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2001 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第12章 太子微行〔1714〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 118 件/ノ=118 ... スダルマン太子は左守一子アリナと共に窮屈な殿内生活を逃れて心......一子アリナと共に窮屈な殿内生活を逃れて心駒......進むまま膝栗毛に鞭ちタラハン城......東北に当る樹木鬱蒼たる城山を目指して進み......いた事もない麗はしき羽翼を拡げた百鳥、木間にチユンチユンと囀り、デカタン高原名物......間にチユンチユンと囀り、デカタン高原名物風は今日は殊更穏かに吹き渡り自然......音楽を奏し、山野......草木は惟神的舞踏を演じ、谷川の流れは激湍... 2001
2002 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第13章 山中火光〔1715〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 177 件/ノ=177 ... 太子は物珍らしげに四方広原を瞰下し乍ら、尾上......風に吹かれつつ、心......向ふ儘ドンドンと進み行く。日は西山にズツ......。日は西山にズツポリと沈んで、ソロソロ暗帳が下りて来た。百鳥は老木......梢に宿を求めてチユンチユンと鈴......やうな声で囀つて居る。折から昇る月光は殊......て居る。折から昇る月光は殊更美しく、一点雲翳もなき大空を、隈なく照らして居る。此......て有名なるトリデ山と云ふ。太子はトリデ山頂上に突立つた大岩石の上に安坐しながら、... 2002
2003 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第14章 獣念気〔1716〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 231 件/ノ=231 ... タラハン城市を去る正北十里地点に、タニグク山といふ高山が聳えてゐる......タニグク山といふ高山が聳えてゐる。南西北三方は嶮峻なる高山に包まれ、僅に東......一方に細い入口があつて、淙々たる谷水は此......より流出するやうになつてゐる。タニグク山山麓には天然......大岩窟が穿たれてゐる。カラピン王を諫めて......ラピン王を諫めて吾妻を殺され、自分も亦刃錆とならむとせし危機一髪......難を遁れ、太子スダルマン......妃と迄内定してゐた当時六才の娘スバール姫... 2003
2004 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第15章 貂心暴〔1717〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 227 件/ノ=227 ... 一方バルギーは沢山部下に酒肴及美食を与へ『今日は奥様......十年祭だから、遠慮会釈もなく呑め喰へ』と......』と命令しおき、コルトンと共にシャカンナ居間に細長い干瓢頭をニユツと突き出した。......承はれば、今晩は最早読経は御廃しになると事、……英雄と英雄と......会合が何より......御回向になる……と仰せられた......を承はり、部下に用意......酒肴を与へておきました。大変な御機嫌で厶... 2004
2005 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第16章 酒艶月〔1718〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 211 件/ノ=211 ...ら自分にゾッコン惚て来たやうな気分がしたで益々得意となり、顔......相好を崩し、身知らずに左......手から川端......乱杭......やうな歯......口へ盃を運んで居る。玄『オイ、ダリヤ、さ......玄『オイ、ダリヤ、さう夫許りに酒をつぐもぢやない。エー、チツト人さま......手前もあらうぞや。どうだ、チツト親方にも... 2005
2006 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第3篇 多羅煩獄 第17章 晨驚愕〔1719〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 174 件/ノ=174 ... 十四日月は空に白けて星影薄く、カアカアと鳴く烏......月は空に白けて星影薄く、カアカアと鳴く烏声に東......空は白み初めた。コルトンはふつと目を醒ま......ば緋縮緬を白い薄絹で包んだやうなダリヤ姫影もなく、羅漢面......醜男バルギー......姿も見えない。はて不思議だと訝かしみ乍ら......不思議だと訝かしみ乍ら、大親分シャカンナ寝顔を見れば額にモーイヌと片仮名で記して......と振り返つて額を見ればこれ又ネンネコと女筆蹟で記してある。コルトンは直ちに玄真坊... 2006
2007 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第4篇 山色連天 第18章 月下露〔1720〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 196 件/ノ=196 ... シャカンナはタニグク山......麓なる岩窟に附属せる建物を全部焼払ひ、ス......で一ケ月許りも淋しき月日を送つた。十五夜満月は頭上高く輝いてゐる。シャカンナ及ス......ナ及スバール姫は室内に横たはり、早くも鼾声さへ屋外に聞えてゐる。コルトンは気が立......ゐる。コルトンは気が立つて眠られず、谷川流れに月......影が映つて、面白く砕けて流るる様を見て興......て流るる様を見て興に入つてゐた。そこへ上方......山から小柴をペキペキ踏み折乍ら、うら若い... 2007
2008 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第4篇 山色連天 第19章 絵姿〔1721〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 259 件/ノ=259 ... 十八年お慈悲......牢を漸く脱出し、寵臣......アリナと共に、心ゆく迄山野......清遊を試み、其嬉しさと愉快さに帰路を忘れ......さと愉快さに帰路を忘れ、一切を忘却し、心駒に打ち任せて、思はぬ深山......奥へ迷ひ込んだタラハン城......太子も、又太子......意を迎へて山野に案内し、方向に迷ひ、帰路... 2008
2009 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第4篇 山色連天 第20章 曲津陋呵〔1722〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 198 件/ノ=198 ... タラハン城内カラピン王御前に左守右守を初めとし、数多......重臣が薬鑵頭に湯気を立て太子が知らぬ間に......は今日で三日になつても、まだ帰つて来ないは、どうしたも......だらう。何か、いい考へはつかないか......う』左守『ハイ、誠に恐れ入つた次第で厶り......、誠に恐れ入つた次第で厶ります。殿中監督任にあり乍ら、此老臣、大王に対し奉り、死......て謝するより外に道は厶いませぬ』王『其方悴も、まだ帰つて来ぬか。余は思ふに、日頃......、まだ帰つて来ぬか。余は思ふに、日頃太子気に入り、其方が悴とどつかの山奥へ踏み迷... 2009
2010 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第4篇 山色連天 第21章 針灸思想〔1723〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 214 件/ノ=214 ... 左守悴アリナは、評議......結果一ケ月......謹慎を命ぜられ、父......館に閉ぢ籠められて居た。左守司......ガンヂーも別に王から......咎めはなけれども、殿中を騒し右守と刃傷し......『オイ悴、貴様は何と云ふ不埒な事を致しただ。貴様がいつも太子......君を煽て上げ、共産主義だとか、人類愛善だ... 2010
2011 霊界物語 第67巻 山河草木 午 第4篇 山色連天 第22章 憧憬美〔1724〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 179 件/ノ=179 ... 太子は吾館奥深く潜み乍ら、スバール姫......画姿を床......間に掛け、朝夕天真......美貌に憧憬し、思ひを遠く朝倉谷......賤が伏家に通はせてゐた。寵臣......アリナは三十日......監禁を命ぜられ、話相手もなく、実に淋しき......実に淋しき思ひに悩んでゐたが、スバール嬢画姿を見ては、煩悶苦悩の炎を消してゐた。... 2011
2012 霊界物語 第67巻 山河草木 午 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 55 件/ノ=55 ...既に天国にあり〈総説(初)〉恋すてふこと天地......罪ならば    世は曲津み......棲家とならむ〈総説(初)〉世......中に恋てふも............なかりせば    平和......風は永遠に吹かまじ〈総説(初)〉恋愛を口......を口にするさへ嫌ふといふ    人は偽善権化なりけり〈総説(初)〉誰も彼も竝べて... 2012
