番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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2101 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第1篇 竜の島根 | 第1章 湖中の怪〔1982〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ...漂ふ生島なり。 この島の中央に屹立せる高山を伊吹の......山と称し、その麓をめぐる幾百里の湖水を玉耶......して見る如く、清麗の気自ら漂ふ。 伊吹の山には、桔梗、女郎花、撫子、萩、......山吹、椿などの花樹繁茂し、春夏秋冬の分ちな......ものの如し。数多の竜神と称する種族、この山を中心として湖面に出没し、或は......山に登りて安逸なる生活を楽しみつつありき。......ありける。 この湖水の上流に当りて、水上山といふ饅頭形の大丘陵ありて、国津神はこの......この里の酋長を国津神の祖と称し、その名を山神彦と言ひ、妻の名を川神姫と称へられける... | 2101 |
2102 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第1篇 竜の島根 | 第3章 離れ島〔1984〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ...改めて 天地の神業に仕へまつらむ 伊吹山に続く竜宮島ケ根は われらが永久の住処......となりしは神の心か 此島に見る月光も水上山に 見るも等しき光ならずや 月も日も隈... | 2102 |
2103 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第1篇 竜の島根 | 第4章 救ひの船〔1985〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山=1 | ...よ水火土の 神とあらはれこの湖守れる 山神彦、川神姫に仕へたる 吾は水火土湖守... | 2103 |
2104 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第1篇 竜の島根 | 第5章 湖畔の遊び〔1986〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 16 件/山=16 | ...の実さへ ゆたかなりけり到るところに 山も川も清く清しく竜神の 心は見かけによ......命は弟姫神を伴ひ、四柱の重臣を従へ、伊吹山に花の真盛りを見むと、弁当をこしらへ、数......左右を守らせ、一日の遊覧を試みた。 伊吹山の中腹には稍大いなる湖水あり。日月星辰を......き、果の実の酒等を汲み交しながら、『伊吹山峯よりおつる谷水の 清く流れて鏡湖とな......神の御心か 清くさやけく永久に濁らず 山水をここに集めて湖となし 数多のやまめ......めを生かし育てつ 手を拍てば競ひより来る山の魚の やさしき姿君に見せばや』 弟姫......は世になき吾と思ひきや かかる目出度き山に遊ぶも 女郎花風にゆられて咲き匂ふ ......より 主の大神の御鼻と つたはり来る伊吹山 生ふる草木はことごとに 人の病をいやす... | 2104 |
2105 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第1篇 竜の島根 | 第6章 再会〔1987〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ...開き迎へまつれよ 大竜身彦は生憎伊吹の高山に 籠らひ給へばゆきとどかねど ねもご...... ねもごろに待遇して来よ其人は 水上の山の御祖の神の子よ』 女神は、『畏しや君の...... 心清しく蘇りぬる 弟姫の神と申すは水上山の 麗子姫におはしまさずや』 侍女神は... | 2105 |
2106 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第7章 相聞(一)〔1988〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 30 件/山=30 | ...だてる 大地の鼻ともたとふべき 伊吹の山の後方は 高光......山に相次ぐの名......山なり 此......山の南端に突出せる 万木万草豊なる 珊瑚......居たりける 侍女神の重なる神は 桔梗、山吹、女郎花 萩に撫子、藤袴 白菊、......山菊、百合の花 椿、桜に燕子花 あやめ、......して 容易に犯すべからず見えにける。 山吹は恐る恐る艶男の側近く、裲襠姿にて寄り......神にあらずや君のよそほひ われは今伊吹の山の山峡に 雨に萎るる山吹の花よ 山吹の... | 2106 |
2107 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第8章 相聞(二)〔1989〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...へ 夏冬のけぢめもしらに白萩は 伊吹の山に淋しく匂ふも』 艶男はこれに答へて、『......ましき心の丈をしら萩の 梢もみゆく汝は山風 ......山風は如何にはげしく吹くとても 木蔭の白......かまじ 深き心をくみとらすまでは 伊吹山百草千草匂へども 君のよそほひに勝る花......れて 吾は行手をふさがれにけり 足引の山より高き父母の恩 おもへば春の心起らじ......き父母の恩 おもへば春の心起らじ 伊吹山尾根より吹き来る青嵐を 朝夕あびて戦く... | 2107 |
2108 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第9章 祝賀の宴(一)〔1990〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ... 竜宮島の王者たる大竜身彦の命は、水上山の麓なる国の御祖の神の愛娘、麗子姫を妃と......は高砂の松のかげ 鶴も来て鳴け雁も来よ 山はみどりに栄えませ 海もみどりにとこしへ......より歌ふ。『葭原の国土の真秀良場水上の 山の麓に現れませる 国の御祖の大神の 御子... | 2108 |
2109 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第10章 祝賀の宴(二)〔1991〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 25 件/山=25 | ...思ひきや 花咲き匂ふ御代は来れり 伊吹山斜面に匂ふ白萩も 今日は恵の露を浴び居......に匂ふ白萩も 今日は恵の露を浴び居り 山風に吹きたたかれて悩みてし われ白萩も......日が日までも風にもまれし 今日よりは伊吹山吹く風の音も いとさやさやに響き渡らむ......ひたちて 今日の喜びにあふは嬉しき』 山吹は歌ふ。『竜神の島根に生ふる......山吹の 花は笑へり梢は踊れり ......山吹の黄色き花も喜びの 宴の酒に面ほてり......りける 清々し艶男の君の御姿は 伊吹の山を出づる月かも 竜宮の王と現れし弟姫神の......に咲く島根となりぬ 池の面にしだれて匂ふ山吹の 花も真直に匂ふ今日かな 水鏡見つ... | 2109 |
2110 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第11章 瀑下の乙女〔1992〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ... 大竜身彦の命は、水上山の聖場より、はろばろ波の秀を踏み渡り来り......許に ありて御声を聞かば嬉しき 白菊は山野に匂へば艶人の 御手に手折らるよすが......止まず苦しき朝なり』 撫子は歌ふ。『伊吹山尾根に麓に咲き匂ふ 撫子今日は汀辺に匂... | 2110 |
2111 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第12章 樹下の夢〔1993〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ...も 吾ながらわが心根をときかねて 恋の山路をゆきつもどりつ 人なくば心あくまで泣......やつぎつぎにかなしきこと宣る 一度は水上山にかへらむと 思ふも詮なし今日のわれに...... 御面見れば嬉しかりけり 竜の島伊吹の山にこもるとも いねむと思ふわれならなく... | 2111 |
2112 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第13章 鰐の背〔1994〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ...竜神の島に生ひ立ちし燕子花 吾は水上の山に栄えむ 月見れば竜の玉かと疑はる 吾......ぬる 天地の神よ吾等を憐れみて 水上の山へ渡らせ給へ 渡るにも御舟なければ如何に......人は交々歌ふ。艶男『鰐の背に救はれ水上の山もとに 帰る思へば楽しかりけり 大空も......給へ 鰐よ鰐よ力限りに走れよ走れよ 水上山は霞の奥にぼんやりと浮く 走れよ走れよ生......命 蘇りたる湖原はこれ ほのぼのと水上山は見え初めぬ 月夜の空にぼんやりとして......に乗り湖原渡るも 竜宮の島もよけれど水上山 吾故郷は恋しかりけり いとこやの麗子......汝が行方 歎かせ給ひ衰へ給へり 水上の山はほんのり見ゆれども 波路は遠し吾は送......これ 竜宮の島根ゆ移すこの花を 水上の山に植ゑたく思ふ 水火土の神よ吾妻諸共に ... | 2112 |
2113 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第14章 再生の歓び〔1995〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 11 件/山=11 | ... 葭原の国の一部、水上山を中心として約二十里四方の土地を領有ぎ、......て父祖の代よりここに君臨したる御祖の神、山神彦、川神姫の翁と姥は、天にも地にもかけ......げもなき憐れな姿となりゐたりける。 水上山に仕ふる数多の国津神等は、四方八方に馳け......便りも荒波の磯に打寄すばかりなりける。 山神彦、川神姫の二柱は、玉耶湖の汀辺をさま......しさよ 百神たちは二人の子の 行方探ぬと山川を 騒ぎ廻れど今にして 風の便りも泣く......へつつ 佇み居れば夕津陽は 雲に包まれ遠山の 尾の上に消えてあともなし。 いとし子......鳴けど われには淋しき春なりにけり』 山神彦は又歌ふ。『草を別け土を潜るもいとは......処ぞ麗子の 姫の行方は未だ知れずや』 山神彦はこれに応へて、『人草の行くべき所は... | 2113 |
