番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1101 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 16 件/ノ=16 | ... 本巻は三五教の宣伝使黒姫と云ふ勇健なる婦人が孫公、房公......黒姫と云ふ勇健なる婦人が孫公、房公、芳公の三人......の従者を引連れ、淤能碁呂島......の聖地を立出で、日本海から太平洋に出で、一......立出で、日本海から太平洋に出で、一年有余の日子を費やして亜弗利加......の建日......の港に安着し、それより小島別......の旧蹟なる岩窟に立寄り、高山峠を越え、建日... | 1101 |
1102 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第1章 筑紫上陸〔942〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 208 件/ノ=208 | ... 黄金の玉......の所在をば 捜して四方を彷徨ひし 三五教......所在をば 捜して四方を彷徨ひし 三五教の黒姫は 玉に対する執着を 漸く払ひ自転......姫は 玉に対する執着を 漸く払ひ自転倒の 神......の御国......の中心地 綾......の聖地に立帰り 暫く吾家に潜みつつ 麻邇......聖地に立帰り 暫く吾家に潜みつつ 麻邇の宝珠の間違ひに 二世を契りし吾夫の 高... | 1102 |
1103 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第2章 孫甦〔943〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 148 件/ノ=148 | ...たきり人事不省になつて了つた。房公、芳公の両人は周章狼狽き、谷水を汲み来つて顔にぶ......んだん身体が冷却する計り、呼べど叫べど何の応答も無くなつて了つた。黒姫は冷然として......も無くなつて了つた。黒姫は冷然として孫公の倒れた体を斜眼に見て居る。房公『これ黒姫......これ黒姫さま、孫公がこんな目に遇つて居るのです。なぜ神様に願つて下さらぬ......のか。早く数歌を歌ひ上げて魂返しをして下さ......しをして下さい。愚図々々して居ると、此方の者にはなりませぬぞや』 黒姫はニヤリと笑......ませぬぞや』 黒姫はニヤリと笑ひ、『神様の戒めは、恐ろしいも......のですな。皆様是を見て改心なさい。長上を敬... | 1103 |
1104 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第3章 障文句〔944〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 149 件/ノ=149 | ... ウロウロ此処迄やつて来た うるさい男の後追うて うんざりする様な惚気方 浮世......後追うて うんざりする様な惚気方 浮世の常とは言ひ乍ら 憂身をやつす恋......の闇 ウラナイ教......の看板を 打つて一時はメキメキと 羽振を......キメキと 羽振を利かした黒姫も 高山彦のハズバンド うつかり貰うた其為に 憂世......ハズバンド うつかり貰うた其為に 憂世の味を覚え出し 心......の空も迂路々々と 行方定めぬ旅......の空 動きのとれぬ目に会うて 珍の聖地を... | 1104 |
1105 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第4章 歌垣〔954〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 185 件/ノ=185 | ... 三人は暗の中に端坐し、寝つきもならず、夜......の明ける......のをもどかしげに待つてゐる。忽ち傍......の岩窟より『ウーウー』と唸り声が始まつた。......ーウー』と唸り声が始まつた。夜は既に丑満の刻である。森羅万象寂として声なく、蚯蚓......の鳴声さへ聞える静かさであつた。そこへ岩窟......鳴声さへ聞える静かさであつた。そこへ岩窟の中からウーウーと唸り声が聞えて来た......のだから、一層三人の耳には厳しく感応へるの... | 1105 |
1106 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第5章 対歌〔946〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 148 件/ノ=148 | ... 房公は今の歌に引出され自分も歌心になつたと見え、黒......自分も歌心になつたと見え、黒白も分かぬ闇の中から腰折れを謡ひ出したり。『房公がいざ......に 黒い女が一人立つなり。 如意宝珠玉の所在を探ねたる 高姫司は今やいづくぞ。......探ねたる 高姫司は今やいづくぞ。 黄金の玉......の所在を探ねたる 黒姫さまは今は男探ねつ......ねたる 黒姫さまは今は男探ねつ。 高山の彦......の夫にはじかれて 恥も知らずに探し来るか......も知らずに探し来るかな。 黒姫を竜宮さまの乙姫と 思うて来たが馬鹿らしきかな。 ... | 1106 |
1107 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第6章 蜂の巣〔947〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 97 件/ノ=97 | ... 高山彦の後を追ひ 遥々来りし黒姫は 房公、芳公......紫ケ岳を登り行く 細き谷道右左 水成岩の此処彼処 頭を抬げて居る中を 足に力を...... ウントコドツコイ着くだらう とは云ふもの......のきつい坂 お嬶......の○に上るとは チツとは骨がある様だ 足......だす ハアハアドツコイ、ウントコナ 腰の辺りがドツコイシヨ 如何やらハアハア変梃......なつて来たでは無いかいな 高山彦へ登るのは 余程骨が折れるわい ハアハアこれこ......い男にドツコイシヨ ハアハアフウフウあふのだもの お前は前途に楽しみが ウントコ... | 1107 |
1108 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第7章 無花果〔948〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 98 件/ノ=98 | ...つつ又歌ひ出したり。『思へば昔其昔 日の出神や祝姫 面那芸彦......の通りたる 筑紫ケ岳......の山路を 黒姫さま......の御蔭で スタスタ登る床しさよ 房公さま......る床しさよ 房公さまはドツコイシヨ 日の出神と云ふ格だ 芳公さまはドツコイシヨ ......コイシヨ 面那芸彦と云ふ役だ 黒姫さまの御為に こんな山坂登らされ ホンに誠に......為に こんな山坂登らされ ホンに誠に面の皮 晒した様なも......のだらう 黒姫さまは祝姫 神の命の宣伝使... | 1108 |
1109 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第1篇 筑紫の不知火 | 第8章 暴風雨〔949〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 168 件/ノ=168 | ... 房公、芳公の二人は、どうしたも......のか、尻が大地に吸ひついたやうになつて、ビ......姫は『早く早く』と急き立てる。されど二人の身体はビクとも実際動かなくなつてゐる......のだ。黒姫はそんなこととは少しも気がつかず......姫はそんなこととは少しも気がつかず、余りのジレツたさに声を尖らし、黒姫『コレコレ両......姫を困らす所存だな。あれ程事をわけて言ふのに、何故立たない......のかい』房公『黒姫さーま、何と仰有つて下さ......ーま、何と仰有つて下さつても、如何したものか、チツとも足が立ちませぬワ、……なア芳... | 1109 |
1110 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第9章 玉の黒点〔950〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 209 件/ノ=209 | ... 筑紫ケ岳の山脈......の中心、高山峠......の頂上に四五人......の男、車座になつて何事か囁き乍ら、白黒......の石を砂......の上に並べ、烏鷺を争うてゐる。甲『どうも斯......勝利になるんだがなア』乙『馬鹿言へ、此世の中は苦労(黒)が肝腎だ。苦労なしに物事が......なしに物事が成就すると思ふか』甲『すべての汚濁や曇りや、塵芥を除き去つた純白の此石... | 1110 |
1111 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第10章 空縁〔951〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 176 件/ノ=176 | ... 建野ケ原の神館は、風景よき小丘......の上に小薩張として新しく建てられて居る。千......に小薩張として新しく建てられて居る。千年の老樹、鬱蒼として境内を包み、実に神々しき......ばす深谷川が横ぎつて居る。朝から晩迄信徒の参集する者踵を接し、神......の神徳は四方に輝き渡つて居た。 館......の奥......の間には建国別......の宣伝使脇息に凭れ乍ら深き吐息をついて居る... | 1111 |
1112 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第11章 富士咲〔952〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 179 件/ノ=179 | ...奔る幽谷流れ、一方は大原野を見晴らす絶勝の地点に建てられた建日館......の別殿に、主客三人鼎坐してヒソビソと話に耽......ヒソビソと話に耽つて居る。建国別『御老体の身を以て、よくもお訪ね下さいました。貴女......もお訪ね下さいました。貴女も矢張り御子息の行方を探ねてお廻りになつてゐると云ふ事で......し下さいませぬか』黒姫『ハイ、妾は三五教の黒姫と申す者で御座います。只今は自転倒島......黒姫と申す者で御座います。只今は自転倒島の錦......の宮に仕へて居りまする宣伝使で御座いますが......居りまする宣伝使で御座いますが、或る事情の為に此筑紫の島に遥々と三人の伴を連れ、夫... | 1112 |
