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401 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第1篇 神慮洪遠 第1章 高熊山(謡曲調)〔646〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...神人、男子の前に立ち現はれ、馬を乗り棄てカ......カと立寄り、男子の左手をシ......カと握り、明神『われは小幡大明神なり。此... 401
402 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第1篇 神慮洪遠 第2章 鶍の嘴〔647〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...しめ、前に突き出して見せける。高山彦はムとしたか蠑螺のやうな拳骨を固めて黒姫の横......イハイ、左様で御座います、何分宅のがヒヨトコですから』高山彦『こりや黒、ヒヨ......トコとは何だ。俺がヒヨ......トコなら貴様はベ......トコだ』高姫『コレコレ、お二人とも詔直し......とをやつて、此三人ぢやないが鳶辰やうにトトと凱歌を奏して、何々の何へ向つて帰りま......ま、綾彦お民の両人を前に出して豊彦爺をアと云はせ、ヤアお前は綾彦であつたか、お民......スに油をかけ、飛び出さうとする。黒姫はグと袂を握り、黒姫『高山さま、血相変へて何... 402
403 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第1篇 神慮洪遠 第3章 千騎一騎〔648〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...貴様は括られる役だ、俺は中で長くなつてグスリ休む役だ。マア夜が明ける迄、其処で立......つてもモー駄目だから足許の明るい間に、トトと帰りなさい。其処に馬が一匹居るから、......シ紫姫さま、青彦さま、確りして下さい。トケもないことを言ひますぜ』 紫姫は言葉静......つたぢやないか』『ウン縛られたよ。併しチトモ痛くはなかつた。黒姫の奴、俺を縛ると... 403
404 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第1篇 神慮洪遠 第4章 善か悪か〔649〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...の毒だ』 表を叩く音益々烈しい。鹿公はムとした様な声で、『誰だい、人の寝しづまつ......としてわざわざ参りたり』 紫姫、若彦はハと両手をつき、『これはこれは御直使様御苦... 404
405 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第2篇 意外の意外 第5章 零敗の苦〔650〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 43 件/ツ=43 ...し許り頭痛気味だから、奥へ往つて二三日ユクリ休息を致します』蠑螈別『ア、それはさ......。種々の事を言ふではないよ』鶴公『私はチトも疲労して居りませぬ。別に休む必要も御......人が交る交る、一切の大失敗……ウン……オトド......コイ顛末を演説致しませうか』高姫『コレコ......ただらう。二三日、誰も居らぬ所へ往つてユクリと遊びて来なさい、又いろいろの事を喋......我彦さま、それなら失礼致します。どうぞユクリ酒でも飲み、皆さまと仲よく、神恩を感......掌返す情無さ  高姫司は青筋を 立ててカカと怒り出す  高山彦や黒姫は ソロソロ......時の神頼み  鶴公司の報告は 先づ先づザと此通り』蠑螈別『オイ鶴公、真面目に報告... 405
406 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第2篇 意外の意外 第6章 和合と謝罪〔651〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...高姫の居間を訪れた。高姫は、夜着を頭迄グスリ被つて、捨鉢気味になつて横たはつて居......出でになる処は方角違ですよ。サアサア トトとあつちへ往つて下さい、黒姫さまに痛く......ないところから、私に代つて旨く御機嫌をドコイ、十分に御得心の往く様にお詫をして来......やないか。師匠の私に和合して呉れなぞとチと僣越ぢやありませぬか。今迄のお気に障つ......ての争ひなのだから、私人としての恨みはチとも無いのだ。どうぞ黒姫さまに早く此処に......間に帰り来り、高山彦は怖さうに、襖をスーと開き、半分逃げ腰になつて、顔許り突出し... 406
407 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第2篇 意外の意外 第7章 牛飲馬食〔652〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...の顔を見て謝罪る奴があるか。二升や三升グとやつて其上で謝罪るのなら筋が立つが、徳......なに入口に乞食のやうに立つて居ないで、トトと辷り込めい』鶴公『貴様は鷹公と鳶公ぢ......張一升袋は一升だ。何れ留守中の事だからチと位不都合があつても大目に見なさるがよか... 407
408 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第2篇 意外の意外 第8章 大悟徹底〔653〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...ぢやない』 馬、鹿は目を細うし、舌をベロと出し、腮をしやくつて蹲踞んで見せた。 ......兎も角一旦フサの国の本山へ帰りまして、トクリと思案を致しまして其上に御返事をさし... 408
409 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第3篇 至誠通神 第9章 身魂の浄化〔654〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...』鬼鷹『オーそうだ。此処も所は違ふが、ヤパリ大枝山だ。あの向うに見えるは確かに高......、見た事も無い。一つ此辺で休息した上、ボボ......と高城山に向ふ事にしようかい』鬼鷹『何だ......』 荒鷹は打首肯き乍ら、平坦な巌の上にドカと坐つた。荒鷹『オイ兄弟、大変此岩は温......。是れを見ても、どつかに暖かい人間も、チとは残つて居ると云ふ神様の暗示だらうよ』......にじり、誠に申訳のない事を致したワイ。キと鳴石の霊が現はれて、何か吾々に対して厳......向ひ手招きして居る。荒鷹『オイ鬼鷹、ソウと頭を上げてあの女神を拝んで見よ。何だか......ら、女神の方に眼を注いだ刹那、鬼鷹は『ア』と叫んで、又もや大地に頭を摺付けた。何... 409
410 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第3篇 至誠通神 第10章 馬鹿正直〔655〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...空、冬の来るのにブルブルと、面の皮剥ぎオポリ出されて、七尺の男子も矢張忽ちぢや』......の通行門だ。四足の通るべき処ぢやない。トトと帰らぬか』馬公『如何にも吾々の名は馬......虔の態度を以て通行したのです』虎彦『エヽベコベと、よう囀る奴だ。愚図々々吐すと、......だらけの握拳を固めて、鹿の顔を二つ三つガンとやつた。鹿公『アイタヽヽ、随分気張り......嘲笑する。馬公、鹿公は堪忍袋の緒が今やプリと切かけた。エヽ残念だ、もう此上は善も......上は善も悪もあつたものかい、三人の奴を片端から打のめし、三五教の腕力を見せてやら......。ヤア長い睾丸を垂らして居やがる』とギユと握り、無理無体に後向けに引張つた。 馬......ると、薬鑵に熱湯を浴びせてやらうか。シー、シー、こん畜生ツ、アハヽヽヽ。是れで俺... 410
411 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第3篇 至誠通神 第11章 変態動物〔656〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...を見ても腹が立つのだ。エヽ怪体の悪い、ケ、ケヽケ怪体が悪くて腸がでんぐり返る哩、... 411
412 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第3篇 至誠通神 第12章 言照姫〔657〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...二三四五六七八九十百千万』 竜若は忽ちムクと立上り、竜若『アヽ有難うございました...... 次で熊彦、虎彦、馬、鹿の四人、又もやスクと立上り、『コレハコレハお節さま、よう......へました。然るに忍耐強きお二人さまは、チトも抵抗もなさらず、却て私達に感謝をされ......様の神業の邪魔がしたければ、俺に構はずトトと往け。間誤々々して居るとお姿を紛失し......からむとする。馬公、鹿公は両人の利腕をグと握り、『ヤア待つた待つた』『待てと云つ...... どこともなく嚠喨たる音楽の響、一同はハと驚き空を見上ぐる途端に現はれた一人のエ... 412
413 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第4篇 地異天変 第13章 混線〔658〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 45 件/ツ=45 ...神に向つて、強硬な談判をやつたお蔭で、ヤと其場を通過し高熊山の麓まで泳ぎつく様に......を睨んだ時の其形相の凄じさ、今思つてもゾとするよ』谷丸『併し乍らイロイロと得意の......詰らぬぢやないか。何とかして此方の方へボたくる手段はあるまいかなア』テルヂー『さ......なア、向ふはどうやら二人らしい。此方もヤパリ二人だ。何とかして、一つ脅かし、玉照......は灌木の茂みに身を隠し、二人連れの奴がビクリして腰を抜かした隙を考へ、玉照彦さま......して腰を抜かした隙を考へ、玉照彦さまをソと抱きあげ、堺峠の天狗岩の側まで逃げて呉......か。そんな事言はずに、お前上役だから、ヤパリ上の役をして呉れ。俺は下役を務める。......重たい体で木登りをして踏み外し、地上へステンコロンボーとやつては、それこそ大変だ... 413
414 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第4篇 地異天変 第14章 声の在所〔659〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...下さい。勝つたお方の方へ参ります。然しソと引いて下さいや』『承知致しました』と谷......はれ、腰を跼めて、背の低い玉照彦の手をグト握り力を極めて、『サア玉照彦様、私の方......アこんな命知らずの強者を相手にせずと、トトと奥へ這入つてそれから門を閉めて、警戒......瞭と松姫の目に映つた。 松姫は思はず、ハと地に平伏した。勝公『これはこれは来勿止......』来勿止神『サアサア遠慮は要りませぬ、ズとお通り下さいませ。貴女のお登りを、岩窟... 414