2114 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第2篇 竜宮風景 | 第15章 宴遊会〔1996〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 30 件/山=30 | ...ここに祝賀の宴を開く事とはなりぬ。 水上山の清所には八尋殿数多建てられ、国津神等は......の権威御祖の神を圧するばかりけり。 水上山の聖地は、麓を流るる大井川を広く取り込み......に酔ひしれて、天地革新の気四方に漂ふ。 山神彦は今日の喜びを祝すべく、花園をさまよ......くも 今日はわが子の顔を見るかな 水上山尾の上は晴れて天津日の 輝き渡る今日ぞ......死なまくなりにけらしな 広庭に藤波かをり山吹匂ふ 紫色なすかきつばた咲く』 先づ......跨り、川の辺を逍遥しながら、咲き乱れたる山吹の花を愛でつつ歌ふ。 艶男の歌。『蛙な......『蛙なく大井の川の底清く 黄金に映ゆる山吹の花 大井川岸に匂へる......山吹は 川吹く風に水底にさゆれつ 艶人と... | 2114 |
2115 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第16章 共鳴の庭〔1997〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ... 伊吹の山麓に展開せる竜の島根の姫神等は、一夜の間......え失せて 生くる甲斐なきわが思ひかな 山に野に百花千草匂へども われにはかなし......つ 百の悩みに耐へて来しかな。 伊吹の山は高くとも 玉耶の湖は深くとも 天津御空......は波の秀踏みましにけむ 波路はろか水上の山にかへります よすがは絶えてあらざるも... | 2115 |
2116 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第17章 還元竜神〔1998〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ...一本の あはれ野菊は吾なりにけり 伊吹山嵐にふるふ一本の あはれ野菊はいづらに......神のひそめるを見て、稍驚きながら、『伊吹山匂ふ白萩、白菊の 君にまさずや吾は女郎......も 今日の吾身を許し給はれ 身体は水上山に帰りたり 君にひかるる御魂の吾よ 水......帰りたり 君にひかるる御魂の吾よ 水上山遠く帰ると思へども 汝が誠の力に動けず......後には必ず来りまみえむ 燕子花姫は水上の山に在りて 輝きにけむ国人の上に 伊吹......山麓に匂ふ白萩の やさしき心吾忘れめや ......く楽しく心に止むる いざさらば吾は伊吹の山の上に 身魂鎮めて御園を守らむ』と言ひ......つつ、さつと吹く湖風に艶男は霊身をのせ、山の尾の上を取り巻く白雲の奥深くかくれける... | 2116 |
2117 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第18章 言霊の幸〔1999〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...りなき島ケ根の姫神たちは、歎きの余り伊吹山の南面中腹に展開せる鏡湖の汀に集り来り、......の宵かな 幾日幾夜竜の乙女の憧れし 島山桜はあとかたもなし ......山風に誘はれて散りし初花の 行方も波の空......る花にも蝶のとまり来て 惜しむを知らぬ山桜かな わが身には仇花なりと知りながら ......るるかな 朝夕に心を尽して珍しみし 島山桜あはれ影なし 常春の島に匂ひし初花の ......ひし初花の 露の香りは失せにけらしな 山に野に花は匂へど艶男の 君に勝れる顔は......か白菊の 花の香りは早や島になし 伊吹山処狭きまで匂ひたる 女郎花今かげだにも... | 2117 |
2118 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第19章 大井の淵〔2000〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ... 水上山の神館は、艶男の帰り来りしより、忽ち歓楽......けれ大井川 漲り落つる音の高きも 水上山麓にかかる高滝の あれしは神代ゆ聞かず......くなりにけらしな 此堰の築かれしより水上山 貴の神苑に川水注ぐも 庭の面に大魚や......にけり 滝津瀬の音は昼夜響かひて 水上山の神苑にぎはし 川水は俄かに淵となり行き......大井川 汀の葦もそよぎはげしき 藤波や山吹の花は水底に 簾の如くかかれるが見ゆ......く。 夕月のかげは銀色の光を放つて、高光山の尾根より昇り給へば、時こそよしと燕子花... | 2118 |
2119 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第20章 産の悩み〔2001〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ...女郎花 花は水底にうつろひゐるも 水上山斜面に匂ふ女郎花の やさしき姿うつれる......帰りけり。二人は睦じく夕飯をすませ、四方山の話にふける折しも、俄に陣痛激しく産気づ......り行きて柴の戸を堅く閉ぢ、館に帰り来り、山神彦、川神姫の御前に、御子生れませる時の......貴の子を産み了せ給へと、大前に御幣帛奉り山川海野の種々の甘美物、八足の机代に横......山の如く置き足らはして奉るさまを、平らけく......腕を組み、黙然として顔青ざめゐたりけり。山神彦夫婦はいぶかりながら、『我国の司生れ......き日なるを 汝は何故沈み居るにや 水上山ひらき初めてゆ今日の如 目出度きよき日......地ただよひて 勇み喜び知らせ奉るも』 山神彦は喜び歌ふ。『ありがたし神の恵みの幸... | 2119 |
2120 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第21章 汀の歎き〔2002〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ...その霊身は以前の竜体を保ちける。 ここに山神彦、川神姫の神は、夜半の出来事を聞き、......も見えまさずして 歎かひの雲に包まれ水上山 貴の館は小雨降るなり 春雨のしとしと... | 2120 |
2121 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第22章 天変地妖〔2003〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ...の空清く 咲かむ白菊あはれと思へ 水上山菊の下水如何なれば 流れて淵に沈むなる......月の菊の花を 何れの時か君の手折るや 山の端を出でゐる月の顔は 君の面と白菊の......むと 波路を分けて此処に来つるも 水上山斜面に匂ふ女郎花の やさしきよそほひ見......地鳴震動間断なく、さしもに平穏なりし水上山の聖場は、阿鼻叫喚の巷と化し去り、岩ケ根... | 2121 |
2122 | 霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻 | 第3篇 伊吹の山颪 | 第23章 二名の島〔2004〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 20 件/山=20 | ... 水上山方面の地は、数日の間天災地妖打ち続き、雷......住家を流され、生命を奪はるる者多く附近の山にのぼりて難を避けつつありけるが、暴風雨......生命を失するもの、その数を知らざりき。 山神彦、川神姫は岩ケ根、瀬音、水音と共に、......柱の侍神を従へ、嚠喨たる音楽と共に、水上山の頂さして降り給ひし神は、御樋代神の朝霧......し食す国を わが物顔に振舞ひし罪なり 山神彦、川神姫が今日の日の 歎きにあふも......まりて、安静の昔にかへりしこそ畏けれ。 山神彦は濁流の次第々々に減じ行くを眺めなが......ば 汝が罪をここに改め許すべし 水上の山に永久に鎮まれ』 ......山神彦は涙を袖に拭ひながら、『再生の思ひす... | 2122 |
2123 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第1章 独り旅〔2005〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 22 件/山=22 | ...、人を泣かせ、人を怒らせ、人を死なしめ、山野を滅尽し、大廈高楼を覆へして修羅の巷と......、生命を賭して戦ふものである。 茲に水上山の館に、国土の司として鎮まれる艶男は、竜......、八尋鰐や水火土の神の舟に助けられ、水上山の父母の館に帰り、燕子花を妻となし、琴瑟......、玉耶湖の波を渡りて、艶男の住まへる水上山の麓を流るる大井川の対岸、藤ケ丘に身を潜......、大雨頻りに臻り、忽ち暗黒界と化し、水上山の聖場は修羅の巷となりにける。国津神は嘆......たる折もあれ、御空の雲を分けて悠然と水上山の頂上さして、御樋代神なる朝霧比女の神は......に生言霊の雲を起し、遥かの空に聳ゆる高光山の東面に御宮居を定め、永遠に此国土に君臨......を愛み、以て国務に余念なかりける。 水上山より以東約十余里の地点は、山神彦の力によ... | 2123 |
2124 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第2章 行倒〔2006〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...体くたぶれて 前後も知らず寝ねければ 山、川、海の三乙女は 冬男の全身を撫でさ......葉を繰り返し われに迫るは何事ぞ 高光山の聖場に 神の御言をかがふりて 進まむ......に 疲れも清く治まらむ』と言ひつつ姉娘の山は、木製の椀に湯を汲み、冬男の前に差出し......夕暮。 只一人旅ゆくわれの淋しさは 野山の奥に住む心地なり。 玉の緒の生命きれな......む。 葭原の国土の秀でて勝れたる 水上山の王の息子ぞ。 汝が如きいやしき鬼の果て... | 2124 |
2125 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第3章 復活〔2007〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...つきて 辺りを見ればこは不思議 水上の山に仕へたる わが家臣の熊公と 虎公二人......身は軽くなりにけらしな。 汝こそは水上の山に仕へたる 家臣熊公、虎公ならずや』熊...... 敵は数々来るとも 吾等は恐れじ水上の 山に鎮まる神々の 恵を浴びて進むべし ああ......もろもろの なやみをやらふ時は来ぬ 水上山の神館 王の君に仕へたる 心も固き巌ケ根......が 最早天運つきけるか 昨夜泊りし水上の山の 冬男と言へる大丈夫に うまく此場を逃... | 2125 |
2126 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第4章 姉妹婆〔2008〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...何時までも 生きて乙女に仇を返さむ。 山も川も海もおぼえて居れよかし 今に報い......居れよかし 今に報いむ今日の恨みを』 山は少しく柳眉を逆立て声をふるはせ、『まだ......さまじく、『アハハハハあはれなるかな乙女山 汝は身の程知らぬ馬鹿者。 わが許しな......汝乙女 今日は婆アの敵となりけるよ』 山はこれに答へて、『鬼婆のきびしき教にそむ......れば吾もまた 精霊故に力とたのまむ』 山は歌ふ。『ともかくも男女六柱精霊の 力......すが、里人の代理として参りました。見れば山、川、海の優しき三人様の厚き御介抱を御礼... | 2126 |
