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番号	文献名1	文献名2	文献名3	著者	発表年	詳細	本文内のヒット件数	プレビュー（最大 8 件まで表示）	番号
1001	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第4篇修理固成	第16章荒しの森〔858〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 205 件/ノ=205	...　頭に淡雲を頂き　　腰に霞の帯を引まはし　ヒルとテルと......の国堺　　大山脈......の其中に　屹然として立ち　　青葉......の衣纏ひたる　御倉山......の麓......の渓流は　　淙々として天然......の琴を弾じ　涼風常に新鮮......の空気を送る　　天国浄土の此仙境も　百日百...	1001
1002	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第4篇修理固成	第17章出陣〔859〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 139 件/ノ=139	...　秘露の国日暮シ山......の山腹に広大なる岩窟を掘り、ウラル教......の霊場を作り、ロツキー山......の本山と相応じて、一旦亡びかけたるウラル教......亡びかけたるウラル教も再び頭を擡げ、巴留の国......の西北部よりヒル全体に其勢力を拡大して居る......に其勢力を拡大して居る。此岩窟を日暮シ山の聖場と称へてゐた。此処にはブールを教主と......此処にはブールを教主とし、ユーズ、アナンの両宣伝使はブールを助け、数多の宣伝使を四...	1002
1003	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第4篇修理固成	第18章日暮シの河〔860〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 123 件/ノ=123	...　三五教の宣伝使　　国依別は御倉山　社を後に立出で......立出でて　　山河渉り野路を越え　漸くチルの村外れ　　荒し......の森に辿りつき　息を休むる折柄に　　日暮シ......山に岩窟を　構へて教を開きたる　　ウラルの彦......の其一派　ブール教主を始めとし　　ユーズ、......　ブール教主を始めとし　　ユーズ、アナンの両人を　左右......の力と頼みつつ　　数多......の部下を引連れて　荒しの森に出で来り　　国...	1003
1004	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第4篇修理固成	第19章蜘蛛の児〔861〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 105 件/ノ=105	...　幾十旒とも分らぬ白旗を夜の風に翻し、旗鼓堂々と、川......の堤......の両方より進み来る数百......の集団を眺めて、国依別は打笑ひ、『アハヽヽ......ま、面白くなつて来たぢやないか。昨夜荒しの森で数百人......のウラル教......の連中、吾々一人を十重二十重に取巻乍ら、脆......一人を十重二十重に取巻乍ら、脆くも国依別の言霊に吹散らされて、雲を霞と逃去つたウラ...	1004
1005	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第4篇修理固成	第20章雉と町〔862〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 111 件/ノ=111	...　マチは夜の道を歩み乍ら、意気揚々として歌を唄ひ進み......に現はれて　　善と悪とを立別ける　三五教の御教　　実地......の誠を居乍らに　味はひ見たる嬉しさよ　　ウ......居乍らに　味はひ見たる嬉しさよ　　ウラルの神......の御教は　人......の弱きに附け入りて　　神......の天国楯となし　或は脅し叱りつけ　　吾国人......を無理やりに　彼れが教に引入れる　　四方の国人驚いて　何れも心に合ね共　　止むを得...	1005
1006	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第5篇山河動乱	第21章神王の祠〔863〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 156 件/ノ=156	...乍ら、東南に向ひ前方に突当つたアラシカ山の大峠をソロソロと登り始めた。此地点は最早......をソロソロと登り始めた。此地点は最早今年の旱魃にも遭ず、極めて安全にして、山々......の草木は色美はしく、旭に照り輝き、活々とし......み、何となく愉快げに此急坂を知らず知らずの間に半日を費やして、峠......の頂上に達した。　東北を眺むれば、ヒル......の都は細く長く帯......の如く人家が並んで居る。戸数に於て殆ど二三......家が並んで居る。戸数に於て殆ど二三千計りの、此時代に取つては大都会である。又西南を...	1006
1007	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第5篇山河動乱	第22章大蜈蚣〔864〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 122 件/ノ=122	...　マチとキジとの両人は　　三五教......の宣伝使　国依別に従ひて　　夜道を辿りやう......　　夜道を辿りやうやうに　夜も明け放れ露の道　　勢込んでスタスタと　下らぬ歌をうた......タと　下らぬ歌をうたひつつ　　アラシカ山の麓まで　来りてここに息休め　　又もや乗出......き風を浴び乍ら　　あゝ面白い面白い　四方の国原見渡せば　　山野は青く河清く　西南方......　山野は青く河清く　西南方に屹然と　　雲の冠を頂きて　聳り立ちたる日暮シ......の　　山......の麓の聖場を　指さし乍らウラル教　　ブール...	1007
1008	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第5篇山河動乱	第23章ブール酒〔865〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 212 件/ノ=212	...　日暮シ山の霊場、岩窟館......の教主ブール......の奥......の間には、アナン、ユーズ......の二人、悄然として控え、ブールが岩窟内......の神前に額づき、ヒル......の都に向つて派遣したる部下一同......の大勝利を得、一日も早く凱歌を奏して帰りま...	1008
1009	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	第5篇山河動乱	第24章陥穽〔866〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 56 件/ノ=56	...　アナン、ユーズの領袖連はヘベレケに酔ひ、足も碌に立たず、......たず、舌もまはらぬ連中を数多引率し、石門のふちに現はれ、アナン『其方は昨夜、丸木橋......ふちに現はれ、アナン『其方は昨夜、丸木橋の畔に於て吾々に抵抗至した三五教......の奴だらう。サア、良い所へ来やがつた。今貴......やがつた。今貴様と戦争したおかげで凱旋祝の酒宴を催うし、俺達は酔が廻つて気分が好い......廻つて気分が好い最中だ。何用があつて来たのか知らぬが、そんなむづかしい顔をしないで......と許り言つてると命が縮まるワ。たまには命の洗濯や睾玉......の皺伸ばしをやらないと、人間の様な気持がせ...	1009
1010	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	余白歌	余白歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 38 件/ノ=38	...わが身の上を偲ぶれば波に漂ふ木......の葉なり月にこがるる胡蝶なり今......の吾が身をたとふれば木......の葉ただよふ浪荒く胡蝶こがるる月高しこ......の行く先を如何にせむ（大正十一年八月十四日......（大正十一年八月十四日）〈序（初）〉万有の運化......の豪差なきを視て　　　　主......の大神の力を悟らへ〈第1章（三）〉近づき来...	1010
1011	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	後付	附記湯ケ島温泉	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 108 件/ノ=108	...　三伏の暑き夏......の朝、河辺に立ちて水流を打見やれば心涼し。......ちて水流を打見やれば心涼し。霧は未だ谷川の両岸に立ち並ぶ種々......の木立を霞ませて、朧なる向山......の姿は、松や杉や楓雑木......の青葉と入り交はり、得も言はれぬ幻......の様な色彩を浮べて谷から谷へと動いて行く。......彩を浮べて谷から谷へと動いて行く。湯本館の湯煙りは谷川の上を静かに静かに渡つて行く...	1011
1012	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	後付	天津祝詞解	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 132 件/ノ=132	...　高天原に神留坐す、神魯岐神魯美の命以て、皇御祖神伊邪那岐命、筑紫......の日向......の橘......の小戸......の阿波岐原に、御禊祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸......阿波岐原に、御禊祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸の大神達、諸々......の枉事罪穢を払ひ賜へ清め賜へと申す事......の由を、天津神国津神八百万の神達共に、天の...	1012
