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キーワード: で王仁三郎文献を検索した結果を表示しています。
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3801 全集 第5巻 言霊解・其他 【随筆・其他】 芸術真諦   1935刊 DB
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3802 全集 第5巻 言霊解・其他 【随筆・其他】三つ問題 三つ問題   1935刊 DB
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3803 全集 第5巻 言霊解・其他 【随筆・其他】三つ問題 労働問題   1935刊 DB
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3804 全集 第5巻 言霊解・其他 【随筆・其他】三つ問題 恋愛問題   1935刊 DB
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3805 全集 第5巻 言霊解・其他 【随筆・其他】三つ問題 問題   1935刊 DB
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3806 全集 第6巻 入蒙記・其他 入蒙記 【附】入蒙余録   1935刊 DB
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3807 全集 第6巻 入蒙記・其他 入蒙記 大本経綸と満蒙   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3807
3808 全集 第6巻 入蒙記・其他 入蒙記 世界経綸第一歩   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3808
3809 全集 第6巻 入蒙記・其他 入蒙記 蒙古   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3809
3810 全集 第6巻 入蒙記・其他 入蒙記 神示世界経綸   1935刊 DB
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全 915 件/ノ=915 ...親神、天之御中主大御神より伊邪那岐大御神御経営......終りに於て、皇祖天照大御神......御神勅に因りて御子、正勝吾勝勝速日天忍穂......津日高日子番能邇邇芸命に、五伴緒命、三種神器と三神を副へ賜ひて、世界を経綸し天下......副へ賜ひて、世界を経綸し天下を治むる政事制詔を授け給ふ。 茲に皇孫命は筑紫......日向......高千穂に坐しまして、天運循環......神則に因りて人文開発し、天津日嗣天皇の御... 3810
3811 全集 第7巻 歌集 巻上 巻上 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 182 件/ノ=182 ...鶴山建設 昭和六年九月八日盛なりしみやゐあと......つる山にやまほととぎす昼よるを啼くよしや......やまほととぎす昼よるを啼くよしやみは蒙古あら野に朽るともやまと男......子......品は落さじ   教歌碑所在地 京都府亀岡......建設 昭和八年十一月二十五日鶴山に妻は錦機を織り吾亀岡に万代を教ふ   追懐歌碑......白壁はえしを懐かしみけり旧城跡落ちたる瓦片あつめ城......かたちを造りて遊びぬ玉の井の池に湧き立つ... 3811
3812 全集 第7巻 歌集 巻中 昭和五年(三百三十三首) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 706 件/ノ=706 ...   五月雨頃雨雲は天津日かげを押しつつみ風はださむ......雲は天津日かげを押しつつみ風はださむし天橋立成相......山にあまぐも立ちこめて天......橋立小雨降りつつひさかた......天......橋立空たかくわたり来て鳴け山ほととぎす天......かくわたり来て鳴け山ほととぎす天渡るる月夜ごろも過ぎゆきてさみだるる山に啼時鳥む......ゆきてさみだるる山に啼時鳥むかつ山霧立ちぼり大堰川のせせらぎの音遠く聞え来谿水の... 3812
3813 全集 第7巻 歌集 巻中 昭和六年(九百七十五首) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 1970 件/ノ=1970 ...   社頭雪神風......伊勢......宮居に降る雪......きよきは神......こころなるらむ   生くる幸ひ天地にわれ......ひぬ春立つ朝にあたらしき希望に満ちて新年はるをむかへぬ天恩......郷あらたま......年は明けたり春日野のわかくさ山にうすがす... 3813
3814 全集 第7巻 歌集 巻中 昭和七年(六百二十一首) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 1220 件/ノ=1220 ...   暁鶏声東方ひかり讃へて新年......朝いさましく鶏鳴きわたる鵲......こゑもいさまし新年......あかつきうたふ鶏......音もよし野......村......萱葺屋根......軒もれて勇ましきかな鶏のこゑ   新春味... 3814
3815 全集 第7巻 歌集 巻中 昭和八年(百十五首) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 247 件/ノ=247 ...   朝海東......空ほ......ぼ......と明けそめて二見......浦に千鳥なくなり波......奥雲......あなたを紫にそめて朝日は......ぼり初めたりのどかなる姿なるかも新年の海... 3815
3816 全集 第7巻 歌集 巻下 道歌 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 880 件/ノ=880 ...   無二教二つ無きこれ......教は天津日......いや高光るごとくさやけし   神心いつは......や高光るごとくさやけし   神心いつはり心あらじと思ふそ......心はやがて神にぞありける   戒言報いこ......りける   戒言報いこそ由由しかりけれ身ために人......曲事人に語らじ   神前此処ばかり神......御前と勿思ひそ何処も神のいます大前   ... 3816
3817 全集 第7巻 歌集 巻下 一二三道歌(一) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 47 件/ノ=47 ...   一つ 神国日本......神......御国は異人......夢にも知らぬ教......光る国   二つ 大本教ふみ分け入るほど......  二つ 大本教ふみ分け入るほど安き大本神......をしへは人......正美智   三つ 宣伝使身をわすれ家をわ... 3817
3818 全集 第7巻 歌集 巻下 一二三道歌(二) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 38 件/ノ=38 ...   一つ 古事記いそかみ古事記は神つ代......神......いさを......証明なりける   二つ 神......道踏みて行く神......正道ひろけれど心せざればつまづくことあり......ざればつまづくことあり   三つ 教典道ため書きしるしたる教典......千代萬代に栄えかしと祈る   四つ 相互... 3818
3819 全集 第7巻 歌集 巻下 一二三道歌(三) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...称へよ天地   二つ 神風吹きおろす伊勢神風つよくして仇しをしへ......船くつがへる   三つ 生神簑笠を着けて......し心なりけり   五つ 勤倹者家おこす人行為をうかがへば紙一枚もおろそかにせず ......六つ 美味麦飯も業いそしみて食ふときはこ上もなく美味きも......なる   七つ 神詣夏冬......暑さ寒さもあたらじと国びとい......る年......はじめを   八つ 奉斎八平手の音も気高... 3819