2127 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第5章 三つ盃〔2009〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ...給へ吾は茄子よ』 此声にハツと気がつき、山、川、海の三人は門口に走り出で、『珍しく......笑ひ婆は あと白浪と消え失せにける。 山鳥の尾の長々しき年月を 忍び来にけり婆......の緒の 生命とられし人のみならずや』 山は之に答へて、『吾も亦笑ひ婆アの手にかか......なりけり』 冬男は歌ふ。『吾こそは水上の山に輝ける 巌根が末の御子なりにける。 ......今日が日まで 涙と共に暮れにけり 水上の山にあれませる 冬男主従現れまして 里の悪......式を挙げむ事を勧誘しければ、冬男は乙女の山を、熊公は乙女の川を、虎公は乙女の海を妻......ず極めて簡単に挙式は終れり。 冬男は妻の山に向ひ歌ふ。『木枯の吹きて冷たき此冬を ......ぬる。 ときじくに花の香りを保てかし 山なる乙女の紅き心に。 思ひきや精霊の身を... | 2127 |
2128 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第6章 秋野の旅〔2010〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 19 件/山=19 | ... 高光山以西の国形を視察すべく遣はしたる冬男は、......を凝らした。 巌ケ根は歌もて語る。『高光山以西の国形調査ぶべく 出でにし冬男は今...... 冬男の君は損はれけむ。 兎も角も高光山に人を派し 冬男の安否を探るにしかず』......秋男を首領とし、四人の従者を従へて、高光山に至る大原野を探させしむべく、水上......山の館を出立せしむる事となりぬ。 秋男は松......は松、竹、梅、桜の四人の従者を従へ、水上山を立出で、弟冬男のとりし道を避け、南方に......弟冬男のとりし道を避け、南方に向ひ、高光山の方面に進まむと決心の臍を固め、神殿に出......『ちちのみの父の御言を被りて 吾は高光山に進まむ。 いかならむ悩みありとも国の為... | 2128 |
2129 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第7章 月見ケ丘〔2011〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...は歌ふ。『此処に来て親しと思ふ故郷の 山の端出づる月を見しかな。 高光の......山に進まむ道すがら 月見ケ丘の月を見るか......神は 水の面に浮び出でて遊ばむ。 火炎山峰越す月の光赤み 千草の露も風に散るな......す 清けき虫の鳴く音聞きしよ。 水上の山にも聞かぬ虫の音に わが魂は蘇りける。......かぬ虫の音に わが魂は蘇りける。 高光山進まむ道の首途に われは冴えたる月を見......ば緑深し 秋こそ月の光なるかな。 水上山松の木の間の月冴えて われを送るかこの......如き 悲しき声をしぼり居るかな。 高光山の旅をとどまれ貴様等の 弱腰にてはとて... | 2129 |
2130 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第8章 月と闇〔2012〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...人の婆を相手とし いむかひ行かむ高光の山へ。 面白き夢の世なるよ月を見る 丘に......兎も角も今宵は眠らず暁を 待ちて火炎の山に進まむ。 音に聞く火炎の......山は鬼婆の 手下集むる元津棲処と』 秋男......とたのみ南に進まむ。 南の空に聳ゆる火炎山は ほのかに見えて霞棚引く。 火炎......山かすみの帯をしめながら 曲鬼数多かかへ......はかくろひにけり』 これより一行は、火炎山方面さして、やや高き原野を伝ひながら、宣... | 2130 |
2131 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第9章 露の路〔2013〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...うたひつつ 進みゆくこそ勇ましき。『水上山を立ち出でで ふみもならはぬ大野原 毒虫......明けにけり 譏り婆アの住むといふ 火炎の山に進まむと 吾等は一行五人連れ 尾花の露......の衣に身を固め われら一行五人連れ 高光山に進むなり 行く手の道は遠くとも 悪魔は......や わが言霊に光あれ』 竹は歌ふ。『高光山の麓まで 国形見むと進みます 秋男の君に......吹く風清く空高く 駒は勇みて嘶ける 水上山を立ち出でて 君の御供に仕へつつ 一夜の......の草枕 やうやうここに明け初めて 火炎の山を目あてとし 悪魔の征途にのぼるなり 水......の君に従ひて 御樋代神のあれませる 高光山に舞ひのぼり 四方の国形見渡して これの... | 2131 |
2132 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第10章 五乙女〔2014〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ... 暫くをこれの館に休らひつ 勇み火炎の山に進まむ』 松は歌ふ。『草を分け坂を辿り......人に心ばかりの茶を奉る。『これの茶は泉の山の高畑に 栄えて甘き薬なりけり。 それ......ひ給ふと思へば怨めし。 萩桔梗匂へる秋の山裾に 館造りて君等を待ちしよ。 吾こそ......五人の乙女等は 泉の里を立ち出でて 高光山に詣でむと 進み来れる折もあれ 旅の疲れ......心の中にて泣くばかり 救はせ給へ水上の 山に輝く巌ケ根の 御子とあれます秋男神の ......り君は言霊の 天の数歌うたひつつ 火炎の山に進みませ 譏り婆さんの第一に 恐れて忌... | 2132 |
2133 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第11章 火炎山〔2015〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 35 件/山=35 | ...に次いで前進し、三日目の黄昏時、漸く火炎山の麓に辿り着きぬ。火炎......山は音に名高き大火......山にして、夜は大火光百里に亘り、時ありて焼......害すること甚し。葭原の国津神等は一名地獄山と称へて恐れてゐる。 この......山はあらゆる猛獣毒蛇の棲処にして、譏り婆ア...... 秋男は国内に繁茂せる葭草や水奔草を、火山の火をとりて風に乗じ焼きはらひ、猛獣毒蛇......ここに進み来れるなりき。 黄昏時とは言へ山頂より噴出する火光に昼の如く明く、草の根......る様を見て、芝生に腰腰ち下し歌ふ。『火炎山吐き出す焔の光りにて これのあたりは夜... | 2133 |
2134 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第12章 夜見還〔2016〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...りけり。『ああいぶかしやいぶかしや 水上山を立ち出でて 幾夜を重ぬる草枕 怪しき事......しき事の数々を 目撃しつつ黄昏に 火炎の山の麓まで 進み来れる折もあれ 天に冲する......む ああ惟神々々 恩頼を願ぎまつる 高光山は遠くとも 火炎の......山はさかしとも 如何でひるまむ霊魂の 生命......地獄の旅を続くるとも われは進まむ高光山へ』 婆アは顎をしやくりながら、『この婆......形もなく、よくよく見れば、依然として火炎山の麓の譏り婆が造り置きたる陥穽の底に主従......言葉も絶え果てにけり』 桜は歌ふ。『火炎山麓にすめる譏り婆アの たくみ果敢なく破... | 2134 |
2135 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第13章 樹下の囁き〔2017〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 37 件/山=37 | ... 蘇りたる五人の一行は、火炎山の麓の籠り樹の蔭に息を休ませながら、辺り......り声出す醜の鬼婆。 心地よき秋のあしたの山風を 浴みつつ楽し曲津の棲処も。 さや......栄ゆる。 白萩の所せきまで咲き匂ふ 此山もとに不思議や鬼棲む。 澄みきらふ空の色......に不思議や鬼棲む。 澄みきらふ空の色かも山肌の 草木の色は青みだちたり。 攻め来......アのはてあはれなる。 高くとも登り了せむ山の上の 火種をとりて国土を定めむ。 血......れは進まむ頂さして。 鳥の声清しくなりて山の袖 吹く秋風は涼しかりけり。 何事も......けり。 何事も神の御旨に従ひて 登らむ山に曲津のあるべき。 西を吹く風にあふられ......に曲津のあるべき。 西を吹く風にあふられ山袖の 尾花は地に靡き伏したり。 奴婆玉... | 2135 |
2136 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第14章 報哭婆〔2018〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 19 件/山=19 | ... 火炎山の頂上に、虎、熊、獅子、狼、豹、大蛇等の......守り居たりける。秋男は此火種を奪ひ取り、山村原野に放火して、一斉に葭原全帯の悪魔の......にこれを阻止すれども、動もすれば秋男が登山するの恐れあり、如何にもしてこれを妨げむ......し、暫時の間を闇の幕に包みおきたるなり。山上の火口の周囲には、猛獣の王首を鳩めて......山麓より響き来る言霊の水火に戦きながら、如...... 虎王は二鬼を見るより慌しく声をかけ、『山裾に言霊ひびくは何者ぞ つぶさにかたれ......いけすかぬ餓鬼ども五つあらはれて この山の火を取らむとするも。 たましひのあらむ......ぬ世話やかす餓鬼どもが あらはれ火炎の山にのぼらむ。 われも亦力かぎりに防げども... | 2136 |
2137 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第2篇 秋夜の月 | 第15章 憤死〔2019〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 28 件/山=28 | ...原国は主の神の 貴の御水火に生るものぞ 山河草木も人草も 鳥獣のはしまでも 皆主の......女の神言もちて 吾等の父の巌ケ根は 水上山の聖場に 貴の館を構へまし 予讃の国原悉......に歌ふ。曲神もこの言霊に心和らぎたるか、山腹の女郎花を揺がせて香ばしき風心地よく吹...... 吾行先の幸を思ふも。 音に聞く火炎の山は峻しけれど 言霊宣れば安く登れむ。 ......おいて外に 尊きものはあらじと思ふ。 山に野に平和の風の吹き起り 花咲き実るも......覚りけるかな愚なる吾は。 草枕旅を重ねて山裾の 茂樹の蔭に道を覚りぬ。 水奔鬼如......の尊さに力を得、自ら先頭に立ちて、壁立つ山肌を右に左に伝ひながら歌ひつつ登り行く。......左に伝ひながら歌ひつつ登り行く。『火炎の山は峻しとも 百草千草吾行く手 うづめ塞ぎ... | 2137 |