1013	霊界物語第30巻海洋万里巳の巻	後付	デモ国民歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 17 件/ノ=17	...張り　非国民種と扱はる　是は果して日本人の　清き態度と云はれうか　公平無私で自分等......　清き態度と云はれうか　公平無私で自分等の　身......の欠点を批難して　自省せなくちや成らうまい......民称ふれば　直に赤化非国民　解放自由も其の通り　国民滔々自覚して　文化運動に共鳴す......本人なしと　慷慨悲憤を装ふなり　元来日本の神民は　寛仁大度同化力　なければならぬ神......神民は　寛仁大度同化力　なければならぬ神の裔　見よや国祖......の大神は　皇運隆々天壌と　共永久と詔り玉ひ......永久と詔り玉ひぬ　天地を広く開拓し　自国の短所を取り除き　他国の長所を採用し　六合...	1013
1014	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	前付	序歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 154 件/ノ=154	...　綾部の聖地を後にして　　（綾部）　　吾家を伊豆......聖地を後にして　　（綾部）　　吾家を伊豆の温泉場　幽邃閑雅......の山家村　　（山家）　　狩野......の流れに臨みたる　湯ケ島温泉湯本館　　何に......田）　松村真澄、佐賀伊佐男　　園ほか一部の伊豆信者　　（園部）　杉山当一林弥生　　......く様な夏空を　　（八木）　静かに進む汽車の上　　寿も長き亀岡......の　　（亀岡）　瑞祥祝ふこ......の旅行　　嵯峨しあてたる好避暑地　　（嵯峨...	1014
1015	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/ノ=22	...　本巻は秘露の国アラシカ山麓......のウラル教......の宣伝使......の娘エリナ......の家に、国依別......の宣伝使が四五日間滞在......の上、楓別命......のヒルの神館に進む途上、大地震に出会ひ、紅...	1015
1016	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第1章主一無適〔867〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 198 件/ノ=198	...　千早振遠き神代の昔より　　珍......の都......のエルサレムに　天津御神......の神言もて　　国治立大神は　普く世人を救は......を救はむと　　野立彦と現はれまし　豊国姫の神御霊は　　野立姫と現はれて　天と地とを......立姫と現はれて　天と地とを兼ね玉ひ　　百の神人草木まで　安きに救ひ助くべく　　心を......く　　心を千々に配りまし　埴安彦や埴安姫の　　貴......の命と現はれて　黄金山下に三五の　　神の教...	1016
1017	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第2章大地震〔868〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 116 件/ノ=116	...　国依別の立去つた後......のエリナは、掌中......の玉を何者にか奪はれたるが如き心地し乍ら、......るが如き心地し乍ら、門に立出でて、宣伝使の姿......の広き原野に見えなくなる迄打見まもり、『ア......たナ。どうぞモウ暫く居て下さればよかつたのに……俄に御機嫌を損ねたと見えて、とうと......、とうとう帰つて了はれた。最早此上は三五の神様に見放されたに違ない。ヤツパリ昔から......不乱に信仰致しませう。お父さまが日暮シ山の牢獄に囚はれて、あるにあられぬ責苦に会ひ...	1017
1018	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第3章救世神〔869〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 167 件/ノ=167	...　天気晴朗にして　　蒼空一点の雲翳もなく　士農工商は各其業を楽み　　常......翳もなく　士農工商は各其業を楽み　　常世の春を祝ひつつ　或は娶り或は舞ひ歌ひ　　山......ひ歌ひ　　山河は清くさやけく　樹木は天然の舞踏をなし　　渓流は自然......の音楽を奏し　鳥は梢に唄ひ蝶は野に舞ひ　　......　　花に戯れ、嬉々として遊べる　平安無事の天地......の現象　　さながら神代......の如くなり　瞬く間に一天俄に掻き曇り　　満......り　　満天墨を流せし如く　洋々として紺碧の　　空を翔る諸鳥は　忽ち地上に向つて　　...	1018
1019	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第4章不知恋〔870〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 206 件/ノ=206	...　国依別は楓別命の懇望に依つて、暫時此処に止まることとなり......処に止まることとなりぬ。併し乍ら日暮シ山の岩窟に遣はしたるキジ、マチ両人を始め、エ......窟に遣はしたるキジ、マチ両人を始め、エスの消息を案じ煩ひ、如何にもして此館を立出で......、如何にもして此館を立出で、一刻も早く彼の消息を探り、救ひ出さむと焦慮すれども、数......息を探り、救ひ出さむと焦慮すれども、数多の人々は神......の如くに尊敬して集まり来り、此度......の大地震に依りて、負傷をなしたる人々を、或......時日を過ご志たりける。　扨て又、九死一生の難関を助けられたる紅井姫は、これより国依...	1019
1020	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第5章秋鹿の叫〔871〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 155 件/ノ=155	...　紅井姫は命にも代へて恋ひ慕つて居た初恋の国依別に介抱され、其嬉しさに病気は段々と......、殆ど全快に近付いた。紅井姫はまだ十九才の花盛り、国依別は早くも四十......の坂を三つ四つ越してゐた。されど球......の玉......の神徳にてらされて、元気益々加はり、血色よ......気益々加はり、血色よく、一見して三十前後の若者とより見えなかつた。紅井姫は侍女を遠......遠ざけ只一人、心淋しげに一絃琴を弾じ、心の丈を歌ひ居る。『天と地と......の水火をもて　　生れ出でたる人の身は　如何...	1020
1021	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第1篇千状万態	第6章女弟子〔872〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 91 件/ノ=91	...　此乱痴気騒ぎの最中に、意気揚々としてモリスは国依別......の居間を尋ね、姿......の見えざるに、的切り此奴は紅井姫......の居間に侵入し、脂下つてゐるに相違ないと、......ガラリと襖を引あけて、『国依別様、お前様の女房がはるばる尋ねてお出になりましたよ。......みなさりませ』『ヤア、エリナ殿か、あなたのお母アさまは何うなりましたか。日々御案じ......』『ハイ有難う御座います。とうとう母はあの大地震に亡くなつて仕舞ました。今は、父は......に亡くなつて仕舞ました。今は、父は御存じの通り、日暮シ山に囚はれ、たよる所もなき女...	1021
1022	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第7章妻の選挙〔873〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 196 件/ノ=196	...　ヒルの館にゆくりなく　　現はれ来りて諸人を　救......来りて諸人を　救ひ助けし国依別は　　楓別の懇篤なる　特別待遇に思はずも　　あらぬ月......遇に思はずも　　あらぬ月日を送りつつ　醜の魔風に襲はれて　　紅井姫......の執拗なる　恋......の情......の手に囚へられ　　進退ここに谷まりて　苦み......谷まりて　苦み悶ゆる折柄に　　アラシカ山の麓なる　エリナ......の尋ね来りしゆ　　ヤツサモツサの騒動も　漸...	1022
1023	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第8章人獣〔874〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 130 件/ノ=130	...　国依別の宣伝使は　　紅裙隊を引率し　ヒル......の城下を立出でて　　数多......の人......の病を　鎮魂言霊......の神術に　　救ひ助けつ漸くに　ヒル......の城下を後にして　　アラシカ峠に差かかり　......カ峠に差かかり　足並弱き紅井姫　　エリナの二人を伴ひつ　黄昏時に鬱蒼と　　樟......の大木の茂りたる　神王の森に立寄りて　　夜...	1023
1024	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第9章誤神託〔875〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 159 件/ノ=159	...　秋山別、モリスの両人は、日暮シ河......の南岸......の萱野原に休息する折忽ち暗がりより怪しき声......萱野原に休息する折忽ち暗がりより怪しき声の聞え来りしに怖気付き、四這となつて其処を......し、それより再びアラシカ山を駆登り、神王の森に到着し、神勅を受て、紅井姫......の行方を伺ふ事となしぬ。秋山別は、神主とな......神主となり、モリスは審神者となつて、翌日の真夜中頃に神占を奉伺する事とはなりぬ。　......神占を奉伺する事とはなりぬ。　古ぼけた祠の床の上に三四尺間隔を置いて、神主、審神者...	1024
1025	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第10章噂の影〔876〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 165 件/ノ=165	...　日暮シ山の山麓に　　教......の館を開きつつ　朝な夕なにサボリ居る　　日......きつつ　朝な夕なにサボリ居る　　日暮シ山のウラル教　アナン、ユーズを始めとし　　ブ......　アナン、ユーズを始めとし　　ブール教主の目を忍び　葡萄酒......の倉を押開けて　　盗み出したる豊醇......の　甘しき酒に舌縺れ　　二人は膝を附き合せ......合せ　ヒソヒソ話に耽りゐる。　ユーズは酔の廻つた口から、『オイ、アナン、アラシカ山......廻つた口から、『オイ、アナン、アラシカ山の山麓エリナの宅へ往つた時は随分面白かつた...	1025
