番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1501 | 霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻 | 第4篇 鷹魅糞倒 | 第19章 神丹〔1293〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 79 件/ノ=79 | ...静子『もし珍彦さま、吾々親子はバラモン教の擒となり、危い所を治国別様に助けられ、御......となり、危い所を治国別様に助けられ、御恩の返しやうもない其上に、こんな結構な宮番迄......た事ぢやありませぬか』珍彦『さうだ。お前の云ふ通り山海......の大恩を受け、其上、神様......の事も分らない......のに、此館......の主人を仰せつけられ実に身に余る光栄だ。併......つけられ実に身に余る光栄だ。併し吾々は神のお道には全くの素人だから、余り荷が重過ぎ... | 1501 |
1502 | 霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻 | 第4篇 鷹魅糞倒 | 第20章 山彦〔1294〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 107 件/ノ=107 | ...降つて来る。途中に於てお寅、魔我彦、ヨルの一行に出会ひ祠......の森に高姫や杢助......の居る事を聞き、訝かしさ......の限りよと心に思ひ乍らも、さあらぬ態を装ひ......さあらぬ態を装ひ、三人に別れを告げて、祠の森をさして急ぎ下り行く。 話変つて、高姫......ソビソ話に耽つて居る。高姫『杢助さま、世の中に智慧位偉大なも......のはありませぬな』杢助『うん、さうだ。何と......。さうすれば彼が息をひきとると共に、変身の術を以て、お前と私は珍彦夫婦にならねばな... | 1502 |
1503 | 霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 46 件/ノ=46 | ...る。いつ。あらはれて。よをまもり。ときわのふゆ。おさめぬすえ。ほかへそ。せゐしね。......年十月十三日)〈総説(初)〉霊界物語天地の神......の御旨を明らかに 悟るは是......の神書なりけり天国や中有界や地獄道 ......天国や中有界や地獄道 詳細に覚る神の書かな日と月を重ねて見れば此書......の まこと......の心明らかとなる (大正......(大正十三年十月十四日)〈総説(初)〉根の国の高天原に在る我は この物語生命... | 1503 |
1504 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 13 件/ノ=13 | ...六ケ月目、漸く五十巻を編纂せり。此間種々の故障......の為、着手日数は二百日内外......の口述にて本巻に到達せり。而して本日は、大......七日、此数字を合算すれば三十となり、三ツの御魂に因みたる吉日なり、又以て一奇と謂ふ......成る次第なり。アア瑞月は精神上及び肉体上の大なる束縛を受けたる身ながらも、大神......の恩寵と筆録者諸弟......の熱烈なる努力とによつて、茲に五十巻......の大峠を越えたるは実に人間事とはどうしても... | 1504 |
1505 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 35 件/ノ=35 | ... 本巻は祠の森......の聖場に妖幻坊なる妖怪現はれ来り、三五教......の杢助時置師神と名乗り、恋と欲とに余念なき......時置師神と名乗り、恋と欲とに余念なき高姫の義理天上自称日出神......の生宮が、両々相対して聖場を占有し、館主珍......が、両々相対して聖場を占有し、館主珍彦その他......の真人を排除し、且大神......の大神業を破壊せむと、獅子奮迅の暴逆的活動... | 1505 |
1506 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第1篇 和光同塵 | 第1章 至善至悪〔1295〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 268 件/ノ=268 | ... 本巻物語の主人公たる初稚姫及び高姫......の霊魂上......の位置及び其情態を略舒して参考に供すること......考に供することとする。 初稚姫は清浄無垢の若き妙齢......の娘である。而して別に現代......の如く学校教育を受けた......のではない。只幼少より母を失ひ、父と共に各......はない。只幼少より母を失ひ、父と共に各地の霊山霊場に参拝し、或は神霊に感じて、三五... | 1506 |
1507 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第1篇 和光同塵 | 第2章 照魔灯〔1296〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 327 件/ノ=327 | ... 高天原の最奥に於ける霊国及び天国......の天人は、すべて愛......の善徳を完備し、信......の真善を成就し、智慧証覚に充ち居るを以て、......、智慧証覚に充ち居るを以て、中間天国以下の天人......の如く、決して信を説かず、又信......の何たるかも知らない......のである。又神の真に就いて論究せないのであ... | 1507 |
1508 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第1篇 和光同塵 | 第3章 高魔腹〔1297〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 247 件/ノ=247 | ... 初稚姫は祠の森......の神殿に参拝し、長途......の遠征を守らせ給へと祈願をこらし、再び高姫......遠征を守らせ給へと祈願をこらし、再び高姫の居間へ引返した。高姫は遠く従うて神殿近く......た。高姫は遠く従うて神殿近く進み、初稚姫の後姿を打眺め、何処ともなしに其神格......の完備せるに打驚き舌をまいた。そして高姫は......舌をまいた。そして高姫は其神格に感じ、心の底より初稚姫を神......の如く尊敬した。併し乍ら何処ともなく恐怖心... | 1508 |
1509 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第1篇 和光同塵 | 第4章 御意犬〔1298〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 186 件/ノ=186 | ...初稚姫は高姫の往つた後で、小さい声で、ホホホホホと吹き......き出さずには居られなかつた。さうして自分の笑ひ声に驚いて小声で独言、『高姫さまも気......笑ひ声に驚いて小声で独言、『高姫さまも気の毒なも......のだなア。さうして金毛九尾......の悪狐奴、又もや祠......の森に頑張り、斎苑......の館......の御神業を妨害し、数多の精霊や人民を迷はさ... | 1509 |
1510 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第2篇 兇党擡頭 | 第5章 霊肉問答〔1299〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 213 件/ノ=213 | ... 高姫は初稚姫のスマートを送つて出た後に只一人、腹中......の兇霊に打向ひ、握り拳を固めながら、懐をパ......、懐をパツと開き、布袋つ腹を現はし、両方の手で臍......のあたりを掴んだり擲つたりしながら、稍声低......、『コリヤ、其方はあれ丈注意を与へておくのに、なぜ初稚姫......の前で、あんな不用意な事をいふ......のだ。サア、高姫が承知致さぬ。一時も早く、......トと出てくれ。エー何と云つてもモウ許さぬのだ。汚らはしい、コリヤ、痰唾をはつかけて... | 1510 |
1511 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第2篇 兇党擡頭 | 第6章 玉茸〔1300〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 172 件/ノ=172 | ... 高姫は祠の森を隈なく探ね廻つた。漸く草むら......の中にウンウンと呻きながら眠つてゐる杢助......の姿を眺め、『これ、杢助さま、サア帰りませ......う云つてくれな。俺はチツとばかり頭が痛いのだから、自然......のお土に親しんで暫らく此処で休んで帰るから......『これ杢助さま、何と云ふ水臭い事を仰有るのだい。二世を契つた夫婦......の仲ぢやありませぬか。夫......の難儀は妻の難儀、妻の喜びは夫の喜び、何処... | 1511 |
1512 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第2篇 兇党擡頭 | 第7章 負傷負傷〔1301〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 185 件/ノ=185 | ... 初稚姫は静に歩を運びながら珍彦の館を訪ひ、門口......の戸をそつと開き、『御免なさいまし、私は初......なさいまし、私は初稚姫で厶います。ハルナの都へ宣伝使として参ります途中、大神様に参......参ります途中、大神様に参拝を致し、高姫様のお世話になりまして、此処に暫く足を留めて......になりまして、此処に暫く足を留めて居るもので厶いますれば、何卒御入魂に願ひます』と......開いて現はれ来り、叮嚀に辞儀をしながら桐の火鉢を据ゑ、座蒲団を敷いて、『貴女様が驍......座蒲団を敷いて、『貴女様が驍名高き初稚姫の宣伝使さまで厶いましたか。それはそれはよ......れはそれはようまアお訪ね下さいました。実の所は貴女様がお越し遊ばしたと云ふ事を、承... | 1512 |
1513 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第2篇 兇党擡頭 | 第8章 常世闇〔1302〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 304 件/ノ=304 | ... 大抵の人間は、高天原に向つて其内分が完全に開け......それ故に大神は精霊を経て人間を統制し給ふのが普通である。何となれば、人間は自然愛と......ば、人間は自然愛と地獄愛とより生み出す所の地獄界......の諸々......の罪悪......の間に生れ出でて、惟神即ち神的順序に背反せ......れど一旦人間と生れた者は、何うしても惟神の順序......の内に復活帰正すべき必要がある。而して此復... | 1513 |
