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1501 霊界物語 第49巻 真善美愛 子 第4篇 鷹魅糞倒 第19章 神丹〔1293〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 79 件/ノ=79 ...静子『もし珍彦さま、吾々親子はバラモン教擒となり、危い所を治国別様に助けられ、御......となり、危い所を治国別様に助けられ、御恩返しやうもない其上に、こんな結構な宮番迄......た事ぢやありませぬか』珍彦『さうだ。お前云ふ通り山海......大恩を受け、其上、神様......事も分らない......に、此館......主人を仰せつけられ実に身に余る光栄だ。併......つけられ実に身に余る光栄だ。併し吾々は神お道には全くの素人だから、余り荷が重過ぎ... 1501
1502 霊界物語 第49巻 真善美愛 子 第4篇 鷹魅糞倒 第20章 山彦〔1294〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 107 件/ノ=107 ...降つて来る。途中に於てお寅、魔我彦、ヨル一行に出会ひ祠......森に高姫や杢助......居る事を聞き、訝かしさ......限りよと心に思ひ乍らも、さあらぬ態を装ひ......さあらぬ態を装ひ、三人に別れを告げて、祠森をさして急ぎ下り行く。 話変つて、高姫......ソビソ話に耽つて居る。高姫『杢助さま、世中に智慧位偉大なも......はありませぬな』杢助『うん、さうだ。何と......。さうすれば彼が息をひきとると共に、変身術を以て、お前と私は珍彦夫婦にならねばな... 1502
1503 霊界物語 第49巻 真善美愛 子 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 46 件/ノ=46 ...る。いつ。あらはれて。よをまもり。ときわふゆ。おさめぬすえ。ほかへそ。せゐしね。......年十月十三日)〈総説(初)〉霊界物語天地神......御旨を明らかに    悟るは是......神書なりけり天国や中有界や地獄道    ......天国や中有界や地獄道    詳細に覚る神書かな日と月を重ねて見れば此書......    まこと......心明らかとなる          (大正......(大正十三年十月十四日)〈総説(初)〉根国の高天原に在る我は    この物語生命... 1503
1504 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 前付 序文 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 13 件/ノ=13 ...六ケ月目、漸く五十巻を編纂せり。此間種々故障......為、着手日数は二百日内外......口述にて本巻に到達せり。而して本日は、大......七日、此数字を合算すれば三十となり、三ツ御魂に因みたる吉日なり、又以て一奇と謂ふ......成る次第なり。アア瑞月は精神上及び肉体上大なる束縛を受けたる身ながらも、大神......恩寵と筆録者諸弟......熱烈なる努力とによつて、茲に五十巻......大峠を越えたるは実に人間事とはどうしても... 1504
1505 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 前付 総説 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 35 件/ノ=35 ... 本巻は祠森......聖場に妖幻坊なる妖怪現はれ来り、三五教......杢助時置師神と名乗り、恋と欲とに余念なき......時置師神と名乗り、恋と欲とに余念なき高姫義理天上自称日出神......生宮が、両々相対して聖場を占有し、館主珍......が、両々相対して聖場を占有し、館主珍彦そ他......真人を排除し、且大神......大神業を破壊せむと、獅子奮迅の暴逆的活動... 1505
1506 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第1篇 和光同塵 第1章 至善至悪〔1295〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 268 件/ノ=268 ... 本巻物語主人公たる初稚姫及び高姫......霊魂上......位置及び其情態を略舒して参考に供すること......考に供することとする。 初稚姫は清浄無垢若き妙齢......娘である。而して別に現代......如く学校教育を受けた......ではない。只幼少より母を失ひ、父と共に各......はない。只幼少より母を失ひ、父と共に各地霊山霊場に参拝し、或は神霊に感じて、三五... 1506
1507 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第1篇 和光同塵 第2章 照魔灯〔1296〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 327 件/ノ=327 ... 高天原最奥に於ける霊国及び天国......天人は、すべて愛......善徳を完備し、信......真善を成就し、智慧証覚に充ち居るを以て、......、智慧証覚に充ち居るを以て、中間天国以下天人......如く、決して信を説かず、又信......何たるかも知らない......である。又神の真に就いて論究せないのであ... 1507
1508 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第1篇 和光同塵 第3章 高魔腹〔1297〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 247 件/ノ=247 ... 初稚姫は祠森......神殿に参拝し、長途......遠征を守らせ給へと祈願をこらし、再び高姫......遠征を守らせ給へと祈願をこらし、再び高姫居間へ引返した。高姫は遠く従うて神殿近く......た。高姫は遠く従うて神殿近く進み、初稚姫後姿を打眺め、何処ともなしに其神格......完備せるに打驚き舌をまいた。そして高姫は......舌をまいた。そして高姫は其神格に感じ、心底より初稚姫を神......如く尊敬した。併し乍ら何処ともなく恐怖心... 1508
1509 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第1篇 和光同塵 第4章 御意犬〔1298〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 186 件/ノ=186 ...初稚姫は高姫往つた後で、小さい声で、ホホホホホと吹き......き出さずには居られなかつた。さうして自分笑ひ声に驚いて小声で独言、『高姫さまも気......笑ひ声に驚いて小声で独言、『高姫さまも気毒なも......だなア。さうして金毛九尾......悪狐奴、又もや祠......森に頑張り、斎苑......館......御神業を妨害し、数多の精霊や人民を迷はさ... 1509
1510 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第2篇 兇党擡頭 第5章 霊肉問答〔1299〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 213 件/ノ=213 ... 高姫は初稚姫スマートを送つて出た後に只一人、腹中......兇霊に打向ひ、握り拳を固めながら、懐をパ......、懐をパツと開き、布袋つ腹を現はし、両方手で臍......あたりを掴んだり擲つたりしながら、稍声低......、『コリヤ、其方はあれ丈注意を与へておくに、なぜ初稚姫......前で、あんな不用意な事をいふ......だ。サア、高姫が承知致さぬ。一時も早く、......トと出てくれ。エー何と云つてもモウ許さぬだ。汚らはしい、コリヤ、痰唾をはつかけて... 1510
1511 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第2篇 兇党擡頭 第6章 玉茸〔1300〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 172 件/ノ=172 ... 高姫は祠森を隈なく探ね廻つた。漸く草むら......中にウンウンと呻きながら眠つてゐる杢助......姿を眺め、『これ、杢助さま、サア帰りませ......う云つてくれな。俺はチツとばかり頭が痛いだから、自然......お土に親しんで暫らく此処で休んで帰るから......『これ杢助さま、何と云ふ水臭い事を仰有るだい。二世を契つた夫婦......仲ぢやありませぬか。夫......難儀は妻の難儀、妻の喜びは夫の喜び、何処... 1511
1512 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第2篇 兇党擡頭 第7章 負傷負傷〔1301〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 185 件/ノ=185 ... 初稚姫は静に歩を運びながら珍彦館を訪ひ、門口......戸をそつと開き、『御免なさいまし、私は初......なさいまし、私は初稚姫で厶います。ハルナ都へ宣伝使として参ります途中、大神様に参......参ります途中、大神様に参拝を致し、高姫様お世話になりまして、此処に暫く足を留めて......になりまして、此処に暫く足を留めて居るもで厶いますれば、何卒御入魂に願ひます』と......開いて現はれ来り、叮嚀に辞儀をしながら桐火鉢を据ゑ、座蒲団を敷いて、『貴女様が驍......座蒲団を敷いて、『貴女様が驍名高き初稚姫宣伝使さまで厶いましたか。それはそれはよ......れはそれはようまアお訪ね下さいました。実所は貴女様がお越し遊ばしたと云ふ事を、承... 1512
1513 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第2篇 兇党擡頭 第8章 常世闇〔1302〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 304 件/ノ=304 ... 大抵人間は、高天原に向つて其内分が完全に開け......それ故に大神は精霊を経て人間を統制し給ふが普通である。何となれば、人間は自然愛と......ば、人間は自然愛と地獄愛とより生み出す所地獄界......諸々......罪悪......間に生れ出でて、惟神即ち神的順序に背反せ......れど一旦人間と生れた者は、何うしても惟神順序......内に復活帰正すべき必要がある。而して此復... 1513
