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701 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第11章 野宿〔975〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 34 件/ツ=34 ...き上つたお愛は、孫公の此姿を見て怪しみ、カ......カと側に寄つて来た。其時は已に祝詞を終つ......側に寄つて来た。其時は已に祝詞を終つてヤと一息をついた時である。『孫公さま、もう......振りながら、『もしもしお愛さま、其処にジとして居て下さい。お前さまに来られると恋......御用を云つて下さい。近寄つて来ても私はスパリ改心しましたから、何程可愛いお愛さま......な様子、お前さまも男ぢやありませぬか、チとシ......カリなさいませ』『最前の夢の見直しかいな......ほんに気楽な方ですな』『気楽どころか、チとも寝られないのですよ。お前さまが出て来... 701
702 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第12章 自称神司〔976〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...は春公、お常が大蛇に呑まれた思ひ出深きスポンの湖の一部である。三公はその湖がフ......と目につき慨歎措かざるものの如く、『皆さ......つき慨歎措かざるものの如く、『皆さま、ズと向ふの方に幽かに白く光つてる所がありま......のだ。今度は神様と一緒だから大丈夫だ。メタに呑まれるやうなこたアありますまい』三......すから、大変なものです。皆さま、是からシカリ腹帯をしめて行きませう』孫公『かう云......。候補者一人では競争者がなくて、選挙もサパリ張合がない。皆さま何卒私に選挙を願ひ......これは又  どうした風の吹き廻し 月にスポン湖の  大蛇の奴が現はれて 三公の親......宣伝使 握つた上は放さない  其執着はスポンが かぶりついたる如くにて  如何し... 702
703 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第13章 山颪〔977〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 47 件/ツ=47 ...つ  足の拍子を取りながら 「ウントコドコイ ド......コイシヨ」  倒けなよ倒けなよ気を付けよ......したり。『白山峠の絶頂で  「ウントコドコイ 危ないぞ」 言霊戦に出陣の  其統......三人が  鳩首謀議の其結果 「ウントコドコイ」又辷る  俺をば尊い宣伝使 神の使...... 世の諺にも云ふぢやないか 「ウントコドコイ」名は実の  賓ではなうて実の主と ......あひ  選むだ処を「ウントコシヨ」 「ドコイ」頭の天辺から  玉治別だと云ひなが......云ひながら 雷のやうなる声をして  「ドコイ」叱りつけられた こりや又如何した事......て居る 其処の処を考へて  「ウントコドコイ」軽々に 進んで行つちやならないぞ ... 703
704 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第14章 空気焔〔978〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ... 一行四人は漸くにしてスポンの湖水の南岸に辿り着いた。此時已に夜......の湖水の南岸に辿り着いた。此時已に夜はズプリと暮れ果て、鬼哭愁々として寂寥身に迫......。火の玉さまのお蔭でレコード破りの風もスカリ止まつて了ひました。あの物凄かりしブ......時に筒先に向けられるのは随分辛いな……オト待てよ、大将は帷幄の中に画策を廻らすの......やつて来て  怖相に怖相に尾を下げて チとも寄つて来ぬぢやないか  矢張りお前も......  あゝ惟神々々 吾は玉治別の神  「オトド......コイ」こりや違ふ 黒姫さまの一の弟子  ......聞け  抑も大蛇の三公とは 吾事なるぞスポンの  湖水を棲処と致す奴 只一匹も残... 704
705 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第15章 救の玉〔979〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...せう』と先にたつて湖畔を辿るを、四人はハと胸撫でおろし、元気頓に加はり、後を慕う... 705
706 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第2篇 ナイルの水源 第16章 浮島の花〔980〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...人の世も  神に任せば永久に栄えむ。 スポンの湖の底ひは深くとも  神の恵の深き......処ともなく中空より聞え来る。 玉治別はハと頭を下げ、拍手再拝、神恩を感謝し、寄り... 706
707 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第17章 霧の海〔981〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 22 件/ツ=22 ...国の都はどの辺に当りますか』『これからズと西に、うす黒く浮き出た様な山がありませ......の少し浮いて見えるのが向日山、それからズと北にうすく霧の中から覗いてゐるのが白山......瓶から茶々を出して呑ましてやらうか、それ!』といひ乍ら、前をまくつて、徳公の方に......ら頭も同様だ。頭に小便をひりかけるとはチと無道ぢやないか』『俺のは小便ぢやない、......らなア。バリの洗礼を施して貴様の心を、サパリ荒井峠だ、ウ......フヽヽヽ』『黒姫さま、常の習ひが他所で出......手取早く自由行動だ。サア来い勝負!』『ハハヽヽヽキウキウ取つつめられ、キウ策を案......ぢやありませぬか』『徳別久行列車が黒姫オトドツコイ、コリヤ失敬、黒煙を吐いて、火... 707
708 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第18章 山下り〔982〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 25 件/ツ=25 ...へなき困り者 厄介至極の至りなり  「オトド......コイ」言霊の 善言美詞の御教を  忘れて......  だんだんおち込む霧の海 「ウントコドコイ」黒姫さま  足許用心なさいませ 外......もしも途中で一人でも  大怪我したら「ドコイシヨ」 「ウントコド......コイ」親方に  何うして云ひ訳立つものか......て  先の女が易々と 登つて来たのか「ドコイシヨ」  不思議になつて堪らない 黒...... 安全無事の道がある  其処へ行く迄「ドコイシヨ」 どうしても心はゆるされぬ  ......吾等は神の子神の宮  とは云ふものの「ドコイシヨ」 矢張人の身をもつて  神さま... 708
709 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第19章 狐の出産〔983〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...なつと三つなつとしてやつて下さい』『ヒヨとしたら五つになるかも知れませぬから、吃......息苦しさうだ。今楽にして上げますから、チとばかり辛抱しなさいや』『ハイ御親切に有......出す。『さアも一気張りだ』とお常の腰をグと抱へ「ウーン」と息を掛ける、「ホギヤー......狐のやうな子は生れけり。 お常さん腹帯シカリ締めなされ  後の肥立ちが肝腎だから......今までは二人暮しの常さまも  これからチと荷が重うなる』『これこれ徳さま、又八釜......うなる』『これこれ徳さま、又八釜しい、チと黙つて居て下さい』『黒姫が何程黙れと云......狐ならば知らず人間の身体より  四つ足ドコイ四つ身飛び出る。 あゝ惟神如何なる神......したり。『アハヽヽヽヽ、何だ。初めからチと怪しいと思つて居たが、狐の産婆さまを黒... 709
710 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第20章 疑心暗狐〔984〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 39 件/ツ=39 ...ひて 荒井ケ岳を下り行く  「ウントコドコイ ド......コイシヨ」 転けつ輾びつ両人が  辺りに...... 汗の曲津はどこへやら  縮み上つて「ドコイシヨ」 寂滅為楽となりよつた  黒姫......た  黒姫さまが句を作る 俺も久公も「ドコイシヨ」  黒姫さまの驥尾に付し 天下......として「ウントコシヨ」 尽きざる姿は「ドコイシヨ」  泉の涌く如面白く 甦りたる......黒姫さまに手をつかへ  途中に女房が「ドコイシヨ」 又々坂がキ......ウなつた  背中を用心するがよい お常の......うにも斯うにも仕様がない 御苦労乍ら「ドコイシヨ」  取上げ婆さまになつてくれと... 710
711 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第21章 暗闘〔985〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ... ドロンと消えて影もなし  「ウントコドコイ」このやうな はげしい坂をば「ウント......足をヅルヅル辷らせつ  板を立てたる「ドコイシヨ」 やうな嶮しき坂道を  兎の如......  進み行くこそ憐れなり。 二人は日のヅプリ暮れた頃、漸くにして火の国峠の絶頂に......る。二人は「アイタヽ」と言ひながら、ガバと跳ね起き、薄暗がりにすかし見て、『ダダ......オホヽヽヽ』と遠慮会釈もなく、暗がりにボと姿を現はして嘲笑ふ。房公は最前の正面衝... 711
712 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第22章 当違〔986〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...詠ひ乍ら、閂をガタリと外し、門を左右にパと開けば、房公、芳公は軽く目礼し、足も軽......落をしたものだなア。六十の尻を作り乍らチと心得たら好ささうなものだ。若い奥さまを......で御座いますよ』『ハテナア、何が何だかサパリ訳が分らなくなつて来ました。オイ芳公... 712