2013 霊界物語 第68巻 山河草木 未 前付 序文 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 67 件/ノ=67 ...に取つても、又著者自身に取つても、大革新気分......漂うた不思議な年である。先づ世界......出来事はさて措いて、大本......過去一年間......活躍史を見れば、エスペラント語を以て綴り......大本雑誌を世界四十八ケ国に発送し、且世界各地より大本を求めて来る者最多く、次いで......で大本瑞祥会を亀岡より綾部に移して、教務統一を計り、役員職員を新任し、規約を制定......員を新任し、規約を制定して、大いに神人愛為鵬翼を張つて天下に高翔せむとする機運に... 2013
2014 霊界物語 第68巻 山河草木 未 前付 総説 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 44 件/ノ=44 ... 本巻は前巻後をうけて、印度タラハン王国......太子スダルマンを中心とせる、同国......祭政一致......維新に至る波乱重畳たる経路を口述せられた......に至る波乱重畳たる経路を口述せられたるもにして、太子及旧左守......娘スバール姫......燃ゆるが如き初恋......描写より、太子唯一の寵臣アリナの活躍に依... 2014
2015 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第1篇 名花移植 第1章 貞操論〔1725〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 471 件/ノ=471 ... 樹々緑も浅倉山......嫩芽、巻紙を拡げて一枚々々楕円......舌をはみ出し、晩春......風に揺られて無言......囁きをつづけて居る。 春......終りとは云へ、高地帯......山奥では都路に比して一ケ月ばかり木......芽の生立ちも遅れてゐる。 虎、狼、獅子、... 2015
2016 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第1篇 名花移植 第2章 恋盗詞〔1726〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 363 件/ノ=363 ... 政治学研究や、新思想......探究に没頭し、タラハン国上下......現状を痛歎......余り心身疲労し、さしも明敏なりし頭脳も霞......て山を見るが如く、朦朧として鮮明を欠ぎ外見る目よりは、憂鬱病者かと疑はるる迄に煩......よりは、憂鬱病者かと疑はるる迄に煩悶苦悩結果殿内深く閉ぢ籠もつて、父王......頑迷固陋なる骨董品的教訓を嫌ひ、又老臣共......頑迷固陋なる骨董品的教訓を嫌ひ、又老臣共時代後れの古風の頭より絞り出した、種々の... 2016
2017 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第1篇 名花移植 第3章 山出女〔1727〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 221 件/ノ=221 ... 世人相棒にも使はれず、何事にも茫然として無関......、何事にも茫然として無関心な馬鹿者位、世中に幸福にして且強いも......はない。そこに馬鹿者......無限......妙味が存在する......である。馬鹿は殆ど人間が不可抗力を備へた......ある。馬鹿は殆ど人間が不可抗力を備へた者称号である。素よりせせこましい、齷齪たる......る。素よりせせこましい、齷齪たる普通一般規矩定木を以て律することの出来ない困り者... 2017
2018 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第1篇 名花移植 第4章 茶湯艶〔1728〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 207 件/ノ=207 ... タラハン市町外れ、裏は薄濁つた可なり広い溝が流れて......薄濁つた可なり広い溝が流れてゐる。常磐木こんもりとした余り広からぬ屋敷......中に茶湯......宗匠タルチン......形ばかり......茅屋が建つてゐる。家は古く狭けれども宗匠......屋と離れて煩き物音も聞えず、生い茂れる庭植込みを吾物と見れば、世間体を飾つた紳士......みを吾物と見れば、世間体を飾つた紳士紳商苦しい外観を飾る別荘よりも遥に勝り、呑気... 2018
2019 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第2篇 恋火狼火 第5章 変装太子〔1729〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 180 件/ノ=180 ... タラハン城太子殿奥......間には、スダルマン太子と、アリナがいつも......間には、スダルマン太子と、アリナがいつも如く睦しげに首を鳩めて或秘密を語り合つて......太子『いやもう本当に愉快だつた。人生恋愛成就した時位楽しいも......はない。余も生れかへつたやうな心持がした......生れかへつたやうな心持がしたよ。之と云ふもお前......尽力......致す所と感謝して居る』ア『勿体ない何と云... 2019
2020 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第2篇 恋火狼火 第6章 信夫恋〔1730〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 215 件/ノ=215 ... 夕陽山端に傾いて、遠寺......鐘ボーンボーンと鳴り響き、諸行無常......世......有様を警告してゐる。間毎々々に照り輝く銀......様を警告してゐる。間毎々々に照り輝く銀燭光に、変装太子......面貌は益々清く麗しく、錦衣を着用したる其......さへも忍ぶ様な気になつてゐた。そこへ衣摺音しとやかに簾......外に頭を下げ、二拍手し乍ら、女『恐れ乍ら... 2020
2021 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第2篇 恋火狼火 第7章 茶火酌〔1731〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 171 件/ノ=171 ... 向日森......片辺に住む茶湯......宗匠タルチンは、思はぬ福......神......御来臨と笑壺に入り、茶室は太子とスバール......御来臨と笑壺に入り、茶室は太子とスバール自由歓楽場となし、スバール姫に茶......湯を教へると云ふ......はホンの表向、実は両人の恋を完成せむ為ア... 2021
2022 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第2篇 恋火狼火 第8章 帰鬼逸迫〔1732〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 189 件/ノ=189 ... タラハン市大火災は市......過半を焼き払ひ、遂には城内迄飛火して茶寮......城内迄飛火して茶寮一棟を烏有に帰した。城内外は阿鼻叫喚......地獄と化し、不逞首陀団や主義者団が一致協......義者団が一致協力して、強盗、強姦、殺人等悪業を逞しふし目も当てられぬ惨状を演じた......付侍迄も繰出して、漸くに火を消し止め暴徒乱業を喰ひ留むる事を得た。左守は吾邸宅を......撫に努めて居たが、やうやく騒動が治まつたで蒼皇として大王......居間に伺候し見れば、大王は老病にて臥床中... 2022
2023 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第3篇 民声魔声 第9章 衡平運動〔1733〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 162 件/ノ=162 ... 上に大名あれ共、時代を解し国家永遠神策を弁へたる輔弼棟梁たるべき小名なく、......なく、所在虚偽と罪悪と権謀術数を以て施政大本となし、重税を課して膏血を絞り、上に......ジョア階級なる者は、肥馬軽裘、有らむ限り贅を尽し、行人......迷惑を顧みずブウブウと自動車を飛ばして、......々たる屁と土埃を浴びせて平気に行く。貧民子は自動車に轢き殺されても、之を訴へ出づ......を為して、公々然縦横に濶歩し、弱者は往来車馬に踏み躙られ悲鳴を上げ、九死......境に呻吟す。文明利器......交通機関は可なりに進歩し完備すれども、貧... 2023
2024 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第3篇 民声魔声 第10章 宗匠財〔1734〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 220 件/ノ=220 ... 取締所を中心とし附近に於ける民衆と侍と闘争は、一時酣となつて来たが民衆......救主、貧民......慈母と尊敬されて居る大頭目......バランスを取返さむとして、民衆一般は爺も......取返さむとして、民衆一般は爺も婆も、脛腰立つも......、猫も杓子も刻々に集まり来り其......勢凄じく、目付隊も侍も如何ともすべからず......からず、遂に大目付頭も我を折つてバランス縄を解き、民衆との妥協を図り且つ、諫言申... 2024
2025 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第3篇 民声魔声 第11章 宮山嵐〔1735〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 200 件/ノ=200 ...ラハン城より正南に当つて三千メートル許り地点に千年......老木鬱蒼として生え茂る風景......よき小高き独立したる山がある。是を国人は......き独立したる山がある。是を国人はタラハン大宮山と称へて居る。山......周りに深い池が廻つて居て碧潭を湛えて居る......て居て碧潭を湛えて居る。此山にはウラル教祖神盤古神王が宮柱太敷建て、開闢......昔より鎮祭されタラハン王家......氏神として王家の尊敬最も深く市民は此地を... 2025