1113 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第12章 漆山〔953〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 175 件/ノ=175 | ... 高山峠の中腹に おき去られたる房、芳は 足......の立つたを幸ひに 黒姫司......の後を追ひ 火......の国都へ進まむと 漸く絶頂にいざりつく ......壁立つ坂を下りつつ 房公芳公両人は 足の拍子を取り乍ら 岩......の根木......の根ふみさくみ 房公『ウントコドツコイ芳公......れよ危ないぞ 壁を立てたよな坂路だ 石の車がゴロゴロと 人待顔にころげてる 油... | 1113 |
1114 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第13章 行進歌〔954〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 142 件/ノ=142 | ... 房公、芳公の二人は虎公外三人を伴ひ、建日......の館をさして、道々無駄口を叩きながら進み行......公は声を張り上げて謡ひ出したり。『三五教の宣伝使 真黒々......の黒姫が 夫......の所在を探ねむと 孫、房、芳......の三人を 自転倒島から連れて来て 建日......の別......の旧蹟地 岩窟のすこし手前にて 孫公さま... | 1114 |
1115 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第14章 落胆〔955〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 174 件/ノ=174 | ... 此処は建国別の神館......の表門前、玉公は門番......の幾公に臨時代理を頼まれ、ツクネンとして門......、ツクネンとして門扉を閉ぢ、借つて来た狆の様におとなしく、門番部屋......の縁側に腰をかけ、両手を膝......の上にチンと置いて、コクリコクリと居眠つて......置いて、コクリコクリと居眠つて居る。 門の外から虎公......の声、虎公『頼まう頼まう』 此声に玉公は目... | 1115 |
1116 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第15章 手長猿〔956〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 156 件/ノ=156 | ... 建日の館を訪ねたる 三五教......の黒姫は 建国別を真実......の 生み......の吾子と思ひつめ はるばる訪ねて来たも......のを 案に相違......の悲しさに 早々館を立出でて 二人......の従者を見捨てつつ 髪ふり紊し吹く風に ......り行く たよりも力も抜け果てし 此黒姫の心根は 聞くも無残の次第なり 万里の波... | 1116 |
1117 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第16章 楽天主義〔957〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 126 件/ノ=126 | ... 黒姫の慌しく駆出した後......の二人は、黒姫......の坐つてゐた天然......の岩椅子に腰を打掛乍ら、一服休み......の雑談に耽つてゐる。房公『人間と云ふ者は考......々とウツカリしてる間に墓場へ近寄つて行くのだ。俺だとて、今は此様に頭......の頂辺が禿げて来て見すぼらしくなつたが、若......すぼらしくなつたが、若い時は随分欵てたものだよ。つい一二年前の事のやうに思うてゐる... | 1117 |
1118 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第17章 向日峠〔958〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 175 件/ノ=175 | ... 向日峠の山麓、樟樹鬱蒼として空を封じた森......の下に数十人......の荒男、二人......の女を荒縄にて縛り上げ、何事か声高に罵つて......て縛り上げ、何事か声高に罵つてゐる。其中の大将と覚しき男は大蛇......の三公と云つて、此界隈で......の無頼漢である。さうして兼公、与三公......の二人は三公の股肱と頼む手下の悪者である。... | 1118 |
1119 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第18章 三人塚〔959〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 168 件/ノ=168 | ...とを立て別ける 醜女探女や鬼大蛇 虎狼の吠え猛り 勢猛く攻めくとも などか恐れ......り 勢猛く攻めくとも などか恐れむ敷島の 誠......の道......の神司 弱きを助け強きをば 言向け和す神......りし神直日 心も広き大直日 唯何事も人の世は 直日に見直し聞直し 宣り直し行く......其時は 天が下なるもろもろは 残らず吾の味方......のみ 仇も曲津も忽ちに 旭に露と消えて行......も忽ちに 旭に露と消えて行く 三千世界の梅の花 一度に開く神の道 此世を救ふ生... | 1119 |
1120 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第19章 生命の親〔960〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 157 件/ノ=157 | ... 黒姫は石塊だらけの谷道を火......の国都へと急ぎつつ進み行く。途中......の深谷川に危い一本......の丸木橋が架つて居る。黒姫は石橋でも叩いて......渡ると云ふ注意深い人間になつて居た。建日の館......の建国別......の宣伝使を、軽率にも吾子では無いかと訪問し......軽率にも吾子では無いかと訪問して失敗したのに懲りたからである。黒姫は一本橋の裏を窺... | 1120 |
1121 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第20章 玉卜〔961〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 150 件/ノ=150 | ... 建日の館......の奥......の間には主......の建国別、妻......の建能姫は差向ひとなつて、ヒソビソと話に耽......今日は意外なお客さまでごさいましたが、あの黒姫様といふお方も随分御苦労を遊ばした様......さつてゐらられた所を見れば、余程息子さまの事に就て、お気をもませられたと見えまする......建国別『さうですなア、併し乍ら親と云ふものは有難いものです。私が若しや自分の子では... | 1121 |
1122 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第21章 神護〔962〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 130 件/ノ=130 | ... 虎公は、玉公、新公、久公、八公の一行と共に火......の国街道に漸く立ち現はれた。此処は樫......の木......の大木が太陽......の光線を包んで遮つて居る、天然椅子......の岩......のある場所で、黒姫が手長猿に悩まされた処で......黒姫が手長猿に悩まされた処であつた。大蛇の三公の乾児六公は数十人の手下を引き連れ、... | 1122 |
1123 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第22章 蛙の口〔963〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 161 件/ノ=161 | ... 矢方の村......の大蛇......の三公が館には、何となく物騒がしき声が聞え......、何となく物騒がしき声が聞えて居る。夜前の一件に就て、三公は兄弟分や乾児に対し慰労......公は兄弟分や乾児に対し慰労会を催して居たのであつた。数多......の乾児は久し振りにうまい酒に酔うて、口々に......口々に四辺構はず喋り出した。甲『オイ、皆の奴、何と甘え酒で無えか。俺ア今日で丁度二......や、高公、貴様は何と云ふ勿体無え事を言ふのだ。それ程悪い酒なら何故ガブガブと飲んだ... | 1123 |
1124 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第23章 動静〔964〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 96 件/ノ=96 | ... 六公の一部隊が帰つて来たと聞いて、大蛇......の三公は、六公を秘かに吾居間に通した。そこ......かに吾居間に通した。そこには与三公、勘公の両人が両脇に控へてゐる。三公『オイ六、甘......ー、夫れは夫れは何で御座います。筑紫ケ岳の高山峠......の頂上に参りました所、五人......の奴は、忽ち雲を霞と逃げ散つて、行方知らず......してどうして、滅相も御座いませぬ。大親分の御威勢と云ふも......のは、大したもので御座いますワ。吾々一同が... | 1124 |
1125 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 28 件/ノ=28 | ...心なき人の言葉を聞く毎に 曇りたる世をなほ思......曇りたる世をなほ思ふかな〈序〉千早振る神の恵はもろこし......の 千里......の外も守りたまひぬ〈序〉身はたとへ万里......の外におくとても 瑞......の御魂は世人を守らむ〈序〉世......の人......の心の眠りを醒さむと 鳴り出だしけり... | 1125 |
1126 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 28 件/ノ=28 | ... 本巻には、三五教の宣伝使黒姫が山河を跋渉し、屋方村......の男達大蛇......の三公......の乾児......の徳公と、虎公実は虎若彦......の部下......の久公を引連れ、火......の国の境に屹立せる荒井峠を越え、火の国の都... | 1126 |