1514 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第2篇 兇党擡頭 | 第9章 真理方便〔1303〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 174 件/ノ=174 | ... 高姫は初稚姫の帰り来る足音を聞き付け、待ち遠しげに、『......と障子をあけ、見れば高姫は顔面全部、干瓢の様にふくれ上り、どこが目だか鼻だか判別し......だか判別し難き迄に相好変じ、丸つきり妖怪の如くであつた。而して腫れた目は額......の方に転宅し、鼻は無遠慮に霊衣......の外に突出し、恰も雲を帯にした山容......の正しからざる高山......のやうに見えてゐる。唇は夜着......の裾のやうに厚くふくれ上り、半ば爛熟した熟... | 1514 |
1515 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第3篇 神意と人情 | 第10章 据置貯金〔1304〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 240 件/ノ=240 | ... 祠の森には誰云ふとなく獅子、虎両性......の怪物が現はれ、人間に化けてゐる。そ......の人間が祠......の森......の主管者だから、ウツカリ詣らうも......のなら喰はれて了ふと云ふ評判がパツと立つた......て了ふと云ふ評判がパツと立つた。それ故気の弱い連中は忽ち恐怖心にかられて、ここ二三......務室も極めて閑散である。只相変らず忙しいのは珍彦の神司のみである。珍彦は至誠神に仕... | 1515 |
1516 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第3篇 神意と人情 | 第11章 鸚鵡返〔1305〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 181 件/ノ=181 | ... 祠の森......の神館に 現はれ来りし杢助......の 其正体は月......の国 大雲山に蟠まる 八岐大蛇......の片腕と 妖魅......の世界に名も高き 獅子と虎と......の中性を 備へし怪し......の動物ぞ 妖幻坊と謳はれて 彼方此方に出... | 1516 |
1517 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第3篇 神意と人情 | 第12章 敵愾心〔1306〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 164 件/ノ=164 | ... 楓の叫び声に取る物も取り敢へず、ヅブ六連中は......此場へバラバラツとやつて来た。高姫は五人の酔どれをグツと睨み、声を荒らげて、『コリ......耄奴、騒がしい、ドヤドヤと、何しにうせたのだ。不都合な事を申すによつて、義理天上日......よつて、義理天上日出神が折檻を致してをるのだ。いらざるチヨツカイを出し、構ひ立てを......』イル『ハイ宜しい、お前さまを助けに来たのだ』と座敷へかけ上る。高姫は、『イーイ、......た。此態を見て、イク、サール、ハル、テルの四人はヒヨロヒヨロしながらも、気ばかりは......ロヒヨロしながらも、気ばかりは勝つてゐるので、高姫目がけて武者振りつかうとする。高......、ウンとつく。何れもヘベレケに酔うてゐるのだからたまらない、高姫が非力にも敵し難く... | 1517 |
1518 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第3篇 神意と人情 | 第13章 盲嫌〔1307〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 181 件/ノ=181 | ... 初稚姫の居間には初稚姫、楓姫......の二人が丸火鉢を中に置いて、やさしい声で談......楓さま、お腹が立つでせうけど、そこを忍ぶのが勇者と云ふも......のですよ。なる勘忍は誰もする、ならぬ勘忍す......と申しまして、忍耐位善徳はありませぬ。世の中......の一切......の事は忍耐によつて平和に治まり、又忍耐せざ......に治まり、又忍耐せざるによつて騒動が起るのです。忍ぶと云ふ字は刃の下に心と云ふ字を... | 1518 |
1519 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第3篇 神意と人情 | 第14章 虬の盃〔1308〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 191 件/ノ=191 | ...ど何う考へても普通ではいかない。又まさかの時になれば、怖ろしいスマートが飛び出して......しいスマートが飛び出して来る。これが高姫の第一......の頭痛である。もうかうなつたら、如何程スマ......せと云つても初稚姫は帰すまい。又母としての権利を振ひ、彼女を強圧し吾意に従はしむる......底駄目だと考へた。そこで高姫は一計を腹中の悪狐と相談......の上ねり出した。外でもない、それは一種......の妖術である。虬......の血を絞つて百虫を壺に封じ込み、当の四人を... | 1519 |
1520 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第15章 妖幻坊〔1309〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 182 件/ノ=182 | ... 春雨の降りしきるシンミリとした窓......の中、四辺......の空気も和らいで、物に熱し易い高姫......の頭はどことはなしにポカポカと助炭......の上に坐つた様な心持がする。高姫は腹中に潜......た様な心持がする。高姫は腹中に潜める沢山のお客さまと、徒然......の余り、斎苑......の館を占領すべき空想を描いて、独り笑壺に入... | 1520 |
1521 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第16章 鷹鷲掴〔1310〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 236 件/ノ=236 | ... イルは冷笑を泛べながら、高姫の御機嫌取り......の為に、一間に入つて大速力にて書き写し、直......入つて大速力にて書き写し、直様に直筆を右の手にひん握り、左......の手に三宝を掴んで高姫......の居間......の前まで到り、元......の通りキチンと叮嚀に......のせ、目八分に捧げ、襖の外から言葉もいと荘... | 1521 |
1522 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第17章 偽筆〔1311〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 210 件/ノ=210 | ... 高姫の形勢意外にも不穏......の景況を呈し、何時低気圧......の襲来するやも図り難き殺風景......の場面となつて来た。イル以下四人は自棄糞に......そしてイルは大きな声で、『義理天上日出神の生宮であるぞよ。結構な結構な筆先を生宮に......筆先を生宮に書かすによつて、筆と墨と紙との用意を致されよ』と呶鳴り出した。サールは......りながら一生懸命に書きつけた。イルは高姫の作り声をして、『これ皆......の者共、否八衢人足や、今義理天上日出神がお... | 1522 |
1523 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第18章 安国使〔1312〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 170 件/ノ=170 | ...彦館には、珍彦、静子、楓、初稚姫及び斎苑の館......の直使なる安彦、国彦......の六人がヒソビソと首を鳩めて懇談に耽つて居......懇談に耽つて居る。珍彦『遥々と大神様よりの御使、御苦労に存じます。何分至らぬ吾々、......けられ、力にあまり、勤めも碌に出来ませぬので、定めし八島主命様にも御迷惑......の事で厶いませう。定めて吾々......の不都合をお叱り......のためのお使で厶いませうなア』安彦『イヤイ... | 1523 |
1524 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第19章 逆語〔1313〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 155 件/ノ=155 | ... 高姫の居間には妖幻坊......の杢助、高姫両人、六ケしい顔をして上座に坐......、今表口に参つて何かゴテゴテ申して居つたのは何者だなア』『ハイ、何でも厶いませぬ。......も厶いませぬ。只道通が一寸受付へ立寄つたので厶います』『馬鹿を申せ。其方は吾々に隠......『馬鹿を申せ。其方は吾々に隠し立てをするのだなア。斎苑......の館から直使が来た......のであらうがな』『ハイ、エエ、それは、みえ......エ、イルに……イン、承はりますれば、此館の総取締にイルを致す………とか云ふお使ださ... | 1524 |
1525 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第20章 悪魔払〔1314〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 162 件/ノ=162 | ... 初稚姫、珍彦は楓とともに高姫の居間......の騒々しきに、何事かと走り来り見れば、右......の体裁である。初稚『もし、お母さま、お直使......しく仰有つて下さいましな』『エーエ、お前の飛び出す所ぢやない程にすつ込みなさい。何......なさい。何度云うても云うてもスマートを俺の目を忍んで簀......の子......の下に隠して置くも......のだから、到頭杢助さまは何処かへ行つてしま... | 1525 |
1526 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 第4篇 神犬の言霊 | 第21章 犬嘩〔1315〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 124 件/ノ=124 | ... イク、サールの両人は、高姫......の逃ぐるを追うて、河鹿峠......の急坂を下りながら歌ひゆく。イク『大雲山に......ひゆく。イク『大雲山に蟠まる 八岐大蛇のドツコイシヨ 其眷属と現はれし 妖幻坊......ドツコイシヨ 其眷属と現はれし 妖幻坊の曲津神 ウントコドツコイきつい坂 オイ...... オイオイ サール気をつけよ 義理天上の肉宮と 佯る高姫婆......の奴 彼方此方......の木の株に 蔓を引つかけ吾々を すつてん... | 1526 |