1026	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第11章売言買辞〔877〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 108 件/ノ=108	...　アナンはハル、ナイルの両人を先に立て、岩窟......の入口に悠然として腰打掛けて待つて居る国依......然として腰打掛けて待つて居る国依別外二人の前に来り、忽ち地ベタに手をつき乍ら、『こ......タに手をつき乍ら、『これはこれは、国依別の宣伝使様、能くこそ斯様な所迄御入来下さい......悦至極に存じ奉ります。就いては今迄御無礼の御咎めも厶りませうなれど、三五教......の御教通り、只何事も神直日大直日に見直し聞......只何事も神直日大直日に見直し聞直し、吾々の身......の過ちは宣り直し下さいまして、仁慈無限の大...	1026
1027	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第12章冷い親切〔878〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 152 件/ノ=152	...　ユーズは国依別、外二女の茲に現はれしと聞き、驚いてアナンを入口......の方に向はしめ、何とか彼とか言つて、其間に......り救ひ出し、何喰はぬ顔をして、甘く国依別の歓心を買ひ、鋭鋒をさけむと苦慮し乍ら、ブ......を買ひ、鋭鋒をさけむと苦慮し乍ら、ブールの居間に慌ただしくかけ入り、『モシ、教主様......上げて見ませうかな。大変にあなたが御喜びの話と、お驚き......の話とが、ごつちや苦茶になつて居ります......ので、実はどうも、お目出たいやら、お気......の毒やらで、実は申上かねてゐます』『構はな...	1027
1028	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第2篇紅裙隊	第13章姉妹教〔879〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 166 件/ノ=166	...　ブールは国依別一行と共に奥の間に端坐しキジ、マチ、エリナ、などより耳......間に端坐しキジ、マチ、エリナ、などより耳の痛い様なくすぐつたい様な御礼......の詞を受け乍ら、どうぞ早くユーズがエスを此......ちに待つて居た。　そこへユーズが拍子抜けのした顔をさげてやつて来た......ので、ブールは早くも其顔色を眺め、エスがも......顔色を眺め、エスがもしや牢死でもしてゐたのではなからうか、万々一そンな事があろうも......ではなからうか、万々一そンな事があろうものなら、如何して此場を甘く切り抜けようか、......如何して此場を甘く切り抜けようか、数百人の部下はあつても、何れも国依別に対しては、...	1028
1029	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第14章樹下の宿〔880〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 146 件/ノ=146	...　波に浮べる高砂の　　ヒルとハルと......の国依別が　険しき山をよぢ登り　　安彦、宗......り　　安彦、宗介両人を　従ひ登るブラジルの　　細き谷間を打渡り　夜を日についではる......打渡り　夜を日についではるばると　　ハルの原野を打渉り　アマゾン河......の森林に　　思はず知らず迷ひ込み　鷹依姫......の一行や　　高姫一行に巡り会ひ　モールバン......行や　　高姫一行に巡り会ひ　モールバンドの怪獣を　　言向け和し万民......の　さも恐ろしき災禍を　　除き清めし物語　...	1029
1030	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第15章丸木橋〔881〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 137 件/ノ=137	...　三人は勢込ンで、秋、モリ二人の計略......の裏をかいてやらむと、ホクホクし乍ら進ンで......やらむと、ホクホクし乍ら進ンで行く。此方の山裾から向方......の山裾に渡る相当に深い谷川に、長さ四間位な......『サア戦場に近寄つた。両人共に、ここで女の声を出して宣伝歌を高らかに歌う......のだぞ』『女......の声を出さうと思へば、自然低く細くなるなり......さうと思へば、自然低く細くなるなり、向方の奴に聞える様にせうと思へば地声が出るなり...	1030
1031	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第16章天狂坊〔882〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 162 件/ノ=162	...　国依別一行は山桃の木......の頂点に三つ巴となつて息をころし、早く樹下......頂点に三つ巴となつて息をころし、早く樹下の二人......の此処を立去れかしと、心中私かに祈つて居る......。三人が樹上に隠れてゐるとは、神ならぬ身の知る由もなく秋、モリ二人は、木......の根株に腰を打かけ、『オイ、モリス、何と不......イ、モリス、何と不思議な事があればあるものぢやないか。現に丸木橋を歌を歌つたり、話......現に丸木橋を歌を歌つたり、話合つて通つたのも確実だ。又欅の木に書おきがしてあつたの...	1031
1032	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第17章新しき女〔883〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 182 件/ノ=182	...　恋の暗路にふみ迷ひ　　ブラジル山......の谷底迄　情欲......の鬼に魅せられて　　モリス、秋山別......の両人は　百津常磐木......の山桃......の　　大木......の株に憩ひつつ　悲しき恋......の叫び声　　山は裂け海はあせなむ世ありとも...	1032
1033	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第18章シーズンの流〔884〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 139 件/ノ=139	...　エリナはモリスの暗祈黙祷せる姿を嘲笑的に流し目に見やりつ......向ひ、『オイ秋山君、君は紅井君を如何したのだイ。まさか君......の云ふ様に、シーズン河へ投身する様な馬鹿な......女でもあるまいがねー。もし僕だつたら、君の様な蜥蜴君には命をすてる様なこたア、馬鹿......ートハートしてゐた紅井君が水中に陥没したのだから、此際対岸......の火災視して居る訳にも行かぬぢやないか。男......やないか。男子と云ふ者は随分無情冷酷なものだね、それだから吾々目ざめた婦人達は、婦......唱へたり、女権拡張を高唱したり、婦主夫従の法律を制定せむと躍起運動をやらなくちやな...	1033
1034	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第19章怪原野〔885〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 83 件/ノ=83	...　限りも知らぬ枯草や　　芒の尾花......のちらちらと　風に吹かれて差し招く　　大野......し招く　　大野ケ原を只二人　行方定めぬ旅の空　　虎狼や獅子熊......の　さも厭らしき叫び声は　　身を裂く計りに......岩石は　　あたりを照らす鏡岩　見れば二人の肉体は　　三角霊帽を被りつつ　色青ざめて......覚えて居るが是は又　不思議な事に成つたものだ　　此処......の地名は何ンと云ふか　鏡......の岩は此通り　　行手にさやり並びゐる　合点...	1034
1035	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第20章脱皮婆〔886〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 179 件/ノ=179	...　二人は漸く広き河の辺に辿り着いた。見れば非常な広い河で而も......事は出来ない。後へ引返さむとすれば、岩石の炎は盛に燃えひろがり、道を塞ぎ、グヅグヅ......らしき声が聞えて来る。フツと見れば、渋紙の様な肌をした赤裸......の人間が肋骨を一枚々々表はしたガリガリ亡者......女とも少しも見分けがつかなかつた。只骸骨の上に渋紙......の様な色した薄ツペらな皮が、義理か役か......の様に包むでゐる......のみである。　秋山別は心の中に思ふ様……ど...	1035
1036	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第21章白毫の光〔887〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 119 件/ノ=119	...　二台の火......の車は婆ア......の小屋......の前で停車し、中より青赤......の運転手、技手、鶏冠......の様な、キザ......のある腮をしやくり乍ら、金銀色......の角をニヨツと表はし、車より下りて、ツカツ...	1036
1037	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第4篇言霊将軍	第22章神の試〔888〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 96 件/ノ=96	...　国依別の一行は　　シーズン河を打渡り　荒野を駆け......駆けり山を越え　　夜を日についでアマゾンの　上流さして進み行く。　忽ち前方に屏風......の如き、余り高からず、低からざる延長数百里......高からず、低からざる延長数百里に渡る山脈の横たはるを見る。此山は屏風ケ岳と云ひ、海......山は屏風ケ岳と云ひ、海抜二万五千尺、山頂の横巾は五十里に及ぶ。此山脈上より東南を広......り東南を広く観望すれば、アマゾン河は銀河の如くに流れ、鬱蒼たる森林は雲......の如く、目に入る景勝......の地点なりける。　国依別は此山に登るに就い...	1037