3820 全集 第7巻 歌集 巻下 いろは歌(一) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 97 件/ノ=97 ...い 厳めしきよそほひばかり魂はけも......うつはとなれる人類ろ 露西亜魂......人......み多き世......中に日本心をてらすわが道は 果敢なきは人......中に日本心をてらすわが道は 果敢なきは人命としりながらい......ち......神を世人知らずもに 賑はしく家とみさかえ... 3820
3821 全集 第7巻 歌集 巻下 いろは歌(二) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 96 件/ノ=96 ...い 何時までも魂命はあるも......を消ゆるといひし醜......も......しりろ 論よりもたしかな証拠よ天渡る月日......ろ 論よりもたしかな証拠よ天渡る月日は神すがたなりけりは 果もなき広き世界をつく......りけりは 果もなき広き世界をつくらしし神力はま......あたり見ゆに 西東南も北も天地......神のめぐみに洩れたるはなしほ ほととぎす... 3821
3822 全集 第7巻 歌集 巻下 いろは歌(三) 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 87 件/ノ=87 ...い 五十鈴川清きながれは皇神恵み......露......垂るるなるらむろ 老人を恵み敬ひ妻子をば......をばいつくしむこそ道にかなへるは はや川瀬織津姫......みいさをに萬......曲をながしきよむるに 憎しとは思ふな吾に......しとは思ふな吾に仇なすはわれをきたふる神御心ほ 賞められて心ゆるすな曲津霊......神は後から舌を出すなりへ 隔てなき神の御... 3822
3823 全集 第7巻 歌集 巻下 伊豆能売 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 55 件/ノ=55 ...伊都能売まこと......神は人びと......罪あやまちを審きたまはず千早ぶる神......仕組は人みなを天津御国にみちびかむためよ......めよきをほめあしきを罪する神ならばまこと善......神におはさず今まで......神や仏......みをしヘは人のこころに出でし枉言世の中の... 3823
3824 全集 第7巻 歌集 巻下 言華 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 209 件/ノ=209 ...ひさかた天津御神......みこころにかなふは真......天爵なりけり常識は神......まこと......道挙び得たる智慧より何も......もなし憂愁にしづむ心を押しひらき歓喜......苑に遊ぶまめ人かむながら神に任せば先見......明智自ら具はるものなり千早ぶる神より出で... 3824
3825 全集 第8巻 わが半生   第八巻 わが半生   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3825
3826 全集 第8巻 わが半生   (前付)   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3826
3827 全集 第8巻 わが半生   (巻頭写真)   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3827
3828 全集 第8巻 わが半生   序文   1935刊 DB
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全 38 件/ノ=38 ... 神理蘊奥を極め、至善、至美、至真......皇道を宣揚し、天下万民をして、神皇......徳沢に浴せしめむが為に、千辛万苦して、皇......天下に拡充するに到つたことは、決して人間努力......みでない。又如何に知識が万人に卓絶して居......力が強くても、如何に勇気があつても、今日治教、皇道大本......勢力を造る事は、到底出来るも......でないのだ。昔から聖人、君子、志士、仁人... 3828
3829 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 【上巻】故郷弐拾八年   1935刊 DB
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全 0 件/ノ=0   3829
3830 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 01 誕生   1935刊 DB
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全 24 件/ノ=24 ...が源平であらうと、藤橘であらうと、将又そ源を何......天皇に発して居ようと、詮議する必要はない......王仁は日本人であつて、畏くも天照大御神様御血統......御本流たる天津日嗣天皇様......臣民である事だけは、動かぬ事実だ。そして......ある事だけは、動かぬ事実だ。そして、王仁生家は上田家である。丁髷......爺さん......話によると、昔から上田、松本、斎藤、小島... 3830
3831 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 02 父誕生地   1935刊 DB
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全 42 件/ノ=42 ... 父は丹波国船井郡川辺村字船岡佐野五郎右衛門......八男と生れた......である。男兄弟が九人で、女......姉妹が四人、都合十三人......同胞があつた。系図を見ると、宇多天皇......後裔といふ事である。代々紺屋を営み、相当......後裔といふ事である。代々紺屋を営み、相当資産もあつたが、元来好々爺であつた為、人......資産もあつたが、元来好々爺であつた為、人為に非常な損害を受け、家産は次第に衰へた... 3831
3832 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 03 上田家庭   1935刊 DB
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全 14 件/ノ=14 ... 王仁祖父は吉松と云ひ祖母は宇能子と云ひ、祖父......ひ、祖父は五十九歳で帰幽し祖母は八十八歳高齢を保ちて帰幽した。父は梅吉、母は世根......幽した。父は梅吉、母は世根子と云ふ。結婚翌、明治四年七月十二日を以て一子を挙げた......日を以て一子を挙げた。これが目下綾部大本教主輔出口王仁三郎である。幼名は上田喜三......名は上田喜三郎と云ふ。王仁三郎と名告つたは参綾後に神界より賜つた名であつて、明治......り賜つた名であつて、明治四十三年に戸籍上出口王仁三郎となつた......である。王仁には八人......弟妹があつて、次を由松、三男が幸吉、四男... 3832
3833 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 04 穴太名義   1935刊 DB
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全 69 件/ノ=69 ... 王仁郷里なる現今......穴太に就て、そ......名義......起原を記して置かう。大昔は丹波国曽我部......郷といつた......が後に穴穂となり、穴生となり、穴尾となり......となり、穴生となり、穴尾となり、次に現今穴太と改められた......である。宮成長者の創立した、西国廿一番の... 3833
3834 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 05 綾部聖地   1935刊 DB
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全 34 件/ノ=34 ... 比沼真奈井神社所在地は、太古は綾部......本宮山であつた。そして天真奈井川原と云ふ......本宮山であつた。そして天真奈井川原と云ふは、現今......和知川原......ことである。丹波国丹波郡丹波村は現今......綾部......聖地である。中世、丹後国中郡久次村......真奈為ケ嶽の麓に神社の旧蹟を移遷したと云... 3834