1527 | 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 67 件/ノ=67 | ...みろくの世間近くなりて甲子......の 秋......のみまつり遙かに拝むも〈第2章(初)〉神......の国霊界聖談など読みて 秋......の長夜を天国に遊ぶ〈第4章(初)〉湧き出づ......を天国に遊ぶ〈第4章(初)〉湧き出づる思の泉汲みておく 術さへもなき今日......のわれかな〈第4章(初)〉神々......の御宣を伝へ示さむと おもふ甲斐なき... | 1527 |
1528 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 34 件/ノ=34 | ... この物語は、凡て心理描写的に口述してあります......て心理描写的に口述してありますから、読者の中には、普通一般的......の著書と比べて非常に露骨だとか、左様なこと......。然し霊的即ち内的意志を基として述べたものですから、一片......の虚偽も虚飾もなく、人心......の奥底に入つてそ......の真相を究め尽し、之を神助......の下に編纂したものです。上手も追従も何もあ... | 1528 |
1529 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 24 件/ノ=24 | ... 人間はその内分に於て至聖至美至善......の天界即ち高天原に向ひ、そ......の外分に於ては地獄界に向つて居るも......のである事は既に已に述べた処であります。故......已に述べた処であります。故に人間は常に神の光りに背いては決してそ......の人格を保つ事は出来ませぬ。本巻物語......の主人公たる高姫が小北山......の聖場に到りて、自己に憑依せる兇霊のために... | 1529 |
1530 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第1章 春の菊〔1316〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 229 件/ノ=229 | ... 足曳の四方......の山々春めきて 冬枯れしたる梢まで 芽含...... 芽含みそめたる春景色 瞬き初めし陽炎の 彼方此方にキラキラと 閃めき渡り天国...... 彼方此方にキラキラと 閃めき渡り天国の 御苑も今や開けむと 思ふべらなる小北......はり 長閑な庭に立出でて お菊、お千代の両人は 咲き誇りたる白桃......の 木蔭に戯れヒラヒラと 袖翻す胡蝶......の遊び 同じ腹から生れたる 姉妹......の如睦じく 互に愛し敬ひて 他所の見る目... | 1530 |
1531 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第2章 怪獣策〔1317〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 226 件/ノ=226 | ... 初、徳の両人は種々と馳走を拵へ、酒を沢山に燗して......は種々と馳走を拵へ、酒を沢山に燗して二人の前に恭しく並べた。初『私は此お館......の新役員で厶います。魔我彦様にお引立に預り......から幹部に選定されました。今迄はウラル教の信徒で厶いましたが、余り此お館にお祀りし......ましたが、余り此お館にお祀りしてある神様の御威勢が高い......ので、ついお参りする気になり、信者として四......つてる中、抜擢されまして、今では魔我彦様の御用を聞いて居ります。炊事なんかするやう......は厶いませぬが、今日は特別を以て、文助様の御命令により、料理法の粋を尽して拵へて参... | 1531 |
1532 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第3章 犬馬の労〔1318〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 166 件/ノ=166 | ... 松姫は各神社の拝礼を終り、吾居間に入つて神書を調べてゐ......ゐた。そこへお千代は慌しく帰り来り、門口の戸をピシヤツと閉め、中からツツパリをかう......を見て怪しみ、『これ、お千代、夜分か何ぞの様に、何故戸にツツパリをしたり等なさる......のだい』千代『ハイ、今怪体なド倒しも......のが来た......のですよ。何れ此処にも来るか知れませぬから......れませぬから、来たら入れない様にしてゐるのですよ』『昼......の最中に戸を閉めてツツパリかふ等とは可笑し... | 1532 |
1533 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第4章 乞食劇〔1319〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 176 件/ノ=176 | ...ひと顔色変り両手は慄ひ、容易ならざる文面の如く思はれた。そして松姫は手紙を読み了り......りホツと溜息をついた。千代『お母さま、私の云つた事違やしますまいがな。高姫は斎苑......の館から......の命令ぢやありますまい。そしてあ......の杢助と云つてる......のは化物でせうがな。此犬は初稚姫様......の愛犬でスマートと書いてありませう』『ああ......マートと書いてありませう』『あああ、油断のならぬ魔の世界だな。こりや斯うしては居ら... | 1533 |
1534 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第5章 教唆〔1320〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 167 件/ノ=167 | ...ら酒を汲み交はし、ヘベレケになつた妖幻坊の無理をなだめながら、初公、徳公......の両人が返答如何にと心待ちに待つて居た。そ......た。そこへスタスタと青い顔して帰つて来たのは、初公、徳公......の両人であつた。高姫は目敏く之を見て、『オ......ヤもう何で厶いました。それはそれは偉いものですなア、本当に一寸手に合ひませぬわ』『......せぬわ』『手に合はぬとは、松姫が義理天上の申す事を聞かないと云ふ......のかえ』『オイ徳、貴様は高姫さま......の代理ぢやないか、お前代つて報告して呉れ』... | 1534 |
1535 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第1篇 霊光照魔 | 第6章 舞踏怪〔1321〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 185 件/ノ=185 | ... 松姫の館には、お千代、お菊と女三人首を鳩め、ひ......何事か囁いて居る。勇敢なスマートが、松姫の危難を助けて呉れた事などが無論話頭に上つ......などが無論話頭に上つた。スマートは俄に魔の如く姿を消して仕舞つた。千代『あれまア、......わ、私どうしませう』松姫『スマートは神様のお使で吾々......の危難を助けに来て下さつた......のだから、もうお帰りになつたかも知れないよ......なつたかも知れないよ』『それだつて私、あのスマートが好きで耐らない......のよ。お母さまの危難を谷の向ふからよく探知... | 1535 |
1536 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第2篇 夢幻楼閣 | 第7章 曲輪玉〔1322〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 259 件/ノ=259 | ...てゐた。それ故、後から走つた高姫や初、徳の事はチツとも知らなかつた。依然として、彼......然として、彼等一同は教主館に休息し居るものと......のみ考へてゐた。ヤツと気が付き見れば、懐に......ゐた。ヤツと気が付き見れば、懐に何物か蜂の巣......のやうな声が聞えて来る。文助は、『ハテ此奴......助さまに衝突して気が遠くなり逆上せて居るのかなア』と思ひながら、懐へ手を入れると、......、懐へ手を入れると、余り重くない、丸い塊の物が懐に残つてゐた、周囲は石綿......のやうに軟かく、そして耳へあてて見ると「ウ... | 1536 |
1537 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第2篇 夢幻楼閣 | 第8章 曲輪城〔1323〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 139 件/ノ=139 | ... 常世の国に生れたる 常世......の姫......の再来と 自ら名乗る高姫は 地獄中有娑婆......る高姫は 地獄中有娑婆世界 ならぬ第二の地獄道 兇党界に蟠まる 金毛九尾......の悪霊や 其外百......の曲神に 魅られ茲に両親......の 隙を窺ひアーメニヤ ソツとぬけ出でエ......エルサレム 都を指して進み行く 高宮姫の若盛り 東野別とゆくりなく 怪しき仲と... | 1537 |
1538 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第2篇 夢幻楼閣 | 第9章 鷹宮殿〔1324〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 145 件/ノ=145 | ...でも杢助と固く信じてゐた。而して金剛不壊の如意宝珠......の力に依つて、かかる広大なる楼閣が出来た......のだと思つてゐる。『ああ、私が秋山彦......の館で腹へ呑んだ時には、これだけ威力......のあるも......のとは思はなかつた。ヤツパリ私は神力が足ら......なかつた。ヤツパリ私は神力が足らなかつたのだなア。小人玉を抱いて罪ありといふ事は私......だなア。小人玉を抱いて罪ありといふ事は私の事か、同じ玉でも杢助さまがお使ひになると... | 1538 |
1539 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第2篇 夢幻楼閣 | 第10章 女異呆醜〔1325〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 193 件/ノ=193 | ... 妖幻坊の曲神が 曲輪......の玉を使用して 夢幻......の楼閣映出し 名利と恋に心魂を 蘯かし狂...... 蘯かし狂ふ高姫を うまく誤魔化し萱草の 茫々茂る森林に 誘ひ来りいろいろと ......芥や糞尿を 至善至美なる宮殿や 其他百の珍品と 眼くらませ狸穴に 引き入れ茲に......に 引き入れ茲に曲神は 天地を救ふ生神の 誠......の道を攪乱し 天......の下をば悉く 暗と泥との魔界とし 暴威を... | 1539 |