2026 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第3篇 民声魔声 第12章 妻狼囁〔1736〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 183 件/ノ=183 ... 若葉はそよぐ初夏風  山時鳥四方八方...... 密樹......蔭にひそみつつ  悲しき声を張上げて 神......蔭にひそみつつ  悲しき声を張上げて 神造りしタラハン......  国......行末歎つなり 李杏も梅......実も  色づき初めて遠近...... 田の面に数多の首陀たちが  生命の苗を... 2026
2027 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第3篇 民声魔声 第13章 蛙口〔1737〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 219 件/ノ=219 ... 五月五日城下......騒乱勃発に恐怖心を極端に抱きたる右守......司サクレンス......邸宅は、衛兵警吏数十人を以て厳しく警固さ......警吏数十人を以て厳しく警固され、怪しきも......影だにも近寄るを許さなかつた。かかる物々......寄るを許さなかつた。かかる物々しき警戒裡門を潜つて悠然と入り来る一人......女は殿中深く仕へたる女中頭のシノブであつ... 2027
2028 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第4篇 月光徹雲 第14章 会者浄離〔1738〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 231 件/ノ=231 ... 青春血に燃ゆる若き男女に取つては恋愛なるも......は実に生命......源泉である。恋愛熱......高潮した時は、倫理道徳......覊絆を脱し理智を捨て、富貴何物ぞ、名誉何......朋友知己を忘るるに至る。然し乍ら恋愛其もより見る時は、理智や道徳......範囲内に入る事は出来ぬ。どこ迄も拡大性を......。もし理智を加味した恋愛ならば、恋愛其者生命は既に已に滅亡して居るのである。実に... 2028
2029 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第4篇 月光徹雲 第15章 破粋者〔1739〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 244 件/ノ=244 ... 那美山南麓、秋野ケ原......片隅に古ぼけた茅葺......水車小屋が建つてゐる。附近に人家もなく、......。附近に人家もなく、見わたす限り、東南西三方は原野......萱草が天に連なつてゐる。此水車小屋は水車......萱草が天に連なつてゐる。此水車小屋は水車枠も損じ杵も折れ、所々に雨もりがして、今......全然活動を中止してゐる。カーク、サーマン二人は何事か此茅屋に秘密......蔵するものの如く、お勤め大事と蛙面をさら... 2029
2030 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第4篇 月光徹雲 第16章 戦伝歌〔1740〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 180 件/ノ=180 ...千木高知りて永久に 鎮まりゐます伊都能売  神......命を畏みて 山野河海を打渡り  照国別に......海を打渡り  照国別に従ひて 河鹿峠や懐  谷間を越えて漸くに 祠......森に辿りつき  山口浮木......森を越え ライオン川を打渡り  葵......沼に照り渡る 月に心を清めつつ  彼方此......に照り渡る 月に心を清めつつ  彼方此方山々に 立籠りつつ国人を  苦しめなやむ......曲神を 言向和し梓弓  引きて帰らぬハル湖 玉の御舟に身を任せ  数多の人を救ひ... 2030
2031 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第4篇 月光徹雲 第17章 地岩戸〔1741〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 186 件/ノ=186 ... 三五教宣伝使梅公別は白馬に跨り、渺茫として天に......馬に跨り、渺茫として天に続くデカタン高原大原野を東へ東へと那美山......南麓を目当に進み来り、古ぼけた水車小屋......前に駒を留め独言、梅公『ハテ、訝かしや、......駒を留め独言、梅公『ハテ、訝かしや、今こ附近に人声が確に聞えたやうだ。駒を早めて......に聞えたやうだ。駒を早めて近寄り見れば人住みさうにもないこ......破屋一つ。水車はあれど運転中止......有様、何かこの小屋には秘密が潜んでゐるに... 2031
2032 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第5篇 神風駘蕩 第18章 救網〔1742〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 150 件/ノ=150 ... 浅倉山脈千尾千谷より流れ落つる玉野川......下流をインデス河と云ふ。此河はタラハン国......下流をインデス河と云ふ。此河はタラハン国中心を流れ、北より南に遠くカルマタ国......牛......湖水に注いでゐる。左守......悴アリナは身なりも軽き比丘姿、深編笠を被......りも軽き比丘姿、深編笠を被り乍ら、十二夜月......朧げに照り渡る野路を辿つてインデス河の畔... 2032
2033 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第5篇 神風駘蕩 第19章 紅川〔1743〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 116 件/ノ=116 ... カーク、サーマン二人はインデス河......河辺を膝栗毛に鞭うち一生懸命に走り行く。......を膝栗毛に鞭うち一生懸命に走り行く。右手草村より手招きして『オーイオーイ』と叫ぶ......オーイオーイ』と叫ぶ者がある。二人は聞覚ある声と立とまつて、息をついでゐた。そこ......て、息をついでゐた。そこへ萱草を分けて、そり......そりとやつて来た......は右守司サクレンスが弟エールであつた。二......クレンスが弟エールであつた。二人はエール顔を見るより、地上に蹲まり、カーク『これ... 2033
2034 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第5篇 神風駘蕩 第20章 破滅〔1744〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 153 件/ノ=153 ... 蓄財と名望欲と政治欲、其外自己愛道にかけては抜け目......ない右守......司サクレンスは、日頃......願望成就......時到れりとなし、妻......サクラン姫と共に、都下大騒擾......跡仕末もつけず、民衆怨嗟......声も空吹く風と聞き流し、珍味佳肴に酒くみ... 2034
2035 霊界物語 第68巻 山河草木 未 第5篇 神風駘蕩 第21章 祭政一致〔1745〕 出口王仁三郎 1926刊 DB
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全 152 件/ノ=152 ...、一行と共に無事タラハン城内に立帰り、父大王に面会し、今迄......不都合を謝し、且つ今後は心を改めて、父......後を継ぎ、国家万機......政事を総攬せむ事を誓つた。カラピン王は太......事を総攬せむ事を誓つた。カラピン王は太子姿を見るより、喜び......余り気が緩み、ガツカリとした其刹那、忽ち......一期となし、此世に暇を告げた。太子は父王位を継承しカラピン王第二世と称し、天下に......第二世と称し、天下に仁政を布き、国民上下区別を撤回し、旧習を打破し、国民の中より... 2035
2036 霊界物語 第68巻 山河草木 未 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1926刊 DB
RMN
全 43 件/ノ=43 ...埋れ木花も匂はむ白梅......    南枝一輪魁そめたり〈総説(初)〉......しみも楽しみも世になかりけり    生死境を脱け出でし身は〈総説(初)〉苦しみ......無き身なりせば如何にして    夢......浮世を楽しく渡らむ〈総説(初)〉楽しみに......しみに飽きたる身こそ苦しけれ    浮世塩......味を知らねば〈総説(初)〉霊と肉一致和合......味を知らねば〈総説(初)〉霊と肉一致和合神教は    三五の道おいて他になし〈第... 2036
2037 霊界物語 第69巻 山河草木 申 前付 巻頭言 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 280 件/ノ=280 ... 吾々が現代に於て最も虫好かない嫌ひな者は沢山にある。先づ第一に......い嫌ひな者は沢山にある。先づ第一に借金取矢......催促、次に絹足袋をはいて歩きまはる商店......丁稚、知つたか振をして英語交り......会話をやる奴、婆ア......眉毛造りに、ハイカラ青年......赤いネクタイ、白頭爺......鍋墨顔、女学生の巻煙草、風呂の中の葱節、... 2037
