの両人よりの急使に仍り、寝所を立出で、... | 1057 |
1058 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第3章 恋戦連笑〔1770〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 13 件/タ=13 | ...汁を搾取され、秋の夕暮れの霜をあびたバツタのやうになつて了つた。キユーバー『これ千......か。いかにも、どこともなしに気品の高いスタイルだ。天下の幸福をお前と俺と二人して独......ぢやないか。もう、かうなれば大黒主もヘツタクレもない。俺の決心は動かないから安心し......い』 千草姫は又もやプリンと体を廻し、ペタリと地上に倒れ、左右の袂で顔を被ひ乍ら、......リゲリと二三べん掻き下ろした。キユ『アイタツ......タヽヽヽヽヽ、これ姫、無茶をすない。顔一面......分りませぬか』キユ『アハヽヽヽヽヽ、アイタツ......タヽヽヽ、笑ふと顔の筋が引張つて、アツハヽ... | 1058 |
1059 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第4章 共倒れ〔1771〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...一時に気絶し其場に倒れて仕舞つた。 デカタン高原の名物風は四辺の樹木の梢を叩いて何... | 1059 |
1060 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第5章 花鳥山〔1772〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...で 浄土の住居を命ぜられ 喜び勇んでスタス......タと 花咲く野辺を参りました 貴方も何う... | 1060 |
1061 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第6章 鬼遊婆〔1773〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...は罰当り奴、そんな量見で居るやうなガラクタなら、今日から暇をやる。サア、トツトと帰......てゐる此生宮も、並大抵の事ぢやないぞえ。タヽヽヽヽ誰がこんなトンマ野郎を、仮令三日......餓鬼の如くヒヨロつき、枯れた萱草の中にパタリと倒けて了つた。高『ホヽヽヽヽ生宮様に......軍に 三千余騎の兵士を 引率させてデカタンの 大高原に進軍し トルマン国を屠ら... | 1061 |
1062 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第1篇 花鳥山月 | 第7章 妻生〔1774〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...て居たか知れませぬわ』キユ『私はな、デカタン高原のトルマン国へ根拠を構へ、お前を一... | 1062 |
1063 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第2篇 千種蛮態 | 第9章 針魔の森〔1776〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...向ひ 十五の月に心胆を 洗ひ清めてデカタンの 大暴風に襲はれつ 大高原を進み行......暴風に襲はれつ 大高原を進み行く デカタン高野の中心地 トルマン国は昔より ウ... | 1063 |
1064 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第2篇 千種蛮態 | 第15章 地位転変〔1782〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...居間に羽搏きし乍ら、仕舞でも舞ふやうなスタイルで横柄面をさらして入り来り、言も荘重... | 1064 |
1065 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第16章 天降里〔1783〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...一緒に水汲みをやるのは剣呑ですぜ』お梅『タカが女ぢやありませぬか。本来裏長屋の嬶連......に、何とかして骨を折らねばなるまい』レ『タラハン国のスダルマン太子は、アリナ、バラ... | 1065 |
1066 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第17章 春の光〔1784〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...の配達のリンが耳騒がしく響いて居る。デカタン高原の名物、大暴風は牢獄の桁をギクギク... | 1066 |
1067 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第18章 鳳恋〔1785〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...姫様に於て此際御改心なき時は、忽ちクーデターを行ひ、教政を根本的より改革せむと、拙... | 1067 |
1068 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第19章 梅花団〔1786〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...込むなんて、怪しからぬ千草姫だ。今クーデターを行ひ、千草の首を取り、大衆の怨を晴ら......つて了つたワ』梅『人気沸騰し、今やクーデターの勃発せむとする矢先だもの、一刻の猶予......チヤン、起きて下さらぬかいな。何ですか、タマ......タマお面みせておいて、本当にスゲナイ人だワ... | 1068 |