3835 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 06 祖父遺言   1935刊 DB
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全 33 件/ノ=33 ... 祖父吉松は明治四年......冬十二月廿七日に帰幽した。王仁が誕生後六......て居つたさうである。弥病革まり、到底恢復見込立たずと自覚し、王仁......両親を枕頭に招いて遺言した。『上田家は、......必ず偉人が現はれて、天下に名を顕はしたもである。彼......有名な画伯円山応挙(本名は上田主水)は、......山応挙(本名は上田主水)は、我より五代前祖先、上田治郎左衛門が、篠山藩士......女を娶つて妻となし其間に生れたものである... 3835
3836 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 07 円山応挙   1935刊 DB
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全 71 件/ノ=71 ... 円山応挙は本名を上田主水と称したである。京都......円山......辺に住んで妙筆を揮つて居た......で、画名を円山応挙と名告つた......である。然るに同じ穴太に丸山といふ姓があ......ある。然るに同じ穴太に丸山といふ姓があるで、応挙は丸山家から出たも......と世人は誤解して居る......である。現に穴太生れの丸山某は京都の町に... 3836
3837 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 08 改姓理由   1935刊 DB
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全 37 件/ノ=37 ...告つて居ると、万一誤つて藤蔓でも切らうもなら家が断絶すると......巫祝......妖言を妄信して上田と改姓した。上田と名告......上田と改姓した。上田と名告つた理由は、其時......藤原家には五町歩......二毛作......上田を所有して居つた......で、取敢へず姓を上田に変更したといふ事を... 3837
3838 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 09 祖父性行   1935刊 DB
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全 85 件/ノ=85 ... 祖父吉松は至つて正直で、清潔好きであつた。今......つて正直で、清潔好きであつた。今にも祖父逸話は古老......口から沢山に漏れることである。然るに祖父......に漏れることである。然るに祖父には只一つ難病があつて、五十九歳で身を終るまで止ま......つて、五十九歳で身を終るまで止まなかつたである。そ......難病と云ふ......は、賭博を好み、二六時中賽を懐から放した......好み、二六時中賽を懐から放したことがないである。そして酒を飲まず、莨も吸はず、百... 3838
3839 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 10 祖父再生   1935刊 DB
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全 155 件/ノ=155 ... 鳥将に死なむとするや、其声悲し。人......将に死なむとする、其言や良しとかや。家内......将に死なむとする、其言や良しとかや。家内も......を貧乏に苦しめて置きながら、死ぬ三日前に......乏に苦しめて置きながら、死ぬ三日前には賽歌まで作つて、博奕趣味を徹底的に死後にま......に死後にまで続行しようとした祖父も、最後日になつてから、和魂、幸魂......発動に依つて死後家内......心得や孫の身を守護することまで遺言したの... 3839
3840 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 11 漆差し失敗   1935刊 DB
RMN
全 47 件/ノ=47 ... 西南戦争で天下人心騒擾たりし明治十年......秋、王仁が七歳......時であつた。父......吉松(梅吉)は船岡......産土......祭礼に参詣すべく、王仁を伴ひ生家へ帰つて......すべく、王仁を伴ひ生家へ帰つて往つた。其序をもつて、船井郡雀部......漆差しの家に立寄り、無病息災の為と謂つて... 3840
3841 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 12 小学校時代   1935刊 DB
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全 109 件/ノ=109 ... 穴太寺念仏堂を造作して四間に仕切り、之を小学校......造作して四間に仕切り、之を小学校に当てたが偕行小学校といふ......であつた。王仁は十歳になつた年......四月に初めて入学した......である、校長は亀山......旧藩士で出口直道といひ月給五円を給されて......給されて居た。次に吉田有年といふ同じ亀山藩士で月給三円......教師であつた。月給は安くても其時分は物価... 3841
3842 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 教鞭 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 32 件/ノ=32 ...─十三歳より十六歳まで─背高き生徒におぶさりボールドに白字しるして......さりボールドに白字しるして教鞭をとる十三教師......われは何も知らず女工場......女にからかひつづけし満二年小学校に教鞭を......ひつづけし満二年小学校に教鞭をとりて十五春にしりぞく    ○父......業たすけて農事や醤油売り附近......村落荷ひまはりつ醤油うりし代金くれぬもど......まはりつ醤油うりし代金くれぬもどかしさ腹たつまま廃業なしたり    ○わが村の豪... 3842
3843 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 下僕 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 30 件/ノ=30 ...─十五六歳頃─凍柱たつ麦......田に霜ふみて肥料をやれば手足こごれり肥料......ふみて肥料をやれば手足こごれり肥料一荷麦田にかけ帰るさに昇る旭......あたたかみかも白白と霜おく野辺もかつぎた......かみかも白白と霜おく野辺もかつぎたる肥料重さに汗にじむ肌    ○藁をきざみ糠に......ざみ糠にまぶして牛にやる朝したしきうまやおもて戸閂をはづして牛を牽きいだし夕べ......小川に追ひ入るる夏朝夕にこきつかはるる百......川に追ひ入るる夏朝夕にこきつかはるる百姓下僕のわれの牛に似しかなものいはぬ牛とか... 3843
3844 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 角力 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 34 件/ノ=34 ...─十六歳頃─金剛寺夜学にかよひて友がきと毎夜菎蒻......にかよひて友がきと毎夜菎蒻飯をたきくふ親目をし......びて米をかくし持ち菎蕩買ひて夜学......友と食ふ金剛寺栗山禅師に漢籍をならひをは......ををしへられチンプンカンプン訳が分らずそ意味がわからぬながら経文をなめらに読むぞ......なめらに読むぞ楽しかりけり法華宗妙見ごりばあさんに宗教心をそそられしわれ    ......んに宗教心をそそられしわれ    ○初秋山に柴かり角力とりて腰......関節またもやいためし籾荷ふ事さへかなはぬ... 3844