415 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 第4篇 地異天変 第15章 山神の滝〔660〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...言ひつつ棒千切れを以て、松姫の後頭部をカンと撲つた。松姫は痛さを堪へ乍ら、松姫『......祭り替へて下さるのだから、私もこれからスパリと素裸体になつて、貴女の行を助けて上......止神様の厳命だ』 谷丸、鬼丸は大地にペタと坐り、涙を流し乍ら、谷、鬼『モーシ門番... 415
416 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第1篇 宇都山郷 第1章 武志の宮〔663〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 20 件/ツ=20 ...を組んで、西方さして走り行く。 真浦はホと息をつき、『アヽ、有難い、沢山の熊が現......の降るのに、何を愚図々々して居るのだ。チと俺の宅へでも這入つて休んだらどうだ。あ......奴だなア。俺は此辺の杣人だ。少しの雪はチとも苦にならない男だが、流石山猿の俺でさ......手を取り引き入れ、斜に歪んだ雨戸をピシヤと閉めた。男『大変な大雪で、倒けかかつた......何でも取込む事ばつかり考へて居やがる。チと執着心を脱却せぬかい。取り込むことなら......か知らぬが、赤裸にして頭から冷水でも、ドサリ御馳走してやるのだなア。貴様と二人斯......様と二人斯うして雪に閉されて居つても、チとも面白味がない。此奴の衣服万端を奪ひ取......ら……』駒彦『オイ秋公、何を言ふのだ。ウカリした事を言ふものでないぞ』真浦『アハ... 416
417 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第1篇 宇都山郷 第2章 赤児の誤〔664〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...逃げ腰になつて、留公『オイお前達、道をサと開けて置けよ。まさかの時に邪魔になると......すと村中が貴様の信用を買はないぞ。ボイコトを始めるが、それでもいいか。さうすれば......を聞くや否や、奥の間の戸を、音させじとソと開き、スタスタと宇都山の里を目ざして走......のなら、俺も此方から破門だ。其の代りにタタ今頭の痛い、胸の苦い宣伝歌を謡つて、天... 417
418 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第1篇 宇都山郷 第3章 山河不尽〔665〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...宣伝をしようとするのだから、未練残さずトトと帰つてお呉れ』 友彦は怪訝な顔して、......四足の容器とは違ふぞ、エヽ穢らはしい、トト出てゆけ。左様な無体な事を申すと神様は......て村中の信者が承知致すまいぞ』と信者をバクに落日の孤城を固守せむとする。留公『何......た様な風にして二三遍虚空を掻き、尻をニユと突出して舞うて見せる。 友彦は祭壇の前...... 果実豊な楽園に  本拠を定めフサの国 キの国まで教線を  拡め給ひて自転倒の ... 418
419 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第1篇 宇都山郷 第4章 六六六〔666〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...、古今を混同したる夢物語、ハートに浪もウ山の、里に割拠せし、バラモン教の宣伝使、......垢ついた手拭で頬被りをし乍ら、留公の側にと寄り添ひ、石原を石油の空缶でも引ずり廻......を無残にも  躙り殺してしもた故 俺もチとは腹が立ち  留公が宅へやつて来て 強......さまが足の指  思ひがけなく切り落し ビクリ仰天地に這うて  無礼を謝すれば守彦......の綱と近寄れば  半ば破れし門の戸を サと開いて出来る  雲突く許りの荒男 お這... 419
420 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第2篇 運命の綱 第5章 親不知〔667〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 40 件/ツ=40 ...られ  見向きもやらぬもどかしさ 行者はカ......カ側に寄り  コレコレ爺さまと背叩き 釣......ひませうか』宗彦『そうだなア、そんならドと譲歩して這入つてやらうか』松鷹彦『サア......の霊を祀つた霊壇から夜半頃になると、ポーポー......と青白い火が燃えて来る。夫婦の者は夜着を......、それが又死んだ女房の声に聞えて来る。ソと窓から透して見れば、お国の陥つた前栽の......礼姿になつて、私の行衛を探して居るのにベタリ出会し、アーア何とした甚い惚方だらう......から飛び出すのが上分別だと、お前に酒をドサリ飲まし、夜陰に紛れて巡礼姿となり、バ... 420
421 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第2篇 運命の綱 第6章 梅花の痣〔668〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 16 件/ツ=16 ...を持つの、養子に往くのと云ふことは窮屈でイ飛び出し、自棄酒を呑んで女房に心配をか......。兄は左の腋の下、弟の方は右の腋の下にハキリと出てゐた筈ぢや。それを頼りに夫婦連......が、一寸見て下さらぬか』 松鷹彦はビクリと身を自然的にしやくり乍ら、松鷹彦『ドレ......ら耳の塩梅、よく似てをるぢやないか。ヒヨとしたらお前さまの子ぢやあるまいかな』松......た。どうぞ許して下さいませ』と宗彦は、カパと伏して嬉し泣きに声を上げて泣く。お勝......苦しい浮世だなア』と打沈む。お勝の胸にグとこたへたのは臍の上の三角形の黒子、宗彦......、爺の呼び留るのも聞かばこそ、捻鉢巻をグと締め、尻ひん捲り、我家を指して馳帰る。......サアサア早く貴様も用意をせぬかい、何をググツしてゐるのだ、野良仕事位は休んでも好... 421
422 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第2篇 運命の綱 第8章 心の鬼〔670〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...心に思つて居る。女は宗彦の姿に気がつきキト立ち止り、怪しの目をぎよろつかせ此方を......さうして苦めるのです、その度毎に冷汗をグスリかき日に日に痩衰へ、今は最早骨と皮ば......務まらず、罪悪になつてはならぬと云つてジとして居れば、怠惰者の大罪を犯すものです......間の黒子が分るだらう。あゝ怨めしい、キヤキヤ......』と云ひ乍ら嫌らしい相好を遺憾なく曝して......走り出で、田吾作の顔を見るより、お露『ア、貴方の眉間に黒子がある、田吾作さまでは......き上り、目を開き田吾作の姿を見るなり『ア』と一声、又もや寝具の上に打倒れ藻掻き苦......出して、病人の手に渡した。原彦は初めてヤと安心した刹那に病気は軽快に向ひ、日を追... 422
423 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第3篇 三国ケ嶽 第9章 童子教〔671〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 50 件/ツ=50 ...が如く耳を打つ。猿の群は梢を伝ひて、キヤキヤ......と鳴き叫ぶ。四人は山麓を流るる深谷川の畔......き叫ぶ。四人は山麓を流るる深谷川の畔にドカと坐し、旅の疲れを休め乍ら、ヒソビソ話......を頭から浴びせられて居るのとは、そりやチとは骨が有るワイ。こんな山奥へ悪魔退治に......ら、お前御苦労だが、宣伝使の御伴をしてボボ......登りかけて呉れ』田吾作『ハヽヽヽ、隣近所......た方も、どうぞ無事で帰つて下さいませ。キと、私は此処でお別れしても、あなたの事は......作、貴様は生命が大事だらう。お勝の事もチとは思うてやれ』田吾作『お勝がなんだ。神... 423
424 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第3篇 三国ケ嶽 第10章 山中の怪〔672〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...の身魂の再来か  青い角をば額上に ニユと生して目を剥いて  鰐口開きカラカラと......て暫し たつた一つの此生命  死ぬのはチト早かろと 日頃手練の游泳術  悠々騒が......失の為体  アフンとして居る其前に ニユと現はれオイ留公  原彦何をして居るか ...... フギア』田吾作『宗彦さま、原彦さま、チト加勢して下さらぬか。随分怪しい代物です......留公を呼んでやらう』 女は大きな臀をクレと捲つて見せた。熊のやうな真黒の毛を一面......リガサリと歩み出し、三間程行つてはギヨロと後を向き、又三間程行つてはギロリ......と振向き、幾十回とも無く繰返し乍ら山上目......ハヽヽヽ、よう仰有いますワイ、宣伝使のレテル一枚位を金城鉄壁と頼んで、何事もそれ... 424
425 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第3篇 三国ケ嶽 第11章 鬼婆〔673〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...飛ばしの蚯蚓切りだからなア』田吾作『チヨ、馬鹿にして居やがる哩』原彦『オイオイ宣......耳も聞えまい』と長煙管の雁首で耳の穴をグと突いて見る。宗彦は耳の穴を突かれてカ......と怒り出した。されど何うする事も出来ぬ。......。此度は婆は煙草の吸殻を宗彦の口の中にフと吹いて放り込み、婆『熱からう、そりや些... 425
426 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 第3篇 三国ケ嶽 第12章 如意宝珠〔674〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...のを皆さま知つて居ますか』 青彦は『エヽ』と頓狂な声を出し、驚いて仰向きに倒れよ......さまの罰が当つた」と仰有つたが、そりやチトお考へ違ひぢやありませぬか。神様自らが......教の蜈蚣姫の間者と共謀になりやがつて、ソと玉を盗んで行きやがつてからと言ふものは......して居つたものなら、今頃は如何な騒動がオ始まつて居るやら分りやしませぬぞえ。鼈に... 426