2138 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第16章 火の湖〔2020〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 27 件/山=27 | ...の一行五人が、猛獣の主共に銜へられ、火炎山の大噴火口に投げ込まれ、身体は白骨となり......れ、身体は白骨となりて中空高く昇り、再び山上に落下したるが、稍半時許り経て、火炎......山は忽ち大鳴動を始め、前後左右上下に震動し......、遂には大爆発して、見る見るさしもに高き山影は跡形もなく大湖水と変化し、猛獣、毒蛇......を待つより外すべもなかりける。 扨て高光山に天降りませる朝霧比女の神、大御照の神、......男の神、国生男の神、子心比女の神は、高光山の頂なる巌窟の宝座に集り、遥の西方に当り......座に集り、遥の西方に当り大爆音聞え、火炎山の天に冲する火焔は、跡形もなく消え失せ、......として扱へるを知るべし。『見渡せば火炎の山は天地を 動がしにつつ消え失せにけり。... | 2138 |
2139 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第17章 水火垣〔2021〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 14 件/山=14 | ... 火炎山の爆発により、附近百里の地は全く湖水とな......さ、名状すべからず。 冬男、熊公、虎公、山、川、海の精霊は、忍ケ丘のわが住処には一......とも 恐るべきかは天津神われは。 火炎山忽ち湖となり果てぬ 生言霊の幸はひによ......の水奔鬼も 今は手向ふ力無からむ。 高山の火口は忽ち湖の 底に沈みて湧きたつ湯......れど 曲の耳には入らざると見ゆ。 野も山も火炎の......山の爆発に 戦きにけむ草木は枯れたり。 ......れや地の上の 曲悉く亡びむとすも。 低山は湖に没して火炎......山 頂狭く水に浮べり。 降る雨も激しかり... | 2139 |
2140 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第18章 大挙出発〔2022〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 27 件/山=27 | ... 水上山の神館の執政を勤むる巌ケ根は、高光......山以西の国形を視察せしむべく、第四男の冬男......如く、行つたまま何の消息もなく、再び水上山の神館は憂ひに沈み、三度御子を派して調査......当つて、夜は火光百里の地上を照したる火炎山は、轟然として爆発したる其物音に、水上......山の館まで地鳴震動甚だしく、人心兢々たりけ......高鉾の神、神鉾の神の三柱の大御前に、水上山の館の執政巌ケ根は、ここに謹しみ敬ひ、恐......して治め給ふ神国にして、賤しき吾等も高光山を限りとして、予讃の国原を治むべく、御樋......折もあれ、予讃の国の真秀良場に峙てる火炎山は、天地をどよもして、頂より麓まで打ち破... | 2140 |
2141 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第19章 笑譏怒泣〔2023〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ...へ東南の 原野をさして進みゆく 火炎の山の陥落に あたりの光景激変し たしかに......と明瞭となりぬべし。 春男は歌ふ。『水上山を後にして 萱野を渉り丘を越え 茂みの丘......うめき声 耳にしながら来て見れば 火炎の山はあともなく 空に黒煙漲りて 日月ために......願ぎ奉る』 水音は歌ふ。『うち仰ぐ火炎の山はくづれしか 湖のみ見えて......山かげもなし。 かかる野に湖ありとは知らざ......まだ昼なりながら怪しけれ 向ふに見ゆる低山は 月見の丘かいち早く 足を早めて進むべ......の国津神 葭井が娘五月なるぞや。 火炎山陥没せしよりわが家は 湖の底に沈みたり......、汝が弟秋男といふ青二才を悩め殺し、火炎山の火口へ放り込み、生命をとるやうに致した... | 2141 |
2142 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第20章 復命〔2024〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山=9 | ...に浮びたる小さき小島を秋男島といふ。火炎山の陥落により、熱湯吹き出で、忽ち百里四方......決戦をつとめて居る。秋男は休息したる火炎山の火口に身を潜めながら、此処を堅城鉄壁と......此島ケ根を。 ギヤハハハハ此島ケ根は火炎山の 頂なれば吾棲処なり。 何時までも立......なるぞや』 秋男は憤然として歌ふ。『火炎山湖となりしも吾宣れる 生言霊のしるしと......霊界に入れる秋男が弟冬男及び熊公、虎公、山、川、海の精霊一行及び水上......山の聖場より弟の所在を探ねて出発したる春男......は歌ふ。『葭原の国土の災救はむと 高光山へ渡り来しはや。 鳥船に乗りて大空かけり......を落すものなく、無事神の助けにより、水上山に復命し、二人の弟の身の成行等を審さに神... | 2142 |
2143 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第21章 青木ケ原〔2025〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 17 件/山=17 | ... 葭原の国土を東西に画したる中央山脈の最高峯高光......山の聖場には、常に紫の瑞雲棚引き、風清く、......かに治めむ。 予讃の国の中心に立てる火炎山は 焔と共に消え失せにける。 見渡せば......焔と共に消え失せにける。 見渡せば火炎の山の跡白く 湖となりしか波かがよへり。 ......ふ これの国原如何に開かむ。 国津神は山々の裾に住まひつつ 平野は葭と醜草茂ら......ぢやねんねしな 坊やのお守はどこへいた 山を越えて野を越えて 川を渡りて旅に出た ......て旅に出た 旅の行く先やいづこぞや 水上山の聖場へ 水上......山の故郷の 里のみやげに何もろた でんでん... | 2143 |
2144 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第22章 迎への鳥船〔2026〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 20 件/山=20 | ...ら御歌詠ませ給ふ。『顕津男の神に会はむと山川や 海原渡り此処に来つるも。 打ち寄......べらなる。 曲津見の右や左にあれ狂ふ 山川海をわたり来し公。 万世の末の末まで輝......がに見ゆ』 起立比古の神は歌ふ。『高照の山を天降りし御樋代の 神の功に従ひ来にけ......らむ 御樋代神の清き心を。 果てしなき山川海原渡りまして 神の神業に仕へます公......も起立の 神の功の現るる時よ。 高光の山を遥かに見渡せば 紫の雲棚曳きて居り。......ら、『御樋代の朝香比女神迎へむと 高光山を降り来しはや。 朝霧比女神の神言を畏み...... 願はくばこれの御船に召しませよ 高光山に送りまつらむ』 朝空男の神は歌ふ。『久......つらむ』 朝空男の神は歌ふ。『久方の高照山ゆ天降りましし 御樋代神のよそほひ畏し... | 2144 |
2145 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第23章 野火の壮観〔2027〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 15 件/山=15 | ... 高光山の聖場は、御樋代神朝香比女の神の降臨に俄......の神一行を招じ、心の限り歓待を尽し、高光山の名物たる、露も滴らむばかりの熟れたる杏......たる、露も滴らむばかりの熟れたる杏の実を山の如く積み、木瓜もて造りたる美酒を献り、......せ。 此酒は木瓜にて造りこの杏は 高光山の誉なりけり。 ......山高く清水とぼしき此......山に 尊きものは果物なりけり』 朝香比女......。 鳥船のいさをによりて遠き道 嶮しき山を安く来つるも』 大御照の神は歌ふ。『御......』 初頭比古の神は歌ふ。『思ひきや高光の山の尾根高く かかる宴にわれあはむとは。... | 2145 |
2146 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ... 二名の嶋に軍を進めし〈第6章(初)〉山の言霊軍は花やかに 勝利の峰を乗り......にけり〈第6章(初)〉風水害の跡を見なが山陰の 旅に立つ身は何かかなしも〈第...... 木の子をもやす木犀は匂ふ〈第16章(初)山も野も黄金色なる此秋を 吾は皇道の...... 神代ながらの言霊を宣る〈第18章(初)山に野に神の恵みは充ち足らふ 此のよ... | 2146 |
2147 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第1章 イドム戦〔2028〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 15 件/山=15 | ... 高照山の西南に当る万里の海上に、相当面積を有す......、之を伊佐子の島といふ。此の島の中央に大山脈東西に横たはり、之を大栄......山脈といふ。大栄......山脈以南をイドムの国といひ、以北をサールの......恰も大旱の雲霓を待つの感ありける。 大栄山の中腹に大なる湖水ありて、之を真珠湖とい......を真珠湖といふ。真珠湖は約二十メートルの山腹に展開したる南北十里、東西二十里の大湖......様も殆ど国津神に酷似せり。 この湖は大栄山の南側にあるを以て無論イドムの国の領域な......終に跡を断つに至れるなり。之に反して大栄山以北のサールの国津神は何れも肌黒く、髪は... | 2147 |
2148 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第2章 月光山〔2029〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 23 件/山=23 | ...討ち洩らされし軍人等は遠く南に逃れ、月光山の嶮所を扼し、ここに城壁を造り、南端の国......め数多の勇士は、敵の捕虜となりて遠く大栄山を北に越え、サールの都の城中の牢獄に繋が......ために奪はれて 今ははかなき南方の 月光山に退きて 再挙を計るくるしさよ 数多の味......らせ給へと祈れども 何のしるしも荒風の 山野を吹きゆく音ばかり ああ惟神々々 再び......心を砕くなり 思へば思へば味気なや 月光山は清くとも 川の流れは清しとも 何の楽し......なき我世に再生を 偏に祈り奉る。 月光の山に漸く逃れ来て 再挙を計る吾は苦しも ......たる イドムの国は斯くも滅びぬ 月光の山に天地の神々を 斎き奉りて世を開くべし......む 押し寄する敵の鉾先くじきつつ 月光山を永久にささへむ 歎くとも及ばざりけり天... | 2148 |