713 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第23章 清交〔987〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...しく  みことのままに鉄門守らむ』と、つと立つて元の門番をなすべく表に出て行く。......み来る。長き廊下に差かかる折、玉治別にパタリ出会ひ、『世の人を導き救ふ愛子姫  ......厶いますなア。黒姫さまの御主人の御名もヤパリ高山彦さまで厶いましたかなア。其高山... 713
714 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 第3篇 火の国都 第24章 歓喜の涙〔988〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...終り、悄然として涙含む。愛子姫は黒姫のキイ詞に、きつく侮辱された様な感じがして、......黒姫、マア暫く御厄介になりませうかい、オホヽヽヽ』 愛子姫は先に立ち奥の間に導く......込んで、イヤもうお話になりませぬワイ、オホヽヽヽ』『モシモシ黒姫さま、夫ある妾に......は私がする。サアお愛どの、気の毒乍ら、トトと出て下さい。アーア高山さまが不在にな......て下さい。アーア高山さまが不在になるとサパリワヤだ。一辺悪魔の大清潔法を行らない......ばならぬやうな事をなぜなさつたのかい、オホヽヽヽ、さてもさても気の毒なものだなア......ア。私も同情の涙がこぼれませぬわいナ。ウフヽヽヽ、あのマア悲しさうなないぢやくり......さうなないぢやくりわいのう』 玉治別はフと顔をあげ、『ヤアあなたは黒姫さま、最前... 714
715 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第1章 二教対立〔989〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...た。 此国の人々の言葉は残らずサンスクリトを用ふるは言ふまでもない。されど口述者......し、権勢並ぶものなき今日の有様だから、ウカリ斯んな話しでも竜雲の耳へ這入らうもの......は言ふことは出来ないからなア』ユーズ『ヤパリ貴様は自白しよつたなア。秘密をいふ事......つた枝から、梟が『ホウスケホウホウ、ドロクドロンボ、ゴロ......トカヤセ、ボーボー』と鳴き立てて居る。(... 715
716 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第2章 川辺の館〔990〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...に一ぱいで御座います。併し乍ら貴方が、エトキング、サーチ、エール、アイ、シエール......、サーチ、エール、アイ、シエール、ビーベトになると云ふ事は一つ考へものです。うつ......は、ケールス姫の耳に口を寄せ、『エールベト、キング、シヤームン、デー、イ......クス、バー』と囁いた。此言葉は如何なる意......な、プロテスタントが現はれ、竜雲さまをベトすると云つて、計劃おさおさ怠りなき有様......『シルレング、ユーズの両人が、竜雲様をベトせむと云ふ計劃を廻らして居るのでは無い......云つて、両人は双方より私に飛びかかり、ベトせむと息巻き来るを、死物狂の力を出して......王様が吾々の信仰をお認めになつた以上はキト御保護をして下さいませう。かう云ふ時に... 716
717 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第3章 反間苦肉〔991〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...来りしケールス姫は、両眼に涙を湛へ乍らワとばかりに泣き伏したり。サガレン王は驚い......反逆を企て、王様を始め妾等を今夜の中にベトして、クーデターを行ふ陰謀を企てて居り......探らせ見む。先づ心を落ち付けよ』 姫はワとばかりに泣き出し、恨めしげに王の顔を見......王は誠と信じ、驚いて座を起ち、姫の手をシカと握り、『ヤレ待て! ケールス姫、早ま......るか』エール『ハイ確にレール、キング、ベトの計画を立てて居りますれば、何卒一時も......ーズと私かに諜し合せ、レール、キング、ベトの計画を立てて居つたであらう……王様こ... 717
718 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第4章 無法人〔992〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...……』と書き記してあつた。タールチンはニコと笑ひ、『アハヽヽヽ、馬鹿な奴だなア。......目の夕方、竜雲の側へキングス姫の手紙がそと届いた。竜雲は願望成就と打喜び乍ら封押......ならぬ身の悲しさ、得意然として、城内をソと脱け出で面部を深く包み、藤の森の頂きさ......はむと登り行く途端、踏み外して、陥穽にバサリと落込んで了つた。タールチンは物をも......ることとて引ならしたる土も四五尺許りゴソと落込んで了つた。其時何だか、足許に暖か......のだから、決して不足は云はうまい、何かキと詞の礼位は云ふのだらうと、腹をきめてや......始め、ケールス姫、サガレン王をレース、ベトせむとの野心を抱く者たる事は、歴然たる... 718
719 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第5章 バリーの館〔993〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...する機会は御座るまいかなア』 アナンはニコと笑ひ、『沢山に手段は御座る。先づ御一... 719
720 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第6章 意外な答〔994〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...虫も同様であつた。凡ての計画はこれにてサパリ齟齬して了ふ事を非常に恐れざるを得な... 720
721 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第1篇 天意か人意か 第7章 蒙塵〔995〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...居間の前に儼然として現はれ来り、窓よりソと室内を眺め声高々と歌ふ。『サガレン王よ... 721
722 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第2篇 松浦の岩窟 第9章 濃霧の途〔997〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...組の罠に陥らむ 心は千々に逸れども  ヂと胸をば抑へつつ 尚も進みて竜雲が  腹...... 腹を叩けば案の定 レール、キングス、ベトする  其謀計はありありと 手に取る如... 722
723 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第2篇 松浦の岩窟 第10章 岩隠れ〔998〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 18 件/ツ=18 ...思へば実に幸運が向いて来たものだワイ』レト『ヨールさま、万々一サガレン王が此道へ......天賦だ。吾々に幸福の神が守つて居れば、キと王の一行は此道を採るに違ひない。もしも......ルの一行に幸福の神が宿つて居るならば、キと王の一行は、ボーカ海峡を渡つて印度に走......れば神様は吾々の至誠を御照覧遊ばして、キと手柄をさして下さるに違ひないわ。それよ......まつてものを云ひたければ云つたがよい』ビト『もはや膝栗毛も疲れ果て、言霊も亦原料......話を一言も漏らさじと聞き耳立てて居た。レト『もう是れで腹は出来た。腹の虫奴が頻り......焉と云つたやうな気分になつて来た。おいビト、其瓢箪をこちらへ借せ。何と云つても神......向ふ事は出来ないからなア』ヨール『おいビト、一つ此処で元気をつけて敵を待つ事にし... 723
724 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第2篇 松浦の岩窟 第11章 泥酔〔999〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 36 件/ツ=36 ... ヨール、レト、ビ......ト、ランチ、ルーズの一行は瓢の酒に酔ひ潰......斯うにも始末にをへぬ代物ばかりである。レト『オイ、兄弟、何といい気分になつて来た......に浮いて来た。もう斯うなつては此急坂をセセと汗を流して、テクの継続事業をやる必要......字は木扁に尤と書くのだからな。エー、エプ、ガラガラガラガラ……』ビ......ト『あゝ臭い臭い、チ......と心得ぬか、風上に廻りよつて……八月の大......の玉ほどクレクレと変る竜雲の親方では、チと心細いぢやないか』ヨール『コラコラ、宜... 724
725 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第2篇 松浦の岩窟 第12章 無住居士〔1000〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...脛引いて待つてゐた竜雲の部下、ヨール、ビト、レ......ト、ルーズの改心組を初め、サール、ウイン......つてゐる。其処へ白髪異様の老人只一人、ココ......と杖の音をさせながら岩路を登り来り、館の......ひ方、足の歩き方、体の動かし方などを、トクと御考へなされ! 一目にして正邪が分る......テーリスは泣かぬ許りに跪き、無住の杖をグト握りながら、『エームスよ、早く王さまを... 725
726 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第2篇 松浦の岩窟 第13章 恵の花〔1001〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...も殆ど忘れて居たが、エームスの此声に、ハと気が付いたやうに四辺を見廻し、サガレン......捕縛せむと表面帰順を装ひ来れるヨール、ビト外三人に対し、今夜の子の刻を期して誅戮......倣ひ、唯今限り其罪を許すべし。ヨール、ビト以下三人、早く此場を立ち去つて神地の館... 726