427 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 前付 総説 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...界、即ち自然界である。故に現界を称してウシ世と言ふのである。例之一万三千尺の大富......した様なもので、その写真が所謂現界即ちウシ世である。写真の不二山は極めて小さいも... 427
428 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第1篇 千辛万苦 第1章 高春山〔675〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 29 件/ツ=29 ...かい。お前さまは三五教に帰順してから、チと変になつたぢやありませぬか……イヤ三五......てはならぬ。謂はば千騎一騎の性念場だ。チとしつかりしなさらぬかい』『ハイハイ、そ......御邪魔になつては可けませぬから、あなたユクリ如意宝珠の力を発揮して手柄をなさいま......てあげよう。黒姫の肉体を此処に置いて、ササと帰りなさい。黒姫はソンナ馬鹿な事を云...... 岩の上に寝て居つた、最前の二人の男、ムクリ立ちあがり、『コリヤ女、此処を何と心......もよく行きわたるものだなア』『お前さまビクリしただらう』『そりやまた、誰に聞いた......をして下さるな。黒姫の様な猫の目とは、チと違ひますよ。サアこれから高姫が獅子奮迅......ンスは高姫の首に細紐を手早くひつ掛け、グと首を締め、『サアもう大丈夫だ。これで一... 428
429 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第1篇 千辛万苦 第2章 夢の懸橋〔676〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...して下さいませ。さアさア御機嫌直して、トトとお這入り下さいませ。コレ梅照姫、春公... 429
430 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第1篇 千辛万苦 第3章 月休殿〔677〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...らない。ア、お迎ひが出て来た様だ。アーア』と口の引裂ける様な欠伸をなし、目を擦つ......御免を蒙る。お前は、ゆつくりお月さまとオキ合ひ話でもするが良いわい。近い所に御座......」と云つて、一荷の桶水の中にも御丁寧に一づつお月様は御守護して下さるのだ』竜国別......又の御名は田吾作彦の大神であつたぞよ。ワハヽヽヽ』竜国別『あんまり馬鹿にすない。... 430
431 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第1篇 千辛万苦 第4章 砂利喰〔678〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...人の着物位脱がして虐めて何になるかい。モト羽織袴を着たり、洋服をつけて立派に万年......乾児になつたのだ。金銭よりも何よりも、モトモ......ト立派な宝が発見されたのだ。それを俺達は......でなければ、其方達に言霊を発射して、ビリとも出来ないやうに、五年でも十年でも固め... 431
432 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第1篇 千辛万苦 第5章 言の疵〔679〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 23 件/ツ=23 ...ぞよ。躓づく石も縁の端、腰掛け岩椅子もヤパリ縁の端だ。……ヤア始めてお月様のお顔......見違へて、大切な物を預けて行きよつた。ヤパリ、アルプス教の奴も巡礼姿になつて居る......ては面白くない。なんとか位置を転じて、ユクリと中の書類を調べて見ようかな』と小声......火を点して居るのは、此奴ア不思議だ。ヒヨとしたら山賊の棲家か、但は樵夫か。何は兎......る。蒲団の中から細い手を出して握り飯をグと掴んでは取り、又掴んでは取るものがある......…コレヤ最前の男が俺に与れた此包みもヒヨトしたら蜈蚣か何かが出て来るのぢやあるま......かな。一度ある事は三度あると云ふから、ウカリ此奴は手が付けられぬぞ。開けたが最後......ようと儘だし、湯も沢山に沸いてるから、トトと俺に従いて来い。今日は山中の一つ家の... 432
433 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第2篇 是生滅法 第6章 小杉の森〔680〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 22 件/ツ=22 ...従つて誠の道へ這入るのなれば、俺だとてチトも不服は称へないが、此玉に竜、国と云ふ......使だなぞと、仮面を被つて居やがるからムカクのだよ』遠州『オイ駿州、武州、汝はどう......な葉を出し、空を封じて居る。猿の声はキヤキヤ......と祠の背後の木の茂みに聞えて居る。三州『......いワイ。彼奴等三人は足が痛いと云つて、キと津田の湖を、玉治別と一緒に船に乗つて高......更何と云つて、杢助をチヨロ魔化さうか、ウカリ拙劣な事を云ふと、計略の裏をかかれて......を尽して来るのだよ』三州『定つた事だ。シカリして肝腎の宝を、……杢助……どうして......オウさうだ。今持つて帰ると云ふ所へ、コラと大喝一声腰を抜いてやるに限る。玉治別の... 433
434 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第2篇 是生滅法 第7章 誠の宝〔681〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 16 件/ツ=16 ...ウ、マフス、ベナーマカ、チバヒ、シバヒ、マ、ギス、ドカー、シウウン、シウサン、シ......ケワルハー、マーター、ケーワー、ニーク、ター、ケワー、リヨーニクー、スケモクノボ......ーシン、ダーシン、ワイカワイカ、ワカイマー、カハノー、カナーデー、クタベ......ナ......テ、ルオーデー、ローアー、ハンニヤハラミ......り  一々細々ハズバンドに 心の底からサパリと  氷解するよに申しませう 小盗人......かして下されと  玉治別の口を借り 涙ドサリ流しつつ  しみじみ頼んで居らしやつ......悪とを立別けて  お前の身魂の行先を キと守つて下さらう  アヽ金が欲しい金が欲... 434
435 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第2篇 是生滅法 第8章 津田の湖〔682〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 1 件/ツ=1 ...はアルプス教ではない。盗人の団体だからトクリ見て見よ。その手帳に俺達の名は記して... 435
436 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第2篇 是生滅法 第9章 改悟の酬〔683〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...事を為さずありけるが、忽ち暗黒の水面をパと照らして入り来る三箇の火球ありて三人が......らず識らず引き寄せられしが、此時墓よりヌと現はれし影は、痩せ衰へて死したる筈のお... 436
437 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第3篇 男女共権 第10章 女権拡張〔684〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...寄せ、一夜を明かす事となりぬ。竜国別はウラウ......ラと眠りに就きけるが、フト耳に入りしはな......ンスと云ふ婆アの部下に想ひをかけられ、ソと救はれて此処迄逃げ帰りました。併し乍ら......いたと云つて軽率にも獣扱ひなさるのは、チト聞えないぢやありませぬか』 竜国別は、......審神も出来ない。本守護神が帰つてから、ユクリと御答を致しませう』『ホヽヽヽヽ、う......な痩我慢を出して我を張らずに、男らしくスパリと、身魂が曇つて居るので分らないから......ず、我があつてはならず、我は腹の中へキユと締め込みて落ちついて居る身魂でないと、......に九分九厘と云つても差支ありますまい。ヤパリ女は家庭の女王ですよ。女がそれ程卑し... 437
438 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第3篇 男女共権 第11章 鬼娘〔685〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...千万な男だこと。三五教なら三五教だと、キパリ云つたら如何ですか』と最後の一言に力......ないか』『アハヽヽヽ』と笑ひ乍ら、被物を......と脱げばこは如何に、擬ふ方なき松姫であつ......散に山道を駆出し逃げて行く。『アヽ偉いビクリさせよつた。奴狐の野郎、彼奴の正体が......足形がついて居る。 竜国別は手を組んでドカと坐り、『アヽ何の事だ、狐の奴、俺を魅......味さうにチウチウと音をさせて全身の血をスカリと吸つて了ひ、腹を両手で撫で乍ら竜国......を為され』『そんな無茶な事を云ふない。チとはお前も恩義と云ふことを知つて居るだら......ませう』と手頃の石を以て、竜国別の額をカカツと打つた。竜国別は気が遠くなり、其の... 438
439 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第3篇 男女共権 第12章 奇の女〔686〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 11 件/ツ=11 ...如くなり 女の顔はありありと  生地迄スカリ見えて来た 男尊女卑の言論と  女尊......と思ふうち  傘のやうなる目を剥いて パと消えたと思ひきや  忽ち変る大白狐 山......治まつて行きますか』『エヽ、女の癖に何をベコベと吐くのだ、引き裂いてやらうか』『......ば大象も繋ぐと云ふ魔力をもつて居る。ヒヨトコ野郎の五人や六人、束になつて来た所が......れや女、そんな劫託を並べる癖に、何故キヤキヤ......と悲鳴を挙げたのだ。そんな空威張りをした......はお前等のする事が余り可笑しいので、キヤキヤ......と云つて笑つたのですよ』『何とマア強太い... 439
440 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第3篇 男女共権 第13章 夢の女〔687〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...以前の女は、艶麗譬ふるに物なく、暗よりポと浮出たかの如うに輪廓も判然として、竜国......束だけ固めませうか』 此時樹上より「馬鹿」と一喝した。『折角ながらお作さんとやら... 440