1540 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第3篇 鷹魅艶態 | 第11章 乙女の遊〔1326〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 181 件/ノ=181 | ... 高姫は二人の侍女と共に満面笑を湛へ、蓬莱山に行つて無......女と共に満面笑を湛へ、蓬莱山に行つて無上の歓楽に酔ひし如く、恍惚として脇息に凭れ、......酔ひし如く、恍惚として脇息に凭れ、わが運の開け口、宇宙一切を手に握るも斯く楽しくは......切を手に握るも斯く楽しくはあるまいと満悦の折柄、ドアをパツと開いて足音高く入り来る......アをパツと開いて足音高く入り来るは、六角の金色燦爛たる冠を戴いた高宮彦命が、さも愉......床を背にして、ムクムクとした厚い絹座布団の上に膝を埋める様にして坐り込んだ。高姫は......、よく吾居間を訪はせられました。一時千秋の思ひで、君......のお出でを待ち焦れて居りました。嬉しう厶り... | 1540 |
1541 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第3篇 鷹魅艶態 | 第12章 初花姫〔1327〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 132 件/ノ=132 | ... 片彦は三人の乙女に向つて言葉優しく、『もし、それなる......達、一寸お尋ね致しますが、向ふに見えるあの立派な城廓は、何時頃に出来上つた......のですか』 三人......の女は些しも聞えぬやうなふりをして、頻りに......三人は驚いたやうな顔で、片彦、ランチ両人の顔を打ち守つた。さうして高姫は、『アヽ吃......うして高姫は、『アヽ吃驚したよ。貴方どこのお方ですか』片彦『拙者は四ケ月以前に此浮......方ですか』片彦『拙者は四ケ月以前に此浮木の森にバラモン軍を引率し、滞陣して居た片彦......バラモン軍を引率し、滞陣して居た片彦将軍の成れの果で厶る。此処に居られるのは吾々の... | 1541 |
1542 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第3篇 鷹魅艶態 | 第13章 槍襖〔1328〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 145 件/ノ=145 | ...御両人様、何卒お上り下さいませ。これが父の本宅で厶います』ランチ『イヤ有難う厶る。......きばかり七宝をもつて飾られ、恰も天国浄土の荘厳を見るやうで厶る』片彦『いかにも左様......彦『いかにも左様、某生れてからまだ、斯様の館を拝見した事がない。ハルナ......の都......の霊照殿でも、こ......のお館に比ぶれば非常な劣りを感じまする』『......まやお母さまにお客様がみえたと云つて来るのだよ』『ハイ』と答へて二人......の侍女は衝立の影に姿を隠した。七宝をもつて... | 1542 |
1543 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第3篇 鷹魅艶態 | 第14章 自惚鏡〔1329〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 197 件/ノ=197 | ... 妖幻坊の高宮彦は侍女......の五月を高宮姫......の居間に遣はし、一度吾室へ来れと命令した。......れと命令した。此五月といふ美人は実は竹藪の中に棲んでゐる豆狸さまである。『御免なさ......つたか、吾君様が、妾に御用があると仰有るのかい』『ハイ、直様お出でを願ひたいと......の事で厶います』『すぐに参りますから、一寸......答へて、ここを足早に立去つた。高姫は鏡台の前にキチンと坐り、髪......のほつれをかき上げ、衣紋を整へ、口をあけた... | 1543 |
1544 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第3篇 鷹魅艶態 | 第15章 餅の皮〔1330〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 213 件/ノ=213 | ...へ帰り、直に襠衣をぬぐ筈だが、マ一度自分の盛装した姿をトツクリと見てからでなくては......と見てからでなくては惜しいと思つたか、鏡の前にスツクと立ち「ウーン」と云つたきり、......たきり、わが姿に見とれてゐる。宮子は高姫の後に行儀よく坐つてゐた。高姫は益々感心し......ウーン」と息を詰め、余り気張つて感心したので、上へ出る息が裏門へ破裂し「ブブブブー......後しざりした。此宮子に化けた化物は妖幻坊の片腕で、数千年劫を経た獅子......のやうな古狸であつた。忽ち鼻が歪むやうな奴......やうな奴を吹きかけられ、思はず知らず正体の一部を現はして、クスクスと云つた......のである。高姫は四辺を見廻し、『アレマア、... | 1544 |
1545 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第16章 暗闘〔1331〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 158 件/ノ=158 | ... 春風かをる小北山 木々の梢も緑して 梅散り桃は紫......の 花を梢に飾りつつ 神......の御稜威も灼然に 老若男女......の朝夕に 足跡たえぬ神......の庭 訪ね来りし高姫や 妖幻坊......の杢助は 神......の御稜威に照らされて 醜......の企みは忽ちに 露顕し岩下に投げられて ... | 1545 |
1546 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第17章 狸相撲〔1332〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 191 件/ノ=191 | ... お菊は夜明け間近くなつたので、余り遠くもない小北山へ、一度帰つて見......数へながら投付けて、『ああこれで文助さまの仕返しもしてやつた。何れ暗に鉄砲......のやうな石玉だけれど、一つでも当れば尚面白......がら、スバシこく帰つて了つた。二人は怪志の森でお菊......の放つた礫に鼻を打たれ、額を打たれて、三日......して飢を凌ぎ、漸く手足が動くやうになつたので、何処までも高姫、杢助......の在処を探ね、敵を打たねばおかぬと、杖を力......たねばおかぬと、杖を力に進み行く。 浮木の森の槻や樅、松の大木がコンモリとして広く... | 1546 |
1547 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第18章 糞奴使〔1333〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 187 件/ノ=187 | ... 去者去来者来 有限時万邦春』と救世教主の詠んだ詩を吟じながら朧月夜......の光を浴びて、草鞋脚絆に身を固め、蓑笠金剛......を浴びて、草鞋脚絆に身を固め、蓑笠金剛杖の扮装にてやつて来た......のは、ランチ将軍......の副官たりしガリヤであつた。道......の傍に新しき墓が沢山に並んでゐる。ガリヤは......沢山に並んでゐる。ガリヤは陣中に於て浮木の森......のマリーと云ふ妙齢の美人に慕はれ、滞陣中は... | 1547 |
1548 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第19章 偽強心〔1334〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 104 件/ノ=104 | ...見た。ケースは、『あまり相撲に呆けてゐたので、脱ぎ場所を忘れた。大方狸......の野郎くはへて去んだ......のだらう』と答へた。『それでも何処かにある......見たが、杖が一本あるばかりで着物らしいものはない。ケース『此奴狸......の奴、敷物にしようと思つて、狸穴へくはへて......しようと思つて、狸穴へくはへて行きよつたのだなア。えー残念だ』と歯ぎしりしながら北......北へ北へと進んで行つた。丁度一間巾ばかりの青藻を被つた川流れがある。そして深さは四......三人は交代に川に横たはり、水を淀めて川端の草を千切り、手拭に代用して体中を擦り、臭... | 1548 |
1549 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第20章 狸姫〔1335〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 141 件/ノ=141 | ...ケース他四人は大門を潜つた。さうして天女のやうな八人......の美人......の姿に見惚れて居た。そ......の中で一番年かさと思しき女、揉み手をしなが......しながら言葉優しく、『これはこれは三五教の宣伝使様、ようこそお出で下さいました。妾......、ようこそお出で下さいました。妾は如意王の娘初花姫と申します』ガリヤ『イヤ吾々は宣......吾々は宣伝使では厶いませぬ。これより斎苑の館に修業に参り、旨く合格すれば初めて宣伝......に参り、旨く合格すれば初めて宣伝使になるので厶います。さうして私が三五教だと云ふ事... | 1549 |
1550 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 第4篇 夢狸野狸 | 第21章 夢物語〔1336〕 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 65 件/ノ=65 | ... 四人の坐つて居つた椅子は、何時......の間にやら膨張して角を生やし、次で毛が生え......やら膨張して角を生やし、次で毛が生え、牛の如き動物と化し、四人共其背に跨つて居た。......ぬか』 怪獣は四匹とも声をそろへて、空砲のやうな調子で、『ホホホホホ、ホホホホホ』......け来る。怪獣は益々狂ひ出し、初めは一二間の所を上下してゐたが、終ひには人間が燕......のやうに見える所まで上り、空......の上で前後左右に荒れ狂ふ。四人は背中にくら......徳、初、ケース、確り掴まへて居よ。落ちるのなら此奴と一緒だ。あれ見よ、初稚姫様も空... | 1550 |
1551 | 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1924刊 | DB・ RMN |