2038 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第1章 大評定〔1746〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 310 件/ノ=310 ... 太平大西両洋に跨り、常世波をせきとめて、割つた屠牛......片脚......如うにブラ下つてゐる南米大陸は、春夏はあ......下つてゐる南米大陸は、春夏はあつても秋冬気候を知らぬ理想的......天国である。太洋より絶えず吹き来る清風は......分を含んで土地を益々豊饒ならしめ、人頭大果実は随所に豊熟し、吾人が坐して尚余りあ......に豊熟し、吾人が坐して尚余りある如き数多花は四方に咲きみだれ、数万種......薬草は至る所の山野に芳香を放つて繁茂し、... 2038
2039 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第2章 老断〔1747〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 197 件/ノ=197 ... 松若彦、伊佐彦大老、老中株は数多......目付を指揮し、急進派......老中岩治別を捉へしめむとしたが、何時......間にやら耳ざとくも城内を脱け出し姿をかく......ざとくも城内を脱け出し姿をかくして了つたで、心配は益々深くなり、煩悶苦悩......吐息をもらし、両人は再び評定所に卓子を囲......は悲痛な声で、『伊佐彦殿、国家は真に暴風前......灯火に等しき危機に瀕したでは厶らぬか。少... 2039
2040 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第3章 喬育〔1748〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 174 件/ノ=174 ...ず、何事に対しても無頓着なる性質とて、珍国......国司に封ぜられてより、一切......政務を重臣......松若彦に一任し、自分は只事実上虚器を擁し......虚器を擁してゐたに過ぎなかつた。それ故珍国......大小......政治は、松若彦其他......閥族の手裡に握られてゐた。国依別は只朝夕... 2040
2041 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第4章 国光〔1749〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 153 件/ノ=153 ... 珍都......大都会にも、世......変遷につれて立チン坊や貧民窟が、場末......方には、可なり沢山に出来た。そして国依別......方には、可なり沢山に出来た。そして国依別国司に対しては余り怨嗟......声も放たなかつたが、松若彦以下......施政方針については、至る所に不平......声が勃発し、何時不祥事件が突発するかも分... 2041
2042 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第5章 性明〔1750〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 164 件/ノ=164 ... 珍都......町はづれ、深溝町......俥帳場に国、愛、浅三名......輓子が大気焔を挙げてゐる所へ、交通取締......青白い瘠こけた先生が三人......話を立聞きした上、素知らぬ面してツツと這......厭らしい目をギヨロつかせてゐる。三人は今話を此取締に聞かれた......ではないかと、聊か胸部に動揺を感じたが、... 2042
2043 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第1篇 清風涼雨 第6章 背水会〔1751〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 216 件/ノ=216 ... 珍城下深溝町......俥帳場に、車夫と化け込んでゐた国愛別......愛州は、取締上り......幾公と共に、横小路に可なり広い邸宅を借受......邸宅を借受け、賭場を開帳してゐた。数百人乾児は忽ち集まり来り、親分々々と尊敬し、......は忽ち集まり来り、親分々々と尊敬し、親分命令とあらば生命を鴻毛よりも軽んじ、如何......使に甘んじ、難に殉ずるを以て、乾児たる者光栄としてゐた。愛州は普通......侠客とは違つて、元がヒルの国楓別の国司の... 2043
2044 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第7章 聖子〔1752〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 203 件/ノ=203 ... 珍都高砂城内に於て、進歩老中或は投槍老中と......、一挙に松若彦、伊佐彦両老を引退させ、珍天地......空気を一掃し、再び正鹿山津見神......聖代に世が立直るならむと、種々......流言蜚語が盛に行はれ、人心恟々として安か......恟々として安からず、よるとさはると、どこ大路も、裏町も、長屋......嬶連が井戸端会議にも喧伝さるる様になつて......来た。松若彦は事態容易ならずとして、老衰身を起し、賢平や取締などを市中隈なく配置... 2044
2045 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第8章 春乃愛〔1753〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 189 件/ノ=189 ... 高砂城世子国照別が、何時とはなしに城内より姿を......に城内より姿を消してから、松若彦、伊佐彦両人が必死となつて其捜索にかかつてゐた。......索にかかつてゐた。松若彦は大老として大小政治を監督し、伊佐彦は賢平、取締などを使......は賢平、取締などを使役し、専ら国照別世子捜索に全力を挙げてゐたが、深溝町俥帳場に......されてからは一層打驚き、自ら変装して昼夜別なく市井......巷を探り、車夫らしき者は片つ端から面体を......家を外に活動を続けて居た。そこへ又横小路侠客愛州が不穏な演説をやり、益々人心悪化......侠客愛州が不穏な演説をやり、益々人心悪化徴候が見えたと云ふので、眠たい目を腫らし... 2045
2046 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第9章 迎酒〔1754〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 202 件/ノ=202 ... 横小路侠客愛州......留守宅には、源州、平州、藤州、橘公、三州......平州、藤州、橘公、三州、泉州、相州、杢州兄分株が数百人......乾児共を集めて、親分......帰り来る......遅きに稍不安......念を起し、冷酒を煽り乍ら善後策に就て協議......策に就て協議を凝らしてゐる。平『オイ源州兄貴、親分が捕まつてから今日で十日目にな... 2046
2047 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第10章 宣両〔1755〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 180 件/ノ=180 ... 城下外れ極めて淋しい河原町......饂飩屋......店に、四五人......若者が饂飩を肴にコツプ酒を呑み乍ら、配達......ら、配達して来る新聞を見て、いろいろと話花を咲かしてゐる。甲『オイ、随分世......中も物騒になつて来ただないか、此頃......新聞をみてみよ。何時とても吾々......肝を冷すやうなことが、一つや二つは出てゐ... 2047
2048 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第11章 気転使〔1756〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 130 件/ノ=130 ... 都大路中心赤切公園......真中に浮浪階級大演説会が始まつた。数多......取締は出口入口を固め、角袖は聴衆一人に一......しき警戒振を現はしてゐる。浮浪階級演説会会長ブルドックは獅子......咆哮する如き声にて、『取締何者ぞ、法規何......、『取締何者ぞ、法規何者ぞ』と云はむ許り勢を以て、決死的大演説会を始めてゐる。ブ......々と輝ける 光を包み隠しつつ  世は刈菰涯てもなく 紊れ行くこそうたてけれ  か......にあるかと尋ぬれば  諸君もすでに御承知 事とは思へど今茲に  一口火蓋をきり放... 2048
2049 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第2篇 愛国至情 第12章 悪原眠衆〔1757〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 191 件/ノ=191 ... 松若彦は吾館奥......間に捨子姫と共に、七むつかしい面をさらし......ひ乍ら、愚痴つて居る。『コレ捨子姫、お前教育があまり放縦だから、悴......松依別は日日毎日変装して、悪原遊廓へ通ふ......日日毎日変装して、悪原遊廓へ通ふなり、妹常盤姫はお転婆になり、姫様......御用だとか云つて、家を外なる此頃......行状、之では清家......権威も保たれまい。チとしつかりして呉れぬ... 2049
2050 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第3篇 神柱国礎 第13章 国別〔1758〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 166 件/ノ=166 ...国照別『われは淋しき冬月  御空に高く打ふるひ 中空遮る雲......戸......  開くよしなき悲しさに 苦み悶ゆる折も......雲吹き払ひ漸くに 地上に降る道開く  草片葉におく霜...... 冷たき宿を借り乍ら  都を後に下りゆく......き宿を借り乍ら  都を後に下りゆく 吾身上ぞ頼もしき  遥に地上を見渡せば 虎狼......しき  遥に地上を見渡せば 虎狼や獅子熊  伊猛り狂ふ荒野原 正しき人は醜神......  脚ににじられ踏まれつつ 悲鳴をあげて... 2050