1069 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第20章 千代の声〔1787〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/タ=6 | ...だ。お前は誰だつたいな』男『俺かい、俺やタールにハール、ケースの三人だ。号外を見て......行かぬが、何とか運動をやつてるだらうね』タール『ヤア実は号外を見るより、同志がクル......に方法はなからうぞ。マアゆつくりし給へ』タ『オイ、ハール、ケース、兄貴があゝ云ふか......うぢやないか』『ウン、よからう』と二人はタールの後について狭い床かばちに腰を下した......ルの後について狭い床かばちに腰を下した。タ『ヤア、然もナイスが三人も居るぢやないか......難を聞いて、親切に尋ねて来てくれたのだ』タ『成程そらさうだらう。これこれ御婦人、此... | 1069 |
1070 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 第3篇 理想新政 | 第21章 三婚〔1788〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...てもお前も予てより聞いて居るぢやないか。タラハン城のスダルマン太子の妹バンナ姫に定... | 1070 |
1071 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 後付 | 附 記念撮影 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...ボロ汽車は 由良のトンネル潜り入る ガタガ......タゴトゴト騒がしく 早くも姿を隠しけり ... | 1071 |
1072 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ... 稀代の妖僧玄真坊は折角掌中の玉と信じてタニグク山の岩窟に連れ込んだダリヤ姫に逃げ... | 1072 |
1073 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第1章 追劇〔1790〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...往古文明と聞えたる 七千余国の月の国 タラハン城に仕へたる 左守の司の隠れ処に......き出したる天真坊 悪鬼羅刹に憑依され タニグク谷の山奥に 其醜態をさらしたる ......に休養さして貰ひませうかい、何と云つてもタカが人間です、天帝の化身ともあらう聖者が......から大変にくたぶれてゐよつた。そこへメツタ矢鱈に酒を呑ましたものだから、グツ......タリと寝込んで了ひ、目がくらんで人間違をし......はテツキリ化物と早合点し、面をグツスリとタオルで包んで了ひ、俯いて慄ふてゐる。コブ......さま、キツと妾を愛して下さるでせう。アイタヽヽ、面も手も足も茨がきだらけよ、早く助... | 1073 |
1074 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第2章 生臭坊〔1791〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 9 件/タ=9 | ...娘ダリヤに恋着し 言葉たくみに誘惑し タニグク谷の山奥に 左守の司のシヤカンナ......と一筋に 岩の根木の根踏みさくみ 汗をタラ......タラ流しつつ 苦き坂を苦にもせず 心を先......『これ丈け四方開展した山の上で、それ丈けタツプリお惚気を拝聴する吾等は、実に光栄で......実に光栄でも何でも、ありませぬわい。アツタケツ......タ糞の悪いとも何とも申しませぬ、さぞ山の神......葛々と訳もない質問を発する奴ぢやなア。アタ邪魔臭い、然し乍ら天帝の化身とも云ふべき......うよ、アハヽヽヽ』コ『ウフヽヽヽ、小便のタンク奴破裂しさうだ。天真さま、御免下さい... | 1074 |
1075 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第3章 門外漢〔1792〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...道理、バラモン教の悪神に根城を覆へされ、タラハン城下を立出で、打ちもらされし残党を......ね 夜食に外れた梟鳥 形容の出来ないスタイルだ ほんとに怪体な売僧坊主 神の館... | 1075 |
1076 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第5章 転盗〔1794〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...うね』ダリ『あれはバルギーと申しまして、タニグク山の泥棒の岩窟に小頭をやつてゐまし......いませう。然し乍ら泥棒とは云へ、此山阪をタニグク谷から此処迄送つて来てくれた男、見......ねばならぬ事が御座います。三五教のピユリタンであり乍ら如何かしてあの岩窟から身を逃... | 1076 |
1077 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第6章 達引〔1795〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 24 件/タ=24 | ...をば唱へつつ 毒蛇の禁厭しながらに スタス......タ行けば山の根に いつの間にやら突き当り......息せききつてはせ来り 小石につまづきバツタリと 二人が前に倒れける 玄真坊は怪し......んと白状せよ 云へば男は顔をあげ アイタ......タ......タツ......タ アイ......タタツタ お前は名高き天真坊 三千世界の... | 1077 |
