番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1301 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第5章 独許貧〔1661〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 18 件/ツ=18 | ...、ヒソビソ話に耽つて居る。エム『オイ、タツ、お前もいい加減に、トランスを止めたらど......いい加減に、トランスを止めたらどうだ』タツ『ヘン、そりや何を云ふのだ。貴様だつてト......くれ。決して悪い事は云はぬのだからな』タツ『ウン、さう聞けばさうだな。俺だつて泥棒......と云ふが、どんな商売して失敗したのか』タツ『ウン、マア一つ聞いて呉れ。俺は凡て若い......ゐるのだ。それがために親譲りの財産を、スツカリすつて了つたのだ』エム『どんな物を発......のだ』エム『どんな物を発明したのだい』タツ『エー、ワ......ツトが鉄瓶の湯気を見て蒸汽を発明したり、ニ......になるな。それからどうしたと云ふのだ』タツ『それからお前、百日百夜、首をひねつて考... | 1301 |
1302 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第6章 噴火口〔1662〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ツ=15 | ...人と なり下りたる身の因果 ウントコドツコイ ハアハアハア 御大将は比丘となり ......げて行く 後に残つた雑兵は ウントコドツコイきつい阪 目腐れ金を頂いて 月の都......られ 僅に命を保ちつつ 風が吹いてもビツクビク 山が鳴つても胸躍り ドキドキド......つ 今日が日迄も暮れて来た ウントコドツコイ ド......ツコイシヨ 折角人と生れ来て 人の懐あて......ずして悪党の 仲間で今日迄暮れて来た ツクヅク此世が嫌になり 罪亡ぼしに虎熊の ......よいよ村肝の 心の底より改めて 悪をフツ......ツリ思ひ切り これから難行苦行して 一つ... | 1302 |
1303 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第1篇 盗風賊雨 | 第7章 反鱗〔1663〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ツ=5 | ...した。此御恩は決して忘れませぬ』 エムはツカ......ツカと傍により、顔をつくづく眺めて、エム『......らしく白状しなさい』伊太『オイ、エム、タツの両人、此奴は泥棒に間違ひないなア』エム......うぞ永当々々御贔屓の程をお願ひ申ます』タツ『充分勉強をいたしまして、他店とはお安く......、堂々と先陣を仕りませう。さア、エム、タツの両人、宣伝使のお後から従いて来い』伊太... | 1303 |
1304 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第8章 異心泥信〔1664〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ツ=16 | ...し合つてゐる。ベル『オイ、俺達も何だかチツと許り不安な気分になつたぢやないか。身の......相な顔をして起直り、拳を握つて上の方へグツと突出し、「あゝあ」と大欠伸を無雑作にし......とり、元の○○へ逆転しよつたと思へば、ヤツパリ夢だつたワイ。アハヽヽヽヽ。どうも人......と云ふ副守が残つてゐると見えて、こんな怪ツ体な夢を見たのだなア』カークス『モシ治道......いな。険呑で堪りませぬから……』ヤク『ハツハヽヽヽ、お前達の命は旦夕に迫つてゐるの......中から、力一杯苛められたがよからうぞ。オツホヽヽヽ。汝は此中でも一番悪党だからのう......うぞ親分にさう言つて下さい』カークス『ハツハヽヽ、本当に此奴ア悪い奴だ。猫の目程ク......態ぢや厶いませぬワ』治道『ハヽヽ、あの洒ツ面では女にはもてまい。困つた奴だなア。そ... | 1304 |
1305 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第9章 劇流〔1665〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...あるのだらう。マア心配するな。お前等はユツクリ計画するがよい。俺はそこらを廻つて来......い。俺はそこらを廻つて来るから、その間トツクリ相談しとくがいいわ』と云ひすて、見廻......堪りませぬな』治道『そこが芝居だよ。キヤツキヤ......ツと泣きさへすれば宜いのだ。本当に突いたり......なりだ。然し乍ら二人の姫が懐剣を以て、グツと、突くによつて、その時は痛さうな声を出......悟を定め懐剣抜くより早く、左手の脇腹へグツとつき立て……「アー、由良之助に会はぬの......上……ヤ待ち兼ねたぞや。近う近う……」ハツハヽヽヽヽ』治道『オイ、そこは、近う近う......然し、芝居になつちや敵に悟られるから、ヤツパリ治道居士でなくちやいかぬぞ』バット『... | 1305 |
1306 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第10章 赤酒の声〔1666〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...と記してあつた。両人は各同じ手紙を見てニツコと笑ひ、早救はれる時の来た事を喜んだ。......つてゐよ。ヤア俺も之から髯でも剃つて、チツとめかさうかい。花嫁さまに対しても、あま......云ふにヤ及ばぬ。既に成功したも同然だ。イツヒヽヽヽ、お前も羨りいだらうが、マア暫ら......親分となつて 数多の乾児を使役する ヤツパリ身魂は争はれない 一中隊の兵卒を ......乍ら 小股にはさんだ三味線を ピンピンツン......ツン引き立てて 糸がきれる程抱きしめて ......のセールはグタグタになつてゐる。ヤクはソツと此場を立出で治道居士の牢獄の前へと急い......にせよ』エール『心配するな。策戦計画はスツカリ整ふてゐるのだ』治道『ヤ、両人御苦労... | 1306 |
1307 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第11章 大笑裡〔1667〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...ヷーダの夫伊太彦なるもの、横合より槍のキツ先を扱きながら攻め来る、シヤー猪口才なと......ス姫の腕の冴え、食つて見よー』 『キヤアツ』と云つた切りバタバタバタと音をさせ、一......やれ』 ハイと答へてエールは忽ち戸口をパツと開いた。三人はニコニコしながら入口の窓... | 1307 |
1308 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第2篇 地異転変 | 第12章 天恵〔1668〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...結構なお役だと、私は羨んでゐましたが、ヤツパリ貴師でもさうで厶いましたかなア。さう... | 1308 |
1309 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第13章 隔世談〔1669〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ツ=14 | ...や忽ちに 厳の神徳現はれて ハールはムツクと起き上り 救命謝恩の宣言に 喜び勇......恩の宣言に 喜び勇む折もあれ エムとタツとの両人は 伊太彦司に打向ひ ハールの...... ドンドンドンと隧道を ハール、エム、タツに案内させ 牢獄の前に来て見れば 豈計......だ。田舎の村ではあるけれど、それでも、ザツと五十軒ばかりの戸主から選まれて村会議員......んてまだ聞き初めだ。戸別巡礼をやつて、ヤツとの事で村会議員になつたのだらう』丁『何......か』乙『矢釜しう云ふない。帰り度い奴はトツトと帰れ。そして親分が二人のナイスをおい......て貰へ。それが貴様の性に合うてるわい。ウツフヽヽヽ。これ丈沢山の酒や肴を盗つて来乍......許り告げた奴だ。サア三人の兄弟、此奴をヤツつけて了へ』 ここに四人は甲一人を取りま... | 1309 |
1310 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第15章 饅頭塚〔1671〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...一部が通つて居るのである。俄に穴の中がパツと暗くなつたと思へば、何とも云へぬ腥臭い... | 1310 |
1311 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第16章 泥足坊〔1672〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ツ=14 | ...かつたのだ。あんな奴に出会ふと泥さまもサツパリ駄目だのう』乙『うん、彼奴ア何でもデ......するやうな大道者だ。俺達の大道路妨とはチツとは選を異にしてゐるが、然し乍ら今通つた......らう。大きいと云つても八尺位のものだ。キツト彼れは軍人上りの比丘に違ひないわ。疑心......思つてるから、そんな幻映を生じたのだ。チツとしつかりせぬと此商売は駄目だぞ』乙『成......中が比丘々々しよつた。ハルセイ峠の二度ビツクリと云つて、如何に聖人君子の泥棒さまで......の泥棒さまでも、此峠丈けは一度や二度はビツクリする事はあると、昔から定評があるのだ......使が「胴を据ゑ、腹帯をしめて居らぬと、ビツクリ箱が開くぞよ、今にビ......ツクリして目まひが来るぞよ。フン延びる人民... | 1311 |
1312 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第3篇 虎熊惨状 | 第17章 山颪〔1673〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...ナヽヽヽ何だ。月の国へ行く? ヘン、小女ツちよの態をして、只一人、そんな処へ無事行......天下晴れてのデーダラボッチ……ウント ドツコイ、大道路妨様だぞ』 折から中秋の月は......下界を照らし給ふと共に、珍妙な甲の顔はパツと姫の前に展開した。 ブラヷーダは可笑し...... ブラヷーダは可笑しさに堪へきれず、『プツフヽヽヽ』と吹き出した。甲『オイ、小女......ツちよ、何が可笑しいのだい』 ブラヷーダは......とは何事だ。此方は泥棒様の親分だ。綺麗サツパリと持物一切を投出し真裸となれ。四の五......……貴様は腰抜けだ。さア之から俺が一つ取ツ詰めてやらう。俺の遣り口を貴様見てゐるの......云ふより早く鉄拳を固めて、女の横面をポカツと殴りつけようとした。ブラヷーダは手早く... | 1312 |
1313 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第19章 谿の途〔1675〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...住家で厶います』三千『成程黄昏の事とてハツキリは分りませぬが、余程大家と見えますな... | 1313 |