2051 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第3篇 神柱国礎 第14章 暗枕〔1759〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 165 件/ノ=165 ... 国照別主従はアリナ山中腹に止むを得ず一夜を明す事となつた。咫......り来るかとみれば、忽ち空は黒雲漲り、夕立雨が礫......如く二人......衣を打ち、吹き飛ばすやうな風がやつて来る......る。深霧、靄、大雨、大風と交る交る走馬燈様に迫つて来る其淋しさ苦しさに、流石......国照別も初めて知つた旅......悩み、心......底より天地に拝跪して一時も早く黎明の光を... 2051
2052 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第3篇 神柱国礎 第15章 四天王〔1760〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 187 件/ノ=187 ... 国州、浅州両人は午前......十時頃辛うじて、国玉依別命が主管してゐる......辛うじて、国玉依別命が主管してゐるアリナ滝......懸橋御殿......大広前に辿りついた。国玉依別、玉竜姫夫婦......。国玉依別、玉竜姫夫婦は祭服を着し、数多信徒と共に、月例......祭典を了り、宣伝歌を奏上してゐる。国玉依......り、宣伝歌を奏上してゐる。国玉依『アリナ滝の水清く  此谷間のいや深き 神の恵に... 2052
2053 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第3篇 神柱国礎 第16章 波動〔1761〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 168 件/ノ=168 ... 国照別一行は四辺果実をむしり乍ら、飢を凌ぎ三日三夜......身禊を修し、鏡......池......由緒深き霊場に参拝し声も涼しく宣伝歌を奏......アさ日は清く明らけく  イてり通らすテル国 ウき世......悩みを他所にして  エらまれ切つた身魂等......カみも平らに安らかに キこしめすらむ真心  クに照別......御願 ケしきいやしき曲道を  コん本的に... 2053
2054 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第17章 琴玉〔1762〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 187 件/ノ=187 ... 神恵に蔭もなき、名さへ目出たきヒル......国......高倉山......本城は堅磐常磐に都......中央......下津岩根に厳然と立並び、三五......貴......教と共に国家は益々隆昌に赴き、日暮河の清... 2054
2055 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第18章 老狽〔1763〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 172 件/ノ=172 ...清香姫『千早振、神代昔天教......  山より天降り給ひたる 日出神......神柱  吾祖先を導きて 此世を清むる三五......神柱  吾祖先を導きて 此世を清むる三五  教を開かせ給ひしゆ 神......御稜威は四方......国  島......崎々磯......隈々 落ちなく漏れなく拡ごりて  天の下... 2055
2056 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第19章 老水〔1764〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 120 件/ノ=120 ... 秋山別、モリス両老は、先に高倉城......世子国愛別......脱出を気附かざりし責任を負ひ、惜くてなら......後は気をつけて、国家に忠勤を励めよ……と、優握なる箴言を辱なうし、やつと胸を撫で......なうし、やつと胸を撫で下ろし、恋々たる元地位に居据り、之で天下太平とタカをくくつ......とタカをくくつてゐた所、又もや妹君清香姫思想が何となく異様に感ぜられた......で心配でならず、過を再びせば、今度こそは......せなならないと両老は、夜半にも拘らず、姫身辺に注意を払つてゐた。にも拘らず、月夜... 2056
2057 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第20章 声援〔1765〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 204 件/ノ=204 ... 清香姫、春子姫は夜を日についで、高照山山麓迄辿りついた。本街道を行くと、追手......虞がある......で、本街道に添うた山林や野原を忍び忍び進......道に添うた山林や野原を忍び忍び進んで行くで、比較的道に暇がとれる。谷川......涼しき木蔭に二人は腰打かけ息を休め述懐を......かけ息を休め述懐を歌つてゐる。清香『久方天津御空を伝ひ行く  旭も清きヒル......国 高倉山......下津岩根に宮柱  太しく立てて三五の 皇... 2057
2058 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第21章 貴遇〔1766〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 174 件/ノ=174 ...『桃上彦昔より  万古不易......国体を 保ち来りし珍......国  神......恵もアルゼンチン...... 高砂城......国司......悴  われは国照別司 此世......暗を晴らさむと  雲霧分けて天さかる 市... 2058
2059 霊界物語 第69巻 山河草木 申 第4篇 新政復興 第22章 有終〔1767〕 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 142 件/ノ=142 ... 国照別一行はヒル都......町外れ......半倒れた古家を借つて住込み、博奕をやめ、......うて町中を売り歩き、乾児は畠を作つて野菜栽培をやつてゐた。そして清香姫は裁縫炊事......尽してゐた。春子姫は浅、市、馬、駒治など乾児を率ゐて、毎日野良へ出で耕作に従事し......耕作に従事してゐたが、誰も其素性を知るもはなかつた。然るに一年許り経つて、ふとし......、ふとした事から清香姫、春子姫が此町外れ茅屋に賤......女となつて、四五人の男と共に耕作に従事し... 2059
2060 霊界物語 第69巻 山河草木 申 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1927刊 DB
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全 41 件/ノ=41 ...森々と天に伸び行く鶴山    樹々......梢に栄ゆる我道          (昭和......日)〈第6章(再)〉夕月を打ち仰ぎつつ鶴    神苑に立てば仏法僧啼く〈第7章(......に立てば仏法僧啼く〈第7章(再)〉フクロ声に交りて仏法僧    啼く音を聴けば重......)〈第7章(再)〉夏雨は降りみ降らずみ久    御空くもらひ暑き今日なり〈第9章......空くもらひ暑き今日なり〈第9章(再)〉山樹々......梢を揺るがせて    下り......汽車は辷り行くなり〈第9章(再)〉本宮山... 2060
2061 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 前付 序文 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 17 件/ノ=17 ... 霊界物語も、瑞天使大八洲彦命......御神徳と、健腕なる筆記者......熱誠とに依りまして、全七十二巻を口述し編......山河草木第一巻即ち六十一巻を口述し始めたは、大正十二年......夏でありました。其間にエスペラント......講習や宣伝に次ぎ、神命に依る蒙古入や、世......入や、世界宗教聯合会、紅卍字会、普天教と提携、万国信教愛善会......創立、人類愛善会の発起、天恩郷光照殿建築... 2061
2062 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 前付 総説 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 20 件/ノ=20 ...巻は印度デカタン高原に於ける、トルマン国物語であります。バラモン軍......大足別......活動やスコブツエン宗......妖僧キユーバー......陰謀、王妃千草姫......死骸に高姫......霊憑依して、種々雑多......醜態を演じ、数多の重臣を却け、天下を紊さ... 2062
2063 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第1章 信人権〔1768〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 325 件/ノ=325 ... 往古文化中心、仏祖......出現地なる七千余ケ国をかためて一団となし......る印度は浄行、刹帝利、首陀、毘舎其他各種階級が設けられて居た。殊に印度はバラモン......級が設けられて居た。殊に印度はバラモン教根元地とも云ふべき国である。さうしてウラ......国である。さうしてウラル教はデカタン高原一角に、相当に勢力を保ち、バラモン教......本城ハルナ......都に向つて、ややもすれば教線を拡張し、大......向つて、ややもすれば教線を拡張し、大黒主根底を覆へさむとするの慨があつた。茲に大... 2063