727 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第3篇 神地の暗雲 第15章 眩代思潮〔1003〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...、頭部に角を生やした鬼の形であつた。「ア」と驚き竜雲の前に廻つて泣き伏しつつ、『......、俄に貴方が怖くなつて参りました。否々サパリ厭になりました。どうぞ其麻衣を脱ぎ捨......ものである。さうだから姫も今迄の旧慣をスカリ放擲し、日進月歩の今日だから、吾教に......つて、世に時めく事が出来るであらうか。チと其方も改心をして貰はねば、此竜雲の社稷......痴、イヤもう呆れて物が言はれないわい、アハヽヽヽ』と肩をゆすつて豪傑笑ひに紛らす......は其前に据ゑおかれたる瓶の水を二口三口グと呑み、胸を撫で下し、『されば候、テール......り早く、猿の如くかけ登り、眼下の村手をキと見渡し眺むれば、思ひ掛なき三つ葉葵の旗......ルス姫の薙刀はケリヤの足をかすつた。「ア」と悲鳴を上げ其場に打倒るるを姫は見向も... 727
728 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第3篇 神地の暗雲 第16章 門雀〔1004〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...の物語 誠となして竜雲は  顔の色までサと変へ 忽ち其場に腰抜かし  慄ひ戦くを... 728
729 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第3篇 神地の暗雲 第17章 一目翁〔1005〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 18 件/ツ=18 ...報告しようにも実の処は仕方がないのだ。サパリアフンが宙に迷つて了つた。驚異の面相......のは此ベスに限つて居るワイ、ウフヽヽヽフフ。アヽ、小便の大タンクが溢れて腎臓が破......小用を済ませ帰り来るを、シール『オイ、チと酒でも聞し召したら如何だい。斯う四辺暗......帯にあつては、やり切れないぢやないか。ドと奮発して鯨飲馬食と洒落て、暑さを凌がう......頂戴せなくては、ならなくなつて了ふぞ。チと心得ねばなるまい』『酒の用意はもう宜い......に仕へハベル名物男で、云つてもよい事はチとも言はず、云はいでも宜い人の蔭口は能く......云はいでも宜い人の蔭口は能くハベル……オトド......コイ喋る代物だから、今日は何もかも俺の前... 729
730 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第3篇 神地の暗雲 第18章 心の天国〔1006〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...の心情が憐れになつて来るワ。竜雲だつてヤパリ同じ事だ。彼奴らは天の牢獄につながれ......睡してゐる。それだからベールの子供は、キと父なし子だと思つてゐるに違ひない。思へ......又と世の中にあらうかい』と元気な顔してはしやいでゐる。シルレングは三人の問答を聞......るのも可哀相だから許してやるが、以後はキと心得て、只今の如き馬鹿げた事は言はぬが......待つて居れ、テモさても憐れな者だワイ、イヒヽヽヽ』『何を吐すのだ。主客転倒も実に......めてくれむに。テもいぢらしい者だのう、イヒヽヽヽ』『コリヤ、ユーズ、貴様は発狂致......益になることを知らぬか』『アハヽヽヽ、ヤパリ貴様は此世が恋しいと見えるな。汝の小......甚だしい。其方こそ社会亡者の発狂人だ。チと良心に尋ねて見よ。どちらが気違か、いか... 730
731 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第3篇 神地の暗雲 第19章 紅蓮の舌〔1007〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...れない。左様なら……』と云ふより早く、コンコ......ンと廊下に杖の音を響かせ、表を指して帰り......其改心を迫りおき 悠々として長廊下  コリコ......リと杖の音 次第々々に遠ざかり  何時の... 731
732 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第4篇 言霊神軍 第21章 火の洗礼〔1009〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...救ひ出せよと下知すれば  醜のベールはブブ......と 小言タラタラ面をば  南瓜の如くふく...... 敏くも耳に轟きて 靴音高く駆来る  ヤトは驚きベールをば 救ひ出さむと戸を開き......けめぐり 柱に頭を打つけて  アイタヽヽタあゝ苦しい 息はふさがる血は滲む  誰......ス、テーリス、ゼム、ルーズ  ヨール、レトやターレンの 涼しき声と聞えたり。『あ......ると共に、天の目一つの神は煙を分けて、ココ......と杖をつき乍ら、一同が避難の場に微笑を浮... 732
733 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 第4篇 言霊神軍 第24章 三六合〔1012〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...ンやテーリスと  心を協せて吾身をば ベトせむとの企みなり  かくなる上は一時も... 733
734 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第1章 富士山〔1013〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...は神奈川、静岡、愛知、三重の諸県より、ズと南方百四五十里も裾野が曳いて居た。大地... 734
735 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第2章 葱節〔1014〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...て居るのは、今迄大切に思ふて居た営業はスカリ忘れて了ひ、若錦一派の奴に対し、早く......額口の傷を見られない様に……』と夜具をグスリ被り、足の膝から先は出る程縮んで、寝......て居たから、村の人々にも若い連中にも、チとも憎まれた事は無く、却て喜楽さん喜楽さ......売つてやらう』と下らぬ野心にかられて、チと高い声で話して居る門を通つても、聞き耳... 735
736 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第3章 破軍星〔1015〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...如く耳にひびく。幾分か、コリヤ険呑だ、ウカリ行く訳には行こまい……と、稍卑怯心の......の間へ入りこみ、何くはぬ顔して、奥からヌと火鉢の側へ現はれて、井筒型の模様のある......らう、自分は剣先の柄に座を占めたれば、キと勝つに違ひないと、稍迷信に囚はれ乍ら、......言うてますから出て下さい』などと怖々ニユと手をつき出して、半分ふるうてゐる。河内......下や腰のあたりは秋の夜寒にも似ず、汗がビシヨリと着物をぬらしてゐた。門口には村の......ちませぬ。これは一つ仲直りをして、綺麗サパリと埒をつけませう』と砕けてかかる。喜......、抜いた刀の納めどこに困つて居たのを、ヤと幸ひ二つ返事で、『何分喜楽サンに任しま......。午後六時から……』と言つた。次郎松はヤと安心したものの如く、二百円が十五円にな... 736
737 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第4章 素破抜〔1016〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...かりである。股で挟んで金をとる釘抜女がザと三打計り、あちらこちらの料亭にうろつい......も河内屋は血もあれば涙もある男ですよ。チとは可愛がつてやつて下せえ』と半分ばかり......ハイ、あの次郎松サンが何で、ヘエそしてヤパリ松サンがお玉サンの何です』とモヂモヂ......河内屋は盃を次郎松の前に猿臂を伸ばしてグと差出し、勘公『サア色男の松サン、ワ......ちの盃はお気に入りますまいが、今日は仲直......りますまいが、今日は仲直りの式だから、ドサリと受けて下さい。イヤ十分打とけて酔う......た。長吉はヒヨロヒヨロし乍ら三人の前にドカと坐つた。お愛『コレ長吉ヤン、とうとう......河内屋の顔を潰しては可哀相だと思うて、ズと譲歩して五分々々と云ふ所で体能うキリを... 737
738 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第5章 松の下〔1017〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...ちと値が出ぬので売れぬのだ。之を抵当にチと金を貸て呉れぬか』と云つて金の融通を妙......居る。長吉の疵は別に血も出でず、団瘤が三四......出来た位ですんだ。次郎松は三人の囁き声を......したと見え、水田の稲の中から白い頬冠をパと現はし、次郎松『ホーイ ホーイ』と力の......て、自分の身に災難の罹る様な人助けは、チと考へて貰はねばなるまい。無頼漢の賭博者......……母は吾子の愛に溺れて喜楽が悪いとはチとも思はず、只父が亡くなつたから、人々が... 738
739 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第1篇 安閑喜楽 第6章 手料理〔1018〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...が、法外れの大馬鹿者か、気違になつて、キと一週間の後には帰つて来るから安心せよ』......ても、此松サンの黒い目で一目睨んだら、イカナ イ......カナ外れはせぬぞ、アハヽヽヽ、なまけ息子......隣の八田繁吉といふ三十男であつた。日のズポリ西山に沈んだ頃、重い足を引ずつて不安......一座の相談がまとまつたのが自分の耳にはハキリと分つてゐた。四日たつてもビクとも体......て、全身の根力をこめてきばつて見たが、ヤパリ体はビクとも動かない、口もきくことが......てる。祈つてゐるのか、踊つてゐるのか、チとも見当がつかない。随分騒がしい宗教だな......のだえ。お不足があるならば遠慮なしに、トトと仰有れ。小豆飯か揚豆腐か、鼠の油揚が... 739