1314 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第20章 熊鷹〔1676〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...、スマナー姫の二人は、黄昏の暗を幸ひ、ソツト家路に帰り、裏口から考へてゐた。テーラ......今日お前達に来て貰うたのは、一杯祝……オツトド......ツコイ、祝所か家内中全滅したのだから、亡き......九厘で化が現はれるからのう』テーラ『アハツハ、それだから汝お目出度いといふのだ。今......世の中は紳士紳商官吏の天下だぞ。俺達もヤツパリ官吏の下を働いてる者だ。人民のクセに......は風前の燈火だ。テモさても憐な者だ哩。アツハ......ツハ』ターク『オイ青年隊、此奴ア、うつかり... | 1314 |
1315 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第21章 仙聖郷〔1677〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...神力に圧倒され、五体俄に戦慄し、其場にドツと尻餅をつき、口許りポカンとあけて、慄う......は大慈大悲にまします故、改心さへすればキツとお許し下さるだらう。併し此三千彦は人を... | 1315 |
1316 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第4篇 神仙魔境 | 第23章 義侠〔1679〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...は二三年前から考へて居たが、そんな事をウツカリ相談する訳にも行かず、一人の泥棒も心......たテーラであつた。テーラは丸い目をギヨロツと剥き出し、肩を聳やかし乍ら、口汚く、テ......とに驚く哥兄ぢやないぞ。グヅグヅ吐すと片ツ端から笠の台を張り飛ばしてやらうか』と云......れた大の男、矢庭に後からテーラの首筋をグツと握り、雷のやうな声にて、男『これや、又......、テーラ『ハイ、マヽ誠に済みませぬ。チヨツ、チヨ......ツ、チヨ......ツと酒に喰ひ酔つたものだから脱線を致しまし... | 1316 |
1317 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第24章 危母玉〔1680〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...だから、一つ元気を出して宣伝歌を謡ひ、ボツボ......ツ歩む事にせうか』真純『左様なれば行けるか......ると、三千彦や伊太彦が所持してる玉も、ヤツパリ私と同様で厶いますかな』初稚『伊太彦... | 1317 |
1318 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第25章 道歌〔1681〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...をたたへてゐる。玉国別は思はず知らず、ハツと頭を下げ道の傍に身を転じ、揉手をしなが......。俺だつて気がもめるのと嬉しいのとで、チツと許りは脱線するかも知れないからな』真純......申せば先生の御人格に関しますから、貴方ユツクリお考へ下さいませ。又「人から気をつけ......漸く聖地の空を見たのですから、やれやれユツクリ一服をさして貰つて嬉しく楽しく参拝を......欠点を考へもつて歩きますから、姫様何卒ユツクリ歩いて下さいませ。さう急いでお歩き下......渡り、川岸に着くや日出別命は初稚姫の側にツと寄り添ひ、固き握手を交換した。次いで玉... | 1318 |
1319 | 霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 | 第5篇 讃歌応山 | 第26章 七福神〔1682〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...に賑はしう治めて、三に栄えの基となり、四ツ世の中悦んで、五......ツいつも機嫌よく、六......ツ無病息災で、七......ツ難事もないやうに、八......ツ屋敷を開ひて、九......ツ花の倉を建て、十分満ればこぼるるぞ。コレ......付払つて厶るが、こんな芽出度い時には、チツと笑つて見せても可いぢやないか』寿老『イ......と腹とで乗合船の居所を狭めて居る癖に、チツと位遠慮召さつても可いだらう』布袋『アヽ... | 1319 |
1320 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第1章 暁の空〔1683〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 18 件/ツ=18 | ...も無く、時々怪獣の逃出す音に驚かされ、やツと此処で人家を見つけ、休息しようとすれば......出し、胸中聊か不穏になつて来ました。ヒヨツとしたら、此家の中にはバラモンの頭株が潜......は屋根の棟を見ても活々してゐる。ここはキツト空家だよ』梅公『馬鹿云ふな、何程不景気......斜交ひに貼ることだ。それのしてない所はキツと人がゐるのだ。兎も角戸を叩いてやらうか......と云ひ乍ら、ドンドンドンと拳を固めて、メツタ矢鱈に、戸の破れる程叩きつけた。幾ら打......老婆が一人横たはつてゐる。梅公『先生、ヤツパリ空家ではありませぬワ。可哀相にこんな......たのだ』と言ひ乍ら、短刀を取出し縄目をプツと切つて、梅公『サアサアお婆さま、安心な......にあてた。老婆は飢え渇いた餓鬼の如く、クツクツと喉を鳴らし、瞬く間に水筒を空にして... | 1320 |
1321 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第2章 祖先の恵〔1684〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...だな。之が所謂風国強塀と云ふのだらう、アツハヽヽヽ』照公『バラモン風と云ふのは、ど......の女房なり、村中の綺麗な娘と見れば全部掻ツ攫へて参りました。それのみならず、之から......来り、金品を徴発し、女房娘の嫌ひなく皆掻ツ攫へて参りますので、吾々人民は一日も枕を......。お前に信仰と熱心と勇気とさへあらば、キツト此目的は達し得られるだらうよ』タクソン......活は楽ぢやありませぬ』梅公『さうかな、ヤツパリ天然に生える果物でも世話が要るものか......ない筈だ。此棗に限つて先祖の恩恵とは、チツト受け取れぬぢやないか』サンヨ『此棗を植......イ、エルソン君、それだけの熱心があればキツト成功するよ。実の所は俺がお婆さまの委託......ものなり、模範青年と云はれて居るから、キツト娘も喜ぶでせう。此事については私は何も... | 1321 |
1322 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第3章 酒浮気〔1685〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...の頭を首も飛べよと擲りつけた。バンコはアツと叫んで其場に倒れた。 かかる所へジャン......行動となつたのだ、アハヽヽ』セール『チエツ、酒呑と云ふものは仕方のないものぢやなア......てアンコは怪しき笑ひを泛べ、アンコ『チヨツ、エヽ反古の小撚で造つた羅漢のやうな面曝......を無にすると云ふ事があるか。先づ一ぱいグツと飲下して而して後に君の使命をジャンクの......悴サンダーさまが当家のお嬢様スガコ様にゾツコン、ラブして厶つた所、お前も知つての通......使はお断りだ。宣伝使なんかに用はない。トツトと帰つて下さい。当家は心配事が出来て上......な歌を歌つて来る乞食の潜る門ぢやない。トツトと帰んで貰ひませうかい』梅公『主の神は......、開けてやらう』と呟き乍ら、閂を外し、パツと門を開いた。タクソン『ヤア御苦労、いつ... | 1322 |
1323 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第4章 里庄の悩〔1686〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...嘸お力おとしをなさるだらうと思召され、ソツと人知れず捜索を始められ、御子息のサンダ......厶いませぬ。先づ心を落つけなさいませ。きツと神様が御助け下さるでせう』ジャンク『ヤ......ンカ『お嬢様の事は御心配下さいますな。キツト神様がお救ひ下さるでせう。又私も神様の... | 1323 |
1324 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第5章 愁雲退散〔1687〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ツ=4 | ...と駒に跨り、紅の手綱ゆたかに、蹄の音もカツカ......ツカ......ツと隣村さして進み行く。 ジャンクは照国別......ために尽さむとぞ思ふ』 漸くにしてコケコツコーとテイハ(鷄)の声、四隣より聞え来る... | 1324 |
1325 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第1篇 月の高原 | 第6章 神軍義兵〔1688〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...サア御苦労乍ら出陣致しませう』梅公『チヨツ、曲津神の奴、偉い事をしやがつたな。こい... | 1325 |
1326 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第7章 女白浪〔1689〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 23 件/ツ=23 | ...百万の後楯を得た如うだ。あゝ愉快々々、オツホヽヽヽ』と肩をゆすつて笑ふ。玄真『成程......なるだらう。テもさても愉快な事だわい、アツハヽヽヽ』ヨリコ『夫に連添ふ女房ぢや厶い......て寝て、寝首をかかれなかつた事だワイ、アツハヽヽヽ』シーゴー『ウ......ツフヽヽヽヽヽ、ますます面白くなつて来た。......夫に蛇の女房……とは能く言つたものだ、エツヘヽヽヽ』ヨリコ『もし親方様、珍らし相に......玄真坊様は幾分か偽善と悪辣との手腕が、チツと許り優つてゐるやうに思つたので自分の意......もあらうと、今迄辛抱してゐたのですよ、オツホヽヽヽ。玄真様、誠に済みませぬが、決し......慰安者でしたよ、小なる救世主でしたよ。ホツホヽヽヽ』玄真『チエツー、馬鹿にしてゐる... | 1326 |
1327 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第8章 神乎魔乎〔1690〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...、不満足乍らも……普通の男子に比ぶればチツトは男らしい処もある、盈つれば虧くる世の......も感心しただらうのう』玄真『イヤ、もうズツト感心した。それでは一つ大芝居にとりかか......厶いますか。それを聞かして頂かないと、ネツカラ励みがつきませぬがな。そして競争心が... | 1327 |