1127 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 前付 | 総説歌 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 21 件/ノ=21 | ... 天地の神......の御水火より 現はれ出でし人草は 至粋至......水火より 現はれ出でし人草は 至粋至醇の神......の御子 如何でか曲......のあるべきぞ 名位寿富......の正欲に 心を砕く処より 執着心てふ魔が......慮りつつ 体主霊従に落つれども 一朝神の光得て 省みすれば元......の神 神に代りて天地の 大経綸に奉仕する... | 1127 |
1128 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第1章 言の架橋〔965〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 157 件/ノ=157 | ... 広大無辺の大宇宙 数ある中に霊力......の 秀れて尊き我宇宙 上には日月永久に ......れて尊き我宇宙 上には日月永久に 水火の光を放ちつつ 下界......の地球を照臨し 森羅万象悉く 無限絶対無......照臨し 森羅万象悉く 無限絶対無始無終の 霊力体......の三元を 備へてめぐる神......の業 太陽大地太陰......の 無限の生命は御倉板挙 神の御言の恵な... | 1128 |
1129 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第2章 出陣〔966〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 126 件/ノ=126 | ... 三五教の宣伝使 黒姫司はしとしとと 建日......の館を立ち出でて 岩石起伏......の急坂を 火......の国街道さして行く 神......の経綸か偶然か 知らず識らずに踏み迷ひ ......ずに踏み迷ひ 左へ行くべき谷道を いつの間にかは右に取り 向日峠......の山麓に いと淋し気にさしかかる 深谷川......山麓に いと淋し気にさしかかる 深谷川の丸木橋 半朽ちたる其上を 薄氷を踏む心... | 1129 |
1130 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第3章 進隊詩〔967〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 123 件/ノ=123 | ...を辿り乍ら足拍子をとり、チヨコチヨコ走りのまま謡ひ出したり。『「ウントコドツコイ」......『「ウントコドツコイ」夜が明けた 向日の森が晴れて来た 虎狼や獅子熊......の 猛び......の声も鎮まりて 彼方此方に鳥が啼く 東......の空は茜さし 豊坂昇る日......の神は 山道辿る吾々......の 一行......の身をば照します 「ウントコドツコイ」足... | 1130 |
1131 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第4章 村の入口〔968〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 121 件/ノ=121 | ... 向日峠の山麓に差しかかつたる孫公は騒がしき人声を......歌ひ乍らツカツカと立寄り、夕まぐれに三公の手下共に謀られて手足を縛られ、土中に埋没......れて手足を縛られ、土中に埋没され九死一生の所を黒姫に救はれて、今や虎公一行と共に火......所を黒姫に救はれて、今や虎公一行と共に火の国都へ至る途中を繰合せ、屋方村......の三公を言向和さむと進み行く途々、足拍子を......姫司に伴はれ 自転倒島を後にして 筑紫の島に来て見れば 思ひもよらぬ広い国 山......国 山河清く野は青く バナナ無花果其外の 味よき木......の実は遠近の 木々の梢に実りゐる あゝ天... | 1131 |
1132 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第5章 案外〔969〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 151 件/ノ=151 | ... 黒姫の一行九人は、漸くにして大蛇......の三公が表門に立ち現れた。門番をして居た二......が表門に立ち現れた。門番をして居た二三人の若い奴、森......の中に埋めて置いた三人......の男女を初め、名を聞いても恐れて居た虎公が......児を引きつれ宣伝使までも伴うてやつて来たのに肝を潰し、蒼白な顔をしてポカンと眺めて......意とに細い声を出し、『ホーイホーイ、源公の奴、兼公さまが帰つて来たぞよ。お愛さまも......お梅さまも生還り、墓から現はれて、お前等の素首を貰ひに来たから用意をして呉れ。余り... | 1132 |
1133 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第6章 歌の徳〔970〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 104 件/ノ=104 | ... 黒姫は元気よく歌をうたつて、双方の和解を祝す。そ......の歌、『三千世界......の梅......の花 一度に開く時は今 天教山や地教山 ......山や地教山 黄金山にあれませる 三五教の大神......の 尊き教は四方......の国 隈なく光り輝きて 心を筑紫......の熊襲国 山の奥まで鳴り渡る 実にも尊き... | 1133 |
1134 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第7章 乱舞〔971〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 124 件/ノ=124 | ... 八公は徳公の歌にそそられて、覚束なくも謡ひ初めたり。......そられて、覚束なくも謡ひ初めたり。『武野の村......の玉公が 親......の代から伝へたる 水晶玉が如何してか 俄......黒く曇り出し 心をひそめて伺へば 筑紫の島に黒姫が 泥をば吐きに来よつたに て......吐きに来よつたに てつきり違ひはないものと 大当外れ......の判断に 親方さまを頼み込み 無花果取る......て 改心ささねばならないと 新、久、八の三人も 親分さまの言ひ付で 嶮しき山を... | 1134 |
1135 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第8章 心の綱〔972〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 222 件/ノ=222 | ... 一しきり酒宴はすんだ。大蛇の三公は虎公、お愛、お梅、孫公、黒姫、兼公......黒姫、兼公を美はしき吾居間に誘ひ、四方山の話をし乍ら、打ちくつろいで二次会を行つて......、打ちくつろいで二次会を行つてゐる。数多の乾児もそれぞれ思ひ思ひに田圃に出で、相撲......ぬ話をして上機嫌である。あちら此方に大勢の乾児......のこととて、小競合は始まつたが、何分にも今......始まつたが、何分にも今日は目出度いと云ふので、互に慎み合ひ、大した喧嘩もなく、極め......て無事である。 六公、徳公、高公及び虎公の乾児なる新、久、八......の六人は酒に酔ひつぶれ、其場にドツカと坐つ... | 1135 |
1136 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第9章 分担〔973〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 216 件/ノ=216 | ... 吼え猛る虎狼や獅子大蛇 熊襲の国......の高原に 館を構へて遠近に 暴威を揮ひし......館を構へて遠近に 暴威を揮ひし男達 その名も大蛇......の三公が 離座敷に夜もすがら 酒汲みかは...... 離座敷に夜もすがら 酒汲みかはし四方山の 話に耽る人......の影 障子に映る五つ六つ 夜は深々と更け......つ 夜は深々と更け渡り 荒野を渡る夜嵐の 声も何時しか静まりて 幽かに聞ゆる谷...... 声も何時しか静まりて 幽かに聞ゆる谷川の 巌を咬むで迸る 水の音のみ鳴り渡る。... | 1136 |
1137 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第10章 夢の誡〔974〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 196 件/ノ=196 | ... 屋方の村......の三公と 綽名をとつた男達 蚊竜天に登る......名をとつた男達 蚊竜天に登るよな 其勢の荒男 武野......の村......の男達 誉を四方に虎公が お愛......の方と諸共に 孫公伴ひ鼈......の 湖水に潜む曲神を 神......の教の言霊に 言向和し世の人の 百の禍除... | 1137 |
1138 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第11章 野宿〔975〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 145 件/ノ=145 | ...に、目を覚まされて起き上つたお愛は、孫公の此姿を見て怪しみ、ツカツカと側に寄つて来......めたと見えますなア』 孫公は星月夜にお愛の姿を眺めて驚愕し、両手を打振り打振りなが......として居て下さい。お前さまに来られると恋の糸に縛られて、身体がビクともせない様にな......いお愛さまが秋波を送つて下さつても、孫公の鉄石心はお生憎様、梃子でも棒でも動きませ......梃子でも棒でも動きませぬぞや。女と云ふものは魔だからな。世界中......の男を雁字り捲きにして身動きもならない様に......け好かない臭がしますから……』と今見た夢の受売を一生懸命にやつてゐる。『ホヽヽヽヽ......を一生懸命にやつてゐる。『ホヽヽヽヽ、あのまア、孫公さまの恐さうな様子、お前さまも... | 1138 |