2149 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第3章 月見の池〔2030〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 13 件/山=13 | ... 月光山の聖場は、アヅミ王の発起により、百日の工......座式を行ふべき段取りとなりにける。 月光山の中腹には月見の池と称する清泉涌出して、......なりにけり 七日七夜の修祓を経て 月光山月見の池に佇めば 水底深く月はかがよふ......らむ イドム城敵に奪はれわれは今 月光山に禊するかも 昼夜を神に祈りて魂を練り ......光清く 星の真砂のまたたけるかな 月光山吹く春風の軟かく 夕べの林に小鳥なくな......り 昼の守り夜の守りを受けながら 月光山に国を守らむ チンリウ姫の行方は今にわか......る夕べなるかな吹く風も いとやはらかに山雀の鳴く 夕されど......山雀の鳴くこの山は 神の恵の現はれなるか... | 2149 |
2150 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第4章 遷座式〔2031〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...神等が百日百夜丹精を凝らしたる結果、月光山の頂上にさも荘厳なる瑞の御舎は建てられに......の国司エールスは、数多の兵士を率ゐて大栄山の峰を渡り、真珠の湖を占領し、進んで平和......改めの心の千重の一重のしるしにもと、月光山の頂の最も清く最も涼しき、常磐木茂る上津......、主の大神の大御霊を招ぎ奉るとして、海川山野の種々の美味物を、八足の机代に置き足は......らけく平らけく聞食し、相諾ひ給ひて、月光山のこれの聖所は、弥益々も常夏の国と栄え、......き朝夕を 主の大神に仕へ奉らむ 月光の山は清しも主の神の 御霊の永久に止まり給......感謝の祝詞を奏上し後しざりしながら、月光山の頂上なる神殿を降り、俄造りの城内に帰り... | 2150 |
2151 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第5章 心の禊〔2032〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 13 件/山=13 | ...からむと、今回は月見ケ池の聖場を離けて、山麓を流るる駒井川の清流に修祓式を行ひにけ......りも なほまさるらむ吾身の汚れは 月光山聖所に城を構へつつ 吾曇りたる心を嘆か......しき駒井の川の水音は 吾魂を蘇らすも 山と......山に包まれ流るる駒井川の 水澄み切りて冷......此の谷川に禊して 蘇らさむ吾魂を 月光山新に建てし宮内に 神や天降らすを待つ禊......なるべし 吾魂の曇りし故に吾王を 月光山に忍ばせ奉るも 思ひ見ればさも恐ろしき吾......はやみ 行方を知らぬ駒井の川かな 月光山峯より落つる木々の葉の 露は集ひて川と......かる国の行末 王思ひ国を思ひて月光の 山に朝夕詣でけるかな 汚れたる吾身体を主の... | 2151 |
2152 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第1篇 伊佐子の島 | 第6章 月見の宴〔2033〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 19 件/山=19 | ...佳の勝地にして、東北を流るる水乃川は大栄山の溪々の流れを集めて川幅広く淙々たり。 ......淙々たり。 サールの国王エールスは、大栄山を乗り越え、大兵を率ゐて不意にイドム城を......、数多の従神と共に此処に住みけるが、大栄山北面のサールの国の風光に比べて住み心地よ......になびけり 村肝の心にかかるは月光の 山にひそめるアヅミ王なり 待て暫し百の軍を......なり 待て暫し百の軍をととのへて 月光山の砦をはふらむ 真珠を涙に造る真珠湖の ......の光見れば 真珠の玉にさも似たるかな 山も野も青く清しく鳥の声 虫の音冴ゆるイ......ゐるらむ アヅミ王の砦をはふり月光の 山を追はずば心もとなし 夜されば枕を高く安......を滅ぼせ 豊かなるイドムの国は月光の 山の砦に黒雲迷ふ 月も日もさはやかに照るイ... | 2152 |
2153 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第2篇 イドムの嵐 | 第7章 月音し〔2034〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...聞えたる イドムの国も秋さりて 四方の山野は錦織り 吹き来る風は爽かに 虫の啼......音も清しくて 天津御国の思ひあり 大栄山の百樹々は 錦の衣着飾りて 天津御空に......さに 恋しくなりぬ水乃の川なり 大栄の山より落つる水乃川の 汀に棲める河鹿の声......啼く河鹿はうたふ 月は波間に舞踏する 山は大栄人魚は真珠 月の流るる水乃川 上......よ河鹿 月に酒酌む男あり 王は勇まし高山越えて イドムの主と住み給ふ 澄める月... | 2153 |
2154 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第2篇 イドムの嵐 | 第8章 人魚の勝利〔2035〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ... 大栄山の南面の中腹には広き平地ありて、東西二十......静けさ 春夏の眺め妙なる此の湖に 大栄山の錦うつろふ 大栄......山溪の清水は此の湖に 少しも入らず落ちた...... こだまなしつつ夜は明けにける 大栄の山の紅葉を仰ぎつつ 湖水に浸る秋は楽しき......つつ 湖水に浸る秋は楽しき 秋月は大栄山に照り映えて 錦に映ゆる真珠の湖原 波......真珠の湖原 波の色朱に染めつつ大栄の 山の紅葉は照り渡るなり』 北郷の酋長冬風は......歌ふ。『冬されど此の仙郷は暖かし 大栄山は北に峙つ 大栄の......山嶮しければ国津神は 此の仙郷に来る少な... | 2154 |
2155 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第2篇 イドムの嵐 | 第9章 維新の叫び〔2036〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ...ちて治めたる サールの国の国王は 大栄山をのり越えて 数多の兵士引率し 地上の......の城は保たむと 月に祈れど月は答へず 山川も色あせにけりわが胸の 闇の帳は晴れ......ば奪ひたる 報いなるらむ今日の歎きは 山も川も草木も一度に声あげて 傾く国をな......ち、太鼓を鳴らし、到る処に示威運動起り、山岳も為に崩るるばかり騒がしき光景を現出し... | 2155 |
2156 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第2篇 イドムの嵐 | 第10章 復古運動〔2037〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 13 件/山=13 | ...を 生かし給ひし君は神なり 吾王は月光山に籠らひて 朝な夕なに祈り給ひし 主の......れば望みのあらぬ吾なり 国民の歓呼の声は山嶽も 動ぐばかりに轟き渡るも 国民は甦......とし ラートの君に感謝せむとす 月光の山に籠りて吾王は 嘆きの月日送り給ひつ ......ますまで 吾は今マーク司を伴ひて 月光山に急ぎ帰らむ』 ラートは歌ふ。『ターマン......ばマークの司と諸共に 急ぎ帰らむ月光の山に』 茲に右守のターマンはマークの勇士と......られて蹄の音も勇ましく、百里を隔つる月光山へと急ぎける。 ターマンは馬上ゆたかに歌......らされし郎党を かり集めつつ野路を越え 山川渉り月光の 峻しき......山に身を潜め 天地の神の宮を建て 禊の業を... | 2156 |
2157 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第3篇 木田山城 | 第11章 五月闇〔2038〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 20 件/山=20 | ...めムラジ妃及び左守、右守、軍師も共に月光山に逃走せしめ、数多の敵軍を捕虜としてサー......をして護送せしめた。 サールの国には大栄山より流れ落つる木田川と言ふ薄濁つた流れが......こととなし、木田川をへだて、東の丘陵木田山にエールスは城壁を構へ、要害堅固の陣地と......でゐる。 エールス王の太子エームスは木田山城の留守師団長として守つてゐたが、数多の......そほひも 吾にはかなしき便りなりけり 山も川も吾にはかなし木田......山の 館もさびし思ひはれねば』 朝月は歌......なしの 花にも似たる吾なりにけり 大栄山越えてはるばる吾父は なやみの種を蒔き......述懐を述べ居たる折もあれ、侍女の滝津瀬、山風の両人は、各自茶を汲み菓子を捧げながら... | 2157 |
2158 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第3篇 木田山城 | 第12章 木田山颪〔2039〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山=1 | ...祈りて わが生命は軽し姫君の御生命 大山よりも重くいませり イドム国の世継といま... | 2158 |
2159 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第3篇 木田山城 | 第13章 思ひの掛川〔2040〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ... 木田山城の奥殿には、エームス王只一人黙然として......。『あはれあはれ姫の心の大きさに 木田山城は甦りたり エームスの王はさぞかし御心... | 2159 |
2160 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第3篇 木田山城 | 第14章 鷺と烏〔2041〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 11 件/山=11 | ...出度く結婚式を行ふ事を厳命せしにぞ、木田山城内は鼎の沸くが如く、上を下への大騒ぎ、......き 今日の吉日に逢ふぞ目出度き。 大栄山に日は昇り 木田川面に月浮ぶ 木田......山城の清庭に 大宮柱太知りて 備へも堅き此......領有ぎ給ふ代となりぬ 父大王は大栄の 御山を越えて今ははや イドムの国の王となり ......徳に服従ひて 今日の吉日を歌ふなり 木田山城の茂森の 梢に潜む田鶴の声 いともさや......つ吾胸も 御空の月と晴れ渡りつつ 大栄山尾の上に澄める月光も 今日は一入清しか......何となく 今日の喜び歌ふがに聞ゆ 大栄山尾根にかがよふ月影も 木田の流れに浮び......妃となりて 親に孝養尽さむと思ふ 木田山城照らす夕べの月見れば 笑ませ給へり王... | 2160 |