1328 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第9章 谷底の宴〔1691〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ツ=14 | ...た。パンク『オイ、皆の奴、お前達やア ブツブ......ツと不平を漏らして居たが、女帝さまだつて親......てお礼を申しておく』パンク『ヨシヨシ、キツト伝へて置かう、女帝様もお前達の機嫌の好......た。酒がなければ悄気返り、青い顔をしてブツブ......ツ不平を漏らし、酒に飲ひ酔ひ腹が充つれば又......行動を共にするのは、本当に情ないわ。チヨツ嫌になつて了ふ』乙『ナヽヽ何だ、何が卑し......て、頭から細い細い糸の様な物を水面にニユツと泛かべ、其先に花とも虫とも分らぬやうな......家があると思つて悠々と這入つて来る奴をソツと舌を出してグイグイと腹の中へ引つ張り込... | 1328 |
1329 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第10章 八百長劇〔1692〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ツ=12 | ...参つたのですから、誰がかつさらへても、ヤツパリ私の凡ての画策宜しきを得た結果で厶い......娘として暮して来た奴だが、最早汝の運命もツキの国だ。サア之から因果腰を定めて、此方......厭と吐さば、此方が刀の錆、性念をすゑてシツカリ返答を致すが可からうぞ』女『お前さま......の御冥罰が怖ろしくはありませぬか』甲『アツハヽヽヽ、大自在天がこはくつて、こんな商......つて何をいふのだ。さがりおらう!』甲『アツハヽヽヽ、チヨ......ツクとやりよるワイ。流石は里庄の娘丈あつて......乙『ショールさま、エ、邪魔臭い、こんな尼ツチヨに相手になつてたら、日が暮れますよ。......働き居る、こわつぱの企みと見えたり。待てツ、今に神譴を加へくれむ、そこ動くなツ』と... | 1329 |
1330 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第2篇 容怪変化 | 第11章 亞魔の河〔1693〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 17 件/ツ=17 | ...る所へ、玄真坊は鍵を以て錠をねぢあけ、ソツと入来り、玄真『スガコ殿、どうも忙しいこ......げな笑を湛へ、川瀬の乱杭のやうな歯をニユツと出して、スガコの頬にキッスをしようとす......工のやうな白い美しい手で、玄真坊の額をグツと押した。玄真『ア......ツハヽヽヽ、怖いか、可笑しいか、恥かしいか......坐世』玄真『アハヽヽヽ、流石は少女だ、ヤツパリ恥しいのだな。初の間は三番叟でも後に......なるものだ。あゝイヤイヤイヤ、オーハ、カツタカタ、遂には、カ......ツタカタと埒のあくもんだて、結局男子の方が......と埒のあくもんだて、結局男子の方が恋にカツタカツタだ、アハヽヽヽ』 スガコは忌々し... | 1330 |
1331 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第12章 恋の暗路〔1694〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ツ=10 | ...れ、又出入の者からも勧められてゐたが、チツトも気が向かなかつた。然るに今目のあたり......を得たる如き心地して、その日の夕暮よりソツと吾家を抜け出でオーラ山の大杉の星の光を......て夢か現か将又天女の降臨か。魔か女かとアツケにとられ、少時佇んでゐた。 ショールは......岩窟に引張込まうぢやないか。さうすりやキツト御褒美に、又甘い酒でもふれまつて貰うと......くだ。全く御免を蒙り度いわい。彼奴ア、キツト化衆だ。此世の中にあんな美人があらう筈......』とがやがや立ち騒ぐ。此声にサンダーはフツト目を覚まし、四辺を見れば森の烏はカアカ......ールは此の声にやつと安心し、ショール『ヤツパリ人間だ』と小声に囁き乍ら、ショール『......玉を頂いては睾丸が縮み上ります。此道をスツト一直線に三十町許りお上りになれば、そこ... | 1331 |
1332 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第13章 恋の懸嘴〔1695〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ツ=5 | ...明けました。踏も習はぬ孱弱き女の足並、グツタリと疲れ果て、進退谷まつて路傍の石の上......せ些しは驚いたが、元来の曲者、轟く胸をグツと押へ素知らぬ顔して、玄真『アヽお前の妹......の可笑しさに、吹き出す許り思はれるのをグツと耐へ、素知らぬ顔をして笑を含み乍ら、サ......いで、身体を前に乗りだしサンダーの手をグツと握つて二つ三つ揺すり、玄真『これこれお......だつて又妾に勝る美人が見つかつた時は、キツト又さう仰有るでせう。そんなことを思うと... | 1332 |
1333 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第14章 相生松風〔1696〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...人は玄真坊の要求を何とか彼とか云つて、ハツキリと承諾せぬので、玄真坊も稍自暴自棄気......たのだ』スガコ『ハイ、師の君様の魔心をスツカリ悟らして貰ひました』玄真『アハヽヽヽ... | 1333 |
1334 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第3篇 異燭獣虚 | 第15章 喰ひ違ひ〔1697〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ツ=10 | ...女帝のお側へ行つてお休み下さい。拙者はキツトあとからお伺ひ致すで厶らう』シーゴー『......訳にも行かず、思ひ切つて、玄真『成程、チツト許り渋皮のむけた美人が先日参りました』......た次第、如才のない貴僧の事であるから、キツト大切にして置いて下さつたでせう。貴下の......人を永らく食料攻めにして苦めおき、今日ヤツト両人が香ばしい言葉を出したので恋の願望......に追はれて泣きそこねたやうな面をして、ブツブ......ツと口の奥にて小言を云ひ乍ら、匆々に膳部を......やうになつちや恋の目的は達成しない。チヨツ、偉いジレンマにかかつたものだわい。アー......事が出来るであらう。流石はシーゴー殿、ヤツパリ猪食た犬は猪食た犬だ。それでこそ三千... | 1334 |
1335 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第16章 恋の夢路〔1698〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...し 人妻娘の分ちなく 魔手を延ばして掻ツ攫ひ 深山の奥へと忍び行く 此国民は戦......もなし、唯駒の鼻呼吸、蹄の音のみ砂地の草ツ原を駆け行く音が柔かにポカポカと聞ゆるの... | 1335 |
1336 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第17章 縁馬の別〔1699〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...き亘る高原を、オーラ山を目当となして、カツカ......ツと進み行く。花香『モシ梅公様、貴郎は鎮魂......花香さま、確り掴まへて下さいよ。之からチツと飛ばしますから』花香『幾らなつと、お飛......る程抱き締めた。梅公『あ、痛い痛い、モチツとお手柔かに願ひます。息が切れますよ。思......ヽ、之で貴女も御安心の態と見えますな。チツと計り妬いてゐましたね。オーラ山に居られ......ラ山へ目はつけないのですからな。之からボツボ......ツ参れば丁度酉の刻には麓迄は着けるでせう。......ら、畏まつて承はりませう』花香『貴郎はキツと笑ふ積りでせう。甘い事云つて予防線を張... | 1336 |
1337 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第18章 魔神の囁〔1700〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ツ=21 | ...は厶いますまいね』 玄真坊は驚いて、「ウツカリと秘密を喋つて了つた。こりや大変だ。......と冷汗を流し乍ら、ワザと高笑ひ、玄真『アツハヽヽヽ、嘘だ嘘だ、一寸お前の肝玉を調べ......難爵を貰つて威張つて居るが、あれでも、ヤツパリ贋札を拵へたり、今でも外国紙幣を盛に......の大頭目だつたが俺の感化によつて、今はスツクリ悔い改め、天王の社の神司となつて仕へ......ねの御教訓、有難う厶います。お蔭様で、根ツから、葉......ツから、よく分りました。ホヽヽヽヽ』玄真『......。ホヽヽヽヽ』玄真『これこれサンダー、根ツから、葉......ツからよく分つた……とは、怪体な言ひ分ぢや... | 1337 |
1338 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第19章 女の度胸〔1701〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...逆無道の企てを致す汝シーゴー、玄真坊、よツく聞け。此方は、オーラ山脈一体を昔より住......三千の部下を天空高く捲き上げ、其身体を木ツ端微塵に打ち砕き、懲して呉れむ』 次に女......『ハイ、どうも恐れ入りまして厶います。キツト心得ますから、私を初め部下の命だけはお......語つた。ヨリコ姫は一伍一什を聞き取り、ニツコと笑ひ乍ら、ヨリコ『あれ程沢山油がさし......つて調べて見ませう』と落付き払つた風でボツボ......ツと着衣を整理し、悠然としてシーゴーの後か......や。その方は三五教の宣伝使の供をいたす木ツ端武者だらう』 此落付き払つたヨリコの声......つたのだ。何うだ、斯く事のばれたる上はスツカリ改心を致すか、是でもまだ継続して悪事... | 1338 |
1339 | 霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻 | 第4篇 恋連愛曖 | 第20章 真鬼姉妹〔1702〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 13 件/ツ=13 | ...来たのを見て、サンダーは思はず知らず『アツ』と叫んだ。女も亦サンダーやスガコの面を......ガコさまとやら、必ず心配なされますな。キツと私が救ひ出して上げますよ』スガコ『ハイ......があるやうに思へてなりませぬ。暗がりでハツキリ分りませぬが、身体の格好といひ声とい......あゝ惟神々々 叶はぬからあけてくれ アツハヽヽヽヽ オ......ツホヽヽヽ』と魔神の岩窟に閉ぢ込められたの......知らず面に笑つてゐる。 玄真坊は戸口にソツと耳を当て、様子を考へてゐたが……、『梅......の対面が事実になつたならば、其時は俺もサツパリ、ワヤ苦茶だ。忠義を尽すは今の時だ。......ませ。私もヨリコ女帝様の御厄介になつてるツマらぬ男ですから、どうか、末永く可愛がつ... | 1339 |