1078 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第1篇 追僧軽迫 | 第7章 夢の道〔1796〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...だから狐グソもたれる、馬糞もたれる、狸のタメ糞も裏の方に沢山放りたれてあるから、何......う、ビツクリをしなさるなや』と破れ戸をガタつかせ、パツと開けた。見れば牛頭馬頭の妖......手にかかつた憐れな人間の成の果許りだ。ジタバ......タしても、モウ逃れつこはないぞ、念仏でも唱......決して、私は豆狸でも何でも御座いませぬ。タニグク谷の泥棒の岩窟に玄真坊が為におびき......をかき、空ゆく雲を眺めてゐると、そこへスタス......タとやつて来たのは、ダリヤ姫、玉清別、及び... | 1078 |
1079 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第8章 無遊怪〔1797〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 17 件/タ=17 | ...のダリヤ姫に現を抜かし、数多の部下に別れタニグク山のシヤカンナが岩窟に天晴救世主と......出歯をむき出し、禿茶瓶から湯気を立ててニタリと笑ふた其御面相は、平素苦虫をかんだや......も思はず吹き出さずには居られない如うなスタイルであつた。 玄真坊はコブライ、コオロ......の頂上に辿りつき、東南の方を瞰下すれば、タラハン城は甍高く壁白く夕陽に輝いて、何と......茂し、土地肥たる原野は際限もなく展開し、タラハン城市は何となく殷盛を極めた様な光景......に覇をなすべきである。シヤカンナも、かのタラハン城の左守として時めいて居つた奴、あ......になれる位なら、吾法力と才智を以て臨めばタラハン城を吾手に入れる位は何の手間ヒマが......の虫が治まらない。ダリヤ姫も捨て難いが、タラハン城も捨て難い、ナアニ精神一到何事か... | 1079 |
1080 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第9章 踏違ひ〔1798〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 8 件/タ=8 | ...だが、一体どうしたと云ふのだい。俺ア昨日タラハン市から帰つて来たのでチツともお前の......んなら、云ふがな、俺が去年の夏だつたか、タラハン市の三つ丸屋へ褌を一丈買ひに行つた......ンコさまのお宅はここで御座いますか、私はタラハン市の三つ丸屋のインジンで御座います......帰んで妹の生肝をとつて来る』と云ひ乍らスタス......タと駆出し、吾家に帰つて見ると、妹のリンジ......下さいな』キ『実の処は俺の友人のカンコがタラハン市の三つ丸屋の娘さまに恋慕し恋病を......要らぬ時に、来やがつて……コラ泥棒、ケツタイな面しやがつて断りもなしに人の家へ来る......、あまり見損ひをして貰ふまいかい。未来のタラハン城の左守司様だぞ』と云ひ乍らコオロ... | 1080 |
1081 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第10章 荒添〔1799〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...を任せ王妃となつて暮す気はないか、未来のタラハン王はこの玄真坊で御座るぞや。人間の......銭物品だ。どうだ、斯かる片田舎に生れて、タラハン城の王妃となる気はないか。世界の幸......元々へ取り返しますぞ。お前さまは大外れたタラハン城を占領し国王にならうと云ふ陰謀を......夢をかへして貰つた上はその夢の次第を逐一タラハン城に訴へ出る積りだ。これでも違背が... | 1081 |
1082 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第11章 異志仏〔1800〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 10 件/タ=10 | ...からう』と云ひ乍ら、両人の腰の辺りをメツタ矢鱈に握拳を固めて擲りつけた。二人は余り......ず知らず立上り、一間許り逃出し、又もやパタリと倒れて了つた。玄『ハツハヽヽ腰抜野郎......れたいものだと、少々懐が温くなつたので、タラハン城市へ変装して忍び込み、......タラハン市中でも一等旅館と聞えたる丸太ホテ......坊は奥の二間造りの別室に居を構へ、種々とタラハン城転覆の夢を辿つてゐる。そこへ下女......不思議だ。ア、察する所、彼等両人は此俺がタラハン市へ大望遂行の為に来てゐるに違ひな......ら耳許に両人共より添ふた。玄真『どうだ、タラハン城の様子は……偵察したか』コブ『ハ......』コブ『ハイ、大変なこつて御座いますよ。タニグク山の岩窟で吾々の親分になつて居つた... | 1082 |
1083 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第12章 泥壁〔1801〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 15 件/タ=15 | ... 乱麻の如く乱れたる タラハン国の内政も スダルマン太子の即位よ......の太平を謡ふ折り 好事魔多しの世の譬 タラハン城市の目貫の場 行く道さへも広小路......に左守の館へ忍び込み、宝庫を押破つてシコタマ財宝を奪はむと働く折しも、物蔭に隠れて......れてゐた十数の衛兵に苦もなく取押へられ、タラハン城内の営倉に護送されて一人々々独房......住所姓名を明かに申せ』玄『拙者の現住所はタラハン城内の第一牢獄だ』アリ『姓名は何と......よりシヤカンナ泥棒親分の輩下ぢやないか。タニグク山の岩窟に立籠り、民家を苦め財物を......娘を持ちやれ 親も諸共玉の輿……と。 タニグク谷間の泥棒さまも 今は......タラハンの左守となつた。 左守々々と偉相に... | 1083 |