2161 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第3篇 木田山城 | 第15章 厚顔無恥〔2042〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ...りは 澄みきり渡らむ姫の光りに 大栄の山の尾の上ゆ吹き下す 風暖かくなりにけら......る国原も 今は隈なく晴れて清しき 大栄山樹海を渡る......山風は これの館に涼しく渡れり』 ......山風は歌ふ。『昔より例も知らぬこの国の ......この国の 栄を見たるわれぞ嬉しき 野も山も緑の衣着飾りて サールの国を寿ぎ渡ら......サールの国を寿ぎ渡らふ さ緑の樹海を渡る山風の 涼しき心王は持たせり』 朝月は再......直に判決かむ』 エームス王は歌ふ。『木田山城の内外を乱し破らむと 謀みし曲は看破......くいます姫君を 疑ふ司の心あやしも』 山風は歌ふ。『かくの如明るき姫に疑を か... | 2161 |
2162 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第4篇 猛獣思想 | 第16章 亀神の救ひ〔2043〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ... 山川は清く爽けく果実は 豊かに実る伊佐子......れて父母は 遠くイドムの城を捨て 月光山に逃れまし 一陽来復時待ち給ふ。 『か......はるばると 恋しき故国を後にして 大栄山の嶮を越え 前も後も魔軍に 囲まれサー......後も魔軍に 囲まれサールの国中の 木田山城の牢獄に 歎きの月日を送る折 仇の太......き乳母の忠言を 心ならずも諾ひて 木田山城の奥の間に エームス王と結婚の 儀式......貴様の様な美人を助け出し、女房にしたいは山々なれど、磯端には沢......山の目附が騎士を引き連れて監視してゐるから......ましぬ 妾は騎士に送られて 敵の本城木田山に 縄目の恥を忍びつつ 昼夜の別ちもあら... | 2162 |
2163 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第4篇 猛獣思想 | 第17章 再生再会〔2044〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ...島に流されし 其の憐れさの身に迫り 木田山城に開かれし 祝賀の宴に出席し うち出し......ずして 一人楽しき今日のわれなり 木田山の城は間もなく滅ぶべし アララギ母子の......て 千重の波路を渡らふ今日かな 大栄の山は雲間に霞みつつ 天津日のかげ朧に見ゆ......かひはまたく晴れけり 東北の空に霞める高山は 大栄......山かなつかしき......山 この聖所イドムの国の浜ならむ 大栄......山の北に見ゆれば』 ここに朝月は亀に感謝し...... とらはれ遠く送られにけり 水濁る木田山城にとらへられ なげきの月日を泣き暮し... | 2163 |
2164 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第4篇 猛獣思想 | 第18章 蠑螈の精〔2045〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ...臨して、意気揚々たりしチンリウ姫は、木田山城内の森林を徒然のまま、彼方此方に咲き匂......遊ぶも 回天の望みを遂げて吾は今 木田山城の花と匂ふも 百千花咲けど匂へど如何に......の面に 写るを見れば夏さりにけり 木田山の城は広けし......山水の 景色あつめて清き真秀良場 此の城...... 心のままに世にふれまはむ 水濁る木田山城の司等は 吾言霊に苦もなくまつろふ ......し わが王の滅びによりて今ここに 木田山城の花と匂ふも よき事に曲事いつき曲事に......り ままならば君と千歳を契りつつ 木田山城に住みたく思ふ』 美男は歌ふ。『吾こそ......知らずに一人遊びぬ 水をもてめぐれる木田山城内に 恐るべきもの如何であるべき 此... | 2164 |
2165 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第4篇 猛獣思想 | 第19章 悪魔の滅亡〔2046〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山=9 | ... サールの国王エールスは大軍率ゐて、大栄山の嶮を越え、イドムの城に一挙に攻め寄せて......ス王に従ひて 数多のナイトを引率し 大栄山を乗り越えて 人魚の里に攻め寄せつ 難な......ルス王は欣然と イドムの城におはしまし 山河の景色を眺めつつ 御代太平を謳ひまし ......これより数百の ナイトを従へ堂々と 大栄山を乗り越えて サールの国にかへれよと よ...... 駒の嘶き勇ましく 蹄の音もかつかつと 山路を分けて進むなり イドムの国は漸くに ......つ 心を悩ませ給ふらむ 数多の捕虜は木田山の 城の牢獄に満ちぬらむ この制裁もなか......む 急げよ進めよナイト等 一日も早く木田山の お城の馬場に到るまで』 斯く歌ひなが......ともなく消え失せにける。 斯かるところへ山岳も崩るるばかりの矢叫びの声、鬨の声、城... | 2165 |
2166 | 霊界物語 第81巻 天祥地瑞 申の巻 | 第4篇 猛獣思想 | 第20章 悔悟の花〔2047〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 16 件/山=16 | ...高らかに歌ふ。『サールの国の国津神 木田山城の人々よ 鎮まり給へ吾こそは イドムの......げしナーリスよ 今は左守の神となり 木田山城に帰りしが エームス王は悪神に 生命奪......月は歌ふ。『悪魔の昼夜にはびこりし 木田山城は鎮まりぬ 吾等の率ゆる大丈夫の 御国...... 夕月の君の真心力とし 吾は仕へむ木田山城に』 これより左守のナーリスは、愛国団......なる参会者はナーリスを初め夕月、滝津瀬、山風、青......山、紫、玉......山等の数十人の重臣なりける。 青......山は歌ふ。『天地の神の御稜威と左守司 夕... | 2166 |
2167 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第1章 水火訓 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ... 神の稜威も高熊山の ......山の麓に生れたる 神徳四方に三葉彦 神の......つばらかに すべての業放擲し 不二の神山に参まうで 神のみゐづを身に受けて 心......て出でてゆく 西の御空を眺むれば 半国山は巍然と 雲を圧して聳えたち 東に愛宕......睥睨し 南に妙見聳え立ち 北に帝釈大悲山 などの峻峯青垣を めぐらす中の穴太よ......の広瀬や鳥羽の里 風さへ暑き室河原 小山松原乗越えて 花の園部に安着し 暫しは......とどめ 観音坂や須知町 蒲生野こえて桧山 歩みも一二三の宮 神歌を歌ひ声さへも......三の宮 神歌を歌ひ声さへも 枯木峠や榎山 大原神社を伏拝み 台頭須知山乗こえて... | 2167 |
2168 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第2章 神示の経綸 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 15 件/山=15 | ...所在地と聞えたる綾の聖地──仏徒の所謂霊山会場の蓮華台、キリスト教徒の最も憧憬して......憧憬して已まざるパレスチナの聖場、オレブ山、エルサレムの聖地にも比すべき──神の本......レムの聖地にも比すべき──神の本宮、桶伏山を中心とし、宏壮なる殿堂、錦の宮を建設し......て、有名なる大本事件を勃発し、次いで桶伏山、錦の宮の、乱暴至極な取毀ちとなり、源日......向つて征矢を放つてゐる。此間日出雄は桶伏山の......山下、祥雲閣に於て、万有愛の教旗を飜し、三......花、艮の金神の構ふ世になりたぞよ、須弥仙山に腰をかけ、三千世界を守るぞよ』と大獅子......の神といふ、約り言葉であります。 須弥仙山といふのは、仏経にある仮想的の山であつて... | 2168 |
2169 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第3章 金剛心 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ...放出を防ぐに苦心すること、ここに五十年。山も裂けよ、岩も飛べよ、天を地となし、地を......乍ら九州一の都会熊本城外に立帰るや否や、山本権兵衛内閣の出現、東都の大震災大火災の......潜んで、ブツブツ小言を云つてゐるものも沢山に現はれた。今迄独断的排他的気分に漂ひ、......の圧迫、かてて加へて大国賊、乱臣賊子、大山師、大馬鹿者、曰く何、曰く何、あらゆる悪... | 2169 |
2170 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第4章 微燈の影 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...評議をやつてゐた。明晃々たる三日月は四尾山の頂に沈んで、何処ともなく膚寒い風が裸木......る迄多数の信者にでも顔を見せないやうに、山深く分け入り、世間にかくれて神界の経綸を......来の参考に資するために、北京の宮城や万寿山ラマ寺等を興味を以て調べて参りましたが、......として北京と済南本部に滞在し、支那五大霊山の一たる泰......山に登り曲阜の孔子廟に詣でて帰国致しました......てやりさへすればいいのです。犬養先生や頭山先生、内田先生、末永節その他の名士連と謀... | 2170 |
2171 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第5章 心の奥 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...るのだ。これを考へても馬賊は決して日本の山賊や泥棒のやうなものではあるまい。一層の......に震駭し、恐怖し、其度を失ひ、畏多くも亀山上皇は身を以て国難に当らむことを岩清水八......。日本を守りたまふ神明の加護と畏多くも亀山上皇の宸襟を悩まされたその結果である。日......皆人の眠りにつける真夜中にさめよと来鳴く山郭公 郭公声は御空に鳴きかれて月の影のみ......る 国のため尽す谷間の真人を雲井に告げよ山郭公 心のみ誠の道にかなふとも行ひせずば......めや 夜な夜なに詣うでてあつき涙しぬ神座山の荒されし跡に わが涙こりては霖雨雪とな......こぼるる 濡衣のひる由もなき悲しさに霧島山の火こそ恋しき 月一つ御空にふるひ地に一... | 2171 |
2172 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第6章 出征の辞 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ...環来而。代天地樹立鴻業。嗚呼北蒙之仙境。山河草木凝盛装。歓呼而待望我神軍到矣。英雄......とは見えなかつた。彼が出発の際に詠んだ沢山な歌がある。その中の一首を左に紹介しよう... | 2172 |
2173 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第1篇 日本より奉天まで | 第7章 奉天の夕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山=4 | ...は極めて平穏であつた。翌十四日午前八時釜山港に無事上陸し、十時発朝鮮鉄道の一等室に......。現に張作霖の顧問となつて居る日本人も沢山ありますが、肝腎の相談事は日本人以外の顧......思ひます。 それ故自分等は犬養先生や、頭山先生、内田先生、末永節等の国士と計つて、......云へば子供が泣きやむと云ふ如き勢力で、沢山の部下を有し、其部下は盧の為めには一つよ... | 2173 |