2064 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第2章 折衝戦〔1769〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 200 件/ノ=200 ... トルマン城会議室には、王......ガーデンを始め、王妃千草、左守司フーラン......妃千草、左守司フーラン、右守司スマンヂー首脳部が首を鳩めてヒソビソ重要会議を開い......を開いてゐる。ガーデン『エー、左守、右守両人、突然重大問題が勃発した......で、汝等両人を急使を以て引寄せた......だが、其方......智慧を貸して貰ひたい。トルマン国にとつて......て貰ひたい。トルマン国にとつては国家興亡一大事だから……』 左守右守は一度にハツ... 2064
2065 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第3章 恋戦連笑〔1770〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 212 件/ノ=212 ...バーを一室に伴ひ行き、あらゆる媚を呈し彼心胆を蕩かし、凡て......秘密......泥を吐かしめむと百方尽力してゐた。キユー......むと百方尽力してゐた。キユーバーは千草姫美貌を見て天津乙女かエンゼルか、ネルソン......ンゼルか、ネルソンパテーか楊貴妃か、小野小町か照手姫か、平和......女神かとドングリ目を細うし眉毛や目尻を七......十五分過にさげおろし、口角よりねばつたもをツーツーと、ほし下し......芸当を演じ、ハンカチーフにてソツト拭ひ乍... 2065
2066 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第4章 共倒れ〔1771〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 178 件/ノ=178 ... 太子チウインは妹......チンレイ及び、右守......娘ハリスと共に初めてキユーバーが談判に来......となし、ガーデン王や左守には内密にて、妹チンレイ及び右守......娘ハリスと夜中諜し合せ、王命と佯り全国......兵員を召集すべく、腹心......部下に命を下した。 一方ガーデン王、左守......下した。 一方ガーデン王、左守は城内五百兵に武装をさせ乍ら、敵軍押し寄せ来らば、... 2066
2067 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第5章 花鳥山〔1772〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 150 件/ノ=150 ... 天津御空はいと清く  五色雲が棚引いて 鳳凰孔雀百鳥は  低空飛行......百鳥は  低空飛行をやつてゐる 地は一面青畳  紫浅黄白黄色 紅......花咲き匂ひ  胡蝶......姿翩飜と 天国浄土......光景を  いとも楽しく眺めつつ 風に吹か......中易々進み行く  遥前方を眺むれば 黄金甍キラキラと  天津日影に照り映えて 荘......影に照り映えて 荘厳世界を現出し  左手方を眺むれば 青海原は波しづか  彼方此......は波しづか  彼方此方にチラチラと 胡蝶空中に舞ふ如く  白く輝く真帆片帆 五色... 2067
2068 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第6章 鬼遊婆〔1773〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 215 件/ノ=215 ... 黄昏時に頭から壺をかぶつたやうな空色、何とも知れぬ血腥さい、腸......抉れる如うな風がピユーピユーと吹いてゐる......ゐる。痩こけた烏が二三羽、羽衣を脱いだ柿木......枝に梢諸共空腹を抱へて慄ふてゐる。 地上......いやらしい虫が枯草を一面に取りかこみ、人香がすると一斉に集まり来り、人間......体を吸はうとして待ちかまへてゐる。そこへ......して待ちかまへてゐる。そこへ現はれて来たは、三年間中有界にとめおかれ、修業を命ぜ......にとめおかれ、修業を命ぜられたウラナイ教高姫であつた。 高姫は新規の亡者を一人伴... 2068
2069 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第7章 妻生〔1774〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 159 件/ノ=159 ...蜂も雀も雨も、屋根から降つて来る所迄茅葺屋根が煤竹......骨を出して居る。雨戸は七分三分に尻からげ......だ床許りが僅に命脈を保ち足踏み入るるも身毛......よだつやうに見苦しい。さうして何とも仮令......つやうに見苦しい。さうして何とも仮令やうない異様な臭気が鼻を衝く。されど、高姫や......臭気が鼻を衝く。されど、高姫やキユーバー目には此茅屋が金殿玉楼......如くに見え、異様な臭気は麝香......如くに、想念の情動によつて感じ得らるるの... 2069
2070 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第1篇 花鳥山月 第8章 大勝〔1775〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 166 件/ノ=166 ... トルマン国太子チウインは王女チンレイ、及びハリス......女将軍を別将となし、武勇......ほまれ高きジヤンクを第一軍......司令官と仰ぎ、三五教......宣伝使照国別及照公司を殿となし、鉦皷をう......、二千五百騎を従へ、吾居城を攻囲む大足別大軍を殲滅すべく軍歌を唄ひ乍ら、夜を日に......歌を唄ふ。『トルマン国は昔より  尊き神造らしし 地上に於ける天国ぞ  吾王室......祖先等は 民の心を心とし  神の教を万民... 2070
2071 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第9章 針魔森〔1776〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 164 件/ノ=164 ... 東西南三方に  大海原を囲らして 突出したる月......三方に  大海原を囲らして 突出したる月国  世界最古......文明地 七千余国......国王は  各鎬を削りつつ バラモン教や印......ラモン教や印度教  三五教やウラル教 そ外数百......宗教が  互に覇をば争ひつ 解脱や涅槃や......よ  霊主体従、体主霊従 弥勒成就や神政  再現等といろいろと 主義や主張をふり......ろいろと 主義や主張をふりまはし  思想混乱絶え間なく 中にも大黒主神は  ハル... 2071
2072 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第10章 二教聯合〔1777〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 180 件/ノ=180 ... 千草姫は、最愛キユーバーがハリマ......森......祭典に於て、祭官......列外に立たせられ、照国別をして斎主となし......て城内深く閉ぢ籠り、刹帝利、チウイン太子参拝あるにも拘らず、吾居間にだだをこねて......気なく祭典を見むとて刹帝利に随ひ、ハリマ森に来て見れば、新調......盛装を身に纒ふて、照国別が斎主をやつて居......に纒ふて、照国別が斎主をやつて居る。一般群集は、『何と立派な宣伝使だ、ウラル教の... 2072
2073 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第11章 血臭姫〔1778〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 158 件/ノ=158 ...キヨロキヨロ見まはし乍ら、瞋恚にもゆる胸火をジツと抑へ、わざと笑顔を造り、特に慇......はこれは吾夫ガーデン王様を始め、智謀絶倫勇士チウイン太子、野武士......蛮勇ジヤンク......爺さま、三五教......宣伝使雲国別オツト違つたピカ国別、又違つ......別、又違つたデルクイ別とか云ふ神司、其他お歴々......方々へ今日......御祝儀、目出たう御祝申しまする。いよいよ... 2073
2074 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第12章 大魅勒〔1779〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 221 件/ノ=221 ... ハリマ森......木蔭に覆面頭巾......大男が二人、ロハ台に腰をかけ、ヒソビソと......る。レール『オイ、マーク、スコブツエン宗キユーバー......奴、チウイン太子さま......英断に仍つて、小気味よくも、あゝして牢獄......ぢやないか。噂に聞けば、彼奴はラスプチン如うな代物で、千草姫......歓心を買ひ、何でも怪しからぬ事をやつてゐ... 2074
2075 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第13章 喃悶題〔1780〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 231 件/ノ=231 ... 千草姫は左守司妻モクレン同じく娘テイラ姫、右守......娘ハリスを膝下近く呼び寄せ、薬籠中......も......となしおかむと、あらゆる歓待を尽してゐる......待を尽してゐる。モクレン、テイラ、ハリス三人は恐る恐る千草姫......御殿に卓を囲んで千草姫が心から......馳走を頂いてゐた。千草姫は一同に向ひ、『......に向ひ、『これ、モクレンさま、其方は国家為に一命を捨てた左守様の奥様だから、女と... 2075
