番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1101 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第24章 妖蝕〔1653〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...双の神人、ブラバーサと云ふ紳士、ルートバハーの宣伝使として聖地エルサレムに数十日以......督再臨を前知し、ヨルダン川の辺に建てるバハイ教のチヤーチに参詣し、バ......ハーウラー聖師の教を受け居れる淑女である。......れつつあるは前記の如し。またサロメ姫はバハイ教のバ......ハーウラーの別室に著述に耽りつつあり。ヤコ......にブラバーサの処に行つては如何ですか』『ハーテ分らぬ曲だな。なぜ日の出神の云ふ通り... | 1101 |
1102 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第25章 地図面〔1654〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...つて居れば何時になるか知れませぬわ』『アハヽヽヽヽ駄目だよ駄目だよ、此新聞を見ても......は駄目ですぞや』 曲彦は吹き出し、『アツハヽヽヽ』 お寅は、『これこれ曲やん、何を......』 曲彦は又もこらへ切れず吹き出し、『アハヽヽヽヽイヒヽヽヽヽ』 守宮別も又、『ウ... | 1102 |
1103 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第26章 置去〔1655〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ハ=14 | ...つて居ますか』『ヨルダン河といつたら、ヨハネがバプテスマをキリストに施した所ですよ......をキリストに施した所ですよ。それだからヨハネのヨの字を取つてヨルダン河といふのです......字を取つてヨルダン河といふのですよ』『アハヽヽヽ、ヨルダン河と云ふのは訛りだ。本当......て守宮別がよろよろと歩いて、ダンダンとバハイ教のチヤーチへ進んで往くと云ふ河だ。そ......なるまい。あすこに家がある。あれが大方バハイ教のお館だらう。これお花さま、今度はお......ふまい。徹頭徹尾日の出神と云ふのだよ』『ハイ承知致しました。あゝ六ケ敷事だなア』と......は有名なサロメさまぢや御座いませぬか』『ハイ、左様で御座います。貴方方は遠国のお方......訪ね下さつたのです。サア御案内なさい』『ハイ、さうしてその救世主はいつ来られますか... | 1103 |
1104 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第27章 再転〔1656〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ハ=9 | ...うな草庵を能くマア訪ねて下さいました』『ハイ一寸お伺ひし度いことが御座いますので参......来たと仰せられましたが、私も一度ルートバハーの本山に参拝致し教主に直接お目にかかり......世話になつた事が厶います。何だかルートバハーの宣伝使と承はりますればなつかしいやう......ありお邪魔を致しました次第で厶います』『ハテナ、守宮別と云ふ男が来て居ましたか、ソ......の言葉を使つて、『ヤアお前さまはルートバハーの教をまぜ返しに廻つてる、あの有名な小......ますよ』『何とマア流石に博士だワイ。イロハ四十八文字の言葉が使へるやうになりました......く、ブラバーサの言に従ひ、何事もヘーヘーハイ......ハイと猫をかぶつて、表面帰順した如く見せか... | 1104 |
1105 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第1章 復活祭〔1807〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...祈祷を行つてゐた。 ブラバーサはルートバハーの聖師の生誕日に当つて、此の僧院に厳粛......けず、サツサと降壇し、聴衆の中に交つて、ハンケチで汗をふいてゐる。お寅は勝誇つた面... | 1105 |
1106 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第2章 逆襲〔1808〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...こに行かれたか御存じではありませぬか』『ハイ、所在が分るやうな事なら、コンナ処に誰......険呑な人物ですから油断はなりませぬワ』『ハイ、御親切に有難う。その又悪い奴をお使ひ......が近道だと思つたか、俄に顔色を和らげ、『ハイ、さう願へば結構で厶いますな。何と云つ... | 1106 |
1107 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第3章 草居谷底〔1809〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ハ=8 | ...立たぬやうにしてもよいか』 トンクは、『ハヽヽヽヽ。気違ひ婆、それや何アに吐してけ......。どうぢや、サア誰に頼まれた白状致せ』『ハイ、......ハヽ白状致します。どうぞ其手を放して下さい......結構な結構な大歓喜天の女神様ぢやぞえ』『ハイ、白状致します。その代りにテク、ツーロ......の所でおジヤンになり、オチコ ウツトコ、ハテナの願望も遂げず、すごすごと吾家に帰つ......ヽヽン、いやもうラツチもない事でした、アハヽヽヽ』『ウフヽヽヽ、ソンナ厚い唇で、真......ラバーサ攻撃の大演説をやる気は無いか』『ハイそれは合ふたり叶ふたり、大にやります。......ましたと大声に云ふのだよ。分つたかな』『ハイ、事実を曲げて云ふのは間違ひやすうて些... | 1107 |
1108 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第4章 誤霊城〔1810〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...ンナ人は居ないよ』とプリンと横を向く。『ハヽヽ......ハア、コリヤ ヤクが悪かつた。竜宮の乙姫さ......まも矢張り世間並に悪く見えるのかいな』『ハイ、何程贔屓目にみても、普通の人間とより......程名はヤクでも、役に立たぬ代物だなア』『ハイお花さま……オツトドツコイ乙姫さまの生... | 1108 |
1109 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第5章 横恋慕〔1811〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...りますが一体いくら許り持つてゐますか』『ハイ、娘が家を抵当に入れて金を拵へたと云つ......備して下さい』 お花は目を細くし乍ら、『ハイ』と一言襷をかけ、酒の燗にとりかかつた......るのかい、サア約束通り命を貰ひませう』『ハツ......ハヽヽヽ、お寅さま以上に愛する女が出来たも... | 1109 |
1110 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第6章 金酒結婚〔1812〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ハ=1 | ...か』と云ひつつ入り来たる。守宮別は慌ててハンカチーフで顔の涙や鼻液を拭きながら、『... | 1110 |
1111 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第7章 虎角〔1813〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...別さまの暗い影でも掴んだといふのかい』『ハツ......ハヽヽヽ、白々しい事を仰有いますな。大変な......スツパリと、此場でさらけ出して下さい』『ハイ有難う、屹度百円くれますな』『併し二人......に百円だよ。取違して貰ふと困るからな』『ハイ宜しあす、此守宮別さまは、お寅さまと何......ならお金と何故あつさり言はぬのだいな』『ハイ、仰に従ひ、あつさりと申上げます。どう......出せば、二人はガキの様に引つつかみ、ヤニハにポケツトへ捻込んで了ひ、『ヤ、有難う、......い。大事件の秘密を早く聞かして下さい』『ハイ、これからが正念場です。どうか吃驚せな... | 1111 |
1112 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第9章 狂怪戦〔1815〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...に入つて一寸味をやるのが一番奥の手だよ、ハヽヽヽ』『ホヽヽヽヽ、何とまア抜け目の無......ので頭から噛ぶつてやらうと思つたのだ、アハヽヽ』『オホヽヽヽ、あのまア旦那様のほど......で旦那さまなぞと云つて貰つちや困るよ』『ハイ、旦那さまつて今日限り申ませぬ。よう気......ふ魔物だからなア、アーア』 お花は小声でハツキリわからねどアーアの声を聞き、こいつ... | 1112 |
1113 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第10章 拘淫〔1816〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...了つたのだ。本当に仕方のないものだよ』『ハヽヽヽヽ、そら失敗だつたね。さうだから、......見ると、何の事だ、十四日の月夜だつた』『ハヽヽ可い馬鹿だな。どうで運の悪い奴のする......か』『ウン、俺は守宮別だ。何ぞ用かな』『ハイ、別に用といふては厶いませぬが』『何だ......前さま、どんな事になるか知れませぬぜ』『ハツ......ハヽヽヽ、妬くない妬くない、アレは、あやめ......』『汝の生命を頂戴するのだ、覚悟せい』『ハヽヽヽヽ、おあいにくさま。一つより無い大... | 1113 |
1114 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第11章 狂擬怪〔1817〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ハ=10 | ...当に私の肝玉をデングリかへしよつたわ』『ハヽヽヽヽ、お寅は昔の高姫の身魂の再来だか......タゴールは一寸立止まり、後振り向いて、『ハイ、拙者はタゴールです。貴方はどなたで厶......カラお目にかかつた事は厶いませぬが?』『ハイ、私は日出島から宗教視察に参りました守......全く貴方等のお骨折の結果で厶いませう』『ハイ、有難う、仲々学校事業と云ふものは思つ......どうです、シオン大学に入学なさつては』『ハイ、有難う厶います、此頃一寸許り脳を痛め......。どうかその時は宜しくお願ひ申します』『ハイ、承知致しました。十分の便宜を図ります......やう御尽力下さいませ。お願ひ致します』『ハイ、確に承はりました。左様なら』と軽き挨......、博士と私の話を残らず聞いたのだらう』『ハイ、全部は聞きませなかつたが、流石は守宮... | 1114 |