2174 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第8章 聖雄と英雄 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 17 件/山=17 | ...が支那に渡つて布教宣伝をやつて居る者も沢山あるが、それは在留日本人に限られてゐる。......在留民の一部に宗教を吹込んでゐる位が関の山である。彼日出雄は五大教の宣伝使たるを以......兵 樹仁義旗進故洲 嗚盛哉神軍陣形 山河草木靡威風 ○ 防寒旅装漸調了 ......躇蒙古丈夫 勝利都城在庫府 ○ 山河千里奉天空 日月星辰同蜻洲 神雄連馬......神に叶ひし汝等の 勇気は天地に充満し 山河草木ことごとく 靡き伏すなり神軍に。......めた。 ○弥勒如来精霊下生印度霊鷲山成長顕現東瀛天教......山将以五拾弐歳対衆生説明苦集滅道開示道法礼......衆生年将五拾四歳。 ○ ヒマラヤの山より降り霊の本に育ちて今や蒙古に現はる ... | 2174 |
2175 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第9章 司令公館 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ...の身体を調べてゐるに拘らず、日出雄は索倫山の本営に行つて盧占魁が自白するまで、そん......西北自治軍と云ふ名称を旗印となし、愈索倫山に行つて陣営が整つた上は、内外蒙古救援軍... | 2175 |
2176 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第10章 奉天出発 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...意見に依れば先生の御計画の通り、先づ索倫山に於て兵を募集し、司令部を設けて活動せよ......面白いだらう』佐々木『此の道の悪いのに、山や畑を突破し、遼河を渡らねばならぬ大危険......を為し、昼夜の区別なく川の中や畑の中、小山などを無理やりに進む事となつた。寒気凛烈......巡警、馬賊の網を突破して、鉄嶺の前方竜首山の麓なる遼河畔に進んだ。河辺の急坂を下つ......護として神恩を謝した。此地点は西北に竜首山が高く聳え、且つ河の堤が非常に高かつた為......戻つて人家を叩き起し、案内者を雇うて、小山の上や畑の中を危くも馳駆して大道に出た。... | 2176 |
2177 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第11章 安宅の関 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 0 件/山=0 | 2177 | |
2178 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第12章 焦頭爛額 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...進んで行く。午後六時五十分鄭家屯駅下車、山本熊之氏方に一泊する事となつた。岡崎、平......りを発揮したが、翌早朝日出雄が泊つて居る山本方に入り来り直ちに停車場へと駆けつけた......る。 臥虎屯駅の西北の方に土饅頭形の宝裏山が、大原野の寂寞を破つて端然として立つて......て端然として立つて居る。饅頭を伏せた様な山で蒙古七......山の一なりと云ふ事である。此洮南鉄道は去る... | 2178 |
2179 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第13章 洮南旅館 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ... 洮南へ日出雄が着いた三日目に、秦宣及び山田文治郎の両人が佐々木の手紙を持つてやつ......同じやうに聞える。有名な論評家の黒頭巾横山健堂が日出雄と入れ違ひに此のホテルを辞し......んな具合に行はれて居るのだ。此日城内の春山医院猪野敏夫氏宅、及び平馬慎太郎氏宅に日......で、岡崎が憤慨したのである。そこへ秦宣と山田とが佐々木の手紙をもつて使ひに来たので......滔々と自慢話を吹きかけて居る。『自分は沢山の信者の中から選抜せられて居る純信者だが......へるつもりだからだ。蒙古には金銀銅鉄の鉱山が沢......山にあると云ふ事だから、此の通り検鉱器迄持......座に分る。此の検鉱器は独逸製で、日本の鉱山師は誰も持つて居ない貴重品だ。それに先生... | 2179 |
2180 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第2篇 奉天より洮南へ | 第14章 洮南の雲 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山=2 | ...十人許り、黄や赤の衣を着け、面白い旗を沢山押立て、死骸を輿に載せ、五六間もあるやう......む 三月十六日(旧二月十三日)満鉄社員の山崎某が四平街の日本憲兵隊へ、日出雄一行が... | 2180 |
2181 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第15章 公爺府入 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ...風を避け、真澄別以下五人は猪野敏夫氏の春山医院に陣取つていろいろの豪傑話に耽り、守......してゐる。朝から晩まで摩利支天に一億円、山田に王元祺等の豪傑連が柔道の練習をやつて......将校から借り来り、王府まで二百支里、最高山の北だなどと、頻りに地図に眼を注いだ。眼......ち行かむ蒙古の奥へ 日出雄が洮南在留中沢山の詩歌を詠んだ。その中の数首を左に 十二......目見せばや蒙古地を照らす御空の珍の月影 山も海も見えねど蒙古の大野原行く身は独り魂......茫漠たる大荒原の前方に当つて黒ずんだ一の山が見えた。之は北清......山と云ふ、さうして此辺には半坪か一坪許りの......た。洮南からは百二十支里を離れてゐる。沢山の支那人の合客が泊つてゐて喋々喃々として... | 2181 |
2182 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第16章 蒙古の人情 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ...居る。何れの家にも牛馬、羊豚、鶏などが沢山に飼うてあり、朝になると家の周囲に寝て居......居る牛馬などは、蒙古犬に導かれて遠い遠い山野に草を食ひに行き、日没前になると又犬に......ノソリと家の周囲に帰つて来て寝て了ふ。沢山の牛馬が処構はず糞をひるので、蒙古人は牛......ので、蒙古人は牛馬の糞をかき集めて大きな山を作るのが何よりの仕事である。そして家の......蒙古の民家は牛糞で埋まるであらう。牛糞の山は到る所に築かれてある。さうして内地の牛......気は非常に乾燥し、寒国にも似ず雪は余り沢山降らない、何程深雪だといつても高が一寸位......を後に残して死んだものは不孝者だと云うて山の谷に棄てに行き、沢......山の喇嘛がゴロついて居ても御経一つ上げてや... | 2182 |
2183 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第17章 明暗交々 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...つて居るものは殊の外多い。蒙古の婦人は沢山に宝石や大きな真珠を頭に飾つて居るが、何......府の兵士や、副官の温長興と倶に公爺府の裏山へ兎狩に出掛けた。兎狩の道具は一尺五寸許......る。 日出雄は温長興、岡崎鉄首と倶に国見山に登らむとした時、シーゴーと称する蒙古特......爺だ。盧司令から吾々一行を世話する為に沢山の金を頂いて来乍ら、今となつて斯様なこと......についた、よくよく見れば真澄別の一行が沢山な荷物や食料を満載して来るのであつた。此......つて打喜び、互に嬉し涙に眼を曇らした。沢山の荷物や食料が来たので老印君は驚いたと見... | 2183 |
2184 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第18章 蒙古気質 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...で居る喇嘛廟の如きは、三十万の喇嘛僧が沢山な住宅を並べて住んでゐる。現今では皇帝の......ゐる活仏でさへも、自分の地位を利用し、沢山な女を姦し、梅毒に悩んで、病毒の伝播を行......して一夫多妻であり乍ら、狭い一つの家に沢山の女房が一所に暮して居て、少しも悋気喧嘩......送られた純白の乗馬を日出雄に送り、且つ沢山の菓子や果物をすすめて旅情を慰めた。 其......り、顔も元に復して了つた。日出雄は白を裏山に散歩を名として連れて行き、覚束ない蒙古... | 2184 |
2185 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第19章 仮司令部 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山=7 | ...。此辺は楊柳の木や錦木及び杏の木などが、山や野に沢......山生えてゐる。雀はチユンチユンと鳴き、鶏は......遇ひて一日を今日も送りぬ 朝戸出に四方の山々見渡せばいづれも雪の薄絹よそふ 今日も......の昔偲ばゆ 蒙古路に日は照り渡り真白なる山野の雪はとけそめにけり ○ 奉天か......其名を轟かし、満州や蒙古の馬賊の頭目に沢山の知己を持つてゐる。彼は盧占魁の仮司令部......人間業ではないと云つて喜んだ。日夜四方の山々に......山火事があり、雲の焼けてゐる光景は実に壮観... | 2185 |
2186 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第20章 春軍完備 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 19 件/山=19 | ...て来て、『奥地は大変に難所が多いから、沢山の荷物は到底携帯することは出来ませぬ。そ......方が安全です』と云つた。そこで日出雄は沢山の霊界物語を初め、支那服や日本服全部を轎......のみを着て行くことになつた。盧占魁は索倫山の奥、興安嶺には七千人の赤軍が割拠してゐ......従へ奉天へ帰り、後の準備を整へて再び索倫山に向ふ事とした。 あくれば二十六日、何全......し、蒙古救援軍の総督太上将に推されて索倫山に向ふ日出雄の感想は、果して何んなもので......目も届かぬ大原野を巡らす風景よき四方の岩山に楊柳、楡の古木が密生し、楡の古木には白......河の清流を隔て、風光の佳い古木の交つた岩山に金鉱を掘出した跡があり、其稍横の方には......いて来て、珍らしい鳥は林間に囀り、牛馬、山羊の群は安らかに愉快相に遊んでゐる。 古... | 2186 |