441 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第3篇 男女共権 第14章 恩愛の涙〔688〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...座います』『馬鹿を言ふな。此黒い目でチヨと睨んだら間違はないぞ。貴様は田舎の女で......ますか』『必要があつて尋ねるのだ。綺麗サパリと白状致して了へ』『妾は浪速の都に生......サア、ワンと申せ』 一同声を揃へて、『ワハヽヽヽ………』と笑ふ。忽ち傍への木の小......か。早く這はぬと首を引抜くぞ』 一同はブブ......小声に呟き乍ら、真裸の儘、蛙突這になつて......つけて下さい。さうして一所へ集め、帯でグと括り、此杢助が担いで津田の湖へ、ドンブ......ました』『サアサア小父さま、お父さま、ボボ......参りませう』 杢助は負うた子に教へられ、... 441
442 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第4篇 反復無常 第15章 化地蔵〔689〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 36 件/ツ=36 ...目蒐けて登り行くに路の傍への枯草の中にスクと立てる石地蔵がある。『アヽ大変にコン......、随分冷酷なものだなア。どこを撫でてもチとも温味はありやしない。何程地蔵だと云つ......山抱擁し、外面は三五教の宣伝使なぞと、チとチヤンチヤラ可笑しいワイ。其様な者を言......イ。其様な者を言依別命が信任するとは、ヤパリ暗がりの世は暗がりの世だ。盲目ばかり......レコレ石地蔵さま、否化地蔵さま、お前はチト言霊が悪いぢやないか。大方幽界で高歩貸......々と渋とうなつて来やがつて、俺の商売もサパリ算用合うて銭足らず。あちらからも小便......ばつかりだ。俺も仕方がないで、高歩貸をフ......リと断念し、菩提心を起して石地蔵になり、... 442
443 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第4篇 反復無常 第16章 約束履行〔690〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...ば影とやら、其の人のことを云つてをると、イ来るものだ。軈て堂々と登つて来られるで......、心の中の情火と云ふ曲者が煙を噴出すと、イその煤煙に包まれて目が眩み途方も無い所......いろいろの道草を喰つて居たものですから、イ遅れました』玉治別『ヤア結構々々、又谷......升許り吸ひとられ、何処ともなしに気分がサパリとしました。併し何となく意気沮喪した......助が御引受け申す』と云ふ折しも鬼娘はグワと耳迄引裂けた口を開き、舌をノロノロ出し......杢助は足許のギザギザした石を一つ拾ひ、グと握つて、杢助『オイ、お光、約束は履行し......お光は不図六歳のお初の顔を見るなり、キヤと叫んで白煙となり消えて了つた。今迄包ん......されて四方に飛散し、山麓の谷川の水までハキリと見えるやうになつて来た。杢助『アハ... 443
444 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第4篇 反復無常 第17章 酒の息〔691〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...で、管を巻いて居る時ぢやありますまい。チトしつかりして下さらぬと此城が維持ませぬ......抜目のある様なテーリスタンとは、ヘン、チト違ひますワイ。あんまり天下の勇士を安く......姫の御大将、人の頭に成らうと思へば、マチト大きな心にならつしやい。イチヤイチヤ云......それだから酒を飲ますと困るのよ。酒位はチトも惜くはないが、後が八釜敷いので困ると......い。酒と云ふものは好いもの……悪う……ヤパリないものだ。アヽ、サーサ浮いたり浮い......婆アさま、そんな小六ケ敷い顔をせずと、チトはお前さまも酒でも飲んで、雪隠の洪水で......六歳になつたお初が、御免とも何とも言はずカ......カと現はれ来り、『小父さま、私にも一杯つ... 444
445 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 第4篇 反復無常 第18章 解決〔692〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...鍵を以て、ガタガタ云はせながら石の戸をパと開き、『サア何卒お出まし下さいませ』『......同うち揃うて参りませう』との言葉に一同ハと頭を下げ、口を嗽ぎ、手を洗つて天津祝詞... 445
446 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第1篇 暗雲低迷 第1章 玉騒疑〔693〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...石櫃の そつと蓋をば開き見て  思はずドと打倒れ 吾責任も玉無しの  藻脱の殻の......あるまいかな。そんな事だつたら、黒姫もサパリ駄目だがなア』『あんまりの玉の光に驚......でも良いから持つて来て呉れ』『ヨシ合点だ』とテーリスタンは黒姫の館へ駆けつけ、そ......る心算かい』カーリンス『コレ黒姫さま、チと確りなさらぬか。お前さまは精神に異状を......るのが人間の本能だ。死ぬのを助かるとはチと道理に合はない。そこまでお前さまも覚悟......又さう分らぬのだらうかナア』『何も彼もサパリ分らぬ様になつて来ましたよ』『お前さ......られた、黄金の玉を紛失したのだらう』『何、それが如何してお前に分つたのか』『私は......負うて自殺しようとしたのだらうがナ』『何、お前は何時も妾の行動を考へて居たのか。... 446
447 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第1篇 暗雲低迷 第2章 探り合ひ〔694〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...劫末代消えませぬぞえ。サ、あまり世間にパとせない間、私に一伍一什を白状して下さい......が無いぢやありませぬか』『エー又しても白ぱくれなさるのか。さてもさても分らぬ人だ......竟テーリスタンも、私も、お前も大慶だし、イ当座の出来心だから。若い時には誰しもあ......心許して交際をさして貰ふから、さア、チヤとカーリンス、言はつしやいよ』 カーリン......で丸火鉢をクワンクワンとはたき、眼をキリと釣り上げ、片膝を立てて斜に構へ息を喘ま......ものか、罰当り奴が、アルプス教の教とはチト違ふぞえ』と又もや声を尖らせ、火鉢を叩......イ、兄弟、何うしようかな。エライことに取つかまつたものだワイ』『取......つかまるも取ツつかまらぬも、お前の自業自... 447
448 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第1篇 暗雲低迷 第3章 不知火〔695〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...らしい。神様だつて返答なさるものかい。テキリお前達が私を失策らさうと思つて隠した......依姫まで疑ひて  色々雑多と気を焦ち ヤサモ......サの最中へ  言依別が現はれて 一先づそ... 448
449 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第1篇 暗雲低迷 第4章 玉探志〔696〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...います』 意味あり気な此の言葉に黒姫はハと胸を刺される心地がした。されど、さあら......御礼も出来ませぬわ。能うマアお前さま、ヌケリと落着いて居られますなア。黄金の玉の......さま、黄金の玉を盗られた玉無しの宮を、ヌケリと番して居る訳にはゆきますまい。紫姫... 449
450 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第2篇 心猿意馬 第5章 壇の浦〔697〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 25 件/ツ=25 ...経綸ですから、出る杭は打たれるとやら、チトつつしみなされ』『これは怪しからぬ。こ......界の事がテンで分つて居らぬ。自分の席にトトとお下りなされ』国依別『貴方は金剛不壊......非は他人の事、明日の非は吾事と云ふ事をちとは御考へなさい』『何を......ベコベと云ふのだい。此高姫が保管する以上......も呑んだのかも知れないぞ。国依別さま、シカリ頼む』と野次る。高姫益々語気を荒らげ......まいか。此高姫の云ふ事が気に入らねば、トトと出て貰ひませう。沢山に頭数はごまめの......なり、『神界の帳を切られても好ければ、トトと出たが宜しい』 大勢の中より、『お前......がら、満座に問うた。座中より一人の男がスクと立上り、『不得要領、何が何だか訳が分... 450
451 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第2篇 心猿意馬 第6章 見舞客〔698〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 3 件/ツ=3 ...私の云ふ事が無理ですか、無理なら無理とハキリ云うて下さい』と稍精神に異状を帯びた......ヽ』と焼糞になつて高笑ひをする。高姫はムと腹を立て、『長上に対して無礼千万なその......は、お初の手を引き、門口で玉治別夫婦にベタリ出会し、『ヤア、先生か』『杢助さまか... 451
452 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第2篇 心猿意馬 第7章 囈語〔699〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...極平気で居られますから』 高姫は此声にムクと立上り、杢助の胸倉を矢庭にグ......と引掴み、肩をいからし声を震はし、歯ぎし......りと気を落着けて冷静になつて下さい』『何、迷惑と申すか。お前の迷惑は小さいことだ......白状致せ』 杢助は高姫の手を強力に任せグと放した途端に、高姫はどんと仰向けに倒れ......。三個の玉は有形です、そのために皆様はモト立派な無形の玉を一個宛頂きましたから、......はお初ぢやな。小豆のやうな態をして、ようベコベ囀る奴ぢや。私の玉を叩き出した曲者......躱し、『小母さま、気を落着けなさい』『何、猪口才な、ゴテゴテ言はずにすつこんで居......早く此処へ玉を吐き出せ』と雲州の素首をグと捻ぢ、畳に摺つけ、『サア、吐け吐け』と... 452