1115 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第12章 開狂式〔1818〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...、お前が一つ筆記役になつて呉れないか』『ハイ謹みて御用承はりませう』『ウンよしよし......さま、どちらが優れて居ると云ふのだい』『ハイ、何と云つても、かんと云つても何ですな......優れて居ますなア』『怪体な事云ふ男だな。ハツキリ云ひなさらぬかいな』『御本人の前で... | 1115 |
1116 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第13章 漆別〔1819〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ハ=14 | ...つて、頻りに手を叩いてゐる。階下の方に『ハーイ』といふ甲走つた女の声がしたと思へば......糖ではないぞ、佐渡の土の化身だぞ。モツとハツキリ言はぬかい』『......ハイ、あテイは、総理大臣に呼ばれましても、......まがお出になると、直立不動の姿勢で、……ハ、......ハ、......ハヽヽと、かう畏まつてゐやはります。局長さ......仰有ひます。さうすると、課長さまは、……ハア、オチ二三式で、怖い様にして下つて行か......今綾子といつたが、本名は何といふのだ』『ハイ、妾の本名も綾子、源氏名は有明家の綾子... | 1116 |
1117 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第14章 花曇〔1820〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...と尋ね来たりぬ。お花は警官の姿を見て、『ハ......ハ守宮別の運動によつて教会の独立が許可にな... | 1117 |
1118 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第15章 騒淫ホテル〔1821〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...い。これや呆けるに限る……と腹をきめ、『ハイ云ひました。併しありや嘘ですよ。つい座......云ふ芸者は一体何処に置いてあるのだい』『ハイ、もう仕方がありませぬから申ますわ。併......ら百円札を一枚取り出してそつと捻込む。『ハ、遉はお花さま、三千世界の救世主、シオン......ると守宮別さまが起きて来るぢやないか』『ハイ、それなら申します。確に綾子と云ふ娘が......て貰つたお礼にも行かねばならぬからな』『ハイ、パレスチナの国に居ります』『成程、さ... | 1118 |
1119 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第16章 誤辛折〔1822〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ハ=10 | ...つたのか、お前どうしても分らぬのかい』『ハイ、丸で煙のやうな、魔者のやうなお方です......のやうにボーッと記憶に浮んで来るやうだ。ハテナ、コンナ大問題を今迄スツカリ忘れて居......方は三五教の宣伝使様ぢや厶いませぬか』『ハイ、左様で厶います。貴方はトンクさまぢや......寅さまは御壮健にゐらつしやいますかな』『ハイ有難う厶います。実の所は、お寅さまと、......快なさる様に御祈願をさして貰ひませう』『ハイ、そら御親切有難う厶いますが、常平生か......ならお断りが致したいので厶いますワイ』『ハヽヽヽ非常な御警戒ですな。併し人間といふ......さまは御不例にゐらつしやるのですかな』『ハイ、左様です。そして又お前さまは何の御用......布団の上にキチンと行儀よく両手をのせ、『ハ、これはこれは、何方かと思へば、ブラバー... | 1119 |
1120 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第17章 茶粕〔1823〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ...トンクさま、もうお茶が沸いただらうな』『ハイ、夜前から沸いて居りますよ』『さうかい......んにして、トツトと持つて来ておくれや』『ハイ、今持つて参じます。オイ、テクの奴、早......るのだい。早くお茶をおくれと云ふのに』『ハイ、今差上げます。一寸待つて下さいや』『......、トンク、早くお茶を、おくれぬかいな』『ハイ承知致しました。実の処は土瓶の奴、あの......る。サア一つこのコツプについで下さい』『ハイ、承知致しました』と路地口でソツと垂れ......くやうにして、グイグイグイと飲み終り、『ハ、何だか、妙な香がするぢやないか』『何と......クリ中から外迄柄迄、研いておくのだよ』『ハイ、承知致しました』と匆々に裏口の溝溜り......ら、町へ出て一斤程買つて来て下さいな』『ハイ、エー、私一人お使に参ります。お気に入... | 1120 |
1121 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第18章 誠と偽〔1824〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...る夫となるから、どうぞ見捨てて呉れな』『ハイ、どうして見捨てませう。併し旦那さま、......案内につれ登つて来たのはお寅であつた。『ハイ御免なさいませ。憎まれ者のお寅が、お一......のお父さまと仰有るのは、誰人の事だい』『ハイ、あの酒喰ひの仕方のないヤクで厶います......わい。仰有つた通りだもの』 守宮別は、『ハヽヽヽ、仕様もない』お寅『併し乍ら、これ... | 1121 |
1122 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第19章 笑拙種〔1825〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...ましたよ。中々御上手になられましたね』『ハイ、お恥かしう厶います。どうも此頃は不景......山を中心として取られた様で厶いますな』『ハイ、実ア、貴女とブラバーサさまのローマン......御関係を素破抜きたいのですけれどなア、アハヽヽヽ。実の所は此姫神さまがマ一度橄欖山......盗猫め、サ、ここであやまり証文を書け』『ハイ、仰に従ひ、如何様共致します。併し乍ら......四人は一度に岩石でも砕けた様な調子で『ワハツ......ハヽヽヽ』と笑ひこける。橄欖山の木の茂みか... | 1122 |
1123 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第20章 猫鞍干〔1826〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ハ=1 | ...行く。お寅は気が気でならず、うつかりと、ハンドルを握るや否や自動車はまつしぐらに駆... | 1123 |
1124 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第21章 不意の官命〔1827〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...留守中に、お寅や綾子は来なかつたかな』『ハイ鼠一匹、生物と云つては、来たものは厶い......ルになつて、人を馬鹿にして下さるなや』『ハイ、トツト、モウ、ネツカラ、......ハイ、何ですな。ソノ、アノ、それそれ、あの......、もみ手をしたり、腰を幾度も屈め乍ら、『ハイ、畏まりました』と先に立ち三号室へ案内... | 1124 |
1125 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第22章 帰国と鬼哭〔1828〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...ら。併しマリヤさまをどうなされますか』『ハイ、マリヤさまには夜前篤と事情を打ち明け......寸拝読さして頂いても宜敷う厶いますか』『ハイ、宜敷う厶います。マリヤさまの誠意がお......せ何だ。矢張私の心が汚なかつたのでせう、ハヽヽヽ。サアサアこれからマリヤさまに来て......が担任致しますから、御安心下さいませ』『ハイ、有難う厶います』と挨拶して居る所へマ......は貴女のお弟子になるだらうと思ひます』『ハイ、畏まりました。御心配下さいますな』『......つて下さい、私も船場迄送りますから』 『ハイ、有難う』とブラバーサは自分の古い着物... | 1125 |
1126 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第1章 感謝組〔1657〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ...映つて、時ならぬ色模様を織出して居る。 ハルセイ沼の辺りに、二人の男が水面を見守り......が、黄金がなければ、自由にならない。朝はハルセイ山から吹颪す、山嵐に震へながら、身......てはなるまい。「イザさらば、花見にごんせハルセイ山」も衣食足り、住居あり、生命あつ......と、只今の心と何方が安心に思ふか』ベル『ハイ、お尋ね迄もなく、朝から晩迄、戦々恟々......、逆転するやうな事はあるまいなア』ベル『ハイ、どうしてどうして、そんな馬鹿な事が出......同感だらうなア』 三人一度に幽かな声で『ハイ』と言つたきり、落涙してゐる。治道『お......。遠慮は要らぬから、自分の思つてる事を、ハキ......ハキと申上げるがよからう。……これベース、... | 1126 |
1127 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第2章 古峡の山〔1658〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ハ=8 | ...を忘却した人面獣心ぢやないか』タール『アハヽヽヽ、人の財物を掠めるトランスと成り乍......兎も角岩窟の中に無事に到着して、セール、ハールの巨頭を改心させむと決心し、ワザとタ......謝に堪へない。サア案内して呉れ』タール『ハイ、承知致しました。勝手覚えし此山道、近......どこかへ連れて行つて下さいませ。セール、ハールの大将を初め、此タールだつて到底改心......。俺の心が貴様に分らうかい。仮令セール、ハールが悪人でも、もとの主人たる将軍様が、......、雲を霞と森林の中へ姿を隠した。タール『ハヽヽヽ疑の深い奴だな。セールの親分だつて......エールは黙然としてニタリと笑ふ。治道『アハヽヽヽ、随分人生と云ふものは面白いものだ......も 安く上らむ神のまにまに。 セール、ハール、醜の司を言向けて 神の大道に靡か... | 1127 |