1340 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第2章 思想の波〔1704〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 10 件/ツ=10 | ...嬶、それも綺麗な女房や娘はバラモン軍が掻ツさらへて行つた後だから、後に残された人間......、痩馬に跨り、オーラ山の間道を通つて、ヤツトの事で此船に間にあつたのです』甲『ア、......早く死に、二人の妹は今度のバラモン軍に掻ツさらはれて了つたのです。何とかして大足別......探し度いと思つて跛乍らも痩馬に跨がり、ヤツトここ迄出て来た次第です。本当に世の中は......あらうと信仰そのものが生きて居る限り、キツト其誠は天に通じ御利益のあるものと存じま......投じないだらうと曲学阿世の徒が、極力アセツた結果だらうと思ひますわ』丙『御説の通り......乍ら、大真人の説を応用してゐるのだから、ツマリ渇仰憧憬してゐるのぢやありませぬか。......せぬ。天下に誤解される程の神の教ならばキツト好いに違ひありませぬ。盲千人の世の中、... | 1340 |
1341 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第3章 美人の腕〔1705〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...戦いて船底に潜むもの、或は悲鳴を上げてデツキの上を右往左往するもの、声さへも打ち立......に今や投げ込まむとする一刹那、船底よりヌツと表はれて来た名人の画伯が描いたやうな天......喧々囂々と囁き合ふのみであつた。梅公はウツラウ......ツラ睡りつつありしが、人々の囁く声にフ......ツと目を醒まし、何事ならむと耳を澄まして聞......れた。浪静かなる風裏の島影に船を浮べてホツと一息する間もなく、忽ち満天拭ふが如く晴... | 1341 |
1342 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第1篇 美山梅光 | 第4章 笑の座〔1706〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...うでせう』乙『イヤそりや面白いでせう。チツト許り、言論機関たる天の瓊矛を運用させて......所へは他の連中が嬉しさうに雅号のついたレツテルをぶらさげて行きよるものだから、私も......けを取るやうな気分がするので、嫌々乍らレツテルをはつて行くのですよ。アハヽヽヽヽ』......を永続することは不可能でせう。外交はカラツキシなつてゐないし、強国の鼻息を伺ふこと......只ならざる人情、教育の力も宗教の力も、サツパリ零です。否宗教は益々悪人を養成し、経......表面納言などと、こけ威しの看板を掲げ、レツテルを吊らくつて人民の膏血を絞り、賄賂を......怯未練な小泥棒だ、到底俺の敵ではない。ヤツパリ俺は偉いワイ、三五教の梅公さまの威徳......覚だつた。今の話で聞くと、宗教家だつてヤツパリ一種の泥棒だ。世の中に顔だとか、恥だ... | 1342 |
1343 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第6章 浮島の怪猫〔1708〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ツ=5 | ...は燈明台として尊重されたものです。あのスツクと雲を抜出た山容の具合といひ、全山岩を......積を占領して、何一つ芸能のない岩山ではサツパリ話になりますまい。それも昔の様に暗夜......。風波が悪くつて、もしも船があの岩島にブツかからうものなら、それこそ寂滅為楽、再び......まい。岩山の頂上に限つて動き出すのは、ヤツパリ船の動揺の作用でもなければ、変視幻視......れば、変視幻視の作用でもありますまい。キツと之は何かの前兆でせうよ』乙『そう承はれ... | 1343 |
1344 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第7章 武力鞘〔1709〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...の腕は丸で鉄のやうだ。何程強い男でも、グツと一つ握るが最後、息がつまり胸がつかへ、......の船室で安楽な夢を見てゐたものだから、チツとも知らなかつたよ。腕がなつて、血が湧い......のも淋しいものだ。何とかして強い相手にブツつかりたいものだが、タカが海賊の親分位で......をうけてるのだ。余り沢山な弟子だから、スツカリ、顔も名も覚えてゐないが、月の国七千......、誰だつて信用するこた出来やしないワ、アツハヽヽヽ』ドラ『コレコレ、バラックさま、......見上げたものだ。今日の世の中は口と心がスツカリ反対になつて居る者許りだから、せめて......るのが助かつて、お前も仕合せだつたよ、アツハヽヽヽ』と傍若無人に笑ふ。 かく話す折... | 1344 |
1345 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第8章 糸の縺れ〔1710〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ツ=4 | ...あつた。シーゴーは大喝一声、『オイ、コラツ。貴様はコーズぢやないか。此船に俺が居る......居る限り掠奪は許さないぞ。サア掠奪品をスツカリとお客人に返戻してお断りを申せ』 此......も序に剥いてやるから覚悟をせい』シー『アツハヽヽヽ、猪口才千万な。それ程剥きたけれ......、お前の為にはならないぞ。性念を据ゑてキツパリと返答をしろ』ダリヤ『ハイ、何と仰せ... | 1345 |
1346 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第9章 ダリヤの香〔1711〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 19 件/ツ=19 | ...詠んで、死期の至るを待つてゐた。そこへコツコ......ツと忍び足に錠前をねぢあけて這入つて来たの......て睦じう暮したら何うだい。何程此顔はヒヨツトコでも、メ......ツカチでも、云ふにいはれぬ味が、どつかには......間だと思つてゐるのかい』コー『オイ、あまツちよ。失敬な事をいふな。今首のとぶ分際で......お為にならないぞ。此鉄棒が一つ、お前の横ツ面へお見舞申すが最後、キヤ......ツと一声此世の別れだ。好きでもない冥土へ死......んな馬鹿な考へをすてて、俺の言ふ通り、そツと此処を脱け出さうぢやないか。そして、俺... | 1346 |
1347 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第2篇 春湖波紋 | 第10章 スガの長者〔1712〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...す。貴方も此港へお着きになつたならば、キツト私の宅をお訪ね下さいませ。私は本当の兄......が、俺が泥棒が入つたといふ声を聞いて、ビツクリ目をさまし、梟のよな目をさらし、泥棒......ふ算段だ。案の定、帰つて来ると、泥棒がグツスリ仕事をして帰つて了つた跡だつた。本当......何奴も此奴も社会の落伍者斗りだからな。チツト斗り気骨のある者なら、誰がそんなつまら......食はむが悲しさに奉職してゐるのだから、チツタ、大目に見てやらねばなろまいよ』カル『......、私もお前達の帰つたのを見て、俄に体がガツカリと草労て来たやうだ。皆さまに失礼だけ... | 1347 |
1348 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第11章 暗狐苦〔1713〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...は、もはや写生の種もつきて了つたから』とツヒにない外出の意を、ほのめかしたので、ア... | 1348 |
1349 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第13章 山中の火光〔1715〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...の向ふ儘ドンドンと進み行く。日は西山にズツポリと沈んで、ソロソロ暗の帳が下りて来た......う』と云ひ乍ら携へ来りし杖を真直に立てパツと手を放した。杖はアリナが立つて居る左の......けども山又山の方角も分らばこそ、其日もズツポリと暮れて仕舞つた。主従二人は木の葉を... | 1349 |
1350 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第14章 獣念気〔1716〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ツ=21 | ...からお前の組は働きが足らぬぢやないか。チツと確りしてくれないと、折角蓄へた軍需品迄......しますので、思はしい仕事が出来ませず、チツと物のあり相な家は皆バラモン軍にしてやら......ば天帝の化身とでも名づけておかうかい、アツハヽヽヽ』バル『いかにも、縦から見ても横......。バル『旦那様、只今コルトンが修験者否モツト モ......ツト モ......ツト、尊い尊い偉い御方様をお伴致して帰つて......の神格容貌並に威光が分らぬので厶らう。チツと許り手洗を使つて来なさい。寝とぼけ眼で......僧、其格好は何だ、肩を四角にしよつて、チツと削りおとしてやらうか。棚機姫様の天降り... | 1350 |
1351 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第15章 貂心暴〔1717〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 17 件/ツ=17 | ...共にシャカンナの居間に細長い干瓢頭をニユツと突き出した。バルギー『エー親方様、室外......も出来まい。あーあ仕方がないなア』玄『ワツハヽヽヽヽ、オイ、コルトン、バルギー、何......ぬ面付して半泣きになつてるぢやないか。チツとしつかりせぬかい。そんな腰抜を友達に持......と思へば、俺も泣きたくなつて来るワイ。ウツフヽヽヽ、情ない顔だのう。それでも元の通......都合の好い事は二つ返詞で早速聞くなり、チツと許り面白くないと云つて、そんな怪体な面......粘液性に富み、そして光沢が鮮かだらう、イツヒヽヽヽ』玄『オイ、コルトン、バルギー、......盃に一滴でも可いから注いで貰ひたいな。キツとこんな女神様に酒をついで貰ふと、其徳に......て、美人の女房も午蒡もあつたものかい。チツと汝の面と相談したら可からうぞ、ウツフヽ... | 1351 |