1038	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第4篇言霊将軍	第23章化老爺〔889〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 142 件/ノ=142	...リスには別れ、止むを得ず只一人、屏風山脈の帽子ケ岳を目当てに登りつつ、又もや日を暮......老木茂る木蔭に立寄り、身を横たへて茲に夜の明くるを待つ事とせり。　満天......の星光は燦然として金色......の光を放ち、紺碧......の空は、何となく爽快を覚え、天を仰いで神徳......讃美しつつありし折、俄に山岳も崩るる計りの大音響聞え来り、一天忽ち曇りて、大粒......の雨バラバラと降り出でぬ。　秋山別は止むを......と降り出でぬ。　秋山別は止むを得ず、老木の蔭に立寄り雨を避けむとする折しも、忽然と...	1038
1039	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第4篇言霊将軍	第24章魔違〔890〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 68 件/ノ=68	...　秋山別は此樹下に一夜を明かす折しも、遥の方より宣伝歌......の声が聞え来るにぞ、秋山別は雀躍し、後ふり......能く見れば、モリスは只一人何か手に采配様の者を握り、之を打ふり打ふり此方に向つて進......るを、能く能く見ればモリスにあらで、夜前の化爺、体を少し小さくして、モリス......の声色を使ひながら来れるなりけり。されど秋......ら来れるなりけり。されど秋山別はモリスとのみ深く信じて少しも疑はず、飛びつく様に、......く様に、『ヤア、モリスどこへ往つて居つたのだい、随分待ち詫びたよ。夜前も夜前とて、......、随分待ち詫びたよ。夜前も夜前とて、此木の下に寝て居れば、それはそれは厭らしい化爺...	1039
1040	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第4篇言霊将軍	第25章会合〔891〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 102 件/ノ=102	...渉り、小山を幾つか越えて、漸くに屏風山脈の最高所と聞えたる帽子ケ岳......の頂上に登りつき、秋山別、モリス両人......の此処に来り会するを待ちつつ、榧......の木......の根元に神言を奏上し乍ら待合せ居たりけり。......言を奏上し乍ら待合せ居たりけり。　此時山の背後より宣伝歌......の声聞え来たれり。『神が表に現はれて　　善......　国治立大神は　豊国姫と諸共に　　豊葦原の瑞穂国　青人草を始めとし　　鳥獣や魚に虫...	1040
1041	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	余白歌	余白歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 44 件/ノ=44	...かたく氷りし　　　　深山の雪もそよと吹き来る　　　春風に誘はれなが......　　　溶け初めぬとけて流れて　　　　谷川の同じ水とぞ　　　　　なりにけり流れ流れて......なりにけり流れ流れて　　　　　末遠く野初の草葉を　　　　ひたし行く　　　○草は根本......　　　　なりにけむ耳根にすだく　　　　あの虫もここを宿とや　　　　ひそむらむ　　　......　　○溶ける氷と　　　　　春風は草と虫との　　　　　始めなり結びし霜と　　　　　秋......めなり結びし霜と　　　　　秋風は草と虫との　　　　　終はりなり廻りめぐりて　　　　......ふ人ぞ憂し〈第3章〉教主を崇むるために皇の　　　　光忘るる転きまめ人よ〈第4章〉吾......吹き出だしたり校正しながら〈第9章〉まめの神を忘れて只吾を　　　　あがむることの如...	1041
1042	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	前付	序文	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/ノ=18	...　本巻は伊豆国湯ケ島温泉湯本館の狩野川に向へる特別建物を給せられ、折柄......の大洪水にて、激潭飛沫......の声ゴウゴウと騒がしく、遂には新館へ引移り......た。日数は三ケ日に亘り、急速度を以て、例の如く無事に脱稿した......のも、全く神明......の加護と信じます。　時に天声社より便りあり......信じます。　時に天声社より便りあり、大本の幹部たりし某々二三氏より、霊界物語はくだ......はくだらないから、印刷発行停止され度しとの申込みありたりと。実に御尤もなる要求であ...	1042
1043	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/ノ=18	...　言霊学応用の大要を説示し、且つ神......の平等愛は洽く禽獣虫魚に至る迄均霑し給ふ事......迄均霑し給ふ事を、具体的に現はし、三五教の教主言依別命、国依別命が琉球......の玉......の霊光によりて、アマゾン河および南北......の大森林に入りて舎身的大活動中、霊光に照ら......舎身的大活動中、霊光に照らされて、漸くその効を奏し、一行十八人アルゼンチン（ウヅ）......効を奏し、一行十八人アルゼンチン（ウヅ）の都へ首尾よく凱旋し、神素盞嗚尊に親しく拝...	1043
1044	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第1章万物同言〔892〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 201 件/ノ=201	...立大神が　　再び地上に現はれて　至仁至愛の五六七神　　真善美なる神......の世を　堅磐常磐に樹て給ふ　　其経綸......の神宝と　尊重されし珍宝　　金剛不壊......の如意宝珠　紫色......の霊玉や　　黄金......の玉を三五......の　神......の聖地に納めつつ　　時待ちたまふ折柄に　錦...	1044
1045	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第2章猛獣会議〔893〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 216 件/ノ=216	...　鷹依姫、竜国別の一行は宣伝歌をうたひ乍ら、数百万年......の秘密......の籠りたる南岸......の森林に進み入る。併し乍ら人跡なき此森林も......進み入る。併し乍ら人跡なき此森林も、思ひの外雑草少く、空はあらゆる大木に蔽はれて、......草少く、空はあらゆる大木に蔽はれて、日月の光を見る事甚だ稀であつた。　一本......の大木と云へば周囲百丈余りもあり、高さ数百......さ数百丈に及び、樹上には猩々、猅々、野猿の類群をなし、果物を常食として可なりに安心...	1045
1046	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第3章兎の言霊〔894〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 167 件/ノ=167	...　兎の都にては、一族此処に集まり来り、形ばかり......都にては、一族此処に集まり来り、形ばかりの月......の大神......の宮......の前に、芭蕉......の葉を数多敷き並べて筵となし、バナナ、林檎......筵となし、バナナ、林檎、梨、山桃、苺などの果物を数多並べ立て、鷹依姫......の一行を神の如くに敬ひつ、茲に歓迎の宴会を...	1046
1047	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第4章鰐の言霊〔895〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 158 件/ノ=158	...　鰐の頭はツカツカと四人......の前に現れ来り、さも嬉しげに頭を垂れ感謝......の意を表し且つ歌ふ。『仰げば尊し天地......の　　神......の恵は目......のあたり　天......の河原に棹さして　　アマゾン河......の河口に　降り給ひし神の御子　　鰐の一族喜...	1047
1048	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第5章琉球の光〔896〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 181 件/ノ=181	...　カーリンスは三人の宣伝使......の歌を聞き、吾も亦歌をうたひ、兎、鰐......の一族に対し、巾を利かさねばなるまいと思つ......ながら、歌ひ始むる。『此処は名に負ふハルの国　　アマゾン河に沿ひて樹てる　大森林......の時雨......の森と人も言ふ　　モールバンドやエルバンド......言ふ　　モールバンドやエルバンド　其外百の獣たち　　堅城鉄壁千代......の棲処と　天日に怖ぢず地に憚らず　　月の光...	1048
1049	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第6章獅子粉塵〔897〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 147 件/ノ=147	...　兎の王......の側近く仕へたる左守......の位置にある大兎は、立上つて感謝......の意を表し、又もやうたひ始むる。『暗夜を照......し、又もやうたひ始むる。『暗夜を照らす琉の玉　　吾等を救ふ球......の玉　二つ......の玉は大空......の　　月日の如く輝きぬ　青くしぼみし吾々の...	1049