1128 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第3章 岩侠〔1659〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 24 件/ハ=24 | ...の懐を 離れて神の三千彦に 救はれ漸うハルセイの 沼の畔に来て見れば 醜の曲津......引き込まれ 朝な夕なに盗人の セール、ハールの棟梁に 心にもなき恋路をば 強要......岩窟で副親分と聞えたる、元バラモンの少尉ハールであつた。......ハールは悪人に似ず、眉目清秀、白面の美男で......る司ぞや 如何でか曲の襲ひ得べけむ』 ハール、窓の外より『吾こそは胸も......ハールの司ぞや 汝に逢はむと忍び来にけり......く居ますとも 醜の司に言の葉はかけじ』ハール『表面には醜の司と見ゆるらむ 心の......香に迷ひ 慕ひ来れるさまぞをかしき』 ハールは暗がりに佇立し独言、『ハテナ、こい... | 1128 |
1129 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第4章 不聞銃〔1660〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 17 件/ハ=17 | ...地の震ふ事も日に三四回はあつた。セール、ハールの両人は旅人を、乾児に命じて甘く此岩......した時は既に酔は醒めてゐた。併し乍ら昨夜ハールに突当り、......ハールは九死一生の場合になつてゐた事を思ひ......を提げてうす暗い牢獄の前に行つてみると、ハールの姿は影も形もなくなつてゐた。其実......ハールはセールの酒に酔うての独言を聞いて「......あつたか、ホンに苦労をしただらうな。何分ハールの奴、罪もないお前たちを拐かし、かや......ら、俺が大将となつてゐるものの、其実権はハールが握つて居るのだから仕方がなかつた。......ヷーダといふ女も可哀相だが、彼奴ア何だかハールの奴と甘つたるい事を云つてゐやがつた... | 1129 |
1130 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第5章 独許貧〔1661〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ハ=16 | ...伊太彦『吾師の君に相別れ ハルセイ山をスタスタと 登りつめたる折もあ......の御稜威を杖となし 力となして漸くに ハルセイ沼の辺まで 来りて見れば虎熊の ......で一万本許り作つたが駄目だつたよ』エム『ハヽヽヽ、そいつア話にならぬわい。それから......て売出すのだ。夏なぞは氷のガラスを障子にハメ込んで置くと、自然に氷に風が当つて夏の......。古今独歩だ。珍奇無類飛切りの考案だ。アハヽヽヽ、お前モウ夫れだけの発明でしまひか......つて売り出す事を考へ出したのだ。俺も元はハルナの生れだ。......ハルナの都は大変に風が烈しうて土埃が立つの......線の師匠になるから猫の皮が必要だ。それでハルナの都の猫の種が殆ど絶えて了ふだらう。... | 1130 |
1131 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第6章 噴火口〔1662〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...り下りたる身の因果 ウントコドツコイ ハア......ハア......ハア 御大将は比丘となり お金を沢山懐に......ゝ惟神々々 御霊幸倍ましませよ』伊太『アハヽヽヽ、気の弱い奴だなア。ようそんな事で......が出来たものだなア、まア一服せい』エム『ハイ有難う厶います。そんなら此処で一つ、一......ひながら、二人は屠所に引かるる羊の如く、ハア......ハアと息も苦しげに登りゆく。(大正一二・七... | 1131 |
1132 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第7章 反鱗〔1663〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 19 件/ハ=19 | ...の泥棒にでもやられたのぢやないかな』男『ハイ有難う厶います。私は此近くの者で厶いま......云つたつて駄目だよ。もし宣伝使様、此男はハールと申まして、それはそれは悪い奴で厶い......ました奴ですから、油断をなされますなよ』ハール『オイ、エム、……いや、ど此奴か知ら......キチヤキの泥棒ですよ。此奴はバラモン軍のハール少尉と云つて、美男子の名を売つた士官......す。どうぞ末永う御贔屓に願ひます』伊太『ハヽヽ。面白い男だな。ヤ大に気に入つた。是......に白状せないと、お前のためにならないぞ』ハール『いや、恐れ入りまして厶います、何卒......泥棒仲間にも道徳律が行はれて居るだらう』ハール『......ハイそれは確に厶いますが、何と云つても親分... | 1132 |
1133 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第8章 異心泥信〔1664〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 18 件/ハ=18 | ...ゝあ」と大欠伸を無雑作にし乍ら、治道『アハヽヽヽ、あ、夢だつたか。ベルの奴、此治道......よつたと思へば、ヤツパリ夢だつたワイ。アハヽヽヽヽ。どうも人間の心といふものは当に......うとしたのですよ。用心なさいませ』治道『ハヽヽヽ猪口才千万な、蚯蚓のやうな魂で蛟竜......静に致さぬか、今何を囀つてゐたか』ベル『ハイ、治道居士始め三人の奴が、此ベルを○○......さいな。険呑で堪りませぬから……』ヤク『ハツ......ハヽヽヽ、お前達の命は旦夕に迫つてゐるのだ......どうぞ親分にさう言つて下さい』カークス『ハツ......ハヽヽ、本当に此奴ア悪い奴だ。猫の目程クレ... | 1133 |
1134 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第9章 劇流〔1665〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ハ=12 | ...ますわい。本当に困つた奴ですな』治道『アハヽヽヽヽ、其奴は面白い。そして手紙はうま......ラヷーダ姫、デビス姫だ。いや満足々々、アハヽヽヽ愉快で堪らないわ』エール『もし、治......有るので、不思議で堪らないのだ』ヤク『アハヽヽヽ、智勇兼備の治道様だ。何かよい妙案......れやー……」と之ではどうですか』治道『アハヽヽヽうまいうまい、それなら秀逸だ。サア......ヘヽヽヽ。この位でどうですかな』治道『アハヽヽヽ、上等上等。先づ之でブラヷーダ姫が......は痛さうな声を出さねばならぬぞ』バット『ハイ、私は勘平の腹切をやつた事が厶いますか......い。塩谷判官位の所でやつて見よ』バット『ハイ、やつて見ませう……。「力弥々々、由良......。「力弥々々、由良之助はまだ来ぬか。……ハハア未だ参上仕りませぬ……。エー、チエヘ... | 1134 |
1135 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第10章 赤酒の声〔1666〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...。虎熊山の岩窟に、以前の吾部下、セール、ハールの両人、数多の部下を従へ山賊を働き居......は一本づつお前に、上げて置かう』デビス『ハイ、有難う。然し旦那様、一つ約束をして置......と合衾の式を挙げるとは実に愉快な事だ。アハヽヽヽオイ、ヤク、お前も一杯やれ、何も遠......えぐれる気遣ひもなし気楽なものだ』ヤク『ハイ、頂戴致します。親分様の空前絶後の御目...... 羽振りを利かす甲斐性もの 恋の仇なるハールの少尉 今は何処の山の果て 野辺に......白い面白い 面白うなつて来たわいナ。アハヽヽヽ酒は浩然の気を養ふと云つて、今迄ク......居にかからう。万事抜目なく頼むよ』ヤク『ハイ、承知致しました。然し小頭が四五人、ウ... | 1135 |
1136 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第11章 大笑裡〔1667〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ハ=8 | ...ットは治道居士の声色を使つて、バット『アハヽヽヽ。猪口才千万な身の程知らず奴が、俺......セール決して疑ふ事はならぬぞよ』セール『ハイ、決して疑ひませぬ』ベース『これや治道......花を嵐のさそひし如く、逃げ往く可笑しさ、ハヽヽヽ。もうかうなる上は破れかぶれ、どう......アヽ結構々々。オイ皆の者灯の用意だ』 『ハイ』と答へてヤク、エールの両人は蝋燭を点......、お前はいつの間に出たのだ』ブラヷーダ『ハイ、斯うなつたら何も彼も申上げますが、ヤ......よい。ヤア、エール、戸口を明けてやれ』 ハイと答へてエールは忽ち戸口をパツと開いた......ヷーダ 二人の珍の御使を 救はむためにハールをば 先頭に立ててスタスタと 登り......ち出で、各自に自が郷里に帰る事となつた。ハールは伊太彦に許されて、エルサレム迄従ひ... | 1136 |
1137 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第12章 天恵〔1668〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...元の鬼春別様が 比丘の姿となりまして ハルセー沼の畔迄 来らせたまふ其砌 天地......恵の美味を頂かうぢやないか』 一同は、『ハイ、有難う厶います』と此処に腰を据え、神......感想を私に聞かして欲しいものだ』バット『ハイ、私が貴師の部下となつて、軍人生活をや......時、何か愉快に感じた事はないか』バット『ハイ、どうも軍人生活の時よりも一層苦しう厶......愉快に感じただらうのう』 四人は一度に『ハイ』と云つたきり、感謝の涙にくれて居る。... | 1137 |
1138 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第13章 隔世談〔1669〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 26 件/ハ=26 | ...杖として 吾師の君や妻の身を 案じ煩ひハルセイの 沼の畔に来て見れば 人を掠む......近付き見れば暴虐の 限りを尽す大泥棒 ハールが頭に繃帯し 虫の息にて呻きゐる ......へば不思議や忽ちに 厳の神徳現はれて ハールはムツクと起き上り 救命謝恩の宣言に......ムとタツとの両人は 伊太彦司に打向ひ ハールの罪悪一々に 宣り伝ふれば伊太彦は......り伝ふれば伊太彦は 誠の道を説き諭し ハールを岩窟の案内とし 息もせきせき登り行......殻の不思議さに ドンドンドンと隧道を ハール、エム、タツに案内させ 牢獄の前に......りの人の手前をば 恥らひ苦しさ相忍び ハールを連れて只二人 虎熊山を後にして ......にあつて頭を割つて了つたぢやないか。俺やハールの親分が気の毒で堪らぬわ。その時から... | 1138 |
1139 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第15章 饅頭塚〔1671〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...についで山を越え 幾多の谷をうち渡り ハルセイ湖の畔まで 来かかる折しも盗人の ......の君の行末を やすく守らせたまひつつ ハルナの都の空高く 月の顔花の色 夫婦の... | 1139 |