1514 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第2篇 兇党擡頭 第9章 真理方便〔1303〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 174 件/ノ=174 ... 高姫は初稚姫帰り来る足音を聞き付け、待ち遠しげに、『......と障子をあけ、見れば高姫は顔面全部、干瓢様にふくれ上り、どこが目だか鼻だか判別し......だか判別し難き迄に相好変じ、丸つきり妖怪如くであつた。而して腫れた目は額......方に転宅し、鼻は無遠慮に霊衣......外に突出し、恰も雲を帯にした山容......正しからざる高山......やうに見えてゐる。唇は夜着......裾のやうに厚くふくれ上り、半ば爛熟した熟... 1514
1515 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第3篇 神意と人情 第10章 据置貯金〔1304〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 240 件/ノ=240 ... 祠森には誰云ふとなく獅子、虎両性......怪物が現はれ、人間に化けてゐる。そ......人間が祠......森......主管者だから、ウツカリ詣らうも......なら喰はれて了ふと云ふ評判がパツと立つた......て了ふと云ふ評判がパツと立つた。それ故気弱い連中は忽ち恐怖心にかられて、ここ二三......務室も極めて閑散である。只相変らず忙しいは珍彦の神司のみである。珍彦は至誠神に仕... 1515
1516 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第3篇 神意と人情 第11章 鸚鵡返〔1305〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 181 件/ノ=181 ... 祠森......神館に  現はれ来りし杢助...... 其正体は月......国  大雲山に蟠まる 八岐大蛇......片腕と  妖魅......世界に名も高き 獅子と虎と......中性を  備へし怪し......動物ぞ 妖幻坊と謳はれて  彼方此方に出... 1516
1517 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第3篇 神意と人情 第12章 敵愾心〔1306〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 164 件/ノ=164 ... 楓叫び声に取る物も取り敢へず、ヅブ六連中は......此場へバラバラツとやつて来た。高姫は五人酔どれをグツと睨み、声を荒らげて、『コリ......耄奴、騒がしい、ドヤドヤと、何しにうせただ。不都合な事を申すによつて、義理天上日......よつて、義理天上日出神が折檻を致してをるだ。いらざるチヨツカイを出し、構ひ立てを......』イル『ハイ宜しい、お前さまを助けに来ただ』と座敷へかけ上る。高姫は、『イーイ、......た。此態を見て、イク、サール、ハル、テル四人はヒヨロヒヨロしながらも、気ばかりは......ロヒヨロしながらも、気ばかりは勝つてゐるで、高姫目がけて武者振りつかうとする。高......、ウンとつく。何れもヘベレケに酔うてゐるだからたまらない、高姫が非力にも敵し難く... 1517
1518 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第3篇 神意と人情 第13章 盲嫌〔1307〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 181 件/ノ=181 ... 初稚姫居間には初稚姫、楓姫......二人が丸火鉢を中に置いて、やさしい声で談......楓さま、お腹が立つでせうけど、そこを忍ぶが勇者と云ふも......ですよ。なる勘忍は誰もする、ならぬ勘忍す......と申しまして、忍耐位善徳はありませぬ。世中......一切......事は忍耐によつて平和に治まり、又忍耐せざ......に治まり、又忍耐せざるによつて騒動が起るです。忍ぶと云ふ字は刃の下に心と云ふ字を... 1518
1519 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第3篇 神意と人情 第14章 虬盃〔1308〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 191 件/ノ=191 ...ど何う考へても普通ではいかない。又まさか時になれば、怖ろしいスマートが飛び出して......しいスマートが飛び出して来る。これが高姫第一......頭痛である。もうかうなつたら、如何程スマ......せと云つても初稚姫は帰すまい。又母として権利を振ひ、彼女を強圧し吾意に従はしむる......底駄目だと考へた。そこで高姫は一計を腹中悪狐と相談......上ねり出した。外でもない、それは一種......妖術である。虬......血を絞つて百虫を壺に封じ込み、当の四人を... 1519
1520 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第15章 妖幻坊〔1309〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 182 件/ノ=182 ... 春雨降りしきるシンミリとした窓......中、四辺......空気も和らいで、物に熱し易い高姫......頭はどことはなしにポカポカと助炭......上に坐つた様な心持がする。高姫は腹中に潜......た様な心持がする。高姫は腹中に潜める沢山お客さまと、徒然......余り、斎苑......館を占領すべき空想を描いて、独り笑壺に入... 1520
1521 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第16章 鷹鷲掴〔1310〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 236 件/ノ=236 ... イルは冷笑を泛べながら、高姫御機嫌取り......為に、一間に入つて大速力にて書き写し、直......入つて大速力にて書き写し、直様に直筆を右手にひん握り、左......手に三宝を掴んで高姫......居間......前まで到り、元......通りキチンと叮嚀に......せ、目八分に捧げ、襖の外から言葉もいと荘... 1521
1522 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第17章 偽筆〔1311〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 210 件/ノ=210 ... 高姫形勢意外にも不穏......景況を呈し、何時低気圧......襲来するやも図り難き殺風景......場面となつて来た。イル以下四人は自棄糞に......そしてイルは大きな声で、『義理天上日出神生宮であるぞよ。結構な結構な筆先を生宮に......筆先を生宮に書かすによつて、筆と墨と紙と用意を致されよ』と呶鳴り出した。サールは......りながら一生懸命に書きつけた。イルは高姫作り声をして、『これ皆......者共、否八衢人足や、今義理天上日出神がお... 1522
1523 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第18章 安国使〔1312〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 170 件/ノ=170 ...彦館には、珍彦、静子、楓、初稚姫及び斎苑館......直使なる安彦、国彦......六人がヒソビソと首を鳩めて懇談に耽つて居......懇談に耽つて居る。珍彦『遥々と大神様より御使、御苦労に存じます。何分至らぬ吾々、......けられ、力にあまり、勤めも碌に出来ませぬで、定めし八島主命様にも御迷惑......事で厶いませう。定めて吾々......不都合をお叱り......ためのお使で厶いませうなア』安彦『イヤイ... 1523
1524 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第19章 逆語〔1313〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 155 件/ノ=155 ... 高姫居間には妖幻坊......杢助、高姫両人、六ケしい顔をして上座に坐......、今表口に参つて何かゴテゴテ申して居つたは何者だなア』『ハイ、何でも厶いませぬ。......も厶いませぬ。只道通が一寸受付へ立寄つたで厶います』『馬鹿を申せ。其方は吾々に隠......『馬鹿を申せ。其方は吾々に隠し立てをするだなア。斎苑......館から直使が来た......であらうがな』『ハイ、エエ、それは、みえ......エ、イルに……イン、承はりますれば、此館総取締にイルを致す………とか云ふお使ださ... 1524
1525 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第20章 悪魔払〔1314〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 162 件/ノ=162 ... 初稚姫、珍彦は楓とともに高姫居間......騒々しきに、何事かと走り来り見れば、右......体裁である。初稚『もし、お母さま、お直使......しく仰有つて下さいましな』『エーエ、お前飛び出す所ぢやない程にすつ込みなさい。何......なさい。何度云うても云うてもスマートを俺目を忍んで簀......子......下に隠して置くも......だから、到頭杢助さまは何処かへ行つてしま... 1525
1526 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 第4篇 神犬言霊 第21章 犬嘩〔1315〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 124 件/ノ=124 ... イク、サール両人は、高姫......逃ぐるを追うて、河鹿峠......急坂を下りながら歌ひゆく。イク『大雲山に......ひゆく。イク『大雲山に蟠まる  八岐大蛇ドツコイシヨ 其眷属と現はれし  妖幻坊......ドツコイシヨ 其眷属と現はれし  妖幻坊曲津神 ウントコドツコイきつい坂  オイ......  オイオイ サール気をつけよ 義理天上肉宮と  佯る高姫婆......奴 彼方此方......木の株に  蔓を引つかけ吾々を すつてん... 1526