2076 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第14章 賓民窟〔1781〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 152 件/ノ=152 ... 千草姫命を受け、キユーバー......捜索に向はむとするテイラ姫は、母モクレン......捜索に向はむとするテイラ姫は、母モクレン意を含み王様に面会せむも......と思へども、千草姫......警戒厳しく到底近よる事が出来ぬ......で、チウイン太子......館を訪ひ、『御免なさいませ。太子様テイラ......ラで御座います』 太子は机にもたれ、三五経典を頻りに読誦して居たが、テイラの声が... 2076
2077 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第2篇 千種蛮態 第15章 地位転変〔1782〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 131 件/ノ=131 ... 千草姫は王居間に羽搏きし乍ら、仕舞でも舞ふやうなス......らして入り来り、言も荘重に、『トルマン国国王、ガーデン王殿、三千世界......救世主、底津岩根......大みろく......太柱、第一霊国......天人日......出神......生宮の託宣を、耳をさらへてお聞下され。肉... 2077
2078 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第16章 天降里〔1783〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 212 件/ノ=212 ... シグレ町貧民窟......九尺二間にはレール、マーク......両人が俄にテイラ、ハリス、チウイン、チン......が俄にテイラ、ハリス、チウイン、チンレイ新しい四人......珍客を迎へ、どことはなく大活気が漲つて来......へ、どことはなく大活気が漲つて来た。新来珍客は何れも古ぼけた労働服を身に纏ひ、之......許り、服装を落して了つた。それ故七軒長屋隣り......婆嬶連も、夢にも太子や王女の変装とは知る... 2078
2079 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第17章 春光〔1784〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 193 件/ノ=193 ...、恋しさ懐しさ、夢寐にも忘れぬキユーバー所在が分らぬ......で、精神益々混乱し、照国別、照公......神司を神勅と称して無念晴らし......為め無理やりに牢獄に王......命令を藉りて投ぜしめ、所在残虐......手を加ふべく獄卒に厳命を下した。又チウイ......を下した。又チウイン太子、チンレイを修行為めと称して城内より放逐し、テイラには、......て城内より放逐し、テイラには、キユーバー所在を求むべく厳命し、ハリスを好餌をもつ... 2079
2080 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第18章 鳳恋〔1785〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 140 件/ノ=140 ... 千草姫は傲然と日出神気取で、刹帝利を脚下に跪かせ乍ら、『......で、刹帝利を脚下に跪かせ乍ら、『三千世界救世主、底津岩根......大みろく......太柱、第一霊国......天人、日......出神......生宮が、汝ガーデンに申し渡す仔細がある。......誓つて居りまするから』千草『汝が言葉、日出神、満足々々。汝は之より三千世界の覇者... 2080
2081 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第19章 梅花団〔1786〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 197 件/ノ=197 ...意気揚々として城中に帰り来り、ガーデン王居間に入り、『日......出神......生宮、ガーデン王に申し渡す仔細がある。よ......になりまして、お目出たう御座います。御用趣、慎んで承はりませう』千草『第一霊国......天人、日......出神はウラル彦命、盤古神王等とジヤンク......処置に就て、長時間協議をこらせし結果、こ......て、長時間協議をこらせし結果、ここ一週間間に彼が命をたち、教国の害毒を除くべく評... 2081
2082 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第20章 千代声〔1787〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 146 件/ノ=146 ... シグレ町レール、マーク......留守宅にはチウイン太子、チンレイ、テイラ......はチウイン太子、チンレイ、テイラ、ハリス四人が淋しく頭を鳩めて密談をやつてゐる。......困つたな。かうしては居られまい。ジヤンク処へでも行つて二人を救ひ出す工夫でもせな......『およしなさいませ、剣呑ですよ。金毛九尾悪狐......憑依した千草姫ですも......、どんな難題をつけて、又もや太子様を牢獄......れませぬから』チウ『それだと云つて、国家志士を見殺しにする訳には行かぬぢやないか... 2082
2083 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第21章 三婚〔1788〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 134 件/ノ=134 ... シグレ町九尺二間......臨時御殿には、主客八人膝をすり合して月......輪となり、面白さうに笑ひ乍ら内局組織......大会議が開かれて居る。チウイン『宣伝使......云はれた通り、もはや教政改革......時期が迫つて来た様だ。しかし此際教政改革......い。どうぢやレール君は左守司となつて教政重任に当つて呉れまいか』レール『仰とあら......りますが、もし私が左守とならばテイラさまお家はどうなるのですか』チウ『左守家、右... 2083
2084 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 第3篇 理想新政 第22章 優秀美〔1789〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 88 件/ノ=88 ... 教務総監ジヤンクは一室に立籠り、千草姫......行動......常ならぬ......に心を悩め、且チウイン太子、王女、テイラ......め、且チウイン太子、王女、テイラ、ハリス行方不明となりしことも亦ジヤンクが心配......種となつた。いつとはなく、うつらうつらと......と眠につく。時しもあれ、容色端麗なる異様神人、何処ともなく現はれ来り、『ジヤンク......はハツと驚き目をさませば、夢にみしと同様神人が厳然として、吾目の前の椅子に腰うち... 2084
2085 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 73 件/ノ=73 ...瑞御霊厳御霊......御光に    人......踏むべき道を悟りぬ〈序文(初)〉世......中......善きも悪しきも幸ひも    禍ひともに澄......ともに澄ます御教〈序文(初)〉世を救ふ厳御魂や瑞御魂    そ......聖顔は伊照り輝く〈箜二章(初)〉天地に類......  天津使も挙りて仕えむ〈第3章(初)〉国に落ち行く身魂を憐れみて    天津神... 2085
2086 霊界物語 第70巻 山河草木 酉 後付 附 記念撮影 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 18 件/ノ=18 ...丹後由良港 大き正しき乙丑  十余り四つ年......秋 七月七日七夕......  生日足日を祝ぎて 日本海を枕とし  ......足日を祝ぎて 日本海を枕とし  磯うつ波声聞きつ 音に名高き由良ケ岳  背後にな...... 音に名高き由良ケ岳  背後になして口述 記念写真を撮影し  綾......聖地......家苞に 記す尊き物語  神......宮津の写真師が 三本脚のレンズをば  立... 2086
2087 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 前付 序文 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 10 件/ノ=10 ... 山河草木続篇として、更に十二巻を千山万水と命名し......十一月七日亀岡に於て一日間丈口述し、種々用務に妨げられて、今日迄中止致して居りま......今日迄中止致して居りましたが、大正十五年節分祭も数日......後に迫りました......で、一月三十一日、二月一日......二日間口述を続け漸く子......巻......口述を終了致した次第であります。惟神霊幸... 2087
2088 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 前付 総説 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 18 件/ノ=18 ... 稀代妖僧玄真坊は折角掌中......玉と信じてタニグク山......岩窟に連れ込んだダリヤ姫に逃げ出され、シ......れ込んだダリヤ姫に逃げ出され、シヤカンナ部下を借受け、八方へ捜索隊を差向け乍ら、......け、八方へ捜索隊を差向け乍ら、自分は泥棒小頭コブライを伴ひて、之を追跡し、途中神......コブライを伴ひて、之を追跡し、途中神谷村玉清別が館にバルギーと潜んでゐるダリヤ姫......玉清別が館にバルギーと潜んでゐるダリヤ姫消息を知りつつも、玉清別......悴神の子の言霊に追ひ払はれて其意を達せず... 2088