1050	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第7章試金玉〔898〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 209 件/ノ=209	...　金剛不壊の如意宝珠　　紫色......の宝玉や　黄金......の玉を紛失し　　心いらちて高姫が　鷹依姫や......ふも更なり傍人に　向つて怒り八当り　　玉の在処を探らむと　海洋万里を乗越えて　　捜......里を乗越えて　　捜し廻れど影さへも　なみの上をば徘徊ひつ　　再び聖地に立帰り　八尋......上をば徘徊ひつ　　再び聖地に立帰り　八尋の殿に黒姫と　　麻邇......の宝珠......の玉しらべ　これ又案に相違して　　面を膨ら...	1050
1051	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第8章三人娘〔899〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 118 件/ノ=118	...　高姫は、以前の美人が二人......の侍女を伴ひ悠々として此方に向つて進み来る......嬉しさうな顔をつき出してゐる。其スタイルのどことなく間......の抜けた可笑しさに、吹出す許り思はるるを、......レ御覧なさい……一人かと思へば三人も魔性の女が耳をピラピラさせ乍らやつて来るぢやあ......てゐる。『コレ春さま、失礼なことを云ふものぢやありませぬよ。あれ程能う目につく耳が......とらぬか、能く御覧なさい。動く様に見えるのはお前......の目の玉が動くから、向方の耳が動くやうに見...	1051
1052	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第9章岩窟女〔900〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 107 件/ノ=107	...　三人の娘......の後から高姫は期する所あるも......の......の如く、体をゆすり、どことなく春駒......の勇んだやうに、シヤンシヤンとして従いて行......シヤンシヤンとして従いて行く。常彦、ヨブの二人はせう事なさに従いて行くといふ様な足......さに従いて行くといふ様な足元で、莽々と草の生え茂つた中を、一歩々々探る様にしてゐる......ゐる。春彦は殿をつとめながら、何となく心の底より可笑しくなり、『時雨の森に現はれた...	1052
1053	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第10章暗黒殿〔901〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 143 件/ノ=143	...ら見た割とは非常に広い岩窟と見え、二間幅の隧道が高く穿たれて居る。そこを二三丁許り......を二三丁許り雄大なる岩窟に呆れつつ、三人の後に従つて行く。高子『ここが妾......の住居で御座います。どうぞ御遠慮なく御上り......行届いたことが出来たでせう。熱心と云ふものは怖いも......のですね。こんな固い岩を穿つて、こんな館を......は、随分時日が掛つたでせうな』『ハイ、私の生れた時から、私......の父がそろそろ開掘にかかりました。丁度今年......ト勘定が合はぬぢやありませぬか。お前さまの年はまだ十七八才の花の蕾ぢやないか』『イ...	1053
1054	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第11章人の裘〔902〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 191 件/ノ=191	...　アマゾン河の南岸に展開せる大森林は、猛獣毒蛇......の公然として暴威を逞しうする......のみなれば、却て之が征服には余り骨を折らな......只表面的神力を発揮さへすれば獅子、狼其他の猛獣をも悦服させ得た......のである。　鷹依姫、竜国別は兎......の都......の王となり、暫く此処に止つてゐた。然るに屡......々、獅子、熊、虎、狼、大蛇、禿鷲、豺其他の獣、群をなして兎の都を包囲攻撃し、大いに...	1054
1055	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第12章鰐の橋〔903〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 162 件/ノ=162	...　春彦はヨブと共に高姫の危難を救はむと、大声に叫びながら密林......の中に駆け入り、呼べど叫べど、森......の木霊に吾声......の反響する......のみ、何......の見当もつかず、已むを得ず大声に歌ひながら......を何処彼処となく循り始めたり。春彦『吾等の師匠と頼みたる　　高姫さまが又しても　金......頼みたる　　高姫さまが又しても　金剛不壊の如意宝珠　　其他の玉に魂ぬかれ　アタ恥か...	1055
1056	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第13章平等愛〔904〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 247 件/ノ=247	...　高姫外七人は鰐の橋を渡り、南......の森林に数多......の兎に迎へられ、漸くにして、青垣山を繞らせ......へられ、漸くにして、青垣山を繞らせる森林の都、月......の大神......の鎮祭しある霊場に辿り着いた。鷹依姫は白髪......鎮祭しある霊場に辿り着いた。鷹依姫は白髪の冠を頂き、凡て......の猛獣を子の如くなつけ、普く獣の霊の済度に...	1056
1057	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第14章山上の祝〔905〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 88 件/ノ=88	...　神代の昔高天にて　　五六七......の神と現はれし　瑞......の御霊......の月神が　　大海原に漂へる　高砂島......の秘密郷　　ブラジル国に名も高き　アマゾン......密郷　　ブラジル国に名も高き　アマゾン河の南北に　　聳り立ちたる大森林　広袤千里......の中心に　　貴......の聖地を形造り　月の御霊の天降り　　これの...	1057
1058	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第15章万歳楽〔906〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 151 件/ノ=151	...　五六七の神世を松代姫　　心も直なる竹野姫　一度に......　　心も直なる竹野姫　一度に開く梅ケ香姫の　　貴......の命......の御父と　現はれまして高砂......の　　ウヅ......の都に神館　開きて世人を導きし　　桃上彦......の神司　五月......の姫と諸共に　　神の御言を蒙りて　黄泉の島...	1058
1059	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第16章回顧の歌〔907〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 194 件/ノ=194	...　ウヅの神館......の八尋殿に、末子姫......の発起として大歓迎会は開かれ、言依別命は立......祝歌を歌ひ給ふ。『此世を造り固めたる　厳の御霊とあれませる　国治立......の大神は　百八十国......の神人を　おいずまからず永久に　五六七......の神世に救はむと　天地......の律法制定し　清き教を立て給ひ　豊国姫の大...	1059
1060	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第17章悔悟の歌〔908〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 244 件/ノ=244	...自ら歌ひ自ら舞ひ祝意を表しぬ。其歌、『珍の都......の神司　　時めき給ふ桃上彦......の　神......の命......のみまつりを　　麻柱ひまつりし吾父......の　後を襲ひて神館　　心を清め身を浄め　謹......　心を清め身を浄め　謹み守り来る折　　天の八重雲かき分けて　天降りましたる末子姫　......かき分けて　天降りましたる末子姫　　捨子の姫と諸共に　これの聖地に来りまし　　神の...	1060
1061	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第18章竜国別〔909〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 124 件/ノ=124	...ふ。其歌、『われは竜国別司　　ウラナイ教の高姫が　教を尊み畏みて　　心......の駒を立直し　高城山......の麓なる　　松姫館......の門番と　仕へまつりて朝夕に　　鉄門を守る......つりて朝夕に　　鉄門を守る折柄に　三五教の教......の御子　　馬と鹿と......の両人が　訪ね来れる様を見て　　門番共は猛......を見て　　門番共は猛り立ち　いろいろ雑多の乱暴を　　加へて懲せど両人は　忍耐強く何...	1061
1062	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第19章軽石車〔910〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 224 件/ノ=224	...　今までバラモン教の教主となり、高照山......の山麓に宏大なる館を造り、其勢力を四方に拡......造り、其勢力を四方に拡充したる石熊は、乾の滝に禊をなす折柄、大蛇に魅入られ、身体強......大蛇に魅入られ、身体強直し、今や危機一髪の際、末子姫......の一行に言霊を以て救はれ、茲にいよいよ三五......一行に言霊を以て救はれ、茲にいよいよ三五の教に帰順し、テル山峠を乗越え、巽......の池......の魔神を言向け和さむとして大失敗を演じ、腰...	1062