1527 霊界物語 第50巻 真善美愛 丑 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 67 件/ノ=67 ...みろく世間近くなりて甲子......    秋......みまつり遙かに拝むも〈第2章(初)〉神......国霊界聖談など読みて    秋......長夜を天国に遊ぶ〈第4章(初)〉湧き出づ......を天国に遊ぶ〈第4章(初)〉湧き出づる思泉汲みておく    術さへもなき今日......われかな〈第4章(初)〉神々......御宣を伝へ示さむと    おもふ甲斐なき... 1527
1528 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 前付 序文 出口王仁三郎 1924刊 DB
RMN
全 34 件/ノ=34 ... こ物語は、凡て心理描写的に口述してあります......て心理描写的に口述してありますから、読者中には、普通一般的......著書と比べて非常に露骨だとか、左様なこと......。然し霊的即ち内的意志を基として述べたもですから、一片......虚偽も虚飾もなく、人心......奥底に入つてそ......真相を究め尽し、之を神助......下に編纂したものです。上手も追従も何もあ... 1528
1529 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 前付 総説 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 24 件/ノ=24 ... 人間はそ内分に於て至聖至美至善......天界即ち高天原に向ひ、そ......外分に於ては地獄界に向つて居るも......である事は既に已に述べた処であります。故......已に述べた処であります。故に人間は常に神光りに背いては決してそ......人格を保つ事は出来ませぬ。本巻物語......主人公たる高姫が小北山......聖場に到りて、自己に憑依せる兇霊のために... 1529
1530 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第1章 春菊〔1316〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 229 件/ノ=229 ... 足曳四方......山々春めきて  冬枯れしたる梢まで 芽含...... 芽含みそめたる春景色  瞬き初めし陽炎 彼方此方にキラキラと  閃めき渡り天国...... 彼方此方にキラキラと  閃めき渡り天国 御苑も今や開けむと  思ふべらなる小北......はり  長閑な庭に立出でて お菊、お千代両人は  咲き誇りたる白桃...... 木蔭に戯れヒラヒラと  袖翻す胡蝶......遊び 同じ腹から生れたる  姉妹......如睦じく 互に愛し敬ひて  他所の見る目... 1530
1531 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第2章 怪獣策〔1317〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 226 件/ノ=226 ... 初、徳両人は種々と馳走を拵へ、酒を沢山に燗して......は種々と馳走を拵へ、酒を沢山に燗して二人前に恭しく並べた。初『私は此お館......新役員で厶います。魔我彦様にお引立に預り......から幹部に選定されました。今迄はウラル教信徒で厶いましたが、余り此お館にお祀りし......ましたが、余り此お館にお祀りしてある神様御威勢が高い......で、ついお参りする気になり、信者として四......つてる中、抜擢されまして、今では魔我彦様御用を聞いて居ります。炊事なんかするやう......は厶いませぬが、今日は特別を以て、文助様御命令により、料理法の粋を尽して拵へて参... 1531
1532 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第3章 犬馬労〔1318〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 166 件/ノ=166 ... 松姫は各神社拝礼を終り、吾居間に入つて神書を調べてゐ......ゐた。そこへお千代は慌しく帰り来り、門口戸をピシヤツと閉め、中からツツパリをかう......を見て怪しみ、『これ、お千代、夜分か何ぞ様に、何故戸にツツパリをしたり等なさる......だい』千代『ハイ、今怪体なド倒しも......が来た......ですよ。何れ此処にも来るか知れませぬから......れませぬから、来たら入れない様にしてゐるですよ』『昼......最中に戸を閉めてツツパリかふ等とは可笑し... 1532
1533 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第4章 乞食劇〔1319〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 176 件/ノ=176 ...ひと顔色変り両手は慄ひ、容易ならざる文面如く思はれた。そして松姫は手紙を読み了り......りホツと溜息をついた。千代『お母さま、私云つた事違やしますまいがな。高姫は斎苑......館から......命令ぢやありますまい。そしてあ......杢助と云つてる......は化物でせうがな。此犬は初稚姫様......愛犬でスマートと書いてありませう』『ああ......マートと書いてありませう』『あああ、油断ならぬ魔の世界だな。こりや斯うしては居ら... 1533
1534 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第5章 教唆〔1320〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 167 件/ノ=167 ...ら酒を汲み交はし、ヘベレケになつた妖幻坊無理をなだめながら、初公、徳公......両人が返答如何にと心待ちに待つて居た。そ......た。そこへスタスタと青い顔して帰つて来たは、初公、徳公......両人であつた。高姫は目敏く之を見て、『オ......ヤもう何で厶いました。それはそれは偉いもですなア、本当に一寸手に合ひませぬわ』『......せぬわ』『手に合はぬとは、松姫が義理天上申す事を聞かないと云ふ......かえ』『オイ徳、貴様は高姫さま......代理ぢやないか、お前代つて報告して呉れ』... 1534
1535 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第1篇 霊光照魔 第6章 舞踏怪〔1321〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 185 件/ノ=185 ... 松姫館には、お千代、お菊と女三人首を鳩め、ひ......何事か囁いて居る。勇敢なスマートが、松姫危難を助けて呉れた事などが無論話頭に上つ......などが無論話頭に上つた。スマートは俄に魔如く姿を消して仕舞つた。千代『あれまア、......わ、私どうしませう』松姫『スマートは神様お使で吾々......危難を助けに来て下さつた......だから、もうお帰りになつたかも知れないよ......なつたかも知れないよ』『それだつて私、あスマートが好きで耐らない......よ。お母さまの危難を谷の向ふからよく探知... 1535
1536 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第2篇 夢幻楼閣 第7章 曲輪玉〔1322〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 259 件/ノ=259 ...てゐた。それ故、後から走つた高姫や初、徳事はチツとも知らなかつた。依然として、彼......然として、彼等一同は教主館に休息し居るもと......み考へてゐた。ヤツと気が付き見れば、懐に......ゐた。ヤツと気が付き見れば、懐に何物か蜂巣......やうな声が聞えて来る。文助は、『ハテ此奴......助さまに衝突して気が遠くなり逆上せて居るかなア』と思ひながら、懐へ手を入れると、......、懐へ手を入れると、余り重くない、丸い塊物が懐に残つてゐた、周囲は石綿......やうに軟かく、そして耳へあてて見ると「ウ... 1536
1537 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第2篇 夢幻楼閣 第8章 曲輪城〔1323〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 139 件/ノ=139 ... 常世国に生れたる  常世......姫......再来と 自ら名乗る高姫は  地獄中有娑婆......る高姫は  地獄中有娑婆世界 ならぬ第二地獄道  兇党界に蟠まる 金毛九尾......悪霊や  其外百......曲神に 魅られ茲に両親......  隙を窺ひアーメニヤ ソツとぬけ出でエ......エルサレム  都を指して進み行く 高宮姫若盛り  東野別とゆくりなく 怪しき仲と... 1537
1538 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第2篇 夢幻楼閣 第9章 鷹宮殿〔1324〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 145 件/ノ=145 ...でも杢助と固く信じてゐた。而して金剛不壊如意宝珠......力に依つて、かかる広大なる楼閣が出来た......だと思つてゐる。『ああ、私が秋山彦......館で腹へ呑んだ時には、これだけ威力......あるも......とは思はなかつた。ヤツパリ私は神力が足ら......なかつた。ヤツパリ私は神力が足らなかつただなア。小人玉を抱いて罪ありといふ事は私......だなア。小人玉を抱いて罪ありといふ事は私事か、同じ玉でも杢助さまがお使ひになると... 1538
1539 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第2篇 夢幻楼閣 第10章 女異呆醜〔1325〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 193 件/ノ=193 ... 妖幻坊曲神が  曲輪......玉を使用して 夢幻......楼閣映出し  名利と恋に心魂を 蘯かし狂...... 蘯かし狂ふ高姫を  うまく誤魔化し萱草 茫々茂る森林に  誘ひ来りいろいろと ......芥や糞尿を  至善至美なる宮殿や 其他百珍品と  眼くらませ狸穴に 引き入れ茲に......に 引き入れ茲に曲神は  天地を救ふ生神 誠......道を攪乱し  天......下をば悉く 暗と泥との魔界とし  暴威を... 1539