1140 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第16章 泥足坊〔1672〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...て一人スタスタと 姫の身の上案じつつ ハルセイ山の峠をば 半登りし折柄に 道の......人跡稀な山径を 只スタスタと登り行く ハルセイ山の峰を吹く 嵐に裾をば煽られて......果、俺の顔まで真青になつて了つたよ』丙『ハヽヽヽヽ、弱い奴だな。あんな小さいデーダ......比丘かも知れぬ。体中が比丘々々しよつた。ハルセイ峠の二度ビツクリと云つて、如何に聖...... チヽツヽシヤン シヤン シヤンアツハヽヽヽヽ』丙『馬鹿、何を惚けてゐるのだ。......駄目だい。一層の事、貴様は泥棒を廃して、ハルナの都の裏町辺で小屋者となり、顔芸でも......芸でもしたら、人気を呼ぶかも知れないぞ。ハヽヽヽヽ』甲『コリヤ、こんな山の上で人の... | 1140 |
1141 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第17章 山颪〔1673〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...ダルマ湖を打渡り 山野を越えて漸くに ハルセイ山の峠をば 半ば登れる折もあれ ...... あゝ惟神々々 守らせ給へ今日の旅 ハルセイ山の阪道は 昼と夜との区別なく ......て現はれてゐる光景を眺め、ブラヷーダ姫『ハルセイの峠に立ちて眺むれば 四方の山々......ヽ旅人、ドヽヽヽどこへ行くのだ』ブラヷ『ハイ妾は神様の御用でエルサレムへ参拝を致し......も猿とも化物とも分らぬやうな顔わいのう。ハルナの都へでも捕獲して持つて行つて、動物......、終ひには生命もなくなつて了ふぞや』乙『ハイ、もうこれ限りで泥棒はやめます。何卒御......けつ輾びつ、林の中に姿を隠した。三千『アハヽヽヽヽ、悪と云ふものは、正義の前には弱... | 1141 |
1142 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第18章 白骨堂〔1674〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...難して居るだらう、併し乍らブラヷーダ姫はハルセイ山で泥棒に出逢つた時の度胸、実に見......つて居る。三千彦はつと立ち留まり、三千『ハテ不思議だ。こんな所に白骨堂が立つて居る......すまい。先づ先づお静まりなさいませ』女『ハイ、有難う厶います。妾は此山奥に住まひし......、夫に対して不貞となるでせう』スマナー『ハイ、御親切によく言つて下さいました。貴方......にお仕へになつたらどうですか』スマナー『ハイ有難う厶います。併し乍ら妾の村は五六十... | 1142 |
1143 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第19章 谿の途〔1675〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...行して居るやうで厶いますなア』スマナー『ハイ、此処は仙聖山の麓の仙聖郷と申まして、......から、其お積りで来て下さいませや』三千『ハイ承知致しました。これから宣伝使の武器と......の住家で厶います』三千『成程黄昏の事とてハツキリは分りませぬが、余程大家と見えます... | 1143 |
1144 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第20章 熊鷹〔1676〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...の遺産は法律上親戚の者が継がねばならぬ。ハテ困つた事が出来たものだ。俺は元より寡欲......らをかいて、悪胴をすゑて了つた。ターク『ハヽヽヽ、オイ、テーラ、汝は怪しからぬ奴だ......分九厘で化が現はれるからのう』テーラ『アハツ......ハ、それだから汝お目出度いといふのだ。今日......風前の燈火だ。テモさても憐な者だ哩。アツハツ......ハ』ターク『オイ青年隊、此奴ア、うつかりし......すまいな』キング『無論の事だ』テーラ『アハヽヽヽ、何と云つても運が向いて来たのだか... | 1144 |
1145 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第21章 仙聖郷〔1677〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...を以て一同に説き諭した。キングレスは涙をハラ......ハラと流し、犬突這となつて三千彦に向ひ、キ......たる所、バラモン教の軍人たりし、セール、ハールの両人、沢山の部下を引つれ、虎熊山に... | 1145 |
1146 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第22章 均霑〔1678〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ハ=1 | ...ングレスは落涙し乍ら両手をつき、キング『ハイ、重々の罪を赦された上、夢だにも見る事... | 1146 |
1147 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第23章 義侠〔1679〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...ヅ吐すと、恐れ乍らと訴へてやらうか』甲『ハヽヽヽ貴様の訴へる所は、虎熊山の泥棒の岩......ぬぞ』 テーラは此声に縮み上り、テーラ『ハイ、マヽ誠に済みませぬ。チヨツ、チヨツ、......つて下さいませ』 キングレスは、キング『ハイ、承知致しました。これやテーラ、此後乱... | 1147 |
1148 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第24章 危母玉〔1680〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ハ=9 | ...稚姫さまも近くへお出になつてるとみえる。ハテ嬉しい事だな。併し吾々二人がかやうな所......国別の裾を喰はへて、切りに引張る。玉国『ハテナ、何か吾々の身に災がかからむとしてゐ......従つてどこなつと行かうぢやないか』真純『ハイさう致しませう』と云へばスマートは喰は......れば小さい古ぼけた祠が建つてゐる。玉国『ハテなア、スマートさまが茲へ参拝して行けと......けられつつ来て見れば 天に冲する黒煙 ハテ訝かしやと大空を 眺め居たりし時もあれ......。やがて邪気も追々に晴れるでせう』玉国『ハイ、何うも恐ろしい事で厶いました。斯様な......さまは玉を持つてお出ででせうなア』真純『ハイ、力限り保護致しまして、一個丈は此処迄......魔が欲しがつて覗ふのですからなア』真純『ハテ、困つた事だなア。結構な御用をさして頂... | 1148 |
1149 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第25章 道歌〔1681〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ハ=1 | ...とをたたへてゐる。玉国別は思はず知らず、ハツと頭を下げ道の傍に身を転じ、揉手をしな... | 1149 |
1150 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第26章 七福神〔1682〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 22 件/ハ=22 | ...、宝の入船の主人公は貴方方ですよ』玉国『ハイ。真純彦、お前はどう考へるか。どうも大......御神業だと思つてお勤め下さいませ』玉国『ハテナ、些とも合点が往きませぬわ。御命令と......寿老人(十六神)を加へて三十二神ですよアハヽヽヽヽ。それよりも身の上話でも聞かして......、ホヽヽヽヽ』福禄『ヒドイなア』六福『アハヽヽ。オホヽヽヽヽヽ』 顔色の黒いのを自......奢れる奴等の天窓をば打砕く槌ぢやわい。アハヽヽヽヽ』福禄『ア......ハヽヽヽヽ、コリヤ御尤もだ。オイ戎、コレサ......れて居るのだ。誠に目出度う候ひけるだ、アハヽヽヽヽ。十日戎の売物は、はぜ袋に、取鉢......度の御婚礼の目出度さとに気を取られて、アハヽヽヽヽ。サア是からお交際申さう』と傍に... | 1150 |
1151 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第1章 暁の空〔1683〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 13 件/ハ=13 | ...八島の主の命を受け 此世の運命月の国 ハルナの都に蟠まる 醜の曲津を三五の 誠......公『斜かひピシヤンつて何の事だい』梅公『ハヽヽヽヽ世情に通じない坊んさまだなア。斜......お前達も私と一緒に神言を奏上しよう』 『ハイ畏まりました』と梅、照の両人は音吐朗々......があるだらう。一度話て下さらぬか』老婆『ハイ有難う厶います。喉が渇いてをりますから......利益だ。婆さましつかりしなさいや』老婆『ハイ有難う厶います。貴方に頂いた此清水、五......アお婆さま、これですぐ平癒するよ』老婆『ハイ、おかげ様で最早痛みがとまりました。人......、俄に貴様の顔色がよくなつたぢやないか、ハツ......ハヽヽ』梅公『一度に開く梅公の花嫁だ。キツ... | 1151 |
1152 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第2章 祖先の恵〔1684〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ハ=15 | ...な。之が所謂風国強塀と云ふのだらう、アツハヽヽヽ』照公『バラモン風と云ふのは、どん......吾々にも対抗策があるからなア』タクソン『ハイ、お尋ねなくとも逐一事情を申上げ、お助......此目的は達し得られるだらうよ』タクソン『ハイ、有難う厶います。併し乍ら女房を取られ......天下万民の為涙を濺いでゐるのです』梅公『ハヽヽヽヽ、ヤア大きく出よつたな。さうなく......がよからう。相応の理によつてなア』照公『ハヽヽヽ、オイ梅さま、どうですか、先生のお......子にしてやる。満足だらうなア』エルソン『ハイ、御親切に有難う厶います。併し乍ら私は......方は教の道の兄弟となつて下さいな』梅公『ハヽヽヽヽ、偉い馬力だな』照公『又梅公、凹......充兄弟を与へられ、愈四魂揃うて轡を並べてハルナの都へ進軍と出掛ようかい』 婆さまは... | 1152 |