2089 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第1章 追劇〔1790〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 234 件/ノ=234 ... 神恵......豊かなる  言霊開く天恩郷 其頂上に聳え......言霊開く天恩郷 其頂上に聳え立つ  銀杏大木は天を摩し 黄金......扇子をかざしつつ  これ......聖場は万寿苑 五六七......御代......果迄も  変る事なき瑞祥閣 四方は錦......山屏風  引立てまはし綾の機 経と緯とに... 2089
2090 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第2章 生臭坊〔1791〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 264 件/ノ=264 ... オーラ山に立籠り  天来唯一......救世主 天帝......化身と触れこみて  女盗賊ヨリコ姫 シー......と触れこみて  女盗賊ヨリコ姫 シーゴー二人と共謀し  三千人......賊徒等を 四方八方に間配りて  七千余国......賊徒等を 四方八方に間配りて  七千余国月......国 占領せむと大陰謀  企らみゐたる折も......も高き  梅公さまに踏み込まれ 常磐堅磐岩窟を  打破られて降伏し ヨリコの姫や... 2090
2091 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第3章 門外漢〔1792〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 142 件/ノ=142 ... 千年齢を保つ丹頂......鶴は枯木に巣は造らない、空を飛ぶ鳥さへ突......はれた穴には再び近づかぬ道理、バラモン教悪神に根城を覆へされ、タラハン城下を立出......ちもらされし残党を集めて人跡稀なる谷蟆山峰つづき神谷......平原に三十余戸......家をつくつて飽迄も祖先伝来......三五......道を遵奉し昼夜孜々として家業を励み、時を... 2091
2092 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第4章 琴綾〔1793〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 232 件/ノ=232 ... 四方に堅牢な高塀を囲らした玉清別神館......門外へ追つぽり出された天真坊は、現在自分......門外へ追つぽり出された天真坊は、現在自分恋慕ふてゐる最愛......ダリヤ姫が小泥棒......バルギーと共に、情緒濃やかに喋々喃々と暖......如何にもして、翼あらば此塀を乗越え、二人居間に飛込み、バルギー......面を掻きむしり、髻を引まはし、鬱憤を晴ら......乍ら、ウンウンと唸りつめ、拳を握つて自分太股のあたりを、無性矢鱈に擲つてゐる。コ... 2092
2093 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第5章 転盗〔1794〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 162 件/ノ=162 ... 玉清別夫婦は神子、玉......子と共に、まだ夜......あけぬ中から神殿......大掃除をなし山野......供物を献じ祝詞を奏上してゐる。『高天原......聖場に元津御祖......大神......大神言もちて、天かけり国かける天使八百万... 2093
2094 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第6章 達引〔1795〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 154 件/ノ=154 ... 恋に狂ふた妖僧  天真坊はどこ迄も ダリヤ......行方を探らむと  コブライ引きつれ夜......道 普門品をば唱へつつ  毒蛇......禁厭しながらに スタスタ行けば山......根に  いつ......間にやら突き当り 行手......道を失つて  止むを得ざれば立往生 明く......迄待ち居たる  かかる所へ向ふより 一人男がすたすたと  息せききつてはせ来り ... 2094
2095 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第1篇 追僧軽迫 第7章 夢道〔1796〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 172 件/ノ=172 ... 空一面に漲つた灰色雲は所々綻びて落ちさうな紅い雲が、所斑ら......ちさうな紅い雲が、所斑ら覗いてゐる。山下破れ寺......軒には槻......大木が凩に吹かれて、一枚々々羽衣を剥がれ......、一枚々々羽衣を剥がれ慄ふてゐる。白黒斑烏が二三羽、縁起......悪相なダミ声でガアガアとほえてゐる。赤茶......アガアとほえてゐる。赤茶気になつた瓦や壁落ちた高い塔が、あたり......全景を独占してゐる。諸行無常を告ぐる梵鐘... 2095
2096 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第2篇 迷想痴色 第8章 無遊怪〔1797〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 197 件/ノ=197 ... オーラ山に立籠り、星下し芸当を演じ、三千人......小盗児を集め印度七千余国を吾手に握らむと......た鼻つ柱をピコつかせてゐた玄真坊は三五教梅公別に踏み込まれ、最愛......妻ヨリコには愛想をつかされ、兄弟分と頼む......、兄弟分と頼むシーゴーには絶交され、折角策戦計画も愈画餅に帰し、僅三百......悪党輩を引具し、第二......作戦計画を遂行せむと、閂......女が又しても男を好く如うに彼方此方とウロ... 2096
2097 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第2篇 迷想痴色 第9章 踏違ひ〔1798〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 244 件/ノ=244 ... 春山峠南麓に春山村と云ふ全戸数七八戸......小部落が彼方此方に散らばつてゐる。何れ......家も軒は傾き、壁はおち、別に煙突はなくと......軒は傾き、壁はおち、別に煙突はなくとも壁落ちた碁盤形......壁下地......穴から、赤黒い煙が朝晩に立上つてゐる。此......から、赤黒い煙が朝晩に立上つてゐる。此村一番高い景勝......位置を占めた一軒家にはカンコと云ふ一人の... 2097
2098 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第2篇 迷想痴色 第10章 荒添〔1799〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 199 件/ノ=199 ... 水草平一面に生え茂つて居る、ジクジク原......足を没する田圃道を、玄真坊、コブライ、コ......没する田圃道を、玄真坊、コブライ、コオロ三人は、追手......危難をおそれて行歩に艱み乍ら、一生懸命に......行歩に艱み乍ら、一生懸命に走つて行く。道両側は、あちらこちらに浅い水が溜り、静に......だやうな気配である。コブライは怖々乍ら月光をたよりに古井戸を覗いて見ると、最前カ......たよりに古井戸を覗いて見ると、最前カンコ家で見た美人によく似たも......が、命限りに這上らうとして井戸端の水草を... 2098
2099 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第2篇 迷想痴色 第11章 異志仏〔1800〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 203 件/ノ=203 ... 玄真坊はコブライ、コオロ両人と思ひ思ひに追手に驚いて別れて了ひ、......へ西へと月夜を幸ひ駆け出したが、殆ど空腹為に身体は弱り果て、足......歩みも捗々しからず、どつか......民家を尋ねてパンにありつかむも......と、煙が何処かに見えぬかと、一生懸命に空......に空を向き、覚束なき足で歩んでゐると、傍森林......中から「オイ、オーイ」と人を呼ぶ声が聞え......自分を呼とめる者はない筈だ。察する所昨夜捕手の奴、こんな所迄出しやばつて、吾々の... 2099
2100 霊界物語 第71巻 山河草木 戌 第2篇 迷想痴色 第12章 泥壁〔1801〕 出口王仁三郎 1929刊 DB
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全 230 件/ノ=230 ... 乱麻如く乱れたる  タラハン国......内政も スダルマン太子......即位より  施政方針一変し 左守右守が朝......ひ民心を  得たれば茲に国内は 漸く塗炭苦を逃れ  万事万端緒について みろく......御世と称へられ  下国民は一様に 新王殿......称へられ  下国民は一様に 新王殿下を親如  主人......如く師......如く 尊敬愛慕しながらも  長き春日は闌... 2100
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