1352 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第16章 酒艶の月〔1718〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 22 件/ツ=22 | ...う夫許りに酒をつぐものぢやない。エー、チツト人さまの手前もあらうぞや。どうだ、チ......ツト親方にも注がないか』ダリ『ホヽヽヽヽ、......任した夫を後にする事が出来ますか。妾もチツト酒に酔ふてゐますから、御無礼な事を申す......い酒を飲む阿弥陀仏だ。噛む阿弥陀仏だ。アツハヽヽヽ』ダリ『オ......ツホヽヽヽヽ、親方さまと云ひ、吾夫天真坊様......こ迄の地位を得たのですよ。女が裏口からソツと這入つて上役の奥さまに一寸、やさしい事......ー天真坊様、貴方、どう思ひますか』玄『ウツフヽヽヽ、お前の云ふ通りだ。見かけによら......いて居るわい、偉いものだな。俺はもう、スツカリお前に惚たよ。本当によく惚たよ、エヘ... | 1352 |
1353 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第3篇 多羅煩獄 | 第17章 晨の驚愕〔1719〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...にふりかかつて居る責任でせう』シャ『チヨツ、仕方のない野郎だな。それだから常から酒......美人のシャンのダリヤ姫だつて、あんなヒヨツトコ面には恋慕して惚れる気遣はありませぬ... | 1353 |
1354 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第18章 月下の露〔1720〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...かかり足を傷づけ、或は辷り転げなどしてヤツと此所迄参りました。どうか一夜の宿をお願......て下さるな。エー、一月前から碌なこた、チツとも出来やしないワ。玄真坊がやつて来やが......それからあんな悲惨なみじめな態になり、ヤツと此処迄遁走して逃げて来て、厭世して隠れ......も張詰めた勇気が、どこへやら消え失せ、ガツカリとして来た。世の中は何と云ふ無情なも......に跟いて極めて小さき茅屋の入口を潜り、ヤツと安心して木であんだ床の上に萱の敷いてあ......の上に萱の敷いてある座敷へ腰を打かけ、ホツと一息をついた。シャ『オイ、スバール、此......すか』シャ『何程山奥と云つても、此所はヤツパリ、カラピン王様の御領分だ。其領分に住... | 1354 |
1355 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第19章 絵姿〔1721〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...りし事を悟り、或は喜び或は驚きつつも、ヤツと心が落着き、綿の如く労れ切つたる身を横......つぶれた其隙に、俺に優しい言葉をかけ、チツと許り秋波を送つてくれた美人のナイスのシ......れと祈つた甲斐もなく、いつの間にやら、スツカリと足がはへて、サル、カヘルといふつれ......となつて、イヌ、カヘルの境遇に甘んじ、ヤツと一夜を明かし、御大に小言を頂戴するかと......頃の忠勤振りも、嬢さまに対する親切も、サツパリ峰の薄雲と消え去り相だ。百日の説法屁......山の名花を手折らむものと楽み暮した事もサツパリ夢となつたか。あゝ残念や腹立たしや、......ら、満腔の不平を箒に転じ、『エーこん畜生ツ』といひ乍ら、谷川めがけて力をこめて投げ......川の流れに沿ひ下つて行くと、途中に日はズツポリと暮れた。止むを得ず、路端の突出た石... | 1355 |
1356 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第20章 曲津の陋呵〔1722〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 4 件/ツ=4 | ...で厶いますれば申訳のため、今御前に於て皺ツ腹をかき切り、万死の罪を謝し奉ります。右......ふにも程があるぞや』と鶴の一声、左守はハツト許りに両手をつき、白髪頭を床にすりつけ......、よくも今迄左守の職が勤まりましたな。チツトは恥を知りなされ』と悪逆無道の右守のサ......チンは加古川本蔵よろしく、左守の後よりグツと強力に任せて抱きかかへ羽抱絞めにして了... | 1356 |
1357 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第21章 針灸思想〔1723〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...、何かの因縁で厶いませうよ』ガン『エヽ、ツベコベと訳も知らずに屁理窟を云ふな。お前... | 1357 |
1358 | 霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻 | 第4篇 山色連天 | 第22章 憧憬の美〔1724〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ツ=5 | ...基礎が危くならうが、王家がどうならうがチツともかまはない不忠不義の悪魔で厶います。......義を唱へる者が、王家国家を亡ぼすとは、チツと受取れぬではないか。今日の世の中は、今......ール嬢がお気に召しましたか』太『ウン、ズツと気に入つた。寝ても醒めてもスバール嬢の......今日の場合、殿中へお呼び寄せになる事はチツと困難で厶いませうが、日頃殿中へお出入を......余は堪へ切れなくなつて来たのだ』アリ『キツと目的を達して帰ります。どうか凱旋の時を... | 1358 |
1359 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第1章 貞操論〔1725〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...つしやるでせう。そして妾も……』シャ『アツハヽヽヽ、さうだらう さうだらう、やつぱ......それが至当の道理と考へてゐます』シャ『アツハヽヽヽ、何時の間に、そんな理窟を覚えた......な理窟を覚えたのだ。夫が主で父が従とはチツとひどいぢやないか。それでは倫理学上由々... | 1359 |
1360 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第2章 恋盗詞〔1726〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...人の婦女を強姦し、財産を掠奪するを以てモツトーとする泥坊稼の身で居ながら、一夫一婦......なつては困ると云ふ形になるのだ。恋愛はモツト自由で溌溂として、さうした人間の理智や......をそんな泥水に落さず、どうだ俺の女房にスツパリと呉れる雅量はないか。俺だつて何時迄... | 1360 |
1361 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第3章 山出女〔1727〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ツ=12 | ...問はず、如何なる医学博士も耆婆扁鵲も、サツパリ匙を投げて、……アーア馬鹿につける薬......の都合だ。惟神的に神が斯うさせたのだ。キツと悪い後は善い。善い後は悪いものだ。失敗......のもので厶います、アンアンアン』シャ『ワツハヽヽヽ、汝等も小難しい厄介な爺がをらな......だ。何と云つても心が正直なものだから、メツタに親分の前で、嘘は云はうとも思はず、云......大変な邪魔者だらう。御迷惑察し入るよ、アツハヽヽヽ』ハ『そら親方、御無理ぢや厶いま......ンヤの観察もハンナの評察も、俺の推察もピツタリ会つてゐるやうだ。併し乍ら俺の娘を汝......力もある。汝等のやうな、青二才の挺にはチツと合ひかねるぞ。姫が欲しければ、腕づくで......亡ぼされるよりも五厘五常の道を弁へて、スツパリと娘を此方へ渡せ。拙劣にバタつくと爺... | 1361 |
1362 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第1篇 名花移植 | 第4章 茶湯の艶〔1728〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 3 件/ツ=3 | ...を見る重宝な住居である。夕立の時にはバケツや、盥、手桶等を慌てまはして座敷中に持ち......二つ台、天目穂屋、香爐、蓋置の次第をもボツボ......ツ教へませう』ス『ハイ、有難う、どうかよろ... | 1362 |
1363 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第5章 変装太子〔1729〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ツ=12 | ...むよ。今日の夕方から薄暗に紛れて頬被をグツスリとなし、労働服でも纏うて鼻歌でも謡ひ......た』太『何から何迄抜け目のない男だな、アツハヽヽヽヽ』ア『私も亦女と云ふものの肌は......けられては此アリナもやり切れませぬわ、アツハヽヽヽヽ』太『夫だと云つて「どんな塩梅......どうして此門をお潜り遊ばしますか』太『アツハヽヽヽ、そんな心配はして呉れな。今日も......派なものですわ。それではスバール姫様がゾツコン恋慕遊ばすのも無理は厶いませぬ』太『......つ簡易生活でも送つて見たいものだなア、アツハヽヽヽ。オイ、アリナ、後を頼むよ』と云......ふより早く身軽になつたのを幸ひ、頬被をグツスリとしながら猿の如く高壁を乗り越へ深い......だ。徳川天一坊も真裸足で逃げるだらう、アツハヽヽヽ。いや併し何時老臣共が御機嫌伺ひ... | 1363 |
1364 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第6章 信夫恋〔1730〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ツ=21 | ...奔者奴。其方は身分を心得ぬか、さがり居れツ』 シノブは、『ホヽヽヽ』と笑ひ乍ら、押......、『ホヽヽヽ』と笑ひ乍ら、押強くも簾をポツとはね上げ、アリナの膝近く進みより、穴の......アリナの顔を見て、ニタニタ笑ひ乍ら、『オツホヽヽヽ、何とマア、能く御似合遊ばすこと......』 シノブは横目をし乍ら、アリナの膝をグツとつめり、シ『モシ、アリナさま、駄目です......かも大王様の御前で素破抜きますよ』ア『アツハヽヽ、たうとう尻尾をつかまれたか、エー......云うてねだり、右守に沢山の賄賂を贈り、ヤツとの事で奥女中になつたので厶います。一度......会もなく、煩悶苦悩の結果、此通り身体がゲツソリと痩せました。今日は貴方のお後を慕ひ......足とはよく出来ました。そんなら私の恋はキツと叶へて下さるでせうな』ア『シノブどの、... | 1364 |