1084 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第13章 詰腹〔1802〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...年でもあり、左守様に気張つて貰はねば到底タラハン国は支へられますまい』左『賢明なる......なる国王殿下と云ひ、聰明なる其方と云ひ、タラハン国の柱石はもはやビクとも致すまい。......心より泥棒の親分となつては居なかつたが、タラハン国を思ふ余り手段を選まなかつたのが......ごつて貰つても好かりさうなものだ。此間もタラハン市の火事と聞くより兄貴の家が険呑と......早お前方を罪人と認める。心易いは常の事、タラハン国の掟は枉げる事は出来ない。三人共......も早く裏門から姿を隠したらよからう。此上タラハン城に迂路つけば再び捕縛せらるるであ......果て申候。今後は何卒々々殿下を輔け奉り、タラハン国の基礎を益々鞏固ならしむべく、奮... | 1084 |
1085 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第14章 障路〔1803〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 11 件/タ=11 | ...魚に譬られちや堪りませぬがな。お前様こそタコ坊主だから足なつと甜つて居りなさい。コ......ブライは痩ても枯れても一人前の人間様だ。タコの真似は出来ませぬ哩、喃うコオロ。最う......流れと人の身の 行末こそは不思議なれ タラハン城に仕へたる 吾は左守の司なるぞ......後を遂ぐるのか あゝ浅ましや浅ましや タラハン城の方面は 何処の空に当るやら ......の大御神 導き玉へ永久の 棲処と定めしタラハンの 城下に建ちし左守家へ 思へば......に持つた杖で二つ三つこついてみると「アイタ......タ アイ......タタ」と云ひ乍ら、月が山の端を昇るやうに、... | 1085 |
1086 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第2篇 迷想痴色 | 第15章 紺霊〔1804〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 32 件/タ=32 | ...頭を先に尻後に 突出し乍ら不細工な スタイルさらして行きよつた 彼奴のやうな慌て......りに呻きつつ 息ふき返し玄真坊 『アイタ......タ......タツ......タ アイ......タ......タ......タ 俺の頭を踏みやがつた 肋の骨を二三本... | 1086 |
1087 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第3篇 惨嫁僧目 | 第16章 妖魅返〔1805〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 8 件/タ=8 | ... タラハン城市を西へ距る三十里許りの所に岩滝......申します。モ一人はコオロと申まして、実はタラハン城の左守の司の幕下で御座いましたが......た事から勘当を受けまして身の置き所なく、タラハン河へ身を投げましたので御座います。......こた、お前さまの神力で助かつたか、又はハタの人に助けられたか分りませぬが、目の前で......け玉へ、惟神霊幸倍坐世」と一生懸命に汗をタラ......タラ流し、祈れど祈れどビクともせぬ、甦り相......せませう。然し乍らお前さまのやうなガラクタが従いてると、女盗賊と間違へられるから御......矢張以心伝心、お前さまの心と私の心はピツタリ合ふてゐたとみえて、一言も云はずにこん... | 1087 |
1088 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第3篇 惨嫁僧目 | 第17章 夢現神〔1806〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...拾ひ真直に立てて離して見た。木片は南へバタリと倒れた。之より両人は月夜の道を南へ南......目ぢやからのう』 二人は斯く話し乍らグツタリと弱り、眠気さへ催し遂には原野の中で前... | 1088 |
1089 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第3篇 惨嫁僧目 | 第19章 角兵衛獅子〔1808〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 7 件/タ=7 | ...縦から見ても横から見ても、オツトましいスタイルだワ』 斯くいちやついてる所へ、表の......は逸早く表へ飛び出して了つた。玄真坊はガタガ......タ慄ひ出し、『ヤ、千草姫如何せうかナ、かう......御安心下さいませ』 玄真坊は色蒼ざめ、ガタガ......タ慄をやつてゐる。千草姫は側近く寄りそひ、......まうぢやないか』千『こんな嬉しい事はメツタに御座いませぬ。貴方何がお好きで御座いま......せぬ、勝手になさいませ』と子供の如うなスタイルで稍すね気味になつてゐる。猛犬の声は... | 1089 |
1090 | 霊界物語 第71巻 山河草木 戌の巻 | 第3篇 惨嫁僧目 | 第20章 困客〔1809〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...の高姫であつた、梅公の顔と高姫の顔はピツタリと合つた。千草の高姫は梅公の顔をパツと... | 1090 |