740 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第7章 五万円〔1019〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 19 件/ツ=19 ...するのであつた。 初めての審神者の事でチとも様子は分らぬ。第一番に多田琴が神主の......であるぞよ、其証拠には此方の目の玉を見よ』と目を指し示す。初心の審神者は其目の玉......が、両眼に真紅の色を染出して居る。……ヤパリ巴御前ぢやあるまいかなア……と思案し......に口を切り、少女の口から、『チヽヽヽヽ、ヽヽヽヽ』と口を尖らし、組んだ手をヒヨイ......、一里余りの道を白昼大手をふつて、『家来、伴して来い』と云ひ乍ら、何だか訳の分ら......は其歌に合はして、石や瓦を叩き乍ら、テンテン...... ......ンツクツンなど言ひ乍ら、中村の多田亀の家... 740
741 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第8章 梟の宵企〔1020〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ... 久し振りで自宅へ帰り、心もユタリと宵の口から眠つて居た。俄に『オイオ......では全然忘れて了ひました。何だか頭がボーとして、分らぬ様になつて来ました。又ボ......ボ......と思ひ出すだらうと思ふて居ます』大霜『こ......、金の欲望はありませぬ。金の事聞いてもゾと致します』大霜『馬鹿云ふな。此時節に金......杯担うて帰る様な心持で、宮垣内の伏屋をソと抜け出し、前条から愛宕山麓、姥の懐、虎......手に着いて離れず、勝手に鶴嘴は堅い土をコンコ......ンとこつき出す。殆ど二時間ばかり土をこつ... 741
742 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第9章 牛の糞〔1021〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...に現はれ、其方に申渡すことがあるから、シカリ聞くがよいぞ。宇一は暫く席を遠ざけた......は一言も聞きませぬで……オイ喜楽、チとシカリせぬと可かんぜ。お前の口から言ふのぢ......らぬといふ意地の悪い神がどこにあるか、チと考へなさい。審神者が気をつけます』大霜......ならこれから神も改心して、欲しがる奴にチと計り与へてやらう』宇一『ハイ、私は別に......せぬが、内の爺は先祖からの財産を相場でスクリ無くして了つたものですから、親類から......ります』大霜『それが大体悪いのだ。綺麗サパリと改心をいたして、此方の申すことを一......十万円の金を又外の奴に拾はれて了へば、メタに出て来る例しがない』宇一『葦野山峠は......暫く時刻の到るを待つてゐる間に、二人共グスリ寝込んで了つた。 フツと先に目が開い... 742
743 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第10章 矢田の滝〔1022〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...と心の中に念じてゐた。大霜『コレ肉体、スパ抜かうか、チ......と貴様も困るだろ。どうせうかな』とからか......してやらうと言ひ乍ら、糞壺へ這入れとはチと間違ひぢや厶いませぬか』松岡『錆た刀を......吐すのだ』と大声に呶鳴り立てた。喜楽はビクリして、喜楽『ハイ、そんなら裸になつて......リンと唸り声がして来る。鎗の穂先は夜でハキリは見えぬが、自然に曲り鎌首を立ててゐ......云ふ事が白い墓標の文字で明かになつた。ヤと安心して漸く矢田神社の境内にさしかかり......手つきをして体を揺つて居る。此奴ア、ヒヨとしたら稲荷山の峰つづきだから、奴狐がだ......アの近くによつて、一生懸命の声で、『コラ!』と呶鳴つて見た。婆アは此声に驚いて、... 743
744 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第11章 松の嵐〔1023〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...サンがやつて来て、祭壇の前に尻を捲つてドカと坐り、大勢の参拝者の中をも顧みず、真......テとつけ、音をせぬ様に懐から出して前にソと置き、次郎松『サア先生、イヤ極道息子、......さい管狐を放り出さぬ様にして呉れよ。ヒヨと取り憑かれでもしたら大変だ。皆さま用心......プンと一発嗅し『アハヽヽヽ』と笑ひ乍らササと帰つて行つた。 それと擦れ違ひに、弟......き口惜がり、地団太を踏み乍ら、由松『エー、此神さまは力の無い神だ。毎日々々物を供......棟へ上つて糞小便を垂れかける、それでもチとも神罰があたらぬのぢやないか。元来畜生......松は拾うては戸外へ投げつける、参詣者はビクリして顔色を変へチリチリバラバラに逃げ... 744
745 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第2篇 青垣山内 第12章 邪神憑〔1024〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...頂くほど気持のよいことはありませぬ』とサパリ稲荷下げに人をして了うてゐる。喜楽は......いと云つたら、伯母『ソラお前の神経だ。ヤパリ神さまぢやない』などと云つて、又態度......と唸る声は段々と烈しくなる。此家の者はビクリして、同じ村の親類へ皆逃げて行つて不......がよくないぞ、鞍馬山の大僧正が其悪事をスクリ調べ上げて制敗をしてやるのだ、サア如......やるのだ、サア如何ぢや』と云つては頭をコンとなぐる。二人は強直状態となり、首計り......神憑りは喜楽の姿を見るより、二人の上から......と下りて叮嚀にキチンとすわり、重吉『これ......寄つて、宇一は左の手を、馬吉は右の手をグと後へまはし、手早く手拭で括らうとする。... 745
746 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第13章 煙の都〔1025〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...して居た。それが大阪へ初めて来て見ればチとも見当がつかない。交番所へ行つて尋ねて......摸が田舎者だと思ふて盗るか知れぬから、シカリと内懐へ入れて片一方の手で握りもつて......屋を出掛ると、其処の番頭が喜楽の襟髪をグと握り、番頭『こりや何処へ逃げて行く、田......たり、自問自答して神勅を伺ふたけれど、チとも松岡サンも大霜サンもスカタンばかり教......見れば其処にも土器に大豆の煮でたのが七八皿に盛つて、『一皿一銭お馬さんにおあげな......さいませ』と書いてある。鶴に五杯の鰌をスカリ与へて五銭はり込んでやつたのだから、... 746
747 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第14章 夜の山路〔1026〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...頃に、ガラガラと車でやつて来て、何だかブブ......小言を云ひ乍ら、おいのといふ女を合乗りで......も実に心持よき英雄である。豊太閤だとてヤパリ人間の生んだ子だ。彼も亦同じ百姓から......によると、女の病には実母散を呑んだら、キと全快すると聞いて、俄に其薬が欲しくなり......服持つて逃げて来ました』と語り了つて、ワと計り其場に泣き倒れた。孝行息子の心にほ......今日はお前に免じて忘れてやるから今後はキと慎め!』と口汚く罵り、一服十銭の薬に五......薬に五十銭を引つたくるやうにして受取り、リをも払はず肩を怒らして帰つて行く其無情......貧児の境遇を見聞して、どこへ行つても、ヤパリ秋には秋が来る、冬はヤツパリ冬だ、暗... 747
748 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第16章 四郎狸〔1028〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...川があつて其両方の堤に竹藪のある事等をスカリ透視して了ひ、三人に其由を告げると、......親分で御座いましたが、喜楽先生の前ではチと申し上げかねる事なれども、斯うなれば仕......ふ白粉を弥太郎が探し出して、白い毛玉にブかけてやつた。毛玉は硝子箱の中心に坐を占... 748
749 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第17章 狐の尾〔1029〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...行く。 いよいよ午後の三時過になると、ボボ......と参詣人が集つて来て、牡丹餅や菓子、米、......燃えつかうとすると、水の垂るやうな榊をポとくべて火を防ぐ、又燃上らうとすると榊の......つけた御幣を、あわてて火と吊幣との間にグとつき出し延焼を防ぐ其巧妙さ。喜楽は高島......尻からチヨロチヨロ見えて居る狐の尻尾をグと握ると、ふみ子は驚いて『シユーシユー』......事であつた。訳の分らぬ人間に対しては、ヤパリ分らぬ事を云ふて聞かすのが、よく耳に......皆サンも疑はずに信心をして下さりませ、キと広大な御利益が頂けますぞえ』としたり顔......なら、牡丹餅の中へ牛糞を入れて供へたらキト知つてるだらう、モシ知らぬやうな事なら... 749