1540 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第3篇 鷹魅艶態 第11章 乙女遊〔1326〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 181 件/ノ=181 ... 高姫は二人侍女と共に満面笑を湛へ、蓬莱山に行つて無......女と共に満面笑を湛へ、蓬莱山に行つて無上歓楽に酔ひし如く、恍惚として脇息に凭れ、......酔ひし如く、恍惚として脇息に凭れ、わが運開け口、宇宙一切を手に握るも斯く楽しくは......切を手に握るも斯く楽しくはあるまいと満悦折柄、ドアをパツと開いて足音高く入り来る......アをパツと開いて足音高く入り来るは、六角金色燦爛たる冠を戴いた高宮彦命が、さも愉......床を背にして、ムクムクとした厚い絹座布団上に膝を埋める様にして坐り込んだ。高姫は......、よく吾居間を訪はせられました。一時千秋思ひで、君......お出でを待ち焦れて居りました。嬉しう厶り... 1540
1541 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第3篇 鷹魅艶態 第12章 初花姫〔1327〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 132 件/ノ=132 ... 片彦は三人乙女に向つて言葉優しく、『もし、それなる......達、一寸お尋ね致しますが、向ふに見えるあ立派な城廓は、何時頃に出来上つた......ですか』 三人......女は些しも聞えぬやうなふりをして、頻りに......三人は驚いたやうな顔で、片彦、ランチ両人顔を打ち守つた。さうして高姫は、『アヽ吃......うして高姫は、『アヽ吃驚したよ。貴方どこお方ですか』片彦『拙者は四ケ月以前に此浮......方ですか』片彦『拙者は四ケ月以前に此浮木森にバラモン軍を引率し、滞陣して居た片彦......バラモン軍を引率し、滞陣して居た片彦将軍成れの果で厶る。此処に居られるのは吾々の... 1541
1542 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第3篇 鷹魅艶態 第13章 槍襖〔1328〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 145 件/ノ=145 ...御両人様、何卒お上り下さいませ。これが父本宅で厶います』ランチ『イヤ有難う厶る。......きばかり七宝をもつて飾られ、恰も天国浄土荘厳を見るやうで厶る』片彦『いかにも左様......彦『いかにも左様、某生れてからまだ、斯様館を拝見した事がない。ハルナ......都......霊照殿でも、こ......お館に比ぶれば非常な劣りを感じまする』『......まやお母さまにお客様がみえたと云つて来るだよ』『ハイ』と答へて二人......侍女は衝立の影に姿を隠した。七宝をもつて... 1542
1543 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第3篇 鷹魅艶態 第14章 自惚鏡〔1329〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 197 件/ノ=197 ... 妖幻坊高宮彦は侍女......五月を高宮姫......居間に遣はし、一度吾室へ来れと命令した。......れと命令した。此五月といふ美人は実は竹藪中に棲んでゐる豆狸さまである。『御免なさ......つたか、吾君様が、妾に御用があると仰有るかい』『ハイ、直様お出でを願ひたいと......事で厶います』『すぐに参りますから、一寸......答へて、ここを足早に立去つた。高姫は鏡台前にキチンと坐り、髪......ほつれをかき上げ、衣紋を整へ、口をあけた... 1543
1544 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第3篇 鷹魅艶態 第15章 餅皮〔1330〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 213 件/ノ=213 ...へ帰り、直に襠衣をぬぐ筈だが、マ一度自分盛装した姿をトツクリと見てからでなくては......と見てからでなくては惜しいと思つたか、鏡前にスツクと立ち「ウーン」と云つたきり、......たきり、わが姿に見とれてゐる。宮子は高姫後に行儀よく坐つてゐた。高姫は益々感心し......ウーン」と息を詰め、余り気張つて感心したで、上へ出る息が裏門へ破裂し「ブブブブー......後しざりした。此宮子に化けた化物は妖幻坊片腕で、数千年劫を経た獅子......やうな古狸であつた。忽ち鼻が歪むやうな奴......やうな奴を吹きかけられ、思はず知らず正体一部を現はして、クスクスと云つた......である。高姫は四辺を見廻し、『アレマア、... 1544
1545 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第16章 暗闘〔1331〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 158 件/ノ=158 ... 春風かをる小北山  木々梢も緑して 梅散り桃は紫......  花を梢に飾りつつ 神......御稜威も灼然に  老若男女......朝夕に 足跡たえぬ神......庭  訪ね来りし高姫や 妖幻坊......杢助は  神......御稜威に照らされて 醜......企みは忽ちに  露顕し岩下に投げられて ... 1545
1546 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第17章 狸相撲〔1332〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 191 件/ノ=191 ... お菊は夜明け間近くなつたで、余り遠くもない小北山へ、一度帰つて見......数へながら投付けて、『ああこれで文助さま仕返しもしてやつた。何れ暗に鉄砲......やうな石玉だけれど、一つでも当れば尚面白......がら、スバシこく帰つて了つた。二人は怪志森でお菊......放つた礫に鼻を打たれ、額を打たれて、三日......して飢を凌ぎ、漸く手足が動くやうになつたで、何処までも高姫、杢助......在処を探ね、敵を打たねばおかぬと、杖を力......たねばおかぬと、杖を力に進み行く。 浮木森の槻や樅、松の大木がコンモリとして広く... 1546
1547 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第18章 糞奴使〔1333〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 187 件/ノ=187 ... 去者去来者来 有限時万邦春』と救世教主詠んだ詩を吟じながら朧月夜......光を浴びて、草鞋脚絆に身を固め、蓑笠金剛......を浴びて、草鞋脚絆に身を固め、蓑笠金剛杖扮装にてやつて来た......は、ランチ将軍......副官たりしガリヤであつた。道......傍に新しき墓が沢山に並んでゐる。ガリヤは......沢山に並んでゐる。ガリヤは陣中に於て浮木森......マリーと云ふ妙齢の美人に慕はれ、滞陣中は... 1547
1548 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第19章 偽強心〔1334〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 104 件/ノ=104 ...見た。ケースは、『あまり相撲に呆けてゐたで、脱ぎ場所を忘れた。大方狸......野郎くはへて去んだ......だらう』と答へた。『それでも何処かにある......見たが、杖が一本あるばかりで着物らしいもはない。ケース『此奴狸......奴、敷物にしようと思つて、狸穴へくはへて......しようと思つて、狸穴へくはへて行きよつただなア。えー残念だ』と歯ぎしりしながら北......北へ北へと進んで行つた。丁度一間巾ばかり青藻を被つた川流れがある。そして深さは四......三人は交代に川に横たはり、水を淀めて川端草を千切り、手拭に代用して体中を擦り、臭... 1548
1549 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第20章 狸姫〔1335〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 141 件/ノ=141 ...ケース他四人は大門を潜つた。さうして天女やうな八人......美人......姿に見惚れて居た。そ......中で一番年かさと思しき女、揉み手をしなが......しながら言葉優しく、『これはこれは三五教宣伝使様、ようこそお出で下さいました。妾......、ようこそお出で下さいました。妾は如意王娘初花姫と申します』ガリヤ『イヤ吾々は宣......吾々は宣伝使では厶いませぬ。これより斎苑館に修業に参り、旨く合格すれば初めて宣伝......に参り、旨く合格すれば初めて宣伝使になるで厶います。さうして私が三五教だと云ふ事... 1549
1550 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 第4篇 夢狸野狸 第21章 夢物語〔1336〕 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 65 件/ノ=65 ... 四人坐つて居つた椅子は、何時......間にやら膨張して角を生やし、次で毛が生え......やら膨張して角を生やし、次で毛が生え、牛如き動物と化し、四人共其背に跨つて居た。......ぬか』 怪獣は四匹とも声をそろへて、空砲やうな調子で、『ホホホホホ、ホホホホホ』......け来る。怪獣は益々狂ひ出し、初めは一二間所を上下してゐたが、終ひには人間が燕......やうに見える所まで上り、空......上で前後左右に荒れ狂ふ。四人は背中にくら......徳、初、ケース、確り掴まへて居よ。落ちるなら此奴と一緒だ。あれ見よ、初稚姫様も空... 1550
1551 霊界物語 第51巻 真善美愛 寅 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1924刊 DB