1365 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第7章 茶火酌〔1731〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ツ=16 | ...ないから、女房の心配は一通りぢやない。チツト気をつけて下さいや、お金がよつた時、さ......からずだ。飯飲まずんばあるべからずだ、エツヘヽヽヽ』袋『何とまア気楽な事をいい年し......お前さまにお金を持たしておくと剣呑だ。チツト許り渋皮のむけた女を見ると直グニヤグニ......妻ありと云ふ事があるから、俺の女房ならチツト女房らしう、品行を謹んで貰はねば困るぢ......ると、もつとした…………』 袋は胸倉をグツととり、『こりや薬鑵爺、もつとの後を聞か......る事があるだらう。その時こそは懐の金をスツカリ奪ひとつてドロンと消えてやるつもりだ......に出ますよ。アバよ』と牛のやうな尻をクレツと引捲り、『薬鑵爺尻でも喰らへ』と云ひ乍......案にくれてゐる。 暫らくしてタルチンはニツコと笑ひ、『イヤ、流石は茶湯の宗匠だ。い... | 1365 |
1366 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第2篇 恋火狼火 | 第8章 帰鬼逸迫〔1732〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...一で厶いますから』 アリナは此言葉にギヨツとし乍ら飽迄図々しく空呆け、ア『イヤ、別... | 1366 |
1367 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第9章 衡平運動〔1733〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...。有名なバランスの面を今迄知らぬようなウツソリした事で、何うして大目付頭が勤まると......すると云ふ不敵な事が有るか』バランス『ハツハヽヽ、それほどお邪魔に成りますかな。然... | 1367 |
1368 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第10章 宗匠財〔1734〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ツ=21 | ...』タルチン『如何なる処へ参りましても、ヤツパリ日当は請求致します。左守の司の邸へ参......読み、盲判を二つ三つポンポンと押して、サツサと宅に帰り大小名の待遇を受けて、沢山の......の月給を取るお方と同じに見て貰つては、チツと割りが悪う御座ります。私のやうに高い炭......ヘーコラ、ハイコラ」とお辞儀許りして、ヤツトの事で糊口を凌ぐ許りのものと同日に語る......出来ず、其処へあの大火事と来てゐますのでツヒ遅れてゐました』大目付『其方は、その日......らでもお答へ致しますが、金を拵へる事はチツとも存じませぬ。之はお役人さまの、お眼鏡......役人さまの、お眼鏡違ひで御座りませう、オツホン』大目付『エー、分らぬ奴だな。その金......第八百条にて刑鉢に処す」と書いて有る。メツタの事を云ふものではないぞ』タル『ヘツヘ... | 1368 |
1369 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第11章 宮山嵐〔1735〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 5 件/ツ=5 | ...衆救護団の団員として聞えたるハンダ、ベルツの両人は、目付の鋭鋒を避けて社の階段の中......ヒソビソと囁いてゐる。ハンダ『オイ、ベルツ、惜しい事をしたぢやないか。も些し目付連......底吾等の目的は達せられないだらうよ』ベルツ『今となつて死んだ子の年を数えるやうに愚......と儘だ、放つとけば自然死ぬる代物だ』ベルツ『俺だつて年が寄つたら死ぬるぢやないか。......として睡つて居る代物だよ』ハ『オイ、ベルツ、何だか階段を登つて来る影が見えるぢやな... | 1369 |
1370 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第12章 妻狼の囁〔1736〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...が追々と、斯う物騒になつて来ては、俺もウツカリはして居れない。今迄とは世の中が、何......とか申しまして、禍の極端に達した時は、キツト幸の芽を吹くもので厶います。去る五日の......て、国家の改造を標榜してゐる最中へ、ヒヨツコリ太子が帰つて来て、異議を唱へ給ふやう......よ。疾風迅雷耳を掩ふに暇なき早業を以てキツパリと、幹を切り根を絶ち葉を枯らし、新生......。虎の威を借る狐の輩です。貴方だつて、ヤツパリさうでしよう。真裸にして市井の巷へ放......がしてならない。一杯つけてくれ、熱燗でグツとやるから』サクラ『お酒をおあがり遊ばす... | 1370 |
1371 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第3篇 民声魔声 | 第13章 蛙の口〔1737〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 20 件/ツ=20 | ...朝より御入来下さいまして有難う厶います。ツイ寝坊をかわきまして屋内の掃除も行届かず......れあれば、謹んで承はり召され』 右守はハツと頭を下げ二足三足、後退りし乍ら、『御勅......らばこれにてお別れ申す』と言葉終ると共にツと立上り早くも帰路につかむとする。右守は......サクレンスは、此声を聞くより隔ての襖をサツと引あけ、現はれ来り、右『やア其女はシノ......た夫ですもの。女房の妾、これがどうしてジツとしてゐられませうか。御推量を願ひまする......さまも同じ事、余心の白うない男ですよ、アツハヽヽヽ』シ『右守様、貴方のお心の底も、......りもシノブさま、お前さまの心の秘密を、スツパ抜きませうかな』 シノブは思はずビク......ツとしたが、こいつも曲者、ワザと平気を粧ひ... | 1371 |
1372 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第15章 破粋者〔1739〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 20 件/ツ=20 | ...時に俺の勇気が途中に挫けやうものなら、サツパリ目的物は取逃し、百円づつの懸賞金は駄......蔭で、百円の大金にありついたのだから、チツとは俺の恩恵も知つてゐるだらうな』サーマ......るものだ』サ『何程発見者だと云つても、ヤツパリ俺の勇気がなかつたら、汝はあの山奥で......が来たつて、狼が来たつて大丈夫だらう、ウツフフフ。とつけもない救世主が現はれたもの......。とつけもない救世主が現はれたものだ、イツヒヽヽヽ』サ『コリヤ、カーク、余り馬鹿に......は即ち天下の救世主サーマンといふのだ、エツヘヽヽヽ』カ『併し地下室の太子は何うして......何と云つても天下の名誉だからなア』カ『アツハヽヽヽ、法外れの馬鹿野郎だなア。飲食物......く可らず……といふ教がある。丁度それにテツキリ符合してゐるぢやないか。虎か山犬のや... | 1372 |
1373 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第16章 戦伝歌〔1740〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...から無信心だからウラル教の宣伝歌なんかチツとも知らぬわ。「飲めよ騒げよ一寸先や暗よ......先や暗よ」位は知つてるが、それから先はネツカラ記憶に存してゐないからな』カ『ナーニ......ふとアラが見えて却て威厳のないものだ。チツタ訳の分らぬ事を囀る方が、余程奥があるや......に会はしたら 必ず罰をあてるだらう チツとも祟のないのんは 神がお不在の証ぞや ......うだ 盤古神王塩長彦の 不在の神さまシツかりと 私の願を聞きなされ いよいよ歌......クの如き腰抜を 俺の相棒にした奴は サツパリ向ふの見えぬ奴 右守の司も気がきか... | 1373 |
1374 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第4篇 月光徹雲 | 第17章 地の岩戸〔1741〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...見れば、鞋に摺りみがかれた床板がある。グツと手をかけ一枚めくつて見ると、地下室へ相......に匿しました』サ『シーに匿しました』カ『ツーに匿しました』梅『何、チーとカーとシー......に匿しました』梅『何、チーとカーとシーとツーと、アヽ地下室か。地下室と云へば此処で......メ、サ、マ、デ、ゴ、ザ、イ、マ、ス。ミ、ツ、カ、マ、ヘ、カ、ラ、ナ、ニ、モ、ク、ハ......り初めた。不思議や牢獄の岩の戸は自然にパツと開けて五色の光明が室内を射照した。太子......くだらうから、焼甘藷の蔕でも買つて来てソツと上げたらどうだらう」と云うた所、大悪党......から、どうか私をお助け下さいませ』梅『アツハヽヽヽ、オイ、カーク、お前はサーマンが... | 1374 |
1375 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第18章 救の網〔1742〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...十町の道のりがあるから、此処で休息してボツボ......ツ帰らうぢやないか』乙『ハイ、休息して帰り......唸つた所で、ビクとも致しませぬわ』丙『アツハヽヽヽ旦那様、此奴ア評判の臆病者で厶い......食は昼でも甘いとぬかす奴ですもの』甲『アツハヽヽヽ』乙『馬鹿言ふない。昼の夜食が何......ア。ヤア分つた分つた。エー、比丘ならばチツと許り予言や神占が出来るだらう。どうか一......の通り、右守司のサクレンスで厶る』ア『アツハヽヽ、貴殿は何か捜索物があるやうだが、......方はそれ程能く御存じで厶いますか』ア『アツハヽヽ拙僧は月の精より衆生済度の為、此地......由縁のある者とは、何人で厶るかな』ア『アツハヽヽヽ右守殿も耄碌せられたなア、そら其... | 1375 |
1376 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第19章 紅の川〔1743〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...しまして、怖くつて堪りませぬワ』エ『チヨツ、エー口許りの代物だなア。サア俺に跟いて......ヒラリと体をかはし、太子は、『曲者、待てツ』と大喝したり。バランスは之を見るよりエ... | 1376 |