750 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第18章 奥野操〔1030〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...んで、京大阪へ飛出し、奇術師となつて、ドサリ金を儲け、それを資本として大きな神殿......のあたりまで舞ひ上り、『バカ バカ バカ』と呶鳴りつけた。喜楽は止めるのが馬鹿か......千万な其言ひ条了見致さぬぞ』と言ひ乍ら、と立上り、『ヤア ヤア』と声をかけ、喜楽......の宅へ行つて聞いて見たが、操と云ふ名はハキリ分らぬが、某々院殿某々居士と云ふ事丈......く、右の三つ目の石碑には苔がたまつて、ハキリとは分らぬが、どうも似た字が現はれて......の、其外の面々、いかい御苦労で厶つた、アハヽヽヽ』と豪傑笑ひをなし、肩を二人一時......で狸を見た時は、随分妙な顔だつたのう。ホホヽヽヽ、アハヽヽヽ』と又腹を抱へて笑ひ......来る亡者の顔が、隣のお紋と云ふ娘の顔にソクリである。喜楽は思はず知らず、喜楽『ヤ... 750
751 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第19章 逆襲〔1031〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...と云ひ渡す。 ありもせぬ金を寄せ集めてヤと十五円拵へ、保津の浜から、舟に乗つて谷......きり壮士俳優になつて見度いと云ふ心は、スカリ消え失せ、一心不乱に神界の御用に尽す......処の息子の計サンの病を癒してやつたら、チと村の者も気がつくだらう。信仰をするだら......つ、家の親類は天理サンに呆けて家も倉もサパリとられて了つた。近はんは稲荷下げに呆......で躍つたり、跳ねたりした挙句は、布団をグスリ被つて寝通しぢや。モウこれからお前に......なア、アンアンアン』と泣き出す。喜楽はムとして、喜楽『これ、おこのサン、そんな無......病気を助けてやつてくれ。これ松、お前もチと喜楽サンに頼まぬかいな』 奥の間で阿栗......まま庭に下り、門口の戸に頭を打つて『キヤ』と云つたまま仰向けに倒れた。此時高畑の... 751
752 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第3篇 阪丹珍聞 第20章 仁志東〔1032〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...りの男がある。男は無造作に閾をまたげてヌと這入り、男『私は紀州の者で三矢喜右衛門......話される。喜楽が一口言はうと思うても、チとも隙がない。此方の用向も聞かずに四時間......此方の用向も聞かずに四時間斗り喋り立て、......と立つて雪隠へ行き、又元の所へ坐り、三方......信も封を切つたのや切らぬのが、新聞紙とゴチヤになつて広い机のグルリに散乱してゐる......てゐる。長沢先生は障子の破れ紙の端をチヨと引むしつて、......ンと鼻をかみ、ダラダラと流れやうとする鼻......やうとする鼻汁を又ポンと紙を折り、遂にはーと余つて鼻汁が膝の上に落ちやうとするの... 752
753 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第4篇 山青水清 第21章 参綾〔1033〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...立寄つて休息をして居た。 三十あまりのボテリと肥えた妻君が現はれて渋茶を汲んで呉......のは止めますわ。今面白い最中だから、モチと魚をとつて帰りますから、日の暮に来て下......れど四方氏は喜楽が穴太へ帰つて来た事はチとも分らなかつた。 それより四方氏と共に......立ち出で、漸くにして檜山迄着いた。日はズポリと暮れて来た。少し目の悪い四方氏は最......へ行つて、そんな事でもなさらうものならサパリ狐使ひだと云つて、ボ......帰されて了ひますから、綾部へ御いでになつ......が愚図々々云ふと面倒で御座いますから、ソと裏町の教祖さまの宅へ参りませう』と云ひ... 753
754 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第4篇 山青水清 第22章 大僧坊〔1034〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...益す目玉をまん丸うして、爺『あんたにもヤパリ憑者がゐますか、ふしぎな事もあるもの......憑霊退散の相談を持ちかけて来た。喜楽はヤと安心して爺の勧むる儘に、家に上りこんで......寸先生失礼』といひ乍ら、懐から紙を出してンとかむ、そして又手を組む、鼻汁が......ル......ルと出る、又手を放し、懐の紙を出してハナ......のを、黙つて見て居たが、霹靂一声、『コラ!』と喜楽は大喝してみた。爺は此声に驚い......爺サンの鼻汁は依然として、遠慮会釈もなくル......ルと流れおつる。拭く事を禁ぜられたので、... 754
755 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第4篇 山青水清 第23章 海老坂〔1035〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...のまにまに海老坂峠まで差かかつた。日はズポリと暮れ、其上に坂路のこととて、最早一......進ぜよう』と打つて変つた砕け方に喜楽はヤと胸をなで卸し、大坊主に導かれて、庫裏の......んの事を伺ひましたが、妙でしたよ。私がジとして焼物の稲荷サンを見つめて居ると、稲......りますが、妙なもんで、一月ためて置くとヤパリ二円十銭で、一日に七銭の割になつて居......民の神占をも半信半疑で、手紙の事などもスカリ忘れてゐた。 所へ園部川で漁の為瓶付... 755
756 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第4篇 山青水清 第24章 神助〔1036〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...られた神歌は数百首に上つて居たが、今はハキリ記憶して居ないのである。 扨幽斎修行......台迄ひきあげた。此時の事を思ふと今でもゾとする様だ。全く神の加護によつて危き怪我... 756
757 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 第4篇 山青水清 第25章 妖魅来〔1037〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...さつたのである。故に此御恩の九分九厘はヤパリ金光さまにある』と云つて、直に京都の......。サア皆の者共、これから今までの取違をスパリ改心致して、此方にお詫致せば今までの......には神懸一同が口を揃へて、『皆の者よ。シカリ致さぬと、上田の曲津にごまかされて、......不正直だと見なされてゐるやうな人間にはメタに憑るものでない。たとへ憑つて見た所で... 757
758 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第2章 吉崎仙人〔1039〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...、自分一人の食ふ丈のものを働いて拵へ、チとでも米塩の貯へが出来ると、それが大方な......程面白い連絡がある。其筆先の大要は先づザと左の通りである。『今日迄の世界は、吾々......内して上げませう』ときせる煙草を一二服グと喫み、老人『サアサアこうお出で』と先に......心配し始め、仙人に向つて、喜楽『両人はキとここへ訪ねて来る筈だのに、まだ姿を見せ......れてゐるのだから、明日の朝になつたら、ヤとの事で来るであらう。憂慮するには及ばぬ......むとするやうなものだ。今に改めなくてはキと身を亡ぼすことが出て来るぞ。今日只今限... 758
759 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第3章 帰郷〔1040〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...喜楽は綾部から只一人で、十四里の山路をボボ......徒歩で行つて見ると、吾家の軒まで差かかつ......折、不意に誰にか揺起されたと思ふたら、ヤパリ夢であつた。アー併し乍ら御先祖さまの......なことが出来しても構はぬから、今ここでキパリと返答をしてくれ』と真赤な顔して呶鳴... 759
760 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第4章 誤親切〔1041〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...のこつちやから分らぬと思うて、そんなウソパチを垂れても、此黒い光る目でチヤンと睨......家の私までが村で肩身が狭いぢやないか。チとしつかりして目をさましたら如何だ。親の......て、一応綾部まで帰つて行くことになり、ホと一息つくことが出来た。併し次郎松サンや......喜楽について来ることになつた。 喜楽はヤと安心して母に別れをつげ、急ぎ綾部へ帰ら......みた。これを聞いた次郎松サンは舌をニユーと出し、大きな声でこけて笑ひ、次『ヘー、......も死病が三日のあとに治りますかい。そらチと違ひませう。大方仏壇へでも位牌になつて... 760
761 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第5章 三人組〔1042〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...つて居る。 四方平蔵氏は自分に隠れて、ソと綾部の金明会へ馳せ帰り、幸吉と云ふ弟と......然として……何事も皆神様の御都合ぢや、チとも心配は要りませぬ、又土の中から形のあ......あら不思議や、其場でお米サンが打倒れ、サパリ正念がない様になつて了ひ、体がダンダ......俄に平癒しまして、其言行が普通の人間とチとも変はらぬ様になつたので、皆の信者が感... 761
762 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第6章 曲の猛〔1043〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...すから、私たちは先生を大事に思ふ余り、ソと御意見に来たのであります。兎角出る杭は......々に言ふので仕方がないので、教祖さまにチと云うて聞かして貰はうと思うて申し上げま......万が怒つて、其人を殴りかけましたので、ビクリして西の方へ一目散に逃出しました。サ......はなし、散々に神さまの悪口を言うた揚句ヤとのことで其晩の十二時頃に帰つて行きまし......ります。それでもまだ邪神界が暗いから、マと灯明をつけてくれと、お三人サンの神懸の... 762