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全 53 件/ノ=53 ...一夜に襲ひ来て    おどろかされぬ長月空を〈第5章(初)〉遠近......教......御子......赤心を    籠めし玉章読みつつ嬉しき〈......書に〈第5章(初)〉未決監にて世につれぬ光も甲子......    文月......十二夜曇りてしかな〈第6章(初)〉甲子......文月十二の月みれば    下界のために憂... 1551
1552 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 前付 序文 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 35 件/ノ=35 ... 霊界物語口述開始以来、種々雑多学者やパリサイ人......妨害を突破し、漸くにして累計五十二巻......完結を告げました。瑞月に来れる精霊は、一......告げました。瑞月に来れる精霊は、一種特別記憶力に富んで居ると見えまして、肉体が一......えまして、肉体が一度見聞し読み上げた書物文意は其儘に記憶し居り、肉体......既に已に記憶を全然離れて居る文章でも、時......口述し筆記することがあります。故に肉体人瑞月が著はした文章......中にも、古今の学者が著はした文章を其儘平... 1552
1553 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 前付 総説代用 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 108 件/ノ=108 ... 桃園天皇御宇、伏見竹田......郷北......入口に、薬師院と銘打つた修験者が現はれた......に、薬師院と銘打つた修験者が現はれた。こ者......奇怪なる行ひは端なくも人心を驚かし、遠近......くも人心を驚かし、遠近聞き伝へ、老若男女日々門前に群集するも......踵を接して常に市をなし、恰も角力場......やうに雑沓することとなつた。その行術とい... 1553
1554 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第1章 真と偽〔1337〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 347 件/ノ=347 ... 人間内底に潜在せる霊魂を、本守護神又は正副守......正副守護神と云ふ。そして本守護神とは、神神格......内流を直接に受けたる精霊......謂であり、正守護神とは一方は内底神......善に向ひ、真に対し、外部は自愛及び世間愛......、之をよく按配調和して広く人類愛に及ぶ所精霊である。又副守護神とは其内底神に反き......に反き、只物質的躯殻即ち肉体に関する欲望みに向つて蠢動する精霊である。優勝劣敗、......精霊である。優勝劣敗、弱肉強食を以て最大真理となし、人生の避く可からざる径路とし... 1554
1555 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第2章 哀別歌〔1338〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 175 件/ノ=175 ... 人間は天高天原と地......高天原とを問はず、そ......霊域に昇るに際し、愈内に入るに従ひ、(即......其霊魂に光明を放ち、真理に住し、嘗て難解問題と思惟した事も、追々と感得するに至り......思惟した事も、追々と感得するに至り得るもである。何れも皆斯......如き情態に進むは、大神より来る愛......力に依るも......である。此愛なるものは高天原の一切のもの... 1555
1556 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第3章 楽屋内〔1339〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 124 件/ノ=124 ... イク、サール両人は、裏口より森......中に道をとり、二三町ばかり水浅き谷底を潜......き谷底を潜つて本街道に出で、それより山口森に駆けつけ、初稚姫に、如何なる手段を以......行く。イク『バラモン軍に従ひて  清春山岩窟に 留守居を勤めゐたる折  松彦、竜......た 其赤誠にほだされて  吾等も全く大神 教に帰順し奉り  祠......森に奉仕して 今迄勤め来りしが  天......八重雲かき分けて 降り給ひし宣伝使  初......雲かき分けて 降り給ひし宣伝使  初稚姫神徳に 心も魂も奪はれて  今は全く三五... 1556
1557 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第4章 俄狂言〔1340〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 172 件/ノ=172 ... イク、サール両人は、三番叟......準備を整へて、初稚姫......来るを今やおそしと待ち構へて居た。半時許......爽かに宣伝歌を歌ひながら降り来る姿が、木間をもれてちらりちらりと見え出した。二人......互に注意しながら、身振足振などして三番叟下稽古をやつて居る。 初稚姫は声淑かに歌......て居る。 初稚姫は声淑かに歌ふ。『産土山聖場を  後に眺めて大神...... 任け......まにまに進み往く  吾は初稚姫の司 祠の... 1557
1558 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第5章 森怪〔1341〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 193 件/ノ=193 ... 二人は初稚姫が変装術を使つて熊となり、スマートを獅子と変じ......じ入つて了つた。『おい、サール、大したもだらう。初稚姫様は正勝......時になつたら、あれだけ......御神力がある......だから、俺が貴様を勧めて追駆けて来た......も無理はあるまい。如何だ、俺......先見は、之から余り馬鹿にして呉れまいぞ』......に吐すない。貴様だつて初稚姫様にあれだけ隠し芸がある事は初めてだらう。何処ともな... 1558
1559 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第1篇 鶴首専念 第6章 梟笑〔1342〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 143 件/ノ=143 ...サール『初稚姫に従ひて  ハルナ都に進まむと イクと二人が云ひ合せ  一......人が云ひ合せ  一足先に失敬して 河鹿峠上り口  樫......大木......麓にて 神算鬼謀を廻らしつ  否応云はさ...... 神算鬼謀を廻らしつ  否応云はさず御供 許しを受けむと三番叟  折角企んだ芸当......んだ芸当も 忽ち画餅となりぬれば  最後手段と首を吊り 初稚姫を驚かし  有無を......驚かし  有無を云はせず御供に 仕へむもと思ひしが  これも矢張当はづれ 忽ち熊......を励まして 御後を慕ひすたすたと  曲神集ふ山口の 森の手前にかかる折  夜はず... 1559
1560 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第2篇 文明盲者 第7章 玉返志〔1343〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 145 件/ノ=145 ... 小北山受付には、文助爺さまが初、徳......両人にしたたか頭をかち割られ、それから発......ら発熱して床につき、時々囈言を云ひ、大勢信者や役員が頭を悩ましてゐる。そして魔我......してゐる。そして魔我彦は不在なり、初、徳両人は遁走し、俄に運用機関は殆ど停止......厄に遭うた。お菊は勝気な女とて、受付兼神......、受付兼神殿係を兼務し、参詣して来る病人祈願をなし、或は説教を聞かせ、又受付に現......聞かせ、又受付に現はれて、目も廻るばかり多忙を極めて居つた。お菊はホツと持て余し......めて居つた。お菊はホツと持て余し、体は縄やうになつて、チツとばかり愚痴り出した。... 1560
1561 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第2篇 文明盲者 第8章 巡拝〔1344〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 201 件/ノ=201 ... イク、サール二人は、大広前......神殿を拝礼しをはり、蠑螈別が籠りしと云ふ......殿を拝礼しをはり、蠑螈別が籠りしと云ふ館前に立つて、サール『蠑螈別お寅婆さま......古戦場  見るにつけても可笑しくなりぬ』...... 見るにつけても可笑しくなりぬ』イク『こ館土瓶が踊り徳利舞ひ  盃われし古戦場な...... なしたる場所も此館なり』イク『酔ひドレ熊公さまが飛込んで  脅し文句で金を千両......さき祠に参拝し拝礼を了り、イク『木花姫神恵は目......あたり  開き初めにき木々の梢に』サール... 1561
1562 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第2篇 文明盲者 第9章 黄泉帰〔1345〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 225 件/ノ=225 ... 侠客育ちお菊は年にも似合はず人馴れがして、二人......男をよくもてなし、夜中頃まで酒を勧め互に......イク、サールは初稚姫にお供を願つた処、あ様子では到底許されさうにもない。夜光......玉は戴いて嬉しいが、其為に自分......目的を遮られる......は、又格別に苦しい。初稚姫さまも宝を与へ......別に苦しい。初稚姫さまも宝を与へて、吾々進路を壅塞せむとし給ふ、其やり口、随分お......分お人が悪い……と時々愚痴りながら、お菊酌でチビリチビリと飲んでゐた。されど神経... 1562
1563 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第2篇 文明盲者 第10章 霊界土産〔1346〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 151 件/ノ=151 ... 小北山神殿にては、文助が蘇生したる其祝意を表す......を表する為に、盛大なる祭典を行ひ、且直会宴を張つた。松姫を始め其他一般......役員信者は大広前に集まつて、文助が神より......まつて、文助が神より与へられたる広大無辺神徳にあやからむと参籠せる信者は各宿舎よ......らむと参籠せる信者は各宿舎より来つて歓喜神酒に酔うた。文助はソロソロ歌ひ出した。......ロ歌ひ出した。『無限絶対無始無終  生死上に超越し 此世を造り給ひたる  皇大神......上に超越し 此世を造り給ひたる  皇大神神徳に 生れ出でたる人草は  何れも神......子神の宮 永遠無窮の生命を  保ちて顕幽... 1563