453 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第2篇 心猿意馬 第8章 鬼の解脱〔700〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...右手に親指と中指を合して輪となし、食指をンと空に立て、地蔵も銭なき衆生は度し難し......なく暴露して居る。 一人の婆は地蔵の玉をクヅクと打眺め打眺め、『オイ、お前は何者......の裏から萱の穂をガサガサ言はせながら、ヌと現はれた二人の婆に三人の男、力なき声で......は出来まい。サア覚悟をせい』と細い腕でグと高姫を掴みにかかる。テーリスタン、カー......ーイ、待つた待つた』と追ひ駆け来る。ピタと行き当つた大川、愚図々々して居れば五人......と恐ろしい顔に似ず親切な言葉に、高姫はヤと安心し、『あゝお前は黒姫であつたか、何......』と四方より金棒を以て打つてかかる。『何、苧殻の様な金棒が何恐ろしいか。さア来い......しなさいよ』と声を限りに叫ぶ。其言葉にハと気がつき、池畔に投げ棄て、身を躍らして... 453
454 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第3篇 黄金化神 第9章 清泉〔701〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...、御神力だと称し、股肱の臣たる玉能姫にソと汲ませ、神前に供へさせて置くさうだ。第......止められまして、お忘れなき様に……』『ホホヽヽヽ、忘れようと云つたつて、其お顔が......在、真黒けの姿が映る。スマート『何だかチとも見えないワ。此泉には黒ん坊の霊が浮い......てな、貴様が酒に喰ひ酔うて寝てる間に、ペタリコと左官屋を遊ばしたのだ』『そりや余......何うしませう』と顔をかくす。スマートはスカリと墨を落した。生れ付きの好男子である......い』乙女『誰が汚らはしい。お前の様なヒヨトコに担がれて行く者がありますかい』スマ......担いで帰ぬと、途中で又魔がさし、中途でボたくられると困るから、幸ひ此泉の水を塗り......いを塗つてやらう』 三人の女一度に、『ホホヽヽヽ』と笑ひこける途端に、シユウシユ... 454
455 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第3篇 黄金化神 第10章 美と醜〔702〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...仰天、此場を逃げ去らむとする時、鬼婆はグと素首を握り、『これこれ金助さま、お前さ......身の毛もよだち首筋元のぞわぞわと寒さにハと気が付けば、以前の清泉の中に飛び込んだ... 455
456 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第3篇 黄金化神 第11章 黄金像〔703〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...見えるのだ。確りせぬかい』と平手でピシヤと横面を撲つた途端に、銀公は初めてパ......と目を開き、『アヽ、矢張夢だつたかなア』......それでも目がギヨロギヨロ廻転し、口がパクイてゐるぢやないか。こんな未成品を持つて......の分らぬことを言ひ出したぞ。オイ金助、モト俺達の耳にもわかるやうに言つて呉れ』『......ち三丈三尺の立像と変じ、鷹鳥山の山頂にスクと立ち、南面して瀬戸の海を瞰下し、両眼... 456
457 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第3篇 黄金化神 第12章 銀公着瀑〔704〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...と一生懸命に駆け出さうとする。玉能姫はグと襟首を後より掴んで其場に引き据ゑ、『汝......背中を撫でておやりなさいませ。金像がプリと肩を動かしたが最後、中天の空まで……飛... 457
458 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第4篇 改心の幕 第13章 寂光土〔705〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...どこまでも ひきて返さぬ桑の弓  言葉のルを手繰りつつ 五六七の代まで伝へ行く ......も、如何はしけむ、金助、銀公の二人はキヤと一声叫ぶと共に其の場に倒れ、人事不省に......切つて頭上より降り来る鷹鳥姫の姿に二度ビクリ、近寄り見れば、鷹鳥姫は庭前の青苔の......儘駆けまはる途端に、鷹鳥姫の足に躓き、ステンドウと其の上に手桶と共に打倒れた。手......ド破りの大音響に、失心して居た鷹鳥姫はハと気が付き、頭を上げて眺むれば、四辺白煙......憶の糸を手繰つて居る。金助、銀公両人もハと気が付き、咫尺も弁ぜぬ白煙の中を腹這ひ... 458
459 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第4篇 改心の幕 第15章 情の鞭〔707〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...してゐた拾数人の男、三人の姿を見るよりスクと立ち上り、前途に大手を拡げ、『ヤー、......りつく。金、銀二人は拾数人を相手にコロン、コロン......と格闘を始めた。 松の大木の上より若彦は......も御座らぬ。汝は神の名否宣伝使の雅号をサクとなし、此世を誑かる泥坊の類ならむ。汝... 459
460 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第5篇 神界経綸 第17章 生田の森〔709〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 57 件/ツ=57 ...て杢助が館を御訪ねなさつたか』 国依別はと門の敷居を跨げ、杢助と共に座敷に通り、......やつて来るものだから、肝腎の玉能姫……オトド......コイ魂までが脱け出して了つた。オイ魂抜け......ては、艾もあるまい。モグサモグサ致さずトトと帰つたがよからう』『杢助さま、火の付......なつて了ひましたなア。これはこれは真にアイ御志……否御教訓、どつさり此四つ足の守......帰ります。あなたもどうぞ元の杢阿弥……オトド......コイ杢助さまに帰つて下さい』『ハイ有難う......う、今迄は四つ足同志の掛合で御座つた。アハヽヽヽヽ』と笑ひながら起き直り、庭の泉... 460
461 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第5篇 神界経綸 第18章 布引の滝〔710〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...度は手を替へて二人となり、一人はあんなチポケな小娘に化けて出よつた。さアこれから......らぬ奴ですな』スマート『こりやこりやコメチヨ、要らぬ智慧をつけやがるない。何だ......、チンピラの癖に、子供は子供らしくせい。......。お生憎様、なんにも御座いませぬよ』『何、水晶だと、それさへあれば三つの玉よりも......から、色の黒いのは虫が好きませぬ』『何だ、善言美詞を使ふと云ふ三五教の信者が、人......垢を落してやらう。サア来い、勝負だ』『何猪口才な、其大言後に致せ』と頑丈な腕をぶ......ナンボールの首筋に手を掛くるや否や、エイと一声、中空を二三遍廻転し、滝壺へ又もや......、一溜りもなく気絶致したではないか、コメチヨの分際として武力絶倫なる蜈蚣姫に口答... 461
462 霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 第5篇 神界経綸 第19章 山と海〔711〕 出口王仁三郎 1922刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...、波留公、貴様は何処の奴だ。余程好いヒヨトコ野郎だな』佐田彦『これはしたり、玉能......すか』『知らぬ知らぬ、アーア、斯んなヒヨトコ野郎の莫迦者と道伴れになるかと思へば......ぬだらう。さアさア初稚姫さま、あんなヒヨトコ野郎に構はず行きませうよ。ホヽヽヽ』......たのはあれの爺だらう。後から行く奴はヒヨとしたら下男かなんかだらうよ。何は兎もあ......座るワイ』『サア、これから高砂の浜辺へボボ......参りませう。幸ひに日も暮れました』と玉能... 462
463 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第1篇 南海の山 第1章 玉の露〔713〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...て居る。其処へ貴方がお出でになるのは、チト合点が行きませぬ』と問はれて魔我彦稍口......し乍ら、全身の力を籠めて二人の背後よりドと押した。何条堪るべき、二人は千仭の谷間......若彦に会つて其上に分別をするのだから、ウカリ喋舌つてはならないぞ。お前は表面俺の......刻々に高まり来る。青白い火は闇の中よりポと現はれ、ボヤボヤと燃えては消え、燃えて......イ竹彦、厭らしい事をするものではない。チと落着かぬか。そりや貴様、神経だ。今から......なつたり、まるで変性女子の様なものだ、チとも当になりやしない。天地から鑑を出して......てあるぞよ……と仰有つたが、本当に愛想がキの神ぢや。何時も形も変らず晃々と輝き給......に逃げて了ひやがつたぢやないか。是れもヤパリ坤の金神の力の無いと云ふ証拠だ。アハ... 463
464 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第1篇 南海の山 第2章 副守囁〔714〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...発事件を此処で開陳しようか』魔我彦『シー』竹彦『シー......とはなんだ。人を四足扱ひにしやがつて、シ......。アハヽヽヽ』と手も無く笑ふ。魔我彦はキとなり、『これは怪しからぬ。自分の女房を......………』と言ひかけるのを、魔我彦は『シー』と制し止める。竹彦『又人をシーなんて馬......してゐますから、何を云ふか解りませぬ。チとキ印ですから其のつもりで聴いて下さい』......ウンと一声、魔我彦は、『副守の奴、除けー』と呶鳴り立てゐる。竹彦『ウヽヽ油断を致......一人混つてゐられます』 魔我彦の面色はサと変つた。竹彦は身体をブルブルと慄はせ乍... 464
465 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第1篇 南海の山 第3章 松上の苦悶〔715〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...我夢中になつて竹彦の手をとり、一イ二ウ三と声を揃へて一二尺飛び上つた途端に、松上......ロ見廻し、玉治別、国依別の姿を見て『キヤ』と叫び、又もや人事不省に陥つて仕舞つた... 465