1377 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第20章 破滅〔1744〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ツ=16 | ...は女房の酌でヘトヘトになり、凹んだ目をボツとさせ乍ら眼鏡越しに女房の蜥蜴面を打眺め......固の兵士が若しもこんな事を聞きましたらキツト馬鹿にしますよ。何卒之から妾を呼ぶには......何分奥さまのお名前がサクラン姫だから、チツト許り此右守も精神がサクラン致し、何とな......り此右守も精神がサクラン致し、何となくボツと致したやうだ。サクラン……ではない、サ......ておいた方が、何程愉快だか知れないわ、アツハヽヽヽ』サク『旦那様、いい加減に妻を嘲......単に看板に立てておくのみだ。その実権はヤツパリ此サクレンスの手に握つておくのだから......先づ芝居だと思へば辛抱も出来やうかい、エツヘヽヽヽ。ても扨も愉快な事だわい』サクラ......て置いて○○して了へば最早俺の天下だ。エツヘヽヽヽ、何と妙案奇策だらう』サクラ『そ... | 1377 |
1378 | 霊界物語 第68巻 山河草木 未の巻 | 第5篇 神風駘蕩 | 第21章 祭政一致〔1745〕 | 出口王仁三郎 | 1926刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...子の姿を見るより、喜びの余り気が緩み、ガツカリとした其刹那、忽ち人事不省に陥り、四... | 1378 |
1379 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第1章 大評定〔1746〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...すすり乍ら、骨と皮との赤黒い腕を前へニユツと出し、招猫宜しくの体で歯のぬけた口から......と思ふのだ』と云ひ乍ら、コーヒーを一口グツと飲んで、顎鬚にしたたる露を、分の厚いタ......ー松若彦、お前は泣いてゐるのか、お前もヤツパリ年が老つた加減か、余程涙つぽくなつた......質の骨董品殿、三人よれば文珠の智慧だ。トツクリと衆生の平和と幸福とを擁護し、人民の......して、唇をビリビリふるはせ乍ら禿げた頭をツルリと撫で、『閣下の云はるる通り、困つた......れば、実に不安の情に堪へませぬ』岩治『アツハヽヽ、此行詰つた現代を流通させ、衆生が......けた。 松若彦、伊佐彦は目配せし乍ら、ソツと此場を立つて国依別国司の御殿に進み入る... | 1379 |
1380 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第2章 老断〔1747〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 11 件/ツ=11 | ...顔を眼鏡越に覗きあげ、光つた頭を右の手でツルリ......ツルリと二三べん撫でまはし、薬鑵の尻を手巾......ラ一体何の事か。要するに正直もよいが、チツとは詐欺もやれ、権謀術数を用ひなくては今......の音も出ず、俯むいて慄うてゐる。国照『アツハヽヽヽ、オイ、両人、薬鑵が漏つてゐるぢ......益になるかも知れないぞ。岩治別のやうにトツトと尻をからげて退却した方が、何程衆生の......を遺憾なく云ひ現はした言葉であらうよ、アツハヽヽ。テモ扨もつまらな相な……心配相な......震災の様に復興するのは容易だあるまい、アツハヽヽ』 松若彦は容を正し、『コレハ コ......一矢を酬うた。 国照別は平然として、『ハツハヽヽヽ、昔の歴史を引張出して、何某の国... | 1380 |
1381 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第3章 喬育〔1748〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ツ=15 | ...は如何で厶います』と繰返した。国依別はハツと気がつき、『あゝ末子姫か、何ぞ用かね』......はれて居りますの。松若彦も吾君のお歌はウツカリ見逃すことは出来ぬ、残らず予言だと言......一つ加へ物が出来た、それは所謂お媽だ、ハツハヽヽヽ』末子『吾君様、上流の家庭に於て......も、山の神と云つても、お媽と云つても、ヤツパリ女房だ。人間の附した名称位に拘泥する......火事、親爺……と仰有いましたが、それもキツト深遠な謎で厶いませう。どうも貴方のお言......ら、容易に聞流しは出来ませぬワ』国依『ハツハヽヽヽ、地震雷といふことは、国依別自身......。お前は自信力が神様のやうに強いから、ヤツパリお前も自信神也だ』末子『ホ......ツホヽヽヽ、能くしらばくれ遊ばすこと、そん... | 1381 |
1382 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第4章 国の光〔1749〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...枚程与へられ、ヘイヘイハイハイと米つきバツタ宜しくといふ体裁で生活を送つてゐるのだ......』愛『オイ浅、今日も亦弱音を吹くのか、チツとしつかりせい。車輓だつて、さう悲観した......ワ。何と云つても国さまは国の代表者……ヲツトド......ツコイ国の柱だからなア』浅『ヘン、偉さうに......咬んだ唇、弱虫の夜道、死刑の宣告、まあザツとこんなものだ、皆ふるつてゐるだらう。慄......老齢職にたへざる者は振ひおとす考へだ、イツヒヽヽヽヽ』浅『オイ愛公、汝も一つ加勢し......哮し、珍の天地を昔の神代に返すのだな、アツハヽヽヽ』浅『果して普選が即行され俺達で......いてあるのが見えすいてゐるのだからな、ウツフツフヽ』と互に不得要領な法螺を云ひかは... | 1382 |
1383 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第5章 性明〔1750〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 26 件/ツ=26 | ...が三人の話を立聞きした上、素知らぬ面してツ......ツと這入つて来た。そして厭らしい目をギヨロ......まち、吾々の鼻の下が干上つて了ひます。ドツサリと膏は取られ、車体の修繕は命ぜられ、......世辞を云ひ、臓腑の底迄喋らしておいて、ソツと役頭に上申し、御褒美を貰ふ事許り考へて......り横柄に云はないやうにして呉れ。之でもタツタ今普選施行になれば天下の代議士だからな......に投票して貰ふ為に金を出すのならば、モチツとらしい人間に投票して貰ふワ、ヘン、済み......つて衆生の為に大いに経綸を行ふ積りだ、イツヒ......ツヒ。其時には君も滅多に交通取締位はさして... | 1383 |
1384 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第1篇 清風涼雨 | 第6章 背水会〔1751〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ツ=12 | ...限り申候事一、没常識お望の方は珍の都の四ツ辻便所へお出で下され度候一、金儲お望の方......るのだ。新刑法に仍つて賭博常習犯人とブラツクリストについて居るのだから、非現行犯で......だもの、癪に障つて仕方がねいんだ。早くボツ帰して呉れないかね』照『ヘー、わつちや、......ちや、愛州の乾児でげして、照公と申し、チツタア、珍の都で名を知られた、ケチな野郎で......すか。こんな小さいことを咎めるよりも、モツト大きい泥棒をお調べなさいやせ。何十万円......から、マアさうして胆力を練るのだなア、アツハヽヽヽ』取締『ウ......ツフ......ツフヽ』 取締の名は佐吉と云つた。到頭照公... | 1384 |
1385 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第7章 聖子〔1752〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 13 件/ツ=13 | ...下さいますれば有難う存じまする』国依『ハツハヽヽヽ、悴が行衛を晦ましたのは、予はと......両人は実に不忠不義の甚しき者だ。下り居れツ』と雷声を発して厳しく叱咤した。両人は縮......止むを得ない、先づ盲従しておかうかい、アツハヽヽヽ』と最前の怒声は何処へやら、気楽......、気楽相に大口開けて笑ひ出した。両人はハツと息をつぎ、縮み上つた睾丸の皺を漸く伸し......去る事は出来ないであらうがな』 両人『ハツ』と顔を赤らめ、無言の儘俯く。末子『時に......したのか、分つたものぢやないからのう、ハツハヽヽヽ』 末子姫は泣声になつて、『お情......まぢや厶いませぬか』国依『ウン、お勝もヤツパリ追想中の一人だ。乍併最も秀れて印象に......だ。乍併最も秀れて印象に残つてゐるのはヤツパリお前と結婚当時の艶麗な姿だよ、ハツハ... | 1385 |
1386 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第8章 春乃愛〔1753〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...るべき者が、女房にも顔を見せないのは、キツトどつかの待合へどつかの女性を引張り込ん......厶いませうがな』と星をさされて、愛州はハツと胸を押へ、『イエイエ決して決して左様な......罰が当つて目が潰れるかも知れませぬよ、アツハヽヽヽ。御冗談も可いかげんにして下さい......エお隠しには及びませぬ。吾兄国照別からソツと手紙が参つて居ります。其手紙によれば、......帰らうではありませぬか。妾は源州さまにキツと親方を近い内に手渡しすると、約束がして......ら、貴方はどうぞお帰り下さいませ。私はボツボ......ツ乾児が待つてゐませうから、吾館へ帰ること... | 1386 |
1387 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第9章 迎酒〔1754〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 14 件/ツ=14 | ...直にと云ふ訳にも行かぬが、十日の間にはキツト救ひ出してやらう……と大勢の前で立派に......義の女神様だ。仮令一日や二日遅れても、キツト仰有つた言は、命に代へても履行して下さ......、知つたかぶりを吐くない。こんな所へチヨツカイを出す汝の幕ぢやない。あつちへ行つて......分を思ふ赤心は兄貴だつて、末輩だつて、チツとも変りはないぞ。外の問題ならば順序を守......ぞ。外の問題ならば順序を守り、こんな所へツン出て意見は述べないが、親分の一身上に関......と、ムカついて堪らねえのだ。此岩州はヒヨツとしたら寒犬かも知れないよ。何だか目付が......れば、いよいよ足装束を整へ、非常手段をオツ初めるのだなア』平『そんならさうに定めて......あばれ込み……横波局長を此所へ引ずり出せツ……と呶鳴つた所、横波の奴吃驚しやがつて... | 1387 |
1388 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第10章 宣両〔1755〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 2 件/ツ=2 | ...饂飩屋の店に、四五人の若者が饂飩を肴にコツプ酒を呑み乍ら、配達して来る新聞を見て、......小路の侠客愛州であつた。愛州は馬上乍ら四ツ辻に立ち、声高らかに歌ひ出した。『珍の都... | 1388 |