1564 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第2篇 文明盲者 第11章 千代菊〔1347〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 140 件/ノ=140 ... お菊は歌ふ。『三月三日桃......花  散り敷く庭......小北山 春めき渡り何となく  小鳥......歌ふ声さへも いとど長閑に聞えくる  四......さへも いとど長閑に聞えくる  四四十六菊......花 一つ越えたる此お菊  朝な夕なに大前......お菊  朝な夕なに大前に 清く仕へし文助  翁......祝に加はりて 此聖場に並びます  多士済... 1564
1565 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第12章 盲縞〔1348〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 97 件/ノ=97 ... 灰白暮色に包まれた野も山も凡ては静かで淋しい......ては静かで淋しい。山と山とに挟まれた枯草ぼうぼうと生え茂る細い谷路を、杖を力にト......を力にトボトボと爪先上がりに登り行く一人盲者がある。これは小北山......受付にゐた文助......精霊であることはいふまでもない。文助は微......機嫌で鼻歌を唄ひながら、ボンヤリとした目光を頼りに、どこを当ともなく歩いてゐた......である。傍......叢にガサガサと音がしたので、ハテ何者が飛... 1565
1566 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第13章 黒長姫〔1349〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 170 件/ノ=170 ... 天引峠頂上に四五人......男車座となつて、青い火をチヨロチヨロ焚き......ながら、暖を取つてゐる。何れもパルチザンやうな面構、髯をモシヤモシヤと生やし、何......面構、髯をモシヤモシヤと生やし、何だか人腕......やうな物を、火......中へくべては、横笛を吹くやうな調子で口に......な調子で口に当ててしがんでゐる。此時文助目は余程内分的になつて、明かになつて来た......。エエ惟神に任すより仕方がない……と決心臍を固め、幽かな声で宣伝歌を歌ひながら近... 1566
1567 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第14章 天賊〔1350〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 128 件/ノ=128 ...神に任して驀地に進み行く。ピタリと玉子草生えた沼に行当つた、何うしてもここを跋渉......なくては前進することは出来ぬ。黒蛇は此沼畔まで追つかけて来たが、何うしたも......か水中へは襲うて来なかつた。文助はヤツと......水中へは襲うて来なかつた。文助はヤツと蛇難を遁れ一息したと思へば、此沼を渡らねば......を渡らねばならぬ、どこ迄広いか遠いか見当つかぬシクシク原である。そして怪し......虫が足にたかつて来て登りつき、尺取虫......様な恰好で顔......方まで這うてくる其気持の悪さ、消え入るば... 1567
1568 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第15章 千引岩〔1351〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 170 件/ノ=170 ...相な石が、土鼠が持つ様に、ムクムクと動くで、此奴ア不思議と立止り神言を奏上してゐ......人は二十歳位な娘、一人は十八歳位な男が岩下から現はれて来た。文助は何者ならむと身......ならむと身構へしてゐると、男女二人は文助側へ馴々しくよつて来て、『お父さま、能う......ます』『私には、成程お年、平吉といふ二人子はあつた。併しながら其子は、姉は三つ......年に、弟は二つ......年に死んだ筈だ。お前......やうな大きな子を持つた筈はない、ソラ大方......ない、ソラ大方人違だらう』年子『私は三つ年に現界を去つて、あなたの側を離れ、霊界... 1568
1569 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第16章 水車〔1352〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 99 件/ノ=99 ... 文助は久し振に会うた二人子供を引連れて、八衢......関所に進まむとしたが、何うしても二人......子供は其時に限つて体が磐石......如くになり、動く事が出来なかつた。之は産......くになり、動く事が出来なかつた。之は産土神......取計らひによつて、かくなつた......である。文助が一念悔悟......上は大神より直接に産土神に伝へられ、それ... 1569
1570 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第3篇 衡平無死 第17章 飴屋〔1353〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 157 件/ノ=157 ... 霊主体従とは、人間内分が神に向つて開け、唯神を愛し、神を理......、唯神を愛し、神を理解し、善徳を積み、真智慧を輝かし、信......真徳に居り、外的......事物に些しも拘泥せざる状態を云ふ......である。斯......如き人は所謂地上......天人にして、生きながら天国に籍を置いて居......、生きながら天国に籍を置いて居る者で、こ精霊を称して本守護神と云ふのである。至粋... 1570
1571 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第4篇 怪妖蟠離 第18章 臭風〔1354〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 144 件/ノ=144 ... 浮木森......火......見櫓......前......庭園に、悪狸に騙されて一夜を明したガリヤ......されて一夜を明したガリヤ、ケース、初、徳四人は、瘧......おちた様な顔をして、四辺をキヨロ キヨロ......が一人、何処からともなく現はれ来り、四人前後左右を○に十を描いて足跡を印し、一歩... 1571
1572 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第4篇 怪妖蟠離 第19章 屁口垂〔1355〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 65 件/ノ=65 ... 浮木森......物見櫓......上から、おならと名告る妖怪......屁に吹き飛ばされて階段から転げ落ち、頭や......をしたたか負傷したガリヤ、ケース、初、徳四人はヤケ糞になり、互に川柳を口ずさみ、......はヤケ糞になり、互に川柳を口ずさみ、身体痛みを笑ひに紛らさむと力めてゐた。ガリヤ......も俺達は神様に戒めを食つたと見えて、散々目に遇つたぢやないか。実に閉口頓首だ。一......いか。凡て人間が他愛もなく笑ふ時は、凡て苦痛の去る時だからな』ケース『狸につまま... 1572
1573 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第4篇 怪妖蟠離 第20章 険学〔1356〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 115 件/ノ=115 ... 四人は妖幻坊変化なる高宮彦......巨大な姿に内心打驚きながら、心に深く神を......驚きながら、心に深く神を念じ、吾身に危害加へらるる事あらば、速に助け給へと祈つて......妖幻坊はカラカラと打笑ひ、『其方はハルナ都......大黒主が部下、ランチ、片彦将軍......側近く仕へて居つたガリヤ、ケースであらう......ースであらうがな。そして二人は初公、徳公両人、随分貴様も悪事にかけては抜目......ない代物だ。今は殊勝らしく三五の教に帰順... 1573
1574 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第4篇 怪妖蟠離 第21章 狸妻〔1357〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 116 件/ノ=116 ... ガリヤ、ケース、初、徳四人は、八人......美女に導かれ、美はしき広き奥......一間に請ぜられた。ケースは何となく、女......美はしさと殿内......荘厳さに打たれて呆気に取られてゐる。ガリ......れて呆気に取られてゐる。ガリヤは始終注意眼を放つて、四辺......不可解な光景を凝視してゐた。初、徳両人は......な光景を凝視してゐた。初、徳両人は曲輪城城主高宮彦及び高宮姫の此場に現はれたのを... 1574
1575 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第4篇 怪妖蟠離 第22章 空走〔1358〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 89 件/ノ=89 ... ガリヤはサベル姫口許に赤い生血がついてゐる......を見て、いよいよ此奴ア不思議な奴と目を注......ひしながら、俄に笑ひ声、『ホホホホホ、あマア男らしいお顔わい......、なぜ其様に私を睨ましやんす......ですか』『お前......口許に赤い血がついてる......で、不思議だと思つて覗いた......だ』 サベルは驚いて、小袖の袂で唇を拭き... 1575