763 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第1篇 千万無量 第7章 火事蚊〔1044〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...、家の裏山へ一目散に駆け出した。野崎はビクリして、後追つかけ、漸く三町許りの谷間......、自分が上谷へ来る筈がないぢやないか。ジクリと物を考へて見よ』と諭せば、爺イサン......から大切にしてやれ、と教祖が申すのは、チと物が分らぬぞよ。教祖の目をさますのは、......ぞよ。改心致さぬと足許から鳥が立ちて、ビクリ致して目まひがくるぞよ。改心するのは......様は何の事か、これでも誠の神の行ひか、チとは胸に手を当て考へてみよ』と呶鳴りつけ......るやら、茨に引つかかつて泣き叫ぶやら、ヤとの事で不動山から、命カラガラ上谷の伊左... 763
764 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第2篇 光風霽月 第8章 三巴〔1045〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...ず三人が出て来ましたのですから、どうぞシカリ聞いて下され。永らく霊学を教へて貰う......かべ、喜楽を尻目にかけて腕をふり乍ら、ココ......と細い坂路を降つて行く。中村竹造はニタニ......んて、そんな謀反を起してもだめですよ。ヤパリ蚯蚓切りの蛙飛ばしは、どこともなく土......杓子は、何程鯰の子によく似て居つても、チと大きうなりかけると、手が生えたり、足が......はえたり、いつのまにやら尻尾が切れて、ヤパリ先祖譲りの糞蛙によりなれませぬぞや。......になるの、神懸りを人に教へるといふのはチと時節が早すぎます。一日も早うどつかへ行......早すぎます。一日も早うどつかへ行つて、モトモツト神さまのお道の勉強をして来なさい... 764
765 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第2篇 光風霽月 第10章 思ひ出(一)〔1047〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...どと云つて、岡田良仙といふ坊主上りのゴロキを呼んで来るやら、巡査が駆付けるやら、......せだつたので、群集は自分と岡田良仙とをスカリ取り違へて了つて同伴の五人と良仙とを......は何時露顕するか分らず気持が悪いから、コソリ逃げ出して巡査駐在所へ囲まつて貰つた... 765
766 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第2篇 光風霽月 第11章 思ひ出(二)〔1048〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...、喜楽が帰つたのは喜んだが、又小松林の四足の悪の守護神呼ばはりを始め出した。洋服......の事かと聞いて見ると、自分の書いた本をスカリ集めて五百冊ばかりも留守中に焼いて了... 766
767 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第2篇 光風霽月 第12章 思ひ出(三)〔1049〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...置をかいた。 『たまたまの旅につかれてグと寝る  素人按摩が肩ひねる ねるは ね......帰つて教祖に云ひかねる ネルの首巻ネルパチ  空から雨がフランネル ヤキヤキと熱......とが分つて、皆で大騒ぎをして園部穴太をスカリ捜し廻つたさうな。『霊界物語』霊主体... 767
768 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第3篇 冒険神験 第13章 冠島〔1050〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...んで北京は全く重囲の中に陥り、独逸公使ケトレル先づ惨殺せられ、我公使館書記生杉山......ちが、そこまで強いて仰しやるのならば、キと神様の教でありませう、確信がなければ、......しつつ、俄作りのみくじを引いて見て、『ヤパリ神様は行けとありますから、兎も角行け......拾ひ上げた。時しも舟底に肱を枕にして、ウウ......眠つて居た澄子は忽ち目を醒まし、澄子『ア......ら吹き込んで蘇生せしめられたと思へば、ヤパリ夢であつたか』と不思議相に語り出す。......ひ出され、一しほ感興深く進む折しも、ボーと海のあなたに黒い影が月を遮つた。舟人は... 768
769 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第3篇 冒険神験 第15章 怒濤〔1052〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...祖のやうな婆アさまが行けるものでない、キと神の怒にふれて、舟が転覆し、海の藻屑に......中村は驚愕の余り弱腰が抜けたと見えて、チとも身動きが出来なくなつてゐたのである。......るから、神の御子と生れ出でたる人民は、チとの間も神を離れるな、道をかへるな、欲に......には悪神が潜んでゐたのでせう、これからキと改心致します』と真心から涙を流して有体... 769
770 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第3篇 冒険神験 第16章 禁猟区〔1053〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...なら明朝一時まで自分等は待つ事にせう、キと雨も止み、快晴になるは請合の西瓜だ、吾......シブシブ帰つて行く。 三人問屋の部屋でガト虫の様に小さく縮かんで寝に就いた。大方......楯も堪らぬやうになつた。 水夫に頼んでカカ......にも舟を着けて貰ひ、かき登つて見ると、手......り相な気配だにない。「自由の権構てなやホチ......チ」と言はぬ許りの面構へ、要らぬ奴が来や......りの面構へ、要らぬ奴が来やがつて、人をビクリさしやがつたが、マア裁判官でなくて大......体を俄の暑熱に当てられる。思ひ出してもゾとする。教祖は平素の修行の結果にや、神色... 770
771 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第3篇 冒険神験 第17章 旅装〔1054〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...上げるのです。前に教祖様に申上げたら、キと止められるは必定ぢや。あんな権太郎先生... 771
772 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第4篇 霊火山妖 第18章 鞍馬山(一)〔1055〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...福林安之助が数多の役員信者を出し抜いてソと旅装を整へ、梅の杖まで用意して先へ廻つ... 772
773 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第21章 凄い権幕〔1058〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...なり、三十四年に改心が出来て居つたら、ヤパリ三十四年に立替を遊ばす御仕組にチヤン......ら悪罵されて、はねのけ者にされるのだ、チとは考へて貰はぬと困るぢやないか』と言へ......りあんたは角文字や外国の教にこるから、サパリ霊がねぢけて了うて、お筆先が分らぬの......がねぢけて了うて、お筆先が分らぬのだ。チとお筆先を聞きなされ』と呶鳴りつけ乍ら、......かも知つてゐる』というや否や、中村『コラ小松林、お筆先が苦しいか、サア是からお筆......ろ、サア早く小松林、此お筆先を聞いて、トトと会長サンの肉体を立去れ、そして其後へ......といふ奴は何処までもしぶとい奴だから、ウカリしとると馬鹿にしられますで。本当に小......大変だと思ひ、便所へ行くやうな顔して、ソと裏口から飛出し、西町の大槻鹿造の宅へ一... 773
774 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第22章 難症〔1059〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...真似したのが大変に祟つて、信者一般から四足の守護神と思ひこまれたからたまらぬ。此......綾部へやつて来て、大槻鹿造の家で、夜中ソと会長と会見し、教理を研究しては、又夜の......沢山の信者の前で、『会長は小松林といふ四足の守護神が憑いとるのだから、相手になつ......こへも行くでないと仰有るのに、小松林の四足にチヨロまかされて、又しても又しても、......、中村『コラ小松林、まだ改心を致さぬか、......ボにおとしてやろか、慢心は大怪我の元だぞ......いろいろと気をつけるけれども、小松林の四足が吐すのだなどといつて一口もきかず、目......で、そう着々と埒があくものか、今の内にチと目をさましておかぬと、此戦争は済んで了... 774
775 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第23章 狐狸々々〔1060〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...て呉れと云ふ端書を寄越したので、自分はソと綾部を未明に飛び出し、鞄をさげて須知山......た処、瓦屋で今竈へ火を入れて居る最中、ユクリ話も出来ずして居ると、中村の股肱とな......ら、京都を横断して漸く宇治へ帰つて来てブブ......小言を云つて居た。さうすると翌日になると......になると西田が、西田『又来やがつた。何糞』と気張つてゐる。されど狸の憑霊は猛烈な......艾をつけて扇で煽ぎ乍ら鎮魂して居ると、ヤとの事で落ちた。それから二三遍チヨコチヨ......ける。自分も宇治へ行く道だから、此処でユクリして居れぬと鉄道の側へ行つて見ると、......り出し、お供物をすると魚のお供の方へカタと音をさしては向き直つたり、階段を下りた... 775