1139 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第12章 自称神司〔976〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 119 件/ノ=119 | ... 白山峠の山頂に漸くにして辿りついた四人......の男女は、峰......の嵐に吹かれつつ汗を拭ひ四方......の山野を心地よげに観望しながら小憩を試みて......げに観望しながら小憩を試みてゐる。 遥かの東北に当つて、白く光つたも......のが見えてゐる。それは春公、お常が大蛇に呑......、お常が大蛇に呑まれた思ひ出深きスツポンの湖......の一部である。三公はその湖がフツと目につき... | 1139 |
1140 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第13章 山颪〔977〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 132 件/ノ=132 | ... 白山峠の絶頂で 普通選挙......の其結果 三五教......の宣伝使 孫公別と名......のりつつ 意気揚々と勇み立ち 肩肱怒らし......歌 歌うて勇む折柄に いづこともなく神の声 われは玉治別司 一寸先......の見えもせぬ 凡夫......の身にて宣伝使 選挙するとは何事ぞ 早く......かへり 肩をすぼめてすたすたと 白山峠の峻坂を 東北さして下りつつ 足の拍子を... | 1140 |
1141 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第14章 空気焔〔978〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 146 件/ノ=146 | ... 一行四人は漸くにしてスツポンの湖水......の南岸に辿り着いた。此時已に夜はズツプリと......て、鬼哭愁々として寂寥身に迫り来る。肝腎の自称宣伝使孫公別は、地震......の孫よろしく歯......の根をガチガチ云はせ乍ら、蒼白......の顔してスクミ上つてゐる。岩石も吹き散らす......スクミ上つてゐる。岩石も吹き散らすばかりの疾風頻りに吹き来り、其物凄き事例ふるに物......り、其物凄き事例ふるに物なく、孫公別は樹の根に確と抱きついて、其身の吹き散るのを辛... | 1141 |
1142 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第15章 救の玉〔979〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 102 件/ノ=102 | ... お愛は立上り、宣伝歌を歌う。『豊葦原の瑞穂国 国......の八十国八十島は 国治立......の御体 神素盞嗚......の御霊力 金勝要大神......の 御霊......の守らす国なれば 此三柱......の大神......の 御許しなくば何神も 此世に住むべき権... | 1142 |
1143 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第16章 浮島の花〔980〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 227 件/ノ=227 | ... 東西二十里、南北三十里に亘る此湖水の中に三個......の浮島ありて、時々刻々に其位置を変じ、浮草......浮島ありて、時々刻々に其位置を変じ、浮草の如く漂へる奇妙なる島なり。玉治別は此島を......らば 寄り来りませわれはあふがむ。 水の面に軽く浮べる此島は 如何なる神......のすみかなるらむ。 島影にかくれひそめる曲......らむ。 島影にかくれひそめる曲神を 神の御稜威に救ひ照らさむ。 現し世も亦幽世も......稜威に救ひ照らさむ。 現し世も亦幽世も神の世も 皇大神......のしらす御国ぞ。 国治立神の命の伊吹より ... | 1143 |
1144 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第17章 霧の海〔981〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 184 件/ノ=184 | ... 青葉は薫り、霞は迷ふ荒井ケ岳の絶頂に腰打かけて、四方を見はらし、雑談に......て、四方を見はらし、雑談に耽つてゐる三人の男女がある。余り風はなけれども何となく朝......男女がある。余り風はなけれども何となく朝の空気は涼しい。彼方此方に煙ともつかず、霧......閉ぢ込め、其中より浮き出た様にコバルト色の山岳が現はれてゐる。『モシモシ黒姫様、何......気に当り、四方を見下す気分は、まるで地上の一切を掌握した王者......の様な雄大なる気分が漂うて来るぢやありませ......りませぬか』『実に雄大な景色ですなア。火の国......の都はどの辺に当りますか』『これからズツと... | 1144 |
1145 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第18章 山下り〔982〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 130 件/ノ=130 | ... 黒姫は四方の風景を眺めながら、『見渡せば四方は霞みて......景を眺めながら、『見渡せば四方は霞みて霧の海よ 吾背......の君は何処に坐すらむ。 霧......の海波静かなり火......の国に コバルト色......の山は浮びつ。 村肝......の心を荒井ケ岳に来て 四方を見晴らす今日......四方を見晴らす今日ぞ楽しき。 眺むれば火の国山や向日山 花見ケ岳の姿のさやけさ。... | 1145 |
1146 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第19章 狐の出産〔983〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 150 件/ノ=150 | ... 三人は稍緩勾配の坂道にかかり、甦き返つた様な気分になつて......分になつて、宣伝歌を歌ひ乍ら進み行く。道の傍に滾々として清水が湧き出て居る。天......の与へと三人は飛びつく様にして交る交る手に......交る交る手に掬ひつつ喉を霑す。徳公『旅人の生命養ふ清水かな。 滾々と水......の御霊......の湧き出でにけり。 あゝうまいうまいと掬ぶ......水哉。 汗までが姿を隠す清水かな。 喉笛の調子を直す清水かな。 岩清水尊き神......の恵みなり。 有難し尊し何も岩清水』久公『... | 1146 |
1147 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第20章 疑心暗狐〔984〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 94 件/ノ=94 | ...『三五教の宣伝使 黒姫さまに従ひて 荒井ケ岳を下......配りつつ 五合目あたりに来て見れば 天の与へか岩清水 人待顔に湧いてゐる コリ......喉をうるほせば 今迄暴威を揮ひたる 汗の曲津はどこへやら 縮み上つて「ドツコイ...... 俺も久公も「ドツコイシヨ」 黒姫さまの驥尾に付し 天下......の名句をひねりだす 諄々として「ウントコ......ヨ」 尽きざる姿は「ドツコイシヨ」 泉の涌く如面白く 甦りたる心地して 息を休......ツウなつた 背中を用心するがよい お常の産気がつきました 此山中......の「ウントコシヨ」 人も通らぬ路傍で ど... | 1147 |
1148 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第21章 暗闘〔985〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 155 件/ノ=155 | ... 房公芳公両人は 建日の館を立ち出でて 黒姫さま......の後を追ひ 嶮しき山坂トントンと 捩鉢巻......湯気を立て 後追ひかけて来て見れば 火の国峠......の登り口 黒姫さま......のお姿は 雲か霞か魔か神か ドロンと消え......消えて影もなし 「ウントコドツコイ」このやうな はげしい坂をば「ウントコシヨ」 ......げしい坂をば「ウントコシヨ」 黒姫さまの老年が どうして登つて行つたろか 影も......ドツコイシヨ」 やうな嶮しき坂道を 兎の如く這うて行く 当の主人の黒姫は 道踏... | 1148 |
1149 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第22章 当違〔986〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 148 件/ノ=148 | ... 火の国都......の高山彦......の門前に現はれた二人......の男、こは云はずと知れた房公、芳公......の両人であつた。『もしもし門番様、何卒通し......もし門番様、何卒通して下さいませ』 門番の軽公は門内より、『村肝......の心......の岩戸の締りたる 曲津の通る門口でなし。... | 1149 |
1150 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第23章 清交〔987〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 155 件/ノ=155 | ... 火の国館......の門前近く、宣伝歌を歌ひ乍ら入り来る一人......の宣伝使は玉治別命なり。『神が表に現はれて......を立別ける 恋に迷うた黒姫が 自転倒島の聖場に 朝な夕なにまめやかに 仕へつと......やかに 仕へつとむるハズバンド 高山彦の神司 筑紫......の島に渡りしと 心一つに思ひつめ 百......の悩みに堪へ乍ら 三五教......の宣伝を 兼ねつつ来る浪の上 筑紫ケ岳を... | 1150 |
1151 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第24章 歓喜の涙〔988〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 172 件/ノ=172 | ... 愛子姫は黒姫の訪問と聞き、稍危み乍ら、玄関口に津軽命と......れてゐる。黒姫は玄関口に立ち、『高山彦夫の命......の後追うて 黒姫司ここにきたれり。 高山......うて 黒姫司ここにきたれり。 高山彦夫の命は如何にして われを出迎へ遊ばさざる......あらたふと黒姫司はるばると 出でます事の心嬉しき。 いざ早く館......の奥へ上りませ 汝来ますとてわれは待ちけ...... 汝来ますとてわれは待ちける。 玉治別神の命も出でまして 汝が入来を待たせ玉へり......待たせ玉へり』『いざさらばお構ひなくば奥の間へ 進みて夫に言問ひ申さむ。 高山彦... | 1151 |