1153 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第3章 酒浮気〔1685〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ハ=10 | ...かな』バンコ『右確にうけとり不申候だ、アハヽヽヽ。併し貴様は臭いぢやないか』アンコ......する底の神力を有する怪男児だよ』バンコ『ハヽヽヽヽ、デカタン風のやうに、好くも吹い......、恋ぢやの愛ぢやの吐すのは片腹痛いわ、アハヽヽヽ。御主人の心も知らず、懐の中に朝か......な根性だから、いつ迄も頭が上らないのだ、ハヽヽヽヽ』アンコ『これやバンコ、俺の金で......、妙な悲鳴が聞えたぢやないか』アンコ『アハヽヽヽ、アンコさまが国家安固の為めに、バ......事不省に陥つて居るぢやないか』アンコ『アハヽヽヽ人事不省に陥るのも天の然らしむる所......霊が聯盟して茲に直接行動となつたのだ、アハヽヽ』セール『チエツ、酒呑と云ふものは仕......なるまい。一体貴様の名は何と云ふか』男『ハイ私は隣村の百姓でインカと申ます。ジャン... | 1153 |
1154 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第4章 里庄の悩〔1686〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ハ=12 | ...かなア、早く聞かしてもらひたい』インカ『ハイ、お嬢様の御行方を探し求め、一日も早く......ませう。何卒々々宜しう願ひます』インカ『ハイ、承知致しました。面目次第も厶いませぬ......ても年老の愚痴、つい涙がこぼれるのだ、アハヽヽヽヽヽ。これもしインカさま、サンダー......う。心丈夫にお待ちなさいませ』ジャンク『ハイ、弱肉強食の暗の世の中、誰にたよる術も......善の努力を尽さして頂きませう』タクソン『ハイ有難う厶います。モウ斯うなれば、神様に......居らぬか、セール セール』 呼ばはれば『ハイ』と答へて、セールは此場に現はれ、セー......もせずにどこへ行つて居つたのだ』セール『ハイ、誠に不都合を致しました。実は表門に当......兎もあれ、宣伝使を御案内申して来い』 『ハイ』と答へて、セールは玄関に立現はれ、一... | 1154 |
1155 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第5章 愁雲退散〔1687〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...と茲に三千年なり。然るに図らざりき、今回ハルナの都に君臨し玉ふ大黒主の命の軍勢、ウ......実は御心配申上げて居りました』ジャンク『ハイ、有難う厶います。私も、もはや国家の為......せて頂き度いもので厶いますな』ジャンク『ハイ、有難う厶います。何分よろしく』梅公『......は決して軍国主義では厶いませぬよ』照国『ハヽヽヽヽ、吾々はお前の云ふ通り、決して敵......ンと行動を一にするが宜からう』エルソン『ハイ有難う厶います。然らば尊き宣伝使のお伴......とぞ思ふ』 漸くにしてコケコツコーとテイハ(鷄)の声、四隣より聞え来る。ジャンクは... | 1155 |
1156 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第6章 神軍義兵〔1688〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...れば、面倒乍ら案内をして呉れやれ』下女『ハイ、何方か知りませぬが、旦那様は俄の御出......分御多忙でいらつしやいますから』老人『アハヽヽヽヽ当家に係はる大難を救はむが為、遙......ぬ。どうかお帰り下さいませ』シーゴー『アハヽヽヽヽ。拙僧がオーラ山を立ち出で、草茫......道あらばお示しに預かりたい』シーゴー『アハヽヽヽ、貴方も偽善者の一人で厶るな。何程......さうか、直に往くからと申て呉れ』セール『ハイ畏まりました』と、慌ただしく立ち去つた... | 1156 |
1157 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第7章 女白浪〔1689〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...つて、先づバルガン城を占領し、勢を集めてハルナの都に押寄せ、大黒主を征伐し、印度一......るだらう。テもさても愉快な事だわい、アツハヽヽヽ』ヨリコ『夫に連添ふ女房ぢや厶いま......寝て、寝首をかかれなかつた事だワイ、アツハヽヽヽ』シーゴー『ウツフヽヽヽヽヽ、ます......ま、大変な馬力ぢやありませぬか』ヨリコ『ハイ、馬力所か、象力ですよ。大象も女の黒髪......すから、其お覚悟をなさいませ』シーゴー『ハイ、一切万事、徹頭徹尾、絶対服従を誓ひま......か。馬鹿な質問をするものぢやないワ、アツハヽヽヽヽ』ヨリコ『ホヽヽヽヽ何時迄も虫の... | 1157 |
1158 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第8章 神乎魔乎〔1690〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...しい香油の香や白粉の香で、ごまかして居るハイカラ男子を見ては蛇蝎の如くに忌み嫌うた......祝の酒を与へたがよからうぞよ』シーゴー『ハイ、承知致しました。部下も喜ぶで厶いませ......『パンク、どんな事が起つたのか』パンク『ハイ申上兼ねますが部下共が食糧の事について... | 1158 |
1159 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第9章 谷底の宴〔1691〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...俺達も満足だ。貴様達も大いに満足だらうアハヽヽヽ』と笑ひつつ女帝の居室を指して急阪......な事を吐すと此方にも了見があるぞ』甲『アハヽヽヽ、その了見を聞かして貰はうかい』丙......るは涙計りなり、ジヤン、ジヤンジヤン、アハヽヽ。オイ甲、乙、歌でも謡つて機嫌を直し......物を称して鮟鱇主義の生活と云ふのだ』乙『ハヽヽヽヽ、そいつは面白い。そして玄真坊の......また鬼の素性をば 調べて見れば月の国 ハルナの都に蟠る 妖幻坊の片腕と 羽振利... | 1159 |
1160 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第10章 八百長劇〔1692〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ハ=9 | ...たのかなア、お前はコリぢやないか』コリ『ハイ、左様で厶います。シーゴー親分様の御命......をかつさらへるに付いての殊勲者は誰だ』『ハイ、兎も角私が引率して参つたのですから、......、よきに取計らうたが宜からう』 両人は『ハイ』と頭を下げ、能い椋鳥が捉まつた……と......御冥罰が怖ろしくはありませぬか』甲『アツハヽヽヽ、大自在天がこはくつて、こんな商売......て何をいふのだ。さがりおらう!』甲『アツハヽヽヽ、チヨツクとやりよるワイ。流石は里......の聖場へ行つて休まうぢやないか』スガコ『ハイ御親切有難う厶いますが、吾家におきまし......ゐる。玄真坊は此態を見て高笑ひ、玄真『アハヽヽヽ、流石は深窓に育つたお嬢さまだなア......葉だ。スガコ殿、安心をなされよ』スガコ『ハイ有難う厶います、そんなら少時、魂の素性... | 1160 |
1161 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第11章 亞魔の河〔1693〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...で、玄真坊の額をグツと押した。玄真『アツハヽヽヽ、怖いか、可笑しいか、恥かしいか。......助け下さいませ、惟神霊幸倍坐世』玄真『アハヽヽヽ、流石は少女だ、ヤツパリ恥しいのだ......は深くなるものだ。あゝイヤイヤイヤ、オーハ、カツタカタ、遂には、カツタカタと埒のあ......て、結局男子の方が恋にカツタカツタだ、アハヽヽヽ』 スガコは忌々し相な顔をし、眉の......と一時はギヨツとしたが、中々の曲者、『アハヽヽヽ』と大口をあけ、無雑作に笑ひ乍ら、......此玄真坊も、其方には一本参つたワイ、アツハヽヽヽ』スガコ『ソレ御覧なさい。師の君様......岩窟に帰り行くのであつた。後にスガコ姫はハツと吐息をつき乍ら、独言。スガコ『あゝ情... | 1161 |
1162 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第12章 恋の暗路〔1694〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...パリ人間だ』と小声に囁き乍ら、ショール『ハイ、私は此辺をうろついてゐる泥棒で厶いま......直な事で泥棒渡世が出来るのか』ショール『ハイ、貴方に対してのみ、こんな正直な事を申... | 1162 |
1163 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第13章 恋の懸嘴〔1695〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...惚れながら態と素知らぬ顔をして、玄真『アハヽヽヽ、小泥棒奴、此玄真坊が法力に恐れ、......し蜘蛛の子を散らすが如くに逃げよつた、アハヽヽヽ。てもさても困つた奴どもだなア。や......くりと、おくつろぎなさいませ』サンダー『ハア、貴方様が噂に高き活神様、あの、玄真坊......ましたか。偉い失礼を致しました』玄真『アハヽヽヽ。やがて沢山の老若男女が参拝する時......う。先づ私の居間にお出なさい』サンダー『ハイ有難う厶います』と、サンダーは立派な岩......の願ひは聞き届けてあげるから』サンダー『ハイ、仁慈の籠つた其お言葉有難う存じます。......無くば何時でも会はしてやらう』サンダー『ハイ、有難う厶います。何と云つても元が姉妹... | 1163 |
1164 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第14章 相生松風〔1696〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ハ=8 | ...両人は玄真坊の要求を何とか彼とか云つて、ハツキリと承諾せぬので、玄真坊も稍自暴自棄......でも詠んで潔く死期を待ちませう』スガコ『ハイ、現世の名残に妾も歌を詠まして頂きませ......を見て、さも愉快げに打笑み乍ら、玄真『アハヽヽヽ、オイ何うだ両人、最早覚悟はついた......。どうだ、吾慈悲心が分つたか』サンダー『ハイ確に分りまして厶います。結構な修行をさ......し救世主だと悟らして頂きました』玄真『アハヽヽヽ、さうなくては叶はぬ事、これこれス......たか、此玄真坊が真心を悟つたか』スガコ『ハイ、悟らして頂きました』玄真『何う悟つた......きました』玄真『何う悟つたのだ』スガコ『ハイ、師の君様の魔心をスツカリ悟らして貰ひ......心をスツカリ悟らして貰ひました』玄真『アハヽヽヽ、悟りが開けたならば、此方の申す事... | 1164 |