776 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第24章 呪の釘〔1061〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...につき立の餅をうめておいたら、此病気はキと直る』との事であつた。かくと聞いた傍の......召に依つて、こんな目に会うたのだから、キと幸之助を恨めてはならぬぞ、一日も早く真... 776
777 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第25章 雑草〔1062〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...とおチヨくる様に無礼な事を言ふ。喜楽はムとしたが、いやいや待て待てと胸をなでおろ......ンは蝉のぬけがらになつた後へ、稲荷山のケネがついて居ますから、モウ駄目です。こん......善吉とが吉田へ金掘に行つた事があつた。モと金をよこせ、キ......と出ると云つて来たけれど、モウそれぎりで......る代る参拝して居た。増吉は千葉と宮沢にスカリ抱込まれ、大本へ反旗を翻して両人を吾... 777
778 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第26章 日の出〔1063〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...せうか』と伺つて見た所、『明日の朝からソと園部の方面を指して行け』との神示が降つ......。綾部は大変な事が出来て居りますぜ』とゴゴ......した声で睨めつける様に云ふ。喜楽も何か澄......分らぬ様な天眼通が何になるものかい』とブブ......囁き乍ら委細構はず駆け出し、祐助『よう思......。此中佐の宅へ心安く遊びに来る、背のスラとした、人品のよい少し頭の光つた男が溝口......て雪隠へ突つ込んで了ひ、『さあ、これで四足の皮を剥いでやつた。これで海潮も改心を... 778
779 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第27章 仇箒〔1064〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...壇の前へ行つて、一生懸命に祈願を込め、フと顔をあげると、そこに大きな水鉢に清水が......いと、早速二階へ上つて見ると、雀の糞がパと水にういて、白く垂れ下り、丁度優曇華の......ふ女を中村の女房にした。それから中村はスカリ失望落胆の結果、発狂気味になり、遂に......飛んで来て、福島『ヤア四足が来よつたシーシー......』と追ひまくり、ピユーピユーと痰を吐きか......うから、敷居一つまたげさしても汚れる、キと貧乏するか、大病になるによつて、艮金神......敷包を負うて真赤な顔をして出て来るのにベタリ出会した。京都伏見間の電鉄がそこへ来......様な風をして居る。会長は大声で……『馬鹿』と二口三口呶鳴ると西田が、西田『こんな... 779
780 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 第5篇 正信妄信 第28章 金明水〔1065〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...帰つて来た。途中澄子は産婦に免がれがたきワリで非常に苦み、石原から時田や其外の大... 780
781 霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...明の光の空に浮彫りの    やうな雲片二三......見ゆ〈十八章(初)〉琴平の山の腹より照り......付けて爆弾よ    それ地震よと戦く江戸子〈二十章(初)〉午砲の音庫の戸音もドン......かむ〈二十八章(初)〉大正の秋も十余り二の年    神の便りを菊月の下の三日に月... 781
782 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 前付 総説 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...なり、葦原は亜細亜の意味であり、葦原はアシリヤとなりアジアとなつたのである。太古... 782
783 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第1篇 伊祖の神風 第1章 大黒主〔1066〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...、部下の広国別をして常世城を守らしめ、ロキー山に日出神と偽称して大国姫をば伊弉冊......の戦ひに、部下の軍卒は大敗北し、遂にはロキー山の鬼となり、茲にバラモン教を開設す... 783
784 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第2篇 黄金清照 第4章 河鹿越〔1069〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...予定の所までに日が暮れると大変だから、ボボ......と行きませう。何程足が遅くても根に任せて......を惟神にお任せ遊ばし、妻子のことなどはチとも気にかけてゐられない。只神様にお任せ......むとは知らず、風景の佳き谷川を眺め乍ら、ト立止まり、清照姫『お母アさま、河鹿峠は......併し乍ら広大無辺の神様の御恵に依つて、キと御両親様が御面会遊ばし、同じ三五の道に......教の信者だが、一つ話をしてあげるから、トクリとそこで聞きなさい』ハム『オイ皆の奴......の言葉で判然した。サアかかれ、一イ二ウ三』と号令をする。清照姫は笠を被つたまま、......レ耄碌サン、女ばかりと侮つて、いらぬチヨカイを出すと、キツイ目に会はされますよ。... 784
785 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第2篇 黄金清照 第5章 人の心〔1070〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...が三人とも都合よく真錦の様な真砂の中にグと投げ込まれ、安閑と眠つて居やがる、投げ......して早く水でも与へて呼び生かさぬ事にやサパリ駄目だぞ。然し約束の通りハムだけは助......ウンと呻り出した。レーブ『ヤア、此奴は放といても勝手に生き返るぞ。憎まれ子は世に......に捨てて谷川を伝ひ伝ひ逃げ出す。ハムはムクと起き上り、『ア......ハヽヽヽ人間の心と云ふものは分らぬものだ......の如く渡つて行く。山腹の谷道から照公はフと此姿を眺め、『モシ、宣伝使様、此谷底に......』梅公『モシ宣伝使様、あまり深い谷底でハキリは分りませぬが、如何やら二人の人が殺... 785
786 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第2篇 黄金清照 第6章 妖霧〔1071〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 36 件/ツ=36 ...が追ひかけた時に殺して貰はなんだのだ。ヤパリ貴様は命が惜いのだらう』タール『馬鹿......房になつてやると仰有つたら、婆アサンもキとお添物に出て来るに違ないが、其時にや貴......余り気分も悪いこたアない事はないワイ。ウフヽヽヽ』レーブ『コリヤ静にせい。ハムの......を銜へたやうに、ポイと谷底へ投げこみ、ササと行つて了ひやがつた。空中を七八回も廻......とすれ共、腰の骨が如何なりよつたか、チーとも動けないので自然療治を待つてゐると、......、宣伝歌を歌うて来る奴がある。此奴ア、キと最前の母娘の者の身内に違ない、グヅグヅ......しやと気がゆるんだが口計り達者で身体がサパリ動かぬ。アヽ如何したら良からうかな。......ブ、タールの二人は祠の床下から此独言をスカリ聞いて了ひ、互に舌を出してニタツと笑... 786
787 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第2篇 黄金清照 第7章 都率天〔1072〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...先にはホンの毬のやうな斑点が西北の空にパと現はれたと思ふ間もなく、追々あの通り膨......れから先へ善くない事をしようものなら、キとこんな結構な所へは来られない、これと反......びこまむとすれ共、後に立つた赤鬼が、グーと首筋を掴んで離さないので、ハムは一生懸......バラモン教の大棟梁大黒主である。二人はビクリして顔色をかへ乍らあわただしく、イー......つた。樹上の大蛇は大黒主を大口開けて、グと一口に呑んだまま、黒雲を呼起し、一目散......了つた。 二人の宣伝使の姿を見るより、フと気が着きそこらあたりを見れば、河鹿峠の... 787
788 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第2篇 黄金清照 第8章 母と娘〔1073〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...並ぶ者なき神司 数多の侍神を従へて  ヤと心を安んじつ 副棟梁に任けられて  母... 788
789 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第3篇 宿世の山道 第9章 九死一生〔1074〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...ぬ顔にて過ぎて来た  河鹿峠の山道で テキリ会うた母娘連  此奴あテ......キリ蜈蚣姫 小糸の姫と知つたれど  さう......違ひない 一つも取らず二も取らず  チヤチヤ ムチヤクになるだろと 思案を定めて......らうと  思うた事も水の泡 ウントコ ドコイ  アイタタ......タ あんまり吾身の欲ばかり  企んだおか......し給はれ惟神 お願申し奉る  アイタヽタタ アイタ......タ もう一歩も行かれない  天地の神もバ...... 御前に祈り奉る』と涙の声を絞り山道にドと倒れ、観念の目を瞬いて知死期を待つ事と... 789