3845 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 荷車 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...─十七八歳頃─霜......夜......一番鶏に起き出でて凍てたる道を荷車曳き行......道を荷車曳き行く凍て道に足すベらせて土橋うへより荷車もろともに落つ父と子が川底に......子が川底に落ちてさいはひに微傷だもせず神救助か生活......資料......荷車破壊して貧しき世帯......なやみは増しぬ亀岡の寝しづまりたる町中を... 3845
3846 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 初恋 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 14 件/ノ=14 ...─十七八歳頃─人魂......出る夜なりけり恋人......家にかよひて雨に追はれぬうちつけにいふ言......つ高らかに歌を唄ひて軒端をさまよふ思ふ人軒端にべつたり出逢ひつつも......をもいはず惜しくわかれし労働......汗臭き肌をはぢらひて君恋ふるとはいひかね......はぢらひて君恋ふるとはいひかねにけるプロ家に生れたる身は若き日も人恋ふるさへため......さへためらひにけり    ○とりあげし秋収穫ことごとく地主に納めて喰ふ米なしまつ... 3846
3847 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 夜遊 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 27 件/ノ=27 ...─十七八歳頃─小夜更けて夜遊びにあき帰るさ......わが軒......柿ぬすむ人ありき柿......木......下にたたずみ何人ととへば木くだる顔にあき......にあきれし思はざる富みたる人が柿ぬすむそいやしさをあはれみしかなこ......ことは誰にも云うてくれるなとた......まれ今にその名を出さず朝夕に顔を見合はす... 3847
3848 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 合図 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 35 件/ノ=35 ...─十七八歳頃─口笛を吹いて二人......友垣は夕べ......門にわれを呼び出す無理やりに咳払ひして外......門にわれを呼び出す無理やりに咳払ひして外友にしばらく待てと合図なしける垂乳根......父にさとられつぎ......宵咳払ひして頭なぐらる口笛を覚られてより......頭なぐらる口笛を覚られてより吾が友は下駄音させ合図しにける塵払ひ障子......穴より突き出してしばらく待てと合図の返事... 3848
3849 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 悪友 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 37 件/ノ=37 ...─十八九歳頃─プロレタリヤ竹籔もたぬ家......子は垣根......外......筍あさり食ふ垣外......筍ほれば悪友......太吉きたりて持ち去り行きぬ小幡川に水あび......見て川よりあがれば袂に糞あり糞こきし太吉家に怒り行けばごろつき親父顎しやくりたり......入れぬと親父言ふ大亀と名を知られたる侠客伜の太吉のいたづら憎らし    ○丹波与... 3849
3850 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 獲鹿 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 25 件/ノ=25 ...─十八九歳頃─奥山に刈りし柴......荷を馬......背......嶮をつたひて風に飛ばさる打越......赤ずれ急坂柴になひ谷底ふかくすべり落ちし......になひ谷底ふかくすべり落ちし初春谷底に柴荷もろともまくられてころころ団子......足を傷つく谷底に転がるさまを友は見てあれ......驚くばかりすくはず救はむとすれどもあまり急坂に友もせんすべなかりしなるらむ道遠き... 3850
3851 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 転石 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 14 件/ノ=14 ...─二十歳頃─柴刈りに行きてなぐさめ半分に尾上......岩石谷間にころがす雷鳴......如く岩石おとたてて宙をとびつつ谷間に落ち......て宙をとびつつ谷間に落ち込む柴を刈る老人側に石落ちてはつとばかりに驚き飛び退くこ......側に石落ちてはつとばかりに驚き飛び退くこことを区長が聞きて怒り出しもと......処へ岩上げといふ五六人柴......友垣あひはかり区長......家に詑びてゆきたり意地悪き区長はなかなか... 3851
3852 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 背輪 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 26 件/ノ=26 ...─二十一二歳頃─共有......野山に入りて青柿......渋しぼり取り町に売りゆく柿......渋売りて小銭をまうけしと柴......友よりいやしまれける柿......渋売りし金子で書籍買ひ仕事......休みに読みふけりけり    ○思はずも山......休みに読みふけりけり    ○思はずも山柴刈る松のしたに松茸三本見つけてよろこぶ... 3852
3853 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 適齢 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 16 件/ノ=16 ...─二十一二歳頃─徴兵......検査に召され丈......高さ五尺二寸で乙種にまはさる穴太より適齢......高さ五尺二寸で乙種にまはさる穴太より適齢者四人ありていづれも丙種乙種......みなる悪戯......太吉は身......丈四尺九寸山椒は小粒でも辛いと威張りぬ細......寸山椒は小粒でも辛いと威張りぬ細うても樫木強いと腕まくり負け惜しみいふ太吉をかし... 3853
3854 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 同胞 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 23 件/ノ=23 ...─二十一二歳頃─何時までも吾が父母は子を産むと友......一人は怒りてかたる兄弟がせんぐりふえて厄......介が俺にかかるとくやむ友かなありもせぬ親財産兄弟にわけてやる......が辛いと友いふよい年をしていつまでも子を......でも子を孕む両親見れば阿呆らしと友いふそ頃にわが母上も孕みましぬ案じて夜な夜な宮......孕みましぬ案じて夜な夜な宮詣でせしわが母安産祈ると友聞いて君は馬鹿よと............しり笑ふ一人でも兄弟ふゆればいいぢやない... 3854
3855 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 趣味 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...─二十二三歳頃─わが父......里なる川辺......船岡に叔父をたづねて神教を聞くわが叔父......佐野清六は妙霊教会布教師として教会所持て......教会布教師として教会所持てり帰るさは大堰川を舟に乗り宇津根......浜に上陸なしたり何よりも楽しかりしは舟に......なしたり何よりも楽しかりしは舟に乗り大堰川を下るわかき日    ○千代川......今津の里に病む伯母を三日目毎に訪ね行きた... 3855