1576 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第5篇 洗判無料 第23章 盲動〔1359〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 204 件/ノ=204 ...が降るかと思へば、又一しきり晴れわたる秋時雨......季節を現はした八衢......関所に、文助はロハ台に腰打ちかけて、此関......はロハ台に腰打ちかけて、此関門を通る数多精霊......審判を、胸を轟かせながら聞いてゐた。そこ......轟かせながら聞いてゐた。そこへやつて来たは、顔に白粉をベツタリとつけた、高慢さう......婆アである。文助は不思議な奴が出て来たもだなア、さぞ彼奴......審判は面白いだらうと、稍興味を以て待つて... 1576
1577 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第5篇 洗判無料 第24章 応対盗〔1360〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 145 件/ノ=145 ... 十五六人精霊は忽ち高姫......周囲に集まり来つて、ワイワイと喚いてゐる......喚いてゐる。高姫は漸くにして立上り、道端方形......石に腰打ち掛け、十数人......人を前におきながら、脱線だらけ......宣伝を始めかけた。『コレコレ皆さま、高姫......を致しますから、よつくお聞きなされ。此世中は素盞嗚尊......悪神の為に、天の岩戸はピツタリとしまつて... 1577
1578 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第5篇 洗判無料 第25章 恋愛観〔1361〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 176 件/ノ=176 ... 高姫は敬介、狂介、悪次郎三人が手厳しくコミ割られた......を見て痛快措く能はず、益々調子に......つてロハ台......上に登り、又もや大道演説を始め出した。『......まはし、社会に於て乱暴狼藉を働いた偽善者末路は、此通りで厶りませうがな。皆さまは......はここを現界と思うてゐますか。ここは霊界八衢、善悪を調べる所ですよ。お前さま等も......所ですよ。お前さま等も常平生から結構な日出神が現はれてウラナイ......道を開き、万民を救ふべく朝な夕なに口を酸... 1578
1579 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第5篇 洗判無料 第26章 姑根性〔1362〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 173 件/ノ=173 ... 次に呼び出されたはお年であつた。赤『お前は文助......娘お年であつたなア』『ハイ、左様で厶いま......『ハイ、左様で厶います』『いつ霊界へ来たか』『ハイ、三つ......年に現界を去り、八衢......世界に於て今日まで成長して参りました』『......今日まで成長して参りました』『其処に居るはお前......弟か』『左様で厶います。両人とも萱野ケ原......生活を続けて居りました』『お前等姉弟は親罪によつて、天国に往くべき所を長らく修業... 1579
1580 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 第5篇 洗判無料 第27章 胎蔵〔1363〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 96 件/ノ=96 ...神杢助は、ライオンを守衛に預けおき、八衢審判神伊吹戸主......館へ進み入り、奥......一間に於て伊吹戸主と二人対談をやつてゐる......てゐる。『ああ時置師神様、随分宣伝はお骨折れる事でせうなア、御苦心お察し申します......苦心お察し申します』『ドーモ曇り切つた世中で、吾々......如き人間は神様......御思召......万分一も働く事が出来ませぬので、実に慙愧... 1580
1581 霊界物語 第52巻 真善美愛 卯 余白歌 余白歌 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 95 件/ノ=95 ...白雲遠き国までいつみたま    かがやき初め......国までいつみたま    かがやき初めぬ月光に〈総説代用(初)〉三五......月......をしへ......神宝は    愛と信と......言霊......水火〈総説代用(初)〉みつ御玉五つ......御玉の神宝    光かがやく時は来にけり... 1581
1582 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 前付 序文 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 42 件/ノ=42 ...にあるやうだ。然し瑞月は元より真理なるもは平凡だと思ふ。だから仮令こ......物語が平凡であるとしても、世人が誰も未だ......語が平凡であるとしても、世人が誰も未だ気附いてゐない様な事柄ならば、千言万語を連......な事柄ならば、千言万語を連ねても之を説く必要があらうと思ふ。何程シカツメらしい文......世間に知れ渡つた事を著述したり、論説するならば、決して堂々たる学者......態度とは思はれない。要は陳腐常套語である......読んだり聞いたりすることは出来ない。今日学者は弁舌としても巧妙で人......肺腑を突く訳でも無く、また文章としても平... 1582
1583 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 前付 総説 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 131 件/ノ=131 ... 回顧すれば今より三年以前(満二年)今月今日は我大本に取りて、最も深刻なる記......りて、最も深刻なる記念日である。都鄙十万読者に対して、大責任を負ひ、大大阪......玄関口、梅田......大正日々新聞本社に於て、社長として大活躍......として大活躍を試みて居た折しも、突然二三冥使......為に攫はれて、インフアナルに等しき牢獄......中に収容された日である。裏......筆先に……大正十年は変性女子の身魂に取り... 1583
1584 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第1章 春菜草〔1364〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 158 件/ノ=158 ... 水温み、木々梢は膨らんで、花咲き匂ひ、鳥歌ひ蝶は舞ひ......つめたやうに春めき渡つた。目も届かぬ許り広きライオン河......西岸に瓢をさげて逍遥しつつ、悠々たる川......流れを眺め乍ら、雑談に耽つてゐる四五人......バラモン信者兼兵卒があつた。甲『オイ俺達......オイ俺達は何と云ふ仕合せ者だらうな。斎苑館......進軍に際し、ランチ、片彦両将軍が敗北して......酒迄ロハで喰ひ、誰憚る者もなく、日々歓喜生活に酔うてゐるのも、全くバラモン神のお... 1584
1585 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第2章 蜉蝣〔1365〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 168 件/ノ=168 ... ライオン河下流ビクトル山を中心として、此処はウラル......教を信ずるビクトリヤ王が刹帝利として近国民を守つてゐた。此王国は東西十里、南北十......国は東西十里、南北十五里(三十六町一里)余り広からぬ国であつた。国名をビクといふ......ある。而して不幸にして嗣子がなかつた。后ヒルナ姫は元はビクトリヤ姫......侍女であつたが、何時......間にか王......手がかかり、次第に権勢を得て、城中......花と謳はれ、一切を切りまはしてゐた。而し... 1585
1586 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第3章 軟文学〔1366〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 123 件/ノ=123 ... ビク王国制度は、左守司は王......師範役となり、国内一切......枢要なる事務を取扱ふこととなつてゐた。そ......扱ふこととなつてゐた。そして右守司は軍馬権を握り、内寇外敵......鎮圧に努むる職掌であつた。左守司......キユービツトは、家令......ヱクスと共に密談を凝らしてゐる。左守『ヱ......を凝らしてゐる。左守『ヱクス、どうも今日国情は日に月に悪化し、国民怨嗟の声は四方... 1586
1587 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第4章 蜜語〔1367〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 138 件/ノ=138 ... ビクトリヤ城一間にはヒルナ姫が只一人、琴を弾じながら......じながら述懐を歌つてゐる。ヒルナ姫『此世司と現れませる  盤古神王塩長彦命は 四......と現れませる  盤古神王塩長彦命は 四方神々民草を  常世......春......神国に 救ひまさむと御心を  悩ませ玉ふ......誠を尽しつつ 楽しき日をば送る折  王妃君は如何しけむ 無常......風に誘はれて  あ......世の人となりましぬ 妾は歎き悲しみて  ... 1587
1588 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第5章 愛縁〔1368〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 87 件/ノ=87 ... ヒルナ姫急使によつて左守司キユービツトは倉皇とし......がお招きによつて急ぎ参上仕りました。御用趣仰せ聞け下されますれば有難う存じます』......、其方に折入つて急に相談致したい事があるだ。そこは端近、近う寄つて下さい』左守『......御仰せ否み難く失礼致します』と云ひ乍ら姫三尺許り前まで進み出でた。ヒルナ姫は声を......、ヒルナ姫『ヤ、左守殿、外でもないが其方息子ハルナ殿に嫁を与へ度いと思ふ......だがお受けをなさるかな』左守『これはこれ......。然し乍ら此結婚問題ばかりは本人と本人と意志が疎通せなくては、本人以外......私が何程親だと云つても直様お答する訳には... 1588