1152 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 42 件/ノ=42 | ...に逢ふて開かむと 雪に埋もれまつ梅の花〈総説歌〉世......のさまを見る度ごとに聞くごとに 涙......の光かがやかむとすも〈総説歌〉吹かば吹け醜......光かがやかむとすも〈総説歌〉吹かば吹け醜の木枯強くとも われには春......の備へこそあれ〈総説歌〉三五......の月......の雲間を出でしより 曲津......の影は消え失せにける〈第2章(三版)〉悪人... | 1152 |
1153 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 112 件/ノ=112 | ... 現代の学者は、『宗教は芸術......の母なり』とか、『宗教が芸術を生む......のだ』と謂つて居るさうである。私はそれと反......さうである。私はそれと反対に『芸術は宗教の母なり、芸術は宗教を生む』と主張するも......のである。 洪大無辺......の大宇宙を創造したる神は、大芸術者でなけれ......神は、大芸術者でなければならぬ。天地創造の原動力、之れ大芸術......の萌芽である。宗教なるものは神の創造力や、... | 1153 |
1154 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 28 件/ノ=28 | ... 霊界物語も筆録者諸氏の丹精に由つて、漸く弥勒......の神に因みたる三六......の巻を口述し了りました。本巻は神素盞嗚尊......の御愛児八乙女......の一人なる第七女......の君子姫が、メソポタミヤ......の顕恩郷を立出でて敵派......の邪神に捕へられ、破れた小舟に乗せられて、... | 1154 |
1155 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第1章 二教対立〔989〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 185 件/ノ=185 | ... 亜細亜大陸の西南端に突出したる熱帯......の月......の国は、後世これを天竺と称へ、今は印度と云......世これを天竺と称へ、今は印度と云ふ。此国の東南端......の海中に浮び出でたる大孤島はシロ......の島といふ。現代にては錫蘭島と称へられて、......いふ。現代にては錫蘭島と称へられて、仏教の始祖釈迦如来が誕生したる由緒深き島である......那、朝鮮と、其教勢東漸して、遂に自転倒島の我日本国にまで、其勢力を及ぼしたのである... | 1155 |
1156 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第2章 川辺の館〔990〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 91 件/ノ=91 | ... 神地の城は東北西......の三方、美しき青山に囲まれ、南方は稍展開し......、美しき青山に囲まれ、南方は稍展開し、城の東西に余り広からねども、水清く流れ深き清......が通つて居る。奇石怪岩最も多く、奇勝絶景の地点を選んで、ケールス姫......の別宅が建てられてあつた。東......の河は別館......の西を流れ、河......の中には種々雑多の形をしたる大小無数の岩石... | 1156 |
1157 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第3章 反間苦肉〔991〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 73 件/ノ=73 | ... サガレン王は神前の間に端坐して冥想に耽つて居る。其処へ慌し......たり。サガレン王は驚いて、『消魂ましき汝の其様子、何事なるぞ』と尋ぬれば、ケールス......『外でも御座いませぬ。シルレング、ユーズの輩、私に徒党を結び反逆を企て、王様を始め......党を結び反逆を企て、王様を始め妾等を今夜の中にベツトして、クーデターを行ふ陰謀を企......グ、ユーズが左様な事を企劃して居ると申すのか。それは大方何か......の間違ひであらう』『イエイエ、決して間違ひ......して間違ひでは御座いませぬ。先日より両人の様子如何にも怪しと存じ、私にベールを遣は......なつて居ります。愚図々々致して居れば御身の一大事、社稷の顛覆は風前の灯火も同様なれ... | 1157 |
1158 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第4章 無法人〔992〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 150 件/ノ=150 | ... 神地の都に程遠からぬ、青木ケ岡......の麓に館を構へたタールチン......の奥座敷には、妻......のキングス姫と共にヒソビソ話が始まつて居る......チン『何と御館には困つた事が出来て来たものぢやないか。ケールス姫様を竜雲......の奴巧く取り込み、横暴日に夜に募り、サガレ......に夜に募り、サガレン王様を見る事恰も配下の如き態度である。此儘に放任しおかば、神地......ある。此儘に放任しおかば、神地城も、シロの国も木端微塵、滅茶苦茶に瓦解し大騒乱をか... | 1158 |
1159 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第5章 バリーの館〔993〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 97 件/ノ=97 | ...、サガレン王を発狂者として幽閉し、左守神のタールチン夫婦を初め、右守神......のエームス、ゼム、エール、シルレング、ユー......ムス、ゼム、エール、シルレング、ユーズ等のバラモン教信者にして王に誠忠なる人物を残......姫と共に国王気取りになつて、益々傍若無人の行動をなし、悪逆日に増長して、怨嗟......の声は国内に轟き渡る事となつた。竜雲も遉は......国内に轟き渡る事となつた。竜雲も遉は人心の向背如何を顧み、公然王と名乗る事をなさず......マを右守神となし、ベール、メール、ヨールの三人を抜擢して重要なる位置に据ゑ、日夜、......る位置に据ゑ、日夜、茗宴に耽り、放埒不覊の生活を送りつつあつた。 さうしてサール、... | 1159 |
1160 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第6章 意外な答〔994〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 96 件/ノ=96 | ... アナンはサール、セール、ウインチの同志に別れを告げ、テーリスに会つて内外相......ラリと神地城近く現はれた。メール、ヨールの両人は忽ちアナンを捕へ獄に投じた。 アナ......じた。 アナンはテーリスが依然として牢獄の監督たるべしと確信して居たが、豈図らむや......るべしと確信して居たが、豈図らむやベールの悪人が何時......の間にか代つて居る。竜雲もテーリスを固く信......リスを固く信じ吾股肱と頼み、大切なる牢獄の監督を命じて居たが、彼も悪者、万一正義派......長けた竜雲は、ベールをして之に代らしめたのである。アナンは斯うなつては恰も飛んで火......アナンは斯うなつては恰も飛んで火に入る夏の虫も同様であつた。凡ての計画はこれにてサ... | 1160 |
1161 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第7章 蒙塵〔995〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 128 件/ノ=128 | ...者と誣いられ、厳重なる監視人付きにて昼夜の別なく見張られてゐた。サガレン王は一絃琴......琴を取出し、声も静かに歌ふ。『父は大国別の神 イホ......の都に現れまして 教を開き玉ひしが 三五......に現れまして 教を開き玉ひしが 三五教の神司 夏山彦や祝姫 其他百......の神人に 追ひ払はれて顕恩......の 郷に鬼雲彦を伴れ 教を開き玉ひしが ......間もなく父は世を去りて 鬼雲彦はバラモンの 教司となり終ほせ われを見すてて顧み......われを見すてて顧みず やむなく吾はシロの島 神地の都に現はれて 漸く教を四方の... | 1161 |
1162 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第1篇 天意か人意か | 第8章 悪現霊〔996〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 126 件/ノ=126 | ... アナン、セールの一隊は館に向ひ、サール、ウインチはタール......、シルレング、ユーズを救ひ出さむと、牢獄の方に猛進した。 ベールは部下......の獄卒と共に死力を竭して戦うたが、つひにコ......を隠して了つた。 サール、ウインチは一同の忠臣を首尾よく救ひ出だし、次にアナン、セ......を首尾よく救ひ出だし、次にアナン、セールの隊に合すべく王......の館を指して進み行く。竜雲、ケールス姫は奥......館を指して進み行く。竜雲、ケールス姫は奥の間に顔......の色を変へ、手鎗を小脇に抱へ、寄らば突かむ... | 1162 |
1163 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第9章 濃霧の途〔997〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 139 件/ノ=139 | ... 常世の国......の自在天 大国別......の珍......の子と 生れ出でたるサガレン王は 顕恩郷......ガレン王は 顕恩郷を後にして ペルシヤの国を横断し 印度......の国を遠近と さまよひ廻り漸くに シロ......の島へと安着し バラモン教......の御教を 朝な夕なに宣り伝へ 漸く茲に時... | 1163 |