466 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第1篇 南海の山 第4章 長高説〔716〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 15 件/ツ=15 ...雷鳴さへも天の東西南北に巻舌を使つてゴロキ出した。斯かる烈しき風雨雷電にも屈せず......者に、ハイカラの教主が大切なる御神業をソと命令し、吾々始め幹部の御歴々にス......パヌケを喰はすと言ふ事は、如何に御神業と......りますまいかな』 加米彦は満座の中よりヌと立ち上り、『高姫さまに質問があります、......随喜渇仰して居る方々の気が知れませぬ。チと皆さん、耳の穴を掃除して日の出神の託宣......山彦の門番、加米彦、そりや何を言ふか。ヤとの事で宣伝使の末席に加へられたと思つて......で宣伝使の末席に加へられたと思つて、ようベコベと其んな屁理屈が言へたものだ。系統......らせ、高姫『エヽ、又しても門掃の成上りがベコベと何を言ふのだ。玉の所在が分らぬ様... 466
467 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第2篇 恩愛の涙 第5章 親子奇遇〔717〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 15 件/ツ=15 ...んな年の老つた老婆が洗濯して居るとは、チと合点が行かぬ、此奴ア何者かの化物かもし......頭の白髪から鼈甲の様な角が前の方へニユーと曲つて二本、高低なしに行儀よく八の字を......食になつちや宣伝使も駄目だ。聾を幸ひ、ソと背後から往つて、婆を突つこかし、其間に......を寄せ、力一杯呶鳴りつけた。婆アさんはビクリして、婆『エヽやかましいがな。聾か何......の娘を調裁坊に致し、年寄りの蓄めた金をスクリふんだくり、終局にや娘を嬲殺しにして......…馬鹿にするな。さうして貴様の娘なればヤパリ鬼娘だらう。日頃人を喰ふ酬いで吾子を......し、それから…わしは千人も子がある中にタタ一人失つても是れ丈悲しいのだ、況して人......を誤魔化さうと思つても駄目だぞ』婆『ナニ、お前は紀の国の生れ……都へ奉公に行つて... 467
468 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第2篇 恩愛の涙 第6章 神異〔718〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...にやつて下さい。今度は悪業をなす竜神をスカリ改心させ、柿の木を根元より掘起し、竜......装束が持つて来てある。お前さまの着物をスクリ脱ぎ捨て、此れと着換て往て貰ひたい』......通り無事に居ります』と聞いて夫婦は二度ビクリ、夢か現か幻かと二人の顔を看まもり、......彦『アヽ木山姫か』木山姫『今日に限つてハキリせぬあなたの御顔、どうぞ包み隠さず仰......て、大声に男泣きに泣き立てた。木山姫もハと驚き共に涙に正体なく身を揺つて泣き倒れ......え、神さまは二つに引き裂かれて、谷川へドと許りに投げ込まれ、川水は忽ち血の川とな......伝達せよ………との厳命で御座りました。ハと驚き承知の旨を答へますると、二人の宣伝......が御座います。余り古びて居りますので、ハキリは分りませぬが守袋の底に○に十の字を... 468
469 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第2篇 恩愛の涙 第7章 知らぬが仏〔719〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...を掠めて淡い雲が来往してゐる。其度毎にパと明くなつたり、又パ......と薄暗くなり、空には薄茶色の雲、白雲に混......、蜂二人の顔。お久は之を眺めて、お久『ア、お前等は此間我が家に泊り込み、娘の生命......な』 お久は稍安堵して短刀を鞘に納め、ドカと坐し、お久『アーお前の帰るのがモウ一......…シ…マ…ス』と千切れ千切れに機械的にヤと答へた。駒彦『ウン、よし、それに間違ひ......啜り泣きさへして居る。 常楠は両人の姿をクヅクと眺め、常楠『コレ二人の泥棒、お前......果敢なさを思ひ浮かべて、泥棒に似合はずワと許り其場に泣き倒れた。 常楠は首を傾け......は手に取上げ、ためつ、すかめつ鞘を払つてクヅク眺め、常楠『擬ふ方なき我家の紋所、... 469
470 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第2篇 恩愛の涙 第8章 縺れ髪〔720〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...す。必ず必ず神信仰を怠るな』 木山姫はハと平伏し、涙と共に去し昔の懺悔話を語り出......居た。 夜は漸々に明け離れ、一同の顔はハキリとして来た。木山彦『オヽ其方は常楠夫... 470
471 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第9章 高姫騒〔721〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 10 件/ツ=10 ...ばして、今では女房とは言ひ乍ら、格式がズと上になられ、当家の御主人様も容易にお側......まい。愚図々々して居ると高姫の睾丸……オトド......コイ……胆玉まで抜かれますワイ』玉能姫『......思ひませぬ。サア玉能姫さま、お前さまはチと妾の言ひ様が強うて腹も立つであらうが、......に見直し聞き直して、御神宝の所在を妾にソと言つて下さい。さうすればお前さま等夫婦......なさるが宜しう御座いませう』高姫『エー、ベコベと小理屈を言ふ方ぢやなア。そんな事......左様なら』と立ち上らうとするを、高姫はグと肩を押へ、高姫『コレコレ、逃げ様と云つ......の襟髪を両手にひん握り、力をこめて後へドと引き倒した。常楠、木山彦は余りの乱暴に... 471
472 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第10章 家宅侵入〔722〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 23 件/ツ=23 ...に羽振りをきかして、ピカピカと螢の様にチと許り光つて居つたが、到頭慢心強く、欲心......外すぼりとはお前の事ぢやぞえ。是れからチと腹帯を締め、心を入れ直して貰はぬと、肝......違は御座いませぬワイ』高姫『アヽそれでヤと安心をした。コレコレ武公、清公、鶴公、......井式の連中は、今日限り絶縁しますから、トトと帰つて下さい』武公『さうだと云つて、......自由にはなりませぬ。絶対服従と云つてもヤパリ制限的絶対服従ですから………なア貫州......したり、脅喝されては堪らぬぢやないか。チと淡泊な精神になつて、俺の言ふ事を善意に......ものかい。鳶にカアカアと鳴け、鶴にコケココウと唄へと云ふ様な注文だ』高姫『コレコ......此高姫だとてコレ丈味方が無くなり………オト……ドツコイ無形の味方が沢山あるわいな... 472
473 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第11章 難破船〔723〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 2 件/ツ=2 ...も欲しい、手柄もしたい、これが偽らざるネトプライスの告白だ。皆の者共、それに間違......て、そんな野心を起してはなりませぬぞ。チト嗜みなされ』玉能姫『何は兎もあれ、日の... 473
474 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第12章 家島探〔724〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...り出し呑まれて仕舞つては大変ですから、ボボ......と出掛けませうな』玉能姫『妾は少し足を痛......を並べたつて迂濶と乗る様な不束な女とはチと違ひますぞ。繊弱き女と思ひ侮つての其暴......りませぬ。高姫さまの御命令ですから……オトド......コイ……そりや嘘言だ。中途に逃げられては......して、お前の様な若い女や初稚姫の様なコメチヨに馬鹿にしられて、如何して世の中が歩... 474
475 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第13章 捨小舟〔725〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...白つぱくれようわいのう。知らぬかと思うてベコベと其弁解、余人は知らぬが、人の心の......御神力の高い、日の出神を誤魔化さうとはチト虫が好過ぎるぞ。お前は玉能姫にいくら金......がアー言ひ出したら全然り気違ひだから、メタに口答へは出来ないので黙つて辛抱して居......頭はして居るが普通の駄賃取りの船頭とはチと違ふのだ。お前の身の上は俺が引受けてや......だ』高姫『そら約束が違うぢやないか。チヨと船を此方へ着けて下さい。妾も乗つて帰ら......東助『賃銀を取つて生活して居る東助とはチと違ふのだ。私はこう見えても淡路島第一の......船を此方へ着けて下さい』 東助は舌をペロと出す、三人も顔を見合はして同じく舌をペ......出す、三人も顔を見合はして同じく舌をペロと出す。東助『折角だが今日は荷物が多いか... 475
476 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第3篇 有耶無耶 第14章 籠抜〔726〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...り、何事か思案の態であつた。お冊は襖をソと引あけ、お冊『奥様々々』と呼んだ。お百......、お百合はそんな気配も無かつた。友彦はヤと安心の胸を撫でおろし、悠々と床の間に端......命の生宮の宣伝使であるぞよ』 お百合はハと驚き、友彦の顔をつくづく看守り、お百合......『どうぞ二三日お待ち下さいませ。其上でトクリと考へ、親類にも相談致し、浪速の姉も......冷汗を体一面ヅクヅクにかいて、湯気をポーポー......と立て乍ら、友彦『あゝ失礼致しました。つ......精神を失つて了ふ神感法の神懸ですから、チトも分りませぬ。神懸も却て自分に取つては......たので、今生捕にして置きました。どうぞトクリ御覧下さいませ』と友彦を指ざす。東助... 476
477 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第4篇 混線状態 第15章 婆と婆〔727〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 27 件/ツ=27 ...派な岩窟が有りますなア。玉能姫の奴、ヒヨとしたら斯う云ふ所へ隠して置いたかも知れ......事成す事、鶍の嘴程喰ひ違うと云ふのは、ヤパリ大自在天大国別命の御神慮に背いた酬い......な日の出神では、実際の事役に立たぬ。ヒヨとしたら此頃は眼病でも患つて居られるので......が最早手に入れて居るのではあるまいか、サパリ五里霧中所か岩前夢中に彷徨すると云ふ......とはなしに贔屓がつくものだから、自分もチと怪しいとは思ひ乍ら、今の今迄日の出神の......い、毒を喰はば皿迄舐れだ。今となつて、ヤパリ妾は日の出神の生宮では有りませなんだ......にしよう。……コレコレ腹の中の守護神、チと発動して妾の質問に答へて下さい。今度は......は今迄の様なヨタリスクは聞きませぬぞ。ネトプライスの誠一つを開陳なされ。返答に依... 477