1589 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第6章 気縁〔1369〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 78 件/ノ=78 ... ヒルナ姫は意気揚々としてビクトリヤ王居間に進入つた。ビクトリヤ王は経机にもた......ナで厶います』 此声にビクトリヤ王は老眼眼鏡越しに覗く様にして、刹帝利『ヒルナ姫......刹帝利『ヒルナ姫、今日は何とはなしに元気よい顔だな。何か面白い事がありましたかな......してお伺ひを致しました、コーランを御研究最中にも拘らず御邪魔を致しまして済みませ......しく体を揺りシヨナ シヨナとして両手を膝上に揉みつつ、ヒルナ姫『吾君様、今日......国家......危急を救ふ......には先づ第一着手として城内の内紛を鎮定せ... 1589
1590 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第7章 比翼〔1370〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 91 件/ノ=91 ... 左守司キユービツト......館に於ては、右守......司......妹カルナ姫と其伜ハルナと......神前結婚式が厳粛に円満に挙行された。宣伝......式が厳粛に円満に挙行された。宣伝使兼内事司タルマンは仲介人......事とて祭主を勤める事となつた。婚姻......儀式も首尾よく済んで一同は祝宴に移つた。... 1590
1591 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第8章 連理〔1371〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 102 件/ノ=102 ... 新郎ハルナは立ち上り扇を片手に持ち、歌ひ舞ひ......初めたり。『高天原に現れませる  皇大神御恵 塩長彦......現れまして  今日......慶事を恙なく 結ばせ給ひし嬉しさよ  そ......たりしが 幸なるかなカルナ姫  吾と相思恋に陥ち 思ひ切られぬ身......因果  如何なる宿世......因縁か 父と父とは敵同士  到底も恋路は......で添へずとも  死して未来で睦じく 地獄底まで手を曳いて  落ちなむものと思ひつ... 1591
1592 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第1篇 毘丘取颪 第9章 蛙腸〔1372〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 162 件/ノ=162 ... ビクトリヤ王奥殿には、王を始めヒルナ姫、並に内事......司兼宣伝使たるタルマン及左守......キユービツト、右守......ベルツ、ハルナ、カルナ姫......七人が列を正し、左守右守......両家が結婚に仍つて、和睦......曙光を認めたる祝意を表する為、王に招かれ......たる祝意を表する為、王に招かれて、此異数酒宴に列したのである。左守司は先づ王に一... 1592
1593 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第10章 女丈夫〔1373〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 108 件/ノ=108 ... カント報告に打驚いて、一同は暫く沈黙......幕を下ろした。諺にも兄弟檣にせめぐ共、外......にせめぐ子なし、……とは宜なるかな。国家危急存亡目睫......間に迫れるを聞いて、流石......右守も今迄......争論をケロリと忘れ、兎も角外敵を防がむと......争論をケロリと忘れ、兎も角外敵を防がむとみに焦慮し出した。右守は慌てて口を開き、......守は慌てて口を開き、右守『刹帝利様、国家危急、目睫に迫りました。斯様な時に内紛を... 1593
1594 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第11章 艶兵〔1374〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 201 件/ノ=201 ... 鬼春別股肱と頼む、シヤムは驀地に城内を襲ひ、ハ......と頼む、シヤムは驀地に城内を襲ひ、ハルナ指揮する軍隊を片ツ端から斬りちらし、薙倒......隊を片ツ端から斬りちらし、薙倒した。城内味方は周章狼狽し、武器を捨て、卑怯にも一......四方八方に散乱した。ハルナは槍を提げて敵陣中に入り、縦横無尽に戦へども、敵は目に......大軍、遂に力尽き、身に十数創を蒙り、無念歯を食ひしばり乍ら、ドツと倒れた。シヤム......に命じ、高手小手に縛つて捕虜となし、城内庫に投込み繋いでおいた。夫れより王......殿中に阿修羅王......如き勢にて進み入り、右守のベルツを苦もな... 1594
1595 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第12章 鬼恋〔1375〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 257 件/ノ=257 ... 鬼春別は厳然として姿勢を整へ、佩剣柄を左手に握り、蠑螈が立上つたやうなスタ......『久米彦殿、陣中に女を引入れる事は、軍律上から見ても許す可らざる所で厶る。何故斯......上から見ても許す可らざる所で厶る。何故斯如き美人を陣中に引よせ、軍務を忘れ、狂態......今限りお暇を頂きませう』 カルナ姫は二人中に葛藤を起さしめ、バラモン軍を根底から......する、音に名高き英雄豪傑、其御威勢は日月如き鬼春別将軍様、初めて御目にかかります......春別将軍様、初めて御目にかかりまする。女身として陣中に入り来る事は、軍律上不都合......、妾は決して自ら望んで陣中を御訪問申したでは厶いませぬ。ビクトル山......神王の森へ参拝せむと、一人のお友達と共に... 1595
1596 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第13章 醜嵐〔1376〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 151 件/ノ=151 ... スパール、エミシ両人仲裁によつて鬼春別、久米彦両将軍......斬り合も漸く治まつた。両将軍は椅子にかか......に向ひ恭しく、スパール『もし将軍様、何故お争ひで厶いますか。三軍を指揮し部下に模......持ち乍ら、此状態は如何ですか。之には何か様子ある事と思ひますが、此副官に包まず隠......御打明かし下さらば、拙者は拙者として最善方法を講ずる考へで厶います』 鬼春別は赤......別『いや、別に大した事はない。あまり無聊余り久米彦殿と撃剣......稽古を致して居つた......だ。アハハハハ』スパール『撃剣の稽古なら... 1596
1597 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第14章 女力〔1377〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 174 件/ノ=174 ...引入れ、葡萄酒を出して互につぎ交し、軍旅憂さを慰めて居る。総て陣中は女......影無きをもつて、如何なるお多福と雖も、女......と雖も、女と云へば軍人は喉を鳴らし、唯一慰安として尊重するも......である。久米彦はヒルナ姫と見較べてこ......カルナがどこともなく劣つて居るやうに思ひ......か鬼春別に負を取つたやうな心持がして、女争奪に抜剣迄して大騒ぎをやつて居たが、事......やうに思はれて来た。久米彦は現になつて穴あく程カルナ......優しき顔を凝視め笑壺に入つて居る。カルナ... 1597
1598 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第2篇 貞烈亀鑑 第15章 白熱化〔1378〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 238 件/ノ=238 ...ルナ姫と共に、頗る上機嫌で喋々喃々と雲雀やうに囀り乍ら、葡萄酒を傾け、舌鼓を打つ......軍に非常な秋波を送つたぢやないか。さう秋空......様にクレクレと心が変る女は、心を許して信......事が出来ないぢやないか。本当に飛切り上等お侠だね』ヒルナ姫『そらさうですとも さ......姫『そらさうですとも さうですとも、貴方御心が御心ですも......、何時何方へ尻を向けらるるか、険難でたま......をかかされない内に一寸予防線を張つて見たですよ。妙齢......ナイスがこんな処へ出て来て男に恥をかかさ... 1598
1599 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第3篇 兵権執着 第16章 暗示〔1379〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 232 件/ノ=232 ... ビクトリヤ王が和睦酒宴に招かれて、鬼春別、久米彦両将軍始め......ス、シエールなどがズラリ並んで、平和克復祝宴が始まつた。ビクトリヤ王は鬼春別、久......つた。ビクトリヤ王は鬼春別、久米彦両将軍前に恭しく頭を下げ、刹帝利『両将軍様、此......頭を下げ、刹帝利『両将軍様、此度は御仁慈思召を以て、吾々一族をお助け下さいまして......吾々一族をお助け下さいまして、何とも御礼申上げやうも厶いませぬ』と泥棒に家を焼か......泥棒に家を焼かれ、家族を殺された上、自分命を助けて貰うた......を感謝するやうな、割......悪い立場に立つて、さも嬉しげに、恨を呑ん... 1599
1600 霊界物語 第53巻 真善美愛 辰 第3篇 兵権執着 第17章 奉還状〔1380〕 出口王仁三郎 1925刊 DB
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全 154 件/ノ=154 ...守其外一同は、鬼春別、久米彦両将軍及四人副官や属僚が酒に酔ひつぶれ、前後も知らず......僚が酒に酔ひつぶれ、前後も知らず寝込んだを見すまし、漸く口を開き善後策につき相談......タルマン『刹帝利様を始め皆々様、実に意外好結果を得たも......で厶いますなア。是れ全く盤古神王様......御守護......致す所は申すに及ばず、貞婦烈婦......ヒルナ姫様、カルナ姫様......必死の御活動が此処に到らしめたものと考へ... 1600
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