全 53 件/ノ=53 | ...一夜に襲ひ来て おどろかされぬ長月の空を〈第5章(初)〉遠近......の教......の御子......の赤心を 籠めし玉章読みつつ嬉しき〈......書に〈第5章(初)〉未決監にて世につれぬの光も甲子......の 文月......の十二夜曇りてしかな〈第6章(初)〉甲子......の文月十二の月みれば 下界のために憂... | 1551 |
1552 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 35 件/ノ=35 | ... 霊界物語口述開始以来、種々雑多の学者やパリサイ人......の妨害を突破し、漸くにして累計五十二巻......の完結を告げました。瑞月に来れる精霊は、一......告げました。瑞月に来れる精霊は、一種特別の記憶力に富んで居ると見えまして、肉体が一......えまして、肉体が一度見聞し読み上げた書物の文意は其儘に記憶し居り、肉体......の既に已に記憶を全然離れて居る文章でも、時......口述し筆記することがあります。故に肉体人の瑞月が著はした文章......の中にも、古今の学者が著はした文章を其儘平... | 1552 |
1553 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 前付 | 総説代用 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 108 件/ノ=108 | ... 桃園天皇の御宇、伏見竹田......の郷北......の入口に、薬師院と銘打つた修験者が現はれた......に、薬師院と銘打つた修験者が現はれた。この者......の奇怪なる行ひは端なくも人心を驚かし、遠近......くも人心を驚かし、遠近聞き伝へ、老若男女の日々門前に群集するも......の踵を接して常に市をなし、恰も角力場......のやうに雑沓することとなつた。その行術とい... | 1553 |
1554 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第1章 真と偽〔1337〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 347 件/ノ=347 | ... 人間の内底に潜在せる霊魂を、本守護神又は正副守......正副守護神と云ふ。そして本守護神とは、神の神格......の内流を直接に受けたる精霊......の謂であり、正守護神とは一方は内底神......の善に向ひ、真に対し、外部は自愛及び世間愛......、之をよく按配調和して広く人類愛に及ぶ所の精霊である。又副守護神とは其内底神に反き......に反き、只物質的躯殻即ち肉体に関する欲望のみに向つて蠢動する精霊である。優勝劣敗、......精霊である。優勝劣敗、弱肉強食を以て最大の真理となし、人生の避く可からざる径路とし... | 1554 |
1555 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第2章 哀別の歌〔1338〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 175 件/ノ=175 | ... 人間は天の高天原と地......の高天原とを問はず、そ......の霊域に昇るに際し、愈内に入るに従ひ、(即......其霊魂に光明を放ち、真理に住し、嘗て難解の問題と思惟した事も、追々と感得するに至り......思惟した事も、追々と感得するに至り得るものである。何れも皆斯......の如き情態に進むは、大神より来る愛......の力に依るも......のである。此愛なるものは高天原の一切のもの... | 1555 |
1556 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第3章 楽屋内〔1339〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 124 件/ノ=124 | ... イク、サールの両人は、裏口より森......の中に道をとり、二三町ばかり水浅き谷底を潜......き谷底を潜つて本街道に出で、それより山口の森に駆けつけ、初稚姫に、如何なる手段を以......行く。イク『バラモン軍に従ひて 清春山の岩窟に 留守居を勤めゐたる折 松彦、竜......た 其赤誠にほだされて 吾等も全く大神の 教に帰順し奉り 祠......の森に奉仕して 今迄勤め来りしが 天......の八重雲かき分けて 降り給ひし宣伝使 初......雲かき分けて 降り給ひし宣伝使 初稚姫の神徳に 心も魂も奪はれて 今は全く三五... | 1556 |
1557 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第4章 俄狂言〔1340〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 172 件/ノ=172 | ... イク、サールの両人は、三番叟......の準備を整へて、初稚姫......の来るを今やおそしと待ち構へて居た。半時許......爽かに宣伝歌を歌ひながら降り来る姿が、木の間をもれてちらりちらりと見え出した。二人......互に注意しながら、身振足振などして三番叟の下稽古をやつて居る。 初稚姫は声淑かに歌......て居る。 初稚姫は声淑かに歌ふ。『産土山の聖場を 後に眺めて大神......の 任け......のまにまに進み往く 吾は初稚姫の司 祠の... | 1557 |
1558 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第5章 森の怪〔1341〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 193 件/ノ=193 | ... 二人は初稚姫が変装の術を使つて熊となり、スマートを獅子と変じ......じ入つて了つた。『おい、サール、大したものだらう。初稚姫様は正勝......の時になつたら、あれだけ......の御神力がある......のだから、俺が貴様を勧めて追駆けて来た......のも無理はあるまい。如何だ、俺......の先見は、之から余り馬鹿にして呉れまいぞ』......に吐すない。貴様だつて初稚姫様にあれだけの隠し芸がある事は初めてだらう。何処ともな... | 1558 |
1559 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第1篇 鶴首専念 | 第6章 梟の笑〔1342〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 143 件/ノ=143 | ...サール『初稚姫に従ひて ハルナの都に進まむと イクと二人が云ひ合せ 一......人が云ひ合せ 一足先に失敬して 河鹿峠の上り口 樫......の大木......の麓にて 神算鬼謀を廻らしつ 否応云はさ...... 神算鬼謀を廻らしつ 否応云はさず御供の 許しを受けむと三番叟 折角企んだ芸当......んだ芸当も 忽ち画餅となりぬれば 最後の手段と首を吊り 初稚姫を驚かし 有無を......驚かし 有無を云はせず御供に 仕へむものと思ひしが これも矢張当はづれ 忽ち熊......を励まして 御後を慕ひすたすたと 曲神の集ふ山口の 森の手前にかかる折 夜はず... | 1559 |
1560 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第2篇 文明盲者 | 第7章 玉返志〔1343〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 145 件/ノ=145 | ... 小北山の受付には、文助爺さまが初、徳......の両人にしたたか頭をかち割られ、それから発......ら発熱して床につき、時々囈言を云ひ、大勢の信者や役員が頭を悩ましてゐる。そして魔我......してゐる。そして魔我彦は不在なり、初、徳の両人は遁走し、俄に運用機関は殆ど停止......の厄に遭うた。お菊は勝気な女とて、受付兼神......、受付兼神殿係を兼務し、参詣して来る病人の祈願をなし、或は説教を聞かせ、又受付に現......聞かせ、又受付に現はれて、目も廻るばかりの多忙を極めて居つた。お菊はホツと持て余し......めて居つた。お菊はホツと持て余し、体は縄のやうになつて、チツとばかり愚痴り出した。... | 1560 |
1561 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第2篇 文明盲者 | 第8章 巡拝〔1344〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 201 件/ノ=201 | ... イク、サールの二人は、大広前......の神殿を拝礼しをはり、蠑螈別が籠りしと云ふ......殿を拝礼しをはり、蠑螈別が籠りしと云ふ館の前に立つて、サール『蠑螈別お寅婆さま......の古戦場 見るにつけても可笑しくなりぬ』...... 見るにつけても可笑しくなりぬ』イク『この館土瓶が踊り徳利舞ひ 盃われし古戦場な...... なしたる場所も此館なり』イク『酔ひドレの熊公さまが飛込んで 脅し文句で金を千両......さき祠に参拝し拝礼を了り、イク『木花姫神の恵は目......のあたり 開き初めにき木々の梢に』サール... | 1561 |
1562 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第2篇 文明盲者 | 第9章 黄泉帰〔1345〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 225 件/ノ=225 | ... 侠客育ちのお菊は年にも似合はず人馴れがして、二人......の男をよくもてなし、夜中頃まで酒を勧め互に......イク、サールは初稚姫にお供を願つた処、あの様子では到底許されさうにもない。夜光......の玉は戴いて嬉しいが、其為に自分......の目的を遮られる......のは、又格別に苦しい。初稚姫さまも宝を与へ......別に苦しい。初稚姫さまも宝を与へて、吾々の進路を壅塞せむとし給ふ、其やり口、随分お......分お人が悪い……と時々愚痴りながら、お菊の酌でチビリチビリと飲んでゐた。されど神経... | 1562 |
1563 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第2篇 文明盲者 | 第10章 霊界土産〔1346〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 151 件/ノ=151 | ... 小北山の神殿にては、文助が蘇生したる其祝意を表す......を表する為に、盛大なる祭典を行ひ、且直会の宴を張つた。松姫を始め其他一般......の役員信者は大広前に集まつて、文助が神より......まつて、文助が神より与へられたる広大無辺の神徳にあやからむと参籠せる信者は各宿舎よ......らむと参籠せる信者は各宿舎より来つて歓喜の神酒に酔うた。文助はソロソロ歌ひ出した。......ロ歌ひ出した。『無限絶対無始無終 生死の上に超越し 此世を造り給ひたる 皇大神......上に超越し 此世を造り給ひたる 皇大神の神徳に 生れ出でたる人草は 何れも神......の子神の宮 永遠無窮の生命を 保ちて顕幽... | 1563 |