478 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第4篇 混線状態 第16章 蜈蚣の涙〔728〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...の作つた名称雅号は末の末です。大神様はキとお互の心を鏡にかけた如く御洞察遊ばして......で御座います。併し乍ら日の出神の生宮、オトド......コイ大自在天様の御眷族の憑らせ給ふ真の生......すまい』高姫『さうだとも さうだとも、チとは不首尾な事があらうが辛抱しなくては仕... 478
479 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第4篇 混線状態 第17章 黄竜姫〔729〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...ふな」と九寸五分を奪ひ取り、思はず互にキスを致しました。それが縁となつて到頭わり......暮しまする。何程色が黒くてもお前様のシヤ面に比ぶれば幾ら優しか知れませぬから、今......方が分つた以上はお前に用は無い。サア、トトと帰つて貰ひませう』友彦『神様は慈愛を......、斯う低気圧がひどく襲来しては駄目だ。ググ......して居ると風雨雷電、如何なる地異天変が勃... 479
480 霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻 第4篇 混線状態 第18章 波濤万里〔730〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...て来る男あり あゝ惟神々々  霊も腰もスカリと 抜かした馬鹿の友彦が  身の上こ......出で来り、友彦の顔を見るや否や、お民『ア泥棒』と言つたきりビ......クリ腰を抜かして仕舞つた。久助は驚いて、......もならぬ反逆者、懲戒の為め縛りつけて、チと許り膏をとつてやらねばなりませぬ』三人......の先で使はれて来たが、もう今日の俺達はチと相場が違ふのだから其心組で謹んで返答を......茨の苔を携へ、『さあ、泥棒、キリキリ歩め』と引張り行く。 是より蜈蚣姫は、高姫、... 480
481 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第1篇 流転の涙 第1章 粉骨砕身〔731〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 8 件/ツ=8 ...柱に茅の屋根  手鍋提げても厭やせぬ ゾコン惚れた二人仲  天地の愛を一身に 独......三五教の宣伝使 五十子の姫の神船に  ヤと救はれ太平の 洋の真中に泛びたる  竜......小糸姫の身体に衝突せし途端、小糸姫は『ア』と一声、渦巻く波に落ち込み、後白波とな......怪訝な顔付きにて、『モシモシお嬢さま、チト貴女何とか仰有つて下さいませ。神様も神......宣伝使に命じたが、わしの眼で睨んだ事はチトも違はぬ。お前ばつかりだよ。これだけ沢......に沈み、落着き払つて居りますが、塵芥はパと上に浮いて、風のまにまに浮動して居る様......の者は皆謙遜の徳を守り、実の入らぬ稲穂はンとして空を向いて居る様なもの、是れでは......ピコヅかせ乍ら、無細工な欠げた出歯をニユと噛み出し、厭らしき笑を湛へて握拳を固め... 481
482 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第1篇 流転の涙 第2章 唖呍〔732〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 14 件/ツ=14 ...、好かぬ顔とは思ひ乍らも何時とは無しにスカリ無二の力と頼むに至りける。蔭裏に生え......増し、片時の間も貴女のお顔が見えねば、ジクリとして居られないやうに、恋の炎が燃え......すまい。友彦ばかりが男ではありませぬ。モトモ......ト立派な男は沢山に御座いますれば、私のこ......はり凩寒き冬の如く、友彦を思ふ恋の熱はスカリ冷却して氷の如くになり終りけり。 友......。余りケンケン云つてやるのも可哀想だ。チトこれから可愛がつてやらねばなるまい。顕......代理を勤めるのかなア』と独語言ひ乍ら、グト一杯飲み乾し、『アヽ酔醒めの水の美味さ......ますか』と聞くより友彦は真蒼になり、『何、小糸姫が船に乗つて此処を去つたとは、そ... 482
483 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第1篇 流転の涙 第3章 波濤の夢〔733〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 7 件/ツ=7 ...のものであらう。小糸姫は漸く虎口を逃れホと一息つきながら独言………。『アヽ妾程罪......キヨロキヨロ見廻し、我残せし手紙を見てアト腰を抜かし、例のいかい目を剥き出し、嘸......はせぬ。あの男に一片良心の光があれば、キト心を取り直し、立派な人間になるであらう......ー、モンキーが女王さまに惚れましたと、キパリ云はぬのだい』『ヤア割とは開けた女王......大きうても、お前の肝は余り小さいから、サク迄が矢張小さく見えて仕方がないワ』『何......が、強力なる二人の男に取り押へられ「キヤ」と叫ぶ折しも、四人の乗つた一艘の船、此......覧になれば妾も貴女も皆姉妹、今迄の事はスカリと河へ流しイヤ海に流し、相提携して神... 483
484 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第1篇 流転の涙 第4章 一島の女王〔734〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 5 件/ツ=5 ...にバラモン教のお経を唱へて下さつたら、チトは風も凪ぎませう。お姫様、何卒神様に願......ば数百人の荒男を率ゐた大男駻馬に跨がり、カ......カと此場に現はれ来り、『ヤア、汝は何れの......り我等が縛につけ』と鬼の如き眼を光らしグと睨めつけたるを、小糸姫は莞爾と笑ひ、『......為め汝等を打滅し呉れむ。返答如何に』とキと言ひ渡せば、流石のブランジーも崇高なる... 484
485 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第2篇 南洋探島 第5章 蘇鉄の森〔735〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 19 件/ツ=19 ...の鋭き舌剣を以て咬みつける其苦しさ『キヤ』と叫んで其場に倒れ、右に左に転げ廻る。......く此島を離れ、宝の所在を探らむ。貫州来れ』と四辺を見れば、貫州はド......カと坐し、瞑目した儘腕を組み、石像の如く......んな所で死なれて、どうなるものか、……チト確かりしてお呉れ』と泣き口説く。貫州は......と泣き口説く。貫州は漸くにして左の目をパチリ開けた。されど黒球はどこへか隠れ、白......は無言の儘ムクムクと立上り、高姫の前にヌと現はれ、怒りの形相凄じく、拳を固め、平......方が大地を掘る様に、高姫の頭上目蒐けてコンコ......ンと機械的に打ち始めた。其手は鉄の如く固... 485
486 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第2篇 南洋探島 第6章 アンボイナ島〔736〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...ぬが、アヽヽ悪をやるなら大悪をせいとはチトと聞えませぬ。善一筋の日本魂の生粋を立......出来ませぬ。なア蜈蚣姫さま、お前さまもチト、アフンとしていぢけて居らずに、アヽヽ......神の生宮はいつかな いつかな、ソンナチヨコイ事に往生は致しませぬぞ。一つ島の女王......る此高姫、何れの神か曲津か知らねども、チトは物の分別を弁へたが宜からうぞ』 空中......念至極だ。粗忽しい、観察をせずに、もうチト真面目に妾の腹の底を調べて下さい』 空......下の曲津神となつて居るのに気がつかぬか。ヽヽつまらぬ妨げを致すより、月の大神の心......を致せ。トヽヽトンボ返りを打たぬうち、トクリと思案を致し、トコトン身魂の洗濯を励......貧乏揺ぎもならぬ様になりてから。ブヽヽブブツと水の中に屁を放いた様な小言を申して... 486
487 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第2篇 南洋探島 第7章 メラの滝〔737〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 6 件/ツ=6 ...を船出してより、大島、琉球島、台湾、ヒリピン群島をいつしか越えて、南洋一の竜宮島......け、玉能姫が匿し置いたる三個の宝玉は、テキリ此島に納まりあるならむと、既に既に宝......意志を表示したであらう。表面は蜈蚣姫とバを合せて居るが、其方の心の中は決してバラ......を巧く利用して玉を探させ、其上にて巧くボタクリ、高姫に蛸の揚げ壺を喰はす所存であ......うがな。神は汝の申す如く正直一方、嘘はチトも申さぬぞよ』 高姫はしたり顔、『蜈蚣......の足許にドスンと落ちて来た。高姫は『キヤ』と云うて二歩三歩後へ飛び退き、よくよく... 487
488 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第2篇 南洋探島 第8章 島に訣別〔738〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...に没分暁漢だなア』『コレ田吾作どの、何をベコベと横槍を入れるのだイ。お前は宇都山......たと思うて、変性男子の系統の生宮に、何をベコベほざくのだ、ス......コンで居なさい。あまり偉相に云ふと此島の......う。エヽ穢らはしい。友彦の糞彦、サア、トトと帰らつしやれ』『私は決して小糸姫に未......ー恐や恐や、虫も殺さぬ様な面をして居るチペの初稚姫や玉能姫が、此年寄に素破抜きを......な男が、何んな巧い言を云うても駄目だ。モト人格のある男が云ふのなら、一つや半分は......の如く二三間前にピヨンピヨン飛んでキヨクて見せる。 蜈蚣姫は気の毒がり、『高姫様......は大変に険難だ。波の静かな時は好いが、チトでも波が立つたら遣り切れない。困つた事... 488