3856 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 祭礼 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 32 件/ノ=32 ...─二十二三歳頃─先祖より伝はる胯矢をとり出して池......真鯉をねらつて突き刺す玉......井......池にかひたる鯉一尾胯矢にさしてそつと捕獲......かひたる鯉一尾胯矢にさしてそつと捕獲す友家にとりたる鯉を持ちゆきて麦飯......副食物に舌つづみうつ氏神......祭礼......日はちかづきて鯉一尾足らぬを父は見出せり... 3856
3857 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 麦飯 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 24 件/ノ=24 ...─二十二三歳頃─朝まだき霜......刃をふみしめて山野にはたらく農家......生活夜から夜へ働き通せど麦飯もやすやす喰......せど麦飯もやすやす喰へぬ百姓なりけり人情紙より薄き世......なかに住む身は命......糧にくるしむ炎天......田にはたらきし汗......実の一つものこらぬ小百姓の冬欲望に限りも... 3857
3858 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 神詣 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 35 件/ノ=35 ...─二十二三歳頃─産土......神に夜な夜なまゐ詣で迷信家よとわらはれし......な夜なまゐ詣で迷信家よとわらはれしわれ人眼をし......びて夜な夜な疲れたる身を産土......社に運びぬ産土......夕べ......やみ......杜かげをしのびて一人宮に詣でしくらがりの... 3858
3859 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 城跡 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 56 件/ノ=56 ...─二十三四歳頃─形原神社正遷宮式に参拝し余興......武術に興じたる春形原神社祭典......ために亀岡......旧城内......開放されたる旧城趾銀杏......したにたたずみてわれ回天......偉業をおもふこ......城趾われの住家と口ばしり空想家よと父にし... 3859
3860 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 観音堂 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 39 件/ノ=39 ...─二十三四歳頃─穴太寺観音堂......法会......夜こころ合ひたる女とかたる穴太寺春......法会......無縁経に有縁......女と語る楽しさ観音堂......裏......小暗き庭にたち堅く握りし手は熱かりき何と... 3860
3861 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 搾乳 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 14 件/ノ=14 ...─二十三四歳頃─われ二十三歳......夏田植すまし修学......ため園部に出でゆく吾が従兄弟獣医井上直吉......ため園部に出でゆく吾が従兄弟獣医井上直吉もとにいたりて獣医学まなべり獣医学研究......かたはら牧場に牛乳しぼりていそしみにけり......はら牧場に牛乳しぼりていそしみにけり数頭牛......手いれとくさかりと搾乳配達寸閑もなし寸閑......にはいらず    ○獣医学研究を兼ね敷島歌まなびせし惟平翁に南陽寺境内安養亭に宿... 3861
3862 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 麦蒔 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 30 件/ノ=30 ...─二十三四歳頃─一円......懸賞づきにて醤油五合飲みくらべせし友......つどひて眼をつぶり顔をしかめて五合......醤油をやつと飲み干しにけり咽喉かわき耐へ......み干しにけり咽喉かわき耐へがたきまま里川流水がぶがぶ鯨飲なしたり冷水を幾許飲んで......いたみ雪隠に一日数十度かよひつめたり一円懸賞とりて農繁......秋半月を病床にくるしむわが病める原因父は......腹下し瘠せおとろへし身を起し泣き泣き秋田麦蒔なしぬ空想にふけりつ秋田に麦を蒔きつ... 3862
3863 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 米搗 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 21 件/ノ=21 ...─二十三四歳頃─旱魃......稲田に水をそそがむと昼夜わかたず注水をな......に水をそそがむと昼夜わかたず注水をなす稲田は白くかわきて土地亀裂萎びし稲葉見る目......○用水井掘らむと水筋かんがへて深夜に地下水脈さぐりぬ地......中......流るる水......脈さぐることに妙得しわれとなりけり村人に......とに妙得しわれとなりけり村人に頼まれ地中水脈を探りて井掘ればあやまたざりけり用水... 3863
3864 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 毛布 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 28 件/ノ=28 ...─二十三四歳頃─物ごころさとりはじめて夜遊びに赤毛布......毛布肩にかけて出でたり毛布裏に小砂利や木葉......付着せるを翌朝見出でて顔赤めつつ夜遊びに......は男惣嫁よとわらふ友がき二人坐す夜辻に人気配しておどろき毛布捨ててて逃げたり小夜......更けて毛布拾はむと潜みゆけば跡方もなく梟鳴く梟......鳴く音も吾をあざけるごと耳にさはりて腹......立つ夜半梟......鳴く音憎しとたたずめば木下蔭より細い手が... 3864
3865 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 晩秋 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 23 件/ノ=23 ...─二十三四歳頃─晩秋......霜おく夜半......稲......番は火をたかずして忍べざりけり真夜中に眼......して忍べざりけり真夜中に眼さませば番小屋外にひそ泣く女......こゑあり眠き目をこすり藁戸をひらき見れば......藁戸をひらき見れば毛布抱へて女立ち居り霜夜......寒さ思ひてあづかりし毛布を返しに来しと女... 3865
3866 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 靴音 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 34 件/ノ=34 ...─二十三四歳頃─牧場に一人寝ねたる月......夜をし......び入り来る女ありけりこ......女まだ十六......秋ながらいたくませたりつかつかも......云ふつかつかとも......言ふ女をはづかしみわが面ほてりてうつむき......はづかしみわが面ほてりてうつむきて居りこ女二世を契れと泣きつきて帰らぬ夜半を井上... 3866
3867 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 解剖 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 14 件/ノ=14 ...─二十三四歳頃─飼犬が発病なしてびつこひき百日余にし......支炎と診断しわれは心臓糸状虫と断ず南陽寺飼犬なれば境内......墓地に住職あつくはうむる斃れたる犬......病状さぐらむと闇夜墓地にし......びてぞ行くテーランをとぼして犬......墓を掘り解剖服にてメスふり回す第一に心臓......一に心臓部目がけて解剖刀ぐさりとさせば髪毛よだつ心臓を解剖すれば糸状虫ウヨウヨと......わきゐたりけり獣医術にわれは勝てりと会心笑みを夜間にもらしたる墓地テーランに照ら... 3867