1564 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第2篇 文明盲者 | 第11章 千代の菊〔1347〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 140 件/ノ=140 | ... お菊は歌ふ。『三月三日の桃......の花 散り敷く庭......の小北山 春めき渡り何となく 小鳥......の歌ふ声さへも いとど長閑に聞えくる 四......さへも いとど長閑に聞えくる 四四十六の菊......の花 一つ越えたる此お菊 朝な夕なに大前......お菊 朝な夕なに大前に 清く仕へし文助の 翁......の祝に加はりて 此聖場に並びます 多士済... | 1564 |
1565 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第12章 盲縞〔1348〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 97 件/ノ=97 | ... 灰白の暮色に包まれた野も山も凡ては静かで淋しい......ては静かで淋しい。山と山とに挟まれた枯草のぼうぼうと生え茂る細い谷路を、杖を力にト......を力にトボトボと爪先上がりに登り行く一人の盲者がある。これは小北山......の受付にゐた文助......の精霊であることはいふまでもない。文助は微......機嫌で鼻歌を唄ひながら、ボンヤリとした目の光を頼りに、どこを当ともなく歩いてゐた......のである。傍......の叢にガサガサと音がしたので、ハテ何者が飛... | 1565 |
1566 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第13章 黒長姫〔1349〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 170 件/ノ=170 | ... 天引峠の頂上に四五人......の男車座となつて、青い火をチヨロチヨロ焚き......ながら、暖を取つてゐる。何れもパルチザンのやうな面構、髯をモシヤモシヤと生やし、何......面構、髯をモシヤモシヤと生やし、何だか人の腕......のやうな物を、火......の中へくべては、横笛を吹くやうな調子で口に......な調子で口に当ててしがんでゐる。此時文助の目は余程内分的になつて、明かになつて来た......。エエ惟神に任すより仕方がない……と決心の臍を固め、幽かな声で宣伝歌を歌ひながら近... | 1566 |
1567 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第14章 天賊〔1350〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 128 件/ノ=128 | ...神に任して驀地に進み行く。ピタリと玉子草の生えた沼に行当つた、何うしてもここを跋渉......なくては前進することは出来ぬ。黒蛇は此沼の畔まで追つかけて来たが、何うしたも......のか水中へは襲うて来なかつた。文助はヤツと......水中へは襲うて来なかつた。文助はヤツと蛇の難を遁れ一息したと思へば、此沼を渡らねば......を渡らねばならぬ、どこ迄広いか遠いか見当のつかぬシクシク原である。そして怪し......の虫が足にたかつて来て登りつき、尺取虫......の様な恰好で顔......の方まで這うてくる其気持の悪さ、消え入るば... | 1567 |
1568 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第15章 千引岩〔1351〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 170 件/ノ=170 | ...相な石が、土鼠が持つ様に、ムクムクと動くので、此奴ア不思議と立止り神言を奏上してゐ......人は二十歳位な娘、一人は十八歳位な男が岩の下から現はれて来た。文助は何者ならむと身......ならむと身構へしてゐると、男女二人は文助の側へ馴々しくよつて来て、『お父さま、能う......ます』『私には、成程お年、平吉といふ二人の子はあつた。併しながら其子は、姉は三つ......の年に、弟は二つ......の年に死んだ筈だ。お前......のやうな大きな子を持つた筈はない、ソラ大方......ない、ソラ大方人違だらう』年子『私は三つの年に現界を去つて、あなたの側を離れ、霊界... | 1568 |
1569 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第16章 水車〔1352〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 99 件/ノ=99 | ... 文助は久し振に会うた二人の子供を引連れて、八衢......の関所に進まむとしたが、何うしても二人......の子供は其時に限つて体が磐石......の如くになり、動く事が出来なかつた。之は産......くになり、動く事が出来なかつた。之は産土の神......の取計らひによつて、かくなつた......のである。文助が一念悔悟......の上は大神より直接に産土神に伝へられ、それ... | 1569 |
1570 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第3篇 衡平無死 | 第17章 飴屋〔1353〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 157 件/ノ=157 | ... 霊主体従とは、人間の内分が神に向つて開け、唯神を愛し、神を理......、唯神を愛し、神を理解し、善徳を積み、真の智慧を輝かし、信......の真徳に居り、外的......の事物に些しも拘泥せざる状態を云ふ......のである。斯......の如き人は所謂地上......の天人にして、生きながら天国に籍を置いて居......、生きながら天国に籍を置いて居る者で、この精霊を称して本守護神と云ふのである。至粋... | 1570 |
1571 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第4篇 怪妖蟠離 | 第18章 臭風〔1354〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 144 件/ノ=144 | ... 浮木の森......の火......の見櫓......の前......の庭園に、悪狸に騙されて一夜を明したガリヤ......されて一夜を明したガリヤ、ケース、初、徳の四人は、瘧......のおちた様な顔をして、四辺をキヨロ キヨロ......が一人、何処からともなく現はれ来り、四人の前後左右を○に十を描いて足跡を印し、一歩... | 1571 |
1572 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第4篇 怪妖蟠離 | 第19章 屁口垂〔1355〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 65 件/ノ=65 | ... 浮木の森......の物見櫓......の上から、おならと名告る妖怪......の屁に吹き飛ばされて階段から転げ落ち、頭や......をしたたか負傷したガリヤ、ケース、初、徳の四人はヤケ糞になり、互に川柳を口ずさみ、......はヤケ糞になり、互に川柳を口ずさみ、身体の痛みを笑ひに紛らさむと力めてゐた。ガリヤ......も俺達は神様に戒めを食つたと見えて、散々の目に遇つたぢやないか。実に閉口頓首だ。一......いか。凡て人間が他愛もなく笑ふ時は、凡ての苦痛の去る時だからな』ケース『狸につまま... | 1572 |
1573 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第4篇 怪妖蟠離 | 第20章 険学〔1356〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 115 件/ノ=115 | ... 四人は妖幻坊の変化なる高宮彦......の巨大な姿に内心打驚きながら、心に深く神を......驚きながら、心に深く神を念じ、吾身に危害の加へらるる事あらば、速に助け給へと祈つて......妖幻坊はカラカラと打笑ひ、『其方はハルナの都......の大黒主が部下、ランチ、片彦将軍......の側近く仕へて居つたガリヤ、ケースであらう......ースであらうがな。そして二人は初公、徳公の両人、随分貴様も悪事にかけては抜目......のない代物だ。今は殊勝らしく三五の教に帰順... | 1573 |
1574 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第4篇 怪妖蟠離 | 第21章 狸妻〔1357〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 116 件/ノ=116 | ... ガリヤ、ケース、初、徳の四人は、八人......の美女に導かれ、美はしき広き奥......の一間に請ぜられた。ケースは何となく、女......の美はしさと殿内......の荘厳さに打たれて呆気に取られてゐる。ガリ......れて呆気に取られてゐる。ガリヤは始終注意の眼を放つて、四辺......の不可解な光景を凝視してゐた。初、徳両人は......な光景を凝視してゐた。初、徳両人は曲輪城の城主高宮彦及び高宮姫の此場に現はれたのを... | 1574 |
1575 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第4篇 怪妖蟠離 | 第22章 空走〔1358〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 89 件/ノ=89 | ... ガリヤはサベル姫の口許に赤い生血がついてゐる......のを見て、いよいよ此奴ア不思議な奴と目を注......ひしながら、俄に笑ひ声、『ホホホホホ、あのマア男らしいお顔わい......の、なぜ其様に私を睨ましやんす......のですか』『お前......の口許に赤い血がついてる......ので、不思議だと思つて覗いた......のだ』 サベルは驚いて、小袖の袂で唇を拭き... | 1575 |