1063	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第20章瑞の言霊〔911〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 138 件/ノ=138	...神は奥殿より、末子姫、言依別、国依別其他の主なる神司を従へ、宴席に現はれ給ひ、一同......、一同に向ひ、さも愉快気に目礼を与へ、座の中央に立たせ給ひて、喜び......の歌をうたひ給うた。其大御歌、『久方......の天津御空......のいや高く　雲押分けて降ります　神伊弉諾......の大御神　神伊弉冊......の大御神　筑柴......の日向の橘の　小戸の青木が原と聞えたる　天...	1063
1064	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第21章奉答歌〔912〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 59 件/ノ=59	...　末子姫を始め、一同の神司は大神......の此宣示に感謝......の涙堪へ難く、只俯むいて神恩......の広大無辺なるに驚喜するばかりなりき。　捨......調にて歌ひ上げ奉る。其歌、『神伊弉諾大神の　　御鼻に生れます貴......の御子　一度に開く梅......の花　　結ぶみ......のりも豊やかに　其味はひも素盞嗚の　　澄み...	1064
1065	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第22章橋架〔913〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 177 件/ノ=177	...　国依別、高姫、鷹依姫、竜国別其他の宣伝使は各休息室を与へられ、夜は其処に眠......眠り、筋骨を休ませて居た。翌朝早々国依別の一室に松若彦は訪ね来り、『国依別様、御早......、御相談とはどんな事で御座いますか。明智の言依別様が居らせられる以上は、どうぞ命様......御相談下さつたら、如何でせうかなア』『実の所は夜前神素盞嗚大神様......の御召しに依り、言依別様及び私と三人三つ巴......果、私が特命全権公使に選まれて参りましたので御座います。万一此使が、不成功に終るや......券を交附された手前、腹を切らねばならないのです』『そりやマア大変な御使命と見えます......ますが、どうぞ早く仰有つて下さいませ。私の力の及ぶ事ならば、神様に捧げた此体、如何...	1065
1066	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第23章老婆心切〔914〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 182 件/ノ=182	...　国依別、末子姫の結婚......の噂は、忽ち館......の内外に雷......の如く駄賃取らず......の飛脚......の口から喧伝されて了つた。之を聞いた高姫は......之を聞いた高姫はムツクと立上り、言依別命の居間を訪ねた。言依別命は結婚......の準備に就いて、いろいろと独り心を働かせて...	1066
1067	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第24章冷氷〔915〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 95 件/ノ=95	...　高姫は国依別の室を立出で、応援を求めて此目的を達せむと......を求めて此目的を達せむと、鷹依姫、竜国別の一室を訪問した。『御免なさいませ……鷹依......…鷹依姫さま、竜国別さま、何とマア親子仲のよいこと、あなたも孝行な息子を持つて幸福......なたも孝行な息子を持つて幸福ですなア。私の様な独身者は親子睦まじう、さうして御座る......、実に羨ましうなつて来ました。本当に親子の円満な......のは見よいも......のですワイ……時にお二人さまに至急御相談し......談したい事があつて参りました。どうぞ暫くの間御邪魔をさして下さいませ』『それはマア...	1067
1068	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	余白歌	余白歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 46 件/ノ=46	...幼稚なる心のままに鳴り出づる　　　　小唄うたひぬ雪......のあしたに〈第2章〉さざ波......の沖に浮べる小舟等に　　　　夕日は映えてあ......　　　　夕日は映えてあかく輝く〈第2章〉の落つる静けき海を漁夫数多　　　　船歌うた......　　　船歌うたひ帰り来るかも〈第2章〉言の誠......の筑紫......の島ケ根に　　　　生かし照らさむ惟神吾は〈......第2章（三）〉あぢきなし待ちに待ちたる一の　　　　休みも暮て山寺の鐘響〈第4章〉霜...	1068
1069	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	前付	序歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 43 件/ノ=43	...　中津御代より体主霊従の　　邪さ......の教蔓こりて　吾等が遠津御祖たち　　世人も......　吾等が遠津御祖たち　　世人もろとも村肝の　心は漸く人ながら　　悪しき風習に移ろひ......神を　　専らと斎き奉りつつ　高く尊き天地の　　厳......の御魂や瑞御魂　御幸に依りて惟神　　大道......の中に生れ出で　食物衣服住む家等　　為しと......と為すこと事毎に　大御恵を受け乍ら　　神の大道を粗略に　思ひ居る人多く出で　　神に......社も衰へて　　皇神たちは弥放り　放りて神の大稜威　　隠ろひ玉ひ蕃神は　所を得つつ天...	1069
1070	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	前付	瑞祥	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 49 件/ノ=49	...　今日は如何なる吉日ぞ　　万代祝ふ亀岡の　瑞祥閣......の建てられし　　名さへ目出度き万寿苑　天津......寿苑　天津御空は蒼々と　　澄切り渡る初秋の　空をかすめて緩々と　　かけり来りし二羽......　空をかすめて緩々と　　かけり来りし二羽の田鶴　折から出口......の瑞月が　　不二......の高峰に常永に　　出口瑞月　鎮まりゐます木......高峰に常永に　　出口瑞月　鎮まりゐます木の花......の　　咲哉の姫の御経綸　変現出没極みなき　...	1070
1071	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第1章高論濁拙〔916〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 170 件/ノ=170	...　厳の御霊に由緒ある　　伊豆......の神国田方......の郡　湯ガ島温泉湯本館　　軒を流るる狩野川......温泉湯本館　　軒を流るる狩野川　連日連夜の大雨に　　水量まさり囂々と　伊猛り狂ふ水......大雨に　　水量まさり囂々と　伊猛り狂ふ水の音　　又もや降り来る大雨に　亜鉛板......の屋根を轟かし　　耳さわがしき雨館　皇大神......耳さわがしき雨館　皇大神を斎りたる　　奥の一間に瑞月が　安全椅子に横臥して　　瑞......の御霊に由緒ある　三十三巻物語　　完全に委...	1071
1072	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第2章灰猫婆〔917〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 103 件/ノ=103	...　カールは高姫の無遠慮にも奥......の間にかけこみしを怒り乍ら、自分も奥......の間に到つて見れば、豈計らむや、松若彦、高......に到つて見れば、豈計らむや、松若彦、高姫の姿が見えない。ふと開け放つた窓より外を覗......一丁許り距離を保つて、二人はマラソン競走の真最中であつた。カール『何とマア、我......の強い婆アだなア！　後追つかけて引つ掴まへ......。俺も臨時留守番を頼まれて来た以上は一刻の間も、此家を空にしておく訳には行くまい。......に帰つて来た。そこへ慌ただしく常彦、春彦の両人、駆け来り、常彦『ヤア是はカールさま...	1072
1073	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第3章言霊停止〔918〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 54 件/ノ=54	...かれまして、イヤもう此通り、ハイ北ハイ陣の為体で御座います。ハイもうさつぱり、さハ......薩張ハイ塵万丈な目にあひました。ハイ神楽の舞を一つ舞うて見ましたが、何分爺になる役......ましたが、何分爺になる役がハイカラですものだから、薩張采ハイをふり損つて、灰猫婆ア......ま、コリヤ一体如何して斯んな事が突発したのですか、何か深い事情があるでせう。お差支......でせう。お差支なくば其理由を拝聴したいものですな』高姫『あ......のマア言さま......の白々しい事ワイ......の。甘く両人に言ひ含ませ、此婆アをこんな目...	1073
1074	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第4章楽茶苦〔919〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 131 件/ノ=131	...　夜の明けぬ前から捨子姫は、末子姫......の結婚......の用意に取掛り、相当に繁忙を極めて居た。そ......来り、案内を請うた。高公は玄関にて其用事の趣を聞き、直ちに捨子姫......の居間に通した。捨子姫『松若彦様、慌ただし......した。捨子姫『松若彦様、慌ただしきあなたの御様子、何か変事が出来した......ので御座いますか』　松若彦は息を喘ませ乍ら......は誠に以てお目出たう存じます。さて只今私の館へ高姫さまが御出でになり大変な権幕で御...	1074