1164 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第10章 岩隠れ〔998〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 153 件/ノ=153 | ... サガレン王は路々歌ふ。『常世の国......の自在天 大国彦......の裔......の子と 生れ出でたる吾こそは 国別彦......の神司 イホ......の都をやらはれて メソポタミヤ......の顕恩郷 鬼雲彦と諸共に 教を伝ふる折柄......雲彦と諸共に 教を伝ふる折柄に 三五教の神司 太玉神が現はれて 善言美辞の言霊... | 1164 |
1165 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第11章 泥酔〔999〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 195 件/ノ=195 | ... ヨール、レツト、ビツト、ランチ、ルーズの一行は瓢......の酒に酔ひ潰れ、足をとられて其場に倒れたま......、足をとられて其場に倒れたまま、廻らぬ舌の根からソロソロと下らぬ熱を吹き立てる。酒......は適度に縺れて来る、足は舟に乗つた様に地の上に浮いて来た。もう斯うなつては此急坂を......なつては此急坂をセツセと汗を流して、テクの継続事業をやる必要もなくなつたぢやないか......つて来てもビクとも致さぬ某だ。かう巧く酒の神......の御守護が幸はひ給ふと、何とはなしに此間......の晩のサガレン王の身の上に、一掬同情の涙を... | 1165 |
1166 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第12章 無住居士〔1000〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 205 件/ノ=205 | ... 松浦の谷間小糸......の里は、一方は千丈......の深き谷間、南北に流れ、岩山......の斜面に天然......の大岩窟が穿たれてゐる。此岩窟に達せむとす......てゐる。此岩窟に達せむとするには、細き岩の路を右左に飛び越え漸くにして渡り得る実に......を守れば万卒越ゆる能はずと云ふ天然的要害の地点である。かつてバラモン教......の友彦が小糸姫と共に草庵を結び、教を開きゐ... | 1166 |
1167 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第13章 恵の花〔1001〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 176 件/ノ=176 | ... 無住居士と自称する白髪の老人が蒼惶として立去りたる後に、テーリス......み、さし俯向いて何事か考へ込んで居る。今の今まで勇壮活溌にして孤骸胡羯を呑む的武勇......今まで勇壮活溌にして孤骸胡羯を呑む的武勇の気に満たされたるテーリス......の耳にも「ヤー、エー、トー」と打ち合ふ竹刀......耳にも「ヤー、エー、トー」と打ち合ふ竹刀の音、何となく物憂げに響くやうになつて来た......く物憂げに響くやうになつて来た。広大無辺の神......の力に比ぶれば、一人対一人......の撃剣術に対し何となく力なく、自ら軽侮の念... | 1167 |
1168 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第2篇 松浦の岩窟 | 第14章 歎願〔1002〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 143 件/ノ=143 | ... サガレン王は館をたつて、再び元の岩窟にエームスを従へ立帰り、奥......の間に端坐し天津祝詞を奏上し、且神歌を謡ふ......を謡ふ、其歌。『あゝ惟神々々 広大無辺の天地......の 神......の慈愛に比ぶれば 吾は小さき者なりし セ......ぶれば 吾は小さき者なりし セイロン島の浮島に 神......の司と現れて バラモン教......の御教を 世人に伝へ居たりしが 已むを得... | 1168 |
1169 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第3篇 神地の暗雲 | 第15章 眩代思潮〔1003〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 241 件/ノ=241 | ... 久方の天津御空はドンヨリとして、暗雲低迷し、四......津御空はドンヨリとして、暗雲低迷し、四方の山々は白雲......の断片を胸腹......のあたりに纓め、何とはなしに蒸しあつく、風......蒸しあつく、風は殆ど其権威を失ひ、白楊樹のデリケートな柔かな新芽さへビクとも動かぬ......ケートな柔かな新芽さへビクとも動かぬ陰鬱の気漂ふ。神地......の城......の別殿は、幾十丈とも知れぬ岩石、地球の中心... | 1169 |
1170 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第3篇 神地の暗雲 | 第16章 門雀〔1004〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 88 件/ノ=88 | ... 神地の城......の表門には、門番......のシール、ベス......の両人が、あまり......の無聊と暑さとを忘れむため、チビリチビリと......脇に抱込み、此処迄現はれ来り、手持無沙汰のお面貌でコソコソと再び元......のお館に引つ返された......のは一体何だらう。まるで戦場に於ける女武者... | 1170 |
1171 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第3篇 神地の暗雲 | 第17章 一目翁〔1005〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 225 件/ノ=225 | ... 神地の城......の表門......の番人シールは、只一人チビリチビリと酒を傾......と酒を傾けながら、奥殿に進み入つたるベスの帰りを今や遅しと待ち居たり。かかる処へニ......かる処へニコニコとして立ち帰り来りしベスの顔を見るより噛みつく様に忙しく、『オイ、......忙しく、『オイ、ベス、如何だつたい。大奥の首尾はイヤ様子は……』『大山鳴動して鼠一......事ならむと身をかため、恐れ気もなく竜雲王の奥殿に忍び入り、ケールス姫様......のあの御様子にては何事の大事変突発せしかと... | 1171 |
1172 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第3篇 神地の暗雲 | 第18章 心の天国〔1006〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 222 件/ノ=222 | ... アナン、セール、ユーズ、シルレングの四人は、兵を起して夜襲を試み、神地城......の奥......の間に軽進して、遂に臨時作り......の陥穽に墜落し、捉へられて四人は一緒に牢獄......緒に牢獄に投ぜられ、ヒソビソとサガレン王の身......の上に付き、案じ過して囁いてゐる。アナンは......る。アナンは小声になつて、『とうとう竜雲の曲神が陥穽に深くおち込み、こんなザマにな......は何時解放されるかも分りやしないし、活殺の権は竜雲が握つてゐるのだから、俺達一同の... | 1172 |
1173 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第3篇 神地の暗雲 | 第19章 紅蓮の舌〔1007〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 160 件/ノ=160 | ... 門番のベスは再び竜雲、ケールス姫......の居間へ慌しく伺候し、恭しく両手をつかへ、......げます。只今門前に現はれました、白髪異様の老人が、老人かと思へば平たくなつたり、長......張つて帰らうとは致しませぬ。到底吾々門番の非力では追払ふ訳には行きませぬ。併し乍ら......。併し乍ら、飲めよ騒げよ一寸先は暗よ、暗の後には月が出る……と、ヘヽヽヽヽ随分気に......気に入る事を云ひます。屹度あれはウラル教の神様が化けて御座つた......のかも知れませぬ。善とも悪とも、たとへ方な......知れませぬ。善とも悪とも、たとへ方なきもので御座います』 竜雲はベスの言葉を聞き、... | 1173 |
1174 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第4篇 言霊神軍 | 第20章 岩窟の邂逅〔1008〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 187 件/ノ=187 | ... 松浦の里......の天然......の岩窟......の前に聞えて来た女......の宣伝歌。『神が表に現はれて 善と悪とを......りし神直日 心も広き大直日 只何事も人の世は 直日に見直せ聞き直せ 身......の過ちは宣り直す 三五教......の神の道 抑も起りを尋ぬれば 国の御祖と... | 1174 |
1175 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第4篇 言霊神軍 | 第21章 火の洗礼〔1009〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 155 件/ノ=155 | ...真心を 捧げて仕へまつりたる 誠忠無比の神司 アナン、セールを始めとし ユーズ......神司 アナン、セールを始めとし ユーズの司シルレング 数多......の同志と諸共に 義勇......の軍を召集し 夜陰に乗じて竜雲が 秘む神......を召集し 夜陰に乗じて竜雲が 秘む神地の城塞に 破竹......の勢凄じく 侵入するや竜雲が 深き企み......の陥穽 ありとも知らず軽進し 思はぬ奇禍......牢獄に 投入れられて朝夕に サガレン王の身の上を 案じ煩ひまちまちの 噂をなし... | 1175 |