1576 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第5篇 洗判無料 | 第23章 盲動〔1359〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 204 件/ノ=204 | ...が降るかと思へば、又一しきり晴れわたる秋の時雨......の季節を現はした八衢......の関所に、文助はロハ台に腰打ちかけて、此関......はロハ台に腰打ちかけて、此関門を通る数多の精霊......の審判を、胸を轟かせながら聞いてゐた。そこ......轟かせながら聞いてゐた。そこへやつて来たのは、顔に白粉をベツタリとつけた、高慢さう......婆アである。文助は不思議な奴が出て来たものだなア、さぞ彼奴......の審判は面白いだらうと、稍興味を以て待つて... | 1576 |
1577 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第5篇 洗判無料 | 第24章 応対盗〔1360〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 145 件/ノ=145 | ... 十五六人の精霊は忽ち高姫......の周囲に集まり来つて、ワイワイと喚いてゐる......喚いてゐる。高姫は漸くにして立上り、道端の方形......の石に腰打ち掛け、十数人......の人を前におきながら、脱線だらけ......の宣伝を始めかけた。『コレコレ皆さま、高姫......を致しますから、よつくお聞きなされ。此世の中は素盞嗚尊......の悪神の為に、天の岩戸はピツタリとしまつて... | 1577 |
1578 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第5篇 洗判無料 | 第25章 恋愛観〔1361〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 176 件/ノ=176 | ... 高姫は敬介、狂介、悪次郎の三人が手厳しくコミ割られた......のを見て痛快措く能はず、益々調子に......のつてロハ台......の上に登り、又もや大道演説を始め出した。『......まはし、社会に於て乱暴狼藉を働いた偽善者の末路は、此通りで厶りませうがな。皆さまは......はここを現界と思うてゐますか。ここは霊界の八衢、善悪を調べる所ですよ。お前さま等も......所ですよ。お前さま等も常平生から結構な日の出神が現はれてウラナイ......の道を開き、万民を救ふべく朝な夕なに口を酸... | 1578 |
1579 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第5篇 洗判無料 | 第26章 姑根性〔1362〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 173 件/ノ=173 | ... 次に呼び出されたのはお年であつた。赤『お前は文助......の娘お年であつたなア』『ハイ、左様で厶いま......『ハイ、左様で厶います』『いつ霊界へ来たのか』『ハイ、三つ......の年に現界を去り、八衢......の世界に於て今日まで成長して参りました』『......今日まで成長して参りました』『其処に居るのはお前......の弟か』『左様で厶います。両人とも萱野ケ原......生活を続けて居りました』『お前等姉弟は親の罪によつて、天国に往くべき所を長らく修業... | 1579 |
1580 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 第5篇 洗判無料 | 第27章 胎蔵〔1363〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 96 件/ノ=96 | ...神杢助は、ライオンを守衛に預けおき、八衢の審判神伊吹戸主......の館へ進み入り、奥......の一間に於て伊吹戸主と二人対談をやつてゐる......てゐる。『ああ時置師神様、随分宣伝はお骨の折れる事でせうなア、御苦心お察し申します......苦心お察し申します』『ドーモ曇り切つた世の中で、吾々......の如き人間は神様......の御思召......の万分一も働く事が出来ませぬので、実に慙愧... | 1580 |
1581 | 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 | 余白歌 | 余白歌 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 95 件/ノ=95 | ...白雲の遠き国までいつみたま かがやき初め......国までいつみたま かがやき初めぬ月の光に〈総説代用(初)〉三五......の月......のをしへ......の神宝は 愛と信と......の言霊......の水火〈総説代用(初)〉みつ御玉五つ......の御玉の神宝 光かがやく時は来にけり... | 1581 |
1582 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 42 件/ノ=42 | ...にあるやうだ。然し瑞月は元より真理なるものは平凡だと思ふ。だから仮令こ......の物語が平凡であるとしても、世人が誰も未だ......語が平凡であるとしても、世人が誰も未だ気の附いてゐない様な事柄ならば、千言万語を連......な事柄ならば、千言万語を連ねても之を説くの必要があらうと思ふ。何程シカツメらしい文......世間に知れ渡つた事を著述したり、論説するのならば、決して堂々たる学者......の態度とは思はれない。要は陳腐常套語である......読んだり聞いたりすることは出来ない。今日の学者は弁舌としても巧妙で人......の肺腑を突く訳でも無く、また文章としても平... | 1582 |
1583 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 131 件/ノ=131 | ... 回顧すれば今より三年以前(満二年)の今月今日は我大本に取りて、最も深刻なる記......りて、最も深刻なる記念日である。都鄙十万の読者に対して、大責任を負ひ、大大阪......の玄関口、梅田......の大正日々新聞本社に於て、社長として大活躍......として大活躍を試みて居た折しも、突然二三の冥使......の為に攫はれて、インフアナルに等しき牢獄......の中に収容された日である。裏......の筆先に……大正十年は変性女子の身魂に取り... | 1583 |
1584 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第1章 春菜草〔1364〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 158 件/ノ=158 | ... 水温み、木々の梢は膨らんで、花咲き匂ひ、鳥歌ひ蝶は舞ひ......つめたやうに春めき渡つた。目も届かぬ許りの広きライオン河......の西岸に瓢をさげて逍遥しつつ、悠々たる川......の流れを眺め乍ら、雑談に耽つてゐる四五人......のバラモン信者兼兵卒があつた。甲『オイ俺達......オイ俺達は何と云ふ仕合せ者だらうな。斎苑の館......の進軍に際し、ランチ、片彦両将軍が敗北して......酒迄ロハで喰ひ、誰憚る者もなく、日々歓喜の生活に酔うてゐるのも、全くバラモン神のお... | 1584 |
1585 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第2章 蜉蝣〔1365〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 168 件/ノ=168 | ... ライオン河の下流ビクトル山を中心として、此処はウラル......教を信ずるビクトリヤ王が刹帝利として近国の民を守つてゐた。此王国は東西十里、南北十......国は東西十里、南北十五里(三十六町一里)の余り広からぬ国であつた。国名をビクといふ......ある。而して不幸にして嗣子がなかつた。后のヒルナ姫は元はビクトリヤ姫......の侍女であつたが、何時......の間にか王......の手がかかり、次第に権勢を得て、城中......の花と謳はれ、一切を切りまはしてゐた。而し... | 1585 |
1586 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第3章 軟文学〔1366〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 123 件/ノ=123 | ... ビク王国の制度は、左守司は王......の師範役となり、国内一切......の枢要なる事務を取扱ふこととなつてゐた。そ......扱ふこととなつてゐた。そして右守司は軍馬の権を握り、内寇外敵......の鎮圧に努むる職掌であつた。左守司......のキユービツトは、家令......のヱクスと共に密談を凝らしてゐる。左守『ヱ......を凝らしてゐる。左守『ヱクス、どうも今日の国情は日に月に悪化し、国民怨嗟の声は四方... | 1586 |
1587 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第4章 蜜語〔1367〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 138 件/ノ=138 | ... ビクトリヤ城の一間にはヒルナ姫が只一人、琴を弾じながら......じながら述懐を歌つてゐる。ヒルナ姫『此世の司と現れませる 盤古神王塩長彦命は 四......と現れませる 盤古神王塩長彦命は 四方の神々民草を 常世......の春......の神国に 救ひまさむと御心を 悩ませ玉ふ......誠を尽しつつ 楽しき日をば送る折 王妃の君は如何しけむ 無常......の風に誘はれて あ......の世の人となりましぬ 妾は歎き悲しみて ... | 1587 |
1588 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第5章 愛縁〔1368〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 87 件/ノ=87 | ... ヒルナ姫の急使によつて左守司キユービツトは倉皇とし......がお招きによつて急ぎ参上仕りました。御用の趣仰せ聞け下されますれば有難う存じます』......、其方に折入つて急に相談致したい事があるのだ。そこは端近、近う寄つて下さい』左守『......御仰せ否み難く失礼致します』と云ひ乍ら姫の三尺許り前まで進み出でた。ヒルナ姫は声を......、ヒルナ姫『ヤ、左守殿、外でもないが其方の息子ハルナ殿に嫁を与へ度いと思ふ......のだがお受けをなさるかな』左守『これはこれ......。然し乍ら此結婚問題ばかりは本人と本人との意志が疎通せなくては、本人以外......の私が何程親だと云つても直様お答する訳には... | 1588 |