489 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第3篇 危機一髪 第9章 神助の船〔739〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 32 件/ツ=32 ...邪気の一行も 呆れて言葉なかりけり  ヤサモ......サの押問答 やうやう治まり一同は  二隻......には何時も化物が出ると云ふ事だ。彼奴はキト如意宝珠の精が現はれ、人に盗まれない様......なければ黒ン坊が住居して居る筈はない。キトさうですよ。女の一心岩でも突き貫くとや......はありますまいな』『妾はアンナ黒ン坊にチトも執着心は有りませぬ』『さうでせう。そ......変だ。……サア貫州、お前は此船の纜をキユと握つて放す事はならぬぞえ。……モシ蜈蚣......ア油断も隙も有つたものぢやないワイ』『オホヽヽヽ、よう悪気の廻るお方ですな。お前......ロになつて、力一杯争うて見ませうかい。オホヽヽヽ』『一旦お前さまは小糸姫にさへ会... 489
490 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第3篇 危機一髪 第10章 土人の歓迎〔740〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 75 件/ツ=75 ...小山の如く現はれ来り、口々に手を打ち「ウポー、ク......ター ク......ター」と叫びゐたり。これは「珍しき尊き神......人来り給へり」と云ふ意味なり。一同は「ウポー、ク......ター ク......ター」の諸声に送られ、禿計りの島に似合は......麻を取り出し左右左に打ち振りながら、『ウポ......ポー ウツポツポー、テンツルトウ テンツ... 490
491 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第3篇 危機一髪 第11章 夢の王者〔741〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 11 件/ツ=11 ...たりける。『母上様、久濶で御座いました。イ幼な心に前後の区別も弁へず、卑しき下僕......』 蜈蚣姫は此物語に驚き舌を捲き、『ヘー』と言つたきり暫時言葉も出でず、思案投げ......であつたら、お前さまは如何しますか』『チトも構ひませぬ。友彦さまを悪人にしたのも......致しませうか』と聞くより小糸姫は顔色をサと変じ、『何、鼻の先の赤い男が、小糸姫に......程がある。お前等の来る処ぢやない、さアトトと下僕の部屋へでも下つて休息しなされ。......した。然し乍ら、余り偉い出世で、此親もチト位妬ましうなつた位で御座います。あまり......イなア』と肩をプリンプリンと大きくシヤクて、不平の持つて行き処を探し居たり。『吾......、返答を聞きませうかい』と嫉妬と軽侮とゴチヤ交ぜにして、鼻息荒く知らず識らずに立... 491
492 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第3篇 危機一髪 第12章 暴風一過〔742〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...姫殿、暫く日の出神に席をお譲りめされ』とン......ンし乍ら、上座にドンと坐り見せたり。『何......の権利、上座に坐るのが御気に召さねば、トトと帰つて貰ひませう』『別に妾は女王にな...... 黄竜姫は稍不機嫌の態にて無言の儘此場を......と立ち、風景よき次の間に蜈蚣姫を伴ひ進み......……と云ふ様な顔付をし乍ら、床板を一枚グとめくり、床下の深い穴を覗き込み「ア......」と云つたきり、蟹の様な泡を吹き目をまは......ア皆さま捜索に参りませう』と促す。三人はト此の城を立出で、傍の山より峰伝ひに、玉... 492
493 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第4篇 蛮地宣伝 第13章 治安内教〔743〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 81 件/ツ=81 ...腰を打ちたる友彦も  神の守りの著く ハと心を取直し  あたりを見れば人影の 無......の手を握り人差指を立て、天を指して、『ウポ......ポー、ウ......ポ......ポー』と二声叫びてみたり。チーチヤーボー......ヤーボールを初め一同は其声に応じて、『ウポ......ポー、ウ......ポツポー、オーレンス、サーチライス』と声... 493
494 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第4篇 蛮地宣伝 第14章 タールス教〔744〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 48 件/ツ=48 ...真黒ケの此鼻では、テールス姫さまも……エパエ......パ……と仰有つた筈だ。イーエス イーエス......心に念じた。不思議や葡萄の様な鼻の色はサと除れ、一層麗しき鮮紅色の鼻となつて仕舞......リスタン、ポーリンス、テーク テーク、オポ......ポ オ......ポ......ポ』と言ひ乍ら恐相に後退りする。此意味は......ーウワー」と言ひ乍ら玉治別を胴上げし「エサーエツサー」と声を揃へて一里ばかり山道... 494
495 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第4篇 蛮地宣伝 第15章 諏訪湖〔745〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 12 件/ツ=12 ...。何うしたことか一言も声が出ず、ええヂレタイ事だと踠いて居りますうち、山岳も崩る......謝の涙に暮れ居たり。 斯く話す折しもキヤと息の切れるやうな悲鳴が聞えて来た。三人......と頓狂な声を出して呼びかけたり。夫婦はハと顔を上げ、久助は、『ヤア、貴方は玉治別......合せ跪き、『オーレンス、サーチライス、ウポ......ポ ウ......ポ......ポ、ア......タツター アツタツター』と尊敬の意を表し... 495
496 霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 第4篇 蛮地宣伝 第16章 慈愛の涙〔746〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 4 件/ツ=4 ...ち分けて現れませる 玉を欺く姫神は  五の玉を手に持たし 教の御子の五柱  前に......いましたよ』 玉能姫はこれを聞くより「ワ」と計りに声を上げ嬉し泣きしながら、『ア......一人の男、何事か祈願し居るにぞ、玉治別はカ......カと進み寄り、『モシモシ貴方は何処の方で... 496
497 霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻 第1篇 相縁奇縁 第1章 水禽の音〔747〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 37 件/ツ=37 ...何とか御言葉が懸りさうなものだけれど、ヤパリ平役人の仲間だ。モンキーだとて其通り......事も指揮命令する特権を与へられたのは、チと合点がゆかぬぢやないか。何程身魂の因縁......程賢い人間でもなし、どつちかと云へば、チと許り落して来た様な代物ぢやないか』チヤ......だ業の沸く事がある……と云ふのは噂にチラと聞けば、天下無双のネース宇豆姫さまを女......れが実際とすれば、俺達ア馬鹿らしくて、ジとして居る事が出来なくなつて了ふ。其時に......姫に大変な執着心を懸けて居るのだらう。チと妬けとると見えて、酢につけ味噌につけ因......様に……モシモシと吐した処、宇豆姫様にエパ......パを喰はされ……サーチライス、ユーリンス... 497
498 霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻 第1篇 相縁奇縁 第2章 与太理縮〔748〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 17 件/ツ=17 ...が、年寄は家の宝、経験がつんで居るからチとは母の言ふ事もお聞きなされ。後の後悔は......ますな』と脇息に肱を乗せ忍冬の茶を一口グと飲んで、『母様、何卒お寝み遊ばしませ。......れ』 蜈蚣姫は二足三足引返し、黄竜姫をハタと睨み、『久離絶つても、親子ぢやないか......ぎ払ふも知れぬぞ。サア汝等は蜈蚣姫に続け。小糸姫に用は無い』と又もや此場を慌しく......と機嫌を直し薙刀を長押に掛け、忍冬茶をグと飲んで脇息に凭れる。 斯かる処へ足音高......上げました。これと言ふも全く清公様……オトド......コイ……きよや昨日の事では御座いませぬ。......りと申さないか』金州『オイ、銀州、貴様チと応援して呉れ。俺ばつかりに言はすとは余... 498
499 霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻 第1篇 相縁奇縁 第3章 鶍の恋〔749〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 13 件/ツ=13 ...た。併し貴女として、まさか……さう……ハキリと、左様だと云ふ事は仰有り悪いでせう......『ハヽヽヽヽ、流石は乙女心の恥かしさ、ハキリと仰有らぬワイ。三月の壬生菜と同じぢ......、本城に取つて重大な問題ですから、何卒ハキリと私迄云つて下さいませ』宇豆姫『妾は......に嫌で御座います』と思ひ切つたやうに、ハキリと云うて退けた。スマートボール『ハテ......の毒だから、もう云ひますまい』宇豆姫『チとも構ひませぬから云うて下さいませ。お願......いますまい。妾の好いと思ふ方は先方からエパ......パーとお出かけ遊ばすだらうし、先方様から......匿す。スマートボール『貴女、意中の人にエパツパーをやられた時のお心持は、どんなに... 499
500 霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻 第1篇 相縁奇縁 第4章 望の縁〔750〕 出口王仁三郎 1923刊 DB
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全 9 件/ツ=9 ...を聞き付け駆来り  情をこめし介抱に ホト胸をば撫で下ろし  蘇生りたる心地して......釣り上げ、鼻息強く畳ざはりも荒々しく、ドカと二人の中に座を占め、清公『アハヽヽヽ......座を占め、清公『アハヽヽヽ、お二人様、シポリとお楽しみの最中に、邪魔者が罷り出て......宇豆姫様、誠に失礼を致しました。どうぞシポリと互に手に手を取り交し、随分お楽しみ......肩を揺り、畳に小地震を揺らせる。鶴公はキとなり、鶴公『是はしたり、存じも寄らぬ左......居りまする際、思はぬ来人が御座いまして、イ遅刻致し、再び御足を煩はしました不都合......』と善意に解する黄竜姫の言葉に、鶴公はハとばかりに有り難涙に咽返り『流石は地恩城......一同『ソリヤ面白からう』と話す処に、ニユと現はれた清公は、『ヤア、最前から結構な... 500
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