1176 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第4篇 言霊神軍 | 第22章 春の雪〔1010〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 226 件/ノ=226 | ... 神地の城は、天恵的に火......の洗礼を施され、城内......の悪魔は残らず退散し、すべて......の建造物は烏有に帰し、天清く風爽かに、土ま......は烏有に帰し、天清く風爽かに、土また総ての塵芥を焼き尽し、天清浄、地清浄、人清浄、......き尽し、天清浄、地清浄、人清浄、六根清浄の娑婆即寂光土を現出した。 サガレン王......の率ゐ来れる正義......の人々をはじめ、城内に止まりて竜雲の頤使に... | 1176 |
1177 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第4篇 言霊神軍 | 第23章 雪達磨〔1011〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 157 件/ノ=157 | ...王は悠然として立ち上り、金扇を拡げて中央の高座に登り堂々として歌ひ舞ふ。『あゝ有難......して歌ひ舞ふ。『あゝ有難し有難し 天地の神......の御恵は 伊行きたらひて隈もなく 吾等を......伊行きたらひて隈もなく 吾等を始め人々の 身魂を照らし給ひけり 荒風すさぶシロ...... 身魂を照らし給ひけり 荒風すさぶシロの島 白雲山......の頂きに 吹き起りたる竜雲が 醜......の御息に包まれて バラモン教......の宣伝使 国別彦の神司 サガレン王の身辺... | 1177 |
1178 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 第4篇 言霊神軍 | 第24章 三六合〔1012〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 173 件/ノ=173 | ...は立上り、銀扇を拡げて歌ひ舞ふ。『白雲山の山麓に そそり立ちたる神館 天地を包み......包みし黒雲も 今や全く晴れわたり 正義の光は日月......の 輝く御代となりにけり タールチン......の吾夫は サガレン王に見出され 左守......の神と任けられて 朝な夕なに真心を 尽し......へゐたりしが 何処ともなく降り来る 曲の司......の竜雲が 舌......の剣に貫かれ 其身も危くなりければ バラ... | 1178 |
1179 | 霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 47 件/ノ=47 | ...潮水に月は姿を洗ひつつ 磯辺の松に清く宿れる〈序文〉月は今潮水浴びて大...... 昇り初めたり闇晴れ初めたり〈序文〉今の世はベースト(獣)......のみがはびこりて 日に夜に道を汚し行......くなり〈第1章〉神名を騙るマルベーロ(醜の偽救主 朝な夕なに御世を曇らす〈第......朝な夕なに御世を曇らす〈第1章〉肝向かふの鬼......の恐ろしさに ふるひを......の......のく醜人あはれ〈第2章(三版)〉山は裂け海... | 1179 |
1180 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 前付 | 序 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 23 件/ノ=23 | ... 霊界物語も凡百の艱難を排除し、漸く三十六巻、原稿用紙百字......ら過去、現代、未来に於ける顕、神、幽三界の際限無き物語なれば、到底三輯や四輯にてそ......際限無き物語なれば、到底三輯や四輯にてその大要を述べ尽す事は最も至難事であります。......難事であります。神命に依れば、四万五千枚の原稿即ち四百五十万言......の三十六巻を一集(実は三輯)としても、優に......述せなくては、徹底的に解く事は出来ないとの話であります。さうすれば三百六十字詰四百......て一千七百二十八巻を要し、瑞月が記録破りの大速力を以て、一年に三輯づつ口述するも、......十八年を要する訳になります。実に某新聞紙の評する如く阿房陀羅に長い物語でありますか... | 1180 |
1181 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 58 件/ノ=58 | ... 予言者郷里に容れられずとは古来の諺である。瑞月王仁が突然神界より神務に使......役さるるやうに成つてから、親族知己朋友その他......の人々より、あらゆる悪罵嘲笑や妨害等を受け......命を遵守して今日まで隠忍して来た種々雑多の経緯を述ぶれば、到底一万や二万......の原稿で書きつくせるも......のではない。故に瑞月は霊界物語『舎身活躍』......ではない。故に瑞月は霊界物語『舎身活躍』の口述......の初に当り、最初の霊的修行の一端を述べて本... | 1181 |
1182 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第1章 富士山〔1013〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 231 件/ノ=231 | ... ◎万葉集三の巻 山部赤人望不尽山歌に天地......の分れし時ゆ神佐備て、高く貴き、駿河なる布......れし時ゆ神佐備て、高く貴き、駿河なる布士の高嶺を、天原、振放見れば度る日......の、蔭も隠ろひ、照月......の、光も見えず、白雲も伊去はばかり、時自久......ぞ、雪は落ける、語つぎ、言継ゆかむ、不尽の高嶺は。 ◎反歌 田児......の浦ゆ、打出で見れば真白にぞ、 不尽......の高嶺に雪は零ける。 ◎万葉集、隆弁の... | 1182 |
1183 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第2章 葱節〔1014〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 204 件/ノ=204 | ... 西は半国東は愛宕 南妙見北帝釈の 山......の屏風を引きまはし 中......の穴太で牛を飼ふ 青垣山を四方に回らした山......で牛を飼ふ 青垣山を四方に回らした山陰道の喉首口、丹波......の亀岡に程近き、曽我部村......の大字穴太は瑞月王仁が生地である。賤ケ伏屋......。賤ケ伏屋に産声を上げてより殆ど廿七年夢の如くに過ぎ去り、廿八歳を迎へた明治卅一年......如くに過ぎ去り、廿八歳を迎へた明治卅一年の如月の八日、半円の月は皎々として天空に輝... | 1183 |
1184 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第3章 破軍星〔1015〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 135 件/ノ=135 | ... 大阪から田舎下しの舞......の師匠に、お玉といふ四十位......の年増があつた。村......の若者は端唄や舞や踊を毎晩稽古に往つて居つ......唄や舞や踊を毎晩稽古に往つて居つた。何時の間にかは此お玉は侠客......の勘吉......の内縁......の妻となつてゐた。そして勘吉は其お玉に村の... | 1184 |
1185 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第4章 素破抜〔1016〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 189 件/ノ=189 | ...『広い亀岡の十三町に 後を見返す女郎はない』と俗謡......返す女郎はない』と俗謡に唄はれて居る亀岡の町には、芸者仲居に至る迄、皆京都......の田舎下し、パチ者......の仕入れ者ばかりで、三味線を引くと云つたら......ばかりで、三味線を引くと云つたら、たすきの紐でもくくりつけて、座敷中引まはす位が関......紐でもくくりつけて、座敷中引まはす位が関の山......の不見転ばかりである。股で挟んで金をとる釘......とる釘抜女がザツと三打計り、あちらこちらの料亭にうろついて居つた。勘公のお宿坊にし... | 1185 |
1186 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第5章 松の下〔1017〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 198 件/ノ=198 | ... 九月廿五日の月は東......の山......の端を掠めて昇つて居る。されど満天雲に包ま......。されど満天雲に包まれて居る事とて、只東の山......の端が薄明かくなつて、丁度月......の出る時刻だから、彼れが月......の光だらうと頷かれる位であつた。若し宵......の口に東が薄明かるいならば、決して月と思ふ... | 1186 |
1187 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第1篇 安閑喜楽 | 第6章 手料理〔1018〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 218 件/ノ=218 | ... 喜楽の姿が、郷神社前......の喜楽亭から二月九日......の夜より見えなくなつた......ので、母や兄弟は……大方女......の所へでも憂さ晴らしに遊びに行つた......のか、但は亀岡あたりへ散財に往つた......のだらう……位に思つて気にも留めなかつた。......た。二日立つても三日立つても帰つて来ないので、ソロソロ例の次郎松、其西隣のお政後家... | 1187 |
1188 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第7章 五万円〔1019〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 175 件/ノ=175 | ... 友人斎藤宇一の奥座敷を借つて、愈幽斎......の修業に着手する事となつた。修業者は宇一......の叔母に当る静子、及妹に当る高子(十三歳)......)、多田琴、岩森徳子、上田幸吉其外二三人の者を以て、朝夕軒を流るる小川に水浴をなし......然笛で、羽織袴を着し、極めて厳粛に審神者の役を修する......のであつた。 初めて......の審神者......の事でチツとも様子は分らぬ。第一番に多田琴... | 1188 |