3868 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 病牛 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 34 件/ノ=34 ...─二十三四歳頃─牛畜......流行性感冒むらむらにありて井上往診いそが......感冒むらむらにありて井上往診いそがし井上留守に薬をとりにくる飼主にわれ薬をあたふ......ば井上は十五銭よと目をむきいかる二銭ほど薬を十銭に売つた......に何が悪いと抗弁をなす猪古才な世帯知らず......ら棍棒もちてなぐりにかかる逃げながら麦畑土をひつつかみ井上目がけて投げかけにけり......して家に帰れリ約五里を隔てし和知より病牛往診た......み百姓来れり井上はいそいそとして金儲けま... 3868
3869 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 歌会 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 13 件/ノ=13 ...─二十三四歳頃─井上......留守をさいはひ獣医服そつと身につけ逍遥す......ひ獣医服そつと身につけ逍遥する町文助と徳二人を牧場にやとひ入れられ小閑を得る家畜......ひ入れられ小閑を得る家畜医範十六冊五千頁こらずわれは浄写なしたり浄写せしためにや......略暗記することを得し    ○獣医学和歌研究そ......ほかに冠句俳句に趣味をもちたり十歳......岡田和厚氏ともとして天神町......牧場に住む南陽寺楚玉禅師の長子なる岡田和... 3869
3870 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 腕力 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 25 件/ノ=25 ...─二十三四歳頃─牛乳......得意先なる本町......内藤菓子屋にいつもやすらふ牛乳......配逹をはればかへり路は内藤方に休むをつね......へり路は内藤方に休むをつねとす十六貫砂糖つつみかつがむと共肌ぬいできばりかけたり......かつがむと共肌ぬいできばりかけたり二十貫五斗俵米楽楽とかつげる自分とあなどりてか......つげる自分とあなどりてかかる中なかに砂糖包みおもくして千辛万苦やつとかつぎぬ砂糖......れば店員は両手を拍つて一斉にわらふ十六貫砂糖づつみにあらずして其実三十二貫ありけ... 3870
3871 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 帰郷 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 16 件/ノ=16 ...─二十三四歳頃─南陽寺和尚仲人にて口人で西田......むすめ縫子をもらふ二三日すれば新婦......おしろいはげて頬......あたりに黒あざが出るくづも......をつきつけられたと井上がぼやくことぼやく......つけられたと井上がぼやくことぼやくこと気毒なりけり井上は離婚なさむとあせれども早......ども早くも妻は懐胎してをりやむを得ず妊娠ため泣き寝入り抱き寝入りて終に相和す新嫁......ため泣き寝入り抱き寝入りて終に相和す新嫁書生あつかひしよるのが癪にさはつて水桶か... 3871
3872 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 牧場 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 17 件/ノ=17 ...─二十三四歳頃─園部より逃げて帰ればわが父は額......凸凹眺めておどろく園部より五里......夜道を逃げ帰りほろりとなつた吾が家......軒凸凹は如何して出来た直吉に叩かれたかと......は問ひけり実状をあかせば父は憤慨しせがれ頭を打ちよつたと怒る親でさへ打たぬ頭を直......休めと宣りて野に行く大切な息子を打つた直奴もうかへさぬと父雄たけびすこ......夏は大旱魃ぢや幸に稲田に水かへさせんとよ......途端に足場はづし井戸に陥り両腕ぬきたりそ時にぬきたる疵が六十の今になつてもものい... 3872
3873 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 獣医 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 17 件/ノ=17 ...─二十三四歳頃─あさまだき篭をかつぎて学校......堤に生える露草を刈れり露草を腰もたわわに......りゆく文助は牛に餌をやり徳はまた園部以外村むらまはる    ○牛乳......売り余りをば持ちかへり犬に食はせつわれも......持ちかへり犬に食はせつわれも飲みつつ牛乳茶漬こしらへ日に二升ばかり毎日飲みたらひ......らせ連れかへり叩き殺して解剖をなす骨一つこらず肉をこそげおとし犬......骸骨床に置きみる犬......肉砂糖と醤油にて熟煮して附近の子供と共に... 3873
3874 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 生業 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 20 件/ノ=20 ...─二十三四歳頃─次......日は牛狂ひ出し荒れまはり人を目がけてつッ......れ牛おさへてすぐに撲殺なしたり屠牛者はそ夕べより牛......ごとうなり苦しみ十日目に死す何人も牛が憑......るを聞きて気がわるくなりぬ    ○半月......ちに井上四師団ゆ不合格にてかへりきたれり......井上四師団ゆ不合格にてかへりきたれり井上かへりし日より獣医学研究ひたとおもひとど......しむデボン種やホルスタイン種いろいろと乳研究はじめたりける新聞や戦争実記に読みふ... 3874
3875 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 逃牛 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 16 件/ノ=16 ...─二十三四歳頃─乳牛は......こらず天神山に入り逃げてかへらず搾乳出来......ず天神山に入り逃げてかへらず搾乳出来ずそためにそ......日......朝......配達はやめて得意をあやまりまはる文助と徳......意をあやまりまはる文助と徳と三人天神山にぼりてゆふぐれ牛つれかへる一日......あひだ十頭の牛さがしくたぶれはてて搾乳出... 3875
3876 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 信仰 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 24 件/ノ=24 ...─二十四歳頃─妙霊教会に詣で奥歯臼歯......劇痛を封じてもらひ信仰に入る造化三神天照......信仰に入る造化三神天照皇大御神あさゆふいる妙霊教会妙妙をいくたびとなくくりかへし......たびとなくくりかへし信徒とともに神前にいる十三歳父と本部に詣でしがふたたび叔父と......歳父と本部に詣でしがふたたび叔父と二十四年詣でぬ布教師......叔父に誘はれ兵庫県春日江村......本部に参詣したり妙霊教会本部に詣れば教祖......教祖なる山内教主布教師になれと勧む勢至翁言葉にわれは面喰ひ熟考しますといひてわか... 3876
3877 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 妙妙 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 29 件/ノ=29 ...─二十四歳頃─わが父は家に祭壇あひもうけあした夕べ......んと綽名され若き自分は恥ぢらひたりけり歯いたみ封じて呉れた神様も妙妙だけはいやに......も妙妙だけはいやになりしなりわが村に五人妙霊新信者父が宣伝......ために出来たり月次祭に祝詞称へに廻れよと......にいはれて困り果てたる何よりもはづかしいが一杯でどうしても口から妙妙が出ず天津祝......はず逃げかへりける本部より岸本布教師巡教ためにきたりて布教師すすむる岸本氏......すすめによりて吾が父......布教師すすむることの辛さよ    ○故郷... 3877