1389 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第2篇 愛国の至情 | 第12章 悪原眠衆〔1757〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 20 件/ツ=20 | ...捨子姫と共に、七むつかしい面をさらしてブツブ......ツ小言を云ひ乍ら、愚痴つて居る。『コレ捨子......生に政権をお渡し下さいますれば、衆生はキツト国司家を中心として立派な政治が行はれる......居るのであらう。汚らはしい、そちらへ行けツ』と焼糞になつて呶鳴りつけた。捨子姫は…......石の上にドスンと尻餅をつき……『アイタタツタ』と面顰めて居る。新公『お蔭で、其騒も......しながら其エンゼルの顔が当家のお嬢様にソツクリでした。お乗り遊ばした馬も、お邸のに......様も宅に居られず白馬も居ないとすれば、テツキリ常磐姫様に間違ひ厶いますまい』松若『......此老体もそれある為に息をして居るのだ。アツハヽヽヽ』と冷やかに笑ひ乍ら、杖を力にエ... | 1389 |
1390 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第13章 国別〔1758〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ツ=15 | ...て、異郷の空に出るのだもの、俺だつて、チツトは感慨無量の涙にくれるのは当然だ。涙の......先づ鬼の境遇だけは免れたとみえるワイ。アツハヽヽヽヽ』と俄に笑ひに紛らす。浅公も泣......俄に笑ひに紛らす。浅公も泣き声交りに『アツハヽヽヽヽ』と附合笑ひをする。国照『浅公......らけの道を後に従ひ行く。浅公『ウントコドツコイ、アリナ山 噂に聞いたきつい阪 い......い珍の国 涙と共に立わかれ ウントコドツコイ危ないぞ 石のゴラゴラする阪だ 親......べ 迎へてくれれば嬉しいが ウントコドツコイ、アイタ......ツタ メ......ツタに左様なうまい事 あらうと思はぬボンの... | 1390 |
1391 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第14章 暗枕〔1759〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 7 件/ツ=7 | ...うと思つて、出現したのかも知れないよ、アツハヽヽ、テモ扨も暗い事だワイ。若し汝と間......ておればそれを標的にかぶるだらうから、フツフヽヽ』浅『親分さま、貴方は随分水臭い事......迄切つて渡しただないか、御苦労だなア、ハツハヽヽ、持つべき者は乾児なりけりだ。若し......、喰はれ給へ、叶はぬから霊幸はへませ、エツヘヽヽヽヘ』浅『ソヽそれは、チヽチ......ツと違ひませう。親分が喧嘩の時とか、又強き......命をすてるよりは辛抱がしよいからのう、ホツホヽヽヽ』 最前の怪しい口笛を吹くやうな......。浅『親分さま、貴方は神さま侠客だからメツタに嘘は仰有る気遣ひはありますまい。さう... | 1391 |
1392 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第15章 四天王〔1760〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 12 件/ツ=12 | ...をやつた所ださうな。其時に竜国別母子がソツト黄金の玉を失敬してアリナ山を遙々越え珍......頂き、アリナの滝で身をうたれ、それからボツボ......ツ目的地へ行かうぢやないか』浅『それは誠に......浄め、鏡の池の神様に神勅をうけ、そしてボツボ......ツ行く事にせう』浅『ヤ、それで安心しました......左右よりバラバラと取囲み、両人の首筋をグツと握り、剛力に任して押へつけた。浅公は驚......、隙をねらつてゐた。息の調子を計つて、パツとはね起き、矢庭に大の男四五人を取つて投......たが、どうしても御行衛が知れぬので、ヒヨツとしたら他国へ逐電されるかも知れないと、... | 1392 |
1393 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第3篇 神柱国礎 | 第16章 波動〔1761〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...けて生かす高砂の チとせ栄ゆる松の教 ツきは御空を隈もなく テらして暗を晴らしつ......真心を以てこちらから言霊を発射すれば、キツト神様が言霊を以て答へて下さるさうだが、......あらはして下さいませ』 鏡の池から、『アツハヽヽヽ、浅公の浅智慧の阿呆奴、開いた口......ヽヽ巷にかけまはり、体も魂も人に秀れて、ツヽヽ強くなつておかねば、テヽヽ天下は取れ......と神が定めるぞよ、ブルブルブルブル ウーツ』と唸つたきり、後はコト......ツとも言葉は無くなつて了つた。駒治『鏡の池......。惟神霊幸倍坐世』浅『オイ駒州、此神はチツト審神の必要があるぞ。大方汝の副守か何か......つて、あんなこと吐いたのだらう。エー、ケツタクソの悪い、誰が何と云つても俺が一の枝... | 1393 |
1394 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第17章 琴玉〔1762〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 6 件/ツ=6 | ...人物色して、写真でも撮り、姫様の居間にソツト散らしておき、姫様がお気に召したら、ソ......ト散らしておき、姫様がお気に召したら、ソツト机の引出へ収めておかれるだらうし、気の......を聞くに及ばないから、渡してさへおけばトツトと帰つて来るのだよ』 春子は「ハイ、畏......申上げるも如何と存じ、モリスと相談の上ソツト写真を集めて御意を伺つた次第で厶います......と早くも合点し、ワザと空呆けて、清香『ホツホヽヽヽ、恥しいワ、どうかゆつくり考へさ......や困るぢやありませぬか。何号なら何号とハツキリ言つて下さいませ』清香『ホヽヽ、一生... | 1394 |
1395 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第18章 老狽〔1763〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 9 件/ツ=9 | ...寝みぢや厶いませぬか』 此声に清香姫はハツと驚き乍ら、素知らぬ顔して、『あ、其方は......清香『お前も寝られないかね、妾も何だかチツトも寝めないワ』春子『姫様、歌でも詠んで......互に歌をかはし、清香姫は、『月の庭園をチツトばかり逍遥して来ますから、春子、其方は......出で、手早く身づくろひをなし、裏門からソツト脱け出し、馬場の木立の下を潜つて南へ南......る物も取敢ず、夜中乍らも、供をも連れずソツト出て参つた次第で厶る。そして貴殿も亦夜......若い身の上になつて見たい様で厶るワイ。アツハヽヽヽ』秋山『時にモリス殿、姫様は何号......テもさても世の中も変つたもので厶るワ、オツホヽヽヽ』と笑壺に入つて居る。 一方春子......誰も知らぬ内だ。モリス殿、貴殿と両人がソツと捜さうでは厶らぬか』モリス『秋山別殿、... | 1395 |
1396 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第19章 老水〔1764〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 35 件/ツ=35 | ...るのだから、今夜の内に姫の所在を尋ね、ソツと城中へ迎へ入れておかむものと、杖を力に......門口より馬場の木立を縫うて、ウントコ ドツコイ ド......ツコイと蛙が跳たやうなスタイルで、息もせき......子を取り乍ら歌ふ。『ハアハアウントコ ドツコイシヨ 高倉城の重臣と 世間の奴から......の地位にすわりつつ 国愛別の若君に スツパぬかれて、ド......ツコイシヨ 禿げた頭を台なしに めしやが...... 是非がないので表向 進退伺辞職願 ソツとコハゴハ出してみたら 仁慈無限の国司......は及ばぬと お下げ下さつた嬉しさよ ヤツと胸をば撫で下ろし お務め大事と朝晩に... | 1396 |
1397 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第20章 声援〔1765〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 8 件/ツ=8 | ...を思へば われ等二人の身の上は まだハツキリと晴れて居ないだらう あゝ味気なき ......弱き女だと思召し、頭から威喝せうとは、チツト男にも似合はぬ、御卑怯では厶いませぬか......れたことならば、少しも許しませぬぞ』とキツパリ言つてのけた。源九郎は度胸の据つた春......覚悟をきはめ、ワザと居丈高になり、源『アツハヽヽヽ、吐したりな、すべた女、天人とは......命、神の救ひを心中に祈つてゐる。春子『ホツホヽヽヽヽ悪魔の源九郎とやら、好い所へ現......人に向ひ、いぢらしいとか、美しいとか、チツと過言であらうぞ。要らざる繰言申すよりも......、此場を早く立去れ、エヽ汚らはしい、シーツ シー......ツ』と猫でも逐ふ様な大胆不敵の挙動に、源九... | 1397 |
1398 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第21章 貴遇〔1766〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 15 件/ツ=15 | ...の一行五人は捩鉢巻をし乍ら、真黒の腕をヌツト出し、埃まぶれの毛だらけの脛を引摺り乍......が良いぞ、みん事、甲斐性があるか』国『アツハヽヽヽ、耄碌共、確かり聞け。其方等は旅......致して真人間になるか、返答聞かう』源『ワツハヽヽヽ、蟷螂の空威張奴、そんなおどし文......らざる空威張りを致すより、赤裸のまま、トツトと帰れ。いらざるチヨ......ツカイを出すと、気の毒乍ら命がねえぞ』国『......イを出すと、気の毒乍ら命がねえぞ』国『ハツハヽヽヽ、盗人猛々しいとはよく云つたもの......くろひをし乍ら、『オイ駒、如何だつた、チツト泡吹いただらうな』駒『侠客の喧嘩なら喧......ましたが、イヤ早もろい者で厶えやした。アツハヽヽヽ』清香『ハイ有難う厶います、危い... | 1398 |
1399 | 霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻 | 第4篇 新政復興 | 第22章 有終〔1767〕 | 出口王仁三郎 | 1927刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...援を請ふべくアリナ山の頂上迄登つた所、ベツタリ国照別の一行に出会し、詳細に珍の国刻... | 1399 |
1400 | 霊界物語 第70巻 山河草木 酉の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/ツ=1 | ...ります。バラモン軍の大足別の活動やスコブツエン宗の妖僧キユーバーの陰謀、王妃千草姫... | 1400 |