1189 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第8章 梟の宵企〔1020〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 122 件/ノ=122 | ... 久し振りで自宅へ帰り、心もユツタリと宵の口から眠つて居た。俄に『オイオイ』と自分......口から眠つて居た。俄に『オイオイ』と自分の体を揺り起すも......のがある。吃驚して目を醒まして見れば誰も居......れば誰も居ない。只老母や母や妹が、未だ宵の口とて眠りもせず、行灯......の側で小説本を見たり、絵を広げて見たりして......小説本を見たり、絵を広げて見たりして居るのみであつた。俄に自分......の体は器械......の如く自動的に立ち上り、自然に歩み出した。... | 1189 |
1190 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第9章 牛の糞〔1021〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 158 件/ノ=158 | ... 斎藤元市氏は大霜天狗の託宣......のがらりと外れた......のに愛想をつかし、修業場を貸すことを謝絶し......、修業場を貸すことを謝絶し、それきり自分の方へは見向きもせなくなつた......のみならず、『大先生』と、暫く崇めてゐた喜......野天狗、ド気違』と罵り始めた。そして自分の妻......の妹......のチンコの静子を、中村の修業場から引張帰り... | 1190 |
1191 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第10章 矢田の滝〔1022〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 202 件/ノ=202 | ... 葦野山峠の西坂でマンマと牛糞をつかまされ、阿呆らし......くて堪らず、稍自暴自棄的になつて、二三日の間朝寝をする、宵寝もする、天津祝詞......の奏上や、鎮魂帰神......の修業は中止してゐた。そうすると三日目......の晩、又もや臍下丹田から例......のグルグルが喉元へ舞ひ上り、『アーアーアー......呶鳴りつける。喜楽は思うた……本当に天狗の云ふ通り、阿呆も阿呆、図なし......の阿呆だ。併し乍ら誰にも云はずに今まで隠し... | 1191 |
1192 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第11章 松の嵐〔1023〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 164 件/ノ=164 | ... 一週間の矢田......の滝......の行を終つてから、宮垣内......の自宅に於て、喜楽は愈々神業に奉仕する事と......つた。盲目や聾唖、リウマチ、其他いろいろの病人がやつて来て鎮魂を頼む、神占を乞ふ、......弥顕だと云ふ評判が忽ち遠近に轟いて、穴太の天狗さまとか金神さま、稲荷さまなどといつ......稲荷さまなどといつて、朝から晩まで参詣人の山を築き、食事する間もない位、多忙を極め......事する間もない位、多忙を極めて居た。 例の次郎松サンがやつて来て、祭壇の前に尻を捲... | 1192 |
1193 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第2篇 青垣山内 | 第12章 邪神憑〔1024〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 141 件/ノ=141 | ... 喜楽は矢田の滝に修行に行つた序、朝早くから亀岡......の伯母......の内を一寸訪問してみた。伯母は大......の稲荷信者であり、又其頃一寸天理教にもかぶ......にし、『お前はチンコだ、甲斐性なしだ。内の伜は体格も丈夫だし、余程賢い』などと、ク......、余程賢い』などと、クソカスにこきおろすのが例であつた。それに今度は打つて変つて、......宜しいか、小豆飯をたきませうか、瓢箪さまの御台さまが御座ると甘鯛......の一塩が好きだと云ふて、生なり食つて下さる... | 1193 |
1194 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第13章 煙の都〔1025〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 197 件/ノ=197 | ... 松岡天使の命令によつて、喜楽は只一人初めて大阪......の布教を試みむと早朝吾家を立ち出で、天然笛......試みむと早朝吾家を立ち出で、天然笛と鎮魂の玉に皮製......の鞄を一つ肩にひつかけ、生首峠を渡り茨木街......茨木街道に出で、それより汽車に乗つて大阪の地に着いた。 大阪は煙......の都とかねて聞いて居た。初めて大都会を見た......ねて聞いて居た。初めて大都会を見た田舎者の目には、井中......の蛙が大海に放り出された様に面喰つて了ひ、... | 1194 |
1195 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第14章 夜の山路〔1026〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 167 件/ノ=167 | ...は懐淋しく、何となしに力落ちがして愈帰国の途に就かむとした。一度空心町......の斎藤......の家に暇乞ひに立寄つて見ようと思ひ、再び訪......れど今晩は泊つて帰れと云ふ。そこへ十六七の富野といふ妹が居る......ので、僅四畳半......の間で、五人が雑魚寝することとなつた。姉娘......間で、五人が雑魚寝することとなつた。姉娘のお秋といふ......のが夜の十時頃に、ガラガラと車でやつて来て... | 1195 |
1196 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第15章 盲目鳥〔1027〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 125 件/ノ=125 | ... 五月雨の空低うして、四辺......の山は雲に包まれ、杜鵑......の鳴く声遠近に聞える、穴太宮内垣......の賤が伏家も、今は犬......の手も人......の手と称する田植......の最中、片時を争ふ農家......の激戦場裡で、遠近の人々は植付、麦刈などに... | 1196 |
1197 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第16章 四郎狸〔1028〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 205 件/ノ=205 | ... 稲の植付けも出来上がり、麦かちをしようと庭一......一面に麦を拡げて日光に乾かして居た。其日の十一時頃三人......の男が、『喜楽サンは在宅ですか』と尋ねて来......。此頃は麦かちと田植とで余り参詣者も無いので、麦かちを手伝ふ積りで農夫......の姿となつて、朝早くから麦を田圃から運んだ......から麦を田圃から運んだり拡げたりして居たのである。其処へやつて来た三人......の男は、旭村......の印地と云ふ処の岩田弥太郎、射場久助、入江... | 1197 |
1198 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第17章 狐の尾〔1029〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 126 件/ノ=126 | ...驚いて、俄に徳利を股にかくす。杉山は喜楽の姿を見て、嬉し相に笑ひ、笑顔を作り、杉山......能う来て下さいました。今日はあなたに一席の講演を願はねばなりませぬ。御存じ......の通り信者が沢山殖えまして、何時までもこん......ますがそれに就いては一寸三千円許り必要なので、今寄附帳を拵へて、各自に手分けをなし......をなし、世話方が寄附金募集に歩かうと相談の纏まつた所で御座います。就いては私が教会......つた所で御座います。就いては私が教会建築の話をする......のも何だか面白くありませぬから、一つあなた......ア』と云ふ。喜楽は其時はまだ二十六歳、父の病気が治して欲しさに信仰をして居つたのだ... | 1198 |
1199 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第18章 奥野操〔1030〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 155 件/ノ=155 | ... 一旦斎藤宇一の座敷から、退却を命ぜられた修業場は、又も......から、退却を命ぜられた修業場は、又もや爺の機嫌が直つて、再修行場に、二間続き......の奥座敷を給与された。其時は多田琴、石田小......吉などが最も面白き神懸りであり、いろいろの珍しき神術をして見せた。多田琴が両手を組......れ共地震は此家限りで、門口を出ると最早何の事もなかつた、大勢......の者は其不可思議な神力に肝を潰し、舌を巻い......多田琴が、多田『われは巴御前だ、オイ家来の者、皆サンにお茶を注げ』と命ずると、戸棚......、戸棚からガチヤガチヤと音がして茶碗が人の数丈宙をたつて、二人の前に出て来る。多田... | 1199 |
1200 | 霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻 | 第3篇 阪丹珍聞 | 第19章 逆襲〔1031〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 141 件/ノ=141 | ... 不図配達して来た日出新聞の広告欄を見ると、壮士俳優募集と云ふ立派な......と飛び上り神憑りになつて、多田『俺は男山の眷族小松林命であるぞ。今其広告にある通り......松林命であるぞ。今其広告にある通り、神界の仕組で正義団と云ふ壮士芝居......の団体が募集されて居る......のだ。お前はこれから、今迄苦労して覚えた霊......ら、今迄苦労して覚えた霊術を応用して芝居の役者になれ。神が守護して如何な不思議な事......議な事でもさしてやるから、川上音次郎以上の名優にしてやらう。如何ぢや、神......の申す事を承諾するか、但は否と申すか、直に... | 1200 |