1075	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第5章神寿言〔920〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 192 件/ノ=192	...　末子姫、国依別の結婚問題も、高姫......の不同意的了解を得て、漸く執行はるる事とな......了解を得て、漸く執行はるる事となつた。珍の館......の大広前に於て祭壇を設け、言依別命は斎主と......依別命は斎主となり、松若彦、竜国別は其他の神務に奉仕し、茲に芽出度く、神前結婚......の祭典は済んだ。愈直会......の宴に移り、十二分......の歓喜を尽し、各歌を唄ひ、舞ひ、踊りなどし...	1075
1076	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第6章皮肉歌〔921〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 86 件/ノ=86	...姫は立上り、祝歌を歌ひ始めた。其歌、『天の岩戸......の初めより　　女ならでは夜が明けぬ　国と称......り　　女ならでは夜が明けぬ　国と称へし神の国　　女にかけては抜目なき　国依別......の神司　　宗彦お勝......の昔より　凄い腕をば持つてゐた　　此世......の紊れた行方を　自由自在に振りまはし　　名......　　名を轟かし来りけり　さはさり乍ら三五の　　尊き神......の御教に　心の底より改心し　　生れ赤児にな...	1076
1077	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第7章心の色〔922〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 129 件/ノ=129	...な心持にて、おとなしく歌ひ始めた。『常世の国......の自在天　　斎きまつりしバラモン......の　神......の教を諾ひて　　此上なきも......のと思ひつめ　自凝島に打わたり　　アルプス......し　教を伝ふる折柄に　　思ひがけなき三五の　神......の司......の方々が　　言霊戦を開くべく　登り来ませし...	1077
1078	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第8章春駒〔923〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 115 件/ノ=115	...り、祝意を表し、歌ひ始めたり。『高姫さまのお伴して　　秋津......の島を春彦が　いとなつかしき故里を　　御霊......島を春彦が　いとなつかしき故里を　　御霊のふゆをかかぶりて　教を四方にしき島......の　　大和男子......の益良夫が　常彦さまと只二人　　瀬戸......の海をば船出して　艪櫂を漕ぎつつ渡り来る　......出して　艪櫂を漕ぎつつ渡り来る　　浪高姫の御剣幕　荒き汐路を打ち渡り　　船を暗礁に......打ち渡り　　船を暗礁に乗り上げて　高島丸の船長の　　タルチルさまに助けられ　波高砂...	1078
1079	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第9章言霊結〔924〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 122 件/ノ=122	...は立上り歌ひ始めたり。『吾等が信ずる三五の　　神......の司とましませる　神素盞嗚大神......の　　珍......の御子と現はれし　姿優しき末子姫　　古今無......子と現はれし　姿優しき末子姫　　古今無双の神力を　霊に備へましませる　　国依別......の神さまと　いよいよ婚礼......の式を挙げ　　ここに目出たく千代八千代　万......く千代八千代　万代までも変らじと　　妹背の道を契ります　其神業ぞ尊けれ　　此御慶事...	1079
1080	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第10章神歌〔925〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 58 件/ノ=58	...　神素盞嗚大神が末子姫の婚姻を祝し玉ふ御歌。『八雲立つ出雲八重垣......重垣妻ごみに　八重垣造る其八重垣を　神代の昔高天原にて　日......の大御神神伊邪諾尊　月......の大御神神伊邪冊尊　自転倒島におり立ちて　......神伊邪冊尊　自転倒島におり立ちて　天教山の中腹に　撞......の御柱つき固め　左右りと巡り会ひ　あなにや......あなにやし好乙女よと　宣らせ玉ひて妹と背の　婚嫁......の道を開き玉ひし　其古事に神傚ひ　三五教の...	1080
1081	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第11章波静〔926〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 122 件/ノ=122	...　高姫は再び立つて、尊の御歌に感じ、懺悔的......の歌を謡ひ、此度は自ら手を拍つて舞ひ狂ひ、......を謡ひ、此度は自ら手を拍つて舞ひ狂ひ、心の底より打解けて見せた。其歌、『変性男子......の腹をかり　　生れ出でたる高姫は　知らず識......姫は　知らず識らずに高ぶりて　　八岐大蛇の曲霊に　何時......の間にかは欺かれ　　疑心暗鬼......の雲蔽ひ　心......の空は烏羽玉の　　全く暗となりにけり　神素...	1081
1082	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第12章袂別〔927〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 196 件/ノ=196	...神素盞嗚大神は言依別命、カールと共にウヅの都を後にして、国依別夫婦を初め其他一同に......て、国依別夫婦を初め其他一同に送られ、天の鳥船に乗りて、空中高く羽ばたき勇ましく、......に乗りて、空中高く羽ばたき勇ましく、フサの国斎苑......の館を指して帰り玉ふこととなりましぬ。別れ......となりましぬ。別れに臨み、大神は一同に左の歌を賜はりける。『天と地と......の中空を　功績も高く身も高く　心も広く帰り......績も高く身も高く　心も広く帰り行く　斎苑の館へ欣々と　言依別......の神司　カールを従へ三人連れ　ウヅの都を今...	1082
1083	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第13章帰途〔928〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 128 件/ノ=128	...　アルゼンチンの神......の国　　都を後に竜国別や　鷹依姫や高姫や　......焼きつく如き炎天を　　何とはなしに自転倒の　島根に帰る嬉しさに　　心も勇み足並も　......いと軽さげに帰り行く　　あゝ惟神々々　神の恵を蒙りて　　玉に対する執着を　弊履......の如く打棄てて　　心......の色もテル山......の　峠......の麓にさしかかる　　坂の麓の樟の森　此処に...	1083
1084	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第14章魂の洗濯〔929〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 144 件/ノ=144	...一行五人は腹を抱へ、笑ひ乍ら、一歩々々趾の先に力を入れて、覚束なげに杖を力に下り行......、覚束なげに杖を力に下り行く。『テル山峠の頂上は　　今を去ること一昔　昔と云つても......ても三十年だ　　正鹿山津見神さまが　五月の姫と諸共に　　ウヅ......の館にましまして　教を開き民を撫で　　三五......にましまして　教を開き民を撫で　　三五教の御御を　アルゼンチン......の空高く　　照し玉ひしウヅ都　後に眺めて三......高く　　照し玉ひしウヅ都　後に眺めて三人の　　松竹梅......の宣伝使　此頂上に登り詰め　　名残を惜み蚊...	1084
1085	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第15章婆論議〔930〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 207 件/ノ=207	...高姫一行六人はタルチール、清子姫、照子姫の三人に袂を分ち、ハラ......の港を指して進み行く。　因に清子姫は妹照子......く。　因に清子姫は妹照子姫と共に言依別命の命に依り、三倉山......の谷川に進み、国魂神......の竜世姫命......の宮に詣で、数多......の国人を教へ導き、それよりヒル、カル、間......の国を経て、常世の国に渡り、ロツキー山に進...	1085
1086	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第16章暗夜の歌〔931〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 144 件/ノ=144	...　斯く話す中、日は西海の波に没し、暗......の帳は刻々に辺りを包んで来た。船客は何れも......刻々に辺りを包んで来た。船客は何れも誰彼の区別を知らず、各自に頬杖をつき眠りについ......知らず、各自に頬杖をつき眠りについた。暗の中より女......の声として一種......の歌が聞えて来た。其歌、高姫『思ひまはせば......聞えて来た。其歌、高姫『思ひまはせば去年の夏　　金剛不壊......の如意宝珠　麻邇の宝に村肝の　　心を曇らせ...	1086
1087	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第17章感謝の涙〔932〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 195 件/ノ=195	...　高島丸はテルの国、ハラ......の港より西へ西へと進んで、現今......の日本国台湾島へ帰つて来た。　今日......の航路より見れば全然反対......の道をとり、且つ非常に迂回して居る......のは、三十万年前......の地球......の傾斜の関係及潮流の関係に依つたものである...	1087