790 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第3篇 宿世の山道 第10章 八の字〔1075〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...恐喝しつつ得意がつて居る。折しもあれやサト吹き来る山颪に四辺を包みし濃霧は拭ふが...... 命からがら逃げて行く  「ウントコ ドコイ アイタ......タ」 タールよ気をつけ石がある  此処は......す 不思議な力を持つた奴  強い奴にはドと逃げ 弱い奴には攻めて行く  之が孫呉...... 命をとられちや堪らない 「ウントコ ドコイ ド......コイシヨ」 レーブの足は遅いぞよ  愚図......命を保たにやなるまいぞ  「ウントコ、ドコイ辛気やな」 耄禄爺の道連れは  ほん...... ドンドンドンと聞えてる 「ウントコ ドコイ こら違うた」  谷間を流るる水の音... 790
791 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第3篇 宿世の山道 第11章 鼻摘〔1076〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 64 件/ツ=64 ...の 姿もいとど美はしく  常世の春の「ドコイシヨ」 秋の紅葉の如くなり  今吹く......の旅立が 出来るに定つてあるならば  チとも恐れはせぬけれど 吾等の如き罪重き ......重き  身魂が如何して「ウントコシヨ ドコイ ド......コイ ド......コイシヨ」  ホンに危い坂路ぢや 根底の......  ホンに毒性な風ぢやなア 「ウントコドコイ梅公よ」  「ヤ......トコド......コイ照さまよ」 互に気をつけ足元に  風... 791
792 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第3篇 宿世の山道 第12章 種明志〔1077〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...つてくれたなア。俺達二人も何が何だか、サパリ合点がゆかぬのだ。実際現界か幽界か、......ぬのだ。実際現界か幽界か、如何考へてもハキリせぬ。お前は何と思ふか』ハム『確りせ......南口の岩窟の中だよ』ヨセフ『さうするとヤパリ生復つたのだなア。夜前ここ迄逃げて来......復つたのだなア。夜前ここ迄逃げて来て、ス込んで居ると、頭のわれるやうなキ......い声で宣伝歌を歌つて、此岩窟の中へ這入ら......ール『確にさうだ。ここを通つた宣伝使もヤパリ照国別さまに違ないが、余り神力が強い......よいと思うて此処迄助けて貰うた宣伝使にスパ抜きをくはして、潜んで居つたのだ。オイ......善からぬ事を吐きやがるものだから、おのれと云ひさま、立上ると、ここに居るタールを... 792
793 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第4篇 浮木の岩窟 第13章 浮木の森〔1078〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...に打たたけば何条以て堪るべき、大足別はアと叫んで其場に顛倒し目をぱちつかせ呻きゐ......の影だにも見えなくなつてゐた。 二人はハと息をつき、森の木の間より湧き出づる清水......駒を早めて進み来る。 国公は駒をとどめてカ......カと二人の前に現はれ、『ヤア、貴方は』黄......国別の宣伝使は此国公に介抱を命じおき、ササと先に立つて行かれました。それより群が......で参りましたが、まだお行衛が判らず、ヒヨとしたら私達が先になつたかも知れませぬ』... 793
794 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第4篇 浮木の岩窟 第14章 清春山〔1079〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 20 件/ツ=20 ...ア其梅彦とやら梅公とやら云ふ男は此処にザと一対居られますよ』女『エヽそれは本当で......と、斎苑の館へ進む途中で厶いました』とワと許りに声をあげて泣き倒れる其憐れさ。照......ア菖蒲様、あなたの今のお話で、何もかもハキリ致しました。サアこれから宣伝使様のお......みれば  千尋の谷間に「ウントコシヨ ヤトコド......コイきつい坂」  グヅグヅしてゐちや危い......い坂」  グヅグヅしてゐちや危いぞ キヤと一声「ウントコシヨ  けたたましくもド......と一声「ウントコシヨ  けたたましくもドコイシヨ」 女の叫び声がする  照国別に......く 其いでたちの勇ましさ  「ウントコドコイ、ハーハーハー」 本当にきつい坂路ぢ... 794
795 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第4篇 浮木の岩窟 第15章 焼糞〔1080〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 19 件/ツ=19 ...途の川へタダ走りにならねばならぬから、チとは神妙にしたが宜からうぞ。貴様が何時も......きも出来やしない。コンパスのプロペラがチとも云ふ事をきかないから、それで是非なく......で威張つてゐたものの心の底をたたいたらヤパリお前達と同一だ』レール『さう聞けば牛......様は凡ての様子を知つてゐる筈だ。キレイサパリとここで白状して了へ』ポーロ『もう斯......助だ。バラモン教で居乍らウラル教の娘にゾコン惚込んで『女房に呉れえ』と掛合つた所......れば、味方の中にも敵がある今の世の中、チト気をつけぬかい』レール『その犬と云ふの......なければ味方もない。喧嘩の仲裁する奴はヤパリ酒だ。仲裁の権威を保有する酒を先に飲......きやなほ可愛い」とけつかるワイ、ウー、ゲプ、ウーン、酒の奴、不謹慎千万にも俺達の... 795
796 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第4篇 浮木の岩窟 第16章 親子対面〔1081〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 52 件/ツ=52 ...命に依つて岩窟の入口に揉手し乍ら米つきバタのやうに頭や腰をピヨコピヨコ屈め、セー......角お査べ下さいましても徒労で厶います。トトと御退却を、偏に願ひ奉ります』照国別『......ヽヽヽ大変なうろたへ方だな。此様子ではキと碌な事ではあるまい。両親の身の上が案じ......、お見かけ通の茅屋なれど、御遠慮なく、トトとお入り下さいませ』照国別『当岩窟内に......ぞお入り下さいませ』菖蒲『モシ兄上様、ウカリ進んではなりませぬぞ。コレコレここの......気が起つて、足に頭痛がすると仰有り、チヨとも動けませぬ。又奥さまの方は産後の血の......、尾の道とかが目を出して、ウンウン キヤキヤ......唸つてばかり、身動きもならぬ御不自由さ、... 796
797 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第5篇 馬蹄の反影 第17章 テームス峠〔1082〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...お前の顔にチヤンと書いてある。そんなウソパチを喰ふやうな婆アぢやありませぬぞ。又......を並べられ、世間の信用は大黒主様よりもズと宜しい。それ故鬼熊別様に従ふ者が日に月......忍耐の深い神司とお成り遊ばした以上は、キと三五教の教をお説き申したならば、三五教......以前に取つ捉まへて命を取り、鬼熊別様にソと内証で居らうといふ大将のズルイお考へ、......ニそれ程驚くことがあるものか、吾々にはキと神様が守護して厶る、そんなことは心配す... 797
798 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第5篇 馬蹄の反影 第18章 関所守〔1083〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 20 件/ツ=20 ...索し、見付け次第フン縛つて大黒主の館へソと連れ帰れよとの命令を下して日夜見張りを......大きな口をあけ、両手を逆八の字に天井へグと伸ばし『アヽヽ』と欠伸の共進会を仕事に......て居るのが一体全体訳が分らぬ。貴様こそネトプライスの正札の化物だ。否馬鹿者だよ。......も、かう云ふ山奥の関守となつて田園生活オト簡易生活をやつて自然を楽しむのだ。人間......ン教の大黒主は神様だと云つても、人間のサクを被つてゐるから誤魔化しはチトはきくが......ちるシーズンだ。こんな時に浮き出さずにジとして酒でも喰つて、秋の時雨の様な涙の雨......もみぢ」と云つて貴様のやうな唐変木とはチと選を異にして居るのだ。一ぺんも女に接し......な』春公『時に大黒主の神様に対し俺達もチとは義務と云ふ事を尽さねばならぬが、こん... 798
799 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 第5篇 馬蹄の反影 第19章 玉山嵐〔1084〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 24 件/ツ=24 ...うが、馬の腹帯を緩め、手綱を一方の手にグと握り、一方の手を放して、馬も人も水に浮......女だから、何程戦の中でも目につき易い、メタに同士討をする気遣ひはないが、お前等二......てゐる。そこへ三人の騎馬武者、蹄の音をカカ......と響かせ乍ら進み来り、レーブの姿を見て、......とするを、レーブは先頭に立つた馬の轡をグと握り、『一寸待つて下さい、こんな細い道......上りなさつたらどうですか、此の山は中々キイ山で馬が辷りこけた途端に、あなたも一緒......ば、豈計らむや、妹計らむや、一目見てもゾとするやうな、人品骨柄の卑しい菊石だらけ......の虱の這うた糞婆に乞食娘、イヤもう私もガカリして了ひました。こんな約らぬ事は厶い... 799
800 霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 後付 附録 大祓祝詞解 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...世界、全宇宙を清澄することを指す。親(ム)は『ムスビ......ラナル』の義で、即ち連綿として継承さるべ......の義。又ヒは霊、トは留まる義。△罪事  ミは積み也、又包み也。金銭、財宝、糧食等......のと云つた所が、全然穿き違の文明進歩で一調子が狂へば忽ち饑餓に苦しむやうなやり方......巻也、遊ばせて置かぬ也、遊猟地や、クリケト、グラウンドなどに広大なる地所を遊ばせ... 800
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