1165 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第15章 喰ひ違ひ〔1697〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ハ=15 | ...が、流石の曲者、さあらぬ態にて、玄真『アハヽヽヽ、これはこれはシーゴー殿、永らくの......存じならば一目、彼に会はして貰ひ度い、アハヽヽヽ』 玄真坊は此言葉にヒヤリと頭から......所謂、彼の美人等に勧むる為で厶らう。イヤハヤ感謝致しますよ。貴殿も自ら料理なんか成......いだ時は、もとの昔に返つたやうで厶る、アハヽヽヽ』 玄真坊は二人の美人を永らく食料......帝の側へ伺ひに行かうとはせぬ。シーゴー『ハヽヽヽ、此膳部は三人前で厶るな、成程、女......かせ、彼サンダーを、此処へよこしたのだ。ハテ気の揉める事だわい。三人前の馳走をシー......其方の活動振を聞かして貰はう』シーゴー『ハイ、先づ顕著なる私の働きと云へばタライの......此方へ引寄せおき、尚も宣伝をつづくる中、ハルナの都より地教山に向ふバラモン軍の勇将... | 1165 |
1166 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第16章 恋の夢路〔1698〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ハ=12 | ...激しき高原地 トルマン国に来て見れば ハルナの都に蟠まる 八岐大蛇の悪霊に 左......樹の蔭に駒を寄せ馬上より大音声、梅公『ウハヽヽヽ、某はオーラ山に鎮まる天降坊と申す......き、思ひ思ひに逃げ散つて了つた。梅公『アハヽヽヽ。案に相違の弱虫共、吾言霊に辟易し......一伍一什を話して貰ひたいものだなア』女『ハイ、御親切に預りまして、お蔭様で危難を免......の男があるでせう』 花香は驚いて、花香『ハイ、母迄が豪いお世話になりましてお礼の申......任すと云ふのは合点が参り兼ねます』梅公『ハヽヽヽヽ。これ花香さま、さう深く考へては......はれた事とは大に意味が違ひますよ』花香『ハイ、分りました。偉い御厄介をかけまして誠......貴女の恋人はまだ外にあるのですか』花香『ハイ、立派なお方が唯一人厶います』梅公『其... | 1166 |
1167 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第17章 縁馬の別〔1699〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ハ=12 | ...私の記憶帳もお目にかけますがなア』梅公『ハヽヽヽ貴女もぬかりが有りませぬな。記憶帳......気遅れがして、何も申上げられませぬワイ、ハヽ......ハイ......ハイ......ハイ』と手綱を引締め乍ら後振り返り、梅公『......と、みつともないぢやありませぬか』花香『ハイ私はみつともない女で厶います。到底貴郎......併しオーラ山にゐられるでせうかな』梅公『ハヽヽヽ、之で貴女も御安心の態と見えますな......、一口聞かして貰ひたいものですな』花香『ハイ畏まりました。どうかお笑ひ下さいませぬ... | 1167 |
1168 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第18章 魔神の囁〔1700〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ハ=15 | ...冷汗を流し乍ら、ワザと高笑ひ、玄真『アツハヽヽヽ、嘘だ嘘だ、一寸お前の肝玉を調べて......分でせう。妾、夢に聞きましたよ』玄真『アハヽヽヽヽ、お前は神経興奮してゐるから、そ......られるやうな心持が致しますがな』玄真『アハヽヽヽヽ、そこが救世主の救世主たる処だ。......対服従心がなくてはならないよ』サンダー『ハイ、重ね重ねの御教訓、有難う厶います。お......一体分つたのか、分らないのか』サンダー『ハイ、分つたやうでもあり、分らぬやうでも厶......てニヤリと笑ひ乍ら、さも愉快気に、玄真『ハヽヽヽどうだ、両人、美味いだらう』サンダ......ヽどうだ、両人、美味いだらう』サンダー『ハイ、誠にお加減が宜しう厶います』玄真『ス......す』玄真『スガコ、お前はどうだ』スガコ『ハイ、何とも知れぬお加減のよいお料理で厶い... | 1168 |
1169 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第19章 女の度胸〔1701〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ハ=16 | ...がタワタワと木の上から下つて居る。梅公『ハ......ハア曲神の奴ども此梯子を上つて木の上に火を......時も早く悔い改めて神に謝せよ』シーゴー『ハイ、どうも恐れ入りまして厶います。キツト......お助け下さいますやうに』 樹上より、『ウハヽヽヽ、恐れ入つたか、往生致したか。サア......ア一時も早く解散の実を示せよ』シーゴー『ハイ唯今、大親分のヨリコ姫女帝に申上げ直ぐ......い。玄真坊はどうして居るのか』シーゴー『ハイ、玄真は慄ひ戦き樹下に倒れて仕舞ひまし......戯だらう。よく調べて来なさい』シーゴー『ハイ、もう此上調べやうは厶いませぬ。一つ唸......無し、大変な強力な声で厶います』ヨリコ『ハテ、妙な事を云ふぢやないか。どれ自分が行... | 1169 |
1170 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第20章 真鬼姉妹〔1702〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ...所へ鎮座ましますのですかなア』サンダー『ハイ私はコマの村のサンダーと申す者で厶いま......キツと私が救ひ出して上げますよ』スガコ『ハイ有難う厶います。不運な身の上で厶います......えがあるやうに思へてなりませぬ。暗がりでハツキリ分りませぬが、身体の格好といひ声と......り 神素盞嗚大神の 教を畏み月の国 ハルナの都に出向ふ 尊き神の珍柱 早くも......ゝ惟神々々 叶はぬからあけてくれ アツハヽヽヽヽ オツホヽヽヽ』と魔神の岩窟に閉......どを持ち出し来り、面色を和らげて、玄真『ハア、これはこれはお客様方、山奥の茅屋へ能......末永く可愛がつて頂きたう厶います』梅公『ハイ有難う。思召しは受けますが、今はお肚が......ではなくて、猫入らずかも知れませぬぞ、アハヽヽヽ。沢山な鼠賊が横行して居りますから... | 1170 |
1171 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...別の隊に合すべく、オーラ山の間道を渉り、ハルの湖の岸辺に着き、波切丸に身を任せ、ス......の、数奇極まる関係などを描写し、次にタラハン国カラピン王に対する種々の奇怪な物語や... | 1171 |
1172 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第1章 梅の花香〔1703〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...を謀師と仰ぎ、大親分と崇め、大胆不敵にもハルナの都の大黒主を征伐し、印度七千余国の......神柱の一人、照国別の宣伝使の従者となり、ハルナの都の魔神の言向戦に従軍したる梅公司... | 1172 |
1173 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第2章 思想の波〔1704〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ハ=2 | ...重ねオーラ山脈の東南麓に無遠慮に展開せるハルの湖の岸辺に着いた。 此湖水は高原地帯......るものだと迷信するより仕方ありませぬわ、ハヽヽヽヽ』 梅公はヨリコ姫に向ひ小声にて... | 1173 |
1174 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第3章 美人の腕〔1705〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ハ=8 | ... 満天の星光燦爛としてハルの湖面に金砂銀砂を沈めし如く、月の光は......た。忽ち舷に縄梯子をヒラリと投げかけ、アハヤと云ふ間もなく大刀を提げ上つて来たのは......に抜刀の儘、呶鳴つて居る。コーズ『此方はハルの湖水の主人公、海賊の頭目コーズの君だ......首一々引きちぎり、縄をとほして数珠を作りハルナの都の大雲山に献納してやる。どうだ返......き白き腕を薄暗の中に輝かせつつ、女『汝はハルの湖水の主と聞えたるコーズと覚えたり。......に対して救助祈願の歌を奉つた。『浪も静なハルの湖 御空は清く水清く 天の河原を空......見る見る拡張して満天の星光を呑み、次いでハルの湖を呑んでしまつた。轟々たる颶風の響......国まで 何処ともなく柔しき女の唄ふ声。『ハルの湖往き来の人を悩ませる 曲を払ひし... | 1174 |
1175 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第4章 笑の座〔1706〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...御立腹のなき様に予め願つておきますよ、アハヽヽヽ』乙『サアサア自分の顔のしみは見え......嫌々乍らレツテルをはつて行くのですよ。アハヽヽヽヽ』甲『嫌なものを張つて行くとは云......ぬよ。実に悲哀極まる者は官吏生活ですよ。ハヽヽヽ』甲『全体、月の国の人間は、国は大......とは、余り御過言ではありますまいか』甲『ハヽヽ、納言となれば何れ数百人の小泥棒を監......よりも、幾数倍か山賊の方が男性的でせう、ハヽヽヽヽ。イヤ失礼、天性の皮肉屋、悪口屋... | 1175 |
1176 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第5章 浪の皷〔1707〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...は吾船に乗り込んで居たのだい』シーゴー『ハイ、宣伝使一行が、......ハルの湖を渡つてバルガン城へお出になると聞......大変に気を揉んで居るのだから』シーゴー『ハイ有難う厶います。動もすれば押へ付けてお... | 1176 |
1177 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第6章 浮島の怪猫〔1708〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...園に遊ぶの思ひがあつた。前方につき当つたハルの湖水第一の、岩のみを以て築かれた高山......方に雲を凌いで屹立してゐる、あの岩島は、ハルの湖第一の高山で、いろいろの神秘を蔵し......に光明を放つてゐるのですか』甲『此湖水をハルの湖といふ位ですもの、暗がなかつたので......て、仁王の如く直立してゐる大岩石を、アケハルの岩と称へ、国の守り神様として、国民が......かの島が沈没したのぢやありませぬか』甲『ハイ、貴方、あの大変事を御覧にならなかつた......大黒主の前に拝跪渇仰し、世の中に尊き者はハルナの都の大黒主より外にないものだと誤解......係を解らして頂く事は出来ますまいか』梅『ハイ、私にもまだ修業が未熟なので、判然した... | 1177 |