1088	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第18章神風清〔933〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 181 件/ノ=181	...　秋山彦は東助、玉治別其他一同の集まる広間に現はれ、『皆様、御苦労で御座......いました。高姫様初め黒姫、鷹依姫、竜国別の御一行は漸く惟神......の御経綸に依り、私......の館までお帰り下さいまして、実にこれ位喜ば......負うて、聖地をお立退きになりました大事件の根源たる麻邇......の宝珠......の所在が、高姫様以下御一同......の熱誠に依つて、判明致しましたに付いては、...	1088
1089	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第19章報告祭〔934〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 218 件/ノ=218	...　綾の聖地に於ける錦......の宮......の八尋殿には、七五三......の太鼓......の音が聞えて来た。今日は殊......の外風清く、陰鬱なる霧も早朝より晴れ渡り、......清く、陰鬱なる霧も早朝より晴れ渡り、紺碧の空は愈高く、太陽は東......の山の端より其雄姿を現はし、金色の光を地上...	1089
1090	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第20章昔語〔935〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 174 件/ノ=174	...　桶伏山の東麓に小雲川を眺めた風景よき黒姫......の館には、主人側......の黒姫を初めとし、高山彦、東助、高姫、秋彦......ス姫、夏彦、佐田彦、お玉、鷹依姫、竜国別の面々が親子対面......の祝宴に招かれ静に酒汲み交はし、色々......の話に耽つて居る。高姫『黒姫様、長らく筑紫......話に耽つて居る。高姫『黒姫様、長らく筑紫の島へ御苦労で御座いました。第一......の御目的は高山彦様の後を慕つてお出で遊ばし...	1090
1091	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第21章峯の雲〔936〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 174 件/ノ=174	...ば、実に黒姫さまも奇妙な運命を辿られたものですな。随分貴女も若い時は引手数多......の花菖蒲、若い男に随分チヤホヤされたでせう......ホヤされたでせう。何処ともなしに床しい花の香が未だに備はつて居ますよ。オホヽヽヽ…......んなお目出度い事は御座いませぬ。私も自分の子に会うた様に嬉しうなつて来ました。……......も生みつけて置きなされば、今頃はさぞ神様のお蔭で親子......の対面が出来御愉快で御座いませうがな』黒姫......様から頂いた吾子を捨てたり、こんな罰当りの私でも神様はお許し下さいまして、斯んな嬉......様はお許し下さいまして、斯んな嬉しい親子の対面をさして下さいました。随分彼方此方と...	1091
1092	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第22章高宮姫〔937〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 142 件/ノ=142	...　高姫は、心の底より悔悟......の色を現はし、一切......の秘密を自ら暴露すべく、立つて歌を歌ひ始め......すべく、立つて歌を歌ひ始めたり。『三五教の宣伝使　　厳......の御霊......の系統で　日......の出神......の生宮と　　今まで固執して来たが　思へば思...	1092
1093	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第23章鉄鎚〔938〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 163 件/ノ=163	...者定離　　廻る浮世と云ひながら　怪しき事のあるも......のか　　河......の流れと人......の身......の　行末こそは不思議なれ　　筑紫......の島......の筑紫国　白日......の別の守りたる　　珍の館を預りて　数多の国...	1093
1094	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第24章春秋〔939〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 117 件/ノ=117	...　錦の宮......の偏辺り総務館......の奥......の間に、東助は佐田彦に茶を汲ませ乍ら脇息に......汲ませ乍ら脇息に凭たれ、深き思案に沈むもの......の如くであつた。此時表戸をガラリと引き開け......つた。此時表戸をガラリと引き開け出て来たのは秋彦である。秋彦『モシモシ総務様、英子......に礼服を整へ進み入る。英子姫、紫姫は東助の来るを今や遅しと待ちつつあつた。東助『英...	1094
1095	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第25章琉の玉〔940〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 120 件/ノ=120	...　東助は秋彦と共に生田の森......の若彦（今は国玉別）......の館に翌日......の夜明け頃、一寸立寄つて見た。昔は人は一夜......夜明け頃、一寸立寄つて見た。昔は人は一夜の中に五十里や八十里は平気で跋渉したも......のである。東助『国玉別さまは居られますかな......』と重ねて問へば駒彦は、駒彦『ハイ、今朝のお礼を済ませ、夫婦連れにて軈て東助様が見......て東助様が見えるだらうから、それ迄に布引の滝へ水垢離を取りに往つて来るから、一寸待...	1095
1096	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第26章若の浦〔941〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 174 件/ノ=174	...　秋も漸く高くして　　四方の山辺に佐保姫......の　錦織出し小男鹿......の　　妻恋ふ声を聞き乍ら　心あうたる夫婦連......国玉別や玉能姫　駒彦さまと諸共に　　数多の信者に送られて　球......の玉をば捧持しつ　　再度山......の山麓に　たちたる館を後にして　　少しは名......後にして　　少しは名残を惜しみつつ　生田の森をくぐりぬけ　　夜を日についで紀......の国の　若の浦へと着きにける。　若の浦は昔...	1096
1097	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	余白歌	余白歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 75 件/ノ=75	...十鈴川流れに霊を洗ひてし　　　　人こそ人の鏡なりけり〈瑞祥（三版）〉五十鈴川澄み渡......〈瑞祥（三版）〉五十鈴川澄み渡りたる一筋の　　　　清に流れぞ世を洗ふなり〈瑞祥（三......世を洗ふなり〈瑞祥（三版）〉ただ一つ夜光の真玉地におとし　　　　闇世を照らしたまふ......世を照らしたまふ大神〈瑞祥（三版）〉大方の世人......の眠りをさまさむと　　　　世......の木鐸と生れし神柱〈瑞祥（三版）〉神言を正......瑞祥（三版）〉神言を正しく説きしひとつ火の　　　　光は闇世......の燈台なりけり〈瑞祥（三版）〉久方の天の岩...	1097
1098	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	後付	付録伊豆温泉旅行に就き訪問者人名詠込歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 112 件/ノ=112	...山当一）　夏木立繁る林を右左　　やへ九重の路を分けゆく　　（林八重）　松林風なきま......きままにむしあつく　　あたりしづかに羽車の音　　（林しづ）　かた側は林片方は和田......の原　　なみを眺めて進み行くかな　　（林な......　　（林なみ）　水にごる池川深くウタがひの　　雲晴れ映る不二......の神山　　（池川ウタ）　相ともに磯しみ神に......　相ともに磯しみ神に仕へつつ　　大和御魂のたね子培ふ　　（相磯たね子）　夏......の風福井......の隧道に精魂は　　いと平かに湯ケ島に行く　...	1098
1099	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	後付	付録湯ケ島所感	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 19 件/ノ=19	...　千早振神代の儘......の狩野川　　清き流れに魂を洗ひつ　谷川......の水瀬......の音も淙々と　　清く響きぬ旅寝......の枕に　蒸し暑き晩夏......の空を狩野川......の　　涼しき森に身魂ひやしつ　新しく作り了......き森に身魂ひやしつ　新しく作り了へたる珍の家に　　隔てなき友の寄りつ語りつ　蝉蜻蛉...	1099
1100	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	前付	序文	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 15 件/ノ=15	...月廿九日、伊豆国湯ケ島温泉にて第三十三巻の口述を終りてより、口述者......の誕生祝......の神劇......の監督を初め、家屋......の建替や建直し......の相談等に色々手間取りしため、本巻......の口述も思ふ様に行かず、漸く本月七日亀岡瑞......く本月七日亀岡瑞祥閣に出張し、四五日休養の上、弥十二日より十四日まで三日間にて神助...	1100

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