3878 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 試験 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 19 件/ノ=19 ...─二十五歳頃─獣医学断念したれど農商務省獣医試験に......て京都府庁に立ち出でてゆく受験生五十四名そ......うちで学術試験......合格者五人二番目に合格したれど蹄鉄術実地......なびたることなき吾には少し無理なる十九回獣医試験......費用とし金一円をおくりし井上一ケ月三円支......用とし金一円をおくりし井上一ケ月三円支給約束を三年つとめて一円くれたりこ......うへもなく吝嗇の井上を猿喰はず柿とぞ人は... 3878
3879 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 満俺鉄 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 43 件/ノ=43 ...─二十五歳頃─満俺砿さぐらむとして南桑田船井両郡......山かけまはる赤禿......山よぢ......ぼり黒き岩を鑿にてかきとり満俺とよろこぶ......ぐり手や足にかすり傷してなほ倦まざりきこ頃......喜楽は如何かしてゐると村上信夫氏あやしみ......やしみて問ふ満俺砿みつけて一つ金儲けするといへば村上氏うなづく喜楽さん俺も一緒に......村上氏いふ村上氏ともなひ握飯もちてあたり山山かけめぐりたり船岡に満俺砿が出るとき... 3879
3880 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 開業 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 21 件/ノ=21 ...─二十五歳頃─ラムネをば製造販売せむとして園水社な......る会社をおこせり酒石酸単舎利別や硫酸やそ他......薬でラムネをつくる薬学を研究......結果飲料水ラムネ製造......技術をさとりぬ硫酸を単舎利別とまちがへて......すぐさまに単舎利別をがぶがぶと呑みて硫酸害をまぬがる単舎利を沢山......みて喉かわき水二三升をたちまちに呑むそ......ために少しく喉と舌あれて六十の今に声かす... 3880
3881 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 相聞 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 22 件/ノ=22 ...─二十五歳頃─真夜中に雪踏みわけて想ふ人......家にかよひぬ二十五......春二十五......春迎へども初初しく子供......やうだといへる彼はもあまりにも人目......関......たかければ小暗き籔......細道ゆかよふふつくらと肥えたる彼女の白き... 3881
3882 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 紅筆 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 35 件/ノ=35 ...─二十五歳頃─大ぞら......月に薄雲かかるごと二人......仲になやみ......湧きぬ朝夕に彼女......面......悩ましさ見るわが胸は裂けなむとせり悲しみ......悩ましさ見るわが胸は裂けなむとせり悲しみ極みは恋と聞きぬれどかほど辛しとおもはざ......かほど辛しとおもはざりしよ咲き匂ふこころ花は夜嵐にうちたたかれて散らむとぞせしそ... 3882
3883 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 名残 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 23 件/ノ=23 ...─二十五歳頃─懇切な姉......依頼......手紙みてい......ち......恋を捨てしわれかな男らしく恋は捨つれどど......男らしく恋は捨つれどどこやらに名残惜しさ背骨がいたむ垂乳根......父は吾が子と提げくらべしたりといひて憤慨......憤慨なし居り恋人を他人にとらるる弱き男末見込みがたたぬと父いふ遠くともみづから行... 3883
3884 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 相思 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 46 件/ノ=46 ...─二十五歳頃─俳諧......席にまみえし十七......女性と視線......あへる夕暮も......言はぬ彼女......心朧ながら吾に会へりとほほゑみてかへる大......吾に会へりとほほゑみてかへる大井神社祭礼夜半に逢はむも......とたそがれかけて橋の上に待つ彼の女母と妹... 3884
3885 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 留守 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 27 件/ノ=27 ...─二十五六歳頃─何ごとも知らぬと云へば彼......女白ばくれなと吾が背をたたけり眉目清秀立......やすしとかたる立派なる青年なりとて無財産人にはやれぬと切り出す母親農村......或る富豪に結婚......約束あれば切れてくれと言ふそ......母......言葉にあきれしばし......間ただうつむきて黙しゐにけりうつむきて黙... 3885
3886 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 逆耳 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 20 件/ノ=20 ...─二十五六歳頃─門口に人......足おときこえつつ彼女......夫かへりきたれり牛乳屋さん吾が家に入りて......何気なくいふあまりにも草臥れ果ててしばし間やすみましたと言葉......綾織る何気なく彼女に言葉あらためてこころ......出でたり    ○朝なさな彼女に逢ふをたしみに程遠き道を牛乳くばりゆく牛乳持ちて......き道を牛乳くばりゆく牛乳持ちてゆけば彼女かげもなし逃げ帰りしと家人は言へりあくる......顔を睨めつけながら仲人は青瓢箪と他所事にのしる富豪の当家をいとうてかへる奴先が見... 3886
3887 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 血潮 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 28 件/ノ=28 ...─二十五六歳頃─母親......肩で風きりかへりたる三日目......朝彼女......ふみ来る玉章を披きて見れば京都市へ奉公に......都市へ奉公にやらるとしるしありけり京都市呉服店にて奉公すると彼女......手紙こまごまきたる真心......君におはせば一度位は訪ね来ませとしるしあ......りたり矢も楯もたまらず京都市大宮通り四条呉服店を訪ひゆく呉服店に入りて品物調べつ... 3887
3888 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 夢現 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 23 件/ノ=23 ...─二十五六歳頃─恋人を京阪両地にさらはれて一人さびし......ひにけり糞汁にまみれて朝夕牛を飼ふ若き日吾血は燃えさかる里......女は数多あれども彼女等にくらべて胸......血は湧きたたず浄瑠璃......稽古をはりて帰るさ......辻に彼女......まぼろしを見しああ君と云ひよる刹那に烟......ごとパッと消えたる気味悪さかなわが魂は彼... 3888