1589 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第6章 気縁〔1369〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 78 件/ノ=78 | ... ヒルナ姫は意気揚々としてビクトリヤ王の居間に進入つた。ビクトリヤ王は経机にもた......ナで厶います』 此声にビクトリヤ王は老眼の眼鏡越しに覗く様にして、刹帝利『ヒルナ姫......刹帝利『ヒルナ姫、今日は何とはなしに元気のよい顔だな。何か面白い事がありましたかな......してお伺ひを致しました、コーランを御研究の最中にも拘らず御邪魔を致しまして済みませ......しく体を揺りシヨナ シヨナとして両手を膝の上に揉みつつ、ヒルナ姫『吾君様、今日......の国家......の危急を救ふ......のには先づ第一着手として城内の内紛を鎮定せ... | 1589 |
1590 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第7章 比翼〔1370〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 91 件/ノ=91 | ... 左守の司キユービツト......の館に於ては、右守......の司......の妹カルナ姫と其伜ハルナと......の神前結婚式が厳粛に円満に挙行された。宣伝......式が厳粛に円満に挙行された。宣伝使兼内事の司タルマンは仲介人......の事とて祭主を勤める事となつた。婚姻......の儀式も首尾よく済んで一同は祝宴に移つた。... | 1590 |
1591 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第8章 連理〔1371〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 102 件/ノ=102 | ... 新郎のハルナは立ち上り扇を片手に持ち、歌ひ舞ひ......初めたり。『高天原に現れませる 皇大神の御恵 塩長彦......の現れまして 今日......の慶事を恙なく 結ばせ給ひし嬉しさよ そ......たりしが 幸なるかなカルナ姫 吾と相思の恋に陥ち 思ひ切られぬ身......の因果 如何なる宿世......の因縁か 父と父とは敵同士 到底も恋路は......で添へずとも 死して未来で睦じく 地獄の底まで手を曳いて 落ちなむものと思ひつ... | 1591 |
1592 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第1篇 毘丘取颪 | 第9章 蛙の腸〔1372〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 162 件/ノ=162 | ... ビクトリヤ王の奥殿には、王を始めヒルナ姫、並に内事......の司兼宣伝使たるタルマン及左守......のキユービツト、右守......のベルツ、ハルナ、カルナ姫......の七人が列を正し、左守右守......の両家が結婚に仍つて、和睦......の曙光を認めたる祝意を表する為、王に招かれ......たる祝意を表する為、王に招かれて、此異数の酒宴に列したのである。左守司は先づ王に一... | 1592 |
1593 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第10章 女丈夫〔1373〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 108 件/ノ=108 | ... カントの報告に打驚いて、一同は暫く沈黙......の幕を下ろした。諺にも兄弟檣にせめぐ共、外......にせめぐ子なし、……とは宜なるかな。国家の危急存亡目睫......の間に迫れるを聞いて、流石......の右守も今迄......の争論をケロリと忘れ、兎も角外敵を防がむと......争論をケロリと忘れ、兎も角外敵を防がむとのみに焦慮し出した。右守は慌てて口を開き、......守は慌てて口を開き、右守『刹帝利様、国家の危急、目睫に迫りました。斯様な時に内紛を... | 1593 |
1594 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第11章 艶兵〔1374〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 201 件/ノ=201 | ... 鬼春別の股肱と頼む、シヤムは驀地に城内を襲ひ、ハ......と頼む、シヤムは驀地に城内を襲ひ、ハルナの指揮する軍隊を片ツ端から斬りちらし、薙倒......隊を片ツ端から斬りちらし、薙倒した。城内の味方は周章狼狽し、武器を捨て、卑怯にも一......四方八方に散乱した。ハルナは槍を提げて敵の陣中に入り、縦横無尽に戦へども、敵は目に......大軍、遂に力尽き、身に十数創を蒙り、無念の歯を食ひしばり乍ら、ドツと倒れた。シヤム......に命じ、高手小手に縛つて捕虜となし、城内の庫に投込み繋いでおいた。夫れより王......の殿中に阿修羅王......の如き勢にて進み入り、右守のベルツを苦もな... | 1594 |
1595 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第12章 鬼の恋〔1375〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 257 件/ノ=257 | ... 鬼春別は厳然として姿勢を整へ、佩剣の柄を左手に握り、蠑螈が立上つたやうなスタ......『久米彦殿、陣中に女を引入れる事は、軍律の上から見ても許す可らざる所で厶る。何故斯......上から見ても許す可らざる所で厶る。何故斯の如き美人を陣中に引よせ、軍務を忘れ、狂態......今限りお暇を頂きませう』 カルナ姫は二人の中に葛藤を起さしめ、バラモン軍を根底から......する、音に名高き英雄豪傑、其御威勢は日月の如き鬼春別将軍様、初めて御目にかかります......春別将軍様、初めて御目にかかりまする。女の身として陣中に入り来る事は、軍律上不都合......、妾は決して自ら望んで陣中を御訪問申したのでは厶いませぬ。ビクトル山......の神王の森へ参拝せむと、一人のお友達と共に... | 1595 |
1596 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第13章 醜嵐〔1376〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 151 件/ノ=151 | ... スパール、エミシ両人の仲裁によつて鬼春別、久米彦両将軍......の斬り合も漸く治まつた。両将軍は椅子にかか......に向ひ恭しく、スパール『もし将軍様、何故のお争ひで厶いますか。三軍を指揮し部下に模......持ち乍ら、此状態は如何ですか。之には何かの様子ある事と思ひますが、此副官に包まず隠......御打明かし下さらば、拙者は拙者として最善の方法を講ずる考へで厶います』 鬼春別は赤......別『いや、別に大した事はない。あまり無聊の余り久米彦殿と撃剣......の稽古を致して居つた......のだ。アハハハハ』スパール『撃剣の稽古なら... | 1596 |
1597 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第14章 女の力〔1377〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 174 件/ノ=174 | ...引入れ、葡萄酒を出して互につぎ交し、軍旅の憂さを慰めて居る。総て陣中は女......の影無きをもつて、如何なるお多福と雖も、女......と雖も、女と云へば軍人は喉を鳴らし、唯一の慰安として尊重するも......のである。久米彦はヒルナ姫と見較べてこ......のカルナがどこともなく劣つて居るやうに思ひ......か鬼春別に負を取つたやうな心持がして、女の争奪に抜剣迄して大騒ぎをやつて居たが、事......やうに思はれて来た。久米彦は現になつて穴のあく程カルナ......の優しき顔を凝視め笑壺に入つて居る。カルナ... | 1597 |
1598 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第2篇 貞烈亀鑑 | 第15章 白熱化〔1378〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 238 件/ノ=238 | ...ルナ姫と共に、頗る上機嫌で喋々喃々と雲雀のやうに囀り乍ら、葡萄酒を傾け、舌鼓を打つ......軍に非常な秋波を送つたぢやないか。さう秋の空......の様にクレクレと心が変る女は、心を許して信......事が出来ないぢやないか。本当に飛切り上等のお侠だね』ヒルナ姫『そらさうですとも さ......姫『そらさうですとも さうですとも、貴方の御心が御心ですも......の、何時何方へ尻を向けらるるか、険難でたま......をかかされない内に一寸予防線を張つて見たのですよ。妙齢......のナイスがこんな処へ出て来て男に恥をかかさ... | 1598 |
1599 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第3篇 兵権執着 | 第16章 暗示〔1379〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 232 件/ノ=232 | ... ビクトリヤ王が和睦の酒宴に招かれて、鬼春別、久米彦両将軍始め......ス、シエールなどがズラリ並んで、平和克復の祝宴が始まつた。ビクトリヤ王は鬼春別、久......つた。ビクトリヤ王は鬼春別、久米彦両将軍の前に恭しく頭を下げ、刹帝利『両将軍様、此......頭を下げ、刹帝利『両将軍様、此度は御仁慈の思召を以て、吾々一族をお助け下さいまして......吾々一族をお助け下さいまして、何とも御礼の申上げやうも厶いませぬ』と泥棒に家を焼か......泥棒に家を焼かれ、家族を殺された上、自分の命を助けて貰うた......のを感謝するやうな、割......の悪い立場に立つて、さも嬉しげに、恨を呑ん... | 1599 |
1600 | 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻 | 第3篇 兵権執着 | 第17章 奉還状〔1380〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 154 件/ノ=154 | ...守其外一同は、鬼春別、久米彦両将軍及四人の副官や属僚が酒に酔ひつぶれ、前後も知らず......僚が酒に酔ひつぶれ、前後も知らず寝込んだのを見すまし、漸く口を開き善後策につき相談......タルマン『刹帝利様を始め皆々様、実に意外の好結果を得たも......ので厶いますなア。是れ全く盤古神王様......の御守護......の致す所は申すに及ばず、貞婦烈婦......のヒルナ姫様、カルナ姫様......の必死の御活動が此処に到らしめたものと考へ... | 1600 |