1091 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第1章 老の高砂〔1810〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ... 前歯の抜けた口許を 無理にすぼめたスタイルは 棚の鼠の餅かじる その口許にさ... | 1091 |
1092 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第2章 時化の湖〔1811〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...姫司を引つ抱へ もはや運命月の国 デカタン国の高原の 空翔けり行く折もあれ 俄......想して旨く肱鉄砲を乱射され、終の果てにやタラハン城の左守の司に腹迄切らせ、しこたま... | 1092 |
1093 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第3章 厳の欵乃〔1812〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 6 件/タ=6 | ... 不良分子を選抜し ハルの湖原打渡り タラハン城に忍び込み 様子を聞けば左守なる......と欲との二道を かけて踏み込む山の奥 タニグク山の岩窟に 小盗人共に導かれ 一......渋々に 暗路を辿り進み行く 上れば高きタラハンの 峠の岩に腰かけて 前方遥かに......まれつ 果し終せぬ果無さに 心を苛ちてタラハンの 城下に忍び待つ程に ......タラハン城下の大火災 天の時こそ到れりと ......ハン城下の大火災 天の時こそ到れりと タラハン城に乗り込んで 宝の倉に忍び入り ... | 1093 |
1094 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第4章 銀杏姫〔1813〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...を励んで見たのだよ、アハヽヽヽ』高姫『アタ憎らしい杢助さまだこと、二つ目には東別だ... | 1094 |
1095 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第5章 蛸船〔1814〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 3 件/タ=3 | ...如くであつた。 さしも烈しかりし暴風はピタリと止んで海面俄に凪ぎ渡り、恰も畳の上を......の面に水とやら 恥を知らない売僧坊主 タラハン城へと乗り込んで 左守の司に駄々を......底から放り上げられて、踊つて居るやうなスタイルである。玄真坊『ヤア本当に悪かつた、... | 1095 |
1096 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第1篇 水波洋妖 | 第7章 鰹の網引〔1816〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 1 件/タ=1 | ...分子 彼方此方に振り向いて 自分は一人タニグクの 山の岩窟にダリヤ姫 せしめん... | 1096 |
1097 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第2篇 杢迂拙婦 | 第8章 街宣〔1817〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...りをなさむとて 夕飯を終りし折もあれ タラハン城の空高く 雲を焦して燃え上る ......街 駒を留めて鞍上に スツクと立ちしスタイルは 三十二相を具備したる 聖観音の... | 1097 |
1098 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第2篇 杢迂拙婦 | 第9章 欠恋坊〔1818〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 8 件/タ=8 | ...吾仕組 従ひ来れと云ひ乍ら 暗の山道スタス......タと ダリヤの姫の手を引いて 人跡稀なる...... 般若心経波羅蜜経 普門品迄唱へつつ タラハン城下をさして行く。 ダリヤ姫は稀代......盞嗚の神の化身と深く信じて、夜陰にまぎれタラハン城下を指して出て来たのである。玄真......れて行かうか……と心の裡に悩んでゐた。 タラハン川の岸に沿ひたる常磐木の、かなり広......ふが、エー岸山、川並山、エー、その向ふがタニグク山、ウンあの......タニグク山の一寸後に、コバルト色に霞んで居......さず、玄真坊と共に野中の道をトントンと、タニグク山の方面目蒐けて担ぎ行く。 スガの... | 1098 |
1099 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第2篇 杢迂拙婦 | 第11章 問答所〔1820〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 4 件/タ=4 | ...目をすゑて 玄関さして帰り来る そのスタイルの可笑しさに ヨリコの姫は窓の内 ......からドツと落ち 尻餅ついて腰痛め アイタヽ......タツ......タ アヽ痛い 薬よ、水よ、繃帯と ワザと... | 1099 |
1100 | 霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻 | 第2篇 杢迂拙婦 | 第12章 懺悔の生活〔1821〕 | 出口王仁三郎 | 1929刊 | DB・ RMN |
全 2 件/タ=2 | ...してトルマンの 神の国をば振り出しに タラハン城やデカ......タンの 大高原に散布せる 数多の国々悉く... | 1100 |