1178 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第7章 武力鞘〔1709〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ...えたる オーラの山は霞けり 常夜の暗もハルの湖 うつ小波の音も清く 吾船舷に皷......て日下開山横綱を、一度は張つたものだよ。ハルナの都の大相撲の時にや随分面白かつたね......誰だつて信用するこた出来やしないワ、アツハヽヽヽ』ドラ『コレコレ、バラックさま、俺......のが助かつて、お前も仕合せだつたよ、アツハヽヽヽ』と傍若無人に笑ふ。 かく話す折し... | 1178 |
1179 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第8章 糸の縺れ〔1710〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...いか』 コーズは大口を開けて高笑い、『アハヽヽヽ。ても扨ても異な事を承はるものかな......序に剥いてやるから覚悟をせい』シー『アツハヽヽヽ、猪口才千万な。それ程剥きたければ......は僅に四五人の部下しか無かつたが、今日はハルの湖に出没する五百人の海賊の大親分だぞ......難を救はれし事を涙と共に感謝する。シー『ハルの湖往来の人を脅かす 曲のコーズは脆......念を据ゑてキツパリと返答をしろ』ダリヤ『ハイ、何と仰せられましても私は親の許しのな......のはアンナと云つたであらうがな』ダリヤ『ハイ左様で厶いました。どうして又私の父が貴......ぞ、俺の手にかかつて死んで呉れ』ダリヤ『ハイ、どうぞ貴方のお好になさいませ。私は最... | 1179 |
1180 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第9章 ダリヤの香〔1711〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...ヤを其場に捻ぢ伏せ、「オチコ、ウツトコ、ハテナ」を決行せむとした。ダリヤは一生懸命......ダリヤさま、危い事で厶いましたな』ダリ『ハイ、誰かと思へば船長さまで厶いましたか。......すまして、ゆかしげに其歌を聞いてゐる。『ハルの湖水の小波よする スガの港の片ほと......けまくも 畏き恵の御露に 浴せむものとハルの湖 彼方此方とかけめぐり 何れの船......房になつたことや、又自分の父が之を恨んでハルの湖に身を投げて死んだことなどを、涙と... | 1180 |
1181 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第10章 スガの長者〔1712〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ハ=7 | ...、世の中を渡らうぢや厶いませぬか』アリ『ハイ有難う厶います。こんな嬉しい事は、生れ......すから、又どうぞ遊びに来て下さい』ダリ『ハイ、有難う厶います。貴方も此港へお着きに......てくれ。其間に足でも洗つてゐるから』 『ハイ畏まりました』とカルを門に残しおき、ア......して彼の夫は女房を捕られたのが残念さに、ハルの湖水に身を投げて死んで了つた、思へば......そしてどちらも機嫌ようしてゐるか』アル『ハイ、シヤンシヤンしてゐられますよ。何だか......云つて呉れ。早く夕飯の用意をせよ』アル『ハイ、畏まりました。左様ならば旦那様』と云......せ。御遠慮は少しもいりませぬから』梅公『ハイ有難う厶います。お言葉に従ひ、性来の気... | 1181 |
1182 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第11章 暗狐苦〔1713〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ハ=9 | ... デカタン高原の西南方に当つてタラハン国と云ふ、人口二十万を有する地味の肥た......はカラピン王と云ひ、国の中心地点なるタラハン市に宏大なる城廓を構へ、ウラル教を信じ......自分が、とつて代つて左守の職につき、タラハン国の主権を吾手に握らむ事を希求してゐた......ナは王家及国家の一大事と死を決して、妻のハリスタ姫と共に王宮深く進み入り、王に改心......王の如く左守に斬りつけむとした。左守の妻ハリスタ姫は王と左守の間に立ち塞がつて、『......います。国家の柱石なくして、どうしてタラハン国が保てませうか。まづまづ心静かにお考......ンナも共に刀の錆だ。観念せよ』と云ひ乍らハリスタ姫の左の肩から右の脇へ袈裟掛に、切......吾声名のあがらむ事にのみ焦慮し、漸くタラハン国は小康を得た。カラピン王は一切の政務... | 1182 |
1183 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第12章 太子微行〔1714〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...を逃れて心の駒の進むまま膝栗毛に鞭ちタラハン城の東北に当る樹木鬱蒼たる城山を目指し......らしい風景を眺望して来うぢやないか』ア『ハイ、お伴を致しませう。併し乍ら余り遠方へ......四方を見渡しながら、『オイ、アリナ、タラハンの市街はタラ......ハンの首府といつて、随分広い広いと誰も彼も......た大広野の中にチラチラ見える人家はまるでハルの湖水に船が浮んで居るやうぢやないか。... | 1183 |
1184 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第13章 山中の火光〔1715〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ハ=9 | ...き大空を、隈なく照らして居る。此処はタラハン国にて有名なるトリデ山と云ふ。太子はト......らう。一先づ帰つてやらうぢやないか』ア『ハイ、畏まりました。一時も早く帰らねばなり......らう、何事も惟神に任すがよからうぞ』ア『ハイ、併し斯様な山奥のしかも深い谷間に迷ひ......十日も二十日も山の中に迷ふて見たいわ、アハヽヽヽ』ア『何と殿下はお気楽で厶いますな......もはや耐へ切れなくなつて参りました』太『ハヽヽヽヽ。随分弱音を吹く男だな。彼の草木......殿下のお側付に選ばれたのでせうか』太『アハヽヽヽヽ、オイ、アリナ、仕様もない事を云......せぬ。どうか冷静にお考へ下さいませ。タラハン国の人情や大王様の御心中や臣下の胸中も......の命と信じ無銭旅行の覚悟を定めたのだ。アハヽヽヽヽヽ、どこ迄も気の弱い男だなア』ア... | 1184 |
1185 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第14章 獣念気〔1716〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 24 件/ハ=24 | ... タラハン城市を去る正北十里の地点に、タニグク山......が殖えて来た。そして其部下を夜私かにタラハンの城下を始め各地に派遣し、富者の家を狙......殆んど見当がつかぬぢやないか』バルギー『ハイ、仰では厶いますが、此頃はバラモン軍が......敷の様子は何うぢや、判然分つたか』バル『ハイ、此頃はバラモン軍が襲来するとか云つて......酒を鱈腹振舞つてやるが可からうぞ』バル『ハイ、今朝来部下を督励し、馳走の準備やお祭......親玉に仕へてゐる小頭であらうがな』バル『ハイ、恐れ入ります。いかにも貴方の御明察に......御名をお聞申したう厶いますが……』修『アハヽヽヽ、吾名を聞いて何と致すか。人間なら......天帝の化身とでも名づけておかうかい、アツハヽヽヽ』バル『いかにも、縦から見ても横か... | 1185 |
1186 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第15章 貂心暴〔1717〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ...。之から、さう心得たが可からうぞ』コル『ハイ、仕方がありませぬ。のうバルギー、それ......出来まい。あーあ仕方がないなア』玄『ワツハヽヽヽヽ、オイ、コルトン、バルギー、何と......所に依れば、予後不良だ。瀕死の重病だ、アハヽヽヽ』シャ『オイ、お前達、兄弟喧嘩はみ......乱杭の様な歯を見せ、大口を開いて、玄『アハヽヽヽ、ても扨も可い頓馬だなア。此玄真坊......ませ。今度はお命が亡くなりますよ』玄『アハヽヽヽ、お前の為に命の亡くなるのは本望だ......エ、さてもさても渋太い女だなア』コル『アハヽヽヽ、天帝の御化身様も女にかけたら脆い......。一杯呑んで大に踊つてくれないか』コル『ハイ、已に已に胸が踊つて居ります。そして此......から夫婦が相助け 悪人輩を平げて タラハン国の災を 科戸の風に吹払ひ 天晴真の... | 1186 |
1187 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第16章 酒艶の月〔1718〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ...二合より飲んでゐない積りだのに』シャ『アハヽヽヽ、拙者も大変酩酊して厶る。花に嘘つ......酒を飲む阿弥陀仏だ。噛む阿弥陀仏だ。アツハヽヽヽ』ダリ『オツホヽヽヽヽ、親方さまと......嬉しい気分が致します。オホヽヽヽ』シャ『ハヽヽヽ、どうも感心だ。ダリヤ姫さまは交際......生だわ、ネー、シャカンナの親分様』シャ『ハヽヽヽ、そこは夫婦の仲だ。どつと張込んで......ふ事は泥棒にとつては唯一の武器ですよ、アハヽヽヽ』ダリ『成程、さう承はれば、いかに... | 1187 |
1188 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第17章 晨の驚愕〔1719〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ハ=3 | ...、カヘルと書いてある。俺の顔にネンネコ、ハテな。よく寝て居る間に此処をサル、イヌ、......乾児共を督励して後を追かけて呉れ』コル『ハイ承知致しました。大親分さま、貴方どう考......娘の三人、三里山奥の隠家に行かう』コル『ハイ、大変な事に成つたものですな。併し天真... | 1188 |
1189 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第18章 月下の露〔1720〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 18 件/ハ=18 | ...てお前は何と云ふ名だ。聞かしてくれ』貴『ハイ私はアリナと申します。モ一人の方は私の......の拙者の僕の住居の住ひ場所だ』 太子は『ハヽヽヽ』と力なき声に笑ふ。コル『オイ天狗......儀をし乍ら、力なき声にて、アリ『私はタラハン城に住んでゐる若者で厶いますが、つい山......頂いてをつた所で厶います』シャ『何、タラハン市の住人とな。フーン、併し乍ら兎も角泊......てくれ。お茶も汲むのだよ』 スバールは『ハイ』といひ乍ら、恥かしげにパンを取出し、......にのせて、二人の前に突出した。二人は、『ハイ有難う』といふより早く、餓鬼の如くに頬......くれて了つた。シャ『お前さまは、最前タラハン市の住人だと云つたが、此頃の人気はどん......が、此頃の人気はどんな物ですかな』アリ『ハイ、どうも不景気風が吹きまくつて、経済界... | 1189 |