3889 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 養子 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 24 件/ノ=24 ...─二十五六歳頃─失恋......身にも世間はひろきも......春......ひかりはさしそめにけり白梅......月にかをれる夜なりしよ思はぬ人と木蔭にた......むぽつかりと月に浮き出し白い顔わが目に花ごとくうつれる心臓......皷動はげしくをさまらず面ほてりつつしばし......黙しぬただ二人黙したたずむ足もとにどろ足犬きたりとびつく飛びつきし犬に彼女はおど... 3889
3890 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 百日 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 19 件/ノ=19 ...─二十五六歳頃─二三日たちて彼女......水茎......あとくろぐろと父......手に入る朝夕......仕事もろくに手......つかぬ子養子にやらむときり出す垂乳根同情......つかぬ子養子にやらむときり出す垂乳根同情親......言葉に感激しうれしなみだにしばしくれたり... 3890
3891 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 歌舞 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 19 件/ノ=19 ...─二十五六歳頃─むつかしき養家......親子にわかれてゆそろそろ歌舞......稽古はじめぬ稗田野......佐伯......糸子を師匠とし毎夜かよひて歌ひ舞ひけり雨......糸子を師匠とし毎夜かよひて歌ひ舞ひけり雨夜も雪......夕べも通ひつめぬ歌舞......ほかにも望みいだきて長唄や端唄やをどり舞... 3891
3892 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 落角 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...─二十五六歳頃─後家......家に牛乳配りゆけば吾を見て地蔵眉毛と追ひ......けば吾を見て地蔵眉毛と追ひかけまはる新田地蔵をまつるこ......後家はわれを仏と間違へたるらし牛乳くばる......を仏と間違へたるらし牛乳くばるお前は子供守り神地蔵地蔵と追ひ来る後家婆牧畜......ほかに小作田五千坪牧畜......ひまにたがやしにけり乳牛......糞尿のこらず田に入れて土肥えたればみのり... 3892
3893 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 忍路 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 37 件/ノ=37 ...─二十五六歳頃─白梅......花から桃へ桜へと蝶......ごとくにうつらふわかき日桃色......面はうるはし桜花......かをるもめぐし春......こころは吾が軒に巣くふ燕......仲......よさつらつらみつつもゆる胸の火紫雲英咲く... 3893
3894 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 意馬 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 28 件/ノ=28 ...─二十五六歳頃─花にくるふ小鳥や蝶......自由さを見るたびごとに羨みて見し意地悪き......さを見るたびごとに羨みて見し意地悪き彼女母は瞬間も目ばなさざりき影......ごとくに百日で追ひ出されるやうな男......子には相手になるなと彼女......母云ふれんじ窓......外より親娘......問答を闇にききつつ歯ぎしりをかむれんじ窓... 3894
3895 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 後姿 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 30 件/ノ=30 ...─二十五六歳頃─野上がり......青草刈らむと山にゆきて彼女に逢ひぬ谷川......辺に話すべきことは山ほどありながら口篭も......どありながら口篭もるかな故は知らねど谷川水を鎌にていぢりつつ彼女も吾もうつむき向......つつ彼女も吾もうつむき向へり盗み目に彼女面をながむれば色紅に染まりてあるも瀬をは......染まりてあるも瀬をはやみ岩にせかるる谷川百人一首......歌身にせまるこ......歌をひそびそよみつ何ゆゑか彼女の前に声ふ... 3895
3896 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 押掛 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 15 件/ノ=15 ...─二十五六歳頃─今シヤンがし......んで来たと若者がわが牧場......まへにささやくつぎつぎに若者つどひ人垣を......あけて皆さんお這入りなされと招く若者は潮ごとく門ぐちを押すな押すなとみだれてぞ入......こりや喜楽馬鹿にするなとぞめきつつ座敷にぼり吾が夜具をはぐこりや助平何をさらすと......白いおもしろい喜楽怒つたと友は手を拍つ彼女すつかり度胸を落ちつけて妾や喜楽......女房だといふ女房を貰うて何故披露せぬ祝う......一斗米五升雑魚三升買うてふれまふ若者は牛餌焚く大鍋に米と雑魚とをぶちこんで煮る一... 3896
3897 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 親子 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...─二十六七歳頃─夕暮に吾が住む館にたづね来しをみなを......が住む館にたづね来しをみなをおくる真夜中道小幡橋わたるころより雪降りて吹く風さむ......雪降りて吹く風さむく家路にともなふ約二里彼女がやかたへ雪......道高下駄はきておくり着きたり中村......彼女......父はおどろきてお前は何処......馬骨かと訊く侠客......名を売つてゐた多田亀は一人むすめの彼女の... 3897
3898 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 髪梳 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 25 件/ノ=25 ...─二十六七歳頃─友禅......派手な蹴出しを冬......風にまくらせ彼女は吾を送れり高下駄を穿ち......女は吾を送れり高下駄を穿ちて雪道かへるさ田圃......なかに転げ落ちたる起きる......は容易なれども彼女......手に抱かれむ為そ......ままにをり彼の女悲鳴をあげてわが身体力に... 3898
3899 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 野送 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 34 件/ノ=34 ...─二十六七歳頃─こ......日頃病に臥せるわが父はどれなと女房にきめ......わが父はどれなと女房にきめおけといふ内縁妻はあれども一生......妻見あたらずと吾こたへけりわが生命もう長......父言ふ大いなる希望ある身はやすやすと会心妻見当らざるなり父と吾......話をそつと立聞きて彼女はたちまち泣きいだ......女はたちまち泣きいだしたりしまつたと心を......き次の間にたち出でみれば彼女のかげなし裏... 3899
3900 全集 第8巻 わが半生 【上巻】故郷弐拾八年 捨鉢 出口王仁三郎 1935刊 DB
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全 31 件/ノ=31 ...─二十六七歳頃─稲み......る秋......田......面に親鳥にはなれて一人鎌もつ若き日霜......あした雨......夕べをひしひしと淋しさ迫る父なき吾には稲......べをひしひしと淋しさ迫る父なき吾には稲みる秋......田の面に茫然と鎌握りたるままにたたずむあ... 3900
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