2187 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第3篇 洮南より索倫へ | 第21章 索倫本営 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ... 索倫山木局子は一時露国が占領して採木の税金を取......との連鎖点であり、露国が占領してから索倫山と命名されたのである。興安嶺......山脈の支脈であつて、日本里程一百里四方の間......り西北の曠野は到る所に慓悍なる馬賊団が沢山に出没して、支那人でさへも這入る事の出来......桂林(曼陀汗) 中将、副司令兼旅長 楊崇山 少将 同 鄒秀明 同 同 ...... 何全孝 同 同 包金山(貝勒) 尚司令部各部官は左の如し。 軍...... 副官 張順 排長 閏青山 連長 馮殿文 営長 馮......営長 馮佐臣 連長 程玉山 連長 王松林 盧占魁... | 2187 |
2188 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第22章 木局収ケ原 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山=5 | ...長馮巨臣以下十数名の兵卒を伴ひ、北方の野山に兎狩を催し、或時は野生の韮や蒜を採集し......倍の面積を有すると云ふ蒙古へ出て来て、沢山の兵士や畜類を相手に自由自在に勝手な事を......は実に壮快だと日出雄は喜んでゐた。 索倫山の本営には馬隊の頭目が日々二百人三百人と......く、幾抱えもあるやうな楊、柳、楡の大木は山野に繁茂し、洮児川の曹達を含んだ清流はゆ......方の枯草の中から聞えて来る、其所へ三匹の山兎が飛び出した。蒙古兵は直ちにモーゼル銃... | 2188 |
2189 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第23章 下木局子 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ...披いて地形を調べてゐた。日出雄と盧占魁は山下の原野に数多の兵士が調練をやつてゐるの......変るとは、よく云つたものである。 一同は山を下つて或民家に立寄ると沢......山の鶏が飼つてあつた、今生んだ計りの皮の柔......別と共に一個づつ其場で吸うた。これより沢山の兵士は鶏の卵の生みたてがあれば、騎馬に......カツコーカツコー』と云ふて彼方此方からの山林から妙な声が聞えて来る。此鳥が鳴き出す......貰つて子供の如くに喜んでゐる。日出雄は沢山な腕時計を奉天より送らせ護衛兵一般に一個......其外昆布、和布、いろいろの缶詰、鯣等を沢山に持つてゐたので、盧占魁の司令部に居つて......を願つて已まなかつた。日出雄は此処でも沢山の歌を詠んだ。其一部を左に紹介する。 駒... | 2189 |
2190 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第24章 木局の月 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山=8 | ...呑んだか酒臭い 無聊に苦しみ酒を呑む 山と積みにし虎の肉 肌押し脱げば一面に ......出雄は上木局収の仮殿に起臥して居る中、沢山の歌や俳句を詠んだが其中の一部を茲に紹介......けむと庭の面に今日改めて久土築きにけり 山火事と吾出発の写真をば仕上げの際に焦せし......る 十二夜の月の光に照らされて樺の幹のみ山に光れる 司令部を駒に鞭ち立ち出でて今日......仮寝かな ハタハタと白旗の鳴る初夏の風 山低く雲また低し木局の野辺 牧草の乏しき木......を執り ペン先は早くも坊主となりにけり 山も野も吾も坊主の蒙古かな ポロハナの力も......古かな ポロハナの力も薄き蒙古喇嘛 どの山も金字形なり上木局収 駒並べて軍の司来り......司来りけり 紅の夕日の空に月清し 夕日影山野をボルに染めにけり 紫の雲たなびきて入... | 2190 |
2191 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第25章 風雨叱咤 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
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2192 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第26章 天の安河 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ...出づる者はありませぬ。先年も察哈爾より大山脈並に大沙漠を横切つて外蒙を斬り従へ、一......一時大庫倫に根拠を構へ、更に転じて綏遠、山西、雲南迄兵を進めて支那の天地を震撼せし......。内蒙一帯の地はすべて曹達分に富み、宝裏山附近の砂漠地帯の下の如きは全部曹達が地層... | 2192 |
2193 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第27章 奉天の渦 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
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2194 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第28章 行軍開始 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山=1 | ...、又所要のため帰奉した佐々木、大倉、楊崇山等より何等の消息も到達しないといふ情況な... | 2194 |
2195 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第29章 端午の日 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 19 件/山=19 | ... 西北に向つて続けられた行軍は、山を越え谷を渡り高原を横切りつつ進み行く。......つ進み行く。ふと見れば前方に素晴らしい高山が横たはつてゐる。あの......山が馬で越えられやうかなと案じつつ進む間に......囲の景色は何時しか変つて、眼の届く限り火山爆発の跡らしく、熔岩或は火......山灰凝固の中を通り抜けて、其壮観筆紙の能く......出雄に声をかけ、岡崎『先生、何と大きな火山ぢやありませぬか』日出雄『さうです実に雄......実に雄大なものです』真澄『先生、阿蘇の火山も大規模で、世界一の大火......山と地文学者から言はれる丈あつて実際壮観で... | 2195 |
2196 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第4篇 神軍躍動 | 第30章 岩窟の奇兆 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山=10 | ...月なき夜でも午前二時過ぎる頃から、危険な山路でも安全に旅行が出来るのである。張彦三......て牽引力最も強き種類)三四頭立の轎車が、山と云はず川と云はず岩石崎嶇たる難路を、相......身軽に限るてふ感を禁ずるを得ない。此日岩山を乗り切つて次第々々に高原地帯を、......山と......山との間を縫ふて進んでゆく。空は漸く晴れて......せつつ進むうち、奇岩を折り重ねた如うな岩山の麓に達した。時既に午後五時を過ぐる頃で......た。時既に午後五時を過ぐる頃であつた。岩山を取り巻く麓の青野原の一部に、土地の一間......走せ来つて真澄別に向ひ、坂本『先生は彼の山の腹に岩窟がありますが、其中に瞑目静坐し... | 2196 |
2197 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第5篇 雨後月明 | 第31章 強行軍 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山=12 | ...行き叩頭して何事か弁じたが、生憎此場には山西省訛りの彼の支那語を通訳し得る者がなか......た』との一言を残し、真澄別、守高を伴ひ岩山の頂上に登り、東天に向つて祝詞を合奏し、......其上の事にしよう』と出発を急ぐ。名田彦は山田と共に轎車に便乗し、司令部駐屯所迄進む......に盧占魁は盧占魁としての使命があり、劉陞山には劉陞......山としての使命があつて従軍してゐるのだから......兵員整理の為如何にも混雑中で、岡崎は包金山と共に応援軍組織の為奉天に向つた後であつ......める事となつた。盧の実弟盧秉徳、名田彦、山田、小林善吉其他支那人二名は、洮南より来......一室には、真澄別が日出雄の意を受けて劉陞山と筆談を交換してゐる。其意味は左の通りで... | 2197 |
2198 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第5篇 雨後月明 | 第32章 弾丸雨飛 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ... 谷間を通り抜けて広大な草野に面した山裾に、一台の轎車を取り巻いて守高、萩原、......を迎撃する為に来て居たらしいです。左側の山から射撃し始めました。真澄別さんに早く逃......厳重にして進むこととなつたが、十五日又々山間の通路に於て王府の兵が要撃を開始せむと......ち両手にモーゼル銃を提げて走せ向ひ、劉陞山の部隊又機関銃の火蓋を切つたので、王府の......でおいたが四五日前だつた。あの……ソレ沢山の牛乳にありついた時、喉の渇いてるに任せ......に向つた日の午後は、茫々として見渡す限り山の影も見えない大草野原を進むのであつた。... | 2198 |
2199 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第5篇 雨後月明 | 第33章 武装解除 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山=3 | ...高粱畑の耕作最中である。其中を通り過ぎて山地に掛る頃、左手の谷間に当り、六七十騎の......轎車が丘陵の頂上近く進んだ頃は、盧が劉陞山其他重なる部将と密議を凝らしてゐる最中で......噂を生み、不安の空気は各宿営に漲り、劉陞山の部隊は何時の間にか影を没し、或は泣声を... | 2199 |
2200 | 霊界物語 入蒙記 山河草木 特別篇 | 第5篇 雨後月明 | 第34章 竜口の難 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山=6 | ...の義兄弟でもあり、又自分の部下もここに沢山ありますから大丈夫です。安心して下さい。......を鴻賓旅館に送り届けた。白音太拉の街は人山を築いて日出雄の通行を物珍らしげに眺めて......をして盧以下を歓待し、阿片をふるまひ、沢山の馳走を饗応したのであつた。大勢の将卒は......。夜半一時頃になると、ドヤドヤと室内に沢山な足音がしたと思ふと矢庭に兵士が室内に闖......声になつて、『ワイワイ』 と騒いでゐる沢山の兵の中を、宣伝歌を歌ひ乍ら、白音太拉の......字になつて血潮に染まつて倒れてゐるのが沢山にある。そして大車を持つて来て兵士が運ん... | 2200 |