1190 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第19章 絵姿〔1721〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ハ=15 | ...ち任せて、思はぬ深山の奥へ迷ひ込んだタラハン城の太子も、又太子の意を迎へて山野に案......するは世の倣ひ、花にも月にも譬へ難きタラハン城内の太子と、背は少しく低く、色は少し......れが何ぞや、親分御大の旧主人だとか、タラハン城の太子様だとか、左守の悴だとか、聞く......端を致しますから安心して下さい』シャ『アハヽヽヽ、到頭、コルトンも山中生活に飽いて......もない。彼の自由に任しておいてやらう。アハヽヽヽ』スバ『お父さま、コルトンは何時も......のだ……と、何時も申しましたよ』シャ『アハヽヽヽ、女の子といふ者は油断のならぬもの......く者が厶いますか。太子様の……』シャ『アハヽヽヽ、蔭裏の豆も時節が来れば花が咲くと......も、深い縁の結ばれた事で厶いませう。タラハン国の窮状を救ふ為、太子様のお伴をして、... | 1190 |
1191 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第20章 曲津の陋呵〔1722〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ... タラハン城内カラピン王の御前に左守右守を初めと......。何か、いい考へはつかないかのう』左守『ハイ、誠に恐れ入つた次第で厶ります。殿中監......が心の底を忌憚なく打明けて呉れよ』右守『ハイ恐れ入りまして厶います。太子様の御出奔......次第で厶います。風前の燈火にも等しきタラハン国の形勢、国家を未倒に救ひ、大廈の崩れ......国民尊敬の中心となり、仮令小なりと雖タラハンの国家を維持して来たものだ。然るに今太......帰城するにしても、彼は余が後をついでタラハン国に君臨する事は好まないだらう。一層の......迷ふにも程があるぞや』と鶴の一声、左守はハツト許りに両手をつき、白髪頭を床にすりつ......せ涙を絞り、述ぶる言葉もきれぎれに、左『ハイ、誠に無作法な狼狽へた様をお目にかけま... | 1191 |
1192 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第21章 針灸思想〔1723〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ハ=10 | ...て上げ、共産主義だとか、人類愛善だとか、ハイカラ的の新思想を吹き込むものだから、あ......させ、殿内を騒がしたぢやないか』アリナ『ハイ、如何にも父上のお言葉の通り、大王様に......たのだ。貴様のやうに、大切な太子に種々のハイカラ的思想を注入し、太子の精神を惑乱し......俺の胤から生れたものだらうなア』アリ『アハヽヽヽ。お父さま好く自分の今迄の行動を顧......無実の罪を着せ、大王の手をかつて左守の妻ハリスタ姫を斬り殺し、なほ飽き足らず左守の......逆無道を罵り、且つ憎んで居りますよ。タラハン国が今日の如く乱れかかつて来たのも皆、......わ。いや寧ろ抱腹絶倒の至りで厶います、アハヽヽヽ』ガン『これや悴、何と云ふ口巾の広......の身体は太子様の杖柱とお頼み遊ばす、タラハン城に無くてはならない国宝ですよ。もしお... | 1192 |
1193 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第22章 憧憬の美〔1724〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 41 件/ハ=41 | ...独語つつ、憂愁に沈んでゐる。そこへ重臣のハルチンは恐る恐る罷り出で、......ハル『太子殿下には相変らせられず、御壮健な......変らせられず、御壮健なる神顔を拝し奉り、ハルチン身に取り恐悦至極に存じます』太『ヤ......取り恐悦至極に存じます』太『ヤア、其方はハルチンか。先日殿内に於て大椿事突発の際、......何か面白い快活な話を聞かしてくれないか』ハル『......ハイ恐れ入り奉ります。微臣は微臣として尽す......さいまする様、御願ひ申上げまする』太『アハヽヽ、沢山な臣下はウヨウヨとして居るが、......ゐるか。忌憚なく余の前に感想を吐露しろ』ハル『ハイ、殿下の御寵臣を彼此れ申上げます... | 1193 |
1194 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ハ=4 | ... 本巻は前巻の後をうけて、印度タラハン王国の太子スダルマンを中心とせる、同国......臣アリナの活躍に依つて、深山の名花はタラハン市の片ほとり、茶の湯の宗匠タルチンが離......、民衆怨嗟の炎は城下の過半を焼尽し、タラハン城下は阿鼻叫喚の地獄道と急変し、太子は......を主たる問題として、滅亡の淵に瀕せしタラハン王国は、階級打破上下無差別、祭政一致の... | 1194 |
1195 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第1章 貞操論〔1725〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ハ=14 | ...より外に聞くものもなき此山奥に、其昔タラハン国の左守の司と仕へたるシャカンナは年老......天から降つて湧いたる如く思ひがけなきタラハン国のスダルマン太子が吾政敵なる左守の悴......活したるが如き心地し、日夜腕を扼してタラハン城の空を眺めて再生活躍の希望を漲らしつ......職掌を退き君側に蟠る奸邪侫人を打払ひタラハン国城下の安寧秩序を保ち、一は王家のため......嘆に堪へず、一層のこと此世の思ひ出にタラハン城へ只一騎乗り込み、君側に蟠まる悪人輩......玉は一つも見当らなかつた。六才の時、タラハン城を後に、此山奥に父の手に育てられ、荒......望の淵に沈んでゐたが、フトした事からタラハン城の太子の君に巡り合ひ、其気高き姿に憧......しやるでせう。そして妾も……』シャ『アツハヽヽヽ、さうだらう さうだらう、やつぱり... | 1195 |
1196 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第2章 恋盗詞〔1726〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ハ=21 | ...治学の研究や、新思想の探究に没頭し、タラハン国上下の現状を痛歎の余り心身疲労し、さ......の涙を心中深く湛え乍ら、アリナと共にタラハン城内へ帰つて来た。 女と云ふものに対し......とは知らず、盛んにメートルをあげて居る。ハンナ『オイ君、此間天帝の化身とか云ふ山子......、恋愛の、神聖のとは臍茶の至りだ。オイ、ハンナ、そんな......ハンナリせぬ腰抜論は聴きたくないから、俺の......う言つて呉れな。気分が悪くなるからのう』ハ『ヘン、泥坊だつて恋愛論が出来ない理由は......る攻撃を試みる心算だが、得心だらうねー』ハ『面白い、僕の恋愛論に口を入れる余地があ......にする奴は、僕は人間の屑だと思つて居る』ハ『オイ、タンヤ、君は無味乾燥な心理を持つ... | 1196 |
1197 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第3章 山出女〔1727〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 18 件/ハ=18 | ...の最も深く馬鹿の奥に潜伏してゐる時だ。 ハンナ、タンヤの両人は又馬鹿者の選に洩れな......からない、捨場所のない真馬鹿者である。 ハンナ、タンヤの二人は、左守の悴アリナが追......姫と共に少し遅い乍らも朝飯を食つてゐた。ハンナ『ヘー、親方、御免なさいませ。久しう......もので厶います、アンアンアン』シャ『ワツハヽヽヽ、汝等も小難しい厄介な爺がをらなく......に、足を洗つて正業に就いたが可からう』 ハンナは頭をかき乍ら、......ハ『エー、親分とも覚えぬお言葉、それ程私に......思はず、云はれもせぬワ。なア親方、どうぞハンナや私の心を信じて下さい』シャ『ウン、......変な邪魔者だらう。御迷惑察し入るよ、アツハヽヽヽ』ハ『そら親方、御無理ぢや厶いませ... | 1197 |
1198 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第4章 茶湯の艶〔1728〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ハ=5 | ... タラハン市の町外れ、裏は薄濁つた可なり広い溝が......せぬから、あらましの事を申上げます』ス『ハイ、何から何までお世話になりまして有難う......みますから、つけとめておいて下さい』ス『ハイ、いろいろと高遠な御教訓を頂きまして有......、蓋置の次第をもボツボツ教へませう』ス『ハイ、有難う、どうかよろしう願ひます』 か......ぬものはない。況してや坊ちやま育ちのタラハン城の太子、青春の血にもゆる好男子が花も... | 1198 |
1199 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第5章 変装太子〔1729〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ハ=11 | ... タラハン城太子殿の奥の間には、スダルマン太子と......御境遇察し奉ります。併し乍ら、殿下はタラハン国の君主たるべく使命をもつて、天よりお......なりますと化狐の尻尾が見えますから』太『ハヽヽヽヽ。化狐か化狸か知らぬが、お前の顔......』太『何から何迄抜け目のない男だな、アツハヽヽヽヽ』ア『私も亦女と云ふものの肌は存......うなア』太『趣味津々どころか天も地もタラハン城は云ふも更なり、自分の命迄どこかへ吸......られては此アリナもやり切れませぬわ、アツハヽヽヽヽ』太『夫だと云つて「どんな塩梅だ......うして此門をお潜り遊ばしますか』太『アツハヽヽヽ、そんな心配はして呉れな。今日も早......簡易生活でも送つて見たいものだなア、アツハヽヽヽ。オイ、アリナ、後を頼むよ』と云ふ... | 1199 |
1200 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第6章 信夫恋〔1730〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ハ=6 | ...私かに忍んで参りました』 此奥女中はタラハン城市の豪商の娘で、行儀見習ひとして、殿......も大王様の御前で素破抜きますよ』ア『アツハヽヽ、たうとう尻尾をつかまれたか、エー仕......を、其方も叶へてくれるであらうなア』シ『ハイ、殿下の思召、何しに反きは致しませう。......に、貴方はどこ迄も太子となりすまし、タラハン国の王者となり、そして妾を王妃にお選び......恋愛のみに魂を奪はれませうか。現在のタラハン国を根本的に救済せむとする大人物はなき......ヂヤンヂヤンヂヤンヂヤンと警鐘乱打の声。ハツと驚き窓を開いて見れば、左守の